JPH0519262Y2 - - Google Patents

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JPH0519262Y2
JPH0519262Y2 JP1987052680U JP5268087U JPH0519262Y2 JP H0519262 Y2 JPH0519262 Y2 JP H0519262Y2 JP 1987052680 U JP1987052680 U JP 1987052680U JP 5268087 U JP5268087 U JP 5268087U JP H0519262 Y2 JPH0519262 Y2 JP H0519262Y2
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fitting
edge
defroster nozzle
defroster
nozzle
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車の窓のデフロスタに適用するノズ
ルの取付構造に関するものであり、自動車に利用
されるものである。
〔従来の技術〕
従来の自動車のデフロスタノズルの取付けは、
例えば第5B図、5C図に示す如く、両端部にサ
イドデフロスタへの接続口16,16を有し、底
部に開口Hを有し、上縁部の手前を厚肉の嵌入縁
12′とし、前方を数個の止着孔15を有する止
着縁14としたデフロスタノズル1′をプラスチ
ツクで一体成形し、次いで厚肉の嵌入縁12′の
ヒケによる変形を補償するために、第5D図に示
す如く、嵌入縁12′上面全長に亘つて両面接着
テープ17を介して厚さ4mmのウレタンフオーム
18を貼着した後、第5A図に示す如く、インス
トルメントパネル2の挟持突縁21とパネル本体
との間に形成してある嵌入溝22にデフロスタノ
ズルの嵌入縁12′を圧入嵌合し、デフロスタノ
ズル1′の前方の止着縁14をパネル前縁面23
に当接して、ボルト7をデフロスタノズル止着孔
15に挿通してパネル孔24に止着していた。
なお、インストルメントパネル2の上面にはパ
ツド3が施してあり、またフロントウインドウ6
は金属フレーム5に図示しないウエザーストリツ
プを介して支承され、パネル2及びパツド3に連
通穿設した開口25,35内に吹出し開口41を
有する吹出口4が配設してある。
そして、デフロスタノズル1の底部中央の開口
Hから入り込む空気流は、吹出し開口41からフ
ロントウインドウ6面に吹き付ける空気流と、デ
フロスタノズル両端の接続口16,16からサイ
ドデフロスタ(図示なし)に供給される空気流と
に分流されていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述の如き従来のプラスチツク製デフロスタノ
ズルにあつては、上縁周囲を確実にシールし、且
つデフロスタノズルを確実に支持するために嵌入
縁に剛性を付与することが必要であるが、嵌入縁
に剛性を付与するためには必然的にその肉厚は本
体の、一般部分の肉厚の数倍の厚さとせねばなら
ず、反面プラスチツク成形加工品にあつては、厚
肉部は冷却過程でヒケを発生して変形することも
必然である。
従つてヒケを生じて変形した嵌入縁表面に確実
なシール性を付与するために、ウレタンフオーム
等の圧縮弾性材を貼着して圧入嵌合することが必
要であるが、幅10mm、厚み4mmの長いウレタンフ
オーム帯18を両面接着テープ17を介して嵌入
縁12′の表面に貼着すること自体手間と熟練と
を要し、またウレタンフオームは比較的高価であ
り、作業過程でシール面に傷がつくこともあり、
更にデフロスタノズルのインストルメントパネル
への取付時にも、ウレタンフオームで厚くなつた
嵌入縁をウレタンフオームが、剥がれたり、引き
ちぎれたりしないように嵌入溝に圧入すること
は、非常な手間と熟練とを要し、コストが高くつ
いていた。
本考案の目的は、このような作業上の手間及び
熟練の問題を一挙に解決するための取付構造を提
供することにある。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案は、例えば第3図及び第4図に示す如
く、デフロスタノズルの上面にシール面Sを備え
た嵌入縁12を、成形後の冷却によつてヒケの生
じない本体部分の一般部の肉厚、即ち他の部分と
同一の肉厚とし、嵌入縁12の裏側に適宜間隔に
一般肉厚のリブ13群を、嵌入縁12の嵌入溝2
2内への圧入嵌合時には、各リブ13が嵌入縁1
2上面のシール面Sを嵌入溝22内面に圧接保持
する形態に配設した構造に、デフロスタノズルを
プラスチツクで成形し、得られたデフロスタノズ
ルの嵌入縁12をインストルメントパネル2の嵌
入溝22に圧入嵌合することにより前述の問題点
を解決するものであり、嵌入縁12はヒケによる
変形がなく、設計どおりの平滑面となるために、
嵌入縁の表面とインストルメントパネルの嵌入溝
の内面とが密着して十分なシール性を保持し、嵌
入縁が薄肉となつたための剛性低下はリブ13に
よつて十分に補償出来る。
嵌入縁表面は平滑であり、ノズルのインストル
メントパネルへの圧入嵌合が小さな摩擦の下に容
易に達成出来る。
〔実施例〕
第1図乃至第4図は本考案の実施例の説明図で
あつて、これら各図から明らかな如く、デフロス
タノズルの形状は、左右両端壁にサイドデフロス
タへの接続口16,16を備え、内部は、前方の
フロントデフロスタ側と後方(手前)のサイドデ
