JP2897278B2 - コンバイン等の刈刃装置 - Google Patents

コンバイン等の刈刃装置

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JP2897278B2
JP2897278B2 JP25305589A JP25305589A JP2897278B2 JP 2897278 B2 JP2897278 B2 JP 2897278B2 JP 25305589 A JP25305589 A JP 25305589A JP 25305589 A JP25305589 A JP 25305589A JP 2897278 B2 JP2897278 B2 JP 2897278B2
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blade
cutting blade
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cutting
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清 飯泉
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、コンバイン等の刈刃装置に関するもの
で、コンバインやバインダに利用できる。
(従来の技術、及び発明が解決しようとする課題) 例えば、実願昭63−53805号のように、回動軸回りに
往復回動する一対の揺動アームによって、バリカン形態
刈刃の下刃と上刃とを相互に反対方向へ往復揺動させる
構成のコンバイン等の刈刃装置において、これら一対の
揺動アームを各別に駆動して往復回動させる構成が試み
られている。
しかしながら、このような構成では、これら一対の揺
動アームを往復回動させるための駆動機構が複雑となっ
て安価に提供することができない。
また、このように駆動機構が複雑となるために、この
駆動機構の配置範囲が広がり、このため、例えば、コン
バインの刈取装置においては、藁屑や雑草等がこの駆動
機構に堆積して円滑な作動を阻害する支障がある。
(課題を解決するための手段) この発明は、上述のような課題を解決するために、以
下の如き技術的手段を講じる。
即ち、回動軸1,2回りに往復回動してバリカン形態刈
刃の下刃3と上刃4とを相互に反対方向へ往復揺動させ
る一対の揺動アーム5,6間を、連繋部材7によって連繋
し、前記一対の揺動アーム5,6のうちの一方を往復回動
させることにより前記連繋部材7を介して他方を往復回
動させるように構成したことを特徴とするコンバイン等
の刈刃装置の構成としたものである。
(発明の作用) 一方の揺動アーム6が回動軸2回りに往復回動させる
と、この揺動アーム6から連繋部材7によて連繋された
他方の揺動アーム5が、回動軸1回りに往復回動する。
そして、これら一対の揺動アーム5,6の往復回動によっ
て、バリカン形態刈刃の下刃3と上刃4とが相互に反対
方向へ往復揺動して穀稈等の切断が行われる。
このように、一方の揺動アーム6を往復回動させるこ
とによって他方の揺動アーム5を往復回動させることが
できるので、上下の刈刃3,4の駆動機構が簡素化され
る。
また、このように駆動機構が簡素化されるため、この
駆動機構の配置範囲が比較的小さくなる。
(発明の効果) 以上のように、この発明は、回動軸1,2回りに往復回
動してバイカン形態刈刃の下刃3と上刃4とを相互に反
対方向へ往復揺動させる一対の揺動アーム5,6間を、連
繋部材7によって連繋し、前記一対の揺動アーム5,6の
うちの一方を往復回動させることにより前記連繋部材7
を介して他方を往復回動させるように構成したことを特
徴とするコンバイン等の刈刃装置の構成としたので、上
下の刈刃3,4の駆動機構を簡素化して比較的安価に提供
することができる。また、このように駆動機構を簡素化
できるため、この駆動機構の配置範囲が比較的小さくな
り、例えばコンバインの刈取装置装においては、藁屑や
雑草等の堆積が少なくなり、比較的円滑的な作動を維持
して切断性能の低下を少なくすることができる。
(実施例) なお、図例において、刈刃装置8は刈取フレーム9の
下端にギヤーケース10を左右方向にT字状に設け、この
ギヤーケース10の下側に刈取枠11を設けて、この刈取枠
11の前フレーム12に穀稈を分草する複数の分草杆13を前
方へ突出して設けている。
前フレーム12の分草杆13取付位置に、前方へ突出する
取付板14が設けられ、この取付板14に側面からみてL字
状の刈刃台15を左右外側の分草杆13の間に亘って設け、
この刈刃台15上にバリカン形態刈刃を装着している。
バリカン形態刈刃は、下刃3と上刃4とを互いに摺動
自在に重合させた構成で、下刃3は山形状の複数の刈刃
を下刈刃バー上にリベットで固着して連設した形状で、
