JP2003162633A - 個人認証データ管理方法及び勘定系システム - Google Patents

個人認証データ管理方法及び勘定系システム

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JP2003162633A
JP2003162633A JP2001358169A JP2001358169A JP2003162633A JP 2003162633 A JP2003162633 A JP 2003162633A JP 2001358169 A JP2001358169 A JP 2001358169A JP 2001358169 A JP2001358169 A JP 2001358169A JP 2003162633 A JP2003162633 A JP 2003162633A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個人認証データの変更や対応する口座番号の
変更があった場合でも、人手による事務処理負担を低減
し、且つ、システムの運用上のメンテナンスの負担をな
くすこと。 【解決手段】 口座についての前記個人認証データを登
録する時に、当該個人認証データを唯一に識別する個人
認証データ番号を採番する個人認証データ番号採番工程
S1と、口座の口座番号と当該口座番号についての個人
認証データに採番された個人認証データ番号とを関連さ
せる関連付け工程S2と、口座番号に基づいて個人認証
データの照会があった場合には、当該口座番号に関連づ
けられた個人認証データ番号に応じて当該口座番号に対
応する個人認証データを特定する個人認証データ特定工
程S4とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印影データや署名
データなどの本人認証に用いるデータを管理する方法及
びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】金融機関では、預金口座からの支払や、
手形決済に際して、印鑑の照合や、署名の照合による本
人確認を行っている。従来、例えば、予め届出のあった
印鑑票の印影や署名と、支払等の依頼書等に捺印された
印影等との照合を行っていた。そして、近年、コンピュ
ータシステムの利用により印影データを一元管理し、金
融機関の本支店(取引店)に設置された端末に印影デー
タ等を表示する仕組みが提案されている。
【0003】特開平8−33942号公報には、端末か
ら口座番号を入力するだけで簡単に印鑑照合を行うこと
を課題として、印影データの登録番号を口座番号として
登録するサーバーと、検索すべき口座の口座番号を送信
すると共にこの口座番号に基づいてサーバーから送信さ
れる印影データを表示する端末とを備えた印鑑照会シス
テムが開示されている。この公報では、印影データのデ
ータ名に口座番号を用いると共に、一つの口座番号に複
数の印影データがある場合には、登録日を用いて管理す
る旨が開示されている。
【0004】特開平10−49660号公報には、大量
の印鑑票データの登録作業における事前準備を簡略にす
るために、印鑑票データを識別する「検索キー」を用い
る旨が開示されている。特開平11−232458号公
報では、店番、科目、口座番号をキーとして、その口座
の印鑑票データを管理する旨が開示されている。この従
来例では、印鑑票データを、勘定系ホストとは別に、印
鑑照会システムに登録し、管理している。
【0005】特開平11−232458号公報等に開示
された例では、改印等の口座情報の変更があった場合、
勘定系ホスト側をまず変更し、この変更データをディス
クやオンラインで印鑑照会システムに送信し、自動的に
印鑑照会システムの口座情報を変更する手法が開示され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平11−2324
58号公報に開示された従来例では、印鑑の紛失や、印
鑑の変更や代理人印等の追加等の印鑑票に関する変更が
あった場合には、勘定系ホスト側を変更すると共に、デ
ィスク等を用いて印鑑照会システム側を変更する必要が
あり、事務処理上の負担となる。また、オンラインで送
信する例では、勘定系システムと印鑑照会システム間の
通信負荷が高まり、また印鑑照会システムでの変更反映
処理などのシステム負荷が高くなってしまう。
【0007】また、特開平8−33942号公報等に開
示された従来例では、印鑑票データの番号を口座番号と
しているため、例えば店舗の統廃合を行う際に口座番号
を変更すると、この口座の移管に伴って印鑑票データの
番号を付け替えなければならず、システム運用上の負荷
が大きくなり、また確認作業などの事務処理負担も大き
い。「口座の移管」は、口座の取引店(営業店)の変更
等によって同一の口座について口座番号を変更すること
をいう。
【0008】さらに、印鑑の紛失届けなど、個人認証デ
ータの変更があった場合には、その直後から当該紛失等
の状態を反映させなければならないため、従来例では、
その口座の取引を中断するなどの手続きが必要となり、
顧客の利便性を低下させ、また、金融機関側の事務取扱
負担を増加させてしまう、という不都合があった。
【0009】
【発明の目的】本発明は、個人認証データの変更や対応
する口座番号の変更があった場合でも、人手による事務
処理負担を低減し、且つ、システムの運用上のメンテナ
ンスの負担をなくすことのできる印鑑票データ等の個人
認証データの管理方法及びシステムを提供することを、
その目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、口座の入出
金を処理する勘定系システムを使用して当該口座の口座
名義人を認証するための個人認証データを管理する個人
認証データ管理方法であって、口座についての前記個人
認証データを登録する時に、当該個人認証データを唯一
に識別する個人認証データ番号を採番する個人認証デー
タ番号採番工程と、口座の口座番号と当該口座番号につ
いての個人認証データに採番された個人認証データ番号
とを関連させる関連付け工程と、口座番号に基づいて前
記個人認証データの照会があった場合には、当該口座番
号に関連づけられた個人認証データ番号に応じて当該口
座番号に対応する個人認証データを特定する個人認証デ
ータ特定工程とを備えた、という構成を採っている。こ
れにより前述した課題を解決しようとするものである。
【0011】本発明では、印鑑票データや、署名データ
等の個人認証データの番号を口座番号ではなく個人認証
データ専用の番号を用いる。そして、口座番号と個人認
証データ番号とを関連付ける。通常の照会処理では、口
座番号から個人認証データ番号を特定する。さらに、本
発明では、この個人認証データ番号の管理を、勘定系シ
ステムを用いて行う。このため、紛失等による個人認証
データの使用停止依頼や、個人認証データの変更依頼が
あった場合であっても、勘定系システムに接続された端
末を操作するのみで、口座番号と個人認証データ番号と
の関連付けが更新されるため、個人認証データを使用停
止とするための事務取扱負担が少ない。また、口座の移
管を行う場合には、個人認証データ番号を変更すること
なく、口座番号と個人認証データ番号との関連付けを更
新する処理のみで対応できるため、個人認証データの番
号の付け替えという負荷の大きいメンテナンス処理や、
再編成処理を行う必要がない。このように、本発明で
は、個人認証データの番号を変化させずに全ての処理に
対応できるため、個人認証データ番号と個人認証データ
の対応を完全に一対一とすることができ、このため、個
人認証データのキャッシュを有効に利用することができ
る。これにより、個人認証データを管理する個人認証デ
ータサーバーと取引店の端末との通信回線の使用頻度を
下げることができ、比較的低コストで印鑑照合システム
を構築することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態の
構成例を示すフローチャートである。本実施形態による
個人認証データ管理方法は、口座の入出金を処理する勘
定系システムを使用して当該口座の口座名義人を認証す
るための個人認証データを管理する。個人認証データ
は、支払等の決済を金融機関等の窓口などで請求する人
が、口座名義人本人であるか否かを判定するためのデー
タである。個人認証データは、例えば、印鑑の印影デー
タや、自筆による署名データや、虹彩データや、指紋デ
ータなどである。
【0013】図1に示すように、本実施形態による個人
認証データ管理方法では、まず、口座についての個人認
証データを登録する時に、当該個人認証データを唯一に
識別する個人認証データ番号を採番する(ステップS
1,個人認証データ番号採番工程)。個人認証データへ
の採番は、全ての口座名義人の全ての個人認証データを
識別する番号の付与とする。そして、個人認証データの
番号は、口座番号とは無関係に独立した番号体系とする
と良い。
【0014】本実施形態による方法では、続いて、口座
番号についての個人認証データに採番された個人認証デ
ータ番号と、口座の口座番号とを関連させる(ステップ
S2,関連付け工程)。関連付け工程では、採番した個
人認証データ番号と、その口座番号とを関連させる。関
連は、例えば、個人認証データ番号と口座番号とを主キ
ーとするデータベースに格納する。この個人認証データ
番号と口座番号との対応を格納したデータを、ここで
は、個人認証データ番号管理データと呼ぶ。
【0015】図1に示す方法では、さらに、口座番号に
基づいて個人認証データの照会があった場合には、例え
ば、口座番号を指定した個人認証データの照会要求を受
信した場合には(ステップS3)、当該口座番号に関連
づけられた個人認証データ番号に応じて当該口座番号に
対応する個人認証データを特定する(ステップS5,個
人認証データ特定工程)。この個人認証データ特定工程
S5は、例えば、口座番号に基づいて個人認証データ管
理データを参照し、口座番号に対応する個人認証データ
番号を特定する処理である。
【0016】本実施形態では、個人認証データの番号を
口座番号ではなく、個人認証データに特有な個人認証デ
ータ番号としている。これにより、個人認証データの変
更があった場合には、新しい個人認証データに新しい個
人認証データ番号を採番し、新しい個人認証データ番号
と口座番号との関連付けを行うことで、個人認証データ
の番号等を変更する等のシステム負荷の大きい処理を行
うことなく、個人認証データの変更をシステムに反映さ
せることができる。
【0017】さらに、本実施形態では、勘定系システム
にて個人認証データ番号を管理するため、個人認証デー
タを変更し、古い個人認証データの使用を禁止する場
合、例えば、ある口座についての印鑑を変更した場合で
あっても、変更処理を勘定系システムに登録し、個人認
証データ番号管理データを更新した直後から、古い個人
認証データを使用不可とすることができ、取引の安全性
を十分に確保しつつ、窓口等での事務取扱負担を少なく
し、顧客の窓口での待ち時間を短縮することができる。
【0018】さらに、店舗の統廃合などで口座番号を変
更する場合には、個人認証データ番号と口座番号の関連
付けである個人認証データ番号管理データを新しい口座
番号に更新するだけで、個人認証データ番号の付け替え
や、並べ替え、再編成等のシステム負荷の大きい処理を
行う必要がない。
【0019】このように、本実施形態では、個人認証デ
ータの照会を行う際に、口座番号から個人認証データ番
号を特定するステップS5による処理が必要となるが、
個人認証データを取り扱うための事務処理負担を大幅に
軽減し、且つ、口座移管や個人認証データの変更時のシ
ステム負荷を削減することができる。特に、金融機関の
システムは24時間365日の連続運用が求められてお
り、この連続運用に近い運用を行うためには、口座移管
を行うためにその口座についての取引を長時間中止する
ことは望ましくない。この点、本実施形態による個人認
証データ管理方法では、勘定系システムで2つの番号の
関連づけの更新を行うことで口座の移管を実施すること
ができるため、極めて短時間で口座の移管処理を完結さ
せることができる。
【0020】本実施形態では、個人認証データは、勘定
系システムに格納するのではなく、個人認証データサー
バーに格納するようにしても良い。この場合、個人認証
データサーバーは、個人認証データを個人認証データ番
号と対応させて格納する。この個人認証データサーバー
は、個人認証データ番号毎に個人認証データであるイメ
ージデータを記憶する比較的簡易なデータベースとして
構築できる。そして、全ての個人認証データにユニーク
な個人認証データ番号が採番されるため、この個人認証
データ番号をファイル名又はファイル名の一部として利
用することで、メンテナンスの不要なデータベースとす
ることができる。個人認証データが数種類ある場合に
は、個人認証データ番号の全部又は一部をファイル名と
して、個人認証データの種類に応じたディレクトリを作
成し、ツリー状に格納すると良い。
【0021】この個人認証データサーバーを勘定系シス
テムに併設する例では、勘定系システムは、個人認証デ
ータ番号のデータを表示させる指令を端末に送信する。
端末では、この個人認証データ番号のデータを個人認証
データサーバーから読み出す処理を行う。図1に示すよ
うに、特定した番号の個人認証データが個人認証データ
サーバーに格納されている場合には(ステップS6)、
この登録された個人認証データを端末に表示させる(ス
テップS7)。一方、個人認証データサーバーから当該
個人認証データを読み出す際に、当該個人認証データ番
号に対応する個人認証データが存在しない場合には、当
該個人認証データが未登録であると端末1に表示する
(ステップS8,未登録表示制御工程)。
【0022】図1に示す例では、個人認証データの登録
は、実際のイメージデータの登録ではなく、個人認証デ
ータ番号の採番S1と、口座番号との関連付けS2とい
う勘定系システムでの処理で一旦完了する。すなわち、
個人認証データをイメージデータ化して、個人認証デー
タサーバーに格納する作業を待たずに、個人認証データ
の登録を完了する。これにより、窓口での事務処理が長
時間になることを防止し、また、全ての窓口にスキャナ
ー等を配置することなく、本店や地区センター等で事後
的に個人認証データのイメージデータ化及びサーバーへ
の格納を行うことができる。そして、図1に示す例で
は、個人認証データの表示を行う際に、その個人認証デ
ータ番号のデータが個人認証データサーバーに登録され
ていない場合には、未登録である旨の表示を行う。これ
により、その口座に対して個人認証データが登録された
事実と、実際の格納が完了していない旨とを端末に表示
させることができる。すなわち、本実施形態では、個人
認証データの新規登録や、変更の事実自体は、その登
録、変更を勘定系システムに登録した直後から個人認証
データの照会処理に反映させることができる。
【0023】例えば、個人認証データが印影である場合
に、印鑑の変更届を受信した場合には、変更先の新たな
個人認証データに新しい個人認証データ番号を採番し、
この新しい個人認証データ番号と口座番号とを関連させ
る処理を勘定系システムにて操作する。その直後に他の
端末から当該口座についての照会要求があった場合に
は、図1のステップS8の処理によって、個人認証デー
タが未登録である旨の表示がなされる。このように、本
実施形態では、個人認証データの登録や変更時に、その
進行状況に応じた適切な表示を行うことができる。
【0024】図2は本実施形態による個人認証データの
変更を登録する処理例を示すフローチャートである。口
座番号を指定した個人認証データの更新要求を受信する
と(ステップS11)、すなわち、同一の口座に対する
新しい個人認証データを登録する場合には、まず、当該
新たな個人認証データに新たな個人認証データ番号を採
番する(ステップS12)。このステップS12は、図
1に示すステップS1による処理の一例である。続い
て、新しい個人認証データを登録する口座の口座番号
と、新たな個人認証データ番号とを関連づける(ステッ
プS13)。このステップS13は、図1に示すステッ
プS2による処理の一例である。図2に示す例では、変
更された元の個人認証データ番号とその口座番号との関
連付けを抹消する。この抹消により、元の個人認証デー
タは使用されなくなる。また、当座勘定などの場合に、
