JP5021376B2 - 芝刈り機 - Google Patents

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Description

本発明は、芝刈り機に係り、特に、芝の刈り込み高さを調整する機構を備えた芝刈り機に関するものである。
従来から、地面に生えている芝の刈り込み作業に用いられる芝刈り機が知られている。この種の芝刈り機は、例えば、固定刃と可動刃とを重ねて配置し、可動刃を固定刃に対して横方向に往復運動させることで芝を刈り込むことができるようになっている。また、2枚の可動刃を重ねて配置し、それぞれの可動刃を横方向に、且つ互いの可動刃を逆方向に往復運動させることで芝を刈り込むような芝刈り機も存在する。さらに、固定刃と可動刃とを重ねて配置し、可動刃を回転運動させることで芝を刈り込む芝刈り機も存在する。
そして、上記のような芝刈り機にあっては、所定の高さで芝を刈り込むことを目的として、様々な工夫が施された芝刈り機が存在している。
特開2007−44037号公報 特開2002−335761号公報
特許文献1に記載の芝刈り機は、ブレードを備える本体と、本体の下方前方及び後方に配置される2つの本体位置決め部を介して配置されるとともに、刈り込み対象と接する摺動面を備えるスライダと、下方前方又は後方に配置される本体位置決め部のいずれか一方とスライダとを固定することによって、本体のスライダに対する位置決め固定を実現する固定具と、を備える芝刈り機であって、ブレードの面が、スライダの摺動面に対して略平行方向に配置され、且つ、スライダの摺動面に対する略平行状態を維持したままブレードとの間隔を調整自在とされている。
このようにして構成された特許文献1に記載の芝刈り機は、スライダの摺動面がブレードの面と略平行状態を維持したまま、ブレードとスライダの間隔を調整することが可能となっており、これによって、ブレードが上下方向に平行移動し、地面からの芝の刈り込み高さを調整するものである。
特許文献2に記載された芝刈り機は、前方に芝を刈り込む一対の可動刃を備え、後方に使用者が操作するためのハンドル部を備える本体部と、ハンドル部の下方から本体部の前方に至って架け渡し状に取り付けられているガード装置の前方端部を支持する複数の止め部が上下方向に並んで設けられている。ガード装置は、後方端部が本体部の中央より少し後方の下部に固定され、前方端部が上記複数の止め部のうち使用者によって選択される1つの止め部に取り付けられるようになっている。
このようにして構成された特許文献2に記載の芝刈り機は、ガード装置の前方が使用者によって選択される止め部に取り付けられることにより、本体部の角度を変えることが可能となっており、これによって、可動刃が上下方向に傾き、地面からの芝の刈り込み高さを調整するものである。
しかしながら、特許文献1に記載の芝刈り機においては、高さ調整の際にスライダが固定されているネジ等の固定具の締め付けが必要であり、特許文献2に記載の芝刈り機においては、レバー操作により高さを調整する必要がある。いずれの刈り込み高さの調整の方法についても調整操作が煩雑であるという問題があった。また、特許文献1及び2に記載の芝刈り機においては、固定具或いはレバーが本体から外部に突出して設けられているので、刈り込み作業の邪魔になるという問題があった。
そこで、本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、刈り込み作業の邪魔にならず、より単純な調整操作で刈り込み高さの調整をすることができ、確実に位置決め固定をすることができる芝刈り機を提供することを目的とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明に係る芝刈り機(1)はブレード(2)を備える本体(3)と、前記本体(3)に取り付けられ、刈り込み対象と接する摺動面(6a)を有するベース部材(6)とを備え、前記ブレード(2)の面が、前記ベース部材(6)の摺動面に対して略平行方向に配置され、前記ベース部材(6)の摺動面(6a)が、前記ブレード(2)の面に対する略平行状態を維持したまま前記ブレード(2)との間隔を調整自在とされている芝刈り機(1