JP3379147B2 - 収穫機における刈取装置 - Google Patents

収穫機における刈取装置

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JP3379147B2
JP3379147B2 JP13195793A JP13195793A JP3379147B2 JP 3379147 B2 JP3379147 B2 JP 3379147B2 JP 13195793 A JP13195793 A JP 13195793A JP 13195793 A JP13195793 A JP 13195793A JP 3379147 B2 JP3379147 B2 JP 3379147B2
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毅 武方
昌次 越智
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、収穫機における刈取装
置に関し、3条以上の多条刈りのコンバインに利用でき
るものである。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種刈取装置おいて、上下の刈
刃を重ね合わせて構成した刈取装置は刈取取付機枠の左
右両側に設けた取付部材に固定ねじ等によって強固に取
り付けられていた。また、刈取装置の中間位置が、中分
草杆に上下角度が変更できるように取り付けられたもの
は見られなかった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この種収穫機における
刈取装置は、機体に対して取付け取外し作業が簡単にで
きることが肝要であるとともに、上下方向への調節(刈
高さの調節)、特に、圃場面に対する刈刃の取付け角度
(傾斜角度)の変更が手数を要さずできることも必要で
そして、上刃と下刃は逆方向に作動して刈取性能
を向上させるとともに、刈り残しを少なくすることも必
要である。 【0004】さらに、穀稈は、刈り取られた直後におい
て、隣接する刈取条の穀稈と株元で絡み合ったりしない
ように各刈取条毎に仕切った状態で後方に搬送すること
が要求される。本発明は、以下に述べる技術構成に基づ
いて上述した課題を解決せんとするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、上述の如き課
題を解決するために次の如き技術手段を講ずるものであ
る。すなわち、走行装置1を有する車台2の前部低位置
に横方向に向けた刈取機枠3を設け、該刈取機枠3の両
端部分には刈刃支持部材5を枢着して設け、該刈刃支持
部材5には上下2枚の刈刃6a,6bからなる刈取装置
6を保持した保持部材7を取り付け、前記刈取機枠3の
両端部と中間部分には先端に分草杆8を有する各分草支
持杆9の基部を取り付けて刈取装置6の上側を通して前
方に延長して設け、前記保持部材7に基部を取り付けた
刈取取付杆10を保持部材7と中分草支持杆9aとの空
間部を通して先端部を刈刃6a,6bの前側に延長して
設け、該刈取取付杆10を前記分草支持杆9に固定して
垂下させた調節板11に着脱自由に設け、該調節板11
には二つの調節孔24a,24bを穿設し、前記刈 取取
付杆10の前部をその調節孔24a,24bに選択的に
取り付けて刈取装置6の圃場面に対する傾斜角度を変更
調節する構成とし、前記刈取装置6は、刈取前処理装置
17を支持する機枠20の先端部に設ける伝動ケース2
2から前方側に延長させた往復揺動するロット25の先
端部にアーム26aとアーム26bとからなる第1伝動
リンク27および伝動板28を介して上刃6aを伝動す
る構成とし、この第1伝動リンク27から伝動されたア
ーム29a,29bからなる第2伝動リンク30を介し
て下刃6bの伝動板31を伝動する構成とし、前記刈刃
支持部材5は、刈刃6a,6b側の傾斜縁を鋸歯状に形
成し、刈刃6aまたは6bとの共同作用によって穀稈を
刈り取るように構成したことを特徴とする収穫機におけ
る刈取装置である。 【0006】 【実施例】まず、その構成について述べる。車台2は、
クロ−ラからなる走行装置1を有し、脱穀機12を、穀
稈供給口13が前側になるように搭載している。そし
て、脱穀機12は、従来から知られているように、株元
を挾持して搬送する挾扼搬送装置14を有し、上側の扱
室15と下側の選別室16とによって構成されている。 【0007】刈取前処理装置17は、後述する刈取装置
6、穀稈引起し装置17a、穀稈搬送装置18等を一体
的に枠組み構成してなるものであるが、まず、主伝動軸
19を内装した機枠20は、その基部を車台2の機台2
1に回動自在に枢着し、先端部に伝動ケ−ス22を取り
付け、油圧装置23によって昇降自由に構成している。 【0008】そして、刈取装置6は、上刃6aと下刃6
bとを重ね合わせて両側から保持部材7によって保持
し、摺動自由に構成している。そして、刈取装置6は、
その両端部分の保持部材7を刈刃支持部材5に取り付け
ている。つぎに、この刈刃支持部材5は、前記伝動ケ−
ス22の前側に設けた刈取機枠3の両端部に取り付けた
取付部材4に後部を回動自由で着脱可能に枢着してい
る。 【0009】そして、分草支持杆9は、両側のものと中
間位置の中分草支持杆9aとからなり、先端に分草杆8
を取り付け、基部を刈取機枠3の両端部と中間部とにそ
れぞれ取り付け、前述の刈取装置6の上方を通して前方
に延長して構成している。刈取取付杆10は、基部を保
持部材7に取り付けて側方から見て刈取装置6と中分草
支持杆9aとの空間部分を塞ぐ状態にして刈取装置6の
前側まで延長しており、中分草杆9aに取り付けて垂れ
下げた板11に取り付けている。 【0010】なお、板11は、実施例では二つの調節孔
24a,24bを穿設し、前記刈取取付杆10の前部を
その調節孔24aまたは24bに選択的に取り付け、刈
取装置6の圃場面に対する傾斜角度を変更調節する構成
としている。そして、刈取装置6は、伝動ケ−ス22か
ら前方側に延長させた往復揺動するロット25の先端部
にア−ム26aとア−ム26bとからなる第1伝動リン
ク27および伝動板28を介して上刃6aが伝動され、
