JP2953885B2 - 農用バリカン型刈取装置 - Google Patents

農用バリカン型刈取装置

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JP2953885B2
JP2953885B2 JP30742792A JP30742792A JP2953885B2 JP 2953885 B2 JP2953885 B2 JP 2953885B2 JP 30742792 A JP30742792 A JP 30742792A JP 30742792 A JP30742792 A JP 30742792A JP 2953885 B2 JP2953885 B2 JP 2953885B2
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clipper
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正彦 湯川
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバイン等の刈取り
収穫機に使用される農用バリカン型刈取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような農用バリカン型刈取
装置としては、図4に示すように、固定刃13の上面側
に可動刃11を駆動往復摺動自在に設け、可動刃11を
固定刃13に押し付ける押さえ部材12を設け、可動刃
11の上面側にほぼ全幅にわたって付設したナイフバー
14の前端面を押さえ部材12の後端面に摺接自在に接
触させた農用バリカン型刈取装置が知られており、幅の
広い可動刃11に対して複数の幅の狭い押さえ部材12
を部分的に作用させ、それら複数の押さえ部材12の協
働で可動刃11を固定刃13に押し付けるとともに長い
ナイフバー14の前端面を摺動案内するように構成して
いた〔例えば実開平2‐44926号公報参照〕。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
刈り取り作業効率の向上を図る点から、作業走行速度の
高速化が図られるとともに、その高速作業走行時にも農
用バリカン型刈取装置による茎稈の良好な刈り取りが可
能となるように、可動刃及び固定刃の前後長さを長くす
るようにしていることから、その分、可動刃を摺動駆動
させる際に発生する振動が増大するようになっている。
そのため、上記従来技術のように、複数の幅の狭い押さ
え部材を幅の広い可動刃やナイフバーに部分的に作用さ
せるようにすると、その増大する振動に起因して、可動
刃やナイフバーに対する押さえ部材の位置ズレが生じ易
くなり、それによって、可動刃がガタツキ易くなること
から、切断性能及び耐久性の面から改良の余地があっ
た。又、可動刃のガタツキによって、可動刃のうち、押
さえ部材が作用しない部分においては可動刃の浮き上が
りが生じ易くなり、固定刃と可動刃との間に隙間ができ
るようになることから、切れ味の劣化や茎稈の詰まりを
招くようになる。つまり、この点からも切断性能及び耐
久性の面から改良の余地があった。本発明の目的は、高
速化に伴う振動の増大に起因した押さえ部材の位置ズレ
による可動刃のガタツキや浮き上がりを容易かつ確実に
防止できるようにして、良好な切れ味を長期にわたって
確実に維持できるようにする点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、固
定刃の上面側に可動刃を駆動往復摺動自在に設け、前記
可動刃を前記固定刃に押し付ける押さえ部材を設け、前
記可動刃の上面側にほぼ全幅にわたって付設したナイフ
バーの前端面を前記押さえ部材の後端面に摺接自在に接
触させるとともに、前記ナイフバーの後端面を、前記可
動刃の後部を摺動自在に支持する摺らし板の摺接ガイド
部に摺接自在に接触させた農用バリカン型刈取装置にお
いて、前記押さえ部材を、前記可動刃のほぼ全幅にわた
って接触する長さに形成する一方、前記摺接ガイド部を
前記可動刃に部分的に接触する短い長さに形成してある
ことにある。
【0005】
【作用】本発明によると、押さえ部材を可動刃のほぼ全
幅にわたって接触する長さに形成していることにより、
刈り取り作業効率の向上を図るための高速化に伴って、
可動刃を摺動駆動させる際の振動が増大しても、ナイフ
バーに対する押さえ部材の位置ズレを効果的に抑制でき
ることから、高速化に起因した可動刃のガタツキを防止
できるようになる。又、ナイフバーに対する位置ズレが
効果的に抑制された単一の長い押さえ部材で、可動刃を
ほぼ全幅にわたって押さえるようになることから、高速
化による振動の増大にかかわらず、容易に可動刃の固定
刃からの浮き上がりをも効果的に抑制できるようにな
る。つまり、高速化に起因した可動刃のガタツキや浮き
上がりによる切れ味の劣化や、固定刃と可動刃との間へ
の茎稈の詰まりによるトラブルを確実に防止できるよう
になる。しかも、単一の長い押さえ部材の後端面で長い
ナイフバーの前端面を摺接案内させることから、ナイフ
バーの局部磨耗に起因した可動刃のガタツキをも容易か
