JPH1167845A - テープキャリア - Google Patents

テープキャリア

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Publication number
JPH1167845A
JPH1167845A JP22883897A JP22883897A JPH1167845A JP H1167845 A JPH1167845 A JP H1167845A JP 22883897 A JP22883897 A JP 22883897A JP 22883897 A JP22883897 A JP 22883897A JP H1167845 A JPH1167845 A JP H1167845A
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JP
Japan
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tape carrier
user area
semiconductor element
test pad
lead
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Application number
JP22883897A
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English (en)
Inventor
Toshio Teraishi
利夫 寺石
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザエリアに切り取られた後でもプローブ
針を用いた検査ができ,更に,位置決めも簡単にできる
テープキャリアを提供する。 【解決手段】 テープ状の絶縁フィルム11に半導体素
子14と接続されるリードパターン10を形成したテー
プキャリア1において,基板実装時に切断される絶縁フ
ィルム11のユーザエリア17内に,半導体素子14を
電気的に試験するためのテストパッド21を配置した。
ユーザエリア17内にテストパッド21を配置している
ので,ユーザエリア17に切り取った後でもテストパッ
ド21にプローブ針を押し当てて,半導体素子14の電
気的特性を測定できる。また,ユーザエリア17内に位
置決め孔22を設けた。これにより,ユーザエリア17
に切り取った後でも試験(測定)装置のステージ30に
位置決めが可能となり,半導体装置14の電気的特性を
測定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本明は,半導体装置の製造に
おいて半導体素子と基板などを電気的に接続するために
用いられるテープキャリア(TAPE CARRIE
R)に関する。
【0002】
【従来の技術】基板などを電気的に接続する手段とし
て,ワイヤボンディング,テープキャリア,フリップチ
ップなどが知られている。これらの内,テープキャリア
は,導体を形成したテープ状のポリイミドなどからなる
絶縁フィルムに半導体素子と接続されるリードパターン
を連続的に形成した構成を有している。かかるテープキ
ャリアは,基板に実装する前の段階で半導体素子の検査
が簡単に行える,半導体素子とリードとの電気的な接続
が容易である,端子ピッチの縮小ができる,半導体装置
の薄型化がはかれる,などといった利点を有している。
【0003】このテープキャリアの表面に半導体素子を
載せ,半導体素子の電極部を各リードに一括してボンデ
ィングする。その後,半導体素子の電気的特性を測定し
て選別及び検査を行ない,出荷される。この出荷の際に
は,多数の半導体素子を連続的に装着した状態で,テー
プキャリアはリール状に巻かれている。一方,ユーザ側
では,こうしてリール状に巻かれた状態で購入したテー
プキャリアを繰り出して半導体素子毎に所望のユーザエ
リアの大きさに切断し,基板上に実装する。
【0004】ここで,図5は,従来の典型的なテープキ
ャリア100の一部を示す平面図である。実際には,テ
ープキャリア100は,図5中の左右方向に長く連続し
た形状を有しており,図5は,テープキャリア100の
一部を,一つのリードパターン101について切断した
状態で示している。テープキャリア100の表面に,銅
箔などからなる各リード102を所望のパターンに配置
したリードパターン101が形成されている。テープキ
ャリア100のほぼ中央には,半導体素子103が装着
されており,その半導体素子103の左右両側に各リー
