JP3569041B2 - 自動車用ウエザーストリップ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、サッシュレス、オープンタイプ車(Tバールーフ車を含む)の車体開口部に取付けられるウエザーストリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すサッシュレスタイプの自動車の車体開口部に取付けられるウエザーストリップ9は、図5に示す如く車体開口部のリテーナRに取付基底部10を嵌着されると共に、ドア閉時に図6に示す如く車外側中空部11に形成された凹部12に、ドアガラスGの周縁部Eが受け入れられて密接するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記車外側中空部11の凹部12の肉厚及び車体側プレートPに当接する上壁部13の肉厚が略等しく形成され剛性が比較的大きいため、ドア閉時ドアガラスGの周縁部Eに蜜接する上記凹部12が必ずしも十分に屈曲できず包み込み量が不足してシール性が不十分となり、またドアの閉め力が大きくなり閉じ感を悪くするという問題があった。また、ドア閉時上壁部13が凹部12と一緒に屈曲するとき車体側プレートPとの間の密接性が悪くなりクグリ水が車内に浸入するという不具合があった。
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みて、ドア閉止時のシール性の向上及びドア閉止感の向上を図った自動車用ウエザーストリップを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本発明の構成は、図1〜図3に示すように、車体開口部の周縁に取付けられ、ドア閉時にドアガラスGと上記車体開口部とをシールする自動車用ウエザーストリップ1において、該ウエザーストリップ1の車外側中空部4の上記車体開口部の車外側プレートPに弾接する上壁部6が、車内側に厚肉部6aを、車外側に薄肉部6bを形成し、該上壁部6の薄肉部6bが、ドア閉時に、上記車外側中空部4に形成されたドアガラスGの周縁部Eを受け入れる凹部5と共に容易に屈曲して該周縁部Eを十分に包み込み得るように構成され、かつ車体開口部に弾接する上壁部6の厚肉部6aの外面に水切りリップ7が突設され、前記薄肉部6bが屈曲しても前記厚肉部6aは殆ど変位しないようにしたものである。
また、前記上壁部6の厚肉部6aが、その上壁部6の略中央より車内側に形成されたものである。
更に、水切りリップ7が、車外側中空部4の上壁部6の略中央付近に突設されたものである。
【0005】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。図1において、1は自動車用ウエザーストリップで、車体開口部のルーフサイド部に取付けられたリテーナRに嵌着される取付基底部2に、中空シール部3を立ち上がり状に設けている。該中空シール部3の車外側中空部4には、ドア閉時にドアガラスGの周縁部Eを受け入れる凹部5が形成され、また車体開口部に取付けられたモールなどの車外側プレートPに当接する上壁部6が、図2に拡大して示す如く略中央を境にして車内側に厚肉部6aを形成し、車外側に薄肉部6bを形成している。また、上記上壁部6の外面の上記略中央の厚肉部6aに水切りリップ7が、上記プレートPに当接する如く車外側に傾斜して突設されている。
【0006】
上記構成により自動車用ウエザーストリップ1が、車体開口部のルーフサイド部に取付けられたとき、水切りリップ7が車外側プレートPに当接してクグリ水漏れの防止が図られ、またドア閉時にドアガラスGが車外側中空部4に当接したとき、図3に示す如く剛性が小さく屈曲し易い薄肉部6bと共に凹部5がドアガラスGの周縁部Eを十分に包み込むように密接するため、車外側中空部4との密接範囲(太線で示す)が従来に比べて大きくなりシール性が向上する。また、上記水切りリップ7は厚肉部6aに取付けられているため、上記の如く薄肉部6bが屈曲しても安定し殆ど変位しないためクグリ水に対するシール性が損なわれない。また、該厚肉部6aの存在により、ドア閉止時車外側中空部4にドアガラスGが当接する位置のバラツキがあっても上記シール性が影響されにくい。
【0007】
また、ドアガラスGが車外側中空部4に当接したとき、上記のように薄肉部6b及び凹部5が容易に屈曲するため、圧縮荷重が小さくなりドア閉止感が良好となる。また、従来は図5、図6に示す如く車外側中空部11の側壁長さ即ち周長を短か目に設定して、ドア閉止時ドアガラスGとの接触圧を高めてシール性の向上を図っていた。そのため、圧縮荷重が高くなりドア閉止感が悪くなるという不具合があった。そこで、図1に示す如く車外側中空部4の側壁部8の周長が点線で示す従来の周長よりもたるませて長くできるため、前記した如くドアガラスGと車外側中空部4との密接範囲をより大きくでき、一層のシール性の向上が図られると共にドア閉止感を悪くしなくて済む。
【0008】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の自動車用ウエザーストリップは、車外側中空部の上壁部の厚肉部の外面に水切りリップが突設されているため、クグリ水漏れの防止が図られる。また、車外側中空部の上壁部に略中央より車外側に薄肉部を形成して剛性を小さくし、車外側中空部の側壁部に形成された凹部に、ドア閉時ドアガラスが当接すると該凹部が、上記剛性の小さい薄肉部と一緒にドアガラスの周縁部を十分に包み込むように容易に屈曲するため、密接範囲が従来よりも大きくなってシール性が向上し、また圧縮荷重が低減してドア閉止感が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用ウエザーストリップの断面図である。
【図2】同上の要部を拡大した断面図である。
【図3】図1のドアガラス閉止時の状態を示す断面図である。
【図4】ウエザーストリップが装着された自動車の側面図である。
【図5】従来の自動車用ウエザーストリップの断面図である。
【図6】図5のドアガラス閉止時の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 自動車用ウエザーストリップ
2 取付基底部
3 中空シール部
4 車外側中空部
5 凹部
6 上壁部
6a 厚肉部
6b 薄肉部
7 水切りリップ
8 側壁部
R リテーナ
E 周縁部
G ドアガラス
P 車外側プレート
Claims (3)
- 車体開口部の周縁に取付けられ、ドア閉時にドアガラス(G)と上記車体開口部とをシールする自動車用ウエザーストリップ(1)において、該ウエザーストリップ(1)の車外側中空部(4)の上記車体開口部の車外側プレート(P)に弾接する上壁部(6)が、車内側に厚肉部(6a)を、車外側に薄肉部(6b)を形成し、該上壁部(6)の薄肉部(6b)が、ドア閉時に、上記車外側中空部(4)に形成されたドアガラス(G)の周縁部(E)を受け入れる凹部(5)と共に容易に屈曲して該周縁部(E)を十分に包み込み得るように構成され、かつ車体開口部に弾接する上壁部(6)の厚肉部(6a)の外面に水切りリップ(7)が突設され、前記薄肉部(6b)が屈曲しても前記厚肉部(6a)は殆ど変位しないようにしたことを特徴とする自動車用ウエザーストリップ。
- 前記上壁部(6)の厚肉部(6a)が、その上壁部(6)の略中央より車内側に形成されたことを特徴とする請求項1記載の自動車用ウエザーストリップ。
- 水切りリップ(7)が、車外側中空部(4)の上壁部(6)の略中央付近に突設されたことを特徴とする請求項1又は2記載の自動車用ウエザーストリップ。
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JP19619495A JP3569041B2 (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 自動車用ウエザーストリップ |
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JP19619495A JP3569041B2 (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 自動車用ウエザーストリップ |
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JPH0920143A JPH0920143A (ja) | 1997-01-21 |
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Family Applications (1)
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Families Citing this family (2)
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1995
- 1995-07-07 JP JP19619495A patent/JP3569041B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0920143A (ja) | 1997-01-21 |
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