)であって、前記本体(3)に対して前記ベース部材(6)を固定する凹凸係合部(8)を備え、前記凹凸係合部(8)は、前記本体(3)又は前記ベース部材(6)のいずれか一方に形成された複数の凹部(33)と、前記ベース部材(6)又は前記本体(3)のいずれか他方に形成された一対の凸部(63)とを備え、前記ベース部材(6)又は前記本体(3)のいずれか一方には、前記本体(3)と前記ベース部材(6)との固定を維持する弾性体(7)を備え、前記本体(3)は前記本体(3)の下方前方に第1の当接部(31)を備えるとともに、前記第1の当接部(31)と前記凹凸係合部(8)の間に第2の当接部(32)を備え、前記ベース部材(6)は前記第1の当接部(31)と当接する第1の支持部(61)と、前記摺動面(6a)の後方端から上方に傾斜して延びる前記本体と対向する面に前記第2の当接部(32)と当接する第2の支持部(62)を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る芝刈り機(1)において、前記ベース部材(6)の後方には、前記本体(3)と前記ベース部材(6)との固定を解除する操作部(6c)を備え、前記操作部(6c)の少なくとも一部は前記本体(3)の下端に収納されることができる。
また、本発明に係る芝刈り機(1)において、前記ベース部材(6)は、前記摺動面(6c)の後方端から上方に傾斜して延びる前記操作部(6c)を備えているとともに、前記操作部(6c)の前記本体(3)と対向する面に前記ベース部材(6)の長手方向に延びる鍔部(65)を備え、前記本体(3)は、前記ベース部材(6)を取り付けるために長手方向に延びるスライド面(35)を備え、前記鍔部(65)の下面(65b)と前記スライド面(35)の間に前記凹凸係合部(8)を備えることができる。
また、本発明に係る芝刈り機(1)において、前記第1の支持部(61)は、階段状の段であることができる。
また、本発明に係る芝刈り機(1)において、前記複数の凹部(33)は、底部(33a)と、前方に延びる傾斜面(33b)と、前記底部(33a)から略垂直に延びる面(33c)とを備え、前記一対の凸部(63)は、頂部(63a)と、前方に延びる傾斜面(63b)と、前記頂部(63)から略垂直に延びる面(63c)を備えることができる。
また、本発明に係る芝刈り機(1)において、前記操作部(6c)は、前記本体(3)の後部に形成された把持部(4)の下端に収納されていることができる。
本発明に係る芝刈り機は、弾性体により固定を維持された本体とベース部材の凹凸係合を弾性体の付勢力に抗して解除し、凹凸係合位置を変えるだけで、容易にベース部材に対する本体の高さ調整を行うことができ、本体の位置決め及び固定を行えるようにしたので、簡単な操作で刈り込み高さの調整ができ、片手でも刈り込み高さの調整を行うことができる。また、刈り込み高さの調整を行う操作部が本体に収納されていることにより、外部に突出することがなく、使用者の手や周囲の物に干渉することがなくなり、刈り込み作業時の邪魔になることがない。
また、本発明に係る芝刈り機は、芝刈り作業中に本体を地面方向に押し付けると、ベース部材はその荷重を第1の支持部と第2の支持部で支える。第2の支持部で支えられる地面方向に押し付けられた力の反力には、ベース部材を本体後方へ動かそうとする分力が発生する。この力は凹凸係合を強める方向に作用するため、この機構によれば、本体を地面に押し付ける力が大きいほど、ベース部材を位置決めするための固定力が強くなる。
また、本発明に係る芝刈り機は、凹凸係合部を構成する凹部及び凸部の一端から延びる面が傾斜面を有しているので、本体とベース部材の凹凸係合を解除し係合位置を変える際に、凹部と凸部が互いに干渉することを防止でき、円滑な調整操作を行うことができる。