ド102が突出するように配置されている。これら各リ
ード102の内端は,半導体素子103の裏面に露出し
た図示しない電極にそれぞれ接続され,各リード102
の外端には,半導体素子103の電気的特性を測定する
際にプローブ針を押し当てるためのテストパッド105
がそれぞれ配置されている。
【0005】この図5において,テープキャリア100
の表面に点線106で示した領域の内側が,ユーザエリ
ア107になっている。従来のテープキャリア100で
は,先に説明したテストパッド105は,いずれもこの
ユーザエリア107の外側に配置されている。その他,
テープキャリア100の両端には,ユーザエリア107
の外側において搬送用のスプロケットホール108が所
定の等間隔で設けられている。
【0006】そして,メーカ側では,連続するテープキ
ャリア100の表面にて,リードパターン101に半導
体素子103をそれぞれ装着し,その後,テストパッド
105に検査用のプローブ針を押し当てて半導体素子1
03の電気的特性を測定し,選別及び検査を行なってい
る。この選別及び検査の際には,テープキャリア100
の両端に配置されたスプロケットホール108を利用し
て位置決めが行われ,各リード102のテストパッド1
05が所定の位置に停止させられる。そして検査後,テ
ープキャリア100はリール状に巻いた状態で出荷され
る。一方,ユーザ側では,こうしてリール状に巻かれた
状態で購入したテープキャリア100を繰り出してユー
ザエリア107の大きさに切断し,半導体素子103を
基板に実装している。また,ユーザにより,メーカ側が
ユーザエリア107の大きさに切断したものをトレー等
に収納して出荷し,それをユーザ側が購入して基板に実
装する場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようにメーカ側で
は,テープキャリア表面に装着した半導体素子を検査し
てから出荷を行うことにより万全を期している。にもか
かわらず,搬送中のトラブルや,基板に実装する際の静
電破壊などにより,不良製品が生ずる場合がある。その
ような不良製品については,メーカ側はその発生原因を
究明することが必要となる。即ち,不良の発生原因を究
明し,それを克服することによって,更に進歩した製品
を提供できるようになる。
【0008】ところが,ユーザ側から不良製品が返品さ
れた場合,その製品は既にユーザエリアの大きさに切断
されている。そして,従来のテープキャリアは,テスト
パッドがユーザエリアの外側だけにしか配置されていな
いため,こうして返品された際には,プローブ針を当て
るためのテストパッドが製品中に残っていないこととな
る。このため,従来のテープキャリアは,不良製品とし
てユーザ側から返品されても,その製品についてプロー
ブ針を用いた電気的特性の測定ができず,検査が困難で
あった。
【0009】また先に説明したように,出荷前の検査を
行う際には,まだテープキャリアはユーザエリアに切断
されていないから,スプロケットホールを利用した位置
決めが可能である。しかし,スプロケットホールはユー
ザエリアの外側に配置されているから,ユーザ側からユ
ーザエリアに切断された製品が返品された場合,そのよ
うな位置決めはもはやできないことになる。
【0010】本発明は,上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり,その目的は,ユーザエリアに切り取
られた後でもプローブ針を用いた検査ができ,更に,位
置決めも簡単にできるテープキャリアを提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに,請求項1の発明は,テープ状の絶縁フィルムに半
導体素子と接続されるリードパターンを形成したテープ
キャリアにおいて,基板実装時に切断される前記絶縁フ
ィルムのユーザエリア内に,半導体素子を電気的に試験
するためのテストパッドを配置したことを特徴とする。
【0012】この請求項1のテープキャリアによれば,
ユーザエリア内にテストパッドを配置しているので,基
板へ実装するためにユーザ側において切り取った後で
も,テストパッドがユーザエリア内に残ることになる。
このため,切り取った後でもテストパッドにプローブ針
を押し当てて,半導体素子の電気的特性を測定できる。
従って,ユーザ側から返品された不良製品について検査
することが可能となり,その原因を究明することが可能
となる。
【0013】この請求項1のテープキャリアは,請求項
2に記載したように,前記テストパッドを,ユーザエリ
アの外にも配置すると良い。この請求項2のテープキャ
リアは,出荷前のまだユーザエリアに切断する前の状態
において半導体素子の電気的特性を測定する場合は,ユ
ーザエリアの外に配置されたテストパッドに検査用のプ
ローブ針を押し当てる。その際,プローブ針の先端によ
ってテストパッドに傷跡が形成されるが,このように傷
跡が形成されたテストパッドは,ユーザエリアの外に配
置されているので,ユーザ側にて切断されることによっ
て,切り離される。このため,半導体素子を基板に実装
する際には,ユーザエリア内のテストパッドに傷跡がな
い状態となる。
【0014】また,請求項3に記載したように,前記テ
ストパッドを,ユーザエリア内において全部もしくは一
部のリードのみに形成しても良い。即ち,半導体素子の
種類によっては,必ずしも全部のリードについて測定し
なくても,一部のリードについてだけ測定を行えば返品
された半導体素子の電気的特性を調べられる場合があ
る。そのような場合は,必要なリードについてだけテス
トパッドを形成すればよい。そうすれば,リード同士を
密に配列することによって,いわゆるファインピッチ化
が可能となる。
【0015】また,請求項4に記載したように,一部も
しくは全部のリードの幅を,前記テストパッドの幅と同
じに広げても良い。このように構成すれば,ユーザエリ
アの内外のいずれにおいても,リードに対して検査用の
プローブ針を押し当てることができ,基板へ実装するた
めにユーザ側において切り取った後でも,テストパッド
と同じ幅のリードがユーザエリア内に残るので,リード
にプローブ針を押し当てて,半導体素子の電気的特性を
測定できるようになる。
【0016】また,請求項5に記載したように,前記ユ
ーザエリア内に,半導体素子の電気的特性を測定するス
テージ上に載置する際の位置決めを行うための位置決め
手段を設けると良い。そうすれば,ユーザ側からユーザ
エリアに切断された製品が返品された場合であっても,
ユーザエリア内に設けられた位置決め手段によってステ
ージ上に正確に位置決めして,半導体素子の電気的特性
を測定することが可能となる。この場合,前記位置決め
手段は,請求項6に記載したように,例えば位置決め孔
や突起とすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下,添付の図面を参照しながら
本発明の好ましい実施の形態について説明する。
【0018】図1は,本発明の第1の実施の形態にかか
るテープキャリア1の一部を示す平面図である。先に図
5で説明した場合と同様に,実際にはテープキャリア1
は,図1中の左右方向に長く連続した形状を有してお
り,図1では,第1の実施の形態のテープキリア1の一
部を,一つのリードパターン10について切断した状態
で示している。テープキャリア1は,例えばポリイミド
などからなるテープ状の絶縁フィルム11の表面に,銅
箔などからなるリードパターン10を形成した構成を有
している。図示のリードパターン10は,複数のリード
12と複数のリード13とを所望の配線パターンに左右
に配置した構成になっている。テープキャリア1のほぼ
中央には,半導体素子14が装着されており,その半導
体素子14の左右両側に各リード12,13がそれぞれ
突出するように配置されている。これら各リード12,
13の内端は,半導体素子14の裏面に露出した図示し
ない電極にそれぞれ接続されている。
【0019】図1において,テープキャリア1の表面に
点線16で示した領域の内側が,ユーザエリア17にな
っている。この第1の実施の形態のテープキャリア1で
は,先に説明した半導体素子14の左側に配置されたリ
ード12には,それぞれ二つずつのテストパッド20,
21が設けられている。そして,これらテストパッド2
0,21の内,一方のテストパッド20はユーザエリア
17の外側に配置され,他方のテストパッド21はユー
ザエリア17の内側に配置されている。また図示の例で
は,半導体素子14の右側に配置されたリード13の幅
は,これらテストパッド20,21の幅と同じ程度に広
く構成されている。なお,テストパッド20,21の面
積及びリード13の幅は,半導体素子14の電気的特性
を測定するプローブ針を押し当てるための十分な大きさ
を有している。
【0020】また,ユーザエリア17の内側には,一対
の位置決め孔22と,一対の実装位置決め孔23が設け
られている。位置決め孔22は,後述するように,テー
プキャリア1を半導体素子14の検査を行うステージ3