個人認証データの変更履歴を格納する場合には、抹消処
理ではなく、旧データとしての登録を行うようにしても
良い。図2に示す例では、勘定系システムで個人認証デ
ータ番号を管理し、そして、更新する新しい個人認証デ
ータ番号と口座番号とを関連付けするため、この更新処
理の完了直後に、端末での照会処理にて個人認証データ
の変更が反映される。
【0025】図3は、本実施形態による口座の移管処理
例を示すフローチャートである。口座の移管要求を受信
すると(ステップS21)、勘定系システムでは、新し
い口座の開設処理を行う(ステップS22)。例えば、
新設又は移管先の店番での口座番号を採番する。そし
て、移管先の新たな口座番号と移管元の口座番号に対応
する個人認証データ番号とを関連付ける(ステップS2
3)。このステップS23は、図1に示すステップS2
による処理の一例である。続いて、移管元の口座の解約
処理を行う。図3に示す構成により移管処理を行うこと
で、個人認証データの番号の付け替え等の処理を行う必
要がなく、システムメンテナンス負荷が小さく、移管処
理を短時間で完了することができる。
【0026】図4は、本実施形態による勘定系システム
の構成例を示すブロック図である。図4に示す例では、
勘定系システムは、営業店等に設置された端末1(1
A,1B,1C)とのデータ通信を制御するデータ通信
制御部6と、端末の操作に応じて口座の入出金を処理す
ると共に処理結果を端末に送信する口座処理部10とを
備えている。そして、口座処理部10が、口座について
の個人認証データを登録する時に、当該個人認証データ
を唯一に識別する個人認証データ番号を採番する個人認
証データ番号採番機能12と、口座の口座番号と当該口
座番号についての個人認証データに採番された個人認証
データ番号とを関連させる関連付け機能14とを備えて
いる。個人認証データ番号採番機能12は、図1に示す
ステップS1,図2に示すステップS12等の処理を行
う。関連付け機能14は、図1に示すステップS2,図
2に示すステップS13,図3に示すステップS23等
の処理を行う。
【0027】端末1は、支店の窓口に設置され、個人認
証データを表示するディスプレイを有する営業店端末1
Aと、ATM等の端末1Bと、勘定系システムの管理運
用に使用するコンソール端末1Cとを備える。個人認証
データが印影データや署名データである場合には、端末
1Aに印影データや署名データを表示する。また、AT
M等で暗証番号の一種として虹彩等を用いて本人認証を
行う制度が導入されるのであれば、ATMに虹彩データ
や指紋データを送信するようにしてもよい。
【0028】勘定系システムは、さらに、口座番号に基
づいて個人認証データの照会があった場合には、当該口
座番号に関連づけられた個人認証データ番号を特定する
個人認証データ特定機能16と、個人認証データ特定機
能16によって特定された個人認証データ番号に基づい
て個人認証データの端末1への表示を制御する個人認証
データ表示制御機能18とを備えている。個人認証デー
タ特定機能16は、図1に示すステップS5のように、
口座番号に基づいて対応する個人認証データ番号を特定
する。
【0029】また、図4に示す例では、端末1に、個人
認証データを個人認証データ番号と対応させて格納する
個人認証データサーバー4を接続している。すなわち、
勘定系システムに個人認証データサーバーを併設してい
る。そして、口座処理部10は、個人認証データ表示制
御機能18の一部として、個人認証データ番号に基づい
て個人認証データサーバーに格納された当該個人認証デ
ータを端末に表示させる登録データ表示制御機能20
と、当該個人認証データ番号に対応する個人認証データ
が存在しない場合には、当該個人認証データが未登録で
あると端末1に表示させる未登録情報表示制御機能22
とを備えている。この2つの機能20,22により、図
1に示す個人認証データの表示制御(S7)や、個人認
証データが未登録であることの表示制御(S8)を行
う。
【0030】図4に示す例では、端末1に、一又は複数
の営業店を単位として個人認証データサーバー4から受
信した個人認証データを当該個人認証データ番号に基づ
いてキャッシュするキャッシュDB9を併設している。
そして、口座処理部10は、個人認証データがキャッシ
ュDB9に格納されていない場合に、当該個人認証デー
タを端末1から個人認証データサーバー4へと要求させ
るキャッシュ使用機能24を備えている。このキャッシ
ュ使用機能24は、個人認証データ表示制御機能18の
一部である。
【0031】本実施形態では、全ての局面で個人認証デ
ータと個人認証データ番号の対応は一対一であるため、
キャッシュDB9を利用しやすい。すなわち、キャッシ
ュDB9に登録されているデータと、個人認証データサ
ーバーに登録されているデータは個人認証データ番号に
対して常に同一であるため、個人認証データサーバー4
に格納されたデータが変更されたか否かを確認せずにキ
ャッシュDB9を用いることができる。使用しない個人
認証データを完全に削除し、個人認証データ番号を再利
用する場合には、当該再利用のために個人認証データを
削除するときに、当該個人認証データ番号のデータをキ
ャッシュDB9から削除する。
【0032】図1から図3までに示す処理や、図4に示
す構成は、演算手段としてのCPUが所定のプログラム
を実行することで実現することができる。勘定系システ
ムのCPU(図示せず)は、所定のプログラム(指令)
に従って各種の演算を行う。CPUは、各種の処理要求
に従ってオンライントランザクションをスケジュール
(ルーティング)すると共に、その実行結果を端末1に
戻す。CPUが口座処理用のプログラムを実行すること
で、勘定系システムは、口座への入出金や各種情報の登
録等を処理する。
【0033】本実施形態では特に、勘定系システム用プ
ログラムは、個人認証データ(印鑑票データ)を管理す
るための各種の指令を備える。勘定系システム用プログ
ラムは、口座処理部等を動作させる指令として、例え
ば、口座についての個人認証データを登録する時に、当
該個人認証データを唯一に識別する個人認証データ番号
を採番させる個人認証データ番号採番指令(S1等,機
能12に対応)と、口座の口座番号と当該口座番号につ
いての個人認証データに採番された個人認証データ番号
とを関連させる関連付け指令(S2等,機能14に対
応)と、口座番号に基づいて個人認証データの照会があ
った場合には、当該口座番号に関連づけられた個人認証
データ番号を特定する個人認証データ特定指令(S4
等,機能16に対応)と、個人認証データ特定指令に応
じて特定される個人認証データ番号に基づいて、個人認
証データの端末1への表示を制御する個人認証データ表
示制御指令(S7,S8等,機能18に対応)とを備え
る。
【0034】勘定系システムのCPUは、これらの指令
を実行することで、ステップS2等の関連付け処理を実
行し、また、図4に示す関連付け機能14等として動作
する。その他、勘定系システム用プログラムが、勘定系
システムや印鑑照会システムにて実現すべき各機能や、
フローチャートの各工程に応じた指令を備えることで、
CPUは対応する処理を行う。例えば、勘定系システム
用プログラムが、個人認証データ番号に対応する個人認
証データが個人認証データサーバーに存在しない場合
に、当該個人認証データが未登録であると端末に表示さ
せる指令を備えることで、CPUは、未登録情報表示制
御機能22として動作することができる。
【0035】この勘定系システム用プログラムは、磁気
テープ(MT)やディスク等の記録媒体11Aに格納さ
れて搬送され、媒体読取部11によって読み取られる。
記録媒体に格納されていた勘定系システム用プログラム
は、媒体読取部11にて読み取られた後、プログラム記
憶部に格納される。また、他のホスト装置から通信回線
を経由してプログラム記憶部に当該プログラムを提供す
ることもできる。
【0036】プログラムについて、CPU(演算手段)
を「動作させる指令」というときには、各指令のみでC
PUを動作させる指令と、プログラム記憶部に予め格納
されているオペレーティングシステム等の他のプログラ
ムに依存して当該CPUを動作させる指令とのいずれか
または双方を含む。ここでは、「オペレーティングシス
テム」は広義に解釈している。トランザクションマネー
ジャーや、データベースマネージャー等を含む。
【0037】上記関連付け指令は、実際には、口座又は
口座名義人に関する情報を管理するデータベースマネー
ジャーに口座番号に対応して個人認証データ番号を引き
渡す指令のみで、実際の関連付けたデータの格納は当該
関連付け指令ではなく、データベースマネージャーが行
うようにしても良い。このように、勘定系システム用プ
ログラムを記憶する記録媒体11Aであって、当該プロ
グラムをユーザへ搬送する用途の記録媒体11Aには、
例えば「所定のデータベースマネージャーに個人認証デ
ータ番号を引き渡す指令」のみが格納され、実際のデー
タの格納等はオペレーティングシステムによって行われ
る場合がある。これは、動作させようとするコンピュー
タのオペレーティングシステムやデータベースマネージ
ャー等との関係で定まる。この点、通信回線を介してプ
ログラム(指令)を提供する場合も同様である。
【0038】このプログラムとシステム又は方法、搬送
媒体等に関する説明は後述する実施形態、実施例におい
ても同様である。特に、同一の名前が付されている機
能、工程、指令のそれぞれが対応する点は、各実施形態
においても同様である。例えば、勘定系システム用プロ
グラムは、キャッシュ使用機能を実現するには、その機
能を実現するためのキャッシュ使用指令を備える。
【0039】再度図4を参照すると、図4全体の構成
は、個人認証データ照会システムである。個人認証デー
タ照会システムは、営業店等に設置された端末1と、こ
の端末1の操作に応じて口座の入出金を処理すると共に
処理結果を端末1に送信する勘定系システムと、端末1
と接続され口座の口座名義人の個人認証データを唯一に
識別する個人認証データ番号を用いて管理する個人認証
データサーバー4と、一又は複数の営業店を単位として
個人認証データサーバー4から受信した個人認証データ
を当該個人認証データ番号に基づいてキャッシュするキ
ャッシュDBとを備える。
【0040】そして、勘定系システムの口座処理部10
は、図4に示す各機能12,14等を備える。このよう
に、勘定系システムで個人認証データ番号と口座番号の
関係を関連付けとして管理し、一方、個人認証データに
ついては個人認証データサーバー4に格納する構成とす
ることで、個人認証データについての登録や変更があっ
た場合に、即座にその変更を勘定系システムに登録しつ
つ、個人認証データサーバー4では個人認証データ番号
によるファイル名でファイルを格納するのみの簡易な構
成とすることができる。これにより、個人認証データの
管理に関する事務処理負担を軽減すると共に、個人認証
データサーバー4での再編成処理を不要とするなど、シ
ステム負荷や運用上のメンテナンス負担を軽減する。
【0041】以下、個人認証データが印鑑票データであ
り、個人認証データ番号が印鑑票番号である場合を例に
説明する。印鑑票は、自筆の署名と、印鑑の印影とが用
紙上に記録される伝票である。印鑑票データは、印鑑票
データ全体のイメージや、印影のみの精密なイメージデ
ータや、署名データなどを含む。印鑑票データを扱う例
では、個人認証データサーバーを印鑑票データサーバー
と呼ぶ。図4を参照すると、勘定系システムは、口座情
報及び顧客情報を格納した元帳ファイル25を備えてい
る。そして、元帳ファイル25は、印鑑票番号と口座番
号の関連付けを印鑑票番号管理データ26として格納す
る。また、本人認証に用いる印鑑には、個別の口座毎に
登録する個別印と、複数の口座について共通に使用する
共通印とがある。
【0042】図5は、本実施形態での勘定系システムで
の口座開設制御方法の構成例を示すフローチャートであ
る。図5に示す例では、端末1A等から口座開設要求を
受信すると(ステップS31)、まず、新設口座に新し
い口座番号を採番する(ステップS32,口座番号採番
工程)。そして、当該新設口座に関連して印鑑票を受理
した場合には(ステップS33,イエス)、当該印鑑票
データに印鑑票番号を採番する(ステップS34)。一
方、予め登録した共通の印鑑票データを当該新設口座に
使用する場合には(ステップS33,ノー)、取引店に
共通印が登録されているか否かを確認し、登録されてい
れば、当該共通の印鑑票番号を特定する(ステップS3
5)。このステップS33,S34及びS35を、印鑑
票番号採番特定工程と呼ぶ。ステップS35にて、取引
店に共通印が登録されていない場合には、端末1A等に
エラーを返し、当該取引店での共通印の登録を促す。
【0043】続いて、ステップS34で採番した又はス
テップS35で特定した印鑑票番号と、新設口座の口座
番号とを関連付けする。そして、当該口座番号と印鑑票
番号の対応を印鑑票番号管理データ26として元帳ファ
イル25に格納する(ステップS36,開設時管理デー
タ格納工程)。これにより、口座番号に対して共通印の
印鑑票番号か、または、個別印の印鑑票番号が印鑑票番
号管理データ26に登録される。
【0044】続いて、印鑑票を受理した場合には、採番
した印鑑票番号との関係で当該印鑑票データを勘定系シ
ステム内又は勘定系システム外の印鑑票データサーバー
4Aへ格納する(ステップS37,印鑑票データ格納工
程)。このように印鑑票データの格納が行われると、図
4に示す印鑑票照会制御部28は、印鑑票番号管理デー
タ26を参照して当該口座番号に関連づけられた印鑑票
番号を特定すると共に、当該特定した印鑑票番号に基づ
いて当該口座の印鑑票データの照会を制御することがで
きる。共通印を用いる場合には、印鑑票番号管理データ
26の登録の直後から共通印の印影を照会することがで
きる。一方、個別印を用いる場合には、当該個別印の印
鑑票データが印鑑票データサーバー4Aに格納されるま
では、当該印鑑票番号のデータが未登録である旨が端末
1A等に表示され、印鑑票データの格納後は当該印鑑票
の照会が可能となる。
【0045】次に、印鑑を新しい印鑑に変更する改印処
理を開示する。再度図2を参照すると、口座に関連して
印鑑票の変更を受理した場合には(ステップS11)、
新しい印鑑票に新たな印鑑票番号を採番する(ステップ
S12,新印鑑票番号採番工程)。続いて、印鑑票変更
対象の口座番号と新たな印鑑票番号とを関連させると共
に、当該口座番号と新たな印鑑票番号との対応を印鑑票
番号管理データとして元帳ファイル25に格納する(ス
テップS13,改印時管理データ格納工程)。さらに、
新たな印鑑票データを新たな印鑑票番号との関係で勘定
系システム内又は勘定系システム外の印鑑票データサー
バー4Aへ登録する(ステップS13,印鑑票登録工
程)。このように改印処理を行うことで、窓口の事務処
理負担を最小限とすることができ、改印の受付を短時間
で完了させつつ、その直後からは全ての端末1からの照
会要求に対して、改印された印影の表示又は改印した印
影データの格納中である旨を表示することができる。
【0046】次に、口座の移管について、再度図3を参
照して説明する。口座の移管は、当該口座に対する入出
金要求が完了し、そして他の処理要求を受信しないよう
にロックした状態で開始する。ここでは、まず、移管す
る口座に新たな口座番号を採番する(ステップS22,
移管先口座番号採番工程)。そして、移管元の口座番号
と関連している印鑑票番号を移管先口座番号へ関連させ
ると共に、当該移管先口座番号と印鑑票番号との対応を
印鑑票番号管理データ26として元帳ファイル25に格
納する(ステップS23,移管時管理データ格納工
程)。
【0047】このよに、本実施形態では、口座番号と印
鑑票番号とを併用するため、改印処理や口座の移管処理
において印鑑票データのファイル名の変更というシステ
ム負荷の高い処理を行うことなく、勘定系システムでの
印鑑票番号管理データの更新という比較的高速に完了す
る処理のみで移管や改印等の処理を完了することができ
る。
【0048】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。本実施例
では、全店全層CIF(CustomerInformation file)に
よるCIFデータを用いる。すなわち、全ての顧客を取
引店等に関わらず識別するCIF番号を用いて、顧客の