一方、凹凸係合部を構成する凹部及び凸部の他端から延びる面が略垂直な面として構成されているので、凹凸係合部の確実な固定をすることができる。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る芝刈り機の全体構造を示す正面図であり、図2は、芝刈り機の一部断面を示す平面図であり、図3は、図2におけるA−A断面及びB−B断面を示す一部断面正面図であり、図4は、芝刈り機の本体とベース部材の組み付け状態を示す図3におけるC−C断面図であり、図5は、芝刈り機の本体とベース部材の組み付け前の状態を示す一部断面正面図であり、図6は、芝刈り機の本体とベース部材の組み付け状態を示す一部断面図であり、図7は、高さ調整時のベース部材の押圧状態を示す一部断面正面図であり、図8は、芝刈り機の高さ調整を示す動作図であり、図9は、第2の実施形態に係る芝刈り機のベース部材を示す一部断面正面図である。なお、説明し易いように、図1乃至図3では右側を前方、左側を後方として説明する。なお、以下の説明において、本体の内部構造については一般的な電動式の芝刈り機と同様であるので、簡単に説明をするものとする。
第1の実施形態に係る芝刈り機1は、使用者が片手で持って地面に生えた芝を一定の高さに刈り込み可能なものである。また、芝の刈り込み高さを調整することができ、且つ、その調整作業を容易に行うことができるものである。
図1に示すように、第1の実施形態に係る芝刈り機1は、芝を刈り込むブレード2を下方前方に突出させて備えている本体3と、本体3の下方に配置され、地面Gに生えている芝生上を摺動するベース部材6とを備え、前記ベース部材6は前記本体3を支持するとともに、図8に示すように前記ブレード2の面を地面Gに対して略垂直方向に移動させて地面Gからのブレード2の高さTを調整し、前記本体3と前記ベース部材6の位置を刈刃高さα(低)、刈刃高さβ(中)及び刈刃高さγ(高)のいずれかの位置に固定することができる。
本体3は、左右二つ割り片を突き合わせて形成されるハウジング3aを有している。ハウジング3aの前方には、図示しない駆動部から発生する熱を本体3外部に排出する排出孔3bが形成されている。また、ハウジング3aの後部は、使用者が本体3を把持するための略D字形の把持部4が形成されている。ハウジング3aの内部には、ブレード2を駆動するモータ等の図示しない駆動部が内蔵されている。さらに、把持部4の内周前方には、トリガー5が設けられている。このトリガー5は、駆動部を駆動するためのスイッチとして機能する。使用者によってこのトリガー5が押圧されることにより、駆動部が起動し、ブレード2が作動するようになっている。
ここで図2に示すように、ブレード2は上刃2aと下刃2bにより構成されており、上刃2aと下刃2bの先端側には複数の刈刃が形成されている。このようにして、上刃2aと下刃2bが互いの面に沿って揺動することにより、芝が両刃の刈刃間に挟まれて切断される。また、上刃2a及び下刃2bには、幅広タイプのものが使用されており、本体3の幅よりも広くなっている。
このようにして使用者は、把持部4を片手で持ってトリガー5を操作し、芝刈り機1を地面Gに生えている芝生上でスライド移動させることにより、地面Gに生えている芝を容易に刈り取ることが可能となっている。
図2及び図3に示すように、ハウジング3aの下方前方には、ハウジング3aの左右両側に一対の第1の当接部31が形成される。また、ハウジング3aの下方略中央には、本体3の左右に延びる第2の当接部32が形成されている。
また、図3乃至図5に示すように、略D字形状の把持部4の下部には、ベース部材6を組み付けるために後方上方に向かって傾斜し、長手方向に延びる溝状の収納凹部4aが形成されている。ここで、前記収納凹部4aは地面に対し、角度θの傾斜角で傾斜しており、角度θは少なくとも45度未満、望ましくは25度である。また、この収納凹部4aの左右両側には前後方向に延びるスライド面35が形成されており、このスライド面35は、前記収納凹部4aと同様に角度θの傾斜角で傾斜している。また、スライド面35の上面には、それぞれ3つの凹部33が形成されている。
