JP2958608B2 - サンルーフシール - Google Patents
サンルーフシールInfo
- Publication number
- JP2958608B2 JP2958608B2 JP6281309A JP28130994A JP2958608B2 JP 2958608 B2 JP2958608 B2 JP 2958608B2 JP 6281309 A JP6281309 A JP 6281309A JP 28130994 A JP28130994 A JP 28130994A JP 2958608 B2 JP2958608 B2 JP 2958608B2
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- sunroof
- hollow seal
- seal
- seal portion
- hollow
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- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のサンルーフを
閉じた時、ルーフとの間を流体密にシールするサンルー
フシールの構造の改良に関する。
閉じた時、ルーフとの間を流体密にシールするサンルー
フシールの構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図1乃至図6を参考にして説明する。図
中、Sはスポンジゴム部を、Tはソリッドゴム部を表わ
す。従来、自動車のサンルーフ20を閉じた時、ルーフ
10との間を流体密にシールするサンルーフシール30
として、図2乃至図6に示すように、サンルーフ端縁部
リテーナー21に嵌着するソリッド状基底部31にルー
フ開口端縁11と弾接するスポンジ状中空シール部32
を一体に結合したものが使用されている。なお、図3及
び図4に示すものは、中空シール部32の内面に円弧部
R1,R2を設けて、付け根部分の肉厚を中間部分に比
べて、各内側に向って大きな肉厚部K1,K2を設けて
あり、また図5及び図6に示すものは、中空シール部3
2の両付け根部分の内面側にノッチN1,N2を入れて
ある。
中、Sはスポンジゴム部を、Tはソリッドゴム部を表わ
す。従来、自動車のサンルーフ20を閉じた時、ルーフ
10との間を流体密にシールするサンルーフシール30
として、図2乃至図6に示すように、サンルーフ端縁部
リテーナー21に嵌着するソリッド状基底部31にルー
フ開口端縁11と弾接するスポンジ状中空シール部32
を一体に結合したものが使用されている。なお、図3及
び図4に示すものは、中空シール部32の内面に円弧部
R1,R2を設けて、付け根部分の肉厚を中間部分に比
べて、各内側に向って大きな肉厚部K1,K2を設けて
あり、また図5及び図6に示すものは、中空シール部3
2の両付け根部分の内面側にノッチN1,N2を入れて
ある。
【0003】しかしながら、上記従来のサンルーフシー
ルは、スライドダウン或はチルトダウンさせて閉じた
時、中空シール部32がルーフ開口端縁11と弾接して
撓んだ形状が、建て付けのバラツキの影響を受け易い。
図2に示すようにラップ代Lが小さいと、シールが不十
分になる。そのため、適正なラップ代を設定しているの
であるが、建て付けバラツキによってラップ代が大きく
なった場合、図3に示すように、中空シール部32の付
け根部分に肉厚部K1,K2を設けたものは、図4に示
す如く噛み込まれて、折れ皺Jが生じることがある。図
5に示す中空シール部の付け根内側にノッチN1,N2
を設けたものは、図6に示す如く、外側に盛上りQを生
じたりして、外観とシール性とを両立させることが困難
であると言う問題点がある。
ルは、スライドダウン或はチルトダウンさせて閉じた
時、中空シール部32がルーフ開口端縁11と弾接して
撓んだ形状が、建て付けのバラツキの影響を受け易い。
図2に示すようにラップ代Lが小さいと、シールが不十
分になる。そのため、適正なラップ代を設定しているの
であるが、建て付けバラツキによってラップ代が大きく
なった場合、図3に示すように、中空シール部32の付
け根部分に肉厚部K1,K2を設けたものは、図4に示
す如く噛み込まれて、折れ皺Jが生じることがある。図
5に示す中空シール部の付け根内側にノッチN1,N2
を設けたものは、図6に示す如く、外側に盛上りQを生
じたりして、外観とシール性とを両立させることが困難
であると言う問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】発明が解決しようとす
る課題は、上記の従来のサンルーフシールは、閉じた
時、中空シール部32がルーフ開口端縁11と弾接して
撓んだ形状が、建て付けのバラツキの影響を受け易く、
外観とシール性とを両立させることが困難であることで