フロスタ側とに空気流を仕切るための仕切り壁1
1を型に、且つ周壁よりやや低めに立設して、
中央部及び前方全域に亘る前方室R1とデフロス
タノズル後方(手前)左右の両側室R2,R2を配
置し、底部には前方室用の中央開口H1と両側室
用の開口H2,H2とを有し、数個の止着孔15を
有する止着縁14を前壁に配すると共に、後壁上
縁には上面をシール面sとし、裏面の50mm間隔に
配置し、且つ該シール面Sを当接状態に保持する
形状を備えた、一般部と同じ肉厚のリブ13によ
つて補強された嵌入縁12を有する形状に、
ABS樹脂によつて肉厚1.2mmで一体成形した。
次に第1図から明らかな如く、フロントウイン
ドウ6を支承している金属製フレーム5に、前端
部分を当接したパツド3によつて被覆されたイン
ストルメントパネル2には、デフロスタノズル前
方室R1と連通するようにパネル開口25及びパ
ツド開口35を連通し、該連通開口25,35に
吹出し開口41を備えた吹出口4を配設すると共
に、前縁面23に適宜間隔で穿設した止着孔24
及び手前側に挟持突縁21によつて形成した嵌入
溝22を配設し、本実施例で成形したデフロスタ
ノズル1を、その仕切り壁11に第1図の一点鎖
線で示す如く、ウレタンフオーム製の必要高さを
有するシール19を全長に亘つて冠着した後、嵌
入縁12をインストルメントパネル嵌入溝22中
に挟持突縁を押し下げ状態に圧入嵌合し、デフロ
スタノズル止着縁14内面をインストルメントパ
ネル前縁面23に当接し、ボルト7を止着孔1
5,24に挿入してデフロスタノズル1をインス
トルメントパネル2に取付けた。
デフロスタノズル1の嵌入縁12及びリブ13
は共に同一肉厚(1.2mm)であるので、嵌入縁1
2の上面sにはヒケによる変形がなく、従つてデ
フロスタノズルの組付けに際しては、嵌入縁12
が嵌入溝22内に容易に摺動嵌入出来、且つ嵌入
縁上面sがパネル2の嵌入溝22の内面に密着状
態にリブB群によつて保持されて十分なシール効
果を発揮した。
従つて、デフロスタノズル底部中央開口H1
らの空気流は、前方室R1から吹出口4を経てフ
ロントウインドウ6面に吹きつけると共に、デフ
ロスタノズル底部の両側開口H2,H2からの空気
流は、仕切り壁11上端のシール19と嵌入縁1
2上面sのパネル面に対するシール効果とによつ
て、両側室R2,R2から予定どおりにサイドデフ
ロスタに配送出来、フロントデフロスタとサイド
デフロスタとに予じめ設定したとおりの流量が配
送出来た。
〔考案の効果〕
デフロスタノズルの嵌入縁が、成形によるヒケ
変形を生じないため、嵌入縁表面が十分なシール
性を保持すると共に、リブによる十分な剛性、及
び圧接状態維持機能を保持することとなり、従来
の如きシール性付与のためのウレタンフオーム貼
着が不要となり、結局材料費が節約出来ると共
に、ウレタンフオームの貼付け手間も省略出来、
嵌入縁のインストルメントパネルの嵌入溝への圧
入嵌合が容易に達成出来、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案実施例の断面概略図。第2図
は、本考案実施例のデフロスタノズル上面斜視
図。第3図は、第2図X−X線断面図。第4図
は、第2図のデフロスタノズルの嵌入縁の部分斜
視図。第5A図乃至5D図はそれぞれ従来例説明
図であつて、第5A図は第1図に対応する断面概
略図であり、第5B図は第2図に対応するデフロ
スタノズル斜視図であり、第5C図は第5B図X
−X線断面図であり、第5D図は嵌入縁にシール
手段を付与した状態を示す部分拡大断面図であ
る。 1……デフロスタノズル、2……インストルメ
ントパネル、3……パツド、4……吹出口、5…
…フレーム、6……フロントウインドー、11…
…仕切り壁、12……嵌入縁、13……リブ、2
1……挟持突縁、22……嵌入溝、25,35…
…開口、41……吹出し開口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 デフロスタノズル1の上面をシール面Sとし
    た嵌入縁12の裏面に適宜間隔でリブ13を付
    設し、該嵌入縁12をインストルメントパネル
    2の嵌入溝22に圧入嵌合して、リブ13が該
    シール面Sを嵌入溝22内面に圧接保持したこ
    とを特徴とするデフロスタノズルの取付構造。 2 デフロスタノズルが、リブ13を本体と共に
    プラスチツク一体成形したものである実用新案
    登録請求の範囲第1項の取付構造。
JP1987052680U 1987-04-09 1987-04-09 Expired - Lifetime JPH0519262Y2 (ja)

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JP1987052680U JPH0519262Y2 (ja) 1987-04-09 1987-04-09

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JP1987052680U JPH0519262Y2 (ja) 1987-04-09 1987-04-09

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JPS63160258U JPS63160258U (ja) 1988-10-20
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