JPH1169906A - バリカン型刈取装置 - Google Patents

バリカン型刈取装置

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Publication number
JPH1169906A
JPH1169906A JP23214497A JP23214497A JPH1169906A JP H1169906 A JPH1169906 A JP H1169906A JP 23214497 A JP23214497 A JP 23214497A JP 23214497 A JP23214497 A JP 23214497A JP H1169906 A JPH1169906 A JP H1169906A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable blade
clipper
blade
swing arm
fixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP23214497A
Other languages
English (en)
Inventor
Muneyuki Kawase
宗之 河瀬
Ichiro Maeda
一郎 前田
Chu Aida
宙 相田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH1169906A publication Critical patent/JPH1169906A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が複雑になったり製作コストが高くなっ
たり重量が増大したりするのを抑制した状態で、可動刃
の固定刃に対する往復摺動に伴う振動の発生を抑制す
る。 【解決手段】 固定刃41と、この固定刃41に対して
駆動機構Aを介して左右に往復摺動する可動刃42と設
け、縦軸芯O周りに天秤揺動自在に固定フレーム39に
支持させた揺動アーム38の一端部を、その揺動アーム
38が可動刃42の往復摺動に伴って天秤揺動するよう
に可動刃42に連結し、揺動アーム38の他端部にバラ
ンスウエイト37を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定刃と、この固
定刃に対して駆動機構を介して左右に往復摺動する可動
刃と設けてあるバリカン型刈取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のバリカン型刈取装置では、可動
刃の固定刃に対する往復摺動に伴って振動が発生しやす
いことから、従来、特開平7‐322738号公報に開
示されているように、固定刃の上面側に左右一対の可動
刃を互いに逆方向に駆動往復摺動自在に設けて、両可動
刃同士がそれらの往復摺動による振動を互いに打ち消す
よう構成したものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成によれば一対の可動刃のそれぞれに駆動部を設
けなければならず、部品点数が多くなって構造が複雑化
するとともに、製作コストが高くなり、そのうえ重量も
増大するという問題があった。
【0004】本発明の目的は、構造が複雑になったり製
作コストが高くなったり重量が増大したりするのを抑制
した状態で、可動刃の固定刃に対する往復摺動に伴う振
動の発生を抑制できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成・作用・効果はつぎのとおりである。
【0006】〔構成〕冒頭に記載したバリカン型刈取装
置において、縦軸芯周りに天秤揺動自在に固定フレーム
に支持させた揺動アームの一端部を前記可動刃に連動連
結するとともに、前記揺動アームの他端部にバランスウ
エイトを設けて、前記可動刃の往復摺動に伴って前記バ
ランスウエイトを前記可動刃の移動方向とは逆方向に移
動させるよう構成してある。
【0007】〔作用〕 〔イ〕可動刃が固定刃に対して左右に摺動すると、それ
に伴って揺動アームの一端側が可動刃に左右方向に押引
きされて、揺動アームが縦軸芯周りに天秤揺動する。こ
の天秤揺動で揺動アームの他端側のバランスウエイトが
可動刃とは逆方向に移動して、可動刃の往復移動による
振動を打ち消す。
【0008】〔ロ〕上記作用〔イ〕において天秤揺動ア
ームは可動刃によって揺動させられるのであり、天秤揺
動アームを揺動させるための駆動部が必要ないから、駆
動部としては可動刃を駆動するためのものが一つあるだ
けでよく、従来のように、左右一対の可動刃を、各可動
刃の駆動部を介して互いに逆方向に往復摺動自在に設け
ることで、両可動刃同士がそれらの往復摺動による振動
を互いに打ち消すよう構成したものに比べると、駆動部
の数を少なくすることができる。
【0009】〔効果〕従って、上記作用〔イ〕,〔ロ〕
により、構造が複雑になったり製作コストが高くなった
り重量が増大したりするのを抑制した状態で、可動刃の
固定刃に対する往復摺動に伴う振動の発生を抑制するこ
とができた。
【0010】請求項2による発明の構成・作用・効果は
つぎのとおりである。
【0011】〔構成〕請求項1にかかる発明において、