ある。
る課題は、上記の従来のサンルーフシールは、閉じた
時、中空シール部32がルーフ開口端縁11と弾接して
撓んだ形状が、建て付けのバラツキの影響を受け易く、
外観とシール性とを両立させることが困難であることで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】図7及び図8を参考にし
て説明する。本発明は、サンルーフ端縁部リテーナー2
1に嵌着するソリッド状基底部31にルーフ開口端縁1
1と弾接するスポンジ状中空シール部32を一体に結合
してなるサンルーフシール30であって、中空シール部
32の車外上側付け根の肉厚を他の部分よりも大きな肉
厚部K3とし、その最高肉厚部K3に隣接してノッチN
3を設け、中空シール部32の前端部に薄肉部M3を設
け、更に中空シール部32の車内下側付け根内面に幅広
の薄肉部M4を設けたものである。
て説明する。本発明は、サンルーフ端縁部リテーナー2
1に嵌着するソリッド状基底部31にルーフ開口端縁1
1と弾接するスポンジ状中空シール部32を一体に結合
してなるサンルーフシール30であって、中空シール部
32の車外上側付け根の肉厚を他の部分よりも大きな肉
厚部K3とし、その最高肉厚部K3に隣接してノッチN
3を設け、中空シール部32の前端部に薄肉部M3を設
け、更に中空シール部32の車内下側付け根内面に幅広
の薄肉部M4を設けたものである。
【0006】
【作用】ルーフ開口端縁11と弾接させた際、中空シー
ル部32は、最高肉厚部K3とそれに隣接するノッチN
3とにより、屈曲点が明確になり、前端及び下側付け根
に形成した薄肉部M3,M4により、屈曲し易くなり、
折れ皺・噛み込みの発生が防止される。
ル部32は、最高肉厚部K3とそれに隣接するノッチN
3とにより、屈曲点が明確になり、前端及び下側付け根
に形成した薄肉部M3,M4により、屈曲し易くなり、
折れ皺・噛み込みの発生が防止される。
【0007】
【実施例】本発明の実施例について説明する。11はル
ーフ開口端縁、21はサンルーフ端縁部リテーナー、3
0はサンルーフシールであって、サンルーフ端縁部をリ
テーナー21に嵌着するソリッド状基底部31にルーフ
開口端縁11と弾接するスポンジ状中空シール部32を
一体に結合したものであり、その中空シール部32につ
いては、特に次のように構成してある。すなわち、中空
シール部32の車外上側付け根及びその付近の肉厚を他
の部分よりも大きな最高肉厚部K3とし、最高肉厚部K
3に隣接してノッチN3を設け、中空シール部32の前
端部に薄肉部M3を設け、更に中空シール部32の車内
下側付け根内面に幅広の薄肉部M4を設けてある。又、
シール取付部形状は図9でもよい。
ーフ開口端縁、21はサンルーフ端縁部リテーナー、3
0はサンルーフシールであって、サンルーフ端縁部をリ
テーナー21に嵌着するソリッド状基底部31にルーフ
開口端縁11と弾接するスポンジ状中空シール部32を
一体に結合したものであり、その中空シール部32につ
いては、特に次のように構成してある。すなわち、中空
シール部32の車外上側付け根及びその付近の肉厚を他
の部分よりも大きな最高肉厚部K3とし、最高肉厚部K
3に隣接してノッチN3を設け、中空シール部32の前
端部に薄肉部M3を設け、更に中空シール部32の車内
下側付け根内面に幅広の薄肉部M4を設けてある。又、
シール取付部形状は図9でもよい。
【0008】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されるため、
スライドダウン或はチルトダウンさせて閉じた時、中空
シール部32がルーフ開口端縁11と弾接して撓んだ形
状が建て付けのバラツキの影響を受け難くなり、折れ皺
・噛み込みが発生せず、外観とシール性との両立が実現
される。
スライドダウン或はチルトダウンさせて閉じた時、中空
シール部32がルーフ開口端縁11と弾接して撓んだ形
状が建て付けのバラツキの影響を受け難くなり、折れ皺
・噛み込みが発生せず、外観とシール性との両立が実現
される。
【図1】自動車の側面図である。
【図2】第1従来例を示す図1のA部断面図である。
【図3】第2従来例を示す図1のA部断面図である。
【図4】図3に示す第2従来例の変形状態を示す断面図
である。
である。
【図5】第3従来例を示す図1のA部断面図である。
【図6】図5に示す第3従来例の変形状態を示す断面図
である。
である。
【図7】本発明の実施例を示す図1のA部断面図であ
る。
る。
【図8】図7に示す実施例の変形状態を示す断面図であ
る。
る。
【図9】本発明の他の実施例を示す。
