JPH10276528A - 刈取装置 - Google Patents

刈取装置

Info

Publication number
JPH10276528A
JPH10276528A JP8631897A JP8631897A JPH10276528A JP H10276528 A JPH10276528 A JP H10276528A JP 8631897 A JP8631897 A JP 8631897A JP 8631897 A JP8631897 A JP 8631897A JP H10276528 A JPH10276528 A JP H10276528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
folded
fixed
unit
integrally formed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8631897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3453273B2 (ja
Inventor
Seiichi Hanaki
誠一 花木
Tamotsu Soya
保 征矢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP08631897A priority Critical patent/JP3453273B2/ja
Publication of JPH10276528A publication Critical patent/JPH10276528A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3453273B2 publication Critical patent/JP3453273B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 刈取性能を維持しながら、固定刃と可動刃と
の間隙調節を容易に行える刈取装置を提供する点にあ
る。 【解決手段】 刃物台2に固定される支持刃部3Aとこ
の支持刃部3Aの先端において連結固定され後向きに片
持ち状に延出された折り返し刃部3Bとで固定刃Bを構
成し、支持刃部3Aと折り返し刃部3Bとを工具鋼を使
用した鋼板で形成する。支持刃部3Aと折り返し刃部3
Bとは一定の間隔を持って上下に配置され、その間隔内
に可動刃Cがスライド移動する移動空間Dを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バリカン型の刈取
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバリカン型の刈取装置において
は、鋼板で作った一枚板の固定刃と同じく鋼板で作った
一枚板の可動刃とを上下に重ね合わせて構成していた
(例えば、特開平7‐322738号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のものにおい
ては、固定刃と可動刃との間隙を大きく設定し過ぎると
切れ味が悪く、間隙を小さくし過ぎると可動刃の動きが
悪くなるといったように、間隙の設定が難しい面があっ
た。
【0004】本発明の目的は、切れ味を維持しながら、
固定刃と可動刃との間隙を厳密には設定する必要のない
刈取装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕請求項1に係る本発明の特徴構成は、刃物台に
取り付けた支持刃部と、この支持刃部に対してスライド
往復移動する可動刃のスライド移動空間を挟んで配置さ
れる折り返し刃部とで、固定刃を形成するとともに、支
持刃部と折り返し刃部とを鋼板で構成し、支持刃部と折
り返し刃部とを支持刃部の先端部で連結固定してある点
にあり、その作用効果は次の通りである。
【0006】〔作用〕つまり、固定刃として、可動刃を
上下から挟み込む状態で配置され可動刃のスライド移動
空間を形成する、支持刃部と折り返し刃部とを設けたの
で、可動刃で切断される茎稈を上下二箇所で受け止める
ことができるので、茎稈が逃げにくく切断性能がよい。
【0007】〔効果〕したがって、可動刃と固定刃との
間隙を厳密に設定する必要はなく、それでいて、安定し
た切断性能を維持できる。しかも、各刃が鋼板製である
ので、軽量にでき可動刃を駆動する動力も少なくてよ
い。
【0008】〔構成〕請求項2に係る本発明の特徴構成
は、請求項1に係る構成において、前記固定刃を刈り幅
方向で複数個のユニット刃に分割構成するとともに、各
ユニット刃に複数の折り返し刃部と支持刃部とを設けて
隣接する各刃部の間に切断される茎稈を導入する導入凹
部を形成し、各折り返し刃部の支持刃部に対する連結固
定端とは反対側の端部同士を一体形成して導入凹部の入
り込み深さを規定する一体形成端部としてある点にあ
り、その作用効果は次の通りである。
【0009】〔作用・効果〕各ユニット刃には導入凹部