図1乃至図5に示すようにベース部材6には、その下端に地面Gに生えている芝生上を摺動するための摺動面6aが形成されている。また、ベース部材6の前方には前記ブレード2により刈り込まれた芝生を捕集する背板部6d及び底板部6eからなるチップレシーバー部6bと、前記第1の当接部31と当接する階段状の第1の支持部61が形成されている。さらに、ベース部材6には前記摺動面6aの後方端から上方に向けて傾斜して延びる操作部6cが形成されている。この操作部6cは断面が略U字形状に形成され、その上部には左右に突出する一対の鍔部65を形成している。ここで、前記操作部6cは地面に対し、角度θの傾斜角で傾斜しており、角度θは少なくとも45度未満、望ましくは25度である。また、前記鍔部65は、前記操作部6cの長手方向全長にわたって形成されており、前記操作部6cと同様に角度θの傾斜角で傾斜している。前記一対の鍔部65の各下面65bには、それぞれ単一の凸部63が一対形成されている。また、前記鍔部65の上面65aの下方は前記第2の当接部32と当接する第2の支持部62として形成されている。
次に図3乃至図6を参照して本体3とベース部材6の取り付け方法について説明する。
図4及び図5に示すように本体3とベース部材6の取り付けは、前記鍔部65が、前記収納凹部4aに摺動可能に挿入され、前記鍔部65が前記収納凹部4aのスライド面35に当接することにより取り付けられる。また、図3に示すように、3つの凹部33のうちの任意の1つと前記凸部63が凹凸係合することにより、凹凸係合部8を形成し、本体3とベース部材6の位置決めがなされる。また、本体3には鍔部65に対向する位置に弾性体としてのコイルバネ7が設けられている。このコイルバネ7の先端には、ベース部材6の鍔部65に当接するベース固定用部材7aが設けられている。このベース固定用部材7aを介してベース部材6の鍔部65を本体3のスライド面35に付勢することで、本体3とベース部材6の凹凸係合を確実なものとし、本体3とベース部材6の固定を維持する。
図3に示すように、本体3の前方の位置決めは、凹凸係合された凹部33に対応する前記第1の支持部61のうちの所定の段と前記第1の当接部31とが当接することによって行われる。
またこのとき、本体3が備える前記第2の当接部32は、ベース部材6が備える前記第2の支持部62と当接する。
したがって、本体3はベース部材6の前記第1の支持部61と前記第2の支持部62により支持され、ベース部材6に対する本体3の高さ方向の位置が決定される。
ここで、図3に示されるように、第2の支持部62はベース部材6の略中央から後方に延びる傾斜した鍔部65の上面65aに設けられているため、使用者が芝刈り機1を地面Gと垂直方向に押し付けて作業をする際に、押付力に対する反力に鍔部65に沿う方向の分力が生じる。この鍔部65に沿う方向の分力はベース部材6を本体3の後方上方へ移動させる方向に作用するため、前記凸部63の後方面を前記凹部33の後方面に押圧する力として作用する。かくして、この分力は凹凸係合をさらに強固に固定するように作用するため、第1の実施形態の芝刈り機1は、本体3をベース部材6に押し付ければ押し付けるほど、より強固に本体3とベース部材6とが固定されることとなり、凹凸係合が不用意に解除されることがない。なお、図5に示すように、前記凹部33の後方面は底部33aから略垂直(75°乃至90°)に延びる面33cとして形成されており、前記凸部63の後方面は頂部63aから略垂直(75°乃至90°)に延びる面63cとして形成されている。これらの面33c、63cが互いに当接することにより、前記鍔部65に沿う方向の分力を効果的に凹凸係合部の固定に利用することができ、より確実な本体3とベース部材6の固定を実現することができる。
図6に示すように、前記凹部33と前記凸部63が凹凸係合をした状態において、凹部33の底部33aと凸部63の頂部63aの間には間隙8aが設けられている。この間隙8aは芝の刈り込みにより生じた塵埃等を凹凸係合部8に介入させずに間隙8aに捕集することができる。この結果、凹凸係合の固定及び解除の作動を円滑に行うことができる。
次に、図7を参照してベース部材6に対する本体3の高さ調整の方法について説明する。
図7に示すように、凹凸係合の解除は、ベース部材6に設けられた操作部6cを弾性体7の付勢力に対向して本体3の収納凹部4aの内(矢印方向F)に向けて押圧し、前記凸部63と前記凹部33の係合を解除するとともに、ベース部材6の前方を下方に下げることで、第1の当接部31と第1の支持部61との当接を解除することにより行う。次に、ベース部材6の操作部6cを矢印方向Fに押圧したままベース部材6の鍔部65の下面65bを本体3に設けられた収納凹部4aに形成したスライド面35に沿って摺動させることで、凸部63を別の凹部33まで移動させる。その後、ベース部材6から手を離すと、コイルバネ7の付勢力によりベース固定用部材7aを介して、ベース部材6の凸部63が本体3の凹部33に付勢され、凹凸係合が確実に且つ強固に固定されることとなる。