0上に載置する際に,位置決めピン31を通すための円
孔に形成されている。実装位置決め孔23には,半導体
素子14を接地させるグランド電極24が設けられてい
る。また,ユーザエリア17の内側において右側に配置
されたリード13の下方にはアウターリードホール25
が開口しており,これにより,各リード13は,このア
ウターリードホール25を介してテープキャリア1の裏
面側に対しても電気的に接続できるようになっている。
その他,テープキャリア1の両端には,ユーザエリア1
7の外側において搬送用のスプロケットホール26が所
定の等間隔で設けられている。
【0021】さて,以上のように構成された第1の実施
の形態にかかるテープキャリア1にあっては,メーカ側
で,連続するテープキャリア1の表面においてリードパ
ターン10に半導体素子14をそれぞれ装着する。そし
て,ユーザエリア17の外側においてテストパッド20
及びリード13に検査用のプローブ針を押し当てて半導
体素子14の電気的特性を測定し,選別及び検査を行
う。この検査の際には,テープキャリア1の両端に配置
されたスプロケットホール26を利用して位置決めする
ことにより,テストパッド20及びリード13を所定の
位置に停止させることができる。また,テストパッド2
0の面積及びリード13の幅は,プローブ針を押し当て
るために十分な大きさを有しているので,検査を円滑に
行うことができる。そして検査後,テープキャリア1は
リール状に巻いた状態で出荷される。
【0022】ユーザ側では,こうしてリール状に巻かれ
た状態で購入したテープキャリア1を繰り出し,ユーザ
エリア107の大きさに切断する。その後,各リード1
2,13を基板上の配線に電気的に接続することによっ
て,半導体素子14を基板に実装する。また,この実装
に際し,実装位置決め孔23を使用し,希望の位置へ基
板に実装する。また,実装位置決め孔23に設けられた
グランド電極24を基板上に接地させる。なお,テープ
キャリア1をユーザエリア107の大きさに切断したと
きに,出荷前の検査の際にプローブ針を押し当てた部分
であるテストパッド20及びリード13のユーザエリア
17の外側部分はいずれも切り取られて,除去される。
このため切断後は,プローブ針を押し当てたことによっ
てテストパッド20及びリード13に形成された傷跡
が,ユーザエリア17の内側に残る心配が無く,見栄え
が良い。
【0023】一方,メーカ側では,このようにテープキ
ャリア1について出荷前に検査を実施することにより万
全を期しているが,搬送中のトラブルや,静電破壊など
により,不良製品が生ずる場合がある。そのような不良
製品がメーカ側に返品されてくる。
【0024】そこで,メーカ側では,こうして返品され
たテープキャリア1を,図2に示すように検査装置29
のステージ30上に載置し,電気的特性を測定する。ス
テージ30には,先に図1において説明した一対の位置
決め孔22同士の間隔と同じ間隔を有する位置決めピン
31が立設してあり,この位置決めピン31に位置決め
孔22を通すことによって,ステージ30上の所定の位
置にテープキャリア1を位置決めして載置する。
【0025】次に,ステージ30の上方からプローブ針
を32押し下げ,ユーザエリア17の内側においてテー
プキャリア1の表面に配置されたテストパッド21及び
リード13にプローブ針32の下端を押し当て,半導体
素子14の電気的特性を測定して検査を行う。なお,ユ
ーザエリア17の内側においてもテストパッド21の面
積及びリード13の幅は,プローブ針32を押し当てる
ために十分な大きさを有しているので,ステージ30上
の所定の位置に位置決めされたテープキャリア1のテス
トパッド21及びリード13にプローブ針32を確実に
押し当てることができ,検査を円滑に行うことができ
る。
【0026】従って,この第1の実施の形態のテープキ
ャリア1によれば,ユーザ側においてユーザエリア17
に切り取った後でもプローブ針32をテストパッド21
及びリード13に容易に押し当てて,半導体素子の電気
的特性を測定できる。このため,ユーザ側から返品され
た不良製品について検査することが可能となり,その原
因を究明することが可能となる。なお,半導体素子14
の右側に配置されたリード13の幅を,テストパッド2
0,21の幅と同じ程度に広く構成した例を説明した
が,右側のリード13の幅を左側のリード12の幅と同
程度に細く形成し,そのような細いリード13にユーザ
エリア17の内外にテストパッドをそれぞれ設けても良
い。更に,先に図2で説明したように,このテープキャ
