JP5143703B2 - 芝刈り機 - Google Patents

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Description

本発明は、芝刈り機に係り、特に、芝の刈り込み高さを調整する機構を備えた芝刈り機に関するものである。
従来から、地面に生えている芝の刈り込み作業に用いられる芝刈り機が知られている。この種の芝刈り機は、例えば、固定刃と可動刃とを重ねて配置し、可動刃を固定刃に対して横方向に往復運動させることで芝を刈り込むことができるようになっている。また、2枚の可動刃を重ねて配置し、それぞれの可動刃を横方向に、且つ互いの可動刃を逆方向に往復運動させることで芝を刈り込むような芝刈り機も存在する。さらに、固定刃と可動刃とを重ねて配置し、可動刃を回転運動させることで芝を刈り込む芝刈り機も存在する。
そして、上記のような芝刈り機にあっては、所定の高さで芝を刈り込むことを目的として、様々な工夫が施された芝刈り機が存在している。
特開2007−44037号公報
特許文献1に記載の芝刈り機は、ブレードを備える本体と、本体の下方前方及び後方に配置される2つの本体位置決め部を介して配置されるとともに、刈り込み対象と接する摺動面を備えるスライダと、下方前方又は後方に配置される本体位置決め部のいずれか一方とスライダとを固定することによって、本体のスライダに対する位置決め固定を実現する固定具と、を備える芝刈り機であって、ブレードの面が、スライダの摺動面に対して略平行方向に配置され、且つ、スライダの摺動面に対する略平行状態を維持したままブレードとの間隔を調整自在とされている。
このようにして構成された特許文献1に記載の芝刈り機は、スライダの摺動面がブレードの面と略平行状態を維持したまま、ブレードとスライダの間隔を調整することが可能となっており、これによって、ブレードが上下方向に平行移動し、地面からの芝の刈り込み高さを調整するものである。
しかしながら、特許文献1に記載の芝刈り機は、高さ調整を行う際において、本体3とベース部材6とを固定又は解除する時の固定具の締め付けは、つまみをねじによって締め付けているため、しっかりと固定するのには所定の力が必要であった。また、つまみを回して締め付けるためにはその締付及び緩めるのに時間がかかっていた。
そこで、本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、刈り込み作業の邪魔にならず、より単純な調整操作で刈り込み高さの調整をすることができ、確実に位置決め固定をすることができる芝刈り機を提供することを目的とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明に係る芝刈り機(1)はブレード(2)を備える本体(3)と、前記本体(3)に取り付けられ、刈り込み対象と接する摺動面(6a)を有するベース部材(6)とを備え、前記ブレード(2)の面が、前記ベース部材(6)の摺動面(6a)に対して略平行方向に配置され、前記ベース部材(6)の摺動面(6a)が、前記ブレード(2)の面に対する略平行状態を維持したまま前記ブレード(2)との間隔を調整自在とされている芝刈り機(1)であって、前記本体(3)に対して前記ベース部材(6)を固定する凹凸係合部(8)を備え、前記凹凸係合部(8)は、前記本体(3)又は前記ベース部材(6)のいずれか一方に形成された複数の凹部(33)と、前記ベース部材(6)又は前記本体(3)のいずれか他方に形成された一対の凸部(63)とを備え、前記ベース部材(6)には、前記凹部(33)と凸部(63)の固定を維持又は固定を解除する切替手段(80)を備え、前記切替手段(80)は、前記ベース部材(6)に回動可能に取り付けられる固定解除ノブを備え、前記固定解除ノブは、前記凹部(33)と凸部(63)を固定又は解除可能にするための突起(80a、80b)を有し、前記突起(80a、80b)は、前記固定解除ノブの回動により前記凹部(33)と凸部(63)を固定する固定位置と前記凹部(33)と凸部(63)の固定を解除する解除位置に移動可能であることを特徴とする。