また、本体3の前方の位置決めについては、ベース部材6は合成樹脂材等からなる剛体であるため、後方の位置が凹凸係合により固定されると、摺動面6aはブレード2の面と略平行な位置に復帰するため、第1の当接部31は、前記凹凸係合した凹部33に対応する第1の支持部61の所定の段に当接することができる。
なお、第1の当接部31と当接する階段状の第1の支持部61の段の段差と凹凸係合部8を構成する複数の凹部33のそれぞれの段差は、同じ高さとなるように形成されており、本体3を凹凸係合により位置決めするときに、地面Gに対して略垂直方向に本体3の高さを調整できるようになっている。
なお、前記凹部33と前記凸部63の前方面にはそれぞれ前方方向へ傾く傾斜面33b、63bが形成されている。この傾斜面33b、63bは、凹凸係合の解除後にベース部材6を摺動させる際に、凹部33と凸部63が相互に干渉することを防止することができ、より円滑に調整操作をすることができる。
このように、第1の実施形態に係る芝刈り機1は、ベース部材6の操作部6cを本体3の収納凹部4aの内に向けて押圧し、本体3とベース部材6の凹凸係合を解除するだけで、地面Gとブレード2の面との間の略平行状態を維持しながら、ブレード2と地面Gの距離を調整することができ、刈り込み高さTを容易に調整することが可能となっている。
続いて、第1の実施形態に係る芝刈り機1の動作について詳述する。
第1の実施形態に係る芝刈り機1は、使用者が片手で把持部4を把持しつつトリガー5を押圧し、駆動部を駆動してブレード2を作動させるとともに、本体3を下方に押し付けながら前方に本体3を移動させてベース部材6を芝生上に摺動させることにより、芝を一定の高さで刈り込むことが可能となっている。
また、第1の実施形態に係る芝刈り機1は、本体3とベース部材6の凹凸係合を解除するだけで容易に本体3の高さ調整を行い、本体3の位置決めを行えるようにしたので、刈り込み高さTの調整作業が容易である。
[第2の実施形態]
以上説明した第1の実施形態に係る芝刈り機1では、前方の位置決めについては、本体3の第1の当接部31がベース部材6に階段状に形成された第1の支持部61と当接することで、前方の位置決めをおこなっている場合について説明した。次に説明する第2の実施形態の芝刈り機1は、第1の実施形態とは異なる形態を有する第1の支持部611の実施例について説明を行うものである。なお、上述した第1の実施形態の場合と同一又は類似する部材については、同一符号を付して説明を省略する。
図9は、第2の実施形態に係る芝刈り機1の前方の位置決め状態を示す部分拡大図である。
第2の実施形態に係る芝刈り機1は、ベース部材6に形成された第1の支持部611が複数の窪みによって形成されている。第1の当接部31は、位置決めの際にこの窪みに嵌り込むこととなり、前方の位置決めを行った後に、ベース部材6が前後左右方向に移動することを規制することができる。この結果、凹凸係合部8による固定に加えて、より確実な前方の位置決めを行うことができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記各実施形態に記載の範囲には限定されない。例えば、第1の実施形態で説明したブレード2は、一対の可動刃(上刃2a及び下刃2b)を備えているが、下刃2bを固定し、上刃2aのみが下刃2bの上面を揺動するようにしても構わない。
また、本発明の第1の実施形態に係る芝刈り機1において、本体3に一対の単一の凸部63を形成し、ベース部材6に複数の凹部33を形成しても構わない。
さらにまた、本発明の実施形態に係る芝刈り機1において、把持部4は、本体3に別部材として取り付けられるハンドルとしても構わないし、略C字形状でも構わない。
さらにまた、本発明の第1の実施形態に係る芝刈り機1において、コイルバネ7はベース部材6に配置しても構わないし、コイルバネ7はゴムでも構わない。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれうることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
