JPH1165950A - 情報通信方法、情報通信システム、携帯無線通信端末およびサーバ装置 - Google Patents

情報通信方法、情報通信システム、携帯無線通信端末およびサーバ装置

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JPH1165950A
JPH1165950A JP9220325A JP22032597A JPH1165950A JP H1165950 A JPH1165950 A JP H1165950A JP 9220325 A JP9220325 A JP 9220325A JP 22032597 A JP22032597 A JP 22032597A JP H1165950 A JPH1165950 A JP H1165950A
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portable wireless
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JP9220325A
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Yoshiaki Ukita
義敬 宇喜多
Fumihiko Yoshii
文彦 吉井
Hiroshi Sakurai
博 桜井
Koichi Hayasaka
公一 早坂
Koji Morita
孝司 森田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯無線通信端末の負荷を大きくすることな
く、また、不具合を発生させることなく、処理機能や処
理能力の異なる複数の携帯無線通信端末の利用を可能に
する。 【解決手段】 携帯無線通信端末1A、1B、1Cのそ
れぞれは、携帯無線通信端末が備える処理機能または処
理能力を識別するためのカテゴリー情報と機能識別情報
とを共通サーバ装置2に送信する。共通サーバ装置2
は、携帯無線通信端末1A、1B、1Cのそれぞれから
のカテゴリー情報と機能識別情報とに基づいて、携帯無
線通信端末1A、1B、1Cのそれぞれが備える処理機
能または処理能力を識別して、識別した処理機能、処理
能力に応じて、携帯無線通信端末1A、1B、1Cのそ
れぞれに送信する情報を形成して送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、PHS
(パーソナル・ハンディホン・システム)用や携帯電話
用などの携帯無線通信網を用いて、例えばファクシミリ
通信や電子メール通信、情報提供サービスなどのデータ
通信を行うシステム、方法およびシステムに使用する携
帯無線通信端末およびサーバ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、PHS端末などの携帯無線通信端
末の普及と、これら携帯無線通信端末を用いたデータ通
信の伝送速度の高速化により、音声通信だけでなく、例
えばテキストデータや画像データなどの種々のデータを
無線通信するようにする無線データ通信サービスが注目
されている。
【0003】例えば、PHS端末を使用する例では、伝
送速度が32kビット/秒でのデータ通信が可能とな
り、アナログ電話回線でモデムを使用した場合の伝送速
度の28.8kビット/秒または33.6kビット/秒
と同程度の伝送速度となり、電子メールのやり取りや、
ファクシミリ通信などが、携帯無線通信端末により屋外
から行える環境が整ってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ファクシミ
リ通信のためには、いわゆるファクスモデムを搭載する
必要があり、携帯無線通信端末が大型になると共に、コ
スト高になるという問題があった。
【0005】また、電子メール通信やファクシミリ通信
の受信機能を携帯無線通信端末に持たせる場合、小型の
携帯端末に受信データのハードコピーを出力するプリン
タ機能を備えるのは困難であるので、受信データをメモ
リに格納しておき、必要な部分をディスプレイに表示す
るようにするのが一般的である。
【0006】大量のデータが送られてくることを考慮す
る場合には、受信データを格納するメモリは、大容量の
ものが望ましい。しかしながら、小型の携帯無線通信端
末の携帯性を維持、すなわち、端末の大型化を防止する
ためには、大容量のメモリを設けることは一般的に困難
である。このため、従来の場合、携帯無線通信端末が1
回に受信できるデータ量が少なくなってしまったり、複
数個の受信データをメモリに保持できずに、重要な受信
データを取り逃すなどの問題が生じる。この問題は、ビ
ットマップデータ(ドットイメージデータ)として扱わ
れるファクシミリデータの場合には、データ量が大であ
るために特に顕著である。
【0007】そこで、携帯無線通信端末の小型性を維持
するために、携帯無線通信端末をケーブルにより携帯型
のモデム内蔵のパーソナルコンピュータと接続して、パ
ーソナルコンピュータのメモリを受信データの格納用と
して用いることが行われている。しかし、その場合に
は、携帯無線通信端末と携帯型パーソナルコンピュータ
とを同時に持ち歩く必要があり、また、使用できる場所
が電話線と接続可能な屋内のみとなり、不便であった。
【0008】以上のような点にかんがみ、本出願人は、
携帯無線通信端末に対して無線通信網を一部に含むネッ
トワークを通じて接続可能なサーバ装置を設け、このサ
ーバ装置で、それぞれの携帯無線通信端末の代わりに、
当該端末宛てのファクシミリデータや電子メールを受信
して、その受信データをメモリに格納しておき、携帯無
線通信端末が必要なときにサーバ装置にネットワークを
通じてアクセスして、自分宛てのデータを取得すること
ができるようにした情報通信システムを考案している。
【0009】この情報通信システムにおいては、携帯無
線通信端末は、大容量のメモリを内蔵する必要がない。
また、サーバ装置と携帯無線通信端末との間は、ファク
シミリ通信方式などに囚われることなく、ネットワーク
を通じたデータ通信方式として一般的な方式を用いてデ
ータ通信をすることができるので、いわゆるファックス
モデムなどを携帯無線通信端末は、搭載する必要がなく
なり、小型かつ安価に構成できるという利点がある。
【0010】また、サーバ装置が、例えば、ニュースや
地図情報などの情報を蓄積しておき、携帯無線通信端末
を介していて使用者が、情報の提供を要求してきたとき
には、要求元の携帯無線通信端末に対して、要求された
情報を送信するなどの情報提供サービスを行うこともで
きる。
【0011】ところで、このように携帯無線通信端末を
介して、ファクシミリデータや電子メールの送受信を行
ったり、前述したような情報提供サービスを受けること
ができるようになってくると、携帯無線通信端末の使用
者の使用形態や好みなどに応じて、携帯無線通信端末に
要求される処理機能や処理能力が異なってくる。
【0012】例えば、ファクシミリデータや電子メール
などの送受信を行う必要はないが、サーバ装置が提供す
る音楽などの音声情報は得たいとする使用者にとって
は、携帯無線通信端末に大きなLCD(液晶ディスプレ
イ)は必要ない。また、ファクシミリデータや電子メー
ルなどの送受信を行いたいとする使用者であっても、携
帯無線通信端末が備えるLCDの表示領域の大小やカラ
ー表示と白黒表示の別などは、使用者の利用形態や好み
によって異なる場合がある。このため、使用者によって
操作される携帯無線通信端末は、処理機能や処理能力が
異なる複数種類の携帯無線通信端末が用意されることが
望ましい。
【0013】ところが、処理機能や処理能力の異なる携
帯無線通信端末が混在する場合、各携帯無線通信端末に
は、自己の処理機能や処理能力に応じてサーバ装置から
送信されてくる情報を処理するためのアプリケーション
が必要になる。例えば、自己が備えるLCDの大きさに
応じて、サーバ装置からの文字情報や画像情報を表示す
るようにするアプリケーションなどが必要になり、結
局、携帯無線通信端末の負担が大きくなってしまう。
【0014】また、サーバ装置が、例えば、表示機能を
持たない携帯無線通信端末に対して文字情報や画像情報
などの処理できない情報を送信することは無駄である。
またこの場合、携帯無線通信端末が処理できない情報で
あっても、これを送信するためには通信コストがかかる
ことになり好ましくない。
【0015】この発明は、以上の点にかんがみ、携帯無
線通信端末の負荷を大きくすることなく、また、不具合
を発生させることなく、処理機能や処理能力の異なる複
数の携帯無線通信端末の利用を可能にする通信方法、通
信システム、この通信システムで用いられる携帯無線通
信端末およびサーバ装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明の情報通信方法は、1個のサーバ装
置と複数の携帯無線通信端末とがネットワークを通じて
無線接続され、前記サーバ装置は、前記携帯無線通信端
末のそれぞれからの要求に応じて、データ通信サービス
を行うようにする情報通信方法であって、前記携帯無線
通信端末のそれぞれは、当該携帯無線通信端末が備える
少なくとも処理機能または処理能力を識別するための性
能識別情報を前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置
は、前記携帯無線通信端末のそれぞれからの前記性能識
別情報に基づいて、前記携帯無線通信端末のそれぞれが
備える少なくとも処理機能または処理能力を識別し、こ
の識別結果に基づいて、前記携帯無線通信端末のそれぞ
れに対して送信する情報を形成することを特徴とする。
【0017】上記の構成の請求項1の発明の情報通信方
法によれば、携帯無線通信端末のそれぞれからは、少な
くとも自己の処理機能または処理能力を識別するための
性能識別情報が、サーバ装置に対して送信される。この
性能識別情報は、例えば、携帯無線通信端末の表示機能
の有無や、携帯無線通信端末の表示素子の大きさ、カラ
ー表示と白黒表示の別、解像度などの携帯無線通信端末
の処理機能または処理能力を識別するための情報とされ
る。
【0018】サーバ装置においては、携帯無線通信端末
からの性能識別情報に基づいて、性能識別情報を送信し
てきた携帯無線通信端末の処理能力や処理機能の識別が
行われる。サーバ装置から携帯無線通信端末に対して情
報を送信する場合には、情報を送信する携帯無線通信端
末の処理機能や処理能力に応じた情報を形成して、送信
するようにされる。
【0019】これにより、例えば、表示機能のない携帯
無線通信端末に対して、文字情報や画像情報を送信する
ようなことは防止される。また、表示機能を備えた携帯
無線通信端末に対して文字情報や画像情報などの表示情
報を送信する場合には、サーバ装置において、表示素子
の大きさ等に応じて加工されて提供されるため、各携帯
無線通信端末において、サーバ装置からの表示情報を自
己の表示能力などに応じて処理することもなく、即座に
提供された表示情報を表示することができるようにな
る。
【0020】また、請求項2の発明による情報通信方法
は、1個のサーバ装置と複数の携帯無線通信端末とがネ
ットワークを通じて無線接続され、前記サーバ装置は、
前記携帯無線通信端末のそれぞれからの要求に応じて、
データ通信サービスを行うようにする情報通信方法であ
って、前記サーバ装置は、前記ネットワークを介して接
続可能な前記携帯無線通信端末の識別情報と、当該携帯
無線通信端末のそれぞれが備える少なくとも処理機能ま
たは処理能力を示す情報とが関連付けられて形成された