リア1はユーザエリア17内に位置決め孔22を設けて
いるので,返品後においても,ステージ30上に正確に
位置決めできる。なお,このステージ30上への位置決
めを行う際に実装位置決め孔23を利用することも考え
られるが,実装位置決め孔23はテープキャリア1を基
板上に実装する際にグランド電極24がはんだ等を用い
て接地されており,形状が崩れている可能性がある。こ
のため,ステージ30上への位置決めには実装位置決め
孔23とは別の位置決め孔22を利用するのがよい。ま
た,位置決め孔22の代わりに,テープキャリア1のユ
ーザエリア17内に突起を形成すると共に,ステージ3
0にその突起を嵌入させる孔を形成し,両者をはめ合わ
せて位置合わせを行っても良い。かくして,この第1の
実施の形態のテープキャリア1によれば,ユーザ側から
返品された製品について検査を行うことができ,不良の
発生原因を究明し,それを克服することによって,更に
進歩した製品を提供できるようになる。
【0027】次に,図3は,本発明の第2の実施の形態
にかかるテープキャリア2の一部を示す平面図である。
この第2の実施の形態のテープキャリア2のリードパタ
ーン40は,半導体素子14の左右両側に各リード4
1,42をユーザエリア17の内側にのみ配置した構成
になっている。そして,半導体素子14の左側に配置さ
れたリード41には,ユーザエリア17の内側に配置さ
れたテストパッド43が設けられている。また,半導体
素子14の右側に配置されたリード42の幅は,このテ
ストパッド43の幅と同じ程度に広く構成されている。
なお,第1の実施の形態と同様に,テストパッド43の
面積及びリード42の幅は,先に図2で説明したプロー
ブ針32を円滑に押し当てるための十分な大きさを有し
ている。第2の実施の形態のテープキャリア2のその他
の構成は,先に説明した第1の実施の形態のテープキャ
リア1と同様であるため,図3中に図1と同一の符号を
付することにより,詳細な説明は省略する。
【0028】この第2の実施の形態のテープキャリア2
によっても,先に説明した第1の実施の形態のテープキ
ャリア1と同様に,ユーザエリア17に切り取った後の
返品された不良製品について,位置決め孔22でステー
ジ30上に正確に位置決めし,検査することが可能とな
る。なお,半導体素子14の右側に配置されたリード4
2の幅を,テストパッド43の幅と同じ程度に広く構成
した例を説明したが,右側のリード42の幅を左側のリ
ード41の幅と同程度に細く形成してユーザエリア17
の内側にテストパッドを設けても良い。そして,この第
2の実施の形態のテープキャリア2は,第1の実施の形
態のテープキャリア1に比較して,ユーザエリア17の
外側にテストパッド20やリード13のはみ出し部分が
存在しない分,長さを短くでき,絶縁フィルム11の使
用量を節約することができる。
【0029】次に,図4は,本発明の第3の実施の形態
にかかるテープキャリア3の一部を示す平面図である。
この第3の実施の形態のテープキャリア3のリードパタ
ーン50は,先に図1で説明した第1の実施の形態のテ
ープキャリア1と同様に,半導体素子14の左右両側に
おいて,ユーザエリア17の外側にはみ出るように,複
数のリード51a,51b及び複数のリード52がそれ
ぞれ配置されている。ただし,この第3の実施の形態の
テープキャリア3では,半導体素子14の左側に配置さ
れたリード51a,51bの内一部のリード51aのみ
については,ユーザエリア17の外側と内側に一つずつ
のテストパッド53,54が配置されており,その他の
リード51bについては,ユーザエリア17の外側だけ
に一つずつのテストパッド55が配置されている。ま
た,半導体素子14の右側に配置されたリード52の幅
は,これらテストパッド53,54,55の幅と同じ程
度に広く構成されている。なお,第1,2の実施の形態
と同様,テストパッド53,54,55の面積及びリー
ド52の幅は,先に図2で説明したプローブ針32を円
滑に押し当てるための十分な大きさを有している。第3
の実施の形態のテープキャリア3のその他の構成は,先
に説明した第1の実施の形態のテープキャリア1と同様
であるため,図4中に図1と同一の符号を付することに
より,詳細な説明は省略する。
【0030】この第3の実施の形態のテープキャリア3
のように,ユーザエリア17内において,一部のリード
51aについてのみテストパッド54を形成しても良
い。即ち,半導体素子14の種類によっては,必ずしも
全部のリード51a,51bについて測定しなくても,
