JPH1166211A - 手形発行管理システムおよびそのプログラム記録媒体 - Google Patents

手形発行管理システムおよびそのプログラム記録媒体

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JPH1166211A
JPH1166211A JP23911497A JP23911497A JPH1166211A JP H1166211 A JPH1166211 A JP H1166211A JP 23911497 A JP23911497 A JP 23911497A JP 23911497 A JP23911497 A JP 23911497A JP H1166211 A JPH1166211 A JP H1166211A
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JP
Japan
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bill
data
issuing
financial institution
management
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Application number
JP23911497A
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English (en)
Inventor
Hisao Aihara
久雄 相原
Takashi Nakamura
剛史 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1166211A publication Critical patent/JPH1166211A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金融機関の顧客側では手形用紙に必要事項を
自動印刷して手形を発行するだけで、手形管理を金融機
関側に委ねることができ、金融機関側では手形現物が持
ち込まれた際に手形現物から手形データを入力する操作
が不要となると共に、流通段階での改ざん等をチェック
することができ、しかも通信ネットを介して顧客側へ各
種のサービスを提供する。 【解決手段】 手形発行装置1は手形用紙の各項目に対
応する手形要件データが入力されると、この手形要件デ
ータを手形用紙の対応する項目位置に印刷出力して手形
を発行すると共に、その手形データを手形管理サーバ2
へ送信する。手形管理サーバ2はこの手形要件データを
受信して記憶管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金融機関の顧客
側に設置された手形発行装置と、金融機関に設置された
手形管理装置との間で通信ネットを介してデータの送受
信を行う手形発行管理システムおよびそのプログラム記
録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金融機関の顧客である企業におい
て、金融機関から配付された手形用紙の券面に必要事項
を自動印刷して手形を発行する手形発行システムは会計
システムのサブシステムとして位置付けされており、ま
た、振り出し手形管理および受け取り手形管理を行う手
形管理システムも会計システムのサブシステムとして位
置付けされており、手形の金額と期日の管理に主体がお
かれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、会計システ
ムはその導入価格が極めて高価なものとなるため、月当
たりの手形発行枚数が少ない中小企業にとっては、業務
内容とシステム導入価格とが釣り合わず、容易に導入す
ることができないのが現状であった。一方、顧客企業側
において手形発行システムや手形管理システムが導入さ
れていても企業内のみで使用されるシステムであるた
め、金融機関側においては、手形現物が持ち込まれたと
き、手形用紙の記入事項を1項目毎にキー入力する必要
があり、オペレータに負担をかけると共に入力ミスのお
それがあった。また、手形流通段階で手形が改ざんされ
てもそれを手形券面だけから確認するしかなく、不正等
に対するセキュリティの高度化が望まれていた。この発
明の課題は、金融機関の顧客側では手形用紙に必要事項
を自動印刷して手形を発行するだけで、手形管理を金融
機関側に委ねることができ、金融機関側では手形現物が
持ち込まれた際に手形現物から手形データを入力する操
作が不要となると共に、流通段階での改ざん等をチェッ
クすることができ、しかも通信ネットを介して顧客側へ
各種のサービスを提供できるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の手段は次の通
りである。請求項1記載の発明は、金融機関の顧客側に
設置された手形発行装置と、金融機関に設置された手形
管理装置との間で通信ネットを介してデータの送受信を
行う手形発行管理システムであって、手形発行装置は、
手形用紙の各項目に対応する手形データを入力する入力
手段と、この入力手段から入力された手形データを手形
用紙の対応する項目位置に印刷出力して手形を発行する
手形発行手段と、この手形発行手段によって発行された
手形に対応する前記手形データを金融機関側の手形管理
装置へ送信する送信手段とを具備し、手形管理装置は、
顧客側の手形発行装置から送信されて来た手形データを
受信する受信手段と、この受信手段で受信した手形デー
タを記憶管理する手形記憶管理手段とを具備するもので
ある。なお、この発明は以下のようなものであってもよ
い。 (1)、手形管理装置は、金融機関に既発行手形が持ち
込まれた際に、当該手形の記入内容とそれに対応する前
記手形データとを照合するためにその手形データを前記
手形記憶管理手段から読み出して出力する。 (2)、手形発行装置側において、前記手形発行手段に
よって手形が発行された発行タイミングに同期して前記
送信手段は、その手形データを手形管理装置へ送信し、
手形管理装置は、手形発行と同時に送信されて来た手形
データを記憶管理する。 (3)、手形管理装置は、手形発行装置から送信されて
来た手形番号が正規な手形番号か否かをチェックしてそ
のチェック結果を元の手形発行装置へ送信し、手形発行
装置は、前記チェック結果を判断し、正規な手形番号で
あることを条件に手形発行を実行する。 (4)、手形発行装置側において、手形発行に誤りが生
じた際に前記送信手段は、当該手形を無効とする手形無
効データを送信し、手形管理装置は、前記手形無効デー
タを前記手形記憶管理手段内の当該手形データに関連付
けて記憶管理する。 (5)、手形発行装置側において、既発行手形の記入内
容を変更する手形更改が行われた際に、前記手形発行手
段は手形更改されたデータに基づいて手形を再発行し、
前記送信手段は当該手形更改データを手形管理装置へ送
信し、手形管理装置は、前記手形更改データに基づい
て、前記手形記憶管理手段内に格納されている更改前の
当該手形データが更改されたことを示すと共に、手形更
改データを新たな手形データとして記憶管理する。 (6)、手形管理装置は、手形発行装置からの手形発行
状況を問い合せる手形照会に応答してその顧客に対応す
る手形データを前記手形記憶管理手段から読み出して要
求元の手形発行装置へ送信する。 (7)、手形管理装置は、金融機関に既発行手形が持ち
込まれた際に、手形受け入れ済みか手形流通中かを示す
手形流通状況を前記手形記憶管理手段内の当該手形デー
タに関連付けて記憶管理し、手形発行装置からの手形照
会に応答して手形流通状況を要求元の手形発行装置へ送
信する。 (8)、手形管理装置は、手形発行装置から手形データ
が送信されて来る毎に、当該顧客の手形用紙の残りが所
定枚数か否かを検出し、手形用紙の残りが所定枚数にな
った場合に手形用紙の発注有無を問い合せる発注問い合
せ情報をその顧客の手形発行装置へ送信し、手形発行装
置は、手形管理装置から送信されて来た発注問い合せ情
報を出力する。 (9)、手形発行装置は、次に発行すべき手形の手形番
号を手形管理装置に要求し、その要求に応答して手形管
理装置は、未使用の手形番号を検索して要求元の手形発
行装置へ送信する。 (10)、複数の金融機関と取引のある顧客側の手形発
行装置において、前記送信手段は複数の金融機関を順次
指定すると共に、指定した金融機関側の手形管理装置へ
手形データを送信し、指定された金融機関側の手形管理
装置は、手形発行装置から送信されて来た手形データを
受信した際に、当該手形データをそれぞれ記憶管理し、
既発行手形がその支払先ではない他の金融機関に持ち込
まれた際に、当該他の金融機関の手形管理装置は、支払
先金融機関の手形管理装置に記憶管理されている手形デ
ータの送信を要求し、これに応答して支払先金融機関の
手形管理装置から送信されて来た手形データを記憶管理
する。 (11)、複数の金融機関と取引のある顧客側の手形発
行装置において、前記送信手段は複数の金融機関のうち
特定の金融機関をメイン金融機関として指定してその手
形管理装置へ各金融機関の手形データを送信し、前記メ
イン金融機関側の手形管理装置は、手形発行装置から送
信されて来た各金融機関の手形データを一括して記憶管
理すると共に、前記複数の金融機関のうち自己を除く他
の金融機関の手形管理装置へ当該金融機関の手形データ
をそれぞれ配信し、前記他の金融機関側の手形管理装置
は、メイン金融機関から配信されて来た手形データを受
信してそれぞれ記憶管理する。
【0005】請求項1記載の発明において、手形発行装
置は入力された手形データを手形用紙に印刷して手形を
発行すると、その手形データを金融機関側の手形管理装
置へ送信する。すると、手形管理装置はこの手形データ
を受信して記憶管理する。したがって、金融機関の顧客
側では手形用紙に必要事項を自動印刷して手形を発行す
るだけで、手形管理を金融機関側に委ねることができ、
金融機関側では手形現物が持ち込まれた際に手形現物か
ら手形データを入力する操作が不要となると共に、流通
段階での改ざん等をチェックすることができ、しかも通
信ネットを介して顧客側へ各種のサービスを提供するこ
とができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、図1〜図14を参照してこの発
明の第1実施形態を説明する。図1はこの手形発行管理
システムを示したシステム構成図である。この手形発行
管理システムは金融機関の顧客側に設置された手形発行
装置1と金融機関側に設置された手形管理サーバ2との
間で通信ネットを介してデータの送受信を行うもので、
手形発行装置1は入力された手形要件データを手形用紙
に自動印刷して手形を発行した際に、その手形要件デー
タをインターネットを利用して手形管理サーバ2へ送信
し、手形管理サーバ2はこの手形要件データを顧客毎に
記憶管理する。手形発行装置1は本体コンピュータ11
に手形券面印刷プリンタ12、通信制御装置13を接続
した構成で、手形発行を主体とし、手形管理を手形管理
サーバ2側に委ねており、必要に応じて手形管理データ
を手形管理サーバ2に問い合せるようにしている。手形
管理サーバ2は本体コンピュータ21に記憶装置22、
通信制御装置23を接続した構成で、各顧客側の手形発
行装置1から送信されて来た手形データを記憶管理する
他に、手形が現在流通しているのか、金融機関に持ち込
まれたか等の手形流通状態も記憶管理し、顧客からの問
い合せに応じて各種のサービスを提供する。なお、手形
管理サーバ2には勘定系ホストコンピュータ3が接続さ
れており、顧客の口座番号等を取り込むようにしてい
る。
【0007】図2(A)は手形発行装置1の全体構成を
示したブロック図である。CPU14はRAM15内に
ロードされている各種プログラムにしたがってこの手形
発行装置1の全体動作を制御する中央演算処理装置であ
る。記憶装置16はオペレーティングシステムや各種ア
プリケーションプログラム、データファイル、文字フォ
ントデータ等が予め格納されている記憶媒体17やその
駆動系を有している。この記憶媒体17は固定的に設け
たもの、もしくは着脱自在に装着可能なものであり、フ
ロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、RA
Mカード等の磁気的・光学的記憶媒体、半導体メモリに
よって構成されている。また、記憶媒体17内のプログ
ラムやデータは、必要に応じてCPU14の制御によ
り、RAM15にロードされる。更に、CPU14は通
信回線等を介して他の機器側から送信されて来たプログ
ラム、データを受信して記憶媒体17に格納したり、他
の機器側に設けられている記憶媒体に格納されているプ
ログラム、データを通信回線等を介して使用することも
できる。そして、CPU14にはその入出力周辺デバイ
スである手形券面印刷プリンタ12、通信制御装置1
3、入力装置18、表示装置19がバスラインを介して
接続されており、入出力プログラムにしたがってCPU
14はそれらの動作を制御する。
【0008】入力装置18は手形用紙の各項目に対応付
けてその各項目データ(手形要件データ)、すなわち、
手形番号や支払先(受取人)、支払金額、支払期日等を
入力したり、各種コマンドを入力するキーボードやマウ
ス等のポインティングデバイスを有し、この入力装置1
8から手形要件データが入力されるとCPU14はそれ
をRAM15内に書き込むと共に、表示装置19に送っ
て表示出力させる。ここで、手形印刷が指示されると、
手形要件データを手形券面印刷プリンタ12に送る。手
形券面印刷プリンタ12は漢字等を印刷可能な熱転写や
インクジェットなどのノンインパクトプリンタあるいは
インパクトプリンタで、手形用紙の各項目位置に手形要
件データを自動印刷して手形を発行する。ここで、手形
が発行されると同時に図2(B)に示すRAM15内の
手形要件データはダイヤルアップによるインターネット
接続によって金融機関側の手形管理サーバ2へ送信され
る。ここで、手形発行装置1から手形管理サーバ2へ送
信される手形要件データは図2(B)に示すように、
「手形番号」、「支払先」、「支払金額」、「支払期
日」、「備考」の各項目データである。図3は手形発行
装置1によって発行された約束手形の印刷例を示し、
「支払先」、「支払金額」、「支払期日」、「振出日」
等は手形用紙の本券部と控え部の所定位置に印刷され
る。また「備考」は印紙税額や支払い理由等が控え部の
所定位置に印刷される。なお、手形番号等は手形用紙に
予め印刷形式されている。
【0009】図4(A)は手形管理サーバ2の全体構成
を示したブロック図である。CPU24はRAM25内
にロードされている各種プログラムにしたがってこの手
形管理サーバ2の全体動作を制御する。記憶装置22や
記憶媒体26は上述した手形発行装置1側の記憶装置1
6、記憶媒体17と基本的に同様であるため、その説明
は省略する。CPU24にはその入出力デバイスである
通信制御装置23、入力装置27、表示装置28、プリ
ンタ29が接続されており、CPU24はそれらの入出
力動作を制御する。ここで、手形発行装置1から送信さ
れて来た手形要件データを通信制御装置23で受信する
と、CPU24はこの手形要件データを収集して記憶装
置22に格納し、記憶管理する。記憶装置22には図4
(B)に示すように当座口座管理ファイルACF、手形
管理ファイルHPF、手形用紙発注管理ファイルODF
が格納されており、当座口座管理ファイルACFは顧客
毎の当座口座情報を記憶するもので、勘定系ホストコン
ピュータ3から最新データが日毎に当座口座管理ファイ