端末関連情報を記憶しており、前記サーバ装置は、前記
携帯無線通信端末から送出される前記識別情報に基づい
て、前記端末関連情報を参照し、前記携帯無線通信端末
のそれぞれの少なくとも処理機能または処理能力を識別
し、この識別結果に基づいて、前記携帯無線通信端末の
それぞれ対して送信する情報を形成することを特徴とす
る。
【0021】請求項2に記載の情報通信方法において
は、サーバ装置には、ネットワークを介して当該サーバ
装置に対して無線接続が可能なすべての携帯無線通信端
末の識別情報と、携帯無線通信端末のそれぞれの少なく
とも処理機能または処理能力を示す情報とが関連づけら
れて形成された端末関連情報が記憶されている。
【0022】サーバ装置は、携帯無線通信端末が当該サ
ーバ装置に対して、接続を要求してくる場合などにおい
て送信してくる携帯無線通信端末の識別情報に基づい
て、サーバ装置が記憶している端末関連情報を参照する
ことにより、携帯無線通信端末の処理機能や処理能力を
識別する。この識別結果に基づいて、携帯無線通信端末
に送信する情報が形成される。
【0023】これにより、携帯無線通信端末のそれぞれ
は、自己の持つ処理機能また処理能力をサーバ装置が識
別するために必要な情報を送信する必要がないようにさ
れる。すなわち、サーバ装置は、通常の処理の中で携帯
無線通信端末から送信されてくる携帯無線通信端末の識
別情報に基づいて、各携帯無線通信端末の処理機能や処
理能力を識別し、識別した各携帯無線通信端末の処理機
能や処理能力に応じて、各携帯無線通信端末に送信する
情報を形成し、各携帯無線通信端末に提供することが可
能とされる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明による情報通信方
法、システムおよび携帯無線通信端末並びにサーバ装置
の実施の形態を、図を参照しながら説明する。
【0025】この実施の形態においては、1個の共通サ
ーバ装置に対して、このサーバ装置と契約関係にある複
数個の携帯無線通信端末がネットワークを通じて接続さ
れる。そして、各携帯無線通信端末から希望する相手方
への情報送信および自分宛ての情報の受信は、個々の携
帯無線通信端末と前記サーバ装置とが協働することによ
り、行われる。
【0026】また、この実施の形態においては、共通サ
ーバ装置と契約関係にある複数個の携帯無線通信端末
は、すべてが同じ処理機能、処理能力を備えるものでは
ない。後述もするように、この実施の形態においては、
例えば、図4に示すように、表示領域の大きなLCDを
備えた携帯無線通信端末1A、表示領域の小さなLCD
を備えた携帯無線通信端末1B、送信情報を表示するた
めのLCDは備えず、いわゆる音声情報端末として用い
られる携帯無線通信端末1Cなどが共通サーバ装置に対
して接続可能とされる。
【0027】そして、共通サーバ装置は、このように処
理機能や処理能力が異なる携帯無線通信端末のそれぞれ
に対して、各携帯無線通信端末の備える処理機能や処理
能力に応じて情報を形成し、送信することができるよう
にされたものである。
【0028】[ネットワークシステムの説明]図1は、
この発明の実施の形態が適用された通信ネットワークシ
ステムの概念構成を説明するための図であり、この図1
において、1は共通サーバ装置と契約関係がある携帯無
線通信端末、2は共通サーバ装置である。複数個の携帯
無線通信端末1と、共通の共通サーバ装置2とは、携帯
無線通信端末用のネットワーク3と、このネットワーク
3に対して、1〜複数個のアクセスポイント4を通じて
接続される専用基幹ネットワーク5を通じて接続され
る。
【0029】携帯無線通信端末用ネットワーク3には、
共通サーバ装置2と契約関係にない他の携帯無線通信端
末も接続されるが、後述するような共通サーバ装置2の
協働処理のサービスを受けることができる携帯無線通信
端末は、予め、この共通サーバ装置2と契約関係が結ば
れた携帯無線通信端末1のみである。共通サーバ装置2
との契約関係がない携帯無線通信端末との混同を避ける
ため、以下の説明においては、共通サーバ装置2と契約
関係にある携帯無線通信端末を会員端末と呼ぶことにす
る。
【0030】複数個の会員端末1および他の同種の携帯
無線通信端末のそれぞれは、例えば電波の届く範囲を考
慮した所定のエリア単位に設けられる無線基地局6に対
して無線接続される。無線基地局6同志の間の接続な
ど、携帯無線通信端末用のネットワーク3では、例えば
光ケーブルが用いられる。
【0031】専用基幹ネットワーク5に対しては、この
ネットワーク5を管理するネットワーク管理サーバ装置
7が接続される。このネットワーク管理サーバ装置7
は、共通サーバ装置2と会員端末1との間の、いわゆる
ルーティングを管理する。したがって、ネットワーク管
理サーバ装置7でのルーティング管理上から見たときに
は、共通サーバ装置2は、専用基幹ネットワーク5に接
続される端末装置の一つとして位置づけることができ
る。なお、この場合、このネットワーク管理サーバ装置
7は、インターネット8に対しても接続される。
【0032】そして、この実施の形態においては、ネッ
トワーク管理サーバ装置7は、共通サーバ装置2に対し
て直接的にも接続され、会員端末1からの共通サーバ装
置2へのアクセス履歴などを、ネットワーク管理サーバ
装置7から共通サーバ装置2に送るように構成されてい
る。すなわち、この実施の形態では、会員端末1の課金
ログ収集などの会員総合管理は、共通サーバ装置2が行
うように構成している。
【0033】つまり、この実施の形態の場合、会員端末
1は、共通サーバ装置2と契約関係があるのであって、
ネットワーク管理サーバ装置7と契約関係にあるのでは
ない。そして、共通サーバ装置2は、会員端末1のネッ
トワーク接続上の管理をネットワーク管理サーバ装置7
に委託するものであって、共通サーバ装置2とネットワ
ーク管理サーバ装置7との間にも契約関係がある。した
がって、共通サーバ装置2は、他の専用基幹ネットワー
クおよびそのネットワーク管理サーバ装置とも、前述の
専用基幹ネットワーク5およびそのネットワーク管理サ
ーバ装置7と全く同様の関係を持って接続されることが
可能である。
【0034】この実施の形態の場合、共通サーバ装置2
から見たときには、個々の会員端末1に対しては、特定
の専用基幹ネットワークを割り当てて、各会員端末1か
らの共通サーバ装置2へのアクセスは、必ず、その会員
端末用に割り当てた専用基幹ネットワークを通るように
管理するのであるが、会員端末1から見た場合には、共
通サーバ装置2とネットワーク管理サーバ装置7との間
の契約関係は全く無関係であるので、会員端末1は、単
に共通サーバ装置2だけにアクセスして共通サーバ装置
2だけにより管理されているようになる。
【0035】このようなネットワーク管理構成によれ
ば、例えば、共通サーバ装置2に個々のネットワーク管
理サーバ装置7が備えるサービス機能をすべて持たせる
ようにすることにより、会員端末1の使用者は、各個の
ネットワーク管理サーバ装置7が備える種々のサービス
を受けるために、個々のネットワーク管理サーバ装置7
に対して契約するのではなく、共通サーバ装置2と契約
関係を生じさせるだけで、この共通サーバ装置2が持つ
種々のサービスを受けられるようになり、非常に便利で
ある。
【0036】そして、共通サーバ装置2は、公衆回線網
9に接続され、後述するように、会員端末1が、この公
衆回線網9に接続されるファクシミリ端末やパーソナル
コンピュータなどの通信端末10との間で通信データの
送受を行うことができるようにするための機能を備えて
いる。
【0037】さらに、この実施の形態においては、共通
サーバ装置2は、会員端末1に対して、情報提供サービ
スを行えるように構成されていると共に会員端末1はこ
の情報提供サービスを受ける機能を備えて構成されてい
る。このため、共通サーバ装置2に対しては、提供情報
のデータベースの一部となる記憶部を備える。また、共
通サーバ装置2は、コンテンツ提供装置11と接続され
ており、このコンテンツ提供装置11から、会員への提
供情報のデータベースの残部となる情報を取得して、会
員端末1に提供するようにする。
【0038】このコンテンツ提供装置11は、会員に提
供する情報として、それぞれ固有の提供情報を有する提
供会社が備えるもので、共通サーバ装置2を有するサー
ビス会社との契約により、共通サーバ装置2を通じて会
員端末1に、その情報を提供するものである。図1で
は、コンテンツ提供装置11は、1個だけ示したが、通
常、複数個のコンテンツ提供装置11が共通サーバ装置
2に接続されるものである。
【0039】また、共通サーバ装置2とコンテンツ提供
装置11との接続態様は、専用線を通じて接続される場
合と、インターネットなどのネットワークを通じて接続
される場合とがある。
【0040】この実施の形態においては、携帯無線通信
端末1の使用者と、共通サーバ装置2の所有会社との契
約が行われると、前述したように、携帯無線通信端末1
は会員端末1となる。例えば、会員端末1を使用者が購
入することが、共通サーバ装置2に対する契約関係の発
生とするようにすることができる。
【0041】すなわち、携帯無線通信端末を会員端末1
として使用者が購入するときに、その会員端末1には、
前述したように、各端末ごとの特定の専用基幹ネットワ
ークを通じた共通サーバ装置2のアドレス情報が予め与
えられ、不揮発性メモリに格納される。また、この不揮
発性メモリには、会員端末であることを示す会員識別情
報、例えば会員ID(会員番号など)およびパスワード
や、詳しくは後述するが、当該会員端末1が備える処理
機能や処理能力を識別するために、当該会員端末1の種
別を示すためのカテゴリー情報や当該会員端末1の機能
識別情報も格納される。
【0042】ただし、この共通サーバ装置2のアドレス
情報や会員識別情報、および、カテゴリー情報や機能識
別情報の会員端末1への書き込み登録は、会員端末1の
購入時に、端末販売員や購入者が行ってもよいが、予
め、会員端末1に登録しておくとよい。その場合には、
これらの情報を入力する操作が全く不要となる。このた
め、使用者には共通サーバ装置を意識させずに、会員端
末1を利用させるようにすることができる。
【0043】そして、後述もするように、会員端末1
で、ファクシミリ通信や電子メール通信の処理が開始さ
れるとき、それに先立ち、前記の予め記憶されているア
ドレス情報および会員識別情報を用いて、会員端末1
は、自動的に共通サーバ装置2に接続する処理を実行す
るものである。このとき前述したカテゴリー情報、機能
識別情報も共通サーバ装置2に送信され、後述するよう
に、共通サーバ装置2において、接続を要求してきた会
員端末1の処理機能や処理能力を識別するために用いら
れる。
【0044】この実施の形態においては、会員端末1
は、携帯性に優れ、また、その通信機能およびその関連
機能を、共通サーバ装置2と協働することにより、実現
するものである。
【0045】すなわち、会員端末1は、大容量のメモリ
を有しない。その代わりに、共通サーバ装置2が、各会
員端末1用のメモリあるいはメモリエリアを備える。ま
た、会員端末1は、必要最小限の処理のためのアプリケ
ーション(マイクロコンピュータのソフトウエア)を除
き、種々の機能を実現するためのアプリケーションを、
共通サーバ装置2に委ねるようにしている。すなわち、
会員端末1において、使用者が、目的とする機能を得る
ための要求に相当する、例えばキー操作を行うと、その
要求が共通サーバ装置2に送られ、共通サーバ装置2で
当該機能のアプリケーションが実行される。そして、そ
