JP2000262132A - 刈取収穫機の分草構造 - Google Patents

刈取収穫機の分草構造

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JP2000262132A
JP2000262132A JP11068334A JP6833499A JP2000262132A JP 2000262132 A JP2000262132 A JP 2000262132A JP 11068334 A JP11068334 A JP 11068334A JP 6833499 A JP6833499 A JP 6833499A JP 2000262132 A JP2000262132 A JP 2000262132A
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JP
Japan
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weeding
raising
fulcrum
grass dividing
stem
Prior art date
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Pending
Application number
JP11068334A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobumi Komoto
香本  信美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引起し装置の引起し爪の保護を図りながら
も、作業形態に応じて分草具を引起し装置に対して相対
的に上下位置変更できる刈取収穫機の分草構造を提供す
る。 【解決手段】 茎稈引起し装置9より前側に配置される
分草具8を、前記茎稈引起し装置9の引起し爪17の移
動軌跡における下端位置の直下に設定される横支点周り
で上下揺動及び位置固定可能に分草支持杆12の前端に
支持してある刈取収穫機の分草構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンバイン
等の刈取収穫機における刈取前の茎稈分草を行う分草構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンバイン等の刈取収穫機の
分草構造としては、湿田での刈取作業時には機体の沈み
込みの影響があるため、刈取前処理装置を本機側に対し
て上昇位置させることになり、そのとき分草具は刈取前
処理装置の前端に設けてある関係上先端側が水平よりも
上方に向き易いので、分草具をそのような湿田でも適正
な姿勢に補正できるよう、例えば特開平9‐18251
8号公報に開示されているもののように、分草具を引起
し装置の引起し爪より後方に離れた位置を支点として上
下揺動自在かつ姿勢固定自在に設けたものが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造のものにあっては、その分草具の上下揺動支点位
置が引起し装置の引起し爪より後方に離れた位置に設定
されていたので、分草具を支持フレーム杆に対して上側
に揺動させた姿勢にしたときには、分草具と一体の支持
杆位置よりも引起し装置の引起し爪の移動軌跡における
下端位置の方が低くなる虞れがあり、そのようになった
ときに、刈取前処理装置全体を低くして作業すると、引
起し爪が地面に突っ込む状態となる虞れが高く、それに
よって引起し爪が変形破損する虞れがあった。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、引起し装置の引起し爪の保護を図りながら
も、作業形態に応じて分草具を引起し装置に対して相対
的に上下位置変更できる刈取収穫機の分草構造の提供を
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】(構成) 本発明の請求
項1にかかる刈取収穫機の分草構造は、茎稈引起し装置
より前側に配置される分草具を、前記茎稈引起し装置の
引起し爪の移動軌跡における下端位置の直下に設定され
る横支点周りで上下揺動及び位置固定可能に分草支持杆
の前端に支持してあることを特徴構成とする。
【0006】(作用) 本発明の請求項1にかかる構成
によれば、圃場が湿田の場合の機体の沈み込みの影響を
避けるために、刈取前処理装置を機体に対して相対的に
上昇させたときには、分草具が前上がり姿勢になる傾向
があるからそれを補正するために、分草具を横支点周り
で下方に揺動させて地面に沿う良好な分草姿勢にできる
とともに、圃場が乾田の場合は機体の沈み込みが小さい
ので、刈取前処理装置を機体に対して相対的な上昇姿勢
にすることなく通常の状態に維持しておくことになる
が、そのときには、分草具が不当に地面に突っ込まない
よう、前記横支点周りで上方側に揺動させて地面に沿う
良好な分草姿勢にできることになる。また、そのように
適正な分草姿勢に調整できるものでありながら、茎稈引
起し装置の引起し爪の移動軌跡における下端位置の直下
に、分草具の上下揺動可能な横支点を設けているから、
この横支点位置自体は分草支持杆に対して位置的な変更
はなく、その横支点位置にある分草支持杆の前端やこの
支持杆に支持される分草具の部材の方が引起し爪よりも
地面に近い位置にあるため、その分草支持杆の前端等が
引起し爪より地面に先に接当することにより引起し爪を
地面と接当させないよう保護することにもなる。
【0007】(効果) 従って、本発明の請求項1にか
かる構成によれば、湿田や乾田等の圃場条件によって、
分草具の姿勢を適正な状態に調整できるとともに、その
分草具の姿勢を調整する支点構造を利用して引起し爪が
地面に突っ込まないよう保護しているので、分草具の支
持構造そのものの有効利用が図れるに至った。
【0008】(構成) 本発明の請求項2にかかる刈取
収穫機の分草構造は、請求項1に記載のものにおいて、
前記分草具を上下揺動及び位置固定可能に支持した支点
ブラケットを、前記分草支持杆に脱着可能に連結してあ
