JPH06343316A - バリカン型刈取装置 - Google Patents
バリカン型刈取装置Info
- Publication number
- JPH06343316A JPH06343316A JP14024493A JP14024493A JPH06343316A JP H06343316 A JPH06343316 A JP H06343316A JP 14024493 A JP14024493 A JP 14024493A JP 14024493 A JP14024493 A JP 14024493A JP H06343316 A JPH06343316 A JP H06343316A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- knife head
- cutting blade
- reaping
- knife
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Harvester Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 バリカン型刈取装置において、回転クランク
ピンを用いて刈り刃を往復駆動する際の振動騒音を抑制
するとともに、耐久性を向上する。 【構成】 固定の受け刃１に沿って左右往復摺動自在に
設けた刈り刃２にナイフヘッド７を連結し、このナイフ
ヘッド７にクランクアーム９先端の駆動ピン９ａを相対
前後動可能かつ相対横移動不能に係合連結し、駆動ピン
９ａの偏心回転に伴ってナイフヘッド７および可動刃２
を一定ストロークで往復横移動させるように構成し、刈
り刃２の横摺接案内部から後方に離れた位置にまで延出
した固定の板部材８に、刈り刃２移動方向と平行な長孔
１１を形成するとともに、この長孔１１に前記ナイフヘ
ッド７に備えたガイド部材１０を左右往復摺動自在に挿
入する。
ピンを用いて刈り刃を往復駆動する際の振動騒音を抑制
するとともに、耐久性を向上する。 【構成】 固定の受け刃１に沿って左右往復摺動自在に
設けた刈り刃２にナイフヘッド７を連結し、このナイフ
ヘッド７にクランクアーム９先端の駆動ピン９ａを相対
前後動可能かつ相対横移動不能に係合連結し、駆動ピン
９ａの偏心回転に伴ってナイフヘッド７および可動刃２
を一定ストロークで往復横移動させるように構成し、刈
り刃２の横摺接案内部から後方に離れた位置にまで延出
した固定の板部材８に、刈り刃２移動方向と平行な長孔
１１を形成するとともに、この長孔１１に前記ナイフヘ
ッド７に備えたガイド部材１０を左右往復摺動自在に挿
入する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、バインダやコンバイン
等の刈取り収穫機の装備されるバリカン型刈取装置に関
する。
等の刈取り収穫機の装備されるバリカン型刈取装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】この種のバリカン型刈取装置としては、
例えば実開昭６４−２８８１８号公報に開示されている
ように、固定受け刃に沿って左右往復摺動自在に設けた
刈り刃にナイフヘッドを後ろ向き片持ち状に連結し、こ
のナイフヘッドの後部に形勢したスリットに駆動アーム
先端の駆動ピンを係合連結し、駆動アームの往復揺動に
伴ってナイフヘッドおよび刈り刃を一定ストロークで往
復横移動させるように構成したものが一般的なものとし
て知られれいる。
例えば実開昭６４−２８８１８号公報に開示されている
ように、固定受け刃に沿って左右往復摺動自在に設けた
刈り刃にナイフヘッドを後ろ向き片持ち状に連結し、こ
のナイフヘッドの後部に形勢したスリットに駆動アーム
先端の駆動ピンを係合連結し、駆動アームの往復揺動に
伴ってナイフヘッドおよび刈り刃を一定ストロークで往
復横移動させるように構成したものが一般的なものとし
て知られれいる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この種のバリカン型刈
取装置においては、刈り刃を左右移動させる案内手段
が、刈り刃の下面に連結したナイフバーを受け刃の後端
と摺らし板の前端とで前後から摺接案内する構造であ
り、この摺接案内部より後方に離れた位置でナイフヘ１
ドと駆動ピンとが係合される関係上、駆動ピンからナイ
フヘッドに伝えられる正逆の横移動力で刈り刃全体に平
面的な回転モーメントが正逆に繰り返し与えられること
になり、この回転モーメントによって刈り刃が左右移動
の反転時に前後にも揺動運動し、振動および騒音の発生
が大きくなるとともに、摺接摩耗が進行しやすくなる不
具合があった。本発明は、刈り刃の案内構造に改良を加
えることで、上記不具合の発生を抑制することを目的と
する。
取装置においては、刈り刃を左右移動させる案内手段
が、刈り刃の下面に連結したナイフバーを受け刃の後端
と摺らし板の前端とで前後から摺接案内する構造であ
り、この摺接案内部より後方に離れた位置でナイフヘ１
ドと駆動ピンとが係合される関係上、駆動ピンからナイ