が形成されているので、この導入凹部内に茎稈を導いて
側方より折り返し刃部と支持刃部とで支持して可動刃を
スライド移動させて切断する。上記のように導入凹部を
形成する際に、各ユニット刃を単一の折り返し刃部と支
持刃部とで構成するのではなく、複数の折り返し刃部と
支持刃部とを形成し、各折り返し刃部の支持刃部に対す
る連結固定端とは反対側の端部同士を一体形成すること
によって、支持刃部に対しては連結固定端においてのみ
取り付けられている構成を採っていても、折り返し刃部
自体における支持刃部に対して取り付けられていない部
分の自立強度を高めることができるとともに、折り返し
刃部が単体であり連結固定端一箇所で止め付けられてい
る場合に必要となる回り止め機構を設ける必要はない。
つまり、複数の折り返し刃部を有していても各ユニット
刃の折り返し刃部を単一物品として扱うことができ、こ
の単一物品に対して複数の連結固定端が存在することに
なるので、特に回り止め機構を必要としないのである。
【0010】請求項3に係る本発明の特徴構成は、請求
項2における構成において、前記ユニット刃における折
り返し刃部の一体形成端部を、隣接するユニット刃にお
ける折り返し刃部の一体形成端部に突き合わせ接触させ
てある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0011】〔作用・効果〕各ユニット刃単体において
は、複数ある折り返し刃部同士の連結固定端とは反対側
の端部同士を一体形成して、この部分で導入される茎稈
の入り込み深さを規制する一体形成端部を構成している
が、図1に示すように、各ユニット刃における一側端に
位置する折り返し刃部と、このユニット刃に隣接するユ
ニット刃における折り返し刃部とはなんの連係もない
が、互いに隣接する折り返し刃部同士の間には必然的に
茎稈を導入する導入凹部が形成されることになる。そう
すると、この導入凹部においては一体形成端部が形成さ
れてないことになるので、それだけ茎稈が深く入り込み
過ぎることになり、一体形成端部を形成している導入凹
部と茎稈の入り込み深さが異なり詰まりの原因になる。
そこで、図6に示すように、各ユニット刃の隣接する折
り返し刃部における一体形成端部同士を隣接する部分に
向けて延出し、先端同士を突き合わせ接触させてある。
各ユニット刃においては一体形成端部によってまた隣接
するユニット刃間においては一体形成端部同士の突き合
わせ構成によって茎稈の入り込み深さを規制して一定深
さにでき、詰まりを起こす原因を未然に取り除くことが
できる。
【0012】請求項4に係る本発明の特徴構成は、請求
項2における構成において、前記ユニット刃における折
り返し刃部の一体形成端部を、隣接するユニット刃にお
ける折り返し刃部の一体形成端部に重ね合わせ接触させ
てある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0013】〔作用・効果〕請求項3に係る本発明の特
徴構成において、各ユニット刃の隣接する折り返し刃部
同士の一体形成端部同士を突き合わせ接触させる構成を
採用したが、長期使用間には接触状態が変化して僅かな
間隙を生ずることもある。また、接触させることが難し
いこともある。そのようにな場合には、茎稈が一体形成
端部同士の突き合わせ部位に入り込むこともあり、これ
も詰まりの原因となる。そこで、図8に示すように、一
体形成端部同士を重ね合わせることにして、一体形成端
部同士の間に間隙が形成されないようにした。
【0014】
【発明の実施の形態】自脱型コンバインに搭載される刈
取装置Aについて説明する。図1に示すように、機体前
後方向の平行に延出された支持フレーム1,1に亘って
刃物台2を架設するとともに、複数のユニット刃3を刃
物台2に取付て固定刃Bを構成する。刃物台上に機体左
右方向にスライド移動するナイフバー4を設け、このナ
イフバー4に対して複数の単位刃5を下から取付けて、
可動刃Cを構成している。
【0015】可動刃Cの駆動構造について説明する。図
1に示すように、ナイフバー4の後面をガイドする後受
け止め板6を刃物台2に固定するとともに、ナイフバー
4の前面をガイドする前受け止め板7を設け、ナイフバ
ー4を覆うナイフクリップ8によって前後受け止め板
6,7を連結固定している。ナイフバー4の一端に連結
具9を取付固定してあり、連結具9の後面に駆動力を受
ける駆動ガイド部9Aを形成してある。駆動ガイド部9
Aにはガイド輪10Aが遊転自在に嵌合され、ガイド輪
10Aをクランクアーム10の一端に取付けて、コンバ
インの原動部からの動力でクランクアーム10を駆動回
転し、駆動ガイド部9Aとともにナイフバー4を駆動し
て、可動刃Cを一定ストロークで往復駆動するようにし
てある。可動刃Cを構成する単位刃5は鋼板製であり、
強靱性を要求されるので、工具鋼を使用するのが望まし
い。
【0016】次に固定刃Bについて説明する。図2に示
すように、固定刃Bを形成するユニット刃3は、刃物台
2に取付られるべく一体形成された支持刃部3A,3A