つ確実に防止でき、もって、良好な切れ味を長期にわた
って確実に維持できるようになる。その上、短い長さの
摺接ガイド部で長いナイフバーの後端面を摺接案内させ
ることによって、摺接ガイド部を押さえ部材と同様に可
動刃のほぼ全幅にわたる長さに形成して長いナイフバー
の後端面を摺接案内させる場合に比較して、可動刃を摺
接駆動させる際に発生する摺接抵抗を小さくすることが
できて、刈り取り作業効率の向上を図るための高速化に
悪影響を及ぼすことを回避できる上に、摺接ガイド部の
加工精度や組付け精度の面で有利にすることができるよ
うになる。
【0006】
【発明の効果】その結果、刈り取り作業効率の向上を図
るための高速化に悪影響を及ぼすことなく、可動刃の浮
き上がりやガタツキを効果的に防止できて、良好な切れ
味を長期にわたって確実に維持できる、切断性能及び耐
久性などにおいて一段と優れた農用バリカン型刈取装置
を提供できるようになった。
【0007】
【実施例】図1〜3に示すように、コンバインやバイン
ダー等の刈取収穫機に使用する農用バリカン型刈取装置
を構成するに、多数の刃単体を受刃台1にリベット止め
して固定刃2を構成し、多数の刃単体をナイフバー3に
リベット止めして左右2組の可動刃4を構成し、固定刃
2の上面側に可動刃4を往復摺動自在に配備し、可動刃
4を各別に固定刃2に押し付ける左右の押さえ部材5
を、夫々一対の取付け部材6を介して受刃台1に固定
し、可動刃4の上面側にほぼ全幅にわたって付設したナ
イフバー3の前端面を押さえ部材5の後端面に摺接自在
に接触させるとともに、ナイフバー3の後端面を刈刃台
1に固定した摺らし板7に摺接自在に接触させ、可動刃
4夫々にほぼ全幅にわたって接触する長さに押さえ部材
5夫々を形成し、可動刃4を左右のクランク機構8に各
別に連動させ、クランク機構8による駆動に伴って左右
2組の可動刃4が互いに反対方向に摺動されるようにし
て、駆動振動の発生を抑制できるようにしてある。尚、
前記摺らし板7は、前記ナイフバー3の後端面に部分的
に摺接する短い長さの摺接ガイド部としての起立片7a
と、可動刃4の後部を下方から支持する受け片7bとを
一体形成した板材で構成されている。つまり、固定刃
2、押さえ部材5、摺らし板7によって可動刃4を位置
決めした状態で、可動刃4を固定刃2に対して駆動往復
摺動させるように構成するとともに、可動刃4夫々をほ
ぼ全幅にわたって長い一個の押さえ部材5で押さえて、
可動刃4の浮き上がりによる切れ味の劣化、及び、固定
刃2と可動刃4の隙間への茎稈の詰まりによるトラブル
を防止するとともに、長い一個の押さえ部材5の後端面
で長いナイフバー3の前端面を摺接案内させて、ナイフ
バー3の局部磨耗を抑制し、更に、ナイフバー3の後端
面を摺接ガイド部7aにより部分的に摺接案内させるこ
とによって摺動抵抗の増大を回避するように構成してあ
る。
【0008】尚、本発明は、一組の固定刃2に対して一
組の可動刃4を配備した一般的な形態の刈取装置に適用
してもよい。押さえ部材5の取付け構成、及び、可動刃
4の後方への移動を阻止する摺動案内構成は公知のもの
から適当に選定できる。
【0009】又、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】刈取装置の全体平面図
【図2】刈取装置の要部の拡大平面図
【図3】図2のA−A線断面図
【図4】従来例の平面図
【符号の説明】
2 固定刃 3 ナイフバー 4 可動刃 5 押さえ部材 7 摺らし板 7a 摺接ガイド部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定刃(2)の上面側に可動刃(4)を
    駆動往復摺動自在に設け、前記可動刃(4)を前記固定
    刃(2)に押し付ける押さえ部材(5)を設け、前記可
    動刃(4)の上面側にほぼ全幅にわたって付設したナイ
    フバー(3)の前端面を前記押さえ部材(5)の後端面
    に摺接自在に接触させるとともに、前記ナイフバー
    (3)の後端面を、前記可動刃(4)の後部を摺動自在
    に支持する摺らし板(7)の摺接ガイド部(7a)に摺
    接自在に接触させた農用バリカン型刈取装置であって、
    前記押さえ部材(5)を、前記可動刃(4)のほぼ全幅
    にわたって接触する長さに形成する一方、前記摺接ガイ
    ド部(7a)を前記可動刃(4)に部分的に接触する短
    い長さに形成してある農用バリカン型刈取装置。
JP30742792A 1992-11-18 1992-11-18 農用バリカン型刈取装置 Expired - Lifetime JP2953885B2 (ja)

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JPH06153646A JPH06153646A (ja) 1994-06-03
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JPH06153646A (ja) 1994-06-03

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