また、本発明に係る芝刈り機において、前記本体(3)は前記本体(3)の下方前方に第1の当接部(31)を備えるとともに、前記第1の当接部(31)と前記凹凸係合部(8)の間に第2の当接部(32)を備え、前記ベース部材(6)は前記第1の当接部(31)と当接する第1の支持部(61)と、前記摺動面(6a)の後方端から上方に傾斜して延びる前記本体(3)と対向する面に前記第2の当接部(32)と当接する第2の支持部(62)を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る芝刈り機において、前記ベース部材(6)の後方には、前記本体(3)と前記ベース部材(6)との固定を解除する操作部(6d)を備え、前記操作部(6d)の後端は前記本体(3)の後端部よりも後方へ突出していることを特徴とする。
また、本発明に係る芝刈り機において、前記ベース部材(6)は、前方から後方端部に延びる集芝部(70)を備えているとともに、後方が略双胴艇の舳先の形状に形成されて前記後方端部の集芝部(70)が左右に区分けされていることを特徴とする。
また、本発明に係る芝刈り機において、前記ベース部材(6)は、前記本体(3)の全長よりも長く形成されていることを特徴とする。
本発明に係る芝刈り機によれば、固定解除ノブを用いて容易にベース部材に対する本体の固定及び解除を行い、簡単な操作で刈り込み高さの調整ができる。また、ベース部材を大きくしたことで従来の芝刈り機よりも芝を多く集められ、芝を廃棄する頻度を少なくできる。また、ベース部材の後端を略双胴艇の舳先の形状としたため、芝刈り機を後方に引く際に、当該ベース部材が芝に引っかかることなく滑らかに後退させることができる。さらに、ベース部材を本体の全長よりも長くしたので、本体が安定し、本実施形態のように操作部が本体から離れている場合であっても安定して芝刈りを行うことができる。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は本実施形態に係る芝刈り機の部分断面を含む全体構造を示す正面図、図2は芝刈り機の平面図、図3は芝刈り機の本体とベース部材の一部断面正面図、図4はベース部材の平面斜視図、図5はベース部材の底面斜視図、図6は本体とベース部材の組付状態を示す一部断面正面図、図7は固定解除ノブ近傍の拡大図、図8は固定解除ノブの縦断面図、図9は固定解除ノブがベース部材に取付けられた時の簡易構成図、図10は図9のA−A断面図、図11は高さ調整機構の動作を説明するための一部断面正面図である。
なお、説明し易いように、図1に示す芝刈り機の右側を前方、左側を後方として説明する。また、以下の説明において、本体の内部構造については一般的な電動式の芝刈り機と同様であるので、簡単に説明をするものとする。
本実施形態に係る芝刈り機1は、起動操作等を延長ハンドルで操作できるタイプの一般にポールバリカンと称される芝刈り機であって、使用者が立った状態で、片手で持って地面に生えた芝を一定の高さに刈り込み可能である。また、当該芝刈り機1は、芝の刈り込み高さを調整することができ、且つ、その調整作業を容易に行うことができる高さ調整機構を備えている。
図1に示すように、本実施形態に係る芝刈り機1は、芝を刈り込むブレード2を下方前方に突出させて備えている本体3と、本体3の下方に配置され、地面Gに生えている芝生上を摺動するベース部材6とを備え、前記ベース部材6は前記本体3を支持するとともに、前記ベース部材6に対する前記本体3の位置を調整し、前記ブレード2の面を地面Gに対して略垂直方向に移動させて地面Gからのブレード2の高さTを所定の刈刃高さに固定することができる。
本体3は、左右二つ割り片を突き合わせて形成されるハウジング3aを有している。ハウジング3aの内部には、ブレード2を駆動するモータ等の図示しない駆動部や当該駆動部からの動力をブレードに伝達するための動力伝達機構部、駆動部を電気的に制御するための基板などが内蔵されている。
本体3の後方上部には、使用者が本体3を把持するための略D字状の把持部4を有している。この把持部4の内周前方には、トリガー5が設けられている。このトリガー5は、駆動部を駆動するためのスイッチとして機能する。芝刈り機1は、使用者によってこのトリガー5が押圧されることにより、駆動部が起動し、ブレード2が作動するようになっている。
また、前記把持部4には、所定のジョイント部25を介して後方に延びるアーム部26と、当該アーム部26の先端に取り付けられる操作ハンドル部27と、が着脱可能に取付けられている。アーム部26は、ジョイント部25を介して本体3に対して上下方向に回動可能に取り付けられており、本実施形態の芝刈り機1は、操作ハンドル部27の高さ位置を自由に調整することが可能である。
操作ハンドル部27は、使用者が把持するための把持部28を有しており、当該把持部28には、トリガー28aが設けられている。本実施形態の芝刈り機1は、トリガー5が常に押圧状態となるように把持部4にジョイント部25が取り付けられており、当該操作ハンドル部27に設けられたトリガー28aを用いて駆動部を起動させ、ブレード2を作動させるようになっている。
ここで図2に示すように、ブレード2は上刃2aと下刃2bにより構成されており、上刃2aと下刃2bの先端側には複数の刈刃が形成されている。このようにして、上刃2aと下刃2bが互いの面に沿って揺動することにより、芝が両刃の刈刃間に挟まれて切断される。また、上刃2a及び下刃2bには、幅広タイプのものが使用されており、本体3の幅よりも広くなっている。
このようにして使用者は、操作ハンドル部27を片手で持ってトリガー28aを操作し、芝刈り機1を地面Gに生えている芝生上でスライド移動させることにより、地面Gに生えている芝を容易に刈り取ることが可能となっている。
以下、本実施形態の芝刈り機1の高さ調整機構の構成について図1乃至図11を用いて説明する。
図1及び図2に示すように、ハウジング3aの下方前方には、ハウジング3aの左右両側に一対の第1の当接部31が形成される。また、図1に示すように、ハウジング3aの下方略中央には、本体3の左右に延びる第2の当接部32が形成されている。
図1及び図3に示すように、ハウジング3aの下方後方には、ベース部材6を組み付けるために略中央部から後方上方に向かって傾斜して延びる断面が略U字状の収納凹部4aが形成されている。ここで、前記収納凹部4aは地面に対し、角度θの傾斜角で傾斜しており、角度θは45度未満、望ましくは25度である。また、この収納凹部4aの左右両側には前後方向に延びるスライド面35が形成されており、このスライド面35は、前記収納凹部4aと同様に角度θの傾斜角で傾斜している。また、スライド面35の上面には、それぞれ3つの凹部33が形成されている。また、前記第2の当接部32は、前記収納凹部4aの上面前方に形成されている。
一方、図1、図3乃至図5に示すようにベース部材6には、その下端に地面Gに生えている芝生上を摺動するための略水平状の摺動面6aが形成されている。また、ベース部材6の後部は、略双胴艇の舳先の形状となるように中央部が凸状に盛り上げられて形成されている。
また、図4に示すようにベース部材6の前方には、前記本体3の第1の当接部31と当接し、前記本体3の前方を支持する階段状の第1の支持部61が形成されている。また、ベース部材6の上面には、左右前方から左右後方にかけて、前記ブレード2により刈り込まれた芝生を捕集する集芝部70が形成されている。
さらに、図3乃至図5示すように、ベース部材6には中央部から後方上方に向けて傾斜して延びる高さ調整部6cと、その端部から後方へと略水平方向に延びる操作部6dが形成されている。この操作部6dは、ブレード2の刈り込み高さ調整のために利用者が操作するものであって、当該操作部6dは利用者が操作し易いように、その後端部が本体3の後端よりも後方に配置されている。このように操作部6dを本体3の後端よりも後方へ設けることで利用者は操作しやすく便利である。
図3及び図4に示すように、高さ調整部6cは断面が略U字形状に形成され、その上部には左右に突出する一対の鍔部65が形成されている。ここで、前記高さ調整部6cは地面に対し、角度θの傾斜角で傾斜しており、角度θは45度未満、望ましくは25度である。前記一対の鍔部65の各下面には、それぞれ単一の凸部63が一対形成されている。また、前記鍔部65の上面65aの前方は、図6に示すように、ベース部材6と本体3を組み付けた時に前記第2の当接部32と当接し、前記本体3の後方を支持する第2の支持部62として形成されている。
図7乃至図9に示すように、高さ調整部6cに設けられている鍔部65の下方端面には、本願の固定解除ノブとして機能する円筒状のつまみ80がピン81により軸支され回動可能に取り付けられている。当該つまみ80は、図8に示すように、上方に付勢される球体82が設けられ、対向する高さ調整部6cの端面に形成される半円状の溝82a(82b)と係合する。当該溝82a(82b)は、図5に示すように、つまみ80の回転方向に2つ形成されており、2つの溝82a、82bの2点間でつまみ80の回動範囲が規制されるようになっている。
図10に示すように、当該つまみ80は、高さ調整部6cの下端面に対して水平方向に対向して形成される一対の突起80a、80bを有している。当該突起80a、80bは、一方の溝82bに球体82が収容されたときに、前記鍔部65と対向する一方で、他方の溝82aに前記球体82が収容されたときに、前記鍔部65の内側へと移動する。
前記本体3とベース部材6は、図6に示すようにベース部材6に形成されている鍔部65に、前記本体3に形成されている収納凹部4aが摺動可能に挿入されて、前記鍔部65が前記収納凹部4aのスライド面35に当接することにより組み付けられる。また、図3に示すように、3つの凹部33のうちの任意の1つと前記凸部63が凹凸係合することにより、図6に示すように凹凸係合部8を形成し、本体3とベース部材6の位置決めがなされる。また、本体3には鍔部65に対向する位置に弾性体としてのコイルバネ7が設けられている。このコイルバネ7の先端には、ベース部材6の鍔部65に当接するベース固定用部材7aが設けられている。このベース固定用部材7aを介してベース部材6の鍔部65を本体3のスライド面35に付勢することで、本体3とベース部材6が凹凸係合し、本体3とベース部材6の固定を維持する。
なお、本体3の前方の位置決めは、図3及び図4に示すように、凹凸係合された凹部33に対応する前記第1の支持部61のうちの所定の段と前記第1の当接部31とが当接することによって行われる。またこのとき、本体3が備える前記第2の当接部32は、ベース部材6が備える前記第2の支持部62と当接する。したがって、本体3はベース部材6の前記第1の支持部61と前記第2の支持部62により支持され、ベース部材6に対する本体3の高さ方向の位置が決定される。
ここで、図6に示されるように、第2の支持部62はベース部材6の略中央から後方に延びる傾斜した鍔部65の上面65aに設けられているため、使用者が芝刈り機1を地面Gと垂直方向に押し付けて作業をする際に、押付力に対する反力に鍔部65に沿う方向の分力が生じる。この鍔部65に沿う方向の分力はベース部材6を本体3の後方上方へ移動させる方向に作用するため、前記凸部63の後方面を前記凹部33の後方面に押圧する力として作用する。
なお、図3に示すように、前記凹部33の後方面は底部33aから略垂直(75°乃至90°)に延びる面33cとして形成されており、前記凸部63の後方面は頂部63aから略垂直(75°乃至90°)に延びる面63cとして形成されている。これらの面33c、63cが互いに当接することにより、前記鍔部65に沿う方向の分力を効果的に凹凸係合部8の固定に利用することができる。
また、前記凹部33と前記凸部63が凹凸係合をした状態において、凹部33の底部33aと凸部63の頂部63aの間には間隙8aが設けられている。この間隙8aは芝の刈り込みにより生じた塵埃等を凹凸係合部8に介入させずに間隙8aに捕集することができる。この結果、凹凸係合の固定及び解除の作動を円滑に行うことができる。
このようにして、ベース部材6と本体3とが組み付けられた後、つまみ80を図7に示すように、固定方向へ回動して一方の溝82bに球体82が収容された時に、前記鍔部65の凸部63と嵌合する凹部33が形成されたスライド面35が当該鍔部65と突起80a、80bとで挟み込まれ、固定される。これによって本体3とベース部材6の凹凸係合を確実なものとし、容易にベース部材6と本体3の固定を維持することが可能である。
一方、つまみ80を図8に示す解除方向へ回動して他方の溝82aに球体82が収容されたときに、当該突起80a、80bは、鍔部65よりも内側に移動することで、当該突起80a、80bと鍔部65とによるスライド面35の挟み込みを解除する。これによって凹部33が鍔部65の凸部63から外れることができ、ベース部材6と本体3とを分離することが可能になる。
すなわち、本実施形態の芝刈り機1は、図7に示すように、つまみ80の回転によって、本体3とベース部材6とを固定する固定位置と、その固定を解除可能な解除位置と、に切替可能になっている。
また、ベース部材6に対する本体3の高さを調整する場合には、図7に示すように、まず、つまみ80を解除方向に回動し、突起80a、80bと鍔部65とによるスライド面35の挟み込みを解除した後、図11に示すように、ベース部材6に設けられた操作部6dを弾性体7の付勢力に対向して本体3の収納凹部4aの内(矢印方向F)に向けて持ち上げて、前記凸部63と前記凹部33の係合を解除するとともに、ベース部材6の前方を下方に下げることで、第1の当接部31と第1の支持部61との当接を解除する。さらに、ベース部材6の操作部6dを矢印方向Fに持ち上げたままベース部材6の鍔部65の下面65bを本体3に設けられた収納凹部4aに形成したスライド面35に沿って摺動させることで、凸部63を別の凹部33まで移動させ、その後、ベース部材6から手を離すと、コイルバネ7の付勢力によりベース固定用部材7aを介して、ベース部材6の凸部63が本体3の凹部33に付勢され、ベース部材6に対する本体3の高さが調整される。そして、つまみ80を固定位置に回動して突起80a、80bと鍔部65とでスライド面35を挟み込み、本体3とベース部材6の凹凸係合を確実なものとし本体3とベース部材6とを固定すれば良い。