のアプリケーションでの処理結果が、会員端末1に送ら
れてくる。
【0046】この場合、前述したように、各会員端末1
からは、カテゴリー情報、機能識別情報が共通サーバ装
置2に供給されるため、共通サーバ装置2は、各会員端
末1の処理機能や処理能力を識別し、識別した処理機能
や処理能力に応じて、各会員端末1に送信する情報を形
成して提供するようにされている。
【0047】以上が、この発明の実施の形態のネットワ
ーク構成の概要であるが、より具体的な構成について以
下に説明する。
【0048】図2は、上述した図1の通信ネットワーク
システムの概念構成を、より具体化したものである。こ
の場合、会員端末1は、PHS電話端末と、データ通信
機能を備えるPDA(パーソナル・デジタル・アシスタ
ンツ)との複合機の構成を有し、PHS電話機能のほか
に、後述するように、ファクシミリ通信機能、電子メー
ル通信機能を備えると共に、共通サーバ装置2に蓄積さ
れたサービスコンテンツのうちからの情報の提供を受け
る機能を備えている。
【0049】無線基地局6が接続される携帯無線通信端
末用のネットワーク3は、この例では、PHS/ISD
N網3nである。したがって、会員端末1は、無線基地
局6−PHS/ISDN網3n−無線基地局6を通じ
て、他の会員端末1または会員以外のPHS端末と電話
通信ができると共に、無線基地局6−PHS/ISDN
網3nを通じて一般加入電話端末と電話通信ができる。
【0050】専用基幹ネットワーク5は、この例では、
ISP(インターネット・サービス・プロバイダー)が
管理するネットワークとされる。すなわち、5Nは、そ
のISPバックボーン、つまり、LANなどのネットワ
ークであり、このISPバックボーン5NとPHS/I
SDN網3nとは、PHS用の32kビット/秒の伝送
速度の業界標準方式であるPIAFS(PHS Int
ernet Access Forum Standa
rd)用のアクセスポイント4Pを通じて接続されてい
る。
【0051】また、5RはこのISP用のルータであ
り、これを介して、ISPバックボーン5Nと、ネット
ワーク管理サーバ装置7に対応するISPサーバ装置7
Iと、共通サーバ装置2とが接続される。
【0052】ISPサーバ装置7Iは、共通サーバ装置
2側の委託により、前述したように、会員端末1からの
アクセスがあったときに、その認証をとる。すなわち、
ISPサーバ装置7Iには、このISPサーバ装置7I
を経由して共通サーバ装置2にアクセスする会員端末1
の会員識別情報、例えば会員IDおよびパスワードが予
め登録されており、ISPサーバ装置7Iは、当該IS
Pバックボーン5Nに接続された端末に対するアクセス
があったときに、そのアクセスをしてきた端末が、当該
ISPバックボーン5Nを通じて共通サーバ装置2に接
続すべき会員端末1であるか否かの認証を行い、会員端
末1であれば、そのアクセスをルータ5Rを通じて共通
サーバ装置2に着信させる。そして、ISPサーバ装置
7Iは、当該会員端末1のアクセスの履歴(ログ)を共
通サーバ装置2に送る。
【0053】なお、コンテンツ提供装置11は、この例
では、インターネット8を通じて共通サーバ装置2に接
続され、共通サーバ装置2が必要なときに、このコンテ
ンツ提供装置11から提供すべき情報をインターネット
8を通じて取得して、会員端末1に提供するようにす
る。なお、前述もしたように、コンテンツ提供装置11
は、インターネット8を通じてではなく、専用線を通じ
て共通サーバ装置2と接続するようにすることもでき
る。また、ISPサーバ装置7Iもコンテンツ提供装置
となることもできる。
【0054】[共通サーバ装置2の構成]図3は、共通
サーバ装置2の一実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。この図3に示すように、共通サーバ装置2は、マ
スターサーバ21と、メールサーバ22と、ファクシミ
リサーバ23と、着信通知サーバ24と、HTTP(H
yper Text Transfer Protoc
ol)Dサーバ25と、コンテンツサーバ26と、コン
テンツ用Proxyサーバ27と、ファイアウォール2
8とが、LAN(ローカルエリアネットワーク)により
接続されて構成されている。
【0055】マスターサーバ21は、会員データの管
理、コンテンツオプション等の申し込み、解約処理やネ
ットワーク全体の管理メンテナンスを行う。マスターサ
ーバ21は、会員識別情報を含む会員データ(ユーザ情
報)などを記憶するメモリ21Mを備える。
【0056】メールサーバ22は、主としてメールサー
ビスの管理・運用を行うものであり、POP(Post
Office Protocol)サーバ機能を実装
しており、会員端末1とのインターフェース処理を行
う。そして、メールサーバ22は、会員端末用のメール
ボックスと呼ばれるメモリ22Mを備える。メールボッ
クス22Mは、各会員端末1のそれぞれ毎に区分けされ
たメモリエリアを備え、各会員端末宛ての電子メールの
受信データを、各会員端末毎に蓄える。
【0057】なお、この実施の形態では、後述するよう
に、ある会員端末から他の会員端末宛てに送信された、
イメージデータ(画像データ)を含まないテキストデー
タ形式のファクシミリデータも、このメールボックス2
2Mの前記他の会員端末用のメモリエリアに、電子メー
ルデータとして蓄えられる。
【0058】ファクシミリサーバ23は、ファクシミリ
通信機能のアプリケーションを実行する。会員端末1と
のインターフェース用にメールサーバ機能を実装し、ま
た、G3ファクシミリ用のPSTN(公衆交換電話網)
通信回線機能も実装し、ISDN網9に接続されてい
る。また、ファクシミリデータとしての画像データを記
憶するファクシミリボックス(以下FAXボックスとい
う)と呼ばれるメモリ23Mを備える。FAXボックス
23Mも、各会員端末毎に区分けされたメモリエリアを
備え、各会員端末宛ての、イメージデータを含むファク
シミリ受信データを各会員端末1毎に蓄える。
【0059】着信通知サーバ24は、電子メールやファ
クシミリの着信が会員端末宛てにあった場合に、ISD
N回線(ISDN網9)を通じて、各会員端末1に通知
するためのものである。この着信通知サーバの動作につ
いては、後で詳述する。
【0060】HTTPDサーバ25は、会員端末1との
インターフェースを制御する。会員端末1が、この共通
サーバ装置2に接続されている場合のすべての処理は、
このサーバ25を経由して各機能サーバに接続される。
【0061】コンテンツサーバ26は、共通サーバ装置
2が提供するコンテンツ情報処理用のサーバである。こ
のサーバ26は、提供するコンテンツ情報用として、2
つのメモリ26A,26Bを備える。その一つのメモリ
26Aは、予めこのサーバ26内に提供する情報を保持
するためのものである。もう一つのメモリ26Bは、こ
の共通サーバ装置2内には、提供する情報を保持せず、
利用時に、インターネット経由でデータを取得したもの
を格納するためのものである。
【0062】コンテンツ用Proxyサーバ27は、コ
ンテンツデータを、インターネットを経由して、外部か
ら取得するために使用される。Proxyサーバ27
は、図示しないがファイアウォールと共に機能させるこ
とによって、外部からの不正なアクセスを防御しなが
ら、ファイアウォールの内側から自由に外部にアクセス
できる環境を作っている。
【0063】以上のように、共通サーバ装置2は、ファ
クシミリ通信を実行するアプリケーションを備えるほ
か、会員端末1が要求する機能を実行するためのアプリ
ケーションを備えるものである。そのアプリケーション
の例は後で詳述する。
【0064】また、前述したように、この実施の形態の
共通サーバ装置2には、各会員端末1からカテゴリー情
報、機能識別情報が送信されてくるため、共通サーバ装
置2は、これを解析して各会員端末1の処理機能や処理
能力を識別し、ファクシミリデータや電子メールあるい
は各種のデータを会員端末1に送信する場合には、各会
員端末1の処理機能や処理能力に応じて、会員端末1に
送信する情報を形成して送信することができるようにさ
れている。
【0065】[会員端末1について]次に、会員端末1
について説明する。図4は、この実施の形態において、
共通サーバ装置2に接続が可能とされた会員端末1につ
いて説明するための図であり、図5は、会員端末1の内
部回路構成の一例である。
【0066】図4に示すように、この実施の形態におい
ては、処理機能や処理能力が異なる3種類の会員端末1
A、1B、1Cのいずれをも用いることができる。
【0067】会員端末1Aは、本体100に対して開閉
可能とされたカバーパネル101が設けられ、カバーパ
ネル101が本体100に対して開いた状態にある場合
に露出する表示領域の大きなLCD105Aを備えたも
のである。この実施の形態において、会員端末1AのL
CD105Aは、640ドット×200ドットの表示領
域を有するものであり、カラー表示が可能なものであ
る。また、LCD105Aの表示面にはタッチパネル1
06が貼付されており、例えば、入力用のペンを用いる
ことにより、LCD105Aとタッチパネル106とを
介して、情報を入力したり、この会員端末1Aに対して
指示を与えるなどのことができるようにされている。
【0068】そして、カバーパネル101が本体100
に対して、閉じた状態にあるときには、この会員端末1
AはPHS電話モードとなり、この会員端末1AをPH
S電話端末として用いることができるようにされる。こ
の会員端末1Aのカバーパネル101の表面には、図示
しないが、電話モード時に用いるテンキーや通話キー、
切断キーなどが設けられており、この電話モード時に使
用することができるようにされている。
【0069】また、この会員端末1Aのカバーパネル1
01が本体100に対して、開いた状態にあるときに
は、ファクシミリデータや電子メールの送受信を行った
り、情報提供サービスを受けることができるデータ通信
モードとされる。このデータ通信モード時に使用する各
種のダイレクトキーが、カバーパネル101の裏側に設
けられている。例えば、通話キー、切断キー、各機能を
実行するための機能キー、あるいは、共通サーバ装置2
に対して接続を要求する場合に用いるオンライン接続キ
ーなどのダイレクトキーがカバーパネル101の裏側に
設けられている。
【0070】そして、このデータ通信モード時において
は、前述したように、例えば、自分宛ての情報を共通サ
ーバ装置2から取得して、LCD105Aに表示して観
視するなどのことができるようにされる。この場合、会
員端末1AのLCD105Aの表示領域は大きいので、
この会員端末1Aを用いることにより、良好に自分宛て
ファクシミリデータや電子メール、あるいは、共通サー
バ装置2を介して提供される各種のコンテンツ情報を見
ることができる。また、入力用のペンを用い、LCD1
05Aとタッチパネル106とを介して、ファクシミリ
データや電子メールを作成し、この会員端末1Aから、
共通サーバ装置2を介して、指定の相手先に送信するこ
とも可能とされる。
【0071】このように、この実施の形態において、会
員端末1Aは、比較的に大きなLCDを備え、静止画像
や動画像の表示も可能とされたいわゆるビデオ用の会員
端末である。
【0072】会員端末1Bは、図4に示すように、会員
端末1Aに比べて小さい表示領域のLCD105Bを備
えたものである。このLCD105Bは、例えば、32
0ドット×200ドットのLCDであり、その長手方向
のドット数が、会員端末1Aの半分のドット数とされて
いる。また、前述した会員端末1Aと同様に、会員端末