と、支持刃部3A,3Aに対してスライド往復移動する
可動刃Cのスライド移動空間Dを挟んで配置される左右
一対の折り返し刃部3B,3Bとで構成される。支持刃
部3Aの先端に折り返し刃部3Bの先端を重ね合わせて
リベットでカシメて連結固定端を形成している。折り返
し刃部3Bは連結固定端から支持刃部3Aとの間に一定
の間隔を保持する状態に立上げて後方に片持ち状に延出
し、片持ち状に延出した後端を隣接する折り返し刃部3
Bの後端と一体に形成してある。この部分を一体形成端
部Eと呼び、一体形成端部Eと一対の折り返し刃部3B
とで茎稈を導入する導入凹部Fを形成している。導入凹
部F内に誘導される茎稈は一体形成端部Eで入り込みを
規制されて位置決めされる。
【0017】支持刃部3Aと折り返し刃部3Bとの側端
には、図2及び図4に示すように、斜めに切除された刃
3a,3bを形成してあり、茎稈の切断性能を向上させ
る構成となっている。固定刃Bを構成するユニット刃3
は支持刃部3Aと折り返し刃部3B共に鋼板製であり、
強靱性を要求されるので、工具鋼を使用する。支持刃部
3Aと折り返し刃部3Bとは先端側でリベットのカシメ
固定を行ったが、スポット溶接等によって溶接固定する
構成を採ってもよい。これによって部品点数の削減を図
ることができ、リベット孔加工の工程を省略できる。
【0018】〔別の実施の形態〕 固定刃Bの形態としては、図5に示すように、支持
刃部3Aと折り返し刃部3Bとを3対づつ形成して、ユ
ニット刃3としてもよい。この支持刃部3Aと折り返し
刃部3Bとの個数については制限はない。 図6に示すように、折り返し刃部3Bの一体形成端
部Eを左右に延出して、隣接するユニット刃3の折り返
し刃部3Bの一体形成端部Eと突き合わせ接触させてい
る。 図8に示すように、折り返し刃部3Bの一体形成端
部Eを左右に延出して、隣接するユニット刃3の折り返
し刃部3Bの一体形成端部Eとを上下に重ね合わせて設
けてある。 固定刃Bに使用する材質としては、工具鋼以外に焼
き入れ鋼を使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】刈取装置を示す平面図
【図2】固定刃を示す斜視図
【図3】刈取装置の縦断側面図
【図4】可動刃と固定刃の縦断正面図
【図5】固定刃の別実施構造を示す平面図
【図6】固定刃の一体形成部を突き合わせた状態を示す
平面図
【図7】図6に対応した縦断正面図
【図8】固定刃の一体形成部を重ね合わせた状態を示す
平面図
【符号の説明】
2 刃物台 3 ユニット刃 3A 支持刃部 3B 折り返し刃部 B 固定刃 C 可動刃 E 一体形成端部 F 導入凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刃物台に取り付けた支持刃部と、この支
    持刃部に対してスライド往復移動する可動刃のスライド
    移動空間を挟んで配置される折り返し刃部とで、固定刃
    を形成するとともに、支持刃部と折り返し刃部とを鋼板
    で構成し、支持刃部と折り返し刃部とを支持刃部の先端
    部で連結固定してある刈取装置。
  2. 【請求項2】 前記固定刃を刈り幅方向で複数個のユニ
    ット刃に分割構成するとともに、各ユニット刃に複数の
    折り返し刃部と支持刃部とを設けて隣接する各刃部の間
    に切断される茎稈を導入する導入凹部を形成し、各折り
    返し刃部の支持刃部に対する連結固定端とは反対側の端
    部同士を一体形成して導入凹部の入り込み深さを規定す
    る一体形成端部としてある請求項1記載の刈取装置。
  3. 【請求項3】 前記ユニット刃における折り返し刃部の
    一体形成端部を、隣接するユニット刃における折り返し
    刃部の一体形成端部に突き合わせ接触させてある請求項
    2記載の刈取装置。
  4. 【請求項4】 前記ユニット刃における折り返し刃部の
    一体形成端部を、隣接するユニット刃における折り返し
    刃部の一体形成端部に重ね合わせ接触させてある請求項
    2記載の刈取装置。
JP08631897A 1997-04-04 1997-04-04 刈取装置 Expired - Fee Related JP3453273B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08631897A JP3453273B2 (ja) 1997-04-04 1997-04-04 刈取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08631897A JP3453273B2 (ja) 1997-04-04 1997-04-04 刈取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10276528A true JPH10276528A (ja) 1998-10-20
JP3453273B2 JP3453273B2 (ja) 2003-10-06

