JPH0463428B2 - - Google Patents

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JPH0463428B2
JPH0463428B2 JP7613487A JP7613487A JPH0463428B2 JP H0463428 B2 JPH0463428 B2 JP H0463428B2 JP 7613487 A JP7613487 A JP 7613487A JP 7613487 A JP7613487 A JP 7613487A JP H0463428 B2 JPH0463428 B2 JP H0463428B2
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customer
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Nobuo Minematsu
Masao Karahashi
Munekatsu Oota
Akinobu Matsumae
Hajime Takada
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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    • G06F17/00Digital computing or data processing equipment or methods, specially adapted for specific functions
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F19/00Complete banking systems; Coded card-freed arrangements adapted for dispensing or receiving monies or the like and posting such transactions to existing accounts, e.g. automatic teller machines
    • G07F19/20Automatic teller machines [ATMs]
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F19/00Complete banking systems; Coded card-freed arrangements adapted for dispensing or receiving monies or the like and posting such transactions to existing accounts, e.g. automatic teller machines
    • G07F19/20Automatic teller machines [ATMs]
    • G07F19/201Accessories of ATMs
    • GPHYSICS
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    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F19/00Complete banking systems; Coded card-freed arrangements adapted for dispensing or receiving monies or the like and posting such transactions to existing accounts, e.g. automatic teller machines
    • G07F19/20Automatic teller machines [ATMs]
    • G07F19/205Housing aspects of ATMs

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  • Mathematical Physics (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、金融機関等の店舗における窓口取引
処理システムに関するものである。
(従来の技術) 金融機関は近年の金融自由化などの社会環境変
化に対応しより高い収益を求めて合理化、省力化
の促進および顧客サービスの充実化を進めてい
る。各々の課題として窓口業務、後方事務の徹底
した合理化、収益率の低い業務の自動化促進、お
よびサービスの質の向上(相談業務の充実化、情
報提供の充実化等)等があるが、特に合理化につ
いては、第2次オンラインまでで見られたよう
な、機械化の促進のみではなく、処理形態も含め
た新システムの導入が大きな課題と言える。
顧客と営業店の接点である窓口業務は、2線処
理に始まり、その後1線−2線連動処理、1線完
線処理と変遷しているが、今後は、より進んだ処
理形態として、0線−1線連動処理、0線完結処
理、ホーム−0線連動処理等新しい処理方式の採
用が必要となる。ここで0線とは営業店内のロビ
ーに設置された顧客操作装置を示している。
また現在、単純な取引は、CD、ATM等の自
動化機器が普及しているが、自動機器で扱える科
目は数科目にすぎず、窓口業務にいかにより優れ
た新処理システムを導入するかが、合理化、省力
化の促進、顧客サービスの充実化の点で大きな課
題となつている。
これらの諸問題、諸課題を解決するための装
置、システムとして、特開昭54−95146号公報お
よび特開昭55−28161号公報により提案されたも
のがある。
特開昭54−95146号公報に開示されたシステム
では、取引処理システムを取引受付用で顧客が入
力する取引前処理装置と、顧客の要求する取引を
実行する取引後処理装置に分離し、取引前処理装
置を取引後処理装置より多く設置するようにし、
取引全体の処理時間に占める取引前処理の時間の
割合が大きい場合に、取引時間短縮の効果を得て
いる。
一方、特開昭55−28161号公報に開示されたシ
ステムでは、顧客が伝票を書くかわりに顧客が所
持する取引カードと顧客操作のキーボードを使つ
て直接取引用処理装置に入力する事により、行員
の入力時間短縮をめざしている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前記従来技術には以下のような
問題があつた。
先ず、特開昭54−95146号公報(以下第1文献
という)の取引装置の問題について述べる。
金融機関では、1件当りの取引時間短縮と共
に単位時間当り取引件数のバラツキに柔軟に対