この第1伝動リンク27から伝動されたア−ム29a,
29bからなる第2伝動リンク30を介して下刃6bの
伝動板31を伝動する構成になっている。 【0011】したがって、刈取装置6は、上述の構成に
よって上刃6aと下刃6bとが相互に逆方向に作動して
刈取作用を行う構成になっている。穀稈引起し装置17
aは、刈取装置6の前方位置に始端部を下方に終端部を
上方に位置させて傾斜状態に装置している。そして、穀
稈搬送装置18は、挾持チエンからなる株元搬送装置1
8aと係止搬送ラグからなる上部搬送装置18bとで構
成し、左右の刈取穀稈列を合流させながら後方上部の脱
穀機12まで搬送して供給できる構成としている。 【0012】なお、刈刃支持部材5は、図2に示すよう
に、刈刃6a,6b側の傾斜縁を鋸歯状に形成しておく
と、刈刃6aまたは6bとの協同作用によって刈取るこ
とができ、刈り残しをなくすることができる。次にその
作用について説明する。まず、機体の回転各部を駆動す
ると、刈取装置6は、前後揺動されているロット25か
らア−ム26a,26bからなる第1伝動リンク27と
伝動板28を介して上刃6aを駆動し、更に、ア−ム2
9a,29bからなる第2伝動リンク30と伝動板31
を介して下刃6bを駆動して相互に逆方向に移動させ、
振動を相殺しながら刈取りができる態勢になる。 【0013】このように準備をしておいて、車台2を前
進させて刈取脱穀作業を開始すると、圃場に穀稈は、前
部の分草杆8によって分草された後、穀稈引起し装置1
7に達して低い位置から引起しラグによって順次引き起
こされる。そして、穀稈は、刈取装置6によって刈取ら
れて穀稈搬送装置7の始端部に掻き込まれ、株元搬送装
置7aと上部搬送装置7bとによって順次後方上部に搬
送されて脱穀機4に供給されるものである。 【0014】さて、このような作業中に、中分草支持杆
9aの両側において刈り取られた隣接条の穀稈は、上刃
6aによって中分草支持杆9aに下側から反対側に押し
込まれようとするが、その部分が刈取取付杆10によっ
て塞がれ仕切られているから、移動が阻止されてそのま
ま後方に送り込まれるものである。 【0015】 【発明の作用効果】以上説明したように本発明は、前述
のごとく構成したものであるから、刈取取付杆は、刈取
装置を確実に支持するものでありながら、移動する上刃
に乗って分草支持杆の下側を隣接条側に移動しようとす
る穀稈株元の動きを未然に阻止して乱れを防止でき、適
確な刈取搬送を行うことができるものである。そして、
上刃と下刃とは相互に逆方向にに作動するので刈取性能
が向上するとともに、刈刃支持部材の傾斜縁の鋸形状部
分と刈刃との共同作用によって刈り残しを少なくするこ
とが可能となる。 【0016】しかも、刈取装置は、刈取高さの変更調節
を前側の板への取付けを変更するだけで比較的簡単にで
きる特徴も併せ有するものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例であって、要部の側面図であ
る。 【図2】本発明の一実施例であって、要部の平面図であ
る。 【図3】本発明の一実施例であって、全体の平面図であ
る。 【図4】本発明の一実施例であって、全体の側面図であ
る。 【符号の説明】 1…走行装置、2…車台、3…刈取機枠、4…取付部
材、5…刈刃支持部材、6a,6b…刈刃、6…刈取装
置、7…保持部材、8…分草杆、9…分草支持杆、9a
…中分草支持杆、10…刈取取付杆、11…板。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 走行装置1を有する車台2の前部低位置
    に横方向に向けた刈取機枠3を設け、該刈取機枠3の両
    端部分には刈刃支持部材5を枢着して設け、該刈刃支持
    部材5には上下2枚の刈刃6a,6bからなる刈取装置
    6を保持した保持部材7を取り付け、前記刈取機枠3の
    両端部と中間部分には先端に分草杆8を有する各分草支
    持杆9の基部を取り付けて刈取装置6の上側を通して前
    方に延長して設け、前記保持部材7に基部を取り付けた
    刈取取付杆10を保持部材7と中分草支持杆9aとの空
    間部を通して先端部を刈刃6a,6bの前側に延長して
    設け、該刈取取付杆10を前記分草支持杆9に固定して
    垂下させた調節板11に着脱自由に設け、該調節板11
    には二つの調節孔24a,24bを穿設し、前記刈取取
    付杆10の前部をその調節孔24a,24bに選択的に
    取り付けて刈取装置6の圃場面に対する傾斜角度を変更
    調節する構成とし、前記刈取装置6は、刈取前処理装置
    17を支持する機枠20の先端部に設ける伝動ケース2
    2から前方側に延長させた往復揺動するロット25の先
    端部にアーム26aとアーム26bとからなる第1伝動
    リンク27および伝動板28を介して上刃6aを伝動す
    る構成とし、この第1伝動リンク27から伝動されたア
    ーム29a,29bからなる第2伝動リンク30を介し
    て下刃6bの伝動板31を伝動する構成とし、前記刈刃
    支持部材5は、刈刃6a,6b側の傾斜縁を鋸歯状に形
    成し、刈刃6aまたは6bとの共同作用によって穀稈を
    刈り取るように構成したことを特徴とする収穫機におけ
    る刈取装置。
JP13195793A 1993-06-02 1993-06-02 収穫機における刈取装置 Expired - Lifetime JP3379147B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006101750A (ja) * 2004-10-04 2006-04-20 Yoka Ind Co Ltd 刈取装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006101750A (ja) * 2004-10-04 2006-04-20 Yoka Ind Co Ltd 刈取装置

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