Family

ID=13883497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08631897A Expired - Fee Related JP3453273B2 (ja) 1997-04-04 1997-04-04 刈取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3453273B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010076041A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Nashimoto Kogyo Kk バリカン型切断装置
CN103814682A (zh) * 2014-03-07 2014-05-28 星光农机股份有限公司 一种联合收割机切割器
CN110226403A (zh) * 2019-04-19 2019-09-13 青岛农业大学 一种基于芝麻茎秆特性的往复式收割器割刀

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010076041A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Nashimoto Kogyo Kk バリカン型切断装置
CN103814682A (zh) * 2014-03-07 2014-05-28 星光农机股份有限公司 一种联合收割机切割器
CN110226403A (zh) * 2019-04-19 2019-09-13 青岛农业大学 一种基于芝麻茎秆特性的往复式收割器割刀

Also Published As

Publication number Publication date
JP3453273B2 (ja) 2003-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1607196B1 (en) Shaving head for a dry shaver
JP2595949Y2 (ja) 手持ち式作業機
CN213226326U (zh) 一种切刀结构及打印机芯
JPH10276528A (ja) 刈取装置
US20230133010A1 (en) Pair of blades and working machine comprising the same
JP4677240B2 (ja) 刈込機
US20180229383A1 (en) Electric shaver and outer blade used in the electric shaver
JP3418099B2 (ja) バリカン型刈取装置
JPH1175463A (ja) バリカン型刈取装置
KR20140089491A (ko) 콤바인용 예취날
CN113276172A (zh) 一种剃须刀的刀头组件
JP3493747B2 (ja) 往復式電気かみそり
JPH0226259Y2 (ja)
JP2008125398A (ja) バリカン型刈取装置
JP2006333799A (ja) カッター材および刈込み装置
JP2008113616A (ja) バリカン型刈取装置
CN216707565U (zh) 传动件及动刀组件
JPH06343316A (ja) バリカン型刈取装置
JP2001028921A (ja) コンバイン用刈刃装置
JPH06153646A (ja) 農用バリカン型刈取装置
JP4796979B2 (ja) 刈込機
JP2003189740A (ja) ヘッジトリマーなどの動力切断具における刃板開き防止構造
JP4956108B2 (ja) 刈取装置
JP2001008519A (ja) バリカン型刈取装置
JP3741888B2 (ja) 穀稈切断装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees