JPH10210835A - カッター支持構造 - Google Patents

カッター支持構造

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JPH10210835A
JPH10210835A JP1638597A JP1638597A JPH10210835A JP H10210835 A JPH10210835 A JP H10210835A JP 1638597 A JP1638597 A JP 1638597A JP 1638597 A JP1638597 A JP 1638597A JP H10210835 A JPH10210835 A JP H10210835A
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JP
Japan
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fixed
fixed blade
blade
cutter
supporting structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP1638597A
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English (en)
Inventor
Haruo Baba
治男 馬場
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH10210835A publication Critical patent/JPH10210835A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バリカン型カッターにおける固定刃の左右両
端を刈取フレームの左右固定部にわたって架設してある
カッター支持構造において、バリカン型カッターの固定
刃を三点支持するものであり乍ら、固定部の製作誤差や
組付け誤差に拘わらず固定刃を略一直線上に取付けられ
るようにする。 【解決手段】 固定刃10の左右方向中間部を、刈取フ
レーム15に固設された固定部19,19に、上下に若
干の移動を許容する状態で係合させてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バインダーやコン
バイン等の収穫機におけるバリカン型カッターの支持構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バリカン型カッターを刈取フレー
ムに固定するに当たっては、実開昭64‐26922号
公報に示されるように、固定刃の左右両端を刈取フレー
ムの左右分草杆に固定するもの、或いは、実開昭62‐
53621号公報に示されるように、固定刃の左右両端
と中間部を刈取フレームの左右分草杆と中間分草杆に固
定するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】固定刃の左右両端の二
点を固定するものは、盛土などによって固定刃の左右中
間部が下から外力を受けた場合に撓み易い不都合があ
り、また、固定刃の左右両端と中間部の三点を固定する
ものは、上記撓みを抑制することができるものの、三点
を一直線上に固定することは難しく、カッターに対する
支持ブラケットの製作誤差、或いは、支持ブラケットの
刈取フレームに対する組付け誤差などによって、例え
ば、固定刃の三点を支持するブラケットの内で、左右一
端側のブラケットの上面が他のブラケットの上面より高
い場合、固定刃は、中間部から一端側が上方に反り返っ
て固定されることになり、また、中間部のブラケットの
上面が左右のブラケットの上面より高い場合、固定刃が
上方に突曲した彎曲形状で固定されることとなり、固定
刃の左右両側と可動刃との間に隙間が生じ、カッターの
切断性能が低下する不都合が生じる。
【0004】本発明の第1の目的は、固定刃の簡単な支
持構造の改良によって上記欠点を解消する点にある。本
発明の第2の目的は、固定刃を支持する刈取フレームが
横側から外力を受けた場合、固定刃の支持構造を利用し
て刈取フレームの剛性を高める点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、バリカン型カッターにおける固定刃の左右両端を刈
取フレームの左右固定部にわたって架設してあるカッタ
ー支持構造であって、前記固定刃の左右方向中間部を、
刈取フレームに固設された固定部に、上下に若干の移動
を許容する状態で係合させてある。 〔作用〕この構成によると、固定部としてのブラケット
の製作、組付け誤差により、例えば、固定刃の左右両端
並びに中間部の三点を支持する固定部の内で、左右両端
の固定部の内の一方の固定部が、他方の固定部及び中間
部の固定部の上面より高い場合、固定刃は中間部から一
端側が上方に反り返った状態で固定されようとするが、
中間部の固定部が上下方向に融通をもった係合支持構造
故、固定刃の弾性による復元を許容し、是によって、固
定刃を直線に近い状態で支持することができる。また、
中間部の固定部の上面が、左右両端の固定部の上面より
高い場合、前述と同様に、固定刃の弾性による復元を許
容し、是によって、固定刃を直線に近い状態で支持する
ことができ、上面の可動刃との隙間を小さくする。さら
に、盛土などによって固定刃の左右中間部が下から外力
を受けた場合、中間部の係合支持構造で固定刃の一定以
上の撓みを規制し、固定刃に作用する曲げモーメントに
対して強力に対向し得る。 〔効果〕請求項1に係る発明によると、固定刃の左右両
端と中間部の三点を支持して固定刃の中間部の垂れ下が
り並びに下からの外力による曲げを抑制することができ
るとともに、中間部の係合による融通作用により、固定
刃を直線に近い状態で支持し得て、固定刃の反り返りに
よる取付けを抑制することができ、これによって、固定
刃と可動刃との間に隙間が生じることがなく、良好な切
断機能が発揮される。
【0006】請求項2に記載の本発明は、バリカン型カ
ッターにおける固定刃の左右両端を刈取フレームの左右
固定部にわたって架設してあるカッター支持構造であっ
て、前記固定刃の左右方向中間部を、刈取フレームに固
設された固定部に、上下並びに左右に若干の移動を許容
する状態で係合させてある。 〔作用〕この構成によると、請求項1に係る発明と同様
に作用するとともに、固定刃の左右中間部が固定部に上
下方向のみならず左右方向にも若干の移動を許容する状
態で係合されているので、刈取フレームの左右一側の分
草杆が盛土などに衝突して横方向から外力を受けた場
合、固定刃を介して中間部の係合支持構造で前記分草杆
の一定以上の撓みを規制するとともに、固定刃を介して
連結された他方の分草杆からの抵抗力によって、前記刈
取フレームに作用する曲げモーメントに対して強力に対
向し得る。 〔効果〕請求項2に係る発明によると、請求項1に係る
発明の上記効果をもたらすとともに、刈取フレームが横
側から外力を受けた場合、固定刃の中間部を係合支持す
る固定部を介して刈取フレームの撓み変形を抑制して刈
取フレームの折れ曲がりを抑制することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態をバイ
ンダーのバリカン型カッターに付いて説明する。図1
は、バインダーの全体を示し、このバインダーは、二輪
二条刈りのバインダーであって、機体の前部に、倒伏穀
稈を引起こす左右一対の引起し装置1,1、引起し装置
1,1の下部に、引き起こし穀稈の株元部を切断するバ
リカン型カッター2、引起し装置の背部に、刈取穀稈を
立ち姿勢で機体横一側方に搬送する横搬送装置3、横搬
送装置3の終端下部に、横送りされて来た穀稈を結束し
て機体横側方に放出する結束装置4を備え、機体の後部
に、エンジン5、走行ミッションケース6、車輪7、操
縦ハンドル8を備え、さらに、機体の前部横他側方に、
刈取対象穀稈と非刈取対象穀稈との絡みをほぐす下部支
点a回りに上部が前後方向に高速揺動駆動される可動分
草杆9を備えている。
【0008】図2乃至図4は、前記バリカン型カッター
2の支持構造を示し、前記バリカン型カッター2は、固
定刃10と左右往復スライド自在な可動刃11とから構
成されており、前記固定刃10は長尺プレートの前端に
直接受刃10aを形成した簡易な固定刃であって、プレ
ートの左右方向の三箇所に長孔10b・・を形成してあ
る。他方、可動刃11の底面に、前記長孔10b・・に
挿入される三つのナイフバー11b・・が固定連結され
ており、長孔10bの範囲内で前記ナイフバー11bが
左右往復動される。前記可動刃11は、左右方向の上面
三箇所がナイフクリップ12・・によって押さえ付けら
れて浮き上がりが阻止されている。前記可動刃11の後
端に、前記可動刃11の左右スライドをスムーズに行な
わせる為のすらし板13,13が設けられており、前記
ナイフクリップ12とすらし板13とが前記固定刃10
にボルト14を介して共締め連結されている。
【0009】前記バリカン型カッター2は、左右一対の
分草杆15a,15aと中央分草杆15b並びに引起し
伝動ケースの支持台を兼ねた上部カバー18とからなる
刈取フレーム15における左右の分草杆15a,15a
に亘って架設されており、固定刃10の左右両端が、左
右分草杆15a,15aに取付けられた固定部としての
ブラケット16,16にボルト17,17を介して固定
連結されている。そして固定刃10の左右中間部が、上
部カバー18前面の左右中央に切り出し形成された固定
部としての左右一対のブラケット19,19に係合され
ている。
【0010】前記固定刃10と前記中間ブラケット1
9,19との係合構造は、左右一対のブラケット19,
19の内の一方のブラケット19に水平のスリット19
Aが形成されており、この水平のスリット19Aに固定
刃10の後端が係入されている。前記固定刃10は後端
の左右中央部が後方に突出する状態に形成されており、
この突出部の後端に上下方向のスリット10Aが形成さ
れており、この上下方向のスリット10Aに他方のブラ
ケット19の前端が係入されている。前記固定刃10側
のスリット10A並びにブラケット19側のスリット1
9Aの溝幅は、夫々、相手方部材のブラケット19や固
定刃10の厚みより若干大きく形成してあり、固定刃1
0とブラケット19とを相対的に上下並びに左右に若干
の移動を許容できる状態で係合させてある。
【0011】図7は、前記可動分草杆9への伝動構造を
示し、21は、走行ミッションケース6からの引起し装
置への伝動ケース32内に突入されたフロントPTO
軸、22は第一ベベルギア機構、23は前記第1ベベル
ギア機構22を介して駆動される横軸、24は第二ベベ
ルギア機構、25は前記第二ベベルギア機構24を介し
て駆動される左引起し装置への引起し駆動軸、26は、
前記横軸23の端部に相対回転自在に突き合わされたク
ランク軸であって、このクランク軸26のクランクアー
ム26aと可動分草杆9の上部とがリンク27を介して
連結されて、前記クランクアーム26aの回転運動をリ
ンク27を介して往復直線運動に変換して前記可動分草
杆9を下部支点a回りに上部を前後に往復揺動駆動可能
に構成してある。図中28は、フロントPTO軸21に
設けられた刈取クラッチであって、フロントPTO軸2