1BのLCD105Bの表示面にはタッチパネル106
が貼付されており、入力用のペンを用いることにより、
情報を入力したりこの会員端末1Bに対して指示を与え
るなどのことができるようにされている。
【0073】また、図4に示すように、LCD105B
が設けられた同じ面には、テンキーや通話キー、切断キ
ー、電話モードとデータ通信モードとを切り換えるモー
ド切り換えキー、あるいは、共通サーバ装置2に接続を
要求する場合に用いるオンライン接続キーなどの各種の
機能キーが設けられている。この会員端末1Bも、前述
した会員端末1Bと同様に、PHS電話モードとデータ
通信モードとを備えるものであるが、これらのモードの
切り換えは、例えば、モード切り換えキーを押下するこ
とにより行われる。
【0074】このように、会員端末1Bは、LCDの表
示領域が異なる以外は、会員端末1Aとほぼ同様に構成
されたものである。このように、この会員端末1Bは、
表示領域が小さなLCDを備えるものであり、静止画像
や動画像を表示するには余り適さないが、文字や記号、
図形などの情報を表示するのに的した、いわゆる情報用
の会員端末である。
【0075】会員端末1Cは、前述の会員端末1A、会
員端末1Bとは異なり、受信情報を表示するLCDを持
たない、いわゆる音声情報端末として用いられるもので
ある。この会員端末1Cは、PHS電話モードと共通サ
ーバ装置からの情報の提供を受けることができるデータ
通信モードとを備えるものであるが、前述した会員端末
1A、1Bとは異なり、ファクシミリデータや電子メー
ルなどの文字データや画像データを送受することはでき
ないが、音声情報の提供は受けることができるものであ
る。
【0076】つまり、会員端末1Cは、共通サーバ装置
2に蓄積されている音楽やニュースや交通情報などを音
声データとして得て聴取することができるものである。
このため、この会員端末1Cは、イヤホーンマイク1M
Cを会員端末1Cに接続し、このイヤホーンマイク1M
Cを用いて、通話を行ったり、共通サーバ装置2からの
音声情報の聴取ができるようにされている。
【0077】また、図4に示すように、この会員端末1
Cの本体には、電話モード時にダイヤルキーとして用い
るテンキーや、通話キー、切断キー、電話モードとデー
タ通信モードとを切り換えるモード切り換えキー、ある
いは、共通サーバ装置2に接続を要求する場合に用いる
オンライン接続キーなどの各種の機能キーが設けられて
いる。なお、会員端末1Cに設けられているLCD10
5Cは、主に、使用者に対するガイダンスなどが表示さ
れるものである。
【0078】このように、会員端末1A、1Bは、PH
S電話として用いることができると共に、受信情報の表
示が可能なLCD105A、LCD105Bを備えてお
り、ファクシミリデータや電子メールの送受信および共
通サーバ装置2により提供されるコンテンツ情報の表示
が可能なものである。また、会員端末1Cは、会員端末
1A、1Bと同様に、PHS電話として用いることがで
きるが、受信情報の表示機能を持たないために、共通サ
ーバ装置2により提供されるコンテンツ情報のうち、音
声情報のみを得て聴取することができるようにされたも
のである。
【0079】そして、使用者は、利用形態や好みなどに
応じて、これら会員端末1A、1B、1Cから目的や好
みに応じたものを選択し使用する。例えば、ファクシミ
リデータや電子メールの送受信を頻繁に行ったり、共通
サーバ装置2により提供可能なコンテンツ情報を静止画
像や動画像も含めてカラー画像で得たいとする使用者で
あれば、会員端末1Aを使用するようにする。
【0080】また、静止画像や動画像までは必要ない
が、ファクシミリデータや電子メール、あるいは、共通
サーバ装置2により提供可能なコンテンツ情報の文字情
報、記号情報、図形情報などを支障なく得られればよい
とする使用者であれば、会員端末1Bを使用するように
する。さらに、文字情報や画像情報の送受を行う必要が
ないとする使用者であれば、会員端末1Cを使用するよ
うにする。というように、使用者は、処理機能や処理能
力の異なる会員端末を選択し使用することが可能とされ
る。
【0081】次に、図5の会員端末1の回路ブロックの
一例について説明する。前述したように、この実施の形
態においては、共通サーバ装置2に接続可能な会員端末
としては、処理機能や処理能力が異なる3種類の会員端
末1A、1B、1Cがある。しかし、これら会員端末1
A、1B、1Cは、表示機能に差異があるものであり、
基本的な回路構成は同様のものである。このため、以下
の説明においては、会員端末1A、1B、1Cは、同様
の回路構成を有するものとして、図5を用いてこれら各
会員端末1A,1B,1Cの回路構成について説明す
る。なお、図4において、会員端末1A、1B、1C
は、大きさのことなるLCD105A、105B、10
5Cを備えるものとして、説明したが、図5において
は、これらをLCD105として説明する。
【0082】この例の会員端末1A、1B、1Cは、大
きく分けて、通信機能部110と、制御部120とから
なる。
【0083】通信機能部110は、アンテナ111と、
RF処理部112と、送受信データ処理部113と、マ
イクロホンアンプ114と、スピーカアンプ115と、
マイクロホン100MCと、スピーカ100SPとから
なる。
【0084】制御部120は、マイクロコンピュータに
より構成されており、CPUで構成されるシステムコン
トロール部121と、ROM122と、DRAM123
と、書き換え可能な不揮発性メモリとしてのフラッシュ
メモリ124とを備えている。
【0085】会員端末1Aの場合、システムコントロー
ル部121には、PHS電話モードとデータ通信モード
とを切り換えるスイッチSWが設けられている。すなわ
ち、会員端末1Aの場合には、カバーパネル101の開
閉に応じてオン・オフするセンサスイッチSWが接続さ
れており、このセンサスイッチSWのオン・オフによ
り、カバーパネル101が開状態か、閉状態かをシステ
ムコントロール部121は検知し、カバーパネル101
が閉状態のときには、当該会員端末1AをPHS電話用
端末として制御する電話モードとする。また、カバーパ
ネル101が開状態のときには、当該会員端末1を、フ
ァクシミリ通信用、メール通信用、共通サーバ装置2か
ら提供される情報の再生用などの端末として制御するデ
ータ通信モードとする。
【0086】また、会員端末1B、1Cの場合には、前
述したように、モード切り換えキーが本体に設けられて
おり、これがシステムコントロール部121に接続され
ている。そして、このモード切り換えキーが使用者によ
り操作されると、これをシステムコントロール部121
が検知して電話モードとデータ通信モードとを切り換え
るようにされる。
【0087】システムコントロール部121には、ま
た、テンキーや各種の機能キーのキースイッチ群102
の状態を示す情報が入力されるようにされており、シス
テムコントロール部121は、使用者によりキー操作が
なされたとき、それがいずれのキーであるかを検知し、
その検知したキーに応じた処理を実行するようにする。
【0088】また、システムコントロール部121に
は、LCDドライバ125が接続され、後述するROM
122のプログラムおよび表示データを用いてLCD1
05に所定の表示画像を表示するようにする。
【0089】また、システムコントロール部121に
は、使用者への、電話の着信通知のためのブザー127
やLED(発光ダイオード)126が接続されている。
【0090】ROM122には、共通サーバ装置2との
接続のためのシーケンスを制御するプログラム、PHS
電話通信のための制御プログラム、LCD105を表示
制御するプログラムやメニュー表示などのための表示デ
ータ、その他が記憶されている。また会員端末1A、1
Bに場合、このROM122には、さらに、共通サーバ
装置2からの着信通知を受けた場合の制御プログラム
や、ファクシミリ送信のための制御プログラム、メール
送信のための制御プログラム、ファクシミリデータやメ
ールデータを受信するための制御プログラムなどのデー
タ通信のために最低限必要な通信アプリケーションプロ
グラムなどが記憶されている。
【0091】DRAM123は、後述するように、共通
サーバ装置2から取得した受信データを一時的に蓄えた
り、その他、ワークエリアとして使用するメモリを領域
を備えるものである。
【0092】フラッシュメモリ124には、前述したよ
うに、共通サーバ装置2に対してISPサーバ装置7I
を通じて会員端末1から自動接続するためのネットワー
ク上のアドレス情報が予め格納されている。また、この
フラッシュメモリ124には、当該会員端末1が共通サ
ーバ装置2と契約関係のある端末であって、ファクシミ
リ通信サービスや電子メールサービス、また、情報提供
サービスを共通サーバ装置2から受けることができる端
末であることを示すと共に、各会員端末を識別するため
の前記会員識別情報(会員IDとパスワード)と、自己
の処理機能や処理能力を示すための情報であるカテゴリ
ー情報、機能識別情報も記憶されている。
【0093】この実施の形態において、カテゴリー情報
は、当該会員端末が、静止画像や動画像などの画像情報
を表示することが可能ないわゆるビデオ用の端末か、文
字や記号、図形などを表示することが可能な情報用の端
末か、あるいは、表示機能を持たない音声情報端末かな
どの会員端末のカテゴリーを示す情報情報である。
【0094】また、機能識別情報は、音楽情報用の圧縮
パターンを示す情報や、当該会員端末がビデオ用の端末
や情報用の端末である場合には、表示素子の大きさ、カ
ラー表示と白黒表示の別を示す情報、表示素子の解像度
などを含んだ情報である。また、カラー表示において、
その表示可能色数に関する情報を含む場合もある。
【0095】このように、この実施の形態において、こ
れらカテゴリー情報や機能識別情報は、各会員端末の処
理機能や処理能力を識別するための性能識別情報として
用いられるものである。
【0096】そして、この実施の形態において、この会
員識別情報は、前述もしたように、共通サーバ装置2の
メインサーバ21にも記憶されて共通サーバ装置2にお
いても管理されている。また、ISPサーバ装置7I
も、この会員識別情報によりアクセスしてきたのが会員
であるか否かの認証を行うものである。
【0097】さらに、また、このフラッシュメモリ12
4には、DRAM123に一時的に蓄えた受信データの
内の、特に保存しておきたいデータを格納する領域を備
えている。
【0098】以上のような構成を備える会員端末1の動
作を、関連する共通サーバ装置の動作も含めて、以下に
説明する。
【0099】[PHS電話モードについて]まず、PH
S電話モードについて説明する。前述したように、会員
端末1Aの場合には、カバーパネル101を本体100
に対して閉じることにより電話モードとされる。また、
会員端末1B、1Cの場合には、モード切り換えキーを
操作することにより電話モードに切り換えることができ
るようにされる。
【0100】そして、電話モードにされた後、テンキー
を用いて、相手方の電話番号をダイヤル入力すると、発
呼がなされる。また、電話モードとされているときに、
PHS電話端末としての当該会員端末1A、1B、1C
に電話の着信があると、それがブザー127により使用
者に知らされ、使用者が応答すると、その電話着信を受
けることができ、通話状態になる。
【0101】なお、データ通信モードとされている状態
で電話着信があったときには、各会員端末の本体に設け
られている通話キーを押すことにより、いつでも通話が