なお、本体3の前方の位置決めについては、ベース部材6は合成樹脂材等からなる剛体であるため、後方の位置が凹凸係合により固定されると、摺動面6aはブレード2の面と略平行な位置に復帰するため、第1の当接部31は、前記凹凸係合した凹部33に対応する第1の支持部61の所定の段に当接することができる。
また、第1の当接部31と当接する階段状の第1の支持部61の段の段差と凹凸係合部8を構成する複数の凹部33のそれぞれの段差は、同じ高さとなるように形成されており、本体3を凹凸係合により位置決めするときに、地面Gに対して略垂直方向に本体3の高さを調整できるようになっている。
また、前記凹部33と前記凸部63の前方面にはそれぞれ前方方向へ傾く傾斜面33b、63bが形成されている。この傾斜面33b、63bは、凹凸係合の解除後にベース部材6を摺動させる際に、凹部33と凸部63が相互に干渉することを防止することができ、より円滑に調整操作をすることができる。
このように、本実施形態に係る芝刈り機1は、ベース部材6と本体3の取り付け又は取り外しを容易にするためのつまみ80が設けられ、当該つまみ80には突起80a、80bが形成されており、当該つまみ80を固定位置と解除位置に切り替えるように回動することで当該突起80a、80bによって凹凸係合部8の固定又は解除を行うことが可能となっている。よって、つまみ80の回動のみで、刈り込み高さTの調整のためのベース部材6と本体3の固定又は解除を容易に行うことが可能である。また、本体3をベース本体6に支持する支持部を前後に設けたため、水平状態を維持したまま刈り込み高さTの調整を行うことができる。
また、本実施形態に係る芝刈り機1のベース部材6の後方には、操作部6cが後方へ突出して設けられており、つまみ80を固定位置から解除位置に回動し、当該操作部6dを上方へ持ち上げるだけで、刈り込み高さTを調整する際における本体3とベース部材6の凹凸係合の解除を行うことができる。よって、刈り込み高さTの調整のためのベース部材6と本体3の解除を容易に行うことが可能である。
このように本実施形態の芝刈り機1は、つまみ80を固定位置から解除位置に回動し、ベース部材6の操作部6dを本体3の収納凹部4aの内に向けて持ち上げて、本体3とベース部材6の凹凸係合を解除するだけで、地面Gとブレード2の面との間の略平行状態を維持しながら、ブレード2と地面Gの距離を調整し、再度、つまみ80を固定位置に回動することで、刈り込み高さTを容易に調整することが可能となっている。
また、ベース部材6は、上面に大きな集芝部70を備え、後方が略双胴艇の舳先の形状に形成されて前記後方端部の集芝部70が左右に区分けされている。よって、芝を多く集められ、芝を廃棄する頻度を少なくできる。また、ベース部材6の後端を略双胴艇の舳先の形状としたため、芝刈り機1を後方に引く際に、当該ベース部材6が芝に引っかかることなく滑らかに後退させることができる。
また、本実施形態の芝刈り機1のベース部材6は、本体3の全長よりも長く形成されている。よって、本体3が安定し、本実施形態の芝刈り機1のように操作ハンドル部27が本体3から離れている場合であっても安定して芝刈りを行うことができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記各実施形態に記載の範囲には限定されない。例えば、芝刈り機1の前方の位置決めを容易に行うため、当該ベース部材6に形成された第1の支持部61は、複数の窪みによって形成されても構わない。このようにすれば、第1の当接部31は、位置決めの際にこの窪みに嵌り込むこととなり、容易、且つ確実に前方の位置決めを行うことができる。
また、第1の実施形態で説明したブレード2は、一対の可動刃(上刃2a及び下刃2b)を備えているが、下刃2bを固定し、上刃2aのみが下刃2bの上面を揺動するようにしても構わない。