第1の実施形態に係る芝刈り機の全体構造を示す正面図である。 芝刈り機の一部断面を示す平面図である。 図2のA−A断面図及びB−B断面正面図である。 芝刈り機の本体とベース部材の組み付け状態を示す断面図である。 芝刈り機の本体とベース部材の組み付け前の状態を示す一部断面正面図である。 芝刈り機の本体とベース部材の組み付け状態を示す一部断面図である。 高さ調整時のベース部材の押圧状態を示す一部断面正面図である。 芝刈り機の高さ調整を示す動作図である。 第2の実施形態に係る芝刈り機のベース部材を示す一部断面正面図である。
符号の説明
1 芝刈り機
2 ブレード
3 本体
3a ハウジング
4 把持部
6 ベース部材
6a 摺動面
7 コイルバネ(弾性体)
8 凹凸係合部
31 第1の当接部
32 第2の当接部
33 凹部
35 スライド面
61、611 第1の支持部
62 第2の支持部
63 凸部
65 鍔部
F 押圧方向

Claims (6)

  1. ブレードを備える本体と、
    前記本体に取り付けられ、刈り込み対象と接する摺動面を有するベース部材とを備え、
    前記ブレードの面が、前記ベース部材の摺動面に対して略平行方向に配置され、
    前記ベース部材の摺動面が、前記ブレードの面に対する略平行状態を維持したまま前記ブレードとの間隔を調整自在とされている芝刈り機であって、
    前記本体に対して前記ベース部材を固定する凹凸係合部を備え、
    前記凹凸係合部は、前記本体又は前記ベース部材のいずれか一方に形成された複数の凹部と、
    前記ベース部材又は前記本体のいずれか他方に形成された一対の凸部とを備え、
    前記ベース部材又は前記本体のいずれか一方には、前記本体と前記ベース部材との固定を維持する弾性体を備え、
    前記本体は前記本体の下方前方に第1の当接部を備えるとともに、前記第1の当接部と前記凹凸係合部の間に第2の当接部を備え、
    前記ベース部材は前記第1の当接部と当接する第1の支持部と、前記摺動面の後方端から上方に傾斜して延びる前記本体と対向する面に前記第2の当接部と当接する第2の支持部を備えること
    を特徴とする芝刈り機。
  2. 請求項1に記載の芝刈り機において、
    前記ベース部材の後方には、前記本体と前記ベース部材との固定を解除する操作部を備え、
    前記操作部の少なくとも一部は前記本体の下端に収納されること
    を特徴とする芝刈り機。
  3. 請求項に記載の芝刈り機において、
    前記ベース部材は、前記摺動面の後方端から上方に傾斜して延びる前記操作部を備えているとともに、前記操作部の前記本体と対向する面に前記ベース部材の長手方向に延びる鍔部を備え、
    前記本体は、前記ベース部材を取り付けるために長手方向に延びるスライド面を備え、
    前記鍔部の下面と前記スライド面の間に前記凹凸係合部を備えること
    を特徴とする芝刈り機。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の芝刈り機において、
    前記第1の支持部は、階段状の段であること
    を特徴とする芝刈り機。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の芝刈り機において、
    前記複数の凹部は、底部と、前方に延びる傾斜面と、前記底部から略垂直に延びる面とを備え、
    前記一対の凸部は、頂部と、前方に延びる傾斜面と、前記頂部から略垂直に延びる面を備えること
    を特徴とする芝刈り機。
  6. 請求項2又は3に記載の芝刈り機において、
    前記操作部は、前記本体の後部に形成された把持部の下端に収納されていること
    を特徴とする芝刈り機。
JP2007157191A 2007-06-14 2007-06-14 芝刈り機 Active JP5021376B2 (ja)

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