一部のリード51aについてだけ測定すれば返品された
半導体素子14の電気的特性を調べられる場合がある。
そのような場合は,ユーザエリア17内には,返品され
た半導体素子14の電気的特性を調べるのに必要な一部
のリード51aについてだけテストパッド54を形成す
れば十分である。この第3の実施の形態のテープキャリ
ア3によれば,ユーザエリア17内のテストパッド54
の数を減らすことができるので構成が簡略化でき,ま
た,ユーザエリア17内のテストパッド54を設ける必
要のないその他のリード51b同士を密に配列すること
によって,いわゆるファインピッチ化が可能となる。
【0031】以上,添付図面を参照にしながら本発明の
好適な実施の形態について説明したが,本発明はかかる
例に限定されない。例えば,リードのピッチを狭くする
ために,各テストパッドをユーザエリアの内外において
千鳥に配置するようにしても良い。また,テープキャリ
アを切断する前であっても,ユーザエリア内のテストパ
ッドを用いて電気的特性を測定しても良い。このように
当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思
想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し
得ることは明らかであり,それらについても当然に本発
明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように,本発明のテープキ
ャリアによれば,ユーザエリアに切り取られた後でもプ
ローブ針を用いて半導体素子を試験することができる。
このため,返品製品についての検査が可能となり,その
原因を究明することによってさらなる技術進歩を達成で
きる。また,ユーザエリアに適当な位置決め手段を設け
ることにより,返品製品についての検査を行う際の位置
決めも簡単にできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるテープキャ
リアの平面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のテープキャリアを
検査する検査装置の概略図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態にかかるテープキャ
リアの平面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態にかかるテープキャ
リアの平面図である。
【図5】従来のテープキャリアの平面図である。
【符号の説明】
1 テープキャリア 10 リードパターン 11 絶縁フィルム 12,13 リード 14 半導体素子 17 ユーザエリア 20,21 テストパッド 22 位置決め孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ状の絶縁フィルムに半導体素子と
    接続されるリードパターンを形成したテープキャリアに
    おいて,基板実装時に切断される前記絶縁フィルムのユ
    ーザエリア内に,半導体素子を電気的に試験するための
    テストパッドを配置したことを特徴とするテープキャリ
    ア。
  2. 【請求項2】 前記テストパッドを,ユーザエリアの外
    にも配置したことを特徴とする請求項1に記載のテープ
    キャリア。
  3. 【請求項3】 前記テストパッドを,ユーザエリア内に
    おいて全部もしくは一部のリードのみに形成したことを
    特徴とする請求項1又は2に記載のテープキャリア。
  4. 【請求項4】 一部もしくは全部のリードの幅を,前記
    テストパッドの幅と同じに広げたことを特徴とする請求
    項1,2又は3のいずれかに記載のテープキャリア。
  5. 【請求項5】 前記ユーザエリア内に,半導体素子の電
    気的特性を測定するステージ上に載置する際に位置決め
    を行うための位置決め手段を設けたことを特徴とする請
    求項1,2,3又は4のいずれかに記載のテープキャリ
    ア。
  6. 【請求項6】 前記位置決め手段は,位置決め孔もしく
    は突起であることを特徴とする請求項5に記載のテープ
    キャリア。
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Cited By (5)

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