1に遊嵌のベベルギア22aに咬合する爪クラッチ28
aがフロントPTO軸21にスプラインを介してスライ
ド自在に外嵌されている。また、図中29は、クランク
軸27に設けられた分草クラッチであって、固定の爪ク
ラッチ29aが前記横軸23の端部にスプラインを介し
て外嵌され、可動の爪クラッチ29bが前記クランク軸
26にスプラインを介してスライド自在に外嵌されてい
る。前記クランク軸26の突き合わせ端部は、前記固定
の爪クラッチ29aにブッシュ30を介して相対回転自
在に内嵌されている。前記右側の引起し装置に対しては
結束装置4から駆動軸(図示せず)を介して駆動される
ようになっている。
【0012】前記分草クラッチ29は、スプリング31
を介して常時クラッチ入り側に付勢されており、図5,
図6に示すように、伝動ケース32の外部からクラッチ
レバー33を介して操作可能に構成されている。前記ク
ラッチレバー33は弾性変形可能な板バネから構成され
ており、伝動ケース32に設けられた被係止部32aに
係合可能な係止部33aを備え、係止部33aを被係止
部32aに係止することでクラッチ切り状態に保持可能
に構成されている。
【0013】上記構造によれば、カッター2に対する支
持ブラケット16,16の製作誤差、或いは、支持ブラ
ケット16,16の分草杆15a,15aに対する組付
け誤差などによって、左右の支持ブラケット16,16
に高低差が生じて、例えば、左側の支持ブラケット16
の上面が右側の支持ブラケット16の上面よりも高くな
った場合、固定刃10と中間ブラケット19のスリット
19Aとの係合による融通作用により、固定刃10の弾
性による復元を許容し、固定刃10を直線に近い三点で
支持することが可能となる。また、刈取フレーム15の
左右一側の分草杆15aが盛土などに衝突して横方向か
ら外力を受けた場合、固定刃10のスリット10Aの側
縁が中間ブラケット19に接当して前記分草杆15aの
一定以上の撓みを規制し、この規制構造と他方の分草杆
15aの抵抗力により前記分草杆15aに作用する曲げ
モーメントに対して強力に対向し得る。
【0014】〔別実施の形態〕上記実施の形態において
は、固定刃10を中間部のブラケット19,19に対し
て上下並びに左右に若干の移動を許容する状態で係合さ
せたが、固定刃10側のスリット10Aを無くし、左右
一対のブラケット19,19に水平のスリット19A,
19Aを形成して、固定刃10と中間部のブラケット1
9,19とを上下方向のみに若干の移動を許容する状態
で係合させても良い。
【0015】また、上記実施の形態においては、中間部
のブラケット19,19を上部カバー18に設けたもの
を例示したが、中央分草杆15bに固定したものであっ
ても良い。
【0016】さらに、上記実施の形態においては、バイ
ンダーにおけるバリカン型カッターの支持構造に付いて
説明したが、コンバインにおけるバリカン型カッターの
支持構造に適用することができる。
【0017】さらにまた、上記実施の形態として、固定
刃として一枚のプレートをプレスによって打ち抜き形成
した簡易な形状の固定刃を示したが、固定刃として、大
型のコンバインなどに見られるように、受刃台の先端に
単体の受刃を並設した構造のものであっも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】バインダーの全体側面図
【図2】バリカン型カッターの取付け構造を示す平面図
【図3】同、分解斜視図
【図4】同、縦断側面図
【図5】同、分草クラッチの縦断側面図
【図6】同、横断平面図
【図7】同、分草杆への伝動構造を示す横断平面図
【符号の説明】
2 バリカン型カッター 10 固定刃 15 刈取フレーム 16 左右固定部 19 中間固定部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バリカン型カッターにおける固定刃の左
    右両端を刈取フレームの左右固定部にわたって架設して
    あるカッター支持構造であって、前記固定刃の左右方向
    中間部を、刈取フレームに固設された固定部に、上下に
    若干の移動を許容する状態で係合させてあるカッター支
    持構造。
  2. 【請求項2】 バリカン型カッターにおける固定刃の左
    右両端を刈取フレームの左右固定部にわたって架設して
    あるカッター支持構造であって、前記固定刃の左右方向
    中間部を、刈取フレームに固設された固定部に、上下並
    びに左右に若干の移動を許容する状態で係合させてある
    カッター支持構造。
JP1638597A 1997-01-30 1997-01-30 カッター支持構造 Pending JPH10210835A (ja)

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JP1638597A JPH10210835A (ja) 1997-01-30 1997-01-30 カッター支持構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108307769A (zh) * 2017-12-18 2018-07-24 潍坊友容实业有限公司 盐碱地杂草清理切割机构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108307769A (zh) * 2017-12-18 2018-07-24 潍坊友容实业有限公司 盐碱地杂草清理切割机构

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