ルACFにダウンロードされる。手形管理ファイルHP
Fは発行済みの手形レコードを記憶するもので、顧客か
らの手形発行状況を問い合せる手形照会に応答してその
問い合せ条件に合致する手形管理ファイルHPF内の手
形レコードが顧客側の手形発行装置1へ送信される。手
形用紙発注管理ファイルODFは顧客毎に手形発注情報
を記憶するもので、手形管理サーバ2は顧客の手元にあ
る残り手形枚数を管理し、残り枚数が基準値以下に達し
た際に、手形用紙の発注有無を顧客に問い合せ、発注を
受けた際に手形用紙発注管理ファイルODFに発注情報
が書き込まれる。
【0010】図5は当座口座管理ファイルACFの1レ
コード分のデータ構造を示したもので、項目毎にフィー
ルドNo、フィールド名称、データ属性、サイズ(フィー
ルド長)が記憶されている。そして、1レコードは「金
融機関番号」、「支店番号」、「当座口座番号」、「顧
客名」、「顧客番号」、「パスワード」、「振出地」、
「手形発注点枚数」の各項目から成る固定長レコードで
ある。なお、上述したように手形管理サーバ2は顧客の
手元にある残り手形枚数が基準値以下となったか否かに
基づいて手形用紙の発注有無の問い合せを行うようにし
ているが、当座口座管理ファイルACF内の「手形発注
点枚数」はその基準値を示し、任意に設定可能なもので
ある。
【0011】図6は手形管理ファイルHPFの1レコー
ド分のデータ構造を示し、項目毎にフィールドNo、フィ
ールド名称、データ属性、サイズが記憶されている。そ
して、1レコードは「手形番号」、「金融機関番号」、
「支店番号」、「当座口座番号」、「手形流通状態フラ
グ」、「支払先名称」、「支払金額」、「支払期日」、
「振出日」、「備考」の各項目から成る固定長レコード
である。そして、フィールドNo「1」〜「5」に対応す
る「手形番号」〜「手形流通状態フラグ」までの各項目
データは、金融機関側で手形用紙の束(手形帳)を顧客
へ配付する際に、手形用紙枚数分のレコードの項目デー
タとして作成されたものである。すなわち、手形帳配付
時に、手形管理ファイルHPFには手形用紙枚数分のレ
コード領域が確保され、その手形番号の項目にはその顧
客に配付された各手形に対応する固有の手形番号(一連
No)がそれぞれ固定的にセットされ、また、手形流通状
態フラグには手形未使用状態を示す「000」がその初
期値としてセットされる。更に、フィールドNo「5」〜
「10」に対応する「手形流通状態フラグ」〜「備考」
までの各項目データは、顧客側の手形発行装置1から送
信されて来た手形要件データを受信する毎にその手形に
対応するレコードの項目データとして生成されたもの
で、手形発行によって手形流通状態フラグは手形発行済
みであることを示すために「000」から「001」に
更新される。図7は手形流通状態フラグの内容に対応し
て手形が現在どのような状態にあるかの意味を示したも
ので、上述したように「000」は手形未使用状態、
「001」は手形発行済み(流通中)を示し、また、
「002」は金融機関受け入れ済み(支払期日前)、
「003」は手形代金引き落とし済みを示し、更に、
「004」は手形発行ミス、「005」は更改手形、
「006」は不渡り手形、「007」は改ざんチェック
中の状態にあることを示している。
【0012】図8は手形用紙発注管理ファイルODFの
1レコード分のデータ構造を示したもので、項目毎にフ
ィールドNo、フィールド名称、データ属性、サイズが記
憶されている。そして、1レコードは「金融機関番
号」、「支店番号」、「口座番号」、「顧客名称」、
「金融機関担当者ID」、「発注手形属性」、「発注手
形枚数」、「発注日」……「備考」の各項目から成る固
定長レコードである。ここで、「発注手形属性」とは約
束手形か為替手形かの手形の種類を示し、また「発注手
形枚数」とはその顧客から発注を受けた手形用紙の総枚
数(手形帳の冊数)を示している。そして、「発注手形
属性」、「発注手形枚数」、「発注日」、「納入希望
日」等の各項目データは顧客から手形用紙が新規発注さ
れる毎に更新される。
【0013】次に、この手形発行管理システムの動作を
図9〜図13に示すフローチャートにしたがって説明す
る。ここで、これらのフローチャートに記述されている
各機能を実現するためのプログラムは、手形発行装置
1、手形管理サーバ2において、CPU14(24)が
読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶媒体17
(26)に記憶されており、その内容がRAM15(2
5)内のワークメモリにロードされている。なお、この
ことは後述する他の各実施形態を説明するためのフロー
チャートについても同様である。図9は手形発行時にお
ける手形発行装置1および手形管理サーバ2側の動作を
示し、(A)は手形発行装置1側の動作、(B)は手形
管理サーバ2側の動作を示したフローチャートである。
先ず、顧客側の手形発行装置1において、手形を発行す
るときにはダイヤルアップによるインターネット接続に
よって金融機関の手形管理サーバ2を呼び出しておく。
この状態において、手形用紙に印刷されている手形番号
をキー入力すると(ステップA1)、この手形番号は手
形管理サーバ2に送信される(ステップA2)。ここ
で、手形管理サーバ2は手形番号を受信すると(ステッ
プB1)、この手形番号に基づいて手形管理ファイルH
PFを検索し、該当する手形番号が有るか(正規な手形
番号か)をチェックし、そのチェック結果を手形発行装
置1に送信すると共に(ステップB2)、チェック結果
を判断し、正規な手形番号でなければ、その時点でエラ
ー終了となるが、正規なものであればその後、手形発行
装置1から送信されて来る手形要件データを受信する受
信可能状態となる。
【0014】一方、手形発行装置1側においては、手形
番号のチェック結果を受信すると(ステップA3)、こ
のチェック結果を判別し(ステップA4)、入力ミス等
による正規な手形番号でなければエラー終了となり、手
形発行がその時点で禁止されるが正規な手形番号であれ
ば、以降の手形データ入力処理が許可される。先ず、手
形用紙に記入すべき必要事項として“支払先”、“支払
金額”を入力する(ステップA5)。次に、支払期日の
自動計算を行うか否かを指示し(ステップA6)、自動
計算を行わない場合には、支払期日を手入力するが(ス
テップA7)、自動計算を指示した場合には、現在日付
(システム日付)に所定日数(90日手形であれば、9
0日)が加算されて支払期日が求められる(ステップA
8)。そしてシステム日付が振出日として自動生成され
る(ステップA9)。次に、“備考”を入力し(ステッ
プA10)、印紙税計算があれば(ステップA11)、
印紙税額が求められる(ステップA12)。
【0015】このようにして手形用紙の各項目に対応す
る手形要件データが全て揃うと、それを手形項目位置に
自動印刷する処理が行われる(ステップA13)。その
際、印刷エラーの有無をチェックし(ステップA1
4)、印刷エラーが有れば、エラー情報を手形管理サー
バ2に送信するが(ステップA16)、印刷が正常に行
われて手形が発行された場合には、手形要件データ、す
なわち支払先、支払金額、支払期日、振出日、備考を含
む伝送レコードを生成し、手形管理サーバ2へ送信する
(ステップA15)。すると、手形管理サーバ2におい
て、手形要件データを受信し(ステップB4)、それを
手形管理ファイルHPFのデータ形式に合わせたレコー
ドを作成し(ステップB5)、手形管理ファイルHPF
に書き込む(ステップB6)。その際、手形管理ファイ
ルHPF内の流通状態フラグは「000(手形未使
用)」から「001(手形発行済み)」に更新される。
そして、手形管理ファイルHPF内において当座口座番
号が同一のレコードのうち、手形要件が書き込まれてい
ない未使用レコード件数を検索し、それを手形用紙残り