可能である。
【0102】そして、会員端末1A、1B、1Cは、こ
のPHS電話通話時には、システムコントロール部12
1からの制御を送受信データ処理部113が受けなが
ら、送話信号を送信し、また、受話信号を受信する。
【0103】すなわち、マイクロホン100MCからの
音声信号がアンプ114を介して送受信データ処理部1
13に供給されて送信データに変換され、RF処理部1
12を通じ、アンテナ111を通じて無線基地局6に対
して送信されると共に、無線基地局6よりの相手側から
の通話音声のデータがアンテナ111で受信され、その
受信データが送受信データ処理部113で処理されて、
相手の通話音声信号が復元され、それがアンプ115を
通じてスピーカ100SPに供給されて放音される。
【0104】なお、会員端末1A、1Bにおいては、こ
の電話モードの待ち受け状態において共通サーバ装置2
からのISDN網9(PHS/ISDN網3nと一部重
複)を通じての疑似着呼による着信通知があると、例え
ば、LCD105に、ファクシミリまたは電子メールの
着信通知マークを表示して、使用者にこれらファクシミ
リまたは電子メールの着信が報知される。
【0105】[データ通信モードについて]次に、デー
タ通信モードについて説明する。前述したように、この
データ通信モード時において実行可能な機能は、会員端
末1A、1Bと会員端末1Cとでは異なる。このため、
まず会員端末1A、1Bにおいてのデータ通信モード時
の動作について説明する。
【0106】会員端末1A、1Bは、この通信モードに
おいて、ファクシミリ機能、電子メール機能、WWWブ
ラウザ機能、メモ機能などを実現できるように構成され
ている。これらの機能を実行する場合には、これらの機
能に対応して、会員端末1A、1Bに設けられている機
能キーとしてのダイレクトキーを押下することにより、
会員端末1A、1Bは、その機能を実行するモードの状
態になる。
【0107】この実施の形態の会員端末1A、1Bにお
いて、ファクシミリデータの送信および受信をする場
合、また、電子メールの送信および受信をする場合は、
すべて共通サーバ装置2を介して処理される。
【0108】そして、会員端末1A、1Bと共通サーバ
装置2との間でのデータのやり取りにおいては、ファク
シミリ通信方式としての既定の通信方式に関係なく、す
べてネットワーク3およびネットワーク5に適合する通
信方式によって行うようにする。すなわち、この実施の
形態の場合には、ファクシミリデータと電子メールデー
タとは、インターネットで電子メールを転送するのに用
いられる標準的な手順であるSMTP(Simple
Mail Transfer Protocol)を用
い、また、WWWブラウザ機能における共通サーバ装置
2からの提供情報は、HTTP(Hyper Text
Transfer Protocol)を用い、PH
S網を利用したPIAFS方式により、会員端末1と共
通サーバ装置2との間で送信データおよび受信データを
やり取りする。
【0109】この場合、会員端末1A、1Bにおいて
は、送信データは、DRAM123に一時格納され、送
信実行によりシステムコントロール部121により読み
出されて、前述の通信プロトコルおよびデータ形式で、
送受信データ処理部113、RF処理部112、アンテ
ナ111を順次介して無線送信される。
【0110】また、共通サーバ装置2からの受信データ
は、アンテナ111で受信され、RF処理部112、送
受信データ処理部113を通じて、システムコントロー
ル部121によりDRAM123に一時格納される。そ
して、システムコントロール部121の制御により、L
CDドライバ125を通じてLCD105に表示データ
として送られ、受信データによる表示内容が表示され
る。
【0111】メモ機能には、ペン107とタッチパネル
106とを用いて入力を行う「手書きメモ」と、LCD
105の画面にキーボードを表示して、その表示キーボ
ードを利用して文書を作成する「タイプメモ」とがあ
る。そして、手書きメモとタイプメモのいずれの場合
も、作成したイメージまたは文書をファクシミリデータ
として送信できるように構成されている。
【0112】すなわち、手書きメモまたはタイプメモの
いずれのモードの場合においても、LCD105の画面
上には、「FAX送信(ファクシミリ送信)」のアイコ
ンを含むメニューバーが表示され、この「FAX送信」
のアイコンが例えばペンで選択されると、送信すべき相
手方端末の電話番号や、ファクシミリタイトルなどの入
力モード画面になる。そして、相手方端末の電話番号や
タイトルの入力後、このモードのときに表示されている
「送信」のアイコンを選択すると、手書きメモあるいは
タイプメモで作成されたイメージまたは文書がファクシ
ミリデータとして送信される。
【0113】ただし、前述したように、この場合にファ
クシミリデータは電子メールデータとして共通サーバ装
置2に送信されるので、イメージデータおよび文書デー
タはファクシミリ通信のビットマップデータではなく、
イメージデータは例えばGIF(Grafics In
terchange Format)形式とされ、ま
た、文書データは、テキストデータ形式とされる。
【0114】そして、宛先が会員以外のときには、共通
サーバ装置2が、受け取ったデータを、ビットマップデ
ータに変換して、当該会員以外の端末にファクシミリ送
信する処理を実行する。宛先が会員端末1であるときに
は、共通サーバ装置2は、受け取ったデータを、メール
ボックス22MあるいはFAXボックス23Mに格納
し、各会員端末1に対しては、着信通知サーバ24を通
じて当該会員端末1宛ての着信があったことを通知す
る。この着信通知は、ファクシミリデータ受信の場合だ
けでなく、電子メールのデータ受信のときにも行われ
る。
【0115】ファクシミリ機能が選択されているとき
に、会員端末1A、1Bに設けられているダイレクトキ
ーの1つであるオンライン接続キーが押されると、その
会員端末1A、1Bは、共通サーバ装置2と接続するた
めの処理を自動的に行う。すなわち、会員端末1A、1
Bは、フラッシュメモリ124のアドレスデータおよび
会員識別情報、カテゴリー情報、機能識別情報を用い
て、共通サーバ装置2との接続を要求するための接続要
求情報を形成し送出する。
【0116】図6は、会員端末1A、1Bにおいて、フ
ラッシュメモリ124に記憶されている情報に基づいて
形成されて送出される接続要求情報(シリアルデータ)
のフォーマットの一例を示す図である。この実施の形態
において、会員端末1A、1Bは、スタートビットS
T、ユーザブロックUB、データブロックDB、エンド
ビットEDからなる接続要求情報を形成して送出する。
【0117】この場合、ユーザブロックUBは、図6に
示すように、カテゴリー情報フィールドUB1、機能識
別情報フィールドUB2、会員識別情報フィールドUB
3からなっている。
【0118】カテゴリー情報フィールドUB1には、前
述したようにフラッシュメモリ124に記憶されている
当該会員端末のカテゴリー情報が配置される。また、機
能識別情報フィールドUB2には、フラッシュメモリ1
24に記憶されている当該会員端末の機能識別情報が配
置され、会員識別情報フィールドUB3には、フラッシ
ュメモリ124に記憶されている当該会員端末の会員識
別情報が配置される。この実施の形態において、これら
の各フィールドは、それぞれ16ビットで構成される。
【0119】そして、会員端末1A、1Bから図6に示
したように接続要求情報が形成されて送出されると、ネ
ットワーク管理サーバであるISPサーバ7Iが当該ア
クセスしてきた端末が会員端末であるかどうかの認証を
前記会員識別情報により行い、会員端末であれば、共通
サーバ装置2に会員端末1A、1Bからの接続要求情報
を供給して、共通サーバ装置2と当該会員端末1A、1
Bとの接続をする処理を行うようにする。
【0120】共通サーバ装置2は、接続要求情報に基づ
いて、接続された会員端末を認識すると共に、その会員
端末の処理機能、処理能力を識別する。そして、該会員
端末宛てに受信したファクシミリ受信データの一覧リス
ト(以下、FAXリストという)を、当該端末の処理機
能、処理能力当に応じて作成し、当該会員端末に送る。
【0121】つまり、共通サーバ装置2は、接続を要求
してきた会員端末が会員端末1Aである場合には、会員
端末1AのLCD105Aの表示領域は大きいため、こ
のLCD105Aの表示領域に応じて、受信した日付、
相手のファクシミリ番号からなるFAXリストを、例え
ば、図4の会員端末1Aに図示したように、2列に渡っ
て表示するようにするなど、LCDの表示領域の大きさ
応じたFAXリストを形成して送信する。
【0122】また、共通サーバ装置2は、接続を要求し
てきた会員端末が会員端末1Bである場合には、会員端
末1BのLCD105Bの表示領域は小さいため、この
LCD105Bの表示領域に応じて、例えば、図4の会
員端末1Bに示したように、LCD105Bに表示可能
な件数分づつ、1列で表示できるようにした、FAXリ
ストを形成して送信する。
【0123】このように、この例では、オンライン接続
キーは、受信データ一覧リストの要求キーの役割も有す
る。また、この際に、共通サーバ装置2は、接続要求を
してきた会員端末宛てのファクシミリ着信および電子メ
ール着信であって、いまだ当該会員端末1に通知してい
ないものがあれば、その着信通知を会員端末1に宛てて
送る。
【0124】会員端末1A、1Bは、共通サーバ装置2
からの着信通知を受けて、LCD105に、前述したよ
うにファクシミリ着信表示マークおよび/または電子メ
ール着信表示マークを表示する。
【0125】また、会員端末1は、共通サーバ装置2か
らの、ファクシミリ受信データの一覧リストのデータを
受信してDRAM123に一時格納し、その一覧リスト
をLCD105の画面に表示する。使用者は、ペン10
7を用いて、この一覧リストから希望するファクシミリ
受信データを選択することができる。希望するファクシ
ミリ受信データの選択がなされ、例えば、LCD105
A、105Bに表示される「取り込み」のアイコンが選
択されると、会員端末1A、1Bは、当該受信データの
取得の要求を、共通サーバ装置2に送信する。
【0126】このファクシミリ受信データの取得要求を
受けると、共通サーバ装置2は、要求されたファクシミ
リ受信データを抽出し、前述したFAXリストを形成す
る場合と同様に、会員端末1A、1BそれぞれのLCD
の表示領域の大きさなど考慮して、会員端末1A、1B
に送信するファクシミリ受信データを形成する。例え
ば、ファクシミリ受信データを拡大、あるいは、縮小し
たり、元のファクシミリ受信データを分割して表示する
ことができるようにするなどして送信するファクシミリ
受信データを形成する。そして、共通サーバ装置2は、
形成したファクシミリ受信データを、SMTPにより会
員端末1に送る。会員端末1は、受け取ったデータをD
RAM123に一時格納し、表示データに変換し、LC
D105の画面に表示する。したがって、使用者は、自
分が必要なファクシミリデータを選んで、LCD105
の画面で見ることができる。
【0127】また、共通サーバ装置2は、会員端末の処
理機能や処理能力に応じて、FAXリストやファクシミ
リ受信データを形成するため、会員端末1A、1Bにお
いては、共通サーバ装置2から送信されてくる情報をそ
のまま表示データに変換し表示すればよく、表示する情
報の編修や加工行うためのアプリケーションを会員端末
自信に備えておく必要がない。
【0128】また、電子メール機能が選択されていると