フヘッドに伝えられる正逆の横移動力で刈り刃全体に平
面的な回転モーメントが正逆に繰り返し与えられること
になり、この回転モーメントによって刈り刃が左右移動
の反転時に前後にも揺動運動し、振動および騒音の発生
が大きくなるとともに、摺接摩耗が進行しやすくなる不
具合があった。本発明は、刈り刃の案内構造に改良を加
えることで、上記不具合の発生を抑制することを目的と
する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、固
定の受け刃に沿って左右往復摺動自在に設けた刈り刃に
ナイフヘッドを連結し、このナイフヘッドの後部と往復
駆動機構とを連動連結し、ナイフヘッドおよび刈り刃を
一定ストロークで往復横移動させるように構成したバリ
カン型刈取装置において、前記刈り刃の摺動案内部から
後方に離れた位置に可動刃移動方向と平行な固定の長孔
を設けるとともに、この長孔に前記ナイフヘッドに備え
たガイド部材を左右往復摺動自在に挿入してある点にあ
る。
定の受け刃に沿って左右往復摺動自在に設けた刈り刃に
ナイフヘッドを連結し、このナイフヘッドの後部と往復
駆動機構とを連動連結し、ナイフヘッドおよび刈り刃を
一定ストロークで往復横移動させるように構成したバリ
カン型刈取装置において、前記刈り刃の摺動案内部から
後方に離れた位置に可動刃移動方向と平行な固定の長孔
を設けるとともに、この長孔に前記ナイフヘッドに備え
たガイド部材を左右往復摺動自在に挿入してある点にあ
る。
【０００５】
【作用】上記構成によると、ナイフヘッドを含めた刈り
刃全体は、本来の左右摺接案内部の他に、これより後方
に離れた位置での長孔とガイド部材との摺接により案内
されることになり、ナイフヘッドに与えられる平面的な
正逆の回転モーメントが長孔とガイド部材との摺接によ
っても受け止められることになる。
刃全体は、本来の左右摺接案内部の他に、これより後方
に離れた位置での長孔とガイド部材との摺接により案内
されることになり、ナイフヘッドに与えられる平面的な
正逆の回転モーメントが長孔とガイド部材との摺接によ
っても受け止められることになる。
【０００６】
【発明の効果】その結果、刈り刃全体の平面的な揺動が
抑制されるとともに、摺接負荷が分散されて摺接摩耗の
早期進行も抑えることができ、静粛性および耐久性にお
いて一段と優れた農用バリカン型刈取装置を提供できる
ようになった。
抑制されるとともに、摺接負荷が分散されて摺接摩耗の
早期進行も抑えることができ、静粛性および耐久性にお
いて一段と優れた農用バリカン型刈取装置を提供できる
ようになった。
【０００７】
【実施例】図１ないし図３に、刈取収穫機に使用する農
用バリカン型刈取装置の断面が示されている。このバリ
カン型刈取装置は、受け刃台４に並列リベット止めした
受け刃１と、ナイフバー３に並列リベット止めした刈り
刃２と、刈り刃２の浮き上がりを阻止するよう受け刃台
４に固定したナイフクリップ５と、刈り刃２の上面に後
ろ向き片持ち状にに連結したナイフヘッド７と、刈り刃
駆動用のクランクアーム９とから構成されている。
用バリカン型刈取装置の断面が示されている。このバリ
カン型刈取装置は、受け刃台４に並列リベット止めした
受け刃１と、ナイフバー３に並列リベット止めした刈り
刃２と、刈り刃２の浮き上がりを阻止するよう受け刃台
４に固定したナイフクリップ５と、刈り刃２の上面に後
ろ向き片持ち状にに連結したナイフヘッド７と、刈り刃
駆動用のクランクアーム９とから構成されている。
【０００８】前記受け刃１は、その根元まで刃縁ｅが形
成された切断領域の長いものを使用してあり、受け刃１
の内奥で作物を押し倒すことなく機体を高速走行させて
刈取りを行うことができるようにしてある。
成された切断領域の長いものを使用してあり、受け刃１
の内奥で作物を押し倒すことなく機体を高速走行させて
刈取りを行うことができるようにしてある。
【０００９】前記刈り刃２を支持したナイフバー３は、
その前縁が受け刃１の後端で摺接案内されるとともに、
その後縁が受け刃台４に取り付けた摺らし板６の前端で
摺接案内されて、刈り刃２の左右への摺接案内部が構成
されている。
その前縁が受け刃１の後端で摺接案内されるとともに、
その後縁が受け刃台４に取り付けた摺らし板６の前端で
摺接案内されて、刈り刃２の左右への摺接案内部が構成
されている。
【００１０】前記ナイフヘッド７に形成した前後方向の
駆動用係合孔７ａに、前記クランクアーム９の先端に遊
転自在に軸支した駆動ピン９ａが係合され、クランクア
ームの軸心Ｐ周りの回転によって駆動ピン９ａが偏心回
転移動することで、刈り刃２が駆動ピン回転半径の２倍
のストロークで左右に往復駆動されるようになってい
る。
駆動用係合孔７ａに、前記クランクアーム９の先端に遊
転自在に軸支した駆動ピン９ａが係合され、クランクア
ームの軸心Ｐ周りの回転によって駆動ピン９ａが偏心回
転移動することで、刈り刃２が駆動ピン回転半径の２倍
のストロークで左右に往復駆動されるようになってい
る。
【００１１】又、摺らし板６の上には刈り刃２の後端に
摺接する板部材８が取り付けられるとともに、この板部