応できる事が重要である。なぜなら金融機関営
業店の単位時間当り取引件数は、ピーク日、ピ
ーク時間帯と平日の通常時間帯とでは何十倍も
の差のある事もあり、この差に対しても柔軟に
対応する必要があるためである。
現在、金融機関の窓口では、この柔軟性を保
持するため、取引の受付(顧客が記入した伝票
を窓口に提出すること)のみを先に済ませ、ロ
ビーのソフア等でくつろぎながら行員による顧
客呼び出しを待つシステムが一般的である。と
ころが第1文献の取引装置では、その設置台数
を平日、通常時間帯程度の取引件数処理に対応
する様設置すると、ピーク時、ピーク時間帯に
は取引前処理装置の所に顧客の行列ができてし
まい、受付もなされないため顧客はくつろぐ事
もできず、イライラしながら取引前処理の受付
を待つ事態が発生しうる。なぜならば、該取引
装置の構成上、取引後処理装置の処理能力を超
えて、長時間にわたり取引前処理装置から複数
の取引の入力を続けられないためである。
また、取引装置をピーク時に合わせ多数設置
する事は、金融機関にとつて、やはり高価な投
資となる。
当該取引装置においては、顧客の取引要求内
容によるセンタとの交信及びその応答結果によ
る取引の成否判断を取引前処理にて実行してい
るため、取引前処理完了までの時間が、センタ
交信以後の処理を取引後処理に含める場合に比
べ長くなる。このため、ピーク時に取引前処理
装置の所で、行列が長くなりやすい。
また、センタとの交信を取引前処理に含める
と、例えば、顧客が入金取引の前処理のみを行
ない、都合が悪くなつて入金後処理(金融機関
への金の払い込み)をしないで帰つた場合等、
センタとの交信で発生する通信トランザクシヨ
ンの無駄だけでは済まない問題が発生する。
当該取引装置においては、取引前処理完了
時、複数ある取引後処理装置が全て取引後処理
実行中の場合、どの取引後処理装置へ行けば1
番早く取引後処理が終了するのかを顧客に知ら
せ、該顧客を最適な取引後処理装置へ誘導する
手段が無い。したがつて顧客は自分の勘を頼り
に前取引実行中の取引後処理装置では1番早く
該処理が終了しそうなものの所に並ぶ必要があ
る。このため、該顧客よりも後の時刻に取引前
処理が完了し、該顧客の並んでいる取引後処理
装置とは別の取引後処理装置に並んだ別顧客の
方が先に取引後処理を開始し、取引を終了して
しまう事がある。この事態が発生すると該顧客
は非常に気分を害し、該取引装置を設置してい
る金融機関のイメージを悪くする可能性があ
る。
金融機関においては、処理する取引科目を窓
口別(例えば預金窓口、為替窓口、貸付・相談
窓口)やコーナ別(例えば入出金コーナ、振込
コーナ)に限定したい場合が多い。この様にす
る事により該当する取引の処理装置(特に取引
後処理装置)をコストパホーマンス良く構成で
き、また該当取引に精通した行員を短期間に養
成できるためである。
しかしながら当該取引装置では、取引後処理
装置が客待ち状態になつていないと顧客に対し
取引後処理装置を指定できない。このため、該
取引装置は、特定の取引科目にのみ対応する複
数の窓口を制御する必要のある金融機関には適
用が困難である。
当該取引装置には、取引後処理を実行しよう
とする顧客が取引前処理を実行した顧客にまち
がいないかどうかという顧客の同一性照合方法
について、次の問題がある。
(1) 顧客の同一性照合のため磁気カード等を利
用すると、取引後処理において照合処理時間
は短縮できるが取引前処理装置だけでなく取
引後処理装置にも磁気カード読取装置等が必
要となり装置価格がアツプする。また、顧客
に2度磁気カード等の操作を強いる事になり
現行の一般的取引装置よりも顧客サービスの
低下となる。
(2) 顧客の同一性照合のため暗証番号等を顧客
にキー入力させると暗証入力及び入力確認
等、人的要素に依存する面が多く、入力時間
の長くなる事があつたり、暗証番号等の入力
誤り時の処理方法(例えば、暗証番号再入力
方法や既入力済顧客データの消去タイミング
等、)等、顧客サービスの低下につながる。
次に、特開昭55−28161号公報(以下第2文献
という)に、銀行窓口業務処理システムの問題に
ついて述べる。
近年、銀行の発行しているCDカード(取引用
カードで最も一般的に使用されているカード)の
発行数と普通預金口座数との比率は、最もCDカ
ードが普及している都市銀行11行の平均でも57.3
%(昭和59年9月末現在の金融マーケテイング研
究会調査結果データより)であり、CDカードを
好まない顧客を存在するので、銀行窓口ではCD
カード所持が必須条件とはなりえない。ところ
が、第2文献に記載の銀行窓口業務処理システム
は、取引カードが必須条件であり、取引カードの
ない顧客(通帳と印鑑で取引したい客)に対し適
用できない。
また、顧客が現存するCD、ATM等の自動取
引装置で使用されている程度の入力用キーボード
及び表示装置を使い窓口で取り扱われている複雑
な処理に必要なデータを入力する事とは非常に困
難であり、顧客サービスが大巾に低下する。
例えば、入力データ量の多さに起因する入力時
間や漢字、カナの入力方法等を解決する手段が必
要であるが、第2文献にはその手段の記述がな
い。
以上述べた従来技術の問題点をまとめると次の
とおりであり、いずれも解決に致つていない。
(イ) 単位時間当りに発生する取引件数のバラツキ
に柔軟に対応できない。
(ロ) 顧客入力処理から入出金等の現物処理へ顧客
を移動させるときの顧客誘導が不備である。
(ハ) 複数取引科目への対応が不備である。
(ニ) 取引に際してカードと暗証番号が必須であ
り、印鑑と通帳では取引できない。
(ホ) 顧客が容易に操作できる入力装置を備えてい
ない。
本発明は、このような問題点を解決するために
なされたものであつて、取引時間を短縮し、伝票
レスの処理を実現する窓口取引処理システムを提
供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 前記従来技術の問題点を解決するため、第1の
発明では、(a)顧客自身の操作により取引データを
入力する取引前処理装置と、(b)テラーの操作によ
り通帳、伝票等の記帳、現金の入出金等の現物処
理を行う複数の取引後処理装置と、(c)顧客が入力
した取引データを顧客入力完了順に蓄積する第1
の記憶部と、(d)即時処理可能状態にある取引後処
理装置を登録する第2の記憶部とを備え、前記取
引前処理装置による顧客の取引データ入力が完了
すると、前記第2の記憶部により即時処理可能な
取引後処理装置を検索し、即時処理可能な取引後
処理装置がある場合はこの取引後処理装置に顧客
入力の取引データを転送し、即時処理可能な取引
後処理装置がない場合は前記第1の記憶部に顧客
入力の取引データを蓄積しておき、取引後処理装
置が処理可能な状態になつたときこの取引後処理
装置に、蓄積した顧客入力の取引データを転送す
るようにした。
また、第2の発明では、(a)顧客自身の操作によ
り取引データを入力する取引前処理装置と、(b)テ
ラーの操作により通帳、伝票等の記帳、現金の入
出金等の現物処理を行う複数の取引後処理装置
と、(c)顧客が入力した取引データを顧客入力完了
順に蓄積する第1の記憶部と、(d)即時処理可能状
態にある取引後処理装置を登録する第2の記憶部
とを備え、取引後処理装置が処理可能状態になる
と、前記第1の記憶部により処理すべき取引デー
タを検索し、処理すべき取引データがある場合は
前記取引後処理装置にこの取引データを転送し、
処理すべき取引データがない場合は第2の記憶部
にこの取引後処理装置を登録するようにした。
また、第3の発明では、(a)顧客自身の操作によ
り取引データを入力する取引前処理装置と、(b)テ
ラーの操作により通帳、伝票等の記帳、現金の入
出金等の現物処理を行う複数の取引後処理装置
と、(c)顧客が入力した取引データを顧客入力完了
順に蓄積する第1の記憶部と、(d)即時処理可能状
態にある取引後処理装置を登録する第2の記憶部
と、(e)取引後処理装置で取扱い可能な取引の属性
データを各取引後処理装置毎に記憶する第3の記
憶部とを備え、前記取引前処理装置による顧客の
取引データ入力が完了すると、前記第2の記憶部
により即時処理可能な取引後処理装置を検索する
とともに、前記第3の記憶部により顧客が入力し
た取引を即時処理可能な取引後処理装置で取扱い
可能か否かを判別し、取扱い可能な場合は顧客入
力の取引データをこの即時処理可能な取引後処理
装置に転送し、 取扱い不能な場合は顧客入力の取引データを前
記第1の記憶部に蓄積しておき、取扱い可能な取
引後処理装置が生じたときこの取引後処理装置
に、蓄積した顧客入力の取引データを転送するよ
うにした。
さらに、第4の発明では、(a)顧客自身の操作に
より取引データを入力する取引前処理装置と、(b)
テラーの操作により通帳、伝票等の記帳、現金の
入出金等の現物処理を行う複数の取引後処理装置
と、(c)顧客が入力した取引データを顧客入力完了
順に蓄積する第1の記憶部と、(d)即時処理可能状
態にある取引後処理装置を登録する第2の記憶部
と、(e)取引後処理装置で取扱い可能な取引の属性
データを各取引後処理装置毎に記憶する第3の記
憶部とを備え、取引後処理装置が処理可能状態に
なると、前記第1の記憶部により処理すべき取引
データを検索するとともに、前記第3の記憶部に
より処理すべき取引データが処理可能状態にある
取引後処理装置の属性データに適合するか否かを
判別し、適合する取引データがある場合はこれを
その取引後処理装置に転送し、適合する取引デー
タがない場合は第2の記憶部にその取引後処理装
置を登録するようにした。
(作用) 第1の発明では、顧客が取引を希望するとき
は、取引前処理装置の入力部により顧客自身が操
作して取引データを入力する。この入力データは
第1の記憶部により顧客入力完了順に蓄積され
る。一方、第2の記憶部は即時処理可能な状態に
ある取引後処理装置からの通知によりその装置情
報を登録する。そして、取引前処理装置の取引デ
ータ入力が完了すると第2の記憶部へのアクセス
により即時処理可能な取引後処理装置が、検索さ
れ、該当装置があつた場合には処理はその装置に
顧客入力の取引データが転送され、現物処理が実
行される。一方、該当装置がなかつた場合には、
とりあえず第1の記憶部に顧客入力の取引データ
を蓄積し、取引後処理装置が処理可能状態になる
のを待つ。そして、取引後処理装置が処理可能に
なると蓄積された顧客入力の取引データの処理が
実行される。したがつて処理の効率化、省力化が
図れるようになり前記従来技術の問題点が解決さ
れる。
第2の発明では、第1の発明と異なり、取引後
処理装置が処理可能状態になつたとき、第1の記
憶部にアクセスし処理可能な取引データを検索す
る。そして、処理可能なデータがあつたときに
は、そのデータを処理可能状態である取引後処理
装置に転送し、そこで現物処理が実行される。し
たがつて、第1の発明と同様、前記従来技術の問
題点が解決される。
第3の発明では、第1の発明の(a)〜(d)の手段に
加えて、取引後処理装置で取扱い可能な取引の属
性データを装置毎に記憶する第3の記憶部(e)を設
け、第1の発明の検索に加えその属性データに基
づき、取引後処理装置が取扱い可能かどうか判定
するようにしている。したがつて、取引科目の割
り付けが柔軟性を持つてできるようになるという
利点も得ることができる。
第4の発明では、第2の発明の(a)〜(d)の手段に
加えて、取引後処理装置で取扱い可能な取引の属
性データを装置毎に記憶する第3の記憶部(e)を設
け、第2の発明の検索に加えその属性データに基
づき、処理すべき取引データが、適合しているか
どうか判定するようにしている。したがつて、第
3の発明と同様、取引科目の割り付けが、柔軟性
を持つてできるようになるという利点も得ること
ができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に従つて詳細に説
明する。なお、以下の記述で「現物」とは、紙
幣・硬貨の現金と、小切手・手形等の証券類と、
各類預金の通帳・証書のことをいうものとする。
第1図は本発明の実施例の取引処理システムに
よる営業店レイアウトを示す図である。ロビーに
は電子伝票記帳台1−1、顧客誘導装置1−2及
び自動入出金装置等の自動機1−3が設置され、
カウンタにはハイカウンタ設置及びロウカウンタ
設置の1線端末1−4、後方には役席端末1−
5、オフイスプロセツサ1−6の他各種端末、応
接室にはロウカウンタ設置の1線端末1−4と類
似の機能を持つ情報端末1−7が、各々設置され
ている。
本実施例の取引処理システムでは、預金、為
替、貸付に大分類される各科目取引は、顧客操作
による入力処理と、通帳、現金(紙幣及び硬貨)、
小切手、手形等の現物を処理する現物処理とに分
離して実行される。顧客操作による入力処理をす
る装置が電子伝票記帳台1−1であり、ロビーの
中心に位置するよう設置されている。現物処理を
する処理装置が1線端末1−4、自動機1−3で
あり、また顧客の入力データを使用して主として
顧客のニーズに応じた情報を提供するのが情報端
末1−7であり、それら装置のおかれている場所
を処理コーナと称する。
先ず、本実施例における取引処理の概略につい
て述べる。
顧客は電子伝票記帳台1−1にて取引科目を選
択し、取引データの入力を終えると、電子伝票記
帳台1−1のデイスプレイに各々の取引科目に対
応した処理コーナへの誘導メツセージが表示さ
れ、現物処理単位ごとに付与される通番を印字し
た番号札が自動発行される。この時、処理終了ま
