JP3453273B2 - 刈取装置 - Google Patents

刈取装置

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JP3453273B2
JP3453273B2 JP08631897A JP8631897A JP3453273B2 JP 3453273 B2 JP3453273 B2 JP 3453273B2 JP 08631897 A JP08631897 A JP 08631897A JP 8631897 A JP8631897 A JP 8631897A JP 3453273 B2 JP3453273 B2 JP 3453273B2
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誠一 花木
保 征矢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バリカン型の刈取
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバリカン型の刈取装置において
は、鋼板で作った一枚板の固定刃と同じく鋼板で作った
一枚板の可動刃とを上下に重ね合わせて構成していた
(例えば、特開平7‐322738号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のものにおい
ては、固定刃と可動刃との間隙を大きく設定し過ぎると
切れ味が悪く、間隙を小さくし過ぎると可動刃の動きが
悪くなるといったように、間隙の設定が難しい面があっ
た。
【0004】本発明の目的は、切れ味を維持しながら、
固定刃と可動刃との間隙を厳密には設定する必要のない
刈取装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕 請求項1に係る本発明の特徴構成は、刃物台に取り付け
鋼板製の支持刃部と、この支持刃部に取り付けられる
鋼板製の折り返し刃部とで固定刃を形成するとともに、
この折り返し刃部の先端部を、前記支持刃部の先端部に
おいて重ね合わせて連結固定し、前記折り返し刃部の延
出端部をその連結先端部から前記支持刃部に沿った状態
で、かつ、その延出端部を前記支持刃部から離間した状
態となるように片持ち状に延出し、前記折り返し刃部の
延出端部と支持刃部との間にスライド往復移動する可動
刃のスライド移動空間を形成し、前記固定刃を刈り幅方
向で複数個のユニット刃に分割構成するとともに、各ユ
ニット刃に複数の折り返し刃部と支持刃部とを設けて隣
接する各刃部の間に切断される茎稈を導入する導入凹部
を形成し、各折り返し刃部の支持刃部に対する連結固定
端とは反対側の片持ち延出端部同士を一体形成して導入
凹部の入り込み深さを規定する一体形成端部としてある
点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0006】〔作用〕 つまり、固定刃として、可動刃を上下から挟み込む状態
で配置され可動刃のスライド移動空間を形成する、支持
刃部と折り返し刃部とを設けたので、可動刃で切断され
る茎稈を上下二箇所で受け止めることができるので、茎
稈が逃げにくく切断性能がよい。各ユニット刃には導入
凹部が形成されているので、この導入凹部内に茎稈を導
いて側方より折り返し刃部と支持刃部とで支持して可動
刃をスライド移動させて切断する。上記のように導入凹
部を形成する際に、各ユニット刃を単一の折り返し刃部
と支持刃部とで構成するのではなく、複数の折り返し刃
部と支持刃部とを形成し、各折り返し刃部の支持刃部に
対する連結固定端とは反対側の片持ち延出端部同士を一
体形成することによって、支持刃部に対しては連結固定
端においてのみ取り付けられている構成を採っていて
も、折り返し刃部自体における支持刃部に対して取り付
けられていない部分の自立強度を高めることができると
ともに、折り返し刃部が単体であり連結固定端一箇所で
止め付けられている場合に必要となる回り止め機構を設
ける必要はない。
【0007】 〔効果〕 したがって、可動刃と固定刃との間隙を厳密に設定する
必要はなく、それでいて、安定した切断性能を維持でき
る。しかも、各刃が鋼板製であるので、軽量にでき可動
刃を駆動する動力も少なくてよい。また、複数の折り返
し刃部を有していても各ユニット刃の折り返し刃部を単
一物品として扱うことができ、この単一物品に対して複
数の連結固定端が存在することになるので、特に回り止
め機構を必要としないのである。
【0008】
【0009】
【0010】請求項2に係る本発明の特徴構成は、請求