また、本発明の第1の実施形態に係る芝刈り機1において、本体3に一対の単一の凸部63を形成し、ベース部材6に複数の凹部33を形成しても構わない。
さらにまた、本発明の実施形態に係る芝刈り機1において、把持部4は、本体3に別部材として取り付けられるハンドルとしても構わないし、略C字形状でも構わない。
さらにまた、本実施形態の芝刈り機1は、ポールバリカンに適用したものであるが、ジョイント部25が取り外された一般的な芝刈り機にも適用可能である。
さらにまた、本実施形態に係る芝刈り機1において、コイルバネ7はベース部材6に配置しても構わないし、コイルバネ7はゴムでも構わないし、無くても構わない。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれうることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本実施形態に係る芝刈り機の部分断面を含む全体構造を示す正面図である。 芝刈り機の平面図である。 芝刈り機の本体とベース部材の一部断面正面図である。 ベース部材の平面斜視図である。 ベース部材の底面斜視図である。 本体とベース部材の組付状態を示す一部断面正面図である。 固定解除ノブ近傍の拡大図である。 固定解除ノブの縦断面図である。 固定解除ノブがベース部材に取付けられた時の簡易構成図である。 図9のA−A断面図である。 高さ調整機構の動作を説明するための一部断面正面図である。
符号の説明
1 芝刈り機
2 ブレード
3 本体
3a ハウジング
4 把持部
6 ベース部材
6a 摺動面
6d 操作部
7 コイルバネ(弾性体)
31 第1の当接部
32 第2の当接部
33 凹部
35 スライド面
61 第1の支持部
62 第2の支持部
63 凸部
65 鍔部
70 集芝部
F 押圧方向
80 つまみ
80a、80b 突起

Claims (5)

  1. ブレードを備える本体と、
    前記本体に取り付けられ、刈り込み対象と接する摺動面を有するベース部材とを備え、
    前記ブレードの面が、前記ベース部材の摺動面に対して略平行方向に配置され、
    前記ベース部材の摺動面が、前記ブレードの面に対する略平行状態を維持したまま前記ブレードとの間隔を調整自在とされている芝刈り機であって、
    前記本体に対して前記ベース部材を固定する凹凸係合部を備え、
    前記凹凸係合部は、
    前記本体又は前記ベース部材のいずれか一方に形成された複数の凹部と、
    前記ベース部材又は前記本体のいずれか他方に形成された一対の凸部と、を備え、
    前記ベース部材には、前記凹部と凸部の固定を維持又は固定を解除する切替手段を備え、
    前記切替手段は、前記ベース部材に回動可能に取り付けられる固定解除ノブを備え、
    前記固定解除ノブは、
    前記凹部と凸部を固定又は解除可能にするための突起を有し、
    前記突起は、
    前記固定解除ノブの回動により前記凹部と凸部を固定する固定位置と前記凹部と凸部の固定を解除する解除位置に移動可能であることを特徴とする芝刈り機。
  2. 請求項1に記載の芝刈り機において、
    前記本体は前記本体の下方前方に第1の当接部を備えるとともに、前記第1の当接部と前記凹凸係合部の間に第2の当接部を備え、
    前記ベース部材は前記第1の当接部と当接する第1の支持部と、前記摺動面の後方端から上方に傾斜して延びる前記本体と対向する面に前記第2の当接部と当接する第2の支持部を備えることを特徴とする芝刈り機。
  3. 請求項1、又は2に記載の芝刈り機において、
    前記ベース部材の後方には、前記本体と前記ベース部材との固定を解除する操作部を備え、
    前記操作部の後端は前記本体の後端部よりも後方へ突出していることを特徴とする芝刈り機。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の芝刈り機において、
    前記ベース部材は、前方から後方端部に延びる集芝部を備えているとともに、後方が略双胴艇の舳先の形状に形成されて前記後方端部の集芝部が左右に区分けされていることを特徴とする芝刈り機。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の芝刈り機において、
    前記ベース部材は、前記本体の全長よりも長く形成されていることを特徴とする芝刈り機。
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