枚数として求める(ステップB7)。なお、印刷エラー
情報が送信されて来た場合には、その手形は使用済みと
して処理される。このようにして求められた手形用紙残
り枚数はその顧客が現在保有する手形用紙の保有量とな
る。そして、その当座口座番号に対応して当座口座管理
ファイルACFに設定されている手形発注点枚数を読み
出し(ステップB8)、この手形発注点枚数を基準値と
して手形用紙残り枚数と比較し(ステップB9)、基準
値以下であれば、手形用紙を発注すべきことを促す旨の
情報を手形発行装置1へ送信するが(ステップB1
0)、基準値を越えている場合には発注の必要がない旨
の情報を手形発行装置1へ送信する(ステップB1
1)。
【0016】ここで、手形発行装置1においては、手形
用紙の発注有無の問い合せを受信すると(ステップA1
7)、その問い合せ情報を判別し(ステップA18)、
発注の必要がある場合には発注画面を表示させ、その画
面内に発注枚数、納入希望日等を入力すると(ステップ
A19)、それが発注データとして手形管理サーバ2へ
送信される(ステップA20)。手形管理サーバ2は手
形発行装置1から発注データを受信すると(ステップB
12)、その顧客に対応する手形用紙発注管理ファイル
ODF内のレコードに発注データを書き込む(ステップ
B13)。以下、手形発行の終了指示がステップA2
1、B14で検出されるまでステップA1、B1に戻
り、上述と同様の動作が繰り返される。したがって、手
形が発行される毎に、その発行タイミングに同期して手
形要件データが手形管理サーバ2へ順次送信されて手形
管理ファイルHPFに記憶管理される。その際、手形用
紙の発注有無の問い合せが手形管理サーバ2からその手
形発行装置1に対して行われる。
【0017】図10は上述のような手形発行後におい
て、入力ミス等を発見した場合の動作を示し、(A)は
手形発行装置1側、(B)は手形管理サーバ2側の動作
を示したフローチャートである。先ず、手形発行装置1
側において、手形発行をミスした手形の番号を入力する
と、手形管理サーバ2へ送信される(ステップC1、C
2)。すると、手形管理サーバ2はこの手形番号を受信
して正規な番号かを手形管理ファイルHPFを検索する
ことによりチェックし、そのチェック結果を手形発行装
置1へ送信すると共に(ステップD1、D2)、そのチ
ェック結果を判定し(ステップD3)、正規な番号でな
ければ、エラー終了となるが、その番号が正しければ、
ステップD4に進み、受信待ちとなる。手形発行装置1
はそのチェック結果を判別し(ステップC3)、正規な
手形番号であれば(ステップC4)、手形発行ミスを示
す情報が入力された際にそれを手形管理サーバ2へ送信
する(ステップC5、C6)。手形管理サーバ2は手形
発行ミス情報を受信すると(ステップD4)、その手形
番号に対応する手形管理ファイルHPF内の手形流通状
態フラグを「004(手形発行ミス)」に更新する(ス
テップD5)。そして、手形発行装置1側で処理終了の
指示が有ったことがステップC7、D6で検出されるま
でステップC1、D1に戻り、上述の動作が繰り返され
る。このように手形発行に誤りが生じた際に、当該手形
を無効とする手形発行ミス情報を手形管理サーバ2へ送
信すると、手形管理サーバ2は手形管理ファイルHPF
内の手形流通状態フラグを更新することによって当該手
形が無効であることを記憶管理するようにしている。
【0018】図11は既発行手形の記入内容を変更する
手形更改処理を示し、(A)は手形発行装置1側、
(B)は手形管理サーバ2側の動作を示したフローチャ
ートである。先ず、手形発行装置1側において、更改対
象手形(既発行手形)の番号を入力すると、手形管理サ
ーバ2へ送信され(ステップE1、E2)、上述と同様
の番号チェック処理が行われる。すなわち、手形管理サ
ーバ2は受信した手形番号をチェックし、そのチェック
結果を手形発行装置1へ送信すると共に(ステップF
1、F2)、そのチェック結果を判定し(ステップF
3)、正規な番号でなければ、エラー終了となるが、正
しければ、ステップF4に進み、受信待ちとなる。手形
発行装置1は受信した手形番号のチェック結果を判定し
(ステップE3、E4)、正規な番号でなければ、エラ
ー終了となるが、正しければ、次のステップE5に進
み、キー入力可能状態となる。ここで、手形更改のため
に新たな手形番号が入力されると、手形発行装置1およ
び手形管理サーバ2との間では上述の同様の手形番号チ
ェック処理が行われる(ステップE6〜E8、F4〜F
6)。
【0019】その結果、正しい番号であると認識された
場合、手形発行装置1側においては、更改される新たな
手形に対する手形要件として支払先、支払金額、支払期
日、振出日、備考、印紙税額を上述した図9のステップ
A5〜A12と同様に入力・生成する処理が行われる
(ステップE9)。そして、手形要件の印刷処理を行う
と共に(ステップE10)、印刷エラーをチェックし
(ステップE11)、正常に手形を発行することができ
た場合にはその手形要件データを手形管理サーバ2へ送
信する(ステップE12)。一方、手形管理サーバ2側
においては、手形更改された新たな手形要件データを受
信すると(ステップF7)、更改前の手形要件データを
手形管理ファイルHPFから読み込み(ステップF
8)、その手形流通状態フラグを「005(更改手
形)」に更新する(ステップF9)。そして、新たな手
形要件データに基づいて手形管理ファイルHPFのデー
タ形式に合わせたレコードを作成し(ステップF1
0)、手形管理ファイルHPFに格納する(ステップF
11)。その際、当該レコードの手形流通状態フラグは
「001(手形発行済み)」となる。次に、手形用紙発
注有無問い合せ処理および発注処理が行われるが(ステ
ップF12)、これは図9のステップB7〜B13と同
様であり、また、手形用紙発注有無問い合せに応答して
手形発行装置1側においては、図9のステップA17〜
A20と同様の手形用紙発注処理が行われる(ステップ
E13)。そして、手形発行装置1側で手形更改の終了
が指示されるまで(ステップE14、F13)、上述の
動作を繰り返すためにステップE1、F1に戻る。
【0020】図12は手形発行装置1から手形管理サー
バ2へ手形発行状況を問い合せる手形照会が行われた際
の動作を示し、(A)は手形発行装置1側、(B)は手
形管理サーバ2側の動作を示したフローチャートであ
る。先ず、手形発行装置1側において、顧客Noと共にそ
のパスワードを入力すると、それが手形管理サーバ2へ
送信される(ステップG1、G2)。すると、手形管理
サーバ2はそれを受信して当座口座管理ファイルACF
を検索し、顧客チェックを行い、そのチェック結果を手
形発行装置1へ送信すると共に(ステップH1、H
2)、そのチェック結果を判定し(ステップH3)、何
れか一方でも正しくなければ、エラー終了となるが、正
規の顧客であることを認識すればステップH4に進み、
問い合せ条件の受信待ちとなる。手形発行装置1はチェ
ック結果を受信すると(ステップG3)、そのチェック
結果を判定し(ステップG4)、正しくなければ、エラ
ー終了となるが、正しければ、入力可能状態となる。こ
こで、手形発行状況の問い合せ条件を入力指定する(ス
テップG5)。すなわち、この場合の問い合せ条件とし
ては(1)支払先指定、(2)支払金額指定、(3)支
払期日指定、(4)振出日指定、(5)支払先順指定、
(6)支払期日順指定、(7)振出日順指定、(8)手
形番号順指定、(9)流通状態指定等であり、それらを
任意に入力指定すると、入力指定された問い合せ条件は
手形管理サーバ2へ送信される(ステップG6)。する
と、手形管理サーバ2はこの問い合せ条件を受信して手
形管理ファイルHPFを検索し、その条件に合致する手
形レコードを読み出して要求元の手形発行装置1へ送信
する(ステップH4〜H6)。手形発行装置1は問い合
せ結果を受信すると(ステップG7)、その表示画面を
開き、問い合せ結果を表示出力させる(ステップG8、
G9)。そして、手形発行装置1側で問い合せ終了が指
示されたかを調べ(ステップG10、H7)、終了指示
が有るまでステップG5、H4に戻り、以下、同様の問
い合せ処理が行われる。ここで、図14は問い合せ結果
の表示画面例を示し、金融機関名、支店名、当座口座番
号、口座顧客名称に続いて手形毎のレコードがリスト表
示される。この場合、問い合せ条件として支払日順を指
定した表示例で、レコードNoに対応して手形番号、支払
先……手形流通状態の各項目が表示される。
【0021】図13は手形管理サーバ2側において、既
発行手形が持ち込まれたときの動作を示したフローチャ
ートである。先ず、持ち込まれた手形現物の磁気記録部
を図示しないMICR(磁気インク文字読取装置)によ
って走査し、金融機関コード、支店コード、口座番号、
手形番号等を受け入れ手形要件として読み取る(ステッ
プJ1)。すると、この受け入れ手形要件に基づいて手
形管理ファイルHPFが検索され、該当する手形レコー
ドが読み出されて表示出力される(ステップJ2、J
3)。ここで、担当者は手形現物と表示内容とを1項目
ずつ目視確認し、手形現物の記入内容と表示内容とを照
合してゆき、その結果、両者が全て一致する場合には照
合OKを指示し、また手形流通中に改ざん等の疑いが有
れば、照合NGを指示する(ステップJ4)。照合OK
が指示されたものとすると、その手形レコード内の流通
状態フラグが「002(金融機関受け入れ済み(支払期
日前))」に更新されるが(ステップJ5)、照合NG
が指示された場合には、流通状態フラグに「007(改
ざんチェック中)」がセットされる(ステップJ6)。
そして、処理終了が指示されたかを調べ(ステップJ
7)、処理終了が指示されるまでステップJ1に戻り、
以下、次の手形現物についても同様の検査を行う。
【0022】以上のようにこの手形管理発行システムに
おいて、手形発行装置1は手形用紙の各項目に対応する
手形要件データが入力された際に、その手形要件データ
を手形用紙の対応する項目位置に印刷出力して手形を発
行したのち、その手形要件データを通信ネットを介して
手形管理サーバ2へ送信し、手形管理サーバ2は受信し
た手形要件データを手形管理ファイルHPFに書き込ん
で記憶管理するようにしたから、顧客側では手形を発行
するだけでよく、手形管理を金融機関側に委ねることが
でき、顧客側におけるシステムの低価格化を実現するこ
とが可能となる。また、金融機関の手形管理サーバ2に
おいては顧客毎の手形要件データを記憶管理するように
しているので、手形現物が金融機関に持ち込まれた際に
手形要件を入力する必要はなく、それだけオペレータの
負担を軽減することが可能となると共に、入力ミス等の
おそれもなく、安全性を高めることが可能となる。しか
も持ち込まれた手形現物に対応する手形要件データを手
形管理ファイルHPFから読み出して表示出力すること
ができるので、流通段階での改ざん等を容易に発見する
ことが可能となり、セキュリティを向上させることがで
きる。また、手形発行と同時に手形要件データを送信す
るようにしたから、手形発行後、時間をあけて手形要件
を送信するよりも、手形発行直後において、改ざん等の
不正の介入を防止でき、安全性を更に高めることができ
る。
【0023】また、手形要件入力時において、入力され
た手形番号は手形管理サーバ2へ送信されて番号チェッ
クが行われ、そのチェック結果が手形発行装置1に返信
されて来るので、手形発行装置1はこのチェック結果を
判別し、正しい番号であることを条件に手形要件の入力
を受け付けて手形の発行を許可するが、正しい番号でな
ければ手形発行を禁止するようにしたから、手形発行を
確実に行うことができる。また、手形発行に誤りが生じ
ても、当該手形を無効とする手形無効データを手形管理
サーバ2へ送信すると、手形管理サーバ2はそれを記憶
管理するようにしたから、発行ミスにも対処することが
でき、安全性を確保することが可能となる。更に、手形
更改された場合にも手形更改データを手形管理サーバ2
へ送信して手形を再発行し、手形管理サーバ2は更改前
の手形要件データについては更改されたことを示す状態
フラグをセットし、更改された後の手形要件データを新
たに発行された手形として記憶管理するようにしたか
ら、手形更改にも対処することができる。
【0024】また、手形発行装置1から手形発行状況を
問い合せる手形照会を行うと、手形管理サーバ2はその
顧客に対応する手形要件データを手形管理ファイルHP
Fから検索して要求元の手形発行装置1へ送信するよう
にしたから、手形発行装置1でその検索結果を表示出力
することによって、手形発行装置1側で手形管理を行わ
なくても金融機関側のサービスにより振り出し手形管理
や受け取り手形管理を行うことができる。また、手形管
理サーバ2は手形要件データを手形流通状態フラグと共
に記憶管理し、手形要件を受信した際に手形流通状態フ
ラグに発行済み(流通中)をセットし、既発行手形が金
融機関に持ち込まれた際に、受け入れ済みをセットする
ようにしたから、手形発行装置1はその流通状態を問い
合せることによって顧客は手形が現在流通しているの
か、金融機関に持ち込まれたかを確認することができ
る。また、手形照会時において、支払先指定、支払金額
指定、支払期日指定等を問い合せ条件として手形照会を
行うことができる。更に、手形管理サーバ2は手形発行
装置1側で手形発行が行われる毎に、当該顧客の手形用
紙の残り枚数が予め設定した発注枚数か否かを調べ、手
形用紙の残りが発注枚数になった場合には、手形用紙の
発注有無をその顧客の手形発行装置1へ問い合せるよう
にしたから、手形発行装置1はその問い合せによって手
形用紙を金融機関に対して発注することができるので、
用紙切れを未然に防止することができる。つまり、手形
発行時の顧客への付加サービスとして手形用紙の発注有
無を問い合せるため、顧客にとって迅速な発注が可能と
なり、また金融機関にとっても迅速なサービスによって
自己の金融機関への利用機会が増え、取引の増大を期待
することが可能となる。
【0025】(第2実施形態)図15はこの発明の第2
実施形態を説明するための要部を示したフローチャート
である。すなわち、図15は手形発行時において、
(A)は手形発行装置1側、(B)は手形管理サーバ2
側の動作を示したフローチャートである。なお、第1実
施形態は手形発行時において、手形現物に印刷されてい
る手形番号をキー入力するようにしたが、この第2実施
形態は手形番号を手形管理サーバ2から取り寄せるよう
にしたものである。すなわち、手形管理サーバ2は手形
管理ファイルHPFに手形番号を管理しているので、手
形発行装置1は顧客の当座口座番号に対応する手形番号
のうち未使用番号を取り寄せるようにしている。先ず、
手形発行装置1において、当座口座番号を入力すると、
手形管理サーバ2へ送信される(ステップK1、K
2)。すると、手形管理サーバ2は、当座口座管理ファ
イルACFを参照して当座口座番号のチェックを行う
(ステップL1、L2)。その結果、当座口座番号が正
しくなければ、エラー送信を行ってエラー終了となるが
(ステップL6)、正しければ、その当座口座番号に対
応する未使用手形番号を検索する(ステップL3)。こ
の場合、手形管理ファイルHPF内のレコードのうち、
手形流通状態フラグが「000(手形未使用)」のレコ
ードを検索するが、その際、最初に出現するフラグ「0
00」を持ったレコード内の手形番号を未使用手形番号
として検索する。その結果、未使用手形番号を検索する
ことができなかった場合には、エラー送信を行ってエラ
ー終了となるが(ステップL4、L6)、検索すること
ができた場合にはその手形番号を要求元の手形発行装置
1へ送信する(ステップL4、L5)。
【0026】すると、手形発行装置1はそれを受信して
検索結果を判定し(ステップK3、K4)、検索エラー
であることを認識すると、その時点でエラー終了となる
が、検索が正常に行われた場合には、その未使用手形番
号を顧客に確認させるために未使用手形番号を表示出力
させて顧客からの指示待ちとなる。この状態で、その未
使用手形番号を使用して手形を発行すべき旨の指示が有
ったか否かに応じて手形発行OK、NGを手形管理サー
バ2へ送信し(ステップK5〜K7)、手形管理サーバ
2はそれを判定し(ステップL7、L8)、手形発行O
Kが指示されたことを条件に、手形発行装置1、手形管
理サーバ2は以下、上述した図9と同様の処理に移る。
すなわち、手形発行装置1は図9のステップA5〜A2
0に対応する手形要件入力・生成処理、印刷処理、手形
要件送信処理、手形用紙発注処理を実行し(ステップK
8)、また、手形管理サーバ2は図9のステップB4〜
B13に対応する手形管理ファイル書き込み処理、手形
用紙発注有無問い合せ処理、受注処理を実行する(ステ
ップL9)。そして、ステップK9、L10で手形発行
の終了指示が検出されるまで、ステップK2、L1に戻
り、上述の動作が繰り返される。したがって、顧客は手
形発行を連続的に行う場合には、その都度、口座番号を
入力する必要はない。以上のようにこの第2実施形態に
おいては、手形管理サーバ2側で管理されている手形番
号のうち顧客が現在発行しようとする手形の番号(未使
用番号)を手形発行装置1へ通知するようにしたから、
手形を発行する都度、顧客は手形番号を入力するという
手間を省くことができると共に、手形発行に係わるセキ
ュリティの向上にもなる。
【0027】(第3実施形態)以下、図16および図1
7を参照してこの発明の第3実施形態を説明する。な
お、上述した第1実施形態は顧客が1つの金融機関と取
引がある場合を例示したが、実際には複数の金融機関と
取引がある場合が多く、また、顧客によって発行された
手形は、金融機関に戻って来るが、必ずしも支払い先の
金融機関とは限らず、持ち込み人と取引のある金融機関
に持ち込まれることがある。したがって、この第3実施
形態においては、複数の金融機関に対して手形発行を別
個に行い、また金融機関に既発行手形が持ち込まれた際
にその手形が他の金融機関のものであれば、当該他の金
融機関との間で手形管理データの受け渡しを行うように
したものである。先ず、手形発行時において、複数の金
融機関と取引がある場合、手形発行装置1は各金融機関
を順次指定して手形発行を別個に行う。例えば、A銀
行、B銀行、C銀行と取引がある場合において、手形発
行装置1はA銀行側の手形管理サーバ2と接続され、A
銀行分の手形を発行し、その手形要件データをA銀行側
に送信したのち、B銀行側の手形管理サーバ2と接続さ
れ、B銀行分の手形を発行してその手形要件データをB
銀行側に送信するというように手形発行を別個に行う。
すると、A銀行、B銀行、C銀行の各手形管理サーバ2
は、手形発行装置1から送信されて来た手形要件データ
を自行の手形管理データとして記憶する。
【0028】ここで、既発行手形が何れかの銀行に持ち
込まれたものとすると、手形管理サーバ2は図16のフ
ローチャートにしたがって動作する。先ず、MICRリ
ーダにより受け入れ手形要件が入力されると(ステップ
M1)、その手形要件に基づいて支払先が自行か他行か
を判断し(ステップM2)、自行であれば、上述した図
13のステップJ2〜J7と同様の処理(ステップM3
〜M8)が実行される。すなわち受け入れ手形要件に基
づいて手形管理ファイルHPFから読み出された手形レ
コードが表示出力されると共に、手形現物と表示内容と
の照合結果に基づいてその手形レコード内の手形流通状
態フラグが更新される。一方、A銀行にB銀行、C銀行
のように他行の手形が持ち込まれた場合には、受け入れ
手形要件を当該他の銀行へ送信することによって手形レ
コードの問い合せを行い、これに応答して当該他の銀行
から送信されて来た手形レコードを受信すると、それを
自己の手形管理ファイルHPFに追加登録する(ステッ
プM9、M10)。そして、他行から送信されて来た手
形レコードを表示出力させ(ステップM4)、以下、上
述と同様の処理が行われる(ステップM5〜M8)。
【0029】図17は銀行間での手形レコード受け渡し
状態を図式化したもので、A銀行にB銀行支払先手形お
よびC銀行支払先手形が持ち込まれた場合、A銀行の手
形管理サーバ2はその手形管理ファイルHPFに、持ち
込まれたB銀行、C銀行の手形レコードを追加登録して
記憶管理する。したがって、他行の手形であっても、顧
客が手形発行時に作成した手形要件データを入手するこ
とができるため、手形要件データの入力操作が不要とな
ると共に、現物手形と照合することができ、更に他行の
手形レコードについても現物手形との照合結果に基づい
て手形流通状態を更新するようにしたから、手形発行装
置1からA銀行に対して手形状況の照会が要求された際
に、A銀行に持ち込まれたB銀行やC銀行の手形流通状
況を顧客に通知することができる。
【0030】(第4実施形態)以下、図18〜図20を
参照してこの発明の第4実施形態を説明する。なお、上
述した第3実施形態は、複数の金融機関と取引がある顧
客が手形を発行する際に、各金融機関を順次指定して手
形要件データを別個に送信すると共に手形状況の問い合
せ時にも各金融機関に対して別個に行うようにしたが、
顧客は複数の金融機関のうち主に特定の金融機関(メイ
ンバンク)と取引することが多いため、この第4実施形
態は、手形発行や手形状況の問い合せをメインバンクに
対してのみ行うようにしたものである。図18は手形発
行時の動作を示し、(A)は手形発行装置1側、(B)
はメインバンクの手形管理サーバ2側の動作を示したフ
ローチャートである。先ず、手形発行装置1側において
金融機関番号、支店番号を入力すると共に(ステップN
1)、手形番号を入力すると(ステップN2)、入力さ
れた各データはメインバンクの手形管理サーバ2へ送信
される(ステップN3)。すると、メインバンクの手形
管理サーバ2はそれを受信すると(ステップP1)、金
融機関番号、支店番号に基づいて他の金融機関かを調べ
(ステップP2)、自己の金融機関が指定された場合で
あれば、第1実施形態と同様の手形番号のチェック処理
および送信処理を行うと共に(ステップP3)、そのチ
ェック結果を判定し(ステップP4)、正規の手形番号
でなければ、エラー終了となるが、正しければ、ステッ
プP8に進み、手形要件の受信待ちとなる。また、他の
金融機関が指定された場合であれば、当該他の金融機関
へ手形番号を送信し(ステップP5)、それに応答して
送られて来る手形番号のチェック結果を受信すると(ス
テップP6)、そのチェック結果を判定する(ステップ
P7)。その結果、正規の手形番号でなければエラー終
了となるが、正しければ、手形番号を手形発行装置1へ
送信する(ステップP3)。
【0031】手形発行装置1は手形番号のチェック結果
を受信すると(ステップN4)、そのチェック結果を判
定し(ステップN5)、正しくなければエラー終了とな
るが、正しければ、手形要件として支払先、支払金額、
支払期日、振出日等を上述した図9のステップA5〜A
12と同様に入力・生成する処理が行われる(ステップ
N6)。そして、手形要件の印刷処理を行うと共に(ス
テップN7)、印刷エラーをチェックし(ステップN
8)、正常に手形を発行することができた場合にはその
手形要件データをメインバンクの手形管理サーバ2へ送
信する(ステップN9)。ここで、メインバンクの手形
管理サーバ2は手形要件データを受信すると(ステップ
P8)、この手形要件データに基づいて手形管理ファイ
ルHPFのデータ形式に合わせたレコードを作成し(ス
テップP9)、自己の手形管理ファイルHPFに書き込
む(ステップP10)。そして、この手形管理ファイル
HPFに書き込んだ手形レコードは他の金融機関を支払
先とするかを判断し(ステップP11)、他の金融機関
であれば、この手形レコードをその金融機関へ送信する
(ステップP12)。ここで、当該他の金融機関はメイ
ンバンクから送信されて来た手形要件データを自己の手
形管理ファイルHPFに書き込んで記憶管理する。そし
て、手形発行装置1側で手形発行の終了が指示されるま
で(ステップN10、P13)、上述の動作を繰り返す
ためにステップN1、P1に戻る。図19は手形発行前
の動作を図式化したもので、顧客と取引のあるA銀行、
B銀行……のうちA銀行がメインバンクである場合に、
手形発行装置1は各銀行を支払先とする手形の要件デー
タを全てA銀行側の手形管理サーバ2へ送信する。する
と、A銀行側では各銀行の手形要件データをそれぞれ記
憶管理すると共に、他の銀行の手形であれば、その手形
要件データはその銀行へ配信される。
【0032】図20は手形状況問い合せ時におけるメイ
ンバンク側の手形管理サーバ2の動作を示したフローチ
ャートである。手形発行装置1側で入力された顧客Noお
よびパスワードを受信すると(ステップQ1)、当座口
座管理ファイルACFを検索し、顧客チェックを行い、
そのチェック結果を手形発行装置1へ送信すると共に
(ステップQ2)、そのチェック結果を判定する(ステ
ップQ3)。ここで、何れか一方でも正しくなければ、
エラー終了となるが、正規な顧客であることを認識すれ
ばステップQ4に進み、問い合せ条件の受信待ちとな
る。そして、手形発行装置1で入力された問い合せ条件
が送信されて来ると、それを受信して手形管理ファイル
HPFを検索し、その条件に合致する手形レコードを抽
出すると共に(ステップQ4、Q5)、この手形レコー
ド内の金融機関番号、支店番号に基づいて自行(メイン
バンク)に該当するレコードかを調べる(ステップQ
6)。ここで、自行レコードであれば、問い合せ条件に
合致する全てのレコードを抽出し終ったかを調べ(ステ
ップQ9)、その抽出が終るまでステップQ6に戻る。
いま、他の銀行のレコードであれば、その銀行の手形管
理サーバ2を指定してレコード要求を行い、それに応答
して送信されて来た最新レコードを受信すると、その最
新レコードを条件に合致する抽出レコードとすると共
に、その最新レコードに対応する手形管理ファイルHP
F内の手形レコードを最新レコードに基づいて更新する
(ステップQ7、Q8)。このようにして問い合せ条件
に合致する全てのレコードを抽出し終ったらステップQ
10に進み、抽出レコードを要求元の手形発行装置1へ
送信し、問い合せ終了が指示されるまでステップQ4に
戻り、上述の動作が繰り返される。
【0033】このように第4実施形態においては、手形
発行や手形状況の問い合せを常にメインバンクを通して
行うため、顧客にとって通信先が1個所で済み、運用上
面倒がなく、しかも金融機関の指定を間違えることもな
い。また、メインバンクにはその顧客と取引のある全て
の金融機関の手形が一括管理されているので、手形状況
の問い合せを行った場合、その照会結果を顧客側でマー
ジする必要はなく、それだけ作業を簡素化することがで
きる。また、金融機関にとってはメインバンク化によっ
て優良顧客の囲い込みが可能となり、営業効率の向上を
期待することができる。
【0034】なお、上述した各実施形態においては、イ
ンターネットを利用するようにしたが、これに限らず、
また、手形要件印刷発行プログラムを手形発行装置1側
に常駐させずに、金融機関側の手形管理サーバ2に持た
せ、顧客側で手形を発行する際に、手形要件印刷プログ
ラムを手形管理サーバ2から手形発行装置1へダウンロ
ードするようにしてもよい。このようにすれば、プログ
ラムの変更等にも容易に対処することが可能となる。
【0035】
【発明の効果】この発明によれば、手形発行装置は入力
された手形データを手形用紙に印刷して手形を発行する
と共に、その手形データを金融機関側の手形管理装置へ
送信し、手形管理装置はこの手形データを受信して記憶
管理するようにしたから、金融機関の顧客側では手形用
紙に必要事項を自動印刷して手形を発行するだけで、手
形管理を金融機関側に委ねることができ、金融機関側で
は手形現物が持ち込まれた際に手形現物から手形データ
を入力する操作が不要となると共に、流通段階での改ざ
ん等をチェックすることができ、しかも通信ネットを介
して顧客側へ各種のサービスを提供することが可能とな
り、手形発行管理を確実かつ安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】顧客側の手形発行装置1と金融機関側の手形管
理サーバ2を備えた手形管理発行システムを説明するた
めのシステム構成図。
【図2】(A)は手形発行装置1の全体構成を示したブ
ロック図、(B)は手形管理サーバ2側へ送信されるR
AM15内の手形要件データを示した図。
【図3】手形用紙の印刷例を示した図。
【図4】(A)は手形管理サーバ2の全体構成を示した
ブロック図、(B)は記憶装置22内の各種ファイルを
示した図。
【図5】当座口座管理ファイルACFのデータ構造を示
した図。
【図6】手形管理ファイルHPFのデータ構造を示した
図。
【図7】手形流通状態フラグを説明するための図。
【図8】手形用紙発注管理ファイルODFのデータ構造
を示した図。
【図9】手形発行時の動作を示し、(A)は手形発行装
置1側、(B)は手形管理サーバ2側の動作を示したフ
ローチャート。
【図10】手形発行システム時の動作を示し、(A)は
手形発行装置1側、(B)は手形管理サーバ2側の動作
を示したフローチャート。
【図11】手形更改時の動作を示し、(A)は手形発行
装置1側、(B)は手形管理サーバ2側の動作を示した
フローチャート。
【図12】手形発行状況問い合せ時の動作を示し、
(A)は手形発行装置1側、(B)は手形管理サーバ2
側の動作を示したフローチャート。
【図13】既発行手形が金融機関に持ち込まれた際の手
形管理サーバ2側の動作を示したフローチャート。
【図14】手形発行装置1側における問い合せ状況画面
を示した図。
【図15】第2実施形態における手形発行時の動作を示
し、(A)は手形発行装置1側、(B)は手形管理サー
バ2側の動作を示したフローチャート。
【図16】第3実施形態において、既発行手形が金融機
関に持ち込まれた際の手形管理サーバ2側の動作を示し
たフローチャート。
【図17】第3実施形態において、金融機関同士で手形
管理データが受け渡される様子を図式化した図。
【図18】第4実施形態において、手形発行時の動作を
示し、(A)は手形発行装置1側、(B)はメインバン
クの手形管理サーバ2側の動作を示したフローチャー
ト。
【図19】第4実施形態において、手形発行時の動作を
図式的に示した図。
【図20】第4実施形態において、手形発行装置1がメ
インバンクの手形管理サーバ2に対して手形発行状況を
問い合せた際の動作を示したフローチャート。
【符号の説明】 1 手形発行装置 2 手形管理サーバ 3 勘定系ホストコンピュータ 12 手形券面印刷プリンタ 13、23 通信制御装置 14、24 CPU 16、22 記憶装置 17、26 記憶媒体 18 入力装置 19 表示装置 ACF 当座口座管理ファイル HPF 手形管理ファイル ODF 手形用紙発注管理ファイル

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金融機関の顧客側に設置された手形発行装
    置と、金融機関に設置された手形管理装置との間で通信
    ネットを介してデータの送受信を行う手形発行管理シス
    テムであって、 手形発行装置は、手形用紙の各項目に対応する手形デー
    タを入力する入力手段と、この入力手段から入力された
    手形データを手形用紙の対応する項目位置に印刷出力し
    て手形を発行する手形発行手段と、この手形発行手段に
    よって発行された手形に対応する前記手形データを金融
    機関側の手形管理装置へ送信する送信手段とを具備し、 手形管理装置は、顧客側の手形発行装置から送信されて
    来た手形データを受信する受信手段と、この受信手段で
    受信した手形データを記憶管理する手形記憶管理手段と
    を具備したことを特徴とする手形発行管理システム。
  2. 【請求項2】手形管理装置は、金融機関に既発行手形が
    持ち込まれた際に、当該手形の記入内容とそれに対応す
    る前記手形データとを照合するためにその手形データを
    前記手形記憶管理手段から読み出して出力するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の手形発行管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】手形発行装置側において、前記手形発行手
    段によって手形が発行された発行タイミングに同期して
    前記送信手段は、その手形データを手形管理装置へ送信
    し、手形管理装置は、手形発行と同時に送信されて来た
    手形データを記憶管理するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の手形発行管理システム。
  4. 【請求項4】手形管理装置は、手形発行装置から送信さ
    れて来た手形番号が正規な手形番号か否かをチェックし
    てそのチェック結果を元の手形発行装置へ送信し、 手形発行装置は、前記チェック結果を判断し、正規な手
    形番号であることを条件に手形発行を実行するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の手形発行管理システ
    ム。
  5. 【請求項5】手形発行装置側において、手形発行に誤り
    が生じた際に前記送信手段は、当該手形を無効とする手
    形無効データを送信し、 手形管理装置は、前記手形無効データを前記手形記憶管
    理手段内の当該手形データに関連付けて記憶管理するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の手形発行管理
    システム。
  6. 【請求項6】手形発行装置側において、既発行手形の記
    入内容を変更する手形更改が行われた際に、前記手形発
    行手段は手形更改されたデータに基づいて手形を再発行
    し、前記送信手段は当該手形更改データを手形管理装置
    へ送信し、 手形管理装置は、前記手形更改データに基づいて、前記
    手形記憶管理手段内に格納されている更改前の当該手形
    データが更改されたことを示すと共に、手形更改データ
    を新たな手形データとして記憶管理するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の手形発行管理システム。
  7. 【請求項7】手形管理装置は、手形発行装置からの手形
    発行状況を問い合せる手形照会に応答してその顧客に対
    応する手形データを前記手形記憶管理手段から読み出し
    て要求元の手形発行装置へ送信するようにしたことを特
    徴とする請求項1記載の手形発行管理システム。
  8. 【請求項8】手形管理装置は、金融機関に既発行手形が
    持ち込まれた際に、手形受け入れ済みか手形流通中かを
    示す手形流通状況を前記手形記憶管理手段内の当該手形
    データに関連付けて記憶管理し、手形発行装置からの手
    形照会に応答して手形流通状況を要求元の手形発行装置
    へ送信するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    手形発行管理システム。
  9. 【請求項9】手形管理装置は、手形発行装置から手形デ
    ータが送信されて来る毎に、当該顧客の手形用紙の残り
    が所定枚数か否かを検出し、手形用紙の残りが所定枚数
    になった場合に手形用紙の発注有無を問い合せる発注問
    い合せ情報をその顧客の手形発行装置へ送信し、 手形発行装置は、手形管理装置から送信されて来た発注
    問い合せ情報を出力するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の手形発行管理システム。
  10. 【請求項10】手形発行装置は、次に発行すべき手形の
    手形番号を手形管理装置に要求し、その要求に応答して
    手形管理装置は、未使用の手形番号を検索して要求元の
    手形発行装置へ送信するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の手形発行管理システム。
  11. 【請求項11】複数の金融機関と取引のある顧客側の手
    形発行装置において、前記送信手段は複数の金融機関を
    順次指定すると共に、指定した金融機関側の手形管理装
    置へ手形データを送信し、 指定された金融機関側の手形管理装置は、手形発行装置
    から送信されて来た手形データを受信した際に、当該手
    形データをそれぞれ記憶管理し、 既発行手形がその支払先ではない他の金融機関に持ち込
    まれた際に、当該他の金融機関の手形管理装置は、支払
    先金融機関の手形管理装置に記憶管理されている手形デ
    ータの送信を要求し、これに応答して支払先金融機関の
    手形管理装置から送信されて来た手形データを記憶管理
    するようにしたことを特徴とする請求項1記載の手形発
    行管理システム。
  12. 【請求項12】複数の金融機関と取引のある顧客側の手
    形発行装置において、前記送信手段は複数の金融機関の
    うち特定の金融機関をメイン金融機関として指定してそ
    の手形管理装置へ各金融機関の手形データを送信し、 前記メイン金融機関側の手形管理装置は、手形発行装置
    から送信されて来た各金融機関の手形データを一括して
    記憶管理すると共に、前記複数の金融機関のうち自己を
    除く他の金融機関の手形管理装置へ当該金融機関の手形
    データをそれぞれ配信し、 前記他の金融機関側の手形管理装置は、メイン金融機関
    から配信されて来た手形データを受信してそれぞれ記憶
    管理するようにしたことを特徴とする請求項1記載の手
    形発行管理システム。
  13. 【請求項13】コンピュータに対して、 金融機関の顧客側に設置された手形発行装置から手形用
    紙の各項目に対応して入力された手形データを手形用紙
    の対応する項目位置に印刷出力して手形を発行する機能
    と、発行された手形に対応する手形データを手形発行装
    置から金融機関側の手形管理装置へ送信する機能と、 手形発行装置から送信されて来た手形データを受信して
    記憶管理する機能を実現させるためのプログラムを記録
    した記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000054563A (ko) * 2000-06-12 2000-09-05 김동훈 디지털 결제 시스템 및 방법
KR20010036577A (ko) * 1999-10-09 2001-05-07 윤민호 자동 어음 발행기와 그 제어 방법
JP2002149985A (ja) * 2000-11-10 2002-05-24 Aiu Insurance Company 保険契約システム及び保険契約方法

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