この下刈刃バーの下側に下刈刃ヘッド16を後方へ突出さ
せて一体的に設けている。上刃4は、山形状の複数の刈
刃を上刈刃バーの下面にリベットで固着して連設した形
状で、この上刈刃バーの上側に上刈刃ヘッド17を後方へ
突出させて一体的に設けている。下刈刃ヘッド16は上方
へ弯曲させて後端部は上刈刃ヘッド17と同一高さ位置と
している。そしてこれら下刈刃ヘッド16と上刈刃ヘッド
17とは、下刃3と上刃4との左右一側寄りの位置に左右
並設している。18は刃押えで、下刃3と上刃4とを摺動
自在に圧接するよう適宜間隔に複数個設けている。
前記刈取枠11の左右一側には、前フレーム12とこの刈
取枠11の前後方向の部材19とに亘って該前フレーム12の
後部に支持板20を設けている。
支持板20には、この支持板20の回動軸1,2回りに回動
自在の一対の揺動アーム5,6を設けている。
これら一対の揺動アーム5,6のうち刈取枠11の前後方
向の部材19側寄りに設けられる揺動アーム6の先端下部
に、ローラ21を回転自在に設け、このローラ21は上刈刃
ヘッド17の切欠部に回転自在に嵌入させている。そして
この揺動アーム6の横側に並設する揺動アーム5の先端
下部に、ローラ22を回転自在に設け、このローラ22は下
刈刃ヘッド16の切欠部に回転自在に嵌入させている。
これら一対の揺動アーム5,6の間において、これらの
揺動アーム5,6からアーム5a,6aを各々突出させて設け、
これらアーム5a,6aの先端に軸5b,6bを設けている。これ
らアーム5a,6aは前後方向に並設して、該軸5b,6bに回動
自在に嵌入するリンクメタル7によって、一対の揺動ア
ーム5,6の間を回動のみ許す軸連結とした構成としてい
る。
該リンクメタル7の下方には泥土抜用の開口部23を支
持板20に設けている。
刈取フレーム9内装の伝動軸から伝動されるギヤーケ
ース10の下部の駆動アーム24と、一方の揺動アーム6の
後端とは駆動ロッド25で連動連結し、該駆動アーム24の
回動によってリンクメタル7を介して一対の揺動アーム
5,6が回動軸1,2回りに往復回動して、これら一対の揺動
アーム5,6によって下刃3と上刃4とが相互に反対方向
へ往復揺動するように連動構成している。
この駆動ロッド25は左右刈取幅方向に向けて設け、刈
取穀稈を脱穀部へ合流集送する搬送チエン26のラインよ
りも該駆動ロッド25を駆動する駆動アーム24を後方に位
置させると共に、この駆動ロッド25は搬送チエン26とほ
ぼ平行状態で後方位置に設けている。
駆動アーム24が伝動回動されると、駆動ロッド25が連
動されて一方の揺動アーム6が回動軸2回りに往復回動
され、前端のローラ21によって上刈刃ヘッド17を介して
上刃4が左右往復揺動する。
この揺動アーム6の往復回動によってリンクメタル7
を介して他方の揺動アーム5が回動軸1回りに往復回動
され、前端のローラ22によって、下刈刃ヘッド16を介し
て下刃3が上刃4に対して相互に左右反対方向へ往復揺
動するように連動される。
これら一対の揺動アーム5,6間は、リンクメタル7を
一対の揺動アーム5,6のピン5b,6bに回転自在に嵌合し
て、回動のみ許す軸連結としたから、往復回動時におい
て遊びがなく、精度高く円滑に刈刃を揺動させることが
できる。
又、リンクメタル7で一対の揺動アーム5,6を軸連結
することによって、上刃4と下刃3との位相を決めるこ
とができるから調整の必要がなく、長期に亘って安定し
た性能を維持することができる。
なお、一対の揺動アーム5,6を往復回動する駆動ロッ
ド25は搬送チエン26のラインより後方へ位置させて設け
たから、この搬送チエン26によって搬送される雑草やわ
ら屑等を堆積することがない。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の一実施例を示すもので、第1図は平面
図、第2図のその一部の拡大側断面図、第3図は側面図
である。 図中、符号1,2は回動軸、3は下刃、4は上刃、5,6は揺
動アーム、7はリンクメタルを示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回動軸1,2回りに往復回動してバリカン形
    態刈刃の下刃3と上刃4とを相互に反対方向へ往復揺動
    させる一対の揺動アーム5,6間を、連繋部材7によって
    連繋し、前記一対の揺動アーム5,6のうちの一方を往復
    回動させることにより前記連繋部材7を介して他方を往
    復回動させるように構成したことを特徴とするコンバイ
    ン等の刈刃装置。
JP25305589A 1989-09-27 1989-09-27 コンバイン等の刈刃装置 Expired - Lifetime JP2897278B2 (ja)

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