での予想待ち時間が表示される。同時に処理コー
ナの処理状況を判定し、空きの場合は処理コーナ
へ顧客を誘導し、処理中の場合は、待機のために
ソフアへ誘導する。同一科目を処理するコーナが
複数の場合、順番待ち行列(フアイル要求順序キ
ユー)により、より早く処理が終了する処理装置
へ誘導する。
1線端末1−4がおかれている処理コーナで
は、テラーが1線端末1−4の操作用キーボード
上の特定キーを押下すると、1線端末1−4等は
電子伝票記帳台1−1から処理待ちの入力データ
を取出し、デイスプレイに表示する。この時、顧
客が電子伝票記帳台1−1よりソフアに誘導され
ていた場合、顧客誘導装置1−2のパネルと音声
ガイダンスにより、1線端末1−4へ該当顧客を
誘導する。そして顧客は1線端末1−4のテラー
に電子伝票記帳台1−1より発行された番号札
と、通帳、現金、印鑑など該当現物処理に必要な
ものを渡す。そしてテラーはデイスプレイに表示
された番号札データと顧客の持参した番号札によ
り本人を確認し、通帳、現金などの処理を行な
う。
オンライン取引の取引金額等重要事項は1線端
末1−4のデイスプレイと同時に顧客用のデイス
プレイにも表示される。そして顧客の、取引内
容、確認操作により取引が終了する。
処理コーナが自動機1−3の場合、顧客が番号
札の通番を自動機1−3の操作パネルから入力す
ると、自動機1−3は、電子伝票記帳第1−1の
フアイル機構から処理待ちの入力データを取り出
し、顧客に該当入力データを確認してもらうため
デイスプレイに表示する。顧客が確認用キーを押
下すると、自動機1−3は通帳、現金などの処理
を行ない、取引を終了する。
電子伝票記帳台1−1では顧客入力項目のある
全ての科目の伝票フオーマツトが記憶されてお
り、入力完了後科目に対応した処理コーナへの誘
導が、行われる。誘導条件はこの他、役席端末1
−5から条件設定が可能であり、例えば特定顧客
のデータを入力しておけば、該当顧客が来店し電
子伝票記帳台1−1の操作開始時に役席端末1−
5に通知され、役席が、応接室へ誘導する事も可
能となる。また1線端末1−4、自動機1−3な
どの処理コーナの一部が障害によりダウンしてい
る場合、障害情報を設定する事により、代替処理
コーナへの顧客誘導が可能となる。
また、電子伝票記帳台1−1では、印鑑の印影
を入力する機能も備えている。顧客が誤つて別の
印鑑を持参した場合、従来システムではテラーが
離席し、印鑑原簿により目視照合し、その結果、
初めて別印鑑と判定される為、多大な事務ロスと
なるが、本実施例の電子伝票記帳台1−1では、
入力操作時に印鑑を所定の穴にさし込む事により
印影が入力され、印鑑原簿フアイル側で自動照合
される為、別印鑑はその場で判定され、テラーの
手をわずらわす事はない。
上記電子伝票記帳台1−1を使用した0線完結
および0線−1線連動システムを包含する本実施
例の取引処理システムは、伝票レスシステムの実
現、窓口業務の合理化、特定業務の0線完結処理
の実現、テラーの負荷軽減、顧客待ち時間短縮な
ど多数の目的を同時に達成可能とするものであ
り、以下接続図、ブロツク図、構造図、フローチ
ヤートなどにより本実施例を更に詳細に説明す
る。
第2図は第1図に示す営業店に設けられた各装
置の接続形態の一例を示す図である。オフイスプ
ロセツサ1−6配下で電子伝票記帳台1−1、顧
客誘導装置1−2、1線端末(ハイカウンタ設置
及びロウカウンタ設置)1−4、印鑑原簿フアイ
ル1−8、自動機1−3、役席端末1−5、情報
端末1−7などが店舗内の通信ライン1−9に接
続されている。各々の装置間でデータ通信が可能
である。オフイスプロセツサ1−6の上位はセン
タに接続され、または通信ラインを介して直接セ
ンタに接続され、または他のオフイスプロセツサ
を介してからセンタに接続されている。また各々
の装置は営業店の規模により必要台数が設置され
る。
第3図は本実施例の中枢をなす、電子伝票記帳
台1−1の一例を示す外観図である。3−1は4
人操作用の電子伝票記帳台本体、3−2は、詳細
には後述するデイスプレイ兼入力パネル、3−3
は入力ペン、3−4は、CDカード/ICカード兼
用リーダ・ライタ、3−5は通帳ストライプリー
ダ、3−6はレシートプリンタ、3−7は印鑑リ
ーダを示す。内部には制御部、フアイルなどが実
装されている。印鑑リーダ3−7はオプシヨンで
あり実装しないモデルあるいは外部別ユニツトの
場合もある。
第4図は電子伝票記帳台1−1の構成の一部を
示すブロツク図である。図中4−1は主制御部で
あり、連動処理、複数の電子伝票記帳部の制御、
フアイル制御、入力文字パターン認識、印鑑照合
等を行なう。4−2は通信機構であり、主制御部
4−1配下で他の装置間あるいはオフイスプロセ
ツサ1−6とデータ通信を行なう。4−3はフア
イル機構であり、主制御部4−1の配下で各種フ
アイルの制御を行なう。このフアイル機構4−3
は、顧客入力データを格納する入力データペンデ
イングフアイル、顧客入力項目がある全ての取引
科目の伝票フオーマツトを格納する伝票フオーマ
ツトフアイル、顧客誘導条件を格納する誘導条件
フアイル、顧客入力操作時に各種ガイダンス文言
を格納するガイダンス文言フアイル、などで構成
される。4−4は、CDカード/ICカード兼用リ
ーダ・ライタ(第3図の3−4に対応)であり、
CDカードあるいはICカードを使用する取引時に
自動入力手段として使用される。4−5は通帳ス
トライプリーダ(第3図の3−5に対応)であ
り、通帳を使用する取引時に自動入力手段として
使用される。4−6はレシートプリンタ(第3図
の3−6に対応)であり、入力完了後の番号札、
カード振込取引時のレシート発行などに使用され
る。4−7はフルドツトの液晶デイスプレイであ
り伝票フオーマツト、誘導文言、入力イメージ、
入力文字など顧客取引入力に必要な画面をフオー
マツト化して表示する。4−8は透明デジタイザ
であり、デイスプレイ4−7と同一の分解能を持
ち、入力ペン4−9との静電結合又は電磁誘導に
より顧客の氏名、住所などを入力するものであ
る。液晶デイスプレイ4−7及び透明デジタイザ
4−8は第3図の3−2に対応する。入力ペン4
−9にて書かれた氏名などのデータは最初イメー
ジデータがそのままデイスプレイ4−7に表示さ
れ、その後認識文字が表示される。顧客が入力ペ
ン4−9で書いた氏名が直後に認識された漢字に
表示される為、誤認識があれば修正をその場です
る事になり入力データ全体として誤認識の防止が
できる。4−10は透明デジタイザ4−8の座標
変換部であり、デイスプレイ4−7と組合わせて
使用する。なお、文字認識の必要な、氏名、住所
などは入力ペン4−9を使用し、項目選択、数字
入力など指で直接入力可能な項目については透明
デジタイザ4−8を使用するようにしても良い。
その使い分けは各々の伝票フオーマツトにより指
定される。4−11は印鑑リーダ(第3図の3−
7に対応)であり、印影イメージデータの入力を
行なう。新規口座開設時等の印鑑登録時には、入
力された印影、イメージデータを、デイスプレイ
4−7に表示し、顧客確認操作により口座番号と
印影イメージデータを別装置の印鑑原簿フアイル
1−8に送信する。預金引出し時には、印鑑イメ
ージデータを送信し口座番号により印鑑原簿フア
イル1−8から登録データを取出し、自動照合を
行ない、その結果をデイスプレイ4−7に表示す
る。照合結果は取引入力データと合わせてペンデ
イングフアイルに入力される。このように、顧客
は持参した印鑑の照合を入力時点で行なえる為、
異なつた印鑑を持参した場合、テラーの手をわず
らわす事はない。また照合が不明確な場合は、と
りあえず電子伝票記帳台1−1での入力処理は完
了させ、処理コーナのテラーの判断により適切な
処置をとる。処理コーナのデイスプレイには入力
データと同時に印鑑照合−致率および印鑑原簿フ
アイルからの印影イメージデータ(元帳)および
入力印影データを表示し、目視照合により一致を
確認する。4−12は、従制御部であり、電子伝
票記帳台1−1の主に入力/出力イメージ処理を
行なう。4−13は4−4から4−12までをま
とめた入力装置、4−14は外部装置接続機構で
ある。
第5図は電子伝票記帳台1−1のデスプレイ兼
入力パネル3−2の構造を示す図である。図中5
−1はフルドツトの液晶デイスプレイであり、ま
た5−2は透明デジタイザであり、共に0.1mm程
度の分解能を持つ。5−3はタツチパネル用発
光、受光ダイオードユニツトであり、指先の検出
可能な分解能を持つ。
第6図は電子伝票記帳台1−1のデイスプレイ
兼入力パネル3−2における入力画面の一例を示
す図である。図中6−11は伝票の入力イメージ
を表示する伝票フオーマツト表示エリアであり、
この図の例では定期預金における店番、口座番
号、期間、金額の入力がすでに完了し表示されて
おり、氏名、住所がこれから入力されようとして
いる。6−2は次に入力誘導するガイダンス文言
が表示される入力項目誘導エリアであり、この例
では氏名を入力ペン3−3で入力する様に誘導し
ている。6−3は顧客入力エリアであり、入力ペ
ン3−3による手書文字を認識するエリアであ
る。このエリア6−3に入力ペン3−3を用いて
氏名を手書き入力すると、入力したフイールドに
認識した文字が即座に表示され、顧客確認操作に
より伝票フオーマツト表示エリア6−1に入力さ
れるようになつている。6−4は取引科目説明文
エリアであり、例えば定期預金の利率などが表示
される。6−5は数字入力用タツチパネルエリア
である。
第7図は電子伝票記帳台1−1において顧客に
よるデータ入力完了後にデイスプレイ兼入力パネ
ル3−2(液晶デイスプレイ4−7)に表示され
る顧客誘導画面の一例である。電子伝票記帳台1
−1は、取引データの入力が完了すると、現物処
理コーナの状態をチエツクし、状態に応じた誘導
文言を表示する。処理コーナが処理中の場合には
第7図のごとき文言を表示し、処理コーナが空の
場合には取引内容に応じた現物処理コーナへの誘
導メツセージを表示する。
第8図は顧客誘導装置1−2の一例の構成を示
すブロツク図である。顧客誘導装置1−2は制御
部8−1、通信機構8−2、顧客誘導パネル8−
3、音声応答装置8−4から成る。制御部8−1
は電子伝票記帳台1−1から通信機構8−2を介
して受信した通知及びデータを解読し、誘導すべ
き顧客の番号札の番号(通番)及び誘導先である
現物処理コーナ(例えば1線端末1−2のある窓
口番号)を顧客誘導パネル8−3に表示するとと
もに音声応答装置8−4で同様の内容を音声誘導
する。
第9図は顧客誘導装置1−2の一例の外観図で
あり、第8図のブロツク図に示された8−3の顧
客誘導パネルが、8−3′に、8−4の音声応答
機構が、8−4に相当する。制御部8−1及び通
信機構8−2に相当するものは外観では見えな
い。
第10図に1線端末1−4の一例の構成を示す
ブロツク図である。1線端末1−4は制御部10
−1、通信機構10−2、デイスプレイ10−
3、キーボード10−4、通帳/証書プリンタ1
0−5、顧客用キーボード/デイスプレイ10−
6、現金処理機10−7から成る。制御部10−
1は通信機構10−2を介して電子伝票記帳台1
−1からの顧客入力データブロツクを受信した
り、必要に応じてテラーがデイスプレイ10−3
及びキーボード10−4を使用して該入力データ
を修正する作業の制御をしたり、入力データを通
信機構10−2を介してホストに転送したり、ホ
ストからの取引指示により現金処理機10−7の
入出金制御や通帳/証書プリンタ10−5の記帳
制御を行う。なお、顧客用キーボード/デイスプ
レイ10−6は、入金金額や出金金額等を顧客に
最終確認してもらい、該キーボード押下で顧客の
確認した証とし取引を1線端末1−4のみで完結
し伝票発生の必要性をなくすものである。
第11図は1線端末1−4の一例の外観図であ
り、第10図のブロツク図に示された要素と対応
する要素には参照符号にダツシユを付して示して
ある。
1線端末1−4は、自己の取引可能科目に関し
ては、電子伝票記帳台1−1で保持している取引
科目の伝票フオーマツトの各々に対応する画面を
保持している。
テラーが取引を開始するためキーボード10−
4上の特定キーを押下すると、1線端末1−4よ
り電子伝票記帳台1−1へ、取引のための入力デ
ータ要求通知が出され、もし該1線端末1−4で
取引可能な入力データが電子伝票記帳台1−1に
登録されていれば、該入力データが1線端末1−
4に転送されて来る。1線端末1−4は、受信し
た入力データ中に含まれる取引科目の情報を参照
して該当する取引用の画面をデイスプレイ10−
3に表示し、次に入力データを編集して表示中の
画面の適切な位置に表示する。
この1線端末1−4及び電子伝票記帳台1−1
の連係動作により従来の銀行窓口でおこなわれて
いた入力作業すなわち、顧客が記入した伝票を、
テラーが1線端末に手入力する作業は、全く不必
要となる。
テラーは、誘導されて来た顧客から通帳、現
金、小切手等の現物及び通番を印字した番号札を
受け取り、まず番号札の通番と表示中の通番とを
比較して一致していれば該データを入力した本人
であると確認する。次に印鑑照合率チエツク等に
より該顧客が該取引に関する正当な権利者である
事を確認した後、例えば定期預金取引における現
金入金の場合なら、顧客から受け取つた現金を現
金処理機10−7にて札勘し、顧客入力の金額と
の一致をテラーはデイスプレイ10−3で、顧客
は顧客用キーボード/デイスプレイ10−6で、
同時に確認する。また送金小切手に対する支払い
の場合、顧客から受け取つた送金小切手の真偽の
確認やセンタから受信済の送金取組案内の中に該
送金小切手に対する取組案内があるかどうかの照
合をおこなう等、現物処理の実行に入る。この確
認作業で、もし表示中の顧客入力データで修正す
べき項目があれば修正し、取引画面を完成させ
る。テラーが取引画面完成を示す特定キーを押下
すると、1線端末1−4は、取引画面中の入金金
額や出金金額等、顧客に最終確認してもらう必要
のあるデータを顧客用キーボード/デイスプレイ
10−6に表示し、顧客による確認キー(顧客用
キーボード/デイスプレイ10−6上の特定キ
ー)押下を待つ。
顧客が確認キーを押下すると、1線端末1−4
は取引画面に表示されている取引データをセンタ
に送信し、センタからの受信データに従つて現金
の入金処理や出金処理、通帳への記帳等の現物処
理をおこなう。1線端末1−4の現物処理が完了
すると、テラーは、例えば出金の場合なら現金処
理機10−7から出金されている現金と、通帳/
証書プリンタ10−5で記帳済の通帳を顧客に返
却し、取引が完了する。
上記の顧客確認動作により取引を完了させると
いう方式をとる事により銀行窓口においても、自
動機でおこなわれている単純入出金取引と同様に
1取引をその場で完結させることができる。すな
わち伝票を発行する必要がなくなり精査が取引の
都度行なえるため、1日の業務終了時に行なわれ
る締め上げが短時間で終了する。なお、「締め上
げ」とは営業店で1日の中に発生した取引が誤り
なく処理されたか否かを確認する作業である。従
来は、伝票記載金額合計と記帳(電子ジヤーナ
ル)金額合計と現金(手形、小切手を含む。)合
計が一致している事を確認していた。しかし本実
施例のシステムによる取引処理方式では伝票が発
生しないため、記帳金額合計と現金合計の一致を
確認するだけで良い。しかも記帳金額及び現金合
計は、各々取引の都度一線端末や自動機で精査さ
れ、積算されているため、締め上げが自動的に極
めて短時間に終了する。
次に、第 図を参照しながら電子伝票記帳台1
−1、1線端末1−4、顧客誘導装置1−2及び
ホストとで実行される取引の処理方法及び電子伝
票記帳台1−1の動作の一例を取引データの流れ
にそつて説明する。なお、以下の〜は第12
図において−として示される処理動作に対応
するものである。
今、1線端末1−4−1が取引処理実行中の
とき、1線端末1−4−2の取引処理が完了し
たとする。このとき、1線端末1−4−2は電
子伝票記帳台1−1にフアイル要求通知を出
す。該フアイル要求通知を通信機構4−2を介
して受け取つた電子伝票記帳台1−1の主制御
部4−1は、第13図のフローチヤートのステ
ツプ1→ステツプ2→ステツプ3の順に処理を
行ない、1線端末1−4−2の端末番号(2)をそ
の要求の順序を含めて記憶する。
ここで電子伝票記帳台1−1の入力装置4−
13を使つて種々の取引用入力データを入力中
の顧客A1,B1,C1のうち顧客A1が最初に入力
装置4−13−1から第6図に示す定期預金取
引用伝票イメージの入力を完了したとする。こ
のとき主制御部4−1は、第14図のフローチ
ヤートのステツプ7→ステツプ8の順に処理を
行う。即ち、入力データブロツクを作成し、顧
客A1の選択した定期預金取引がいずれかの1
線端末1−4−2で取引可能かどうか検査す
る。なお、第13図の右上に即時処理可能な入
力データブロツクの定義を示し、第14図の右
上に入力データブロツクの構成及び即時処理可
能な現物処理装置の定義を示す。
取引可能かどうかの検査のために第15図に
示す様な、属性データテーブルを使用する。属
性データテーブルは、主制御部4−1内にある
不揮発性メモリ(図示せず)上にあり、各現物
処理装置に対応する属性データ・エリヤから構
成されており、各々の現物処理装置が取引可能
な科目(例では預金、為替、貸付)等に対応す
る値が役席端末1−5からあらかじめ設定され
ている。1線端末1−4−2の属性データが第
16図に示す様に取引可能科目が預金及び為替
に設定されていたとすると、主制御部4−1
は、顧客A1の選択した定期預金取引が1線端
末1−4−2で取引可能であると判断する。
主制御部4−1は、上記処理の判断に従い
顧客A1の入力データブロツクを第14図のフ
ローチヤートのステツプ9→ステツプ10の順に
処理し、1線端末1−4−2に入力データブロ
ツクを通信機構4−2を介して転送すると同時
に、入力装置4−13−1に対し顧客A1を1
線端末1−4−2に誘導する様通知する。また
登録されている1線端末1−4−2のフアイル
要求通知を削除する。入力装置4−1 3−1
は該通知受信により顧客A1を1線端末1−4
−2に誘導する表示をデイスプレイ4−7にて
行なうと同時にレシートプリンタ4−6で通番
印字した番号札を出力する。
入力データブロツクを受信した1線端末1−
4−2はデイスプレイ10−3上に通番を表示
し、同時に顧客A1の定期預金用入力データを
定期預金取引画面の所定の位置に編集して表示
する。第17図にその画面表示例を示す。
テラーは誘導されて来た顧客A1から総合口
座通帳及び現金と通番印字された番号札を受け
取り、まず番号札の通番と1線端末1−4−2
のデイスプレイ10−3に表示中の通番とを比
較して、一致していれば該データを入力した本
人であると確認し、次に顧客A1から受け取つ
た現金を現金処理機10−7に投入する。1線
端末1−4−2は、投入された現金を札勘し、
結果をデイスプレイ10−3(第17図の画面
中、札勘金額[ ]内に表示する。)と顧客用
キーボード/デイスプレイ10−6に顧客入力
金額と並べて表示する。テラーは札勘結果と顧
客入力金額の一致を確認すると共に、該定期預
金取引画面中に認識不可データ等、不備なデー
タがない事を確認し、取引画面完成を1線端末
1−4−2に知らせるためキーボード10−4
上の特定キーを押下し、顧客A1に入金金額
150000円の確認の証である確認キー(顧客用キ
ーボード10−6上の特定キー)を押下する様
うながす。顧客A1が確認キーを押下すると1
線端末1−4−2は取引画面に表示されている
入力データをセンタに送信し、センタからの応
答データに従つて現金150000円の入金処理及び
総合口座通帳への記帳を実行する。記帳が終了
するとテラーは総合口座通帳を顧客A1に返却
し、1取引が終了する。
電子伝票記帳台1−1の入力装置4−13−
2を使つて顧客B1が普通預金の支払取引デー
タの入力を完了すると、主制御部4−1は第1
4図のフローチヤートのステツプ7→ステツプ
8の順に処理を行う。このとき、本例では1線
端末1−4が全て処理実行中であるのでその旨
を判断する。
主制御部4−1は、上記処理の判断に従い
第14図のフローチヤートのステツプ11→ステ
ツプ12の順に処理を行ない、顧客B1の入力デ
ータのブロツクをそのデータが入力された順序
(すなわち通番)及び取引科目を含めてフアイ
ル機構4−3に格納する。同時に入力装置4−
13−2に対し顧客B1を顧客誘導装置1−2
の近くにあるソフアへ誘導する表示を行なわせ
ると共に通番印字した番号札を出力させる。
, 次に電子伝票記帳台1−1の入力装置4
−1,3−3から顧客C1が送金為替の入力を
完了しこの時も処理と同様、1線端末1−4
が全て処理中とすると、主制御部4−1は処理
と同様顧客C1の入力データのブロツクを顧
客B1の入力データに付けられた通番+1の通
番及び取引科目を含めてフアイル機構4−3に
格納する。同時に入力装置4−13−3に対
し、顧客C1をソフアへ誘導する表示を行い通
番印字した番号札を出力する。
, 電子伝票記帳台1−1の入力装置4−1
3−2から顧客B1が入力完了し、ソフアへ誘
導された直後、入力装置4−13−2から入力
開始した顧客B2も入力を完了したが、処理
と同様、1線端末1−4全てがまだ処理中とす
る。この場合、主制御部4−1は処理と同
様、顧客B2の入力データのブロツクを顧客C1
の入力データに付けられた通番+1の通番及び
取引科目を含めてフアイル機構4−2に格納す
る。同時に入力装置に対し顧客B2をソフアへ
誘導する表示をおこなうと共に通番印字した番
号札を出力する。
1線端末1−4−2の前取引の処理(顧客
A1の定期預金取引処理)が完了した旨のフア
イル要求通知を通信機構4−2を介して受信し
た電子伝票記帳台1−1の主制御部4−1は第
13図のフローチヤートのステツプ1→ステツ
プ2→ステツプ4の順に処理を行ない、1線端
末1−4−2で処理可能な取引科目の入力デー
タブロツクがフアイル機構4−3に登録済かど
うか検索し、該当する入力データブロツクのう
ち最も以前に登録された(すなわち通番が最も
若番の)顧客B1の入力データブロツクをフア
イル機構4−3から取り出し、その入力デー
タ・ブロツクの登録を削除する。
主制御部4−1は通信機構4−2を介して第
13図のフローチヤートのステツプ5→ステツ
プ6の処理を行い、顧客B1の入力データブロ
ツクを1線端末1−4−2に転送すると同時に
顧客誘導装置1−2へ1線端末1−4−2の端
末番号(2)及び顧客B1の入力データブロツクに
付与されている通番を通知し、顧客B1を1線
端末1−4−2へ誘導する様指示する。
入力データブロツクを受信した1線端末1−
4−2は、デイスプレイ10−3上に通番及び
入力データを表示する。テラーは、誘導されて
きた顧客B1から通帳及び通番印字された番号
札を受け取り、番号札の通番と表示中の通番と
を比較して一致していれば該データを入力した
本人であると確認する。そして次に印鑑照合率
チエツク等により該顧客が該取引に関する正当
な権利者である事を確認した後、支払取引画面
完成を1線端末1−4−2に知らせるためキー
ボード10−4上の特定キーを押下し、顧客用
キーボード/デイスプレイ10−6に表示中の
支払金額を顧客B1が確認し、良ければ確認キ
ーを押下する様うながす。
顧客B1が確認キーを押下すると、1線端末1
−4−2は取引画面に表示されている入力データ
をセンタに送信し、センタからの応答に従つて現
金処理機10−7から該当額の現金を出金し、通
帳/証書プリンタ10−5にて通帳記帳する。
上記の現物処理が終了するとテラーは、顧客
B1に出金された現金と記帳済の通帳を返却し、
1取引が終了する。
次に以上述べた本発明の実施例による効果を第
18図および第19図を用いて従来システムと対
比させて説明する。
第18図は現状即ち従来技術の1線処理を示し
た図である。仮に顧客a,b,c,d,e,fが
ほぼ同時に来店した場合、顧客はまず電子伝票記
帳台で紙伝票に取引内容を記入後、1線端末A,
1線端末Bの前に並ぶ。図の様に1線端末Aの前
に顧客a,b,cが並び、1線端末Bの前に顧客
d,e,fが並んだとすると、1線端末Aは顧客
aの入力処理a,現物処理a,つづいて顧客b,
顧客cとシーケンシヤルに処理を行なう。1線端
末Bも同様に処理を行なう。この時、例えば入力
aが何らかの具合で時間を要すると、その影響は
そのまま後に続く顧客b,cの待ち時間となる。
現在の入力処理は、顧客が記入した伝票をテラー
が受け取り、1線端末に入力している為、記入内
容が不明確又は、記入不足の場合、テラーによる
伝票修正などが発生し、入力時間が余分に必要と
なる事がよく発生している。これに対し、処理は
入力が正しく入力されていれば、後は機械処理の
為機械トラブルがない限り、比較的一定の時間で
処理される。また今日の技術進展に伴い、より信
頼性の高い、より処理速度の速い装置が開発され
ている。
次に第19図は本発明の実施例を用いた処理形
態を示す図である。第18図のときと同様に顧客
a,b,c,d,e,fがほぼ同時に来店した場
合、顧客a,b,c,d,e,fは各々電子伝票
記帳台の入力装置により、取引内容を紙伝票に記
入するよりも簡単に、取引内容を入力する事がで
きる。顧客a,b,c,d,e,fは各々の取引
科目、内容等により、入力完了時間が異なるが、
早く入力完了した順に、現物処理コーナへ誘導さ
れる。この図では、第18図との対比を単純化す
る為に顧客誘導装置は省略している。第19図で
は現物処理装置は、1線端末Cを示している。1
線端末Cは図に示す例では最も早く入力の完了し
た顧客aの現物処理に続いて入力の完了した顧客
bの現物処理、同様にc,d,e,fと現物処理
のみを行つている。第18図と第19図の比較
で、最後の処理完了はほぼ同じであるが実際は第
18図の方がかなり遅くなる。なぜなら入力処理
時間は、取引内容によつてバラツキがある為、第
18図の例ではその影響がまともに次の処理の待
ち時間となる。一方、第19図では並行入力処理
であり入力完了順に処理される為、入力処理の遅
れが他の顧客への待ち時間とはならない為であ
る。また、一連の処理を考えると、第18図では
紙伝票記入、窓口入力処理、現物処理に対し、第
19図では電子伝票入力、現物処理であり、処理
が単純化されている。処理を単純化し、複雑な入
力処理を並行処理化する事により、第19図は1
線端末、テラーが半減している。この事はまさに
窓口の合理化、省力化が促進された事を示してい
る。
本実施例の電子伝票記帳台は店内の各種端末、
センタと連動して、顧客入力処理時に高度な入力
ガイダンスと同時に顧客に応じた取引情報の提供
も可能であり、取引時間の短縮化はもとより、各
種情報提供により、顧客サービスの充実化が図れ
る事になる。
また現金等の現物を伴わない取引は、電子伝票
記帳台だけで完了する事になり、自動化が促進さ
れる。
従来顧客は取引内容に応じた伝票を記入する必
要があり、伝票があるが故に営業店内の事務処理
も複雑であつたが、本実施例のシステムにより、
伝票レスシステムが可能となり、営業店内のレス
ペーパー化が促進される事になる。
(発明の効果) 以上、詳細に説明した様に本発明(第1ないし
第4の発明)によれば、金融機関等の窓口取引処
理システムにおいて、次の効果が期待できる。
窓口の合理化、省力化が促進される。具体的
には、窓口端末、テラーの削減ができる。
処理が単純化され取引全体の処理時間が短縮
される。
顧客への情報提供が充実化され、高度なサー
ビスが可能となる。
伝票が電子化され、ペーパーレス化が促進さ
れる。
顧客は入力完了順に処理される為、処理順序
が守られ、顧客の気分を害することがなく、イ
メージ向上に役立つ。
入力時、処理完了時間が解ると共に、こみ具
合によつて適切な現物処理コーナへ自動的に顧
客誘導される為ピーク時、ピーク日の混雑が緩
和される。
テラーは複雑な入力処理知識が不要となる
為、高度な教育が不要となり、パートタイマで
も対応可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る取引処理システムによる
営業店レイアウト図、第2図は第1図における各
装置の接続形態例を示すブロツク図、第3図は電
子伝票記帳台の外観図、第4図は電子伝票記帳台
の機能構成ブロツク図、第5図はデイスプレイ兼
入力パネルの構成図、第6図は入力画面例を示す
図、第7図は顧客誘導画面例を示す図、第8図は
顧客誘導装置の構成ブロツク図、第9図は顧客誘
導装置の外観図、第10図は1線端末の構成ブロ
ツク図、第11図は1線端末の外観図、第12図
は本発明の実施例における取引処理方法の説明
図、第13図はフアイル要求及びそれと関連する
処理のフローチヤート、第14図は顧客によるデ
ータ入力完了後の動作のフローチヤート、第15
図は属性データテーブルの一例を示す図、第16
図は属性データテーブルの内容を示す図、第17
図は1線端末における画面表示例を示す図、第1
8図は従来システムにおける処理形態を示す図、
第19図は本発明の実施例による処理形態を示す
図である。 1−1…電子伝票記帳台、1−2…顧客誘導装
置、1−3…自動機、1−4…1線端末、1−5
…役席端末、1−6…オフイスプロセツサ、1−
7…情報端末、4−1…主制御部、4−3…フア
イル機構。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 顧客自身の操作により取引データを入力
    する取引前処理装置と、 (b) テラーの操作により通帳、伝票等の記帳、現
    金の入出金等の現物処理を行う複数の取引後処
    理装置と、 (c) 顧客が入力した取引データを顧客入力完了順
    に蓄積する第1の記憶部と、 (d) 即時処理可能状態にある取引後処理装置を登
    録する第2の記憶部とを備え、 前記取引前処理装置による顧客の取引データ入
    力が完了すると、前記第2の記憶部により即時処
    理可能な取引後処理装置を検索し、 即時処理可能な取引後処理装置がある場合はこ
    の取引後処理装置に顧客入力の取引データを転送
    し、 即時処理可能な取引後処理装置がない場合は前
    記第1の記憶部に顧客入力の取引データを蓄積し
    ておき、取引後処理装置が処理可能な状態になつ
    たときこの取引後処理装置に、蓄積した顧客入力
    の取引データを転送することを特徴とする窓口取
    引処理システム。 2 (a) 顧客自身の操作により取引データを入力
    する取引前処理装置と、 (b) テラーの操作により通帳、伝票等の記帳、現
    金の入出金等の現物処理を行う複数の取引後処
    理装置と、 (c) 顧客が入力した取引データを顧客入力完了順
    に蓄積する第1の記憶部と、 (d) 即時処理可能状態にある取引後処理装置を登
    録する第2の記憶部とを備え、 取引後処理装置が処理可能状態になると、前記
    第1の記憶部により処理すべき取引データを検索
    し、 処理すべき取引データがある場合は前記取引後
    処理装置にこの取引データを転送し、 処理すべき取引データがない場合は第2の記憶
    部にこの取引後処理装置を登録することを特徴と
    する窓口取引処理システム。 3 (a) 顧客自身の操作により取引データを入力
    する取引前処理装置と、 (b) テラーの操作により通帳、伝票等の記帳、現
    金の入出金等の現物処理を行う複数の取引後処
    理装置と、 (c) 顧客が入力した取引データを顧客入力完了順
    に蓄積する第1の記憶部と、 (d) 即時処理可能状態にある取引後処理装置を登
    録する第2の記憶部と、 (e) 取引後処理装置で取扱い可能な取引の属性デ
    ータを各取引後処理装置毎に記憶する第3の記
    憶部とを備え、 前記取引前処理装置による顧客の取引データ入
    力が完了すると、前記第2の記憶部により即時処
    理可能な取引後処理装置を検索するとともに、前
    記第3の記憶部により顧客が入力した取引を即時
    処理可能な取引後処理装置で取扱い可能か否かを
    判別し、 取扱い可能な場合は顧客入力の取引データをこ
    の即時処理可能な取引後処理装置に転送し、 取扱い不能な場合は顧客入力の取引データを前
    記第1の記憶部に蓄積しておき、取扱い可能な取
    引後処理装置が生じたときこの取引後処理装置
    に、蓄積した顧客入力の取引データを転送するこ
    とを特徴とする窓口取引処理システム。 4 (a) 顧客自身の操作により取引データを入力
    する取引前処理装置と、 (b) テラーの操作により通帳、伝票等の記帳、現
    金の入出金等の現物処理を行う複数の取引後処
    理装置と、 (c) 顧客が入力した取引データを顧客入力完了順
    に蓄積する第1の記憶部と、 (d) 即時処理可能状態にある取引後処理装置を登
    録する第2の記憶部と、 (e) 取引後処理装置で取扱い可能な取引の属性デ
    ータを各取引後処理装置毎に記憶する第3の記
    憶部とを備え、 取引後処理装置が処理可能状態になると、前記
    第1の記憶部により処理すべき取引データを検索
    するとともに、前記第3の記憶部により処理すべ
    き取引データが処理可能状態にある取引後処理装
    置の属性データに適合するか否かを判別し、 適合する取引データがある場合はこれをその取
    引後処理装置に転送し、 適合する取引データがない場合は第2の記憶部
    にその取引後処理装置を登録することを特徴とす
    る窓口取引処理システム。
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