きに、オンライン接続キーが押されたときも、ファクシ
ミリ機能が選択されていた場合と同様にして、その会員
端末1は、共通サーバ装置2と接続するための処理を自
動的に行う。そして、共通サーバ装置2では、電子メー
ルの受信データの一覧リストを作成し、当該会員端末1
に送ると共に、着信通知すべき受信データがあるときに
は、着信通知を当該会員端末1に送る。
【0129】会員端末1は、この一覧リストのデータを
受信し、その一覧リストをLCD105の画面に表示す
る。また、着信通知を受けて、LCD105に、前述し
たファクシミリ着信表示マークおよび/または電子メー
ル着信表示マークを表示する。
【0130】そして、使用者は、ペン107を用いて、
電子メールの受信データの一覧リストから希望する電子
メールの受信データを選択することができる。希望する
電子メールの受信データの選択がなされ、「取り込み」
のアイコンが選択されると、会員端末1は、当該受信デ
ータの取得の要求を、共通サーバ装置2に送信する。
【0131】これを受けて、共通サーバ装置2は、要求
された電子メールの受信データを抽出して、SMTPに
より会員端末1に送る。会員端末1は、受け取ったデー
タをDRAM123に一時格納し、表示データに変換
し、LCD105の画面に表示する。
【0132】この電子メール機能の場合にも、共通サー
バ装置2は、会員端末の処理機能や処理能力に応じて、
その会員端末宛ての受信した電子メールの一覧表や受信
した電子メールの受信データを形成するため、会員端末
1A、1Bにおいては、共通サーバ装置2から送信され
てくる情報をそのまま表示データに変換し表示すればよ
いようにされる。
【0133】WWWブラウザ機能が選択された状態で、
オンライン接続キーが押された場合には、前述と同様に
して、共通サーバ装置2と会員端末1との間の接続処理
がなされ、共通サーバ装置2からは、共通サーバ装置2
が提供することができる情報の一覧を含む、共通サーバ
装置2のいわゆるホームページが、会員端末1A、1B
のLCDの表示領域の大きさに応じて形成されて、会員
端末1に送られる。また、この際にも、共通サーバ装置
2は、接続要求をしてきた会員端末1宛てのファクシミ
リ着信および電子メール着信であって、いまだ当該会員
端末1に通知していないものがあれば、その着信通知を
会員端末1に宛てて送る。
【0134】そして、ホームページ中の提供可能な情報
の中から、使用者が欲しい情報を選択すると、その情報
の要求が、会員端末1A会員端末1から共通サーバ装置
2に送られ、共通サーバ装置2は、前述のホームページ
の場合と同様に、その要求に応じた情報を、会員端末1
A、1BのLCDの表示領域の大きさに応じて形成し
て、会員端末1に送る。会員端末1は、これを受信し
て、LCD105の画面に表示する。これにより、使用
者は、提供された情報を、LCD105の画面を観視す
ることができる。
【0135】次に、会員端末1Cにおいてのデータ通信
モード時の動作について説明する。前述したように、会
員端末1Cは、受信情報の表示機能を持たないため、フ
ァクシミリ機能や電子メール機能、メモ機能は有してい
ない。この会員端末1Cは、データ通信モード時におい
ては、共通サーバ装置2が提供可能な、例えば、音楽、
ニュース、天気予報、交通情報などの情報を音声情報と
して得て、これを聴取することができるようにするもの
である。
【0136】会員端末1Cにおいても、前述した会員端
末1A、1Bと同様に、モード切り換えキーが操作され
て、データ通信モードとされた後、ダイレクトキーとし
て設けられているオンライン接続キーが押下されると、
接続要求情報を形成し、共通サーバ装置2に送信する。
この場合、接続要求情報は、前述した会員端末1A、1
Bの場合と同様に、フラッシュメモリ124のアドレス
データおよび会員識別情報、カテゴリー情報、機能識別
情報を用いて形成する。この場合も、図6を用いて前述
したフォーマットの接続要求情報が形成されて送信され
る。
【0137】そして、会員端末1Cから接続要求情報が
形成されて送出されると、前述した会員端末1A、1B
の場合と同様に、ネットワーク管理サーバであるISP
サーバ7Iが会員端末であるかどうかの認証を行い、会
員端末であれば、共通サーバ装置2に接続する処理を行
う。そして、共通サーバ装置2は、接続された会員端末
を認識すると共に、その会員端末の処理機能、処理能力
を識別する。
【0138】この場合、会員端末1Cは、いわゆる音声
情報端末であるため、共通サーバ装置2は、音声情報と
して提供できる情報のガイダンスを音声を用いて行うよ
うにする。例えば、「ニュースを聞きたい場合には、テ
ンキーの「1」キーを押下し、交通情報を聞きたいとき
には、テンキーの「2」キーを押下して下さい。」など
というように、提供可能な情報と選択操作を指示する音
声ガイダンスを提供する。
【0139】そして、共通サーバ装置は、会員端末1C
からの要求に応じた情報を音声データとして送信するよ
うにする。このとき、送信する情報が本来、音声情報と
画像情報とからなる情報であっても、共通サーバ装置2
は、音声情報だけを会員端末1Cに提供し、画像情報は
提供しないようにする。
【0140】これにより、会員端末1Cは、不必要な画
像情報などの提供を受けることなく、音声情報のみの提
供を受けることができる。
【0141】このように、この実施の形態においては、
各会員端末からは、自己の処理機能や処理能力を示す機
能識別情報をも含めた接続要求情報が送信され、共通サ
ーバ装置は、この接続要求に含まれる機能識別情報に基
づいて、各会員端末の処理機能や処理能力を識別して、
各会員端末に対して、各会員端末が備える処理機能や処
理能力に応じた情報を提供することができるようにされ
ている。
【0142】つまり、図4に示したように、各会員端末
1A、1B、1Cのそれぞれは、自己が備えるカテゴリ
ー情報、機能識別情報に基づいて、接続要求情報TJ
1、TJ2、TJ3を形成して送出する。共通サーバ装
置2は、接続要求情報TJ1、TJ2、TJ3に含まれ
るカテゴリー情報、機能識別情報に基づいて各会員端末
の処理機能や処理能力を識別し、この識別結果に基づい
て、各会員端末1A、1B、1Cのそれぞれに対し、そ
れぞれの会員端末の処理機能、処理能力に応じた返信情
報RJ1、RJ2、RJ3を形成して送信するようにさ
れる。
【0143】[データ通信モード時の会員端末と共通サ
ーバ装置の処理について]次に、データ通信モード時の
会員端末1と共通サーバ装置2の処理について、自己宛
てのファクシミリデータを受信するようにするファクシ
ミリ機能が選択された場合の処理を例にして、図7、図
8のフローチャートを用いて説明する。
【0144】図7は、データ通信モード時にファクシミ
リ機能が選択された場合の会員端末の処理を説明するた
めのフローチャートである。すなわち、この図7に示す
処理は、ファクシミリ機能、電子メール機能を備えてい
ない会員端末1C以外の会員端末1A、1Bにおいて行
われる処理である。以下の説明においては、これら会員
端末1A、1Bを会員端末1として説明する。
【0145】会員端末1において、データ通信モード時
にファクシミリ機能が選択され、オンライン接続キーが
押下されると(ステップS1)、システムコントロール
部121は、図6を用いて前述したように、フラッシュ
メモリ124に記憶されている会員識別情報、カテゴリ
ー情報、機能識別情報を用いて接続要求情報を生成し
(ステップS2)、これを送信する(ステップS3)。
【0146】この接続要求情報に基づいて、前述にもし
たように、ネットワーク管理サーバであるISPサーバ
7Iにより、会員端末1であるかどうかの認証が行わ
れ、会員端末1であれば、共通サーバ装置2に接続する
処理が行われる。そして、共通サーバ装置2において、
会員端末1からの接続要求情報に基づいて、接続された
会員端末が認識されると共に、その会員端末1の処理機
能、処理能力が識別され、当該接続要求を送信してきた
会員端末1の処理機能、処理能力当に応じてFAXリス
トが作成されて送信されてくる。
【0147】会員端末1はこれを受信して(ステップS
4)、自己の持つLCD105にFAXリストを表示す
る(ステップS5)。前述したように、FAXリスト
は、共通サーバ装置2において、各会員端末1の処理機
能、処理能力に応じて作成されるため、会員端末1にお
いては、受信したFAXリストを編集や加工などを施す
ことなく、そのまま表示データに変換してLCD105
に表示するだけでよい。
【0148】そして、システムコントロール部121
は、表示されたFAXリストの中から使用者が得ようと
するファクシミリ受信データの選択入力を受付ける(ス
テップS6)。前述したように、LCD105に貼付さ
れているタッチパネルにペンを接触させるなどして、得
ようとするファクシミリ受信データが、使用者により選
択されると、選択されたファクシミリ受信データの送信
要求を生成し(ステップS7)、これを送信する(ステ
ップS8)。
【0149】このファクシミリ受信データの送信要求を
共通サーバ装置2が受信すると、共通サーバ装置2は、
選択されたファクシミリ受信データを読み出す。そし
て、前述のFAXリストの場合と同様に、接続要求情報
に基づいて認識されている当該会員端末1の処理機能、
処理能力に応じて、読み出したファクシミリ受信データ
を編集したり、あるいは、加工するなどして、送信よう
のファクシミリ受信データを作成し、これを要求元の会
員端末1に送信してくる。
【0150】会員端末1は、自己の処理機能、処理能力
に応じて編集、加工されたファクシミリ受信データを受
信して、これをDRAM123に記録する(ステップS
9)。このDRAM123に記録したファクシミリ受信
データを用いて、共通サーバ装置2に送信を要求した自
分宛てのファクシミリ受信データをLCD105に表示
する。
【0151】この場合においても、ファクシミリ受信デ
ータは、共通サーバ装置2において、各会員端末1の処
理機能、処理能力に応じて作成されるため、会員端末に
おいては、受信したファクシミリ受信データの編集や加
工を行うことなく、そのまま表示データに変換してLC
D105に表示するだけで、その会員端末1のLCDの
表示領域の大きさなど応じた自分用に形成されたファク
シミリ受信データを表示することができる。
【0152】図8は、ファクシミリ機能が選択された会
員端末1からの接続要求に応じて行われる共通サーバ装
置2の処理を説明するためのフローチャートである。す
なわち、図8に示すフローチャートは、図7を用いて説
明した会員端末1の処理に対応して行われる共通サーバ
装置2の処理を示すものである。
【0153】会員端末1から接続要求情報が送信される
と、前述にもしたように、ネットワーク管理サーバであ
るISPサーバ7Iにより、会員端末1であるかどうか
の認証が行われ、会員端末1であれば、共通サーバ装置
2に接続する処理が行われる。
【0154】このとき、共通サーバ装置2は、接続要求
情報に含まれる会員識別情報に基づいて、会員端末を認
識する(ステップS21)。次に、共通サーバ装置2
は、接続要求情報に含まれるカテゴリー情報、機能識別
情報を解析して、共通サーバ装置2に接続された会員端
末1の処理機能、処理能力を識別する(ステップS2
2)。
【0155】この後、共通サーバ装置2は、接続要求元
の会員端末1の処理機能、処理能力に応じて、この会員
端末1あてのファクシミリ受信データの一覧表であるF
AXリストを作成し(ステップS23)、この作成した
FAXリストを当該会員端末1に送信する(ステップS
24)。
【0156】そして、会員端末1において、FAXリス