項1における構成において、前記ユニット刃における折
り返し刃部の一体形成端部を、隣接するユニット刃にお
ける折り返し刃部の一体形成端部に突き合わせ接触させ
てある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0011】〔作用・効果〕 各ユニット刃単体においては、複数ある折り返し刃部同
士の連結固定端とは反対側の端部同士を一体形成して、
この部分で導入される茎稈の入り込み深さを規制する一
体形成端部を構成しているが、図1に示すように、各ユ
ニット刃における一側端に位置する折り返し刃部と、こ
のユニット刃に隣接するユニット刃における折り返し刃
部とはなんの連係もないが、互いに隣接する折り返し刃
部同士の間には必然的に茎稈を導入する導入凹部が形成
されることになる。そうすると、この導入凹部において
は一体形成端部が形成されてないことになるので、それ
だけ茎稈が深く入り込み過ぎることになり、一体形成端
部を形成している導入凹部と茎稈の入り込み深さが異な
り詰まりの原因になる。そこで、図6に示すように、各
ユニット刃の隣接する折り返し刃部における一体形成端
部同士を隣接する部分に向けて延出し、先端同士を突き
合わせ接触させてある。各ユニット刃においては一体形
成端部によってまた隣接するユニット刃間においては一
体形成端部同士の突き合わせ構成によって茎稈の入り込
み深さを規制して一定深さにでき、詰まりを起こす原因
を未然に取り除くことができる。
【0012】請求項3に係る本発明の特徴構成は、請求
項1における構成において、前記ユニット刃における折
り返し刃部の一体形成端部を、隣接するユニット刃にお
ける折り返し刃部の一体形成端部に重ね合わせ接触させ
てある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0013】〔作用・効果〕 請求項2に係る本発明の特徴構成において、各ユニット
刃の隣接する折り返し刃部同士の一体形成端部同士を突
き合わせ接触させる構成を採用したが、長期使用間には
接触状態が変化して僅かな間隙を生ずることもある。ま
た、接触させることが難しいこともある。そのような
合には、茎稈が一体形成端部同士の突き合わせ部位に入
り込むこともあり、これも詰まりの原因となる。そこ
で、請求項3に係る本発明においては、図8に示すよう
に、一体形成端部同士を重ね合わせることにして、一体
形成端部同士の間に間隙が形成されないようにした。
【0014】
【発明の実施の形態】自脱型コンバインに搭載される刈
取装置Aについて説明する。図1に示すように、機体前
後方向の平行に延出された支持フレーム1,1に亘って
刃物台2を架設するとともに、複数のユニット刃3を刃
物台2に取付て固定刃Bを構成する。刃物台上に機体左
右方向にスライド移動するナイフバー4を設け、このナ
イフバー4に対して複数の単位刃5を下から取付けて、
可動刃Cを構成している。
【0015】可動刃Cの駆動構造について説明する。図
1に示すように、ナイフバー4の後面をガイドする後受
け止め板6を刃物台2に固定するとともに、ナイフバー
4の前面をガイドする前受け止め板7を設け、ナイフバ
ー4を覆うナイフクリップ8によって前後受け止め板
6,7を連結固定している。ナイフバー4の一端に連結
具9を取付固定してあり、連結具9の後面に駆動力を受
ける駆動ガイド部9Aを形成してある。駆動ガイド部9
Aにはガイド輪10Aが遊転自在に嵌合され、ガイド輪
10Aをクランクアーム10の一端に取付けて、コンバ
インの原動部からの動力でクランクアーム10を駆動回
転し、駆動ガイド部9Aとともにナイフバー4を駆動し
て、可動刃Cを一定ストロークで往復駆動するようにし
てある。可動刃Cを構成する単位刃5は鋼板製であり、
強靱性を要求されるので、工具鋼を使用するのが望まし
い。
【0016】次に固定刃Bについて説明する。図2に示
すように、固定刃Bを形成するユニット刃3は、刃物台
2に取付られるべく一体形成された支持刃部3A,3A
と、支持刃部3A,3Aに対してスライド往復移動する
可動刃Cのスライド移動空間Dを挟んで配置される左右
一対の折り返し刃部3B,3Bとで構成される。支持刃
部3Aの先端に折り返し刃部3Bの先端を重ね合わせて
リベットでカシメて連結固定端を形成している。折り返
し刃部3Bは連結固定端から支持刃部3Aとの間に一定
の間隔を保持する状態に立上げて後方に片持ち状に延出
し、片持ち状に延出した後端を隣接する折り返し刃部3
Bの後端と一体に形成してある。この部分を一体形成端
部Eと呼び、一体形成端部Eと一対の折り返し刃部3B
とで茎稈を導入する導入凹部Fを形成している。導入凹