ることを特徴構成とする。
【0009】(作用) 本発明の請求項2にかかる構成
によれば、分草具を上下揺動及び位置固定可能に支持し
た支点ブラケットを、分草支持杆に脱着可能に連結して
あるから、分草具の種類(例えば左右幅が異なるもの
等)に応じて付け替え可能であるとともに、共通の分草
支持杆を利用してその支点ブラケットの着脱を行える。
【0010】(効果) 従って、本発明の請求項2にか
かる構成によれば、各種分草具、例えば幅広のものとか
幅狭のものとかの付け替え等を刈取対象に応じて変更し
たい場合でも簡易に付け替えできる利点があり、汎用性
が高まる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に、刈取収穫機の一例として
のコンバインを示している。このコンバインは、左右一
対のクローラ走行装置1,1に支持される機体フレーム
2の前端部に横軸芯P周りで上下揺動自在に刈取前処理
装置3を装着するとともに、機体フレーム2に、脱穀装
置4、搭乗運転部5、穀粒貯留部6等を搭載装備して構
成している。
【0012】図1に示すように、刈取前処理装置3は、
機体フレーム2に前記横軸芯P周りで上下揺動自在に支
持される刈取主フレーム7に、茎稈としての穀稈を分草
する分草具8、分草穀稈を引起こす穀稈引起し装置9、
引き起こされた穀稈の株元箇所を刈り取る刈取装置1
0、刈取穀稈を集合させて後方の脱穀装置4に搬送する
搬送装置11を備えて構成している。
【0013】そして、図2及び図3に示すように、分草
具8は、前記刈取主フレーム7における機体前方に延出
される分草支持杆12の前端に前側から差し込まれて、
セットボルト13で固定される支点ブラケット14に、
横支点周りで上下揺動自在に取り付けている。尚、支点
ブラケット14の分草支持杆12に差し込まれる棒状部
分の上縁には、支点ブラケット14が前後軸芯周りで不
当に回らないようセットボルト13で係合される前後に
長い凹溝を形成している。分草具8は、先すぼまりで後
上がり傾斜面を成す分草部材8Aの先端箇所に前後方向
に沿う支持杆部材8Bをボルト等で固定連結するととも
に、該支持杆部材8Bの後端部を、前記支点ブラケット
14に前後一対のセットボルト15,16で締結固定し
て構成している。このセットボルト15,16の固定箇
所は、前記穀稈引起し装置9の横回し式チェーン(図示
せず)に所定間隔おきに起伏揺動自在に設けた引起し爪
17‥の移動軌跡の下端箇所の直下位置に設定されてい
る。そして、支点ブラケット14の縦板部分14Aに形
成した前後一対の長孔18,19にそれぞれのセットボ
ルト15,16を通して支持杆部材8Bの後端部に前後
一対設けた雌ネジ孔20,21にそれぞれ螺着すること
で締結固定することになる。また、両長孔17,18
は、この両長孔17,18の中間位置に設定される横支
点としての仮想支点X周りの円弧に沿う形状の長孔に形
成されている。
【0014】従って、上記構成によれば、上記仮想支点
Xが穀稈引起し装置9における引起し爪17の移動軌跡
における下端位置の直下箇所に位置設定していること
で、分草具8の上下揺動姿勢の変更にかかわらず、その
支点位置が上下に変化しないものとなるので、その支点
位置と引起し爪17の移動軌跡における下端位置との上
下位置関係も変化しないものとなり、引起し爪17が分
草具8の揺動支点を設けている支点ブラケット14や、
分草具支持用フレーム12の先端部より下位になること
はない。また、分草具8として異なる種類のものも着脱
自在に付け替えできるよう、前記支点ブラケット14は
共通部材として使用できるのであって、例えば上記実施
の形態の分草具8のように幅狭いものに替えて幅広いも
のを使用する場合でもその幅広の分草具を上記仮想支点
X周りで上下揺動させて姿勢変更可能となっており、汎
用性を高めることになるとともに、支点ブラケット14
を共通部材として用いることで部品点数の低減が図れ
る。
【0015】〔別の実施の形態〕 上記実施の形態ではコンバインに利用したものを示
したが、バインダ等に利用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインを示す全体側面図
【図2】分草具を下げ気味にした状態(イ)と、上げ気
味にした状態(ロ)とを示す側面図
【図3】分草具等を示す分解斜視図
【符号の説明】
8 分草具 9 茎稈引起し装置 12 分草支持杆 14 支点ブラケット 17 引起し爪

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茎稈引起し装置より前側に配置される分
    草具を、前記茎稈引起し装置の引起し爪の移動軌跡にお
    ける下端位置の直下に設定される横支点周りで上下揺動
    及び位置固定可能に分草支持杆の前端に支持してある刈
    取収穫機の分草構造。
  2. 【請求項2】 前記分草具を上下揺動及び位置固定可能
    に支持した支点ブラケットを、前記分草支持杆に脱着可
    能に連結してある請求項1に記載の刈取収穫機の分草構
    造。
JP11068334A 1999-03-15 1999-03-15 刈取収穫機の分草構造 Pending JP2000262132A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010063466A (ja) * 2009-12-21 2010-03-25 Kubota Corp コンバインの刈取り部昇降構造
JP2017148000A (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 三菱マヒンドラ農機株式会社 汎用コンバイン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010063466A (ja) * 2009-12-21 2010-03-25 Kubota Corp コンバインの刈取り部昇降構造
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