顧客情報を管理する。
【0049】図6は、本実施例による印鑑照会システム
の構成例を示すブロック図である。印鑑票データを格納
する印鑑票データサーバー4Aと接続された端末1と、
預金マスター等を管理すると共に口座の入出金を処理す
る口座処理部10と、口座名義人等の顧客の情報を格納
するCIFマスター5を管理する顧客情報管理部30と
を備えている。口座処理部10は、入出金要求などを実
行する。例えば、入金金額や出金金額を預金マスター8
の取引明細セグメント等に登録する。取引明細セグメン
ト等のルートセグメントに当該口座名義人のCIF番号
を格納しておくと、口座番号に基づいてCIF番号を特
定することができる。例えば、口座処理部10に口座番
号を指定した残高照会を要求すると、残高情報と共にC
IF番号を得ることができる。顧客情報管理部30は、
CIFマスター5を管理する。CIFマスター5は、顧
客を識別する番号であるCIF番号別に、口座番号毎、
営業店毎又はCIF番号毎の印鑑票番号を格納してい
る。すなわち、本実施例では、図4に示す印鑑票番号管
理データをCIFマスターの項目としている。
【0050】顧客情報管理部30は、端末から口座番号
に基づいた印鑑票データの照会があった場合には、当該
口座番号の口座名義人のCIF番号を特定する制御をす
るCIF番号特定制御機能32と、CIF番号と口座番
号とに基づいてCIFマスター5を参照すると共に、当
該参照結果に基づいて、口座番号、営業店又はCIF番
号毎の印鑑票番号を特定する印鑑票番号特定機能34
と、特定した印鑑票番号に基づいて印鑑票データサーバ
ーに格納された印鑑票データを端末1に表示させる制御
をする印鑑票データ表示制御機能36とを備えている。
【0051】CIF番号特定制御機能32は、口座処理
部10に当該口座番号の残高照会を行うことで、当該口
座名義人のCIF番号を特定する。印鑑票番号特定機能
34は、CIF番号に基づいてCIFマスター5を参照
し、当該口座番号に対応する印鑑票番号を特定する。そ
して、印鑑票データ表示制御機能36は、端末1Aに当
該印鑑票番号の印鑑票データを表示させる制御をする。
端末1Aでは、印鑑票データ表示制御機能36から送信
された印鑑票番号の印鑑票データをキャッシュDB9又
は印鑑票データサーバー4Aに要求し、受信したデータ
を表示する。このとき、印鑑票番号に対応する印鑑票デ
ータが未格納である場合には、未格納である旨を表示す
る。
【0052】CIFと関連させて印鑑票番号を管理する
と、個別の口座毎の個別印ではなく、その顧客の複数の
口座に共通の共通印を管理しやすい。また、口座の属性
として印鑑票を管理するのではなく、顧客情報の一部と
して印鑑票を管理すると、より情報の一元化を図ること
ができ、印鑑票の登録、改印、口座移管等の処理をより
少ないファイル・アクセス回数で実現することができ
る。
【0053】図7は、本実施例によるCIFマスターの
詳細構成の一例を示す説明図である。図7に示す例で
は、CIFマスター5が、営業店単位の一又は複数の口
座の共通印となる印鑑票番号を営業店毎に管理する取引
店セグメント62と、口座単位の印鑑票番号と当該口座
が取引店共通印の使用であるか否かを示す取引店共通印
フラグとを口座毎に管理する口座明細セグメント64と
を備えている。
【0054】そして、顧客情報管理部30の印鑑票番号
特定機能34が、印鑑票照会の対象となる口座番号につ
いて口座明細セグメント64の取引店共通印フラグがO
Nである場合には、当該口座番号の印鑑票データとして
取引店セグメントに格納された印鑑票番号を特定する取
引店共通印特定機能38と、印鑑票照会の対象となる口
座番号について口座明細セグメント64の取引店共通印
フラグがOFFである場合には、当該口座番号の印鑑票
データとして当該口座明細セグメントの当該口座番号に
対応して格納された印鑑票番号を特定する個別印特定機
能40とを備える。この機能38,40を備える構成で
は、個別印と、取引店内で共通の共通印とを取り扱う。
これにより、顧客の要望に応じて共通印と個別印とを併
用することができる。
【0055】また、取引店共通印のみならず、全店共通
印も取り扱うことができる。この場合、CIFマスター
5が、全営業店に共通の全店共通印の印鑑票番号を格納
する全店共通セグメント(ルートセグメント)60を備
える。そして、口座明細セグメント64が、各口座番号
で使用する印鑑票が全店共通印であるか否かを示す全店
共通印フラグを有する。そして、顧客情報管理部30
が、印鑑票照会の対象となる口座番号について口座明細
セグメントの全店共通印フラグがONである場合には、
当該口座番号の印鑑票データとして全店共通セグメント
60に格納された印鑑票番号を特定する全店共通印特定
機能42を備える。全店全層CIFを用いると、この全
店共通印を比較的簡単に導入し、安定して運用すること
ができる。すなわち、顧客の全ての口座について共通す
る全店共通印の印鑑票番号をCIFマスター5のルート
セグメント60に格納し、口座明細セグメント64の全
店共通印フラグをONとするだけで、CIFマスターを
参照し、口座番号から全店共通印の印鑑票番号を特定す
ることができる。
【0056】また、当座の場合には、手形の決済との関
係で旧印を管理する必要がある。この場合、図7に示す
ように、CIFマスター5の各セグメントは、改印があ
った場合の旧印鑑票番号と、改印後の新印鑑票番号とを
格納する。すなわち、ルートセグメント60、取引店セ
グメント62、口座明細セグメント64及び印鑑票セグ
メント66は、それぞれ旧印鑑票番号を格納する。印鑑
票セグメント66は、口座番号毎に、旧印鑑票の印鑑票
番号と、この旧印鑑票番号に対する旧印の印鑑票番号と
を改印数に応じて繰り返し格納する。そして、顧客情報
管理部30は、各セグメント60,62,64,66の
旧印鑑票番号及び印鑑票セグメントの印鑑票番号に基づ
いて口座に対する改印の履歴を特定する改印履歴特定機
能44を備えている。改印履歴特定機能44は、印鑑票
番号特定機能34の一部である。
【0057】印鑑票セグメント66を備えることで、何
回改印があっても当該印鑑票セグメントを順次増加させ
ることで、その改印の順序を特定しつつ、旧印の印鑑票
番号を管理することができる。例えば、印鑑票番号の特
定に際して、改印履歴特定機能44は、口座番号に基づ
いて口座明細セグメント64を読み取る。個別印である
場合には、全店共通印フラグと、取引店共通印フラグは
OFFであり、この口座明細セグメント64には、現在
の個別印鑑票番号が特定されている。そして、ここに旧
印鑑票番号が格納されている場合には、この旧印鑑票番
号を印鑑票番号とする印鑑票セグメント66が作成され
ている。さらに、この印鑑票セグメントに旧印鑑票番号
が格納されている場合には、さらに前の旧印鑑票番号が
格納されている。このため、印鑑票セグメント66の新
旧の印鑑票番号の連鎖的な関係から、改印の順序を含め
て改印履歴を特定することができる。この新旧の印鑑票
番号の関係を用いることで、IMS等の階層型データベ
ースを用いて印鑑票番号の履歴を管理することができ
る。
【0058】また、印鑑票には、代理人印、別印、小切
手印、手形印、連続手形印、外貨預金印などの用途を特
定した印影が捺印される。このような特殊印の管理につ
いても、印鑑票セグメント66を用いることができる。
この場合、印鑑票セグメント66は、代理人印等の特殊
印の印鑑票の種類を示す印鑑票種類コードと、当該種類
の印鑑票番号と、この印鑑票番号が現在のものであるか
否かを示す新旧フラグと、改印された場合の旧印鑑票番
号とを格納する。印鑑票種類コードは、本人印:01、
代理人印:02、別印:03、小切手印:04、手形
印:05,連続手形印:06、外貨預金印08である。
そして、顧客情報管理部30は、印鑑票セグメントの印
鑑票種類コードを参照して口座に対する特殊印を特定す
る特殊印特定機能46を備える。特殊印特定機能46
は、印鑑票番号特定機能24の一部である。また、特殊
印についても、改印履歴を管理するようにしても良い。
この場合、改印履歴特定機能44は、印鑑票セグメント
の印鑑票番号に基づいて印鑑票の種類毎に改印の履歴を
特定する。また、代理人が複数ある場合には、代理人印
ごとに改印の登録をすることで、代理人毎の改印履歴を
特定することができる。
【0059】図8は、本実施例による印鑑票データの照
会処理の一例を示すフローチャートである。照会要求を
受信すると、顧客情報管理部30は、CIFマスター5
の口座明細セグメント64を読み出す。そして、口座明
細セグメント64の全店共通印フラグがONであれば、
ルートセグメント60の印鑑票番号を読み出す。また、
全店共通印フラグがOFFで、取引店共通印フラグがO
Nである場合には、取引店セグメント62の印鑑票番号
を読み出す。一方、全店共通印フラグ及び取引店共通印
フラグが共にOFFである場合には、口座明細セグメン
トの印鑑票番号を読み出す。
【0060】続いて、口座について印鑑票セグメントを
順次読み出す(ステップS84)。同一の口座について
同一種類の印鑑票セグメントが存在する場合には、印鑑
票番号と旧印鑑票番号の関係を順次たどることにより、
改印履歴を特定する。
【0061】また、特殊印がある場合には、印鑑票の表
示順序を印鑑票種類コードに基づいて特定するようにし
ても良い。この場合、顧客情報管理部30が、印鑑票セ
グメントの印鑑票種類コードと印鑑票番号とに基づい
て、口座についての印鑑票の表示順序を特定する表示順
序制御機能36を備える。機能36による表示では、ま
ず、現在の印鑑票を印鑑票種類コードの順序で表示し、
その後、旧印を印鑑票種類コード順で、その印鑑票種類
コード内での新しい順序で表示する。
【0062】印鑑票そのものを用いて照合を行う事務処
理では、印鑑票の受付担当者が顧客との関係に関する注
意事項等を印鑑票にメモし、後日印鑑照合を要する事務
処理の担当者がこのメモ情報を参照することが行われて
いた。本実施例では、印鑑票全体のイメージデータを照
会することでメモ情報を確認することもできるが、図6
に示す例では、メモ情報を顧客に共通にものとして、印
鑑票から切り離して処理する。すなわち、印鑑票は特定
の口座に使用するものであるが、このメモ情報は口座に
関わらず顧客についての情報であることが多いため、C
IFマスターで管理する。そして、印鑑票データの照会
時に、印鑑票データにこのメモ情報を合成する。これに
より、同一の顧客については印鑑の種類に関わらずメモ
情報を参照することができる。
【0063】この例では、図7に示すように、CIFマ
スター5が、印鑑票と関係して登録されるメモ情報を格
納する情報セグメント68を備えている。そして、顧客
情報管理部30が、印鑑票データ表示制御機能36によ
って印鑑票データが端末1に表示される際に、情報セグ
メント68に格納されたメモ情報を当該端末1に表示さ
せる情報表示制御機能50を備えている。このように、
容量の大きい印鑑票データ(イメージデータ)は印鑑票
データサーバー4Aで管理し、一方、数文字からなるメ
モ情報については、勘定系システムで管理する。そし
て、情報表示制御機能50が、印鑑票データにこのメモ
情報を合成する。これにより、印鑑票の種類や口座番号
によらず、同一の顧客に対して一貫してメモ情報を印鑑
票データの一部として表示することができる。また、C
IFマスター5は、ある世帯(例えば、同一住所で同一
名字)に属する個人を名寄せした世帯名寄せや、企業グ
ループを名寄せした企業名寄せ等を格納する関連名寄せ
セグメント70と、パソコンサービス等各種の契約の有
無を格納する諸契約セグメント72と、マル優の有無や
種類を格納するマル優セグメント等を備える。
【0064】図9は、本実施例による印鑑票データの表
示例を示す説明図である。図9(A)は、当座勘定印鑑
票全体のイメージを端末1Aに表示した例である。顧客
メモ情報は、情報表示制御機能50による表示である。
図9(B)は、CIFマスターを走査することで取得し
た印鑑票登録情報を含む署名データの表示例である。図
9(B)「長野太郎」という表示は、印鑑票番号に基づ
いて特定した印鑑票データの一種であり、印鑑票データ
サーバー4Aから読み出したデータである。そして、印
影データ自体は、特別に精密な表示を行う印影表示装置
に表示する。この表示例を図9(C)に示す。また、フ
ラットで精密な表示を行える端末を採用する場合には、
印影表示装置を用いずに、端末の画面切り替えで印影デ
ータの詳細イメージを表示するようにしても良い。ま
た、2つの印鑑が揃って口座名義人の確認をするような
場合には、1つの印影データに当該2つの印鑑の印影を
含めるようにするとよい。
【0065】本実施例では、種々の情報を合成して印鑑
票データとして表示する。例えば、住所、氏名、電話番
号等はCIFマスターの基本項目データから読み出した
内容である。そして、印鑑票登録状況は、CIFデータ
の口座明細セグメント64や印鑑票セグメント68等を
走査した結果である。「長野太郎」との署名データと、
印影表示装置に表示した印影データとは印鑑票データサ
ーバー4A(又はキャッシュDB9)に格納されていた
イメージデータである。また、預金マスター54に登録
されている口座に関する情報も表示する。例えば、口座
登録情報として、通帳等の喪失や、支払停止の有無など
である。
【0066】このように、本実施例では、印鑑票データ
サーバー4Aは印鑑票番号に応じたファイル名で印鑑票
データを格納するのみである。印鑑票番号の管理は、顧
客情報の一部として、顧客情報管理部30がCIFマス
ターを用いて管理する。また、口座に関する詳細情報
は、口座処理部10が普通預金マスターや定期預金マス
ター等の預金マスター54を用いて管理する。そして、
種々の目的に応じて、口座情報処理と、顧客情報管理処
理とを連動させることで、1つのまとまったトランザク
ションとして口座の開設や、共通印鑑票の登録や、改印
や、口座の移管等の処理を行う。
【0067】図6に示す構成は、上述した実施形態と同
様に、勘定系システムのCPUが勘定系システム用プロ
グラムを実行することで実現することができる。この場
合、勘定系システム用プログラムは、顧客情報管理部を
動作させる指令として、端末から口座番号に基づいた印
鑑票データの照会があった場合には、当該口座番号の口
座名義人のCIF番号を特定させる制御のためのCIF
番号特定制御指令と、CIF番号と口座番号とに基づい
てCIFマスター5を参照すると共に、当該参照結果に
基づいて、口座番号、営業店又はCIF番号毎の印鑑票
番号を特定させる印鑑票番号特定指令と、特定した印鑑
票番号に基づいて前記印鑑票データサーバー4Aに格納
された印鑑票データを端末1に表示させる印鑑票データ
表示制御指令とを備える。また、勘定系システムが情報
表示制御機能50を備えるには、勘定系システム用プロ
グラムが当該機能50を実現するための情報表示制御指
令を備えると良い。
【0068】次に、口座処理部10と顧客情報管理部が
連動する例を説明する。図6を参照すると、顧客情報管
理部30は、端末1から口座番号に基づいた印鑑票デー
タの照会があった場合には、当該口座番号に基づいて口
座処理部10へ当該口座番号のCIF番号の照会要求を
出力するCIF番号照会要求機能55を備えている。そ
して、口座処理部10は、CIF番号の照会要求を受信
した場合には、預金マスター8等を参照して当該口座番
号の口座名義人のCIF番号を顧客情報管理部30に戻
すCIF番号戻し機能56を備えている。このように顧
客情報管理部30と口座処理部10とが連動して処理す
ることで、データの重複格納を排除し、処理の要求に応
じて種々のデータベースから情報を読み出すことができ
る。
【0069】口座処理部の開発者が、顧客情報管理部の
開発内容の事細かな詳細を知る必要があると、開発負担
が大きくなる。逆に、顧客情報管理部の開発者が口座処
理の内容の詳細の全てを把握することも難しい。このた
め、連動処理では、データの受け渡しについて、予め定
められたメモリ領域(連動戻りブロック)を用いる。勘
定系システムのオペレーティングシステムは、個々の処
理要求を受信すると、処理要求に応じたトランザクショ
ンを起動する。例えば、口座番号を指定した印鑑票デー
タの照会要求を受信すると、顧客情報管理部30が起動
し、印鑑票データ番号の特定処理を開始する。このと
き、CIFマスター5では、口座番号からCIF番号を
特定するためのデータ構造を有しない。このため、顧客
情報管理部30は、CIF番号の照会要求として、当該
口座番号の口座についての残高照会を口座処理部に要求
する(機能55)。口座処理部10では、この口座番号
について残高照会処理を行い、その結果を連動戻りブロ
ックに格納する(機能56)。これにより、顧客情報管
理部30は、当該口座のCIF番号を取得することがで
きる。口座情報管理部30は、このCIF番号に基づい
てCIFマスターを探索し、口座番号に基づいて印鑑票
番号を特定する。
【0070】図10は、本実施例による勘定系システム
での印鑑票番号の登録制御及び改印制御を行う構成例を
示すブロック図である。図10に示すように、顧客情報
管理部30は、端末1又は口座処理部10からの印鑑票
データ登録制御要求に応じて、新たな印鑑票データに印
鑑票番号を採番する印鑑票番号採番機能80を備えてい
る。そして、顧客情報管理部30は、印鑑票の印鑑が個
別印である場合には、当該個別印を登録する口座の口座
明細セグメントに当該採番した印鑑票番号を格納すると
共に、共通印フラグをOFFに設定する個別印登録機能
82を備えている。この勘定系システムが全店共通印と
取引店共通印を取り扱う場合には、両方のフラグをOF
Fに設定する。
【0071】顧客情報管理部30は、印鑑票の印鑑が取
引店又は全店での共通印である場合には、当該共通印と
する口座の口座明細セグメントの共通印フラグをONと
すると共に、共通印セグメント60,62に当該採番し
た印鑑票番号を格納する共通印登録機能84を備えてい
る。共通印セグメントは、取引店セグメント62又はル
ートセグメント60である。共通印登録機能84は、取
引店共通印を登録する場合には、取引店セグメント62
に当該印鑑票番号を格納する。一方、全店共通印を登録
する場合には、ルートセグメント60に印鑑票番号を登
録する。
【0072】また、顧客情報管理部30は、印鑑票の印
鑑が代理人印等の特殊印である場合には、当該特殊印を
登録する口座の印鑑票セグメント66に当該採番した印
鑑票番号を格納する特殊印登録機能86を備えている。
特殊印登録機能86は、印鑑票データ登録要求に付随す
る印鑑票の種別に応じて、印鑑票セグメントの印鑑票種
類に印鑑票種類コードを格納する。
【0073】図11は本実施例による印鑑票の登録処理
の一例を示すフローチャートである。印鑑票の登録要求
を受信すると、当該印鑑票に印鑑票番号を採番する(ス
テップS50)。続いて、その登録要求が個別印の登録
要求であるか否かを判定する(ステップS51)。個別
印を新規に登録する場合には、まず、登録する口座の口
座明細セグメント64をCIFマスター5に作成する
(ステップS52)。続いて、作成した口座明細セグメ
ントに印鑑票番号を格納する(ステップS53)。そし
て、取引店共通印フラグ及び全店共通印フラグをOFF
にする。
【0074】取引店共通印の登録要求である場合には、
まず、登録する口座の取引店の取引店セグメント62を
CIFマスター5に作成し、一方、すでに取引店セグメ
ントが存在する場合には、これを読み出す(ステップS
56)。そして、取引店セグメント62に印鑑票番号を
格納する(ステップS57)。そして、取引店セグメン
トの取引店共通印フラグをONとする(ステップS5
8)。また、取引店共通印を利用した口座の開設処理中
に、当該口座明細セグメント64の取引店共通印フラグ
をONとする(ステップS59)。
【0075】全店共通印の登録要求である場合には、C
IFマスター5のルートセグメント60を読み出し(ス
テップS60)、そして、このルートセグメント60に
印鑑票番号を格納する(ステップS61)。続いて、ル
ートセグメント60の全店共通印フラグをONとする
(ステップS62)。また、全店共通印を利用した口座
の開設処理中に、当該口座明細セグメント64の全店共
通印フラグをONとする。
【0076】特殊印の登録を行う場合には、印鑑票セグ
メントを作成し、印鑑票種類コードともに印鑑票番号を
格納する。
【0077】この印鑑票の登録に関する機能を勘定系シ
ステムにて実現するには、勘定系システム用プログラム
が、顧客情報管理部30を動作させる指令として、端末
1又は口座処理部10からの印鑑票データ登録制御要求
に応じて、新たな印鑑票データに印鑑票番号を採番させ
る印鑑票番号採番指令(S50,機能80に対応)を備
える。このプログラムはさらに、印鑑票の印鑑が個別印
である場合には、当該個別印を登録する口座の口座明細
セグメント64を作成させて当該採番した印鑑票番号を
格納させると共に、共通印フラグをOFFに設定させる
個別印登録指令(ステップS52からS54,機能82
に対応)と、印鑑票の印鑑が取引店又は全店での共通印
である場合には、当該共通印とする口座の口座明細セグ
メントを作成させて共通印フラグをONに設定させると
共に、営業店又は全店の口座の共通印となる印鑑票番号
を格納する共通印セグメントを作成させて当該採番した
印鑑票番号を格納させる共通印登録指令(ステップS5
6から58,S60からS62,機能84に対応)とを
備える。
【0078】また、このプログラムは、印鑑票の印鑑が
代理人印等の特殊印である場合には、当該特殊印を登録
する口座の印鑑票セグメントを作成させて当該採番した
印鑑票番号を格納させる特殊印登録制御指令(機能86
に対応)を備えると良い。
【0079】次に、口座開設処理を行う構成例を説明す
る。図10に示す例では、勘定系システムは、各種の番
号を管理する採番DB54を備えている。採番DB54
は、店番別の口座番号を与えるデータベースとすると良
い。そして、未使用の店番での番号を、印鑑票番号とす
ることもできる。すると、採番処理を共通化することが
できる。
【0080】個別印での口座開設制御を行う例では、口
座処理部10が、端末1から個別印を指定した口座開設
要求を受信した場合には、顧客情報管理部30へ口座番
号の採番要求を出力する口座番号採番要求機能58を備
えている。口座番号採番要求機能58は、連動処理とし
て口座番号の採番要求を出力する。
【0081】そして、顧客情報管理部10は、口座番号
の採番要求を受信した場合に、採番DB54を参照して
口座番号及び印鑑票番号を採番する口座番号採番機能9
0と、この口座番号採番機能によって採番された口座番
号の口座明細セグメントをCIFマスター5に作成する
と共に当該口座明細セグメントに採番した印鑑票番号を
格納する個別印登録機能82と、採番した口座番号及び
印鑑票番号を口座処理部10に戻す口座番号戻し機能8
8とを備えている。さらに、口座処理部10は、前記戻
された口座番号に基づいて預金マスター8を更新する預
金マスター更新機能59を備える。
【0082】図12は個別印を用いた口座開設制御の一
例を示すシーケンス図である。端末1からCIF番号と
入金金額とを指定した口座開設要求(口座開設オペ)を
受信すると、口座処理部10は、CIF番号を指定した
口座番号採番要求を連動処理として顧客情報管理部30
に出力する(ステップS42)。顧客情報管理部30
は、採番DB54を参照して印鑑票番号を採番し(ステ
ップS43)、続いて、採番DB54を参照して口座番
号を採番する(ステップS44)。そして、顧客情報管
理部30は、CIFマスター5の口座明細セグメント6
4に、印鑑票番号を格納し、口座明細セグメント64の
取引店共通印フラグ及び全店共通印フラグをOFFとす
る(ステップS46)。
【0083】この印鑑票番号の登録処理が完了すると、
顧客情報管理部30は、連動戻りブロックに採番した口
座番号と印鑑票番号とを格納し、処理を口座処理部10
に戻す。口座処理部10では、開設した口座について入
金等の処理を行い、預金マスター54を更新する(ステ
ップS47)。例えば、指定された入金金額と、CIF
番号とを預金マスター8に格納する。続いて、口座処理
部10は、印鑑票に印鑑票番号を印字する制御を行う
(ステップS48)。これにより、印鑑票と印鑑票番号
とが印鑑票の伝票上で確認することができ、印鑑票の印
鑑票データサーバー4Aへの格納処理を行う(ステップ
S49)。
【0084】共通印を用いた口座開設処理を行う例で
は、共通印の登録処理を口座開設に先立って行う。共通
印登録機能84は、全店共通印を登録する場合には、ル
ートセグメント60の全店共通印フラグをONとし、ル
ートセグメント60に印鑑票番号を格納する。取引店共
通印を登録する場合には、その取引店の取引店セグメン
ト62を作成し、当該取引店セグメント62の取引店共
通印フラグをONとし、この取引店セグメント62に印
鑑票番号を格納する。共通印の登録後、全店又は取引店
の共通印であることを指定して口座開設処理を行う。端
末1から全店又は取引店の共通印であることを指定した
口座開設要求を受信すると、まず、口座番号採番要求機
能58が、顧客情報管理部30へ口座番号の採番要求を
出力する。そして、口座番号の採番要求を受信した口座
番号採番機能90は、採番DB54を参照して口座番号
を採番する。
【0085】さらに、共通印登録機能84は、口座番号
採番機能90によって採番された口座番号の口座明細セ
グメント64を作成して、当該口座明細セグメントの共
通印フラグをONに設定する。共通印登録機能84は、
取引店共通印の場合には、口座明細セグメント64の取
引店共通印をONとする(図11のステップS59)。
また、全店共通印の場合には、口座明細セグメント64
の全店共通印フラグをONとする。これにより、当該口
座番号の口座を共通印とすることができる。
【0086】そして、口座番号等戻し機能88が、採番
した口座番号を口座処理部10に戻す。さらに、預金マ
スター更新機能59が、戻された口座番号に基づいて預
金マスター8を更新する。
【0087】次に、本実施例での改印処理を説明する。
再度図10を参照すると、顧客情報管理部30は、新し
い印鑑票が個別印である場合には、口座明細セグメント
64に格納された改印対象の印鑑票番号を旧印鑑票番号
として格納すると共に、採番された改印後の新印鑑票番
号を当該口座明細セグメント64の印鑑票番号に格納す
る個別印改印制御機能92を備えている。本実施例で
は、端末1から個別印の改印要求を受信した場合には、
印鑑票番号採番機能80が、当該新しい印鑑票データに
印鑑票番号を採番する。そして、顧客情報管理部30
が、まず、口座明細セグメント64に格納された改印対
象の印鑑票番号を旧印鑑票番号として格納する。顧客情
報管理部30は、続いて、採番された改印後の新印鑑票
番号を当該口座明細セグメント64の印鑑票番号に格納
する。
【0088】また、共通印の改印を行うために、顧客情
報管理部30は、新しい印鑑票の印が共通印である場合
には、共通印セグメント60,62に格納された改印対
象の印鑑票番号を旧印鑑票番号とすると共に、採番され
た改印後の新印鑑票番号を当該共通印セグメント60,
62の印鑑票番号に格納する共通印改印制御機能94を
備えている。共通印は、取引店共通印又は全店共通印で
ある。
【0089】さらに、改印履歴を管理する印鑑の改印を
行うために、顧客情報管理部30は、当座等の改印履歴
の管理対象となる本人印の改印要求を端末1から受信し
た場合に、当該本人印の改印を制御する本人印改印制御
機能96と、改印対象となる代理人印の印鑑票番号を指
定した改印要求を端末1から受信した場合に、当該代理
人印の改印を制御する代理人印改印制御機能98とを備
えている。本人印改印制御機能96は、当該改印対象の
口座番号の口座明細セグメント64に旧印鑑票番号が格
納されているときには、新たな印鑑票セグメント66を
作成して当該旧印鑑票番号を印鑑票番号として格納し、
且つ当該新たな印鑑票セグメント66の新旧フラグを旧
に設定する機能と、口座明細セグメント64の改印対象
の印鑑票番号を旧印鑑票番号として格納すると共に、改
印後の新たな印鑑票番号を当該印鑑票セグメント66の
印鑑票番号に格納する機能とを備えている。代理人印改
印制御機能98は、改印対象に指定された印鑑票番号を
印鑑票番号として格納する印鑑票セグメント66の新旧
フラグをOFFに設定する機能と、新旧フラグをONと
する新たな印鑑票セグメント66を作成すると共に当該
印鑑票セグメント66の印鑑票番号に改印後の新印鑑票
番号を格納し、且つ、当該改印対象の印鑑票番号を旧印
鑑票番号として格納する機能とを備えている。
【0090】図13は、本実施例による改印処理の一例
を示すシーケンス図である。端末1から改印処理要求
(改印オペ)を受信すると、顧客情報管理部30は、ま
ず、採番DB54を参照して改印後の新しい印鑑票番号
を採番する。採番DBは店番別のカウンタであり、採番
DB54は、印鑑票番号に割り当ててある店番での番号
を顧客情報管理部3に渡すと、印鑑票番号を1つ増加さ
せ、その値を次回用の印鑑票番号として記憶する。
【0091】図13に示すように、顧客情報管理部30
は、端末1から入力された口座番号に基づいて、口座名
義人のCIF番号の照会を連動処理にて口座処理部10
に依頼する。口座処理部10は、CIF番号を連動戻り
ブロックに格納して処理を完了する。顧客情報管理部3
0は、改印履歴の有無等に応じて、対応するセグメント
の更新や作成を行う(ステップS75からS77)。こ
のステップS75からS77での処理は、個別印と共通
印の相違や、本人印と代理人印とその他特殊印の相違に
よって変化する。顧客情報管理部は、改印要求に付加さ
れる印鑑票種類番号を参照して印鑑票の種類を特定し、
また、口座番号(店番科目口座番号)に基づいて、改印
履歴を管理する当座の印鑑であるか否かを特定する。改
印履歴を管理しない場合、個別印と共通印の相違に応じ
て、個別印改印制御機能92又は共通印改印制御機能9
4がセグメントの更新を行う。すなわち、ルートセグメ
ント60、取引店セグメント62、口座明細セグメント
64のいずれかに格納された改印対象の印鑑票番号を旧
印鑑票番号として格納すると共に(ステップS76)、
改印後の新印鑑票番号を対応するセグメントの印鑑票番
号として格納する(ステップS77)。この場合、旧印
鑑票番号は改印オペレーションの取消の際に利用する。
改印履歴を管理する当座の印鑑である場合には、改印要
求で指定された印鑑票種類に基づいて、印鑑票の種類を
判定する。当座の本人印である場合には、本人印改印制
御機能96が、改印対象の印鑑票番号を履歴として格納
するために、新たに印鑑票セグメント66を作成して改
印対象の印鑑票番号を格納すると共に、当該印鑑票セグ
メント66の新旧フラグをOFFとする(ステップS7
5)。そして、口座明細セグメント64に格納されてい
た改印対象の印鑑票番号を旧印鑑票番号として格納する
(ステップS76)。続いて、改印後の新しい印鑑票番
号を当該口座明細セグメントの印鑑票番号として格納す
る(ステップS77)。代理人印の改印では、改印要求
に改印対象の代理人印の印鑑票番号が付加されている。
この改印対象の印鑑票番号の印鑑票セグメントを読み出
し、この新旧フラグを旧とする(ステップS75)。そ
して、新しい印鑑票セグメントを作成し、付加された改
印対象の印鑑票番号を旧印鑑票番号とし(ステップS7
6)、新しい印鑑票番号を当該作成した印鑑票セグメン
トに格納する(ステップS77)。そして、この新たな
印鑑票セグメントの新旧フラグを新とする。
【0092】図14及び図15は、改印処理によるCI
Fマスター5の各セグメントの変更例を示す説明図であ
り、図中、「フラグ」を「F」と省略している。図14
(A)は取引店共通印の改印を行う例である。取引店共
通印を改印するために、新たな印鑑票の届出を受ける
と、ステップS72にて印鑑票番号を採番する。例え
ば、採番DBの印鑑票番号に対応した店番に100-000-10
3との番号が格納されていると、この番号が今回の新し
い印鑑票番号となる。そして、図14(A)に示すよう
に、改印前の印鑑票番号が100-000-102であるとする。
この場合、ステップS76にて、まず、共通印改印前の
取引店セグメント62Aに格納された印鑑票番号(100-
000-102)を、旧印鑑票番号として登録する。続いて、
ステップS77にて、今回採番した印鑑票番号(100-00
0-103)を新たな印鑑票番号として当該取引店セグメン
ト62Aに格納する。この例では、新しいセグメントは
作成せず、セグメントの更新である。これにより、改印
のためのCIFデータの更新が完了する。この更新後に
印鑑照会要求があると、印鑑照会制御部28は、取引店
セグメントの印鑑票番号100-000-103の表示を制御す
る。また、もし改印の取消を要求された場合には、旧印
鑑票番号に格納された番号を印鑑票番号として再登録す
るのみで、改印の取消を実行することができる。
【0093】図14(B)は、個別印の改印を行う例で
ある。ここでは、採番DBから新しい印鑑票番号として
100-000-104を取得したとする。元々の印鑑票番号は口
座明細セグメント64Aに格納された100-000-001であ
る。ステップS76では、元々の印鑑票番号(100-000-
101)を旧印鑑票番号に格納する。そして、ステップS
77では、新しい印鑑票番号(100-000-104)を口座明
細セグメント64Aの印鑑票番号として格納する。ま
た、図14(B)に示す例では、この口座が当座勘定で
あり、改印履歴を管理する。このため、ステップS75
にて、印鑑票セグメント66Aを作成し、旧印鑑票番号
(100-000-001)を印鑑票セグメント66に本人印(印
鑑票種類コード01)として格納し、新旧フラグをOFF
(旧)とする。
【0094】この状況で再度改印要求を受信した場合に
は、例えば、新たな印鑑票番号100-000-105への改印を
行う場合には、新たに印鑑票セグメント66Bを作成
し、旧印鑑票番号である100-000-104と旧々印鑑票番号
である100-000-001とを格納する。印鑑票セグメント6
6Aには、何ら処理を加えず、この印鑑票セグメント6
6Aは、そのまま旧々印鑑票番号である100-000-001を
格納する。口座明細セグメント64Aには、最新の印鑑
票番号である100-000-105と、旧印鑑票番号である100-0
00-104を格納して更新する。これにより、改印履歴特定
機能44は、口座明細セグメント64から、印鑑票番号
をたどって印鑑票セグメント66に格納された旧印の印
鑑票番号を改印の順序で特定することができる。図15
は、代理人印の改印の例である。口座明細セグメント6
6Aと本人印についての印鑑票セグメント66A,66
Bとは、図14(B)の再改印後の状態とする。その
後、二人の代理人A,Bがそれぞれ代理人印を登録した
とする。この場合、印鑑票セグメント66C,Dが作成
される。ここで、代理人Bが改印要求をした場合、代理
人Aの印鑑票番号100-000-106に対する改印ではなく、
印鑑票番号100-000-107を改印対象とする改印となる。
従って、ステップS71の代理人Bの改印オペでは、改
印対象の代理人の印鑑票番号を指定する。すると、口座
情報管理部30は、ステップS75にて、改印対象の印
鑑票番号の履歴を管理するために、ステップS75に
て、印鑑票セグメント66Dの新旧フラグをOFF
(旧)に更新する。続いて、新たな印鑑票セグメント6
6Eを作成し、改印対象の旧印鑑票番号100-000-107
と、改印後の新たな印鑑票番号100-000-108とを格納す
る。印鑑票セグメント66Eの新旧フラグはON(新)
とする。
【0095】図13に示すように、CIFマスターの更
新が完了すると、顧客情報管理部は、印鑑票に採番した
印鑑票番号を印字する制御を行い(ステップS78)、
端末1は、この印鑑票番号を印鑑票の所定位置に印字す
る。その後、この印鑑票を印字された印鑑票番号に基づ
いてスキャンし、印鑑票データを印鑑票データサーバー
4Aに格納する。
【0096】勘定系システムが図10等に示す改印制御
は、勘定系システムのCPUが、所定の勘定系システム
用プログラムを実行することで実現できる。この場合、
勘定系システム用プログラムは、顧客情報管理部を動作
させる指令として、端末1から個別印又は共通印の改印
要求を受信する場合には、当該新しい印鑑票データに印
鑑票番号を採番させる印鑑票番号採番指令(ステップS
72,機能80に対応)と、新しい印鑑票の印が個別印
である場合には、口座明細セグメント64に格納された
印鑑票番号を旧印鑑票番号として更新させると共に、採
番された印鑑票番号を当該口座明細セグメント64に格
納させる個別印改印制御指令(ステップS76からS7
7等,機能92に対応)と、新しい印鑑票の印が共通印
である場合には、共通印セグメント60,62に格納さ
れた印鑑票番号を旧印鑑票番号とすると共に前記採番さ
れた印鑑票番号を当該共通印セグメント60,62に格
納させる共通印改印制御指令(ステップS76からS7
7等,機能94に対応)とを備える。
【0097】図16は、本実施例による勘定系システム
での印鑑票データの口座移管制御を行う構成例を示すブ
ロック図である。図16に示すように、本実施例による
勘定系システムは、印鑑票データを格納する印鑑票デー
タサーバー4Aと接続された端末1と、預金マスター8
等を管理すると共に口座の入出金を処理する口座処理部
10と、口座名義人等の顧客の情報を格納するCIFマ
スターを管理する顧客情報管理部30と、前記口座を新
たな口座に移管する移管トランザクションの実行を制御
する移管制御部100と、各処理を実行するトランザク
ションの起動を管理すると共に連動処理として起動され
る連動受動トランザクションを当該起動した連動起動ト
ランザクションと一体のACID特定を満たす一つのト
ランザクションとして実行させるトランザクション管理
部102とを備えている。ACID特性は、トランザク
ションの原子性(Atomicity)、一貫性(Consistenc
y)、隔離性(Isolation)及び耐久性(Durability)で
ある。
【0098】金融機関の勘定系システムなど、大規模な
データベースに対して正確で一貫性があり障害に対して
確実な復旧を可能とするために、トランザクション処理
が利用されている。トランザクションは、データベース
(DB)に対する処理の単位として用いられる。トラン
ザクションは、DBに一又は複数の更新を行う。このと
き、トランザクションは、その性質によって、全体とし
て成功するか又は全体として失敗するかのいずれかであ
ることが保証される。DBへの全ての更新に成功した場
合に、トランザクションは同期点(syncpoint)に達す
る。すなわち、トランザクションはコミット(commit)す
る。一般的なトランザクション管理システムでは、同期
点に達したトランザクションによる更新はログに記録さ
れ、このDBへの更新は障害に対して耐久性(Durabili
ty)を有する。
【0099】一方、トランザクションに含まれる処理の
うち一つでも成立しなかった場合には、そのトランザク
ションはアボート(abort)される。トランザクションが
アボートされると、そのトランザクションが行った全て
の更新は取り消される。すなわち、トランザクションが
アボートされると、トランザクション管理システムは、
その時までに実行された全ての更新をロールバックす
る。このため、トランザクションは、一又は複数のプロ
グラムを実行し、複数の更新を行っていても、全ての更
新を正常に実行しコミットするか、又は、ロールバック
によりなにも処理しないかのいずれかである。トランザ
クションは、アプリケーションにとって処理の最小単位
となることから、これをトランザクションの原子性(ア
トミック性,Atomicity)という。
【0100】トランザクションは原子性を有するから、
プログラマは、DBの更新に際して一貫性・整合性(Co
nsistency)を保つことができる。適用業務プログラム
(アプリケーション,APPL)のプログラマは、他の
トランザクションによって参照されるべきではない中間
的なデータの算出処理と、この中間的なデータを正常な
データへと変換又は関連させる処理とを1つのトランザ
クションとして包み込むことで、DBの整合性、データ
の一貫性を保つことができる。正常なデータへ変換され
たことを条件としてコミットするため、中間的なデータ
の状態でDBに格納され、他のトランザクションによっ
てこの中間的なデータが参照されることはない。一方、
正常なデータに変換されない場合には、トランザクショ
ンがアボートされるため、中間的なデータの算出及び更
新もロールバックにより取り消される。
【0101】例えば、口座振替(資金移動)は、ある口
座Aからの数値の減算(出金)と、他の口座Bへの数値
の加算(入金)とからなる処理である。中間的なデータ
は、例えばある口座Aからの数値の減算である。この数
値の減算処理と加算処理とを1つのトランザクションと
して包み込むことで、口座振替に成功するか、または失
敗するかのいずれかであることが保証される。この場
合、数値の減算のみ又は加算のみが行われることはな
い。すなわち、出金と入金とを1つのトランザクション
として処理すると、出金だけが行われ、入金なされない
という事態は生じない。
【0102】また、トランザクション間での前後関係を
明確に保ち、トランザクション処理中のデータを他のト
ランザクションが参照できないようにすることで、複数
のトランザクションを並行して処理することができる。
このように、並列処理や分散処理を行うためには、トラ
ンザクション間で扱うデータを相互に隔離(Isolatio
n)しなければならない。このデータの隔離(分離)に
はロックが有効である。トランザクションが更新の可能
性を持ってデータにアクセスした場合には、そのトラン
ザクションは、そのデータ項目をロックし、必要な更新
を行った後に、そのロックを解除する。トランザクショ
ンは、ロックされているデータにアクセスしようとする
と、そのロックが他のトランザクションによって解除さ
れるまで待機する。これにより、トランザクションの直
列性を確保し、トランザクションに隔離性を与え、トラ
ンザクションの並列処理・分散処理が可能となる。
【0103】トランザクション管理部102は、口座処
理部10や顧客情報管理部30による処理をトランザク
ションとして実行させる。このトランザクションは、原
子性、一貫性、隔離性、耐久性のACID特性を有す
る。口座の開設や、印鑑票番号の登録や、改印や、移管
は、CIFマスター5には登録したが、預金マスター8
には登録していないという状況が許されない。このた
め、開設処理や、移管処理等は、ACID特性を有する
一つのトランザクションとして実行すべきである。一
方、CIFマスターは顧客情報管理部30によって管理
され、また、各種の預金マスターは口座処理部10によ
って管理される。顧客情報管理部30が直接預金マスタ
ーを更新するような仕組みは、プログラム実行の安全性
の観点から避けるべきであり、このため、口座処理と顧
客情報管理処理とは別個のプログラムとして開発され
る。
【0104】この別個のプログラムとして開発されるも
のを、1つのトランザクションに包み込む手法として、
上述した連動処理がある。連動起動処理は、プログラム
の実行中にプログラムの名称(オペコード)を指定して
連動受動処理を起動する。連動起動処理は、連動起動メ
ッセージ中に口座番号等の各種のパラメータを付随させ
る。連動受動処理は、その処理結果を連動戻りブロック
という連動起動処理と連動受動処理とで共有するメモリ
領域に格納する。この連動戻りブロックのレイアウトを
共通にし、また連動起動及び連動受動の際のメモリの使
い方を定義する編集定義等を整理することで、口座処理
を実行するプログラムは顧客情報管理を実行するプログ
ラムの詳細を検討せずに、編集定義や連動戻りブロック
のレイアウトに従って値の受け渡しを行うことができ
る。例えば、顧客情報管理部30から普通預金プログラ
ムや、定期預金プログラムへ残高照会を行う場合には、
連動戻りブロックのレイアウトを予め定められたレイア
ウトとすることで、普通用金プログラムや定期預金プロ
グラムの詳細を検討することなく、顧客情報管理部30
の開発を行うことができる。そして、トランザクション
管理部102が、連動起動処理と連動受動処理とを1つ
のトランザクションとして管理することで、口座処理と
顧客情報管理処理とを別個に開発しつつも、一体化した
処理とすることができる。
【0105】また、オペコードとプログラムコードとを
関連させるときに、そのオペコードが通常の端末1から
のオンライントランザクションとして起動されたのか、
または連動受動処理として起動されたかの相違に基づい
て、基本的な処理を同一としながら、連動戻りブロック
の利用などのプログラム間のインタフェースを変化させ
ることができる。すると、オペコードで特定される基本
的な処理内容については、通常の起動と、連動受動処理
としての起動とで共通にすることができる。これによ
り、プログラムコードの行数を大幅に削減することがで
きる。
【0106】図16に示す例では、移管制御部100
が、移管元の口座番号(旧口座番号)の指定による移管
処理要求を受信し、移管先の口座番号(新口座番号)を
採番した後に、口座開設トランザクション(S96)
を、連動処理として、新旧の口座番号を指定して起動す
る新口座開設起動機能106を備えている。口座処理部
10は、口座開設トランザクション(S96)を実行す
る。移管制御部100又は移管制御部用のプログラムに
は、口座の開設を行うためのコードを含めない。ここで
は、口座処理部10に口座開設トランザクションを実行
させるための連動起動処理を行う。口座処理部10は、
口座開設処理機能116による口座開設トランザクショ
ン(S96)を実行する。口座開設トランザクション
(S96)では、まず、預金マスター8に新たな口座番
号での口座を登録する。そして、旧口座の各種の情報を
新口座に登録する。例えば、旧口座の口座残高や自動振
替の契約等を新口座に移す。
【0107】また、移管制御部100は、顧客情報管理
部30による印鑑票番号登録トランザクション(S9
8)を、連動処理として、移管元の口座番号と開設され
た口座番号とを指定して起動する印鑑票番号登録起動機
能108を備えている。顧客情報管理部30は、印鑑票
番号登録機能118による印鑑票番号登録トランザクシ
ョン(S98)として、例えば図11等に示す印鑑票番
号の登録処理を行う。すなわち、顧客情報管理部30
は、移管元の口座に関連してCIFマスター5に登録さ
れた一又は複数の印鑑票番号を、移管先の口座に関連し
た印鑑票番号としてCIFマスター5に登録する。例え
ば、印鑑票セグメント66に格納された口座番号を新口
座番号に更新する。取引店セグメント62や、口座明細
セグメント64の場合には、店番口座番号の変更によっ
てキーが変化するため、新しい取引店セグメント62
や、新しい口座明細セグメント64を作成し、旧セグメ
ントの印鑑票番号を新しいセグメントに格納する。
【0108】そして、移管制御部100は、口座処理部
10による口座解約トランザクションS100を、連動
処理として、移管元の口座番号を指定して起動する旧口
座解約起動機能110を備えている。口座処理部10
は、口座解約処理機能120による口座解約トランザク
ション(S100)として、移管元の口座解約処理を行
う。例えば、口座振替が設定されている場合には新しい
口座番号への変更の登録や、移管元の口座をあて名とし
て振込があった場合の資金移動先となる移管先の口座番
号を預金マスター8に登録する処理を行う。
【0109】移管制御部100は、さらに、顧客情報管
理部30による印鑑票番号の抹消トランザクション(S
102)を、連動処理として、移管元の口座番号を指定
して起動する印鑑票番号抹消起動機能112を備えてい
る。顧客情報管理部30は、抹消機能122による抹消
トランザクション(S102)として、印鑑票番号の抹
消処理を行う。この処理は、移管元の口座番号の口座明
細セグメント64の使用を不可とする処理である。例え
ば、各部100,10,30がセグメントの削除を行わ
ず、再編成処理時にのみセグメントの削除を行う例で
は、CIFマスター5の各セグメントに使用可否フラグ
を設ける。そして、この抹消処理(S102)では対象
セグメントの使用可否フラグをOFF(不可)に設定す
る。印鑑票の照合時には、使用可否フラグがOFFであ
るセグメントの印鑑票番号は使用しない。再編成処理で
は、使用可否フラグがOFFであるセグメントを削除す
る。また、顧客情報管理部30が直接セグメントの削除
を行う場合には、この抹消処理は該当するセグメントの
削除となる。この印鑑票番号の抹消処理を行うことで、
移管元の口座での照会があっても、印鑑票データを端末
に表示することがない。
【0110】また、移管制御部100が、移管トランザ
クションの開始時に預金マスター8の移管元の口座情報
をロックする移管元口座情報ロック制御機能104を備
えるとよい。移管制御部100によって、図16に示す
口座処理部10及び顧客情報管理部30の機能116,
118,120,122はACID特性を満たす一つの
トランザクションとして実行される。このため、移管元
口座情報ロック制御機能104が、移管対象の口座やC
IFデータをロックしてから当該各機能を実行させる
と、移管処理が完了するまでは並行して実行される他の
トランザクションによって預金マスター8等の内容が変
更される可能性がなくなる。
【0111】このような移管処理は、顧客の要望による
取引店の変更だけでなく、店舗の統廃合によって店番が
変更する場合に生じる。従って、店舗統廃合による移管
処理では、1支店の全口座について処理する必要があ
る。このため、本実施例では、この移管処理を連続して
処理する仕組みを構築している。この例では、移管制御
部100が、移管の一括処理要求を受信した場合には、
移管トランザクションを口座毎にACID特性を有する
トランザクションとして移管元の口座又はCIF番号が
一定数となるまで繰り返し起動させる一括処理制御機能
114を備えている。
【0112】移管の一括処理要求は、バッチ処理を日中
に処理する仕組みであるセンター一括処理である。ま
た、口座振替を勘定日前に先日付で処理する先日付完結
処理(例えば、特願2000−242340号)を採用
する場合には、この移管処理は先日付の残高明細が無い
ことを確認してから処理すると良い。例えば、先日付の
振替は全て取消、移管後に移管先の口座で振替を実行す
る。
【0113】図17は、本実施例による口座移管処理の
一例を示すフローチャートである。トランザクション制
御部102は、移管の一括処理要求を受信した場合に
は、移管元の口座情報や口座名義人のCIFデータをロ
ックし、他のトランザクションから隔離する制御をする
(ステップS91)。そして、口座処理部10及び顧客
情報管理部30は、移管元口座情報等をロックする(ス
テップS92,S93)。続いて、移管処理部100
は、移管先の新口座番号を採番し、続いて、新口座開設
処理を連動処理として起動する(ステップS95)。口
座処理部10は、連動受動処理である口座開設トランザ
クションを実行し(ステップS96)、連動受動処理を
完了する。続いて、移管処理部100は、印鑑票番号登
録処理を連動処理として起動する。顧客情報管理部30
は、印鑑票番号登録トランザクションを実行する(ステ
ップS98)。このとき、CIFマスター5に、移管元
の旧口座の取引店セグメント62が格納されている場合
には、移管先の取引店での取引店セグメント62を作成
し、移管元の取引店セグメント62に格納された印鑑票
番号等を、移管先の取引店セグメント62に格納する。
移管元の旧口座の口座明細セグメント64が格納されて
いる場合には、移管先に開設した新口座番号での口座明
細セグメント64を作成し、移管元の口座明細セグメン
トに格納された印鑑票番号等を、移管先の口座明細セグ
メントに格納する。印鑑票セグメント66については、
移管元の口座番号を移管先の口座番号へ変更し、更新す
る。
【0114】図18は、移管処理での印鑑票番号登録ト
ランザクション(S98)によるCIFマスター5の更
新例を示す説明図である。図18に示す例では、各セグ
メントは使用可否フラグを有する。この例では、移管元
の口座番号は、店番210、口座番号123-XXXであり、口座
明細セグメント64Bに印鑑票番号100-000-201が格納
されているとする。印鑑票番号登録トランザクション
(S98)は、移管先の新しい店番211で口座番号XX4-5
7Cの口座明細セグメント64Cを作成し、当該移管元の
口座に定義された印鑑票番号100-000-201を格納する。
そして、移管元の口座明細セグメント64Bについて
は、その使用可否フラグをOFFとすることで抹消を行
う。また、当該口座に代理人印があり、印鑑票セグメン
ト66Fが格納されていた場合には、新しい口座番号XX
4-57Cでの印鑑票セグメント66Fを更新し、代理人印
の印鑑票番号100-000-202を登録する。
【0115】個別印を例としたが、共通印の場合にも、
例えば、印鑑票番号登録トランザクション(S98)
は、移管元の口座明細セグメントの取引店共通印フラグ
がONの場合には、当該口座については取引店共通印を
使用するため、移管先の店番での取引店セグメント62
を作成し、印鑑票番号を格納する。そして、移管先の新
しい店番で新しい口座番号での口座明細セグメント64
の取引店共通印フラグをONとする。
【0116】続いて、図17を参照すると、移管処理部
100は、旧口座の解約処理を、連動処理として、旧口
座番号を指定して起動する(ステップS99)。口座処
理部10は、旧口座解約トランザクションを連動受動処
理として実行する(ステップS100)。さらに、移管
処理部100は、旧口座の印鑑票番号の抹消処理を連動
トランザクションとして起動する(ステップS10
1)。すると、顧客情報管理部30は、旧口座の印鑑票
番号を抹消する処理を行う(ステップS102)。抹消
処理は、例えば、使用可否フラグをOFFにして、当該
セグメントの再編成を待つ。また、口座明細セグメント
を削除してもよい。
【0117】移管処理部100は、1つの口座番号につ
いての移管処理が完了すると、トランザクション制御部
102に処理を戻す(ステップS103)。トランザク
ション制御部102では、連続処理によって、次の口座
又は次のCIF番号を指定してステップS91から処理
を再開する。
【0118】本実施例では、口座番号を印鑑票番号とす
るのではなく、特別な印鑑票番号を口座番号とは別に採
番し、この印鑑票番号に基づいて印鑑票データを印鑑票
データサーバー4Aに格納する。そして、印鑑票番号と
口座番号の関係については、CIFマスター5にて管理
する。これにより、店舗の統廃合が生じても、印鑑票デ
ータのファイル名の付け替えや再編成処理を行う必要が
なく、勘定系システムにて図17に示す比較的高速な処
理を実行するだけで移管を完了することができる。この
ため、店舗の統廃合が生じる場合でも、口座の取引を停
止する期間を最大限短くすることができ、24時間36
5日の運用となっても、夜間バッチ処理ではなく、日中
のセンター一括処理によって移管を行うこともできる。
【0119】図16に示す構成及び図17に示す処理を
実現するには、所定の勘定系プログラムを勘定系システ
ムのCPUが実行すれば良い。この勘定系システム用プ
ログラムは、移管制御部を動作させる指令として、下記
の指令を備える。移管元の口座番号の指定による移管処
理要求を受信し、移管先の口座番号を採番した後に、口
座開設トランザクション(S96)を連動処理として起
動させる新口座開設起動指令(S91,機能106に対
応)。口座開設トランザクションS96によって預金マ
スター8に新たな口座番号での口座が登録された後に、
移管元の口座番号と開設された口座番号とを指定して顧
客情報管理部30による印鑑票番号登録トランザクショ
ンS98を連動処理として起動させる印鑑票番号登録起
動指令(S97,機能108に対応)。印鑑票番号登録
トランザクションS98によって移管元の口座に関連し
て前記CIFマスター5に登録された一又は複数の印鑑
票番号を移管先の口座に関連した印鑑票番号としてCI
Fマスター5に登録された後に、移管元の口座番号を指
定して口座処理部10による口座解約トランザクション
S100を連動処理として起動させる旧口座解約起動指
令(S99,機能110に対応)。口座解約トランザク
ションS100によって預金マスター8に移管元の口座
の解約処理が行われた後に、移管元の口座番号を指定し
て顧客情報管理部30による印鑑票番号の抹消トランザ
クションS102を連動処理として起動させる印鑑票番
号抹消起動指令(S101,機能114に対応)。
【0120】また、一括処理制御機能14を実現するに
は、一括処理制御機能を実行するための一括処理制御指
令を備えるようにすると良い。
【0121】上述したように本実施例によると、口座番
号と印鑑票番号とを関連させることで、印鑑票の登録、
改印、照会、移管等を行うため、印鑑票登録の順序が限
定されることなく、改印や移管等の口座情報の変更毎に
印鑑照会システムでの番号の付け替え等のメンテナンス
を行う必要がなく、また、改印の順序の保持や、ある口
座についての印鑑票の表示順序の調整を容易とすること
ができる。特に、店舗統廃合による移管があった場合で
も、印鑑票の番号の付け替えなどの印鑑票データサーバ
ー側のメンテナンスを行う必要がない。さらに、本実施
例では、印鑑票データのファイル名に口座番号と無関係
な印鑑票番号を採用し、且つ、この印鑑票番号と口座番
号の関連付けをCIFマスターで管理するため、全店共
通印や取引店共通印の導入及び運用が容易で、これらの
共通印の導入により顧客利便性を向上させつつ、事務取
扱負担を増加させず、また、システム負荷も小さくする
ことができる。また、好ましい実施例では、顧客情報管
理部と口座処理部との連動処理によって移管等を行うた
め、プログラム全体の行数を少なくし、且つ、管理する
マスター毎に別個の開発が可能となり、さらに、連動戻
りブロックのレイアウトの共通化等により普通預金と定
期預金の相違によらず顧客情報管理部側のプログラムを
開発することができる。
【0122】
【発明の効果】本発明は、その構成によって、関連付け
工程が、口座の口座番号と当該口座番号についての個人
認証データに採番された個人認証データ番号とを関連さ
せるため、口座番号を個人認証データの番号とする必要
がなくなり、すると、個人認証データの使用停止、変
更、追加や口座番号の変更に際してこの関連付けを変更
することで対応することができる。このため、勘定系シ
ステムと個人認証データサーバーの人手による二重の調
整作業が不要で、また個人認証データの番号の更新や再
編成処理などの負荷の高い処理を行う必要がなくなる。
そして、本発明では、個人認証データ特定工程が、口座
番号に基づいて個人認証データの照会があった場合に
は、当該口座番号に関連づけられた個人認証データ番号
に応じて当該口座番号に対応する個人認証データを特定
するため、事務処理負担やシステム運用上の負担を軽減
しつつ、通常の照会を口座番号に基づいて行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施形態の構成例を示すフロー
チャートである。
【図2】図2は本実施形態による個人認証データの変更
を登録する処理例を示すフローチャートである。
【図3】図3は、本実施形態による口座の移管処理例を
示すフローチャートである。
【図4】図4は、本実施形態による勘定系システムの構
成例を示すブロック図である。
【図5】図5は、本実施形態での勘定系システムでの口
座開設制御方法の構成例を示すフローチャートである。
【図6】図6は、本実施例による印鑑照会システムの構
成例を示すブロック図である。
【図7】図7は、本実施例によるCIFマスターの詳細
構成の一例を示す説明図である。
【図8】図8は、本実施例による印鑑票データの照会処
理の一例を示すフローチャートである。
【図9】図9は、本実施例による印鑑票データの表示例
を示す説明図であり、図9(A)は印鑑票全体のイメー
ジデータの表示例を示す図で、図9(B)は口座情報や
登録されている印鑑票の種類及び数等の表示例を示す図
で、図9(C)は印影イメージの詳細表示例を示す図で
ある。
【図10】図10は、本実施例による勘定系システムで
の印鑑票番号の登録制御及び改印制御を行う構成例を示
すブロック図である。
【図11】図11は本実施例による印鑑票番号登録処理
の一例を示すフローチャートである。
【図12】図12は、本実施例による勘定系システムで
の口座開設処理の一例を示すシーケンス図である。
【図13】図13は、本実施例による勘定系システムで
の印鑑票データの改印処理の一例を示すシーケンス図で
ある。
【図14】図14は、改印処理によるCIFセグメント
の更新、作成例を示す説明図であり、図14(A)は共
通印の改印処理の一例を示す図で、図14(B)は当座
勘定の個別印の改印処理の一例を示す図である。
【図15】図15は、代理人印の改印履歴を管理する印
鑑票の改印処理によるCIFセグメントの更新、作成例
を示す説明図である。
【図16】図16は、本実施例による勘定系システムで
の印鑑票データの口座移管制御を行う構成例を示すブロ
ック図である。
【図17】図17は、本実施例による口座移管処理の一
例を示すフローチャートである。
【図18】図18は、移管処理によるCIFの各セグメ
ントの変更例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 端末 3 ネットワーク 4 個人認証データサーバー 4A 印鑑票データサーバー 5 CIFマスター 6 データ通信制御部 8 預金マスター 9 キャッシュDB 10 口座処理部 30 顧客情報管理部 54 採番DB

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口座の入出金を処理する勘定系システム
    を使用して当該口座の口座名義人を認証するための個人
    認証データを管理する個人認証データ管理方法であっ
    て、 前記口座についての前記個人認証データを登録する時
    に、当該個人認証データを唯一に識別する個人認証デー
    タ番号を採番する個人認証データ番号採番工程と、 前記口座の口座番号と当該口座番号についての個人認証
    データに採番された個人認証データ番号とを関連させる
    関連付け工程と、 前記口座番号に基づいて前記個人認証データの照会があ
    った場合には、当該口座番号に関連づけられた個人認証
    データ番号に応じて当該口座番号に対応する個人認証デ
    ータを特定する個人認証データ特定工程とを備えたこと
    を特徴とする個人認証データ管理方法。
  2. 【請求項2】 前記勘定系システムに、前記個人認証デ
    ータを前記個人認証データ番号と対応させて格納する個
    人認証データサーバーを併設し、 前記個人認証データ特定工程に続いて、前記個人認証デ
    ータ番号に基づいて前記個人認証データサーバーから当
    該個人認証データを読み出す際に、当該個人認証データ
    番号に対応する個人認証データが前記個人認証サーバー
    に存在しない場合には、当該個人認証データが未登録で
    あると前記端末に表示する未登録表示制御工程を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の個人認証データ管理方
    法。
  3. 【請求項3】 前記個人認証データ番号採番工程は、同
    一の口座に対する新しい個人認証データを登録する場合
    に、当該新たな個人認証データに新たな個人認証データ
    番号を採番する工程を備え、 前記関連付け工程は、前記新しい個人認証データを登録
    する口座の口座番号と前記新たな個人認証データ番号と
    を関連づける工程を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の個人認証データ管理方法。
  4. 【請求項4】 前記関連づけ工程は、前記口座番号が移
    管等によって変更される場合に、移管先の新たな口座番
    号と移管元の口座番号に対応する個人認証データ番号と
    を関連付ける工程を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の個人認証データ管理方法。
  5. 【請求項5】 前記個人認証データが、当該口座の印鑑
    票データであることを特徴とする請求項3又は4記載の
    個人認証データ管理方法。
  6. 【請求項6】 営業店等に設置された端末とのデータ通
    信を制御するデータ通信制御部と、前記端末の操作に応
    じて口座の入出金を処理すると共に処理結果を前記端末
    に送信する口座処理部とを備えた勘定系システムであっ
    て、 前記口座処理部が、前記口座についての前記個人認証デ
    ータを登録する時に、当該個人認証データを唯一に識別
    する個人認証データ番号を採番する個人認証データ番号
    採番機能と、 前記口座の口座番号と当該口座番号についての個人認証
    データに採番された個人認証データ番号とを関連させる
    関連付け機能と、 前記口座番号に基づいて前記個人認証データの照会があ
    った場合には、当該口座番号に関連づけられた個人認証
    データ番号を特定する個人認証データ特定機能と、 前記個人認証データ特定機能によって特定された個人認
    証データ番号に基づいて個人認証データの前記端末への
    表示を制御する個人認証データ表示制御機能とを備えた
    ことを特徴とする勘定系システム。
  7. 【請求項7】 前記端末に、前記個人認証データを前記
    個人認証データ番号と対応させて格納する個人認証デー
    タサーバーを接続し、 前記口座処理部は、前記個人認証データ番号に基づいて
    前記個人認証データサーバーに格納された当該個人認証
    データを前記端末に表示させる登録データ表示制御機能
    と、当該個人認証データ番号に対応する個人認証データ
    が存在しない場合には、当該個人認証データが未登録で
    あると前記端末に表示させる未登録情報表示制御機能と
    を備えたことを特徴とする請求項6記載の勘定系システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記端末に、前記一又は複数の営業店を
    単位として前記個人認証データサーバーから受信した個
    人認証データを当該個人認証データ番号に基づいてキャ
    ッシュするキャッシュDBを併設し、 前記口座処理部は、前記個人認証データが前記キャッシ
    ュDBに格納されていない場合に、当該個人認証データ
    を前記端末から前記個人認証データサーバーへと要求さ
    せるキャッシュ使用機能を備えたことを特徴とする請求
    項7記載の勘定系システム。
  9. 【請求項9】 営業店等に設置された端末とのデータ通
    信を制御するデータ通信制御部と、前記端末の操作に応
    じて口座の入出金を処理すると共に処理結果を前記端末
    に送信する口座処理部とを備えた勘定系システムを使用
    して個人認証データの端末への表示を管理する勘定系シ
    ステム用プログラムであって、 当該勘定系システム用プログラムは前記口座処理部を動
    作させる指令として、 前記口座についての前記個人認証データを登録する時
    に、当該個人認証データを唯一に識別する個人認証デー
    タ番号を採番させる個人認証データ番号採番指令と、 前記口座の口座番号と当該口座番号についての個人認証
    データに採番された個人認証データ番号とを関連させる
    関連付け指令と、 前記口座番号に基づいて前記個人認証データの照会があ
    った場合には、当該口座番号に関連づけられた個人認証
    データ番号を特定する個人認証データ特定指令と、 前記個人認証データ特定指令に応じて特定される個人認
    証データ番号に基づいて個人認証データの前記端末への
    表示を制御する個人認証データ表示制御指令とを備えた
    ことを特徴とする勘定系システム用プログラム。
  10. 【請求項10】 営業店等に設置された端末と、この端
    末の操作に応じて口座の入出金を処理すると共に処理結
    果を前記端末に送信する勘定系システムと、前記端末と
    接続され前記口座の口座名義人の個人認証データを唯一
    に識別する個人認証データ番号を用いて管理する個人認
    証データサーバーと、一又は複数の前記営業店を単位と
    して前記個人認証データサーバーから受信した個人認証
    データを当該個人認証データ番号に基づいてキャッシュ
    するキャッシュDBとを備えた個人認証データ照会シス
    テムであって、 前記勘定系システムが、 前記口座の口座番号と当該口座番号についての個人認証
    データに採番された個人認証データ番号とを関連させる
    関連付け機能と、 前記口座番号に基づいて前記個人認証データの照会があ
    った場合には、当該口座番号に関連づけられた個人認証
    データ番号を特定する個人認証データ特定機能と、 前記個人認証データが前記キャッシュDBに格納されて
    いない場合に、当該個人認証データを前記端末から前記
    個人認証データサーバーへと要求させるキャッシュ使用
    機能と、 前記キャッシュDB又は前記個人認証データサーバーに
    格納された当該個人認証データを前記端末に表示させる
    登録データ表示制御機能と、 前記個人認証データサーバーに当該個人認証データ番号
    に対応する個人認証データが存在しない場合には、当該
    個人認証データが未登録であると前記端末に表示させる
    未登録情報表示制御機能とを備えたことを特徴とする個
    人認証データ照会システム。
  11. 【請求項11】 口座の入出金を処理する口座処理部
    と、口座情報及び顧客情報を格納した元帳ファイルとを
    備えた勘定系システムを使用して新規口座を開設する口
    座開設制御方法であって、 新設口座に新しい口座番号を採番する口座番号採番工程
    と、 当該新設口座に関連して印鑑票を受理した場合には、当
    該印鑑票データに印鑑票番号を採番する一方、予め登録
    した共通の印鑑票データを当該新設口座に使用する場合
    には当該共通の印鑑票番号を特定する印鑑票番号採番特
    定工程と、 前記採番した又は前記特定した印鑑票番号と前記新設口
    座の口座番号とを関連させると共に当該口座番号と印鑑
    票番号の対応を印鑑票番号管理データとして前記元帳フ
    ァイルに格納する開設時管理データ格納工程と、 前記印鑑票を受理した場合には前記採番した印鑑票番号
    との関係で当該印鑑票データを前記勘定系システム内又
    は勘定系システム外の印鑑票データサーバーへ格納する
    印鑑票データ格納工程とを備えたことを特徴とする口座
    開設制御方法。
  12. 【請求項12】 口座の入出金を処理する口座処理部
    と、印鑑票データを唯一に識別する印鑑票番号と口座番
    号との対応を印鑑票番号管理データとして格納する元帳
    ファイルと、前記口座番号に基づいて印鑑票データの照
    会があった場合には、前記印鑑票番号管理データを参照
    して当該口座番号に関連づけられた印鑑票番号を特定す
    ると共に当該特定した印鑑票番号に基づいて当該口座の
    印鑑票データの照会を制御する印鑑票照会制御部とを備
    えた勘定系システムを使用して、前記印鑑票の変更を制
    御する改印制御方法であって、 口座に関連して印鑑票の変更を受理した場合には、新し
    い印鑑票に新たな印鑑票番号を採番する新印鑑票番号採
    番工程と、 前記印鑑票変更対象の口座番号と前記新たな印鑑票番号
    とを関連させると共に当該口座番号と新たな印鑑票番号
    との対応を印鑑票番号管理データとして前記元帳ファイ
    ルに格納する改印時管理データ格納工程と、 前記新たな印鑑票データを前記新たな印鑑票番号との関
    係で勘定系システム内又は勘定系システム外の印鑑票デ
    ータサーバーへ登録する印鑑票登録工程とを備えたこと
    を特徴とする改印制御方法。
  13. 【請求項13】 口座の入出金を処理する口座処理部
    と、印鑑票を唯一に識別する印鑑票番号と口座番号との
    対応を印鑑票番号管理データとして格納する元帳ファイ
    ルと、前記口座番号に基づいて印鑑票データの照会があ
    った場合には、前記印鑑票番号管理データを参照して当
    該口座番号に関連づけられた印鑑票番号を特定すると共
    に当該特定した印鑑票番号に基づいて当該口座の印鑑票
    データの照会を制御する印鑑票照会制御部とを備えた勘
    定系システムを使用して、前記口座の移管を制御する口
    座移管制御方法であって、 前記移管する口座に新たな口座番号を採番する移管先口
    座番号採番工程と、 前記移管元の口座番号と関連している印鑑票番号を前記
    移管先口座番号へ関連させると共に当該移管先口座番号
    と印鑑票番号との対応を印鑑票番号管理データとして前
    記元帳ファイルに格納する移管時管理データ格納工程と
    を備えたことを特徴とする口座移管制御方法。
  14. 【請求項14】 印鑑票データを格納する印鑑票データ
    サーバーと接続された端末と、預金マスター等を管理す
    ると共に口座の入出金を処理する口座処理部と、口座名
    義人等の顧客の情報を格納するCIFマスターを管理す
    る顧客情報管理部とを備え、 前記CIFマスターは、前記顧客を識別する番号である
    CIF番号別に、口座番号毎、営業店毎又はCIF番号
    毎の印鑑票番号を格納し、 前記顧客情報管理部は、前記端末から口座番号に基づい
    た印鑑票データの照会があった場合には、当該口座番号
    の口座名義人のCIF番号を特定する制御をするCIF
    番号特定制御機能と、 前記CIF番号と前記口座番号とに基づいて前記CIF
    マスターを参照すると共に、当該参照結果に基づいて、
    前記口座番号、営業店又はCIF番号毎の印鑑票番号を
    特定する印鑑票番号特定機能と、 前記特定した印鑑票番号に基づいて前記印鑑票データサ
    ーバーに格納された印鑑票データを前記端末に表示させ
    る制御をする印鑑票データ表示制御機能とを備えたこと
    を特徴とする勘定系システム。
  15. 【請求項15】 前記CIFマスターが、営業店単位の
    一又は複数の口座の共通印となる印鑑票番号を営業店毎
    に管理する取引店セグメントと、口座単位の印鑑票番号
    と当該口座が取引店共通印の使用であるか否かを示す取
    引店共通印フラグとを口座毎に管理する口座明細セグメ
    ントとを備え、 前記顧客情報管理部が、前記印鑑票照会の対象となる口
    座番号について前記口座明細セグメントの前記取引店共
    通印フラグがONである場合には、当該口座番号の印鑑
    票データとして前記取引店セグメントに格納された印鑑
    票番号を特定する取引店共通印特定機能と、 前記印鑑票照会の対象となる口座番号について前記口座
    明細セグメントの前記取引店共通印フラグがOFFであ
    る場合には、当該口座番号の印鑑票データとして当該口
    座明細セグメントの当該口座番号に対応して格納された
    印鑑票番号を特定する個別印特定機能とを備えたことを
    特徴とする請求項14記載の勘定系システム。
  16. 【請求項16】 前記CIFマスターが、全営業店に共
    通の全店共通印の印鑑票番号を格納する全店共通セグメ
    ントを備えると共に、前記口座明細セグメントが、各口
    座番号で使用する印鑑票が全店共通印であるか否かを示
    す全店共通印フラグを有し、 前記顧客情報管理部が、前記印鑑票照会の対象となる口
    座番号について前記口座明細セグメントの前記全店共通
    印フラグがONである場合には、当該口座番号の印鑑票
    データとして前記全店共通セグメントに格納された印鑑
    票番号を特定する全店共通印特定機能を備えたことを特
    徴とする請求項15記載の勘定系システム。
  17. 【請求項17】 前記CIFマスターの各セグメント
    が、改印があった場合の旧印鑑票番号と、改印後の新印
    鑑票番号を格納すると共に、 前記CIFマスターが、口座番号毎に、印鑑票番号と、
    当該印鑑票番号に対する旧印の印鑑票番号とを、改印数
    に応じて繰り返し格納する印鑑票セグメントを備え、 前記顧客情報管理部が、前記各セグメントの旧印鑑票番
    号及び前記印鑑票セグメントの印鑑票番号に基づいて口
    座に対する改印の履歴を特定する改印履歴特定機能を備
    えたことを特徴とする請求項14,15又は16記載の
    勘定系システム。
  18. 【請求項18】 前記CIFマスターが、代理人印等の
    特殊印の印鑑票の種類を示す印鑑票種類コードと、当該
    種類の印鑑票番号と、改印された場合の旧印鑑票番号と
    を格納する印鑑票セグメントを備え、 前記顧客情報管理部が、前記印鑑票セグメントの印鑑票
    種類コードを参照して口座に対する特殊印を特定する特
    殊印特定機能と、前記印鑑票セグメントの印鑑票番号に
    基づいて前記印鑑票の種類毎に改印の履歴を特定する改
    印履歴特定機能とを備えたことを特徴とする請求項1
    4,15又は16記載の勘定系システム。
  19. 【請求項19】 前記顧客情報管理部が、前記印鑑票セ
    グメントの印鑑票種類コードと前記印鑑票番号とに基づ
    いて前記口座についての印鑑票の表示順序を特定する表
    示順序制御機能を備えたことを特徴とする請求項18記
    載の勘定系システム。
  20. 【請求項20】 前記CIFマスターが、前記印鑑票と
    関係して登録されるメモ情報を格納する情報セグメント
    を備え、 前記顧客情報管理部が、前記印鑑票データ表示制御機能
    によって前記印鑑票データが前記端末に表示される際
    に、前記情報セグメントに格納されたメモ情報を当該端
    末に表示させる情報表示制御機能を備えたことを特徴と
    する請求項14記載の勘定系システム。
  21. 【請求項21】 印鑑票データを格納する印鑑票データ
    サーバーと接続された端末と、預金マスター等を管理す
    ると共に口座の入出金を処理する口座処理部と、口座名
    義人等の顧客の情報を格納するCIFマスターを管理す
    る顧客情報管理部とを備え、 前記CIFマスターは、前記顧客を唯一に識別するCI
    F番号別に、口座番号毎、営業店毎又はCIF番号毎の
    印鑑票番号を格納し、 前記顧客情報管理部は、前記端末から口座番号に基づい
    た印鑑票データの照会があった場合には、当該口座番号
    に基づいて前記口座処理部へ当該口座番号のCIF番号
    の照会要求を出力するCIF番号照会要求機能を備え、 前記口座処理部は、前記CIF番号の照会要求を受信し
    た場合には前記預金マスター等を参照して当該口座番号
    の口座名義人のCIF番号を前記顧客情報管理部に戻す
    CIF番号戻し機能を備え、 前記顧客情報管理部は、前記CIF番号と前記口座番号
    とに基づいて前記CIFマスターを参照すると共に、当
    該参照結果に基づいて、前記口座番号毎、営業店毎又は
    CIF番号毎の印鑑票番号を特定する印鑑票番号特定機
    能と、 前記特定した印鑑票番号に基づいて前記印鑑票データサ
    ーバーに格納された印鑑票データを前記端末に表示させ
    る制御をする印鑑票データ表示制御機能とを備えたこと
    を特徴とする勘定系システム。
  22. 【請求項22】 印鑑票データを格納する印鑑票データ
    サーバーと接続された端末と、預金マスター等を管理す
    ると共に口座の入出金を処理する口座処理部と、口座名
    義人等の顧客の情報を格納するCIFマスターを管理す
    る顧客情報管理部と、前記顧客を唯一に識別するCIF
    番号別に、口座番号毎、営業店毎又はCIF番号毎の印
    鑑票番号を格納した前記CIFマスターとを備えた勘定
    系システムを使用して印鑑票データの端末への表示を制
    御する勘定系システム用プログラムであって、 当該勘定系システム用プログラムは、前記顧客情報管理
    部を動作させる指令として、 前記端末から口座番号に基づいた印鑑票データの照会が
    あった場合には、当該口座番号の口座名義人のCIF番
    号を特定させる制御のためのCIF番号特定制御指令
    と、 前記CIF番号と前記口座番号とに基づいて前記CIF
    マスターを参照すると共に、当該参照結果に基づいて、
    前記口座番号、営業店又はCIF番号毎の印鑑票番号を
    特定させる印鑑票番号特定指令と、 前記特定した印鑑票番号に基づいて前記印鑑票データサ
    ーバーに格納された印鑑票データを前記端末に表示させ
    る印鑑票データ表示制御指令とを備えたことを特徴とす
    る勘定系システム用プログラム。
  23. 【請求項23】 印鑑票データを格納する印鑑票データ
    サーバーと接続された端末と、預金マスター等を管理す
    ると共に口座の入出金を処理する口座処理部と、口座名
    義人等の顧客の情報を格納するCIFマスターを管理す
    る顧客情報管理部とを備え、 前記CIFマスターは、 営業店又は全店の口座の共通印となる印鑑票番号を格納
    する共通印セグメントと、 口座毎の個別印となる印鑑票番号と、当該口座が取引店
    又は全店での共通印の使用であるか否かを示す共通印フ
    ラグとを口座毎に格納する口座明細セグメントと、 代理人印等の特殊印の印鑑票の種類を示す印鑑票種類コ
    ードと、当該種類の印鑑票番号と、改印された場合の旧
    印鑑票番号とを口座毎に格納する印鑑票セグメントとを
    備え、 前記顧客情報管理部は、前記端末又は前記口座処理部か
    らの印鑑票データ登録制御要求に応じて、新たな印鑑票
    データに印鑑票番号を採番する印鑑票番号採番機能と、 前記印鑑票の印鑑が個別印である場合には、当該個別印
    を登録する口座の前記口座明細セグメントに当該採番し
    た印鑑票番号を格納すると共に、前記共通印フラグをO
    FFに設定する個別印登録機能と、 前記印鑑票の印鑑が取引店又は全店での共通印である場
    合には、当該共通印とする口座の口座明細セグメントの
    共通印フラグをONとすると共に、前記共通印セグメン
    トに当該採番した印鑑票番号を格納する共通印登録機能
    と、 前記印鑑票の印鑑が代理人印等の特殊印である場合に
    は、当該特殊印を登録する口座の印鑑票セグメントに当
    該採番した印鑑票番号を格納する特殊印登録機能とを備
    えたことを特徴とする勘定系システム。
  24. 【請求項24】 印鑑票データを格納する印鑑票データ
    サーバーと接続された端末と、預金マスター等を管理す
    ると共に口座の入出金を処理する口座処理部と、口座名
    義人等の顧客の情報を格納するCIFマスターを管理す
    る顧客情報管理部とを備えた勘定系システムを使用して
    前記CIFマスターに口座に対応した印鑑票番号を登録
    するための勘定系システム用プログラムであって、 当該勘定系システム用プログラムは前記顧客情報管理部
    を動作させる指令として、 前記端末又は前記口座処理部からの印鑑票データ登録制
    御要求に応じて、新たな印鑑票データに印鑑票番号を採
    番させる印鑑票番号採番指令と、 前記印鑑票の印鑑が個別印である場合には、当該個別印
    を登録する口座の前記口座明細セグメントを作成させて
    当該採番した印鑑票番号を格納させると共に、前記共通
    印フラグをOFFに設定させる個別印登録指令と、 前記印鑑票の印鑑が取引店又は全店での共通印である場
    合には、当該共通印とする口座の口座明細セグメントを
    作成させて共通印フラグをONに設定させると共に、営
    業店又は全店の口座の共通印となる印鑑票番号を格納す
    る共通印セグメントを作成させて当該採番した印鑑票番
    号を格納させる共通印登録指令と、 前記印鑑票の印鑑が代理人印等の特殊印である場合に
    は、当該特殊印を登録する口座の印鑑票セグメントを作
    成させて当該採番した印鑑票番号を格納させる特殊印登
    録制御指令とを備えたことを特徴とする勘定系システム
    用プログラム。
  25. 【請求項25】 印鑑票データを格納する印鑑票データ
    サーバーと接続された端末と、預金マスター等を管理す
    ると共に口座の入出金を処理する口座処理部と、口座名
    義人等の顧客の情報を格納するCIFマスターを管理す
    る顧客情報管理部と、各種の番号を管理する採番DBと
    を備え、 前記口座処理部が、前記端末から個別印を指定した口座
    開設要求を受信した場合には、前記顧客情報管理部へ口
    座番号の採番要求を出力する口座番号採番要求機能を備
    え、 前記顧客情報管理部が、前記口座番号の採番要求を受信
    した場合に前記採番DBを参照して口座番号及び印鑑票
    番号を採番する口座番号採番機能と、 この口座番号採番機能によって採番された口座番号の口
    座明細セグメントを前記CIFマスターに作成すると共
    に当該口座明細セグメントに採番した印鑑票番号を格納
    する個別印登録機能と、 当該採番した口座番号及び印鑑票番号を前記口座処理部
    に戻す口座番号戻し機能とを備え、 前記口座処理部が、前記戻された口座番号に基づいて前
    記預金マスターを更新する預金マスター更新機能を備え
    たことを特徴とする勘定系システム。
  26. 【請求項26】 印鑑票データを格納する印鑑票データ
    サーバーと接続された端末と、預金マスター等を管理す
    ると共に口座の入出金を処理する口座処理部と、口座名
    義人等の顧客の情報を格納するCIFマスターを管理す
    る顧客情報管理部と、各種の番号を管理する採番DBと
    を備え、 前記口座処理部が、前記端末から共通印を指定した口座
    開設要求を受信した場合には、前記顧客情報管理部へ口
    座番号の採番要求を出力する口座番号採番要求機能を備
    え、 前記顧客情報管理部が、前記口座番号の採番要求を受信
    した場合に前記採番DBを参照して口座番号を採番する
    口座番号採番機能と、 前記口座の口座名義人のCIF番号に基づいて前記共通
    印となる印鑑票番号を特定すると共に、前記口座番号採
    番機能によって採番された口座番号の口座明細セグメン
    トを前記CIFマスターに作成して当該口座明細セグメ
    ントの共通印フラグをONに設定する共通印登録機能
    と、 当該採番した口座番号及び特定した印鑑票番号を前記口
    座処理部に戻す口座番号等戻し機能とを備え、 前記口座処理部が、前記戻された口座番号に基づいて前
    記預金マスターを更新する預金マスター更新機能を備え
    たことを特徴とする勘定系システム。
  27. 【請求項27】 印鑑票データを格納する印鑑票データ
    サーバーと接続された端末と、預金マスター等を管理す
    ると共に口座の入出金を処理する口座処理部と、口座名
    義人等の顧客の情報を格納するCIFマスターを管理す
    る顧客情報管理部とを備え、 前記CIFマスターが、 営業店又は全店の口座の共通印となる印鑑票番号を格納
    する共通印セグメントと、 口座毎の個別印となる印鑑票番号と、当該口座が取引店
    又は全店での共通印の使用であるか否かを示す共通印フ
    ラグとを口座毎に格納する口座明細セグメントとを備
    え、 前記顧客情報管理部が、 前記端末から個別印又は共通印の改印要求を受信した場
    合には、当該新しい印鑑票データに印鑑票番号を採番す
    る印鑑票番号採番機能と、 新しい印鑑票の印が個別印である場合には、前記口座明
    細セグメントに格納された改印対象の印鑑票番号を旧印
    鑑票番号として格納すると共に前記採番された印鑑票番
    号を当該口座明細セグメントの印鑑票番号として格納す
    る個別印改印制御機能と、 新しい印鑑票の印が共通印である場合には、前記共通印
    セグメントに格納された改印対象の印鑑票番号を旧印鑑
    票番号として格納すると共に前記採番された印鑑票番号
    を当該共通印セグメントの印鑑票番号として格納する共
    通印改印制御機能とを備えたことを特徴とする勘定系シ
    ステム。
  28. 【請求項28】 前記CIFマスターが、代理人印等の
    特殊印又は本人印等の印鑑票の種類を示す印鑑票種類コ
    ードと、当該種類の印鑑票番号と、この印鑑票番号を改
    印直後の印鑑票番号とする改印対象であった旧印鑑票番
    号と、印鑑票番号の新旧を示す新旧フラグとを口座毎に
    格納する印鑑票セグメントを備え、 前記顧客情報管理部が、当座等の改印履歴の管理対象と
    なる本人印の改印要求を前記端末から受信した場合に、
    当該本人印の改印を制御する本人印改印制御機能を備
    え、この本人印改印制御機能は、 当該改印対象の口座番号の口座明細セグメントに旧印鑑
    票番号が格納されているときには、新たな印鑑票セグメ
    ントを作成して当該旧印鑑票番号を印鑑票番号として格
    納し、且つ当該新たな印鑑票セグメントの新旧フラグを
    旧に設定する機能と、 前記口座明細セグメントの改印対象の印鑑票番号を旧印
    鑑票番号として格納すると共に、改印後の新たな印鑑票
    番号を当該印鑑票セグメントの印鑑票番号に格納する機
    能とを備えたことを特徴とする請求項27記載の勘定系
    システム。
  29. 【請求項29】 前記顧客情報管理部が、改印対象とな
    る代理人印の印鑑票番号を指定した改印要求を前記端末
    から受信した場合に、当該代理人印の改印を制御する代
    理人印改印制御機能を備え、この代理人印改印制御機能
    は、 前記改印対象に指定された印鑑票番号を印鑑票番号とし
    て格納する印鑑票セグメントの新旧フラグをOFFに設
    定する機能と、 新旧フラグをONとする新たな印鑑票セグメントを作成
    すると共に当該印鑑票セグメントの印鑑票番号に改印後
    の新印鑑票番号を格納し、且つ、当該改印対象の印鑑票
    番号を旧印鑑票番号として格納する機能とを備えたこと
    を特徴とする請求項28記載の勘定系システム。
  30. 【請求項30】 印鑑票データを格納する印鑑票データ
    サーバーと接続された端末と、預金マスター等を管理す
    ると共に口座の入出金を処理する口座処理部と、口座名
    義人等の顧客の情報を格納するCIFマスターを管理す
    る顧客情報管理部と、営業店又は全店の口座の共通印と
    なる印鑑票番号を格納する共通印セグメント及び口座毎
    の個別印となる印鑑票番号と、当該口座が取引店又は全
    店での共通印の使用であるか否かを示す共通印フラグと
    を口座毎に格納する口座明細セグメントを有するCIF
    マスターとを備えた勘定系システムを使用して前記口座
    に対応する印鑑票データを変更するための勘定系システ
    ム用プログラムであって、 当該勘定系システム用プログラムは前記顧客情報管理部
    を動作させる指令として、 前記端末から個別印又は共通印の改印要求を受信する場
    合には、当該新しい印鑑票データに印鑑票番号を採番さ
    せる印鑑票番号採番指令と、 新しい印鑑票の印が個別印である場合には、前記口座明
    細セグメントに格納された印鑑票番号を旧印鑑票番号と
    して更新させると共に、前記採番された印鑑票番号を当
    該口座明細セグメントに格納させる個別印改印制御指令
    と、 新しい印鑑票の印が共通印である場合には、前記共通印
    セグメントに格納された印鑑票番号を旧印鑑票番号とす
    ると共に前記採番された印鑑票番号を当該共通印セグメ
    ントに格納させる共通印改印制御指令とを備えたことを
    特徴とする勘定系システム用プログラム。
  31. 【請求項31】 印鑑票データを格納する印鑑票データ
    サーバーと接続された端末と、預金マスター等を管理す
    ると共に口座の入出金を処理する口座処理部と、口座名
    義人等の顧客の情報を格納するCIFマスターを管理す
    る顧客情報管理部と、前記口座を新たな口座に移管する
    移管トランザクションの実行を制御する移管制御部と、
    各処理を実行するトランザクションの起動を管理すると
    共に連動処理として起動される連動受動トランザクショ
    ンを当該起動した連動起動トランザクションと一体のA
    CID特定を満たす一つのトランザクションとして実行
    させるトランザクション管理部とを備え、 前記移管制御部が、 移管元の口座番号の指定による移管処理要求を受信し、
    移管先の新たな口座番号を採番した後に、当該新たな口
    座番号と移管元の口座番号とを指定して前記口座処理部
    による口座開設トランザクションを連動処理として起動
    する新口座開設起動機能と、 前記口座開設トランザクションによって前記預金マスタ
    ーに前記新たな口座番号での口座が登録された後に、前
    記移管元の口座番号と開設された口座番号とを指定して
    前記顧客情報管理部による印鑑票番号登録トランザクシ
    ョンを連動処理として起動する印鑑票番号登録起動機能
    と、 前記印鑑票番号登録トランザクションによって移管元の
    口座に関連して前記CIFマスターに登録された一又は
    複数の印鑑票番号を移管先の口座に関連した印鑑票番号
    として前記CIFマスターに登録された後に、移管元の
    口座番号を指定して前記口座処理部による口座解約トラ
    ンザクションを連動処理として起動する旧口座解約起動
    機能と前記口座解約トランザクションによって前記預金
    マスターに移管元の口座の解約処理が行われた後に、前
    記移管元の口座番号を指定して前記顧客情報管理部によ
    る印鑑票番号の抹消トランザクションを連動処理として
    起動する印鑑票番号抹消起動機能とを備え、 前記口座処理部が、前記口座開設トランザクション及び
    前記口座解約トランザクションを実行する機能を備え、 前記顧客情報管理部が、前記印鑑票番号登録トランザク
    ション及び前記抹消トランザクションを実行する機能を
    備えたことを特徴とする勘定系システム。
  32. 【請求項32】 前記移管制御部が、前記移管トランザ
    クションの開始時に前記預金マスターの移管元の口座情
    報をロックする移管元口座情報ロック制御機能を備えた
    ことを特徴とする請求項30記載の勘定系システム。
  33. 【請求項33】 前記移管処理部が、移管の一括処理要
    求を受信した場合には、前記移管制御部によって実行制
    御される移管トランザクションを口座毎にACID特性
    を有するトランザクションとして移管元の口座又はCI
    F番号が一定数となるまで繰り返し起動させる一括処理
    制御機能を備えたことを特徴とする請求項30又は31
    記載の勘定系システム。
  34. 【請求項34】 印鑑票データを格納する印鑑票データ
    サーバーと接続された端末と、預金マスター等を管理す
    ると共に口座の入出金を処理する口座処理部と、口座名
    義人等の顧客の情報を格納するCIFマスターを管理す
    る顧客情報管理部と、前記口座を新たな口座に移管する
    移管トランザクションの実行を制御する移管制御部と、
    各処理を実行するトランザクションの起動を管理すると
    共に連動処理として起動される連動受動トランザクショ
    ンを当該起動した連動起動トランザクションと一体のA
    CID特定を満たす一つのトランザクションとして実行
    させるトランザクション管理部とを備えた勘定系システ
    ムを使用して口座の移管処理を行うための勘定系システ
    ム用プログラムであって、 当該プログラムは前記移管制御部を動作させる指令とし
    て、 移管元の口座番号の指定による移管処理要求を受信し、
    移管先の口座番号を採番した後に、移管元の口座番号と
    移管先の新たな口座番号とを指定して口座開設トランザ
    クションを連動処理として起動させる新口座開設起動指
    令と、 口座開設トランザクションによって預金マスターに新た
    な口座番号での口座が登録された後に、移管元の口座番
    号と開設された口座番号とを指定して顧客情報管理部に
    よる印鑑票番号登録トランザクションを連動処理として
    起動させる印鑑票番号登録起動指令と、 印鑑票番号登録トランザクションによって移管元の口座
    に関連して前記CIFマスターに登録された一又は複数
    の印鑑票番号を移管先の口座に関連した印鑑票番号とし
    てCIFマスターに登録された後に、移管元の口座番号
    を指定して口座処理部による口座解約トランザクション
    を連動処理として起動させる旧口座解約起動指令と、 口座解約トランザクションによって預金マスターに移管
    元の口座の解約処理が行われた後に、移管元の口座番号
    を指定して顧客情報管理部による印鑑票番号の抹消トラ
    ンザクションを連動処理として起動させる印鑑票番号抹
    消起動指令とを備えたことを特徴とする勘定系システム
    用プログラム。
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