部F内に誘導される茎稈は一体形成端部Eで入り込みを
規制されて位置決めされる。
【0017】支持刃部3Aと折り返し刃部3Bとの側端
には、図2及び図4に示すように、斜めに切除された刃
3a,3bを形成してあり、茎稈の切断性能を向上させ
る構成となっている。固定刃Bを構成するユニット刃3
は支持刃部3Aと折り返し刃部3B共に鋼板製であり、
強靱性を要求されるので、工具鋼を使用する。支持刃部
3Aと折り返し刃部3Bとは先端側でリベットのカシメ
固定を行ったが、スポット溶接等によって溶接固定する
構成を採ってもよい。これによって部品点数の削減を図
ることができ、リベット孔加工の工程を省略できる。
【0018】〔別の実施の形態〕 固定刃Bの形態としては、図5に示すように、支持
刃部3Aと折り返し刃部3Bとを3対づつ形成して、ユ
ニット刃3としてもよい。この支持刃部3Aと折り返し
刃部3Bとの個数については制限はない。 図6に示
すように、折り返し刃部3Bの一体形成端部Eを左右に
延出して、隣接するユニット刃3の折り返し刃部3Bの
一体形成端部Eと突き合わせ接触させている。 図8
に示すように、折り返し刃部3Bの一体形成端部Eを左
右に延出して、隣接するユニット刃3の折り返し刃部3
Bの一体形成端部Eとを上下に重ね合わせて設けてあ
る。 固定刃Bに使用する材質としては、工具鋼以外
に焼き入れ鋼を使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】刈取装置を示す平面図
【図2】固定刃を示す斜視図
【図3】刈取装置の縦断側面図
【図4】可動刃と固定刃の縦断正面図
【図5】固定刃の別実施構造を示す平面図
【図6】固定刃の一体形成部を突き合わせた状態を示す
平面図
【図7】図6に対応した縦断正面図
【図8】固定刃の一体形成部を重ね合わせた状態を示す
平面図
【符号の説明】
2 刃物台 3 ユニット刃 3A 支持刃部 3B 折り返し刃部 B 固定刃 C 可動刃 E 一体形成端部 F 導入凹部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−322738(JP,A) 特開 平8−256561(JP,A) 特開 平9−74851(JP,A) 実開 平1−72022(JP,U) 実開 昭55−65959(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 34/02 - 34/408

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刃物台に取り付けた鋼板製の支持刃部
    と、この支持刃部に取り付けられる鋼板製の折り返し刃
    部とで固定刃を形成するとともに、この折り返し刃部の
    先端部を、前記支持刃部の先端部において重ね合わせて
    連結固定し、前記折り返し刃部の延出端部をその連結先
    端部から前記支持刃部に沿った状態で、かつ、その延出
    端部を前記支持刃部から離間した状態となるように片持
    ち状に延出し、前記折り返し刃部の延出端部と支持刃部
    との間にスライド往復移動する可動刃のスライド移動空
    間を形成し、前記固定刃を刈り幅方向で複数個のユニッ
    ト刃に分割構成するとともに、各ユニット刃に複数の折
    り返し刃部と支持刃部とを設けて隣接する各刃部の間に
    切断される茎稈を導入する導入凹部を形成し、各折り返
    し刃部の支持刃部に対する連結固定端とは反対側の片持
    ち延出端部同士を一体形成して導入凹部の入り込み深さ
    を規定する一体形成端部としてある刈取装置。
  2. 【請求項2】 前記ユニット刃における折り返し刃部の
    一体形成端部を、隣接するユニット刃における折り返し
    刃部の一体形成端部に突き合わせ接触させてある請求項
    1記載の刈取装置。
  3. 【請求項3】 前記ユニット刃における折り返し刃部の
    一体形成端部を、隣接するユニット刃における折り返し
    刃部の一体形成端部に重ね合わせ接触させてある請求項
    1記載の刈取装置。
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CN103814682B (zh) * 2014-03-07 2016-03-09 星光农机股份有限公司 一种联合收割机切割器
CN110226403A (zh) * 2019-04-19 2019-09-13 青岛农业大学 一种基于芝麻茎秆特性的往复式收割器割刀

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