材８の後方への延長部位に、刈り刃２横移動方向と平行
に長孔１１がクランクアーム回転軸心Ｐの直下もしくは
その近傍に位置するように形成されている。他方、前記
ナイフヘッド７の下面には、板材を下向きに屈曲してな
るガイド部材１０がスポット溶接固定され、このガイド
部材１０の下端が前記長孔１１にガイド部材横幅全体で
摺接するように挿入されている。
摺接する板部材８が取り付けられるとともに、この板部
材８の後方への延長部位に、刈り刃２横移動方向と平行
に長孔１１がクランクアーム回転軸心Ｐの直下もしくは
その近傍に位置するように形成されている。他方、前記
ナイフヘッド７の下面には、板材を下向きに屈曲してな
るガイド部材１０がスポット溶接固定され、このガイド
部材１０の下端が前記長孔１１にガイド部材横幅全体で
摺接するように挿入されている。
【００１２】上記構成によると、刈り刃２は、ナイフバ
ーによる左右摺接案内作用の他に、ガイド部材１０と長
孔１１との左右摺接案内作用のうけることになり、駆動
ピンからナイフヘッド７に与えられる横移動力によって
刈り刃２全体が平面的に揺動することが少なくなる。
ーによる左右摺接案内作用の他に、ガイド部材１０と長
孔１１との左右摺接案内作用のうけることになり、駆動
ピンからナイフヘッド７に与えられる横移動力によって
刈り刃２全体が平面的に揺動することが少なくなる。
【００１３】〔別実施例〕尚、前記摺らし板６を後方に
延長して、これに前記長孔１１を形成してもよい。又、
ガイド部材１０を左右一対の遊転ローラで構成して、こ
の遊転ローラ（ガイド部材１０）を長孔１１に左右往復
摺動自在に挿入して、一層円滑に作動させるように構成
することも可能である。
延長して、これに前記長孔１１を形成してもよい。又、
ガイド部材１０を左右一対の遊転ローラで構成して、こ
の遊転ローラ（ガイド部材１０）を長孔１１に左右往復
摺動自在に挿入して、一層円滑に作動させるように構成
することも可能である。
【００１４】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】要部の縦断側面図
【図２】要部平面図
【図３】ナイフヘッドおよびガイド部材の斜視図
１ 受け刃 ２ 刈り刃 ７ ナイフヘッド １０ ガイド部材 １１ 長孔
Claims (1)
- 【請求項１】 固定の受け刃（１）に沿って左右往復摺
動自在に設けた刈り刃（２）にナイフヘッド（７）を連
結し、このナイフヘッド（７）の後部と往復駆動機構と
を連動連結し、ナイフヘッド（７）および可動刃（２）
を一定ストロークで往復横移動させるように構成したバ
リカン型刈取装置において、 前記刈り刃（２）の横摺接案内部から後方に離れた位置
に刈り刃（２）移動方向と平行な固定の長孔（１１）を
設けるとともに、この長孔（１１）に前記ナイフヘッド
（７）に備えたガイド部材（１０）を左右往復摺動自在
に挿入してあるバリカン型刈取装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14024493A JPH06343316A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | バリカン型刈取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14024493A JPH06343316A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | バリカン型刈取装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06343316A true JPH06343316A (ja) | 1994-12-20 |
Family
ID=15264270
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14024493A Pending JPH06343316A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | バリカン型刈取装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06343316A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021023187A (ja) * | 2019-08-02 | 2021-02-22 | 株式会社やまびこ | 往復動刈刃装置及び手持ち作業機 |
-
1993
- 1993-06-11 JP JP14024493A patent/JPH06343316A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021023187A (ja) * | 2019-08-02 | 2021-02-22 | 株式会社やまびこ | 往復動刈刃装置及び手持ち作業機 |
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