トから送信を要求するファクシミリ受信データが選択さ
れ、ファクシミリ受信データの送信要求が形成されて送
信されると、共通サーバ装置2は、このファクシミリ受
信データの送信要求を受信して(ステップS25)、要
求されたファクシミリ受信データを抽出する(ステップ
S26)。
【0157】次に、回線が接続された当該会員端末1の
処理機能や処理能力に応じて、抽出したファクシミリ受
信データから当該会員端末1用のファクシミリ受信デー
タを形成し(ステップS27)、これを要求元の当該会
員端末1に送信する(ステップS28)。
【0158】このように、会員端末1は、カテゴリー情
報、機能識別情報を含む接続要求情報を送信することに
より、共通サーバ装置2に自己の処理機能や処理能力を
通知するようする。共通サーバ装置2は、会員端末から
の接続要求情報に含まれるカテゴリー情報、機能識別情
報に基づいて、その会員端末1の処理機能、処理能力を
識別する。そして、識別した処理機能、処理能力に応じ
て送信する情報を形成して送信することができる。
【0159】これにより、各会員端末1は、各会員端末
において、自己の処理機能や処理能力に応じて、例えば
表示情報を編修したり、加工するなどの処理を行う必要
がなく、受信した情報をそのまま出力するようにするこ
とができる。すなわち、各会員端末1で行うべき表示情
報の編修や加工などを共通サーバ装置2に行わせること
ができるので、会員端末の付加を軽減することができ
る。
【0160】なお、図7、図8は、会員端末がファクシ
ミリ機能を選択した場合の処理を示したものであるが、
電子メール機能を選択した場合にも同様に、受信した電
子メールの一覧表である電子メールリストや電子メール
を送信する会員端末1の処理機能、処理能力に応じて、
作成し送信することができる。
【0161】また、WWWブラウザ機能を用いて情報て
いきょうサービスを受ける場合においても、共通サーバ
装置2への接続要求情報にカテゴリー情報、機能識別情
報を含めておくことにより、共通サーバ装置2から会員
端末1に供される情報を会員端末の処理機能、処理能力
に応じて、形成し送信することができる。
【0162】また、前述した会員端末1Cのように、音
声情報端末の場合にも、共通サーバ装置2への接続要求
情報に音楽情報端末であることを示すカテゴリー情報を
含めて送信するようにする。これにより共通サーバ装置
2は、会員端末1Cが音声情報端末であることを認識
し、音声情報のみを会員端末1Cに送信するようにする
ことができる。
【0163】[会員端末の処理機能、処理能力の共通サ
ーバ装置への他の通知方法]前述したように、WWWブ
ラウザ機能における会員端末1と共通サーバ装置2との
データのやり取りは、HTTP(Hyper Text
TransferProtocol)が用いられ、P
HS網を利用したPIAFS方式により行われる。この
場合、会員端末1と共通サーバ装置2とでやり取りされ
る情報のデータ形式は、HTML(Hyper Tex
t Makeup Language)である。
【0164】この場合、会員端末1と共通サーバ装置2
との間でHTTPでやり取りされるデータの構造として
は、図9に示すように、拡張フィールドとデータフィー
ルドとからなるものである。
【0165】この実施の形態では、前記拡張フィールド
に拡張ヘッダを設けるようにする。そして、会員端末1
から共通サーバ装置2に送信するHTMLデータの拡張
ヘッダに、会員端末1の機種種別情報、ソフトウエアバ
ージョンを示す情報、会員ID(ユーザID)を示す情
報、その他の情報を配置するようにする。
【0166】この場合、機種種別情報は、前述したカテ
ゴリ情報に相当する情報であり、例えば、会員端末1が
音楽用端末かビデオ用端末か、あるいは、情報用端末可
を示すものである。ソフトウエアバージョンを示す情報
は、会員端末1に搭載されているソフトウエアのバージ
ョンを示すものであり、例えば、この情報により会員端
末1の音楽情報の圧縮パターンや表示素子の大きさ、表
示素子の白黒/カラーの別などを示すことができるもの
である。また会員IDは、前述の会員識別情報と同様の
情報である。
【0167】このようにすることにより、共通サーバ装
置2においては、会員端末1からの情報の拡張ヘッダに
配置されている情報を確認することにより、その会員端
末1の処理機能、処理能力を判別することができる。
【0168】また、会員端末1から共通サーバ装置2に
対して、接続要求やその他の各種の要求を行う場合な
ど、会員端末1から共通サーバ装置2に送信される情報
に前述した拡張ヘッダが存在するので、共通サーバ装置
2においては、接続要求時のみならず、会員端末1から
の情報を受信するごとに、その会員端末1の処理機能や
処理能力を把握することが可能となる。
【0169】したがって、前述したように、会員端末1
からの接続要求時に接続要求情報にカテゴリ情報などを
含めて共通サーバ装置2に提供するようにする場合と異
なり、会員端末1から送出されるHTML情報の拡張ヘ
ッダに会員端末1の処理機能や処理能力を判別するため
の情報を配置するようにすることにより、共通サーバ装
置2は、会員端末1からの情報を受信した時点で、その
会員端末1の処理機能や処理能力を判別することがで
き、先に送信されてきた接続要求情報を確認する必要も
なく、迅速に会員端末1から送信されてきた情報に応じ
た処理を開始することができる。
【0170】なお、前述したように、電子メールやファ
クシミリは、SMTPにより共通サーバ装置2と会員端
末1との間でやり取りを行うようにした。しかし、電子
メール機能やファクシミリ機能についても、WWWブラ
ウザ機能の場合と同様に、HTTPによりデータのやり
取りをするようにすることにより、電子メール機能やフ
ァクシミリ機能を用いる場合にも、会員端末1から共通
サーバ装置2に対して送信される情報の拡張ヘッダに会
員端末1の処理機能や処理能力を通知するための情報を
配置して、共通サーバ装置2に通知することができる。
【0171】[他の実施の形態]この実施の形態におい
ては、各会員端末を識別するための会員識別情報と、こ
の会員識別情報によって識別される各会員端末の処理機
能や処理能力を示す情報とを関連付けて形成した会員情
報テーブルを共通サーバ装置2に用意しておく。そし
て、各会員端末からの接続要求情報あるいは会員端末か
らの情報の拡張ヘッダに含まれる会員識別情報に基づい
て、共通サーバ装置2において、各会員端末の処理機能
や処理能力を識別するようにし、各会員端末からは、カ
テゴリー情報や機能識別情報あるいは機種種別情報やソ
フトウエアバージョンを示す情報を送出しないようにす
る。
【0172】すなわち、この例においては、前述した実
施の形態と同様に形成されるシステムにおいて、共通サ
ーバ装置2に図10に示すような会員情報テーブルを作
成する。この例の場合には、図10に示すように、各会
員端末ごとに、各会員端末を識別することができる会員
識別情報と、その会員識別情報によって特定される会員
端末のカテゴリー情報、音声情報の圧縮パターンを示す
情報、表示素子の大きさを示す情報、カラー表示と白黒
表示の別を示す情報とからなる会員情報テーブルを作成
する。
【0173】この場合、図10に示す会員情報テーブル
を構成する各情報は、図1〜図8を用いて前述した実施
の形態において説明した各情報と同様のものである。つ
まり、会員識別情報は、各会員端末を識別するための情
報であり、カテゴリー情報は、その会員端末が、ビデオ
用の端末か、情報用の端末か、あるいは、音声情報端末
かなどの会員端末のカテゴリーを示す情報情報である。
【0174】また、この例において、音楽情報用の圧縮
パターンを示す情報は、複数種類のパターンが用意され
ており、例えば、Aパターンは、音声情報の劣化が少な
く、元の音声情報を忠実に再生することが可能な圧縮パ
ターンであり、Bパターンは、音声情報の圧縮率の高い
圧縮パターンである。
【0175】また、表示素子の大きさは、この例におい
ては、表示素子の大きさが異なる2種類の会員端末が用
いることができるようにされており、表示領域の大きさ
がAである場合には、図4を用いて前述した場合と同様
に、640ドット×200ドットの表示領域が大きい表
示素子を備えた会員端末であり、表示領域の大きさがB
である場合には、320ドット×200ドットの表示領
域が小さい表示素子を備えた会員端末であることを示
す。また、カラー/BWの別を示す情報は、その会員端
末が備える表示素子がカラー(C)か、白黒(BW)か
の別を示す。
【0176】そして、前述したように、サーバ装置2の
マスターサーバ21のメモリ21Mには、例えば、共通
サーバ装置2を有する会社と会員端末を購入した使用者
との間で契約を結んだ時に、当該会員端末の会員識別情
報が記憶されるが、このときに、上述の当該会員端末の
カテゴリー情報や機能識別情報をも一緒に記憶するよう
にすることにより、共通サーバ装置2の例えばマスター
サーバ21のメモリ21Mに会員情報テーブルを作成す
る。
【0177】共通サーバ装置2は、各会員端末からの接
続要求情報あるいは会員端末からの情報の拡張ヘッダに
含まれる会員識別情報に基づいて、図10に示した会員
情報テーブルのカテゴリー情報や機能識別情報を参照す
ることにより、接続を要求してきた会員端末の処理機能
や処理能力を識別することができる。
【0178】この場合には、会員端末のそれぞれは、自
己の処理機能や処理能力を示すカテゴリー情報や機能識
別情報を接続要求情報に含めて送信する必要がない。こ
のため、カテゴリー情報や機能識別情報を各会員端末が
記憶しておくこともないため、各会員端末の付加をさら
に軽減することができる。
【0179】このように、この例の場合には、各会員端
末からは、カテゴリー情報や機能識別情報を共通サーバ
装置2に送信する必要はなく、図10に示したような会
員情報テーブルを共通サーバ装置2に作成すると共に、
共通サーバ装置2において実行する会員端末の処理機能
や処理能力を識別するためのプログラムを変更するだけ
で実現することができる。
【0180】なお、会員情報テーブルは、これに限るも
のではなく、各会員端末ごとに、さらに詳細な処理機能
や処理能力についての情報を記憶するようにしてもよ
い。例えば、カラー表示において、その表示可能色数に
関する情報や表示素子の解像度などの情報を含めるよう
にすることができる。
【0181】また、前述の実施の形態においては、共通
サーバ装置2において、LCDの表示領域の大きさに応
じて、会員端末に送信する表示情報を形成する場合を例
に説明し、その具体例として、図4に示したように、表
示列数を変える場合を説明したが、これだけに限るもの
ではない。各会員端末の処理機能や処理能力に応じて、
会員端末に供給する情報を加工したり、表示レイアウト
を変更して送信したりすることができる。
【0182】例えば、前述にもしたように、文字や記号
などの情報の表示は可能であるが、動画像や静止画像な
どのいわゆるビデオ情報のできない情報用の会員端末に
対して、文字情報と写真などのビデオ情報を含む情報を
送信する時には、ビデオ情報を除き、文字情報だけを送
信するようにすることなどができる。
【0183】また、表示情報だけでなく、音声情報も各
会員端末の処理機能や処理能力に応じて、音質を変える
などして送信することも可能である。
【0184】また、例えば、共通サーバ装置2から各会
員端末に供給可能なコンテンツ情報などについては、処
理機能や処理能力が異なる各会員端末ごとに送信する情
報を予め作成しておき、会員端末から接続要求があった