10 ルーフ 11 ルーフ開口端縁 10 サンルーフ 21 サンルーフ端縁部リテーナー 30 サンルーフシール 31 基底部 32 中空シール部 J 折れ皺 K1,K2,K3 肉厚部 L ラップ代 M3,M4 薄肉部 N1,N2,N3 ノッチ Q 盛上がり R1,R2 円弧部 S スポンジゴム部 T ソリッドゴム部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−73327(JP,A) 実開 昭58−156011(JP,U) 実開 昭59−6517(JP,U) 実公 昭61−12245(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 10/12
Claims (1)
- 【請求項1】 サンルーフ端縁部リテーナー(21)に
嵌着するソリッド状基底部(31)にルーフ開口端縁
(11)と弾接するスポンジ状中空シール部(32)を
一体に結合してなるサンルーフシールにおいて、中空シ
ール部(32)の車外上側付け根の肉厚を他の部分より
も大きな最高肉厚部(K3)を設け、その最高肉厚部
(K3)に隣接してノッチ(N3)とし、中空シール部
(32)の前端部に薄肉部(M 3 )を設け、更に中空シ
ール部(32)の車内下側付け根内面に幅広の薄肉部
(M4)を設けたことを特徴とするサンルーフシール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6281309A JP2958608B2 (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | サンルーフシール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6281309A JP2958608B2 (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | サンルーフシール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08113040A JPH08113040A (ja) | 1996-05-07 |
JP2958608B2 true JP2958608B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=17637297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6281309A Expired - Fee Related JP2958608B2 (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | サンルーフシール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2958608B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3704645B2 (ja) * | 2002-03-20 | 2005-10-12 | 西川ゴム工業株式会社 | サンルーフ用ウエザーストリップ |
JP2009006774A (ja) * | 2007-06-27 | 2009-01-15 | Toyoda Gosei Co Ltd | ルーフウエザストリップ |
JP2010030554A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-12 | Toyoda Gosei Co Ltd | ルーフウエザストリップ |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58156011U (ja) * | 1982-04-09 | 1983-10-18 | 東海興業株式会社 | ウエザストリツプ |
JPS596517U (ja) * | 1982-07-06 | 1984-01-17 | 日産自動車株式会社 | 自動車用ドアウエザストリツプ |
JPS5973327A (ja) * | 1982-10-19 | 1984-04-25 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | サンル−フ車用ウエザ−ストリツプのシ−ル構造 |
JPS6112245U (ja) * | 1984-06-28 | 1986-01-24 | 株式会社東芝 | 半導体装置 |
-
1994
- 1994-10-18 JP JP6281309A patent/JP2958608B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08113040A (ja) | 1996-05-07 |
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Legal Events
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