前記揺動アームの一端部を前記可動刃に中継リンクを介
して連動連結してある。
【0012】〔作用〕 〔ハ〕請求項1の構成による作用と同様の作用を奏する
ことができるのに加え、次の作用を奏することができ
る。
【0013】〔ニ〕可動刃は左右方向に直線的に動くの
に対して前記揺動アームの一端部は縦軸芯周りに円弧を
描いて動くことから、揺動アームの一端部は可動刃に対
して前後方向の移動が許される状態に連動連結しなけば
ならず、このような連結構造としては、例えば、揺動ア
ームの一端部に設けたピンを、可動刃側に設けた前後向
きの長孔に挿通させる構造があり、この構造のものでは
揺動アームの一端部と長孔とが擦れてそれらの間にガタ
つきが生じることが考えらるが、請求項2の構では揺動
アームの一端部を可動刃に中継リンクを介して連動連結
してあるから、上記のような摩擦に起因する連結部のガ
タつきが生じくくなり、揺動アームを長期間にわたって
前記可動刃に正確に同期させて揺動させることができ
る。
【0014】〔効果〕従って、上記作用〔ハ〕,〔ニ〕
により、請求項1の構成による効果と同様の効果を奏す
ることができるのに加え、可動刃の固定刃に対する往復
摺動に伴う振動の発生を長期間にわたって抑制すること
ができるようになった。
【0015】請求項3による発明の構成・作用・効果は
つぎのとおりである。
【0016】〔構成〕請求項1又は2にかかる発明にお
いて、前記駆動機構は、所定の間隔を隔てて対向する一
対の被押圧面を備えたナイフヘッドを前記可動刃に、前
記一対の被押圧面が縦姿勢になる状態に取付け、前記一
対の被押圧面を左右方向に交互に押圧移動させる押圧部
を備えたクランク状の駆動回転体を設けて構成し、前記
揺動アームの一端部を前記ナイフヘッドに連動連結して
ある。
【0017】〔作用〕 〔ホ〕請求項1又は2の構成による作用と同様の作用を
奏することができるのに加え、次の作用を奏することが
できる。
【0018】〔ヘ〕クランク状の駆動回転体が回転し
て、その押圧部でナイフヘッドの一対の縦姿勢の被押圧
面を左右に交互に押圧し、ナイフヘッドが取り付けられ
ている可動刃を固定刃に対して往復摺動させる。この往
復摺動に伴って、一端部をナイフヘッドに連動連結した
天秤揺動アームが縦軸芯周りに揺動して、可動刃の往復
移動による振動が打ち消される。前記天秤揺動アームは
その一端部をナイフヘッドに連動連結してあるから、例
えば天秤揺動アームの一端部を可動刃に取付け部材を介
して取付ける構造に比べると、取付け部材が不要で部品
点数を少なくすることができる。
【0019】〔効果〕従って、上記作用〔ホ〕,〔ヘ〕
により、請求項1又は2の構成による効果と同様の効果
を奏することができるのに加え、構造をより簡素化する
ことができた。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は2条刈りの自脱型コンバイ
ンの側面を示しており、左右一対のクローラ走行装置1
を備えた機体2の前部に、横軸支点Pを中心にして油圧
シリンダ3で上下に駆動揺動可能に、刈取前処理装置で
ある刈取部4が連結されるとともに、機体2には脱穀装
置5・操縦部6・穀粒ホッパ−7・エンジン8等が搭載
されている。
【0021】図1,図2に示すように、刈取部4には、
横軸支点Pを中心に上下揺動可能に支持された刈取部主
フレーム9と、並列配備された左右一対の引起し装置1
0a,10bと、引起こされた穀稈の株元を刈取るバリ
カン型の刈取装置11と、刈取り穀稈を刈り幅中間に掻
込み合流する左右一対のパッカー12a,12bと、各
パッカー上部から斜め前方に片持ち状に延出された左右
一対の補助搬送装置13と、刈取り穀稈を後方上方に搬
送して横倒し姿勢で脱穀装置5のフィードチェーン14
に受け渡す縦搬送装置15とが備えられている。
【0022】次に前記刈取装置11の構造について説明
する。図3〜図6に示すように刈取装置11は、第1,
第2,第3分草フレーム29a,29b,29cに亘っ
て架設された刈刃台40に固定される固定刃41と、こ
れに対して左右に摺動自在である可動刃42と、これに
固定されるナイフヘッド47とで構成されている。前記
ナイフヘッド47は、平面視で後ろ向き開放のコ字状に
板材を折り曲げて成るヘッド本体部47Aと取り付けス
テー47Bとで構成し、ヘッド本体部47Aにより左右
方向に間隔を隔てて一対の縦姿勢の被押圧面43が縦姿
勢に形成され、縦向きの伝動軸35・ベベルギア53,
52を介して前後軸心X周りに回転する刈刃駆動軸45
のクランク46(駆動回転体の一例)先端のベアリング
44(押圧部に相当)を、前記一対の被押圧面43に内
嵌合させてある。なお、前記ナイフヘッド47とクラン
ク46とで駆動機構Aを構成している。
【0023】図3,図4,図6に示すように、可動刃4
2と取付ステー47Bとは、固定刃41の後端面に摺接
するスライダー48を伴ってリベット等で一体化され、
可動刃42を押さえるナイフクリップ49と共に締め上
げ固定されるスライドプレート50が、スライダー48
の後端面に摺接するようにして、可動刃42を前後上下
に位置決めされて左右にのみ摺動移動するように構成さ
れている。
【0024】前記クランク46は、回転軸心Xに関して
ベアリング44装着部の反対側に、軸心方向に膨出した
ウェイト部51を備えた円盤状に形成されており、クラ
ンク46の回転に伴う振動を軽減するバランサーとし
て、かつ、回転に伴う負荷変動を円滑化するフライホイ
ールとしても機能するようになっている。
【0025】図3,図4,図5に示すように、クランク
46の右側で、刈刃台40と、第1,第2,第3分草フ
レーム29a,29b,29cの基端部に連なる横向き
のフレーム29dとにわたって支持板39(固定フレー
ムに相当)を架設し、この支持板39に縦軸芯O周りに
天秤揺動自在に支持させた揺動アーム38の一端部を取
り付けステー47Bに連動連結するとともに、揺動アー
ム38の他端部にバランスウエイト37を設けて、可動
刃42の往復摺動に伴ってバランスウエイト37を可動
刃42の移動方向とは逆方向に移動させるように構成し
てある。揺動アーム38の一端部と取り付けステー47
Bとは、揺動アーム38の一端部に形成した前後向きの
融通長孔34を、取り付けステー47B側のピン33に
挿入して連動連結してある。
【0026】つまり、可動刃42が固定刃41に対して
左右に摺動すると、それに伴って揺動アーム38の一端
側が可動刃42に左右方向に押引きされて、揺動アーム
38が縦軸芯O周りに天秤揺動し、この天秤揺動で揺動
アーム38の他端側のバランスウエイト37が可動刃4
2とは逆方向に移動して、可動刃42の往復移動による
振動を打ち消すよう構成してある。
【0027】刈刃台40と、第1,第2,第3分草フレ
ーム29a,29b,29cの基端部に連なる横向きの
固定フレーム29dとにわたって支持板39を架設した
ことで、第1,第2,第3分草フレーム29a,29
b,29c・固定フレーム29dから成るフレーム構造
の強度を強くすることができる。
【0028】〔別実施形態〕 図8に示すように、上記の実施形態において、揺動
アーム38の揺動支点から前半側部分が前後に沿う姿勢
のときに、後半側部分が後端側ほど右側に位置する傾斜
姿勢になるように、揺動アーム38を屈曲形成してもよ
い。
【0029】 図7(イ),(ロ)に示すように、揺
動アーム38を「く」の字形に屈曲形成するとともに、
その屈曲部を揺動支点とした状態で、この揺動アーム3
8の一端部を可動刃42に中継リンク36を介して連動
連結してもよい。
【0030】 上記の場合において、前記揺動アー
ム38の揺動支点から前半側部分の長さL2を、中継リ
ンク36の長さL1よりも長く形成してもよい。
【0031】 図9に示すように上記の場合におい
て、中継リンク36の取り付けステー47Bに対する枢
支点と、揺動アーム38の支持板39に対する枢支点と
が前後に並んだときに、前記揺動アーム38は、平面視
で揺動アーム38の揺動支点よりも後半部分が後端側ほ
ど左側に位置する状態に屈曲形成してもよい。
【0032】 前記揺動アーム38の一端部を可動刃
42に、前記ナイフヘッド47とは別個の取付け部材を
介して取付けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】刈取部の前部を示す平面図
【図3】刈取装置の平面図
【図4】刈取部への伝動系の基部を示す横断平面図
【図5】刈取装置の縦断側面図
【図6】刈取部への伝動系の基部を示す縦断側面図
【図7】(イ)別実施形態の平面図 (ロ)別実施形態の平面図
【図8】別実施形態の平面図
【図9】別実施形態の平面図
【符号の説明】
36 中継リンク 37 バランスウエィト 38 揺動アーム 39 固定フレーム 41 固定刃 42 可動刃 43 被押圧面 44 押圧部 47 ナイフヘッド A 駆動機構 O 縦軸芯

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定刃と、この固定刃に対して駆動機構
    を介して左右に往復摺動する可動刃と設けてあるバリカ
    ン型刈取装置であって、 縦軸芯周りに天秤揺動自在に固定フレームに支持させた
    揺動アームの一端部を前記可動刃に連動連結するととも
    に、前記揺動アームの他端部にバランスウエイトを設け
    て、前記可動刃の往復摺動に伴って前記バランスウエイ
    トを前記可動刃の移動方向とは逆方向に移動させるよう
    構成してあるバリカン型刈取装置。
  2. 【請求項2】 前記揺動アームの一端部を前記可動刃に
    中継リンクを介して連動連結してある請求項1記載のバ
    リカン型刈取装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動機構は、所定の間隔を隔てて対
    向する一対の被押圧面を備えたナイフヘッドを前記可動
    刃に、前記一対の被押圧面が縦姿勢になる状態に取付
    け、前記一対の被押圧面を左右方向に交互に押圧移動さ
    せる押圧部を備えたクランク状の駆動回転体を設けて構
    成し、前記揺動アームの一端部を前記ナイフヘッドに連
    動連結してある請求項1又は2記載のバリカン型刈取装
    置。
JP23214497A 1997-08-28 1997-08-28 バリカン型刈取装置 Pending JPH1169906A (ja)

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