ときに、即座にその会員端末の処理機能や処理能力に応
じた情報を送信するようにすることもできる。
【0185】なお、以上の実施の形態では、携帯無線通
信端末は、PHS電話の機能を備える場合として説明し
たが、電話機能としては、携帯電話であってもよい。そ
の場合には、ネットワークは携帯電話用のネットワーク
が使用されることになる。
【0186】また、以上の実施の形態では、電子メール
およびファクシミリは、SMTPにより共通サーバ装置
2と会員端末1との間でデータのやり取りを行うように
したが、電子メールおよびファクシミリも、WWWブラ
ウザ機能の場合と同様に、HTTPによりデータのやり
取りをすることにより、共通サーバ装置2と会員端末1
との間の通信を統一して、通信のためのアプリケーショ
ンを簡略化することができる。
【0187】また、共通サーバ装置2からの着信通知に
よる携帯無線通信端末での使用者への報知手段として
は、上述の実施の形態のような、表示マークによる方法
に限られるものではなく、ベルの鳴動を伴ってもよい
し、また、音声メッセージにより着信を知らせるように
してもよい。
【0188】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、携帯無線通信端末のそれぞれは、サーバ
装置により各携帯無線通信端末の処理機能や処理能力に
合わせて処理された情報を得ることができる。このた
め、携帯無線通信端末のそれぞれは、自己の処理機能や
処理能力応じて、サーバ装置からの情報を処理するアプ
リケーションなどを備える必要がなく、携帯無線通信端
末の付加を軽減することができる。
【0189】また、請求項2の発明によれば、携帯無線
通信端末のそれぞれから携帯無線通信端末の処理機能や
処理能力を識別するためのカテゴリー情報や機能識別情
報を送出することもないため、携帯無線通信端末自信
が、自己のカテゴリー情報や機能識別情報を記憶してお
く必要もなく、携帯無線通信端末の付加をさらに軽減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報通信システムが適用される
ネットワーク構成の全体の概要を示す図である。
【図2】図1の具体的なネットワーク構成例を示す図で
ある。
【図3】この発明によるサーバ装置の一実施の形態を示
すブロック図である。
【図4】この発明による情報通信システムの一実施の形
態において使用可能な携帯無線通信端末の例を説明する
ための図である。
【図5】この発明による携帯無線通信端末の一実施の形
態のブロック図である。
【図6】この発明に携帯無線通信端末において形成され
る接続要求情報のフォーマットの一例を説明するための
図である。
【図7】この発明による携帯無線通信端末の一実施の形
態におけるファクシミリ機能選択時の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図8】この発明によるサーバ装置の一実施の形態にお
ける携帯無線通信端末からの接続要求に応じて行われる
処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】HTTPでやり取りされるデータの構造を説明
するための図である。
【図10】この発明による情報通信システムの一実施の
形態におけるサーバ装置に形成される会員情報テーブル
の一例を説明するための図である。
【符号の説明】
1…携帯無線通信端末、2…共通サーバ装置、3…携帯
無線通信端末用ネットワーク、4…アクセスポイント、
5…専用基幹ネットワーク、6…無線基地局、7…ネッ
トワーク管理サーバ装置、21…マスターサーバ、22
…メールサーバ、23…ファクシミリサーバ、24…着
信通知サーバ、100…携帯無線通信端末本体、101
…カバーパネル、102…テンキー、103…アンテ
ナ、105…LCD、106…タッチパネル、102…
操作キー、121…システムコントロール部、122…
ROM、123…DRAM、124…フラッシュメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/00 107 H04L 11/00 310Z 1/32 13/00 305C (72)発明者 早坂 公一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 森田 孝司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1個のサーバ装置と複数の携帯無線通信端
    末とがネットワークを通じて無線接続され、前記サーバ
    装置は、前記携帯無線通信端末のそれぞれからの要求に
    応じて、データ通信サービスを行うようにする情報通信
    方法であって、 前記携帯無線通信端末のそれぞれは、当該携帯無線通信
    端末が備える少なくとも処理機能または処理能力を識別
    するための性能識別情報を前記サーバ装置に送信し、 前記サーバ装置は、前記携帯無線通信端末のそれぞれか
    らの前記性能識別情報に基づいて、前記携帯無線通信端
    末のそれぞれが備える少なくとも処理機能または処理能
    力を識別し、この識別結果に基づいて、前記携帯無線通
    信端末のそれぞれに対して送信する情報を形成すること
    を特徴とする情報通信方法。
  2. 【請求項2】1個のサーバ装置と複数の携帯無線通信端
    末とがネットワークを通じて無線接続され、前記サーバ
    装置は、前記携帯無線通信端末のそれぞれからの要求に
    応じて、データ通信サービスを行うようにする情報通信
    方法であって、 前記サーバ装置は、前記ネットワークを介して接続可能
    な前記携帯無線通信端末の識別情報と、当該携帯無線通
    信端末のそれぞれが備える少なくとも処理機能または処
    理能力を示す情報とが関連付けられて形成された端末関
    連情報を記憶しており、 前記サーバ装置は、前記携帯無線通信端末から送出され
    る前記識別情報に基づいて、前記端末関連情報を参照
    し、前記携帯無線通信端末のそれぞれの少なくとも処理
    機能または処理能力を識別し、この識別結果に基づい
    て、前記携帯無線通信端末のそれぞれ対して送信する情
    報を形成することを特徴とする情報通信方法。
  3. 【請求項3】1個のサーバ装置と複数の携帯無線通信端
    末とがネットワークを通じて無線接続され、前記サーバ
    装置は、前記携帯無線通信端末のそれぞれからの要求に
    応じて、データ通信サービスを行うようにする情報通信
    システムであって、 前記携帯無線通信端末は、 当該携帯無線通信端末が備える少なくとも処理機能また
    は処理能力を識別するための性能識別情報を記憶する記
    憶手段と、 前記記憶手段から前記性能識別情報を読み出す読み出し
    手段と、 前記読み出し手段により読み出された前記性能識別情報
    を前記サーバ装置に送信する性能識別情報の送信手段と を備え、 前記サーバ装置は、 前記携帯無線通信端末からの前記性能識別情報に基づい
    て、前記携帯無線通信端末の少なくとも処理機能または
    処理能力を識別する性能識別手段と、 前記性能識別手段の識別結果に基づいて、前記携帯無線
    通信端末に送信する送信情報を形成する送信情報形成手
    段と、 前記送信情報形成手段により形成された前記送信情報
    を、前記携帯無線通信端末に送信する送信手段とを備え
    ることを特徴とする情報通信システム。
  4. 【請求項4】1個のサーバ装置と複数の携帯無線通信端
    末とがネットワークを通じて無線接続され、前記サーバ
    装置は、前記携帯無線通信端末のそれぞれからの要求に
    応じて、データ通信サービスを行うようにする情報通信
    システムであって、 前記サーバ装置は、 前記ネットワークを介して前記サーバ装置に接続可能な
    すべての前記携帯無線通信端末の識別情報と前記携帯無
    線通信端末が備える少なくとも処理機能または処理能力
    を示す情報とが関連付けられて形成された端末関連情報
    を記憶する端末関連情報記憶手段と、 前記携帯無線通信端末から送出される前記識別情報に基
    づいて、前記端末関連情報記憶手段に記憶されている前
    記端末関連情報を参照して、前記携帯無線通信端末が備
    える少なくとも処理機能または処理能力を識別する性能
    識別手段と、 前記性能識別手段の識別結果に基づいて、前記携帯無線
    通信端末に送信する送信情報を形成する送信情報形成手
    段と、 前記送信情報形成手段により形成された前記送信情報
    を、前記携帯無線通信端末に送信する送信手段とを備え
    ることを特徴とする情報通信システム。
  5. 【請求項5】ネットワークを通じてサーバ装置と無線接
    続され、前記サーバ装置から自己の処理機能または処理
    能力に応じた情報の提供を受ける携帯無線通信端末であ
    って、 自己が備える少なくとも処理機能または処理能力を識別
    するための性能識別情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段から前記性能識別情報を読み出す読み出し
    手段と、 前記読み出し手段により読み出された前記性能識別情報
    を前記サーバ装置に送信する性能識別情報の送信手段と
    を備えることを特徴とする携帯無線通信端末。
  6. 【請求項6】携帯無線通信端末とネットワークを通じて
    無線接続され、前記携帯無線通信端末の少なくとも処理
    機能または処理能力に応じた情報を形成して、前記携帯
    無線通信端末に提供するためのサーバ装置であって、 前記携帯無線通信端末から送出される少なくとも処理機
    能または処理能力を識別するための性能識別情報に基づ
    いて、前記携帯無線通信端末の少なくとも処理機能また
    は処理能力を識別する性能識別手段と、 前記性能識別手段の識別結果に基づいて、前記携帯無線
    通信端末に送信する送信情報を形成する送信情報形成手
    段と、 前記送信情報形成手段により形成された前記送信情報
    を、前記携帯無線通信端末に送信する送信手段とを備え
    ることを特徴とするサーバ装置。
  7. 【請求項7】携帯無線通信端末とネットワークを通じて
    無線接続され、前記携帯無線通信端末の少なくとも処理
    機能または処理能力に応じた情報を形成して、前記携帯
    無線通信端末に提供するためのサーバ装置であって、 前記ネットワークを介して前記サーバ装置に接続可能な
    すべての前記携帯無線通信端末の識別情報と前記携帯無
    線通信端末のそれぞれが備える少なくとも処理機能また
    は処理能力を示す情報とが関連付けられた端末関連情報
    を記憶する端末関連情報記憶手段と、 前記携帯無線通信端末から送出される前記識別情報に基
    づいて、前記性能情報記憶手段に記憶されている前記端
    末関連情報を参照して、前記携帯無線通信端末が備える
    少なくとも処理機能または処理能力を識別する性能識別
    手段と、 前記性能識別手段の識別結果に基づいて、前記携帯無線
    通信端末に送信する送信情報を形成する送信情報形成手
    段と、 前記送信情報形成手段により形成された前記送信情報
    を、前記携帯無線通信端末に送信する送信手段とを備え
    ることを特徴とするサーバ装置。
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