JP2001195335A - コンテンツデータ流通方法およびコンテンツデータ流通システムならびにそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

コンテンツデータ流通方法およびコンテンツデータ流通システムならびにそのプログラムを記録した記録媒体

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JP2001195335A
JP2001195335A JP2000007076A JP2000007076A JP2001195335A JP 2001195335 A JP2001195335 A JP 2001195335A JP 2000007076 A JP2000007076 A JP 2000007076A JP 2000007076 A JP2000007076 A JP 2000007076A JP 2001195335 A JP2001195335 A JP 2001195335A
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Osamu Fujisawa
修 藤沢
Shuhei Tomita
修平 富田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者に端末装置の個別の属性に応じて異な
る識別名等を指定させる必要がなく、要求データに基づ
いて端末装置の属性に応じたデータ形式を決定し、単一
のコンテンツソースデータから要求元の端末装置に適合
したコンテンツデータを自動的に生成することのできる
コンテンツ流通方法およびコンテンツ流通システムなら
びにそのプログラムを記録した記録媒体を提供する。 【解決手段】 端末装置からネットワークを介してコン
テンツデータ提供システム10のWebサーバ部11に
要求データが送られる。要求解析部14は要求データを
基に要求元端末装置の属性を取得し、その情報をデータ
生成部13に渡す。データ生成部13は、コンテンツ表
現形式データ22を参照することによって適切なデータ
表現形式を認識し、それに基づいたコンテンツデータ2
3を生成する。Webサーバ部11はこのコンテンツデ
ータを端末装置に向けて送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク等を
介してクライアント側情報処理装置にコンテンツデータ
を提供するコンテンツデータ流通方法およびコンテンツ
データ流通システムならびにそのプログラムを記録した
記録媒体に関する。特に、データ形式の異なるタイプの
クライアント側情報処理装置から、共通の識別名による
コンテンツデータの要求を受けたときにも、各々のタイ
プに対応したデータ形式のコンテンツデータを提供する
コンテンツデータ流通方法およびコンテンツデータ流通
システムならびにそのプログラムを記録した記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワーク技術、特にインターネット
技術を用いた端末への情報配信、当該端末装置からの情
報入力、端末装置との対話的な情報のやりとり、および
それらを応用したサイバービジネスは、近年急速に普及
し今後もさらなる広がりが見込まれている。また、従来
において、データ形式の規格が比較的統一されているパ
ーソナルコンピュータ等がインターネットヘのアクセス
のための端末装置として主として用いられていたが、イ
ンターネット利用の普及と共に、ウェブアクセス専用ネ
ットワーク端末装置、携帯型電話端末装置やゲーム機な
どからインターネットにアクセスする例が増えてきてい
る。また、移動体通信の用途の多様化や情報家電製品の
普及などに伴って、ますます端末装置が多様化すること
が予測される。なお、以下の説明では各端末装置を単に
端末と記すこともある。
【0003】例えば、移動体通信会社各社が実施してい
るインターネット利用サービスにおいては、技術の標準
化が一部図られているものの、端末装置機能や、画面の
サイズや表示色に関する仕様や、表示可能なコンテンツ
(ハイパーテキスト)記述言語や、表示あるいは演奏が
可能な画像・映像あるいは音楽・音声のデータ形式、さ
らに実行できるアプリケーションソフトの実行形式など
は、各社独自の技術、規格や仕様に基づき個別に決めら
れている。
【0004】このような状況において、多様な端末装置
からの情報アクセスを可能にするために従来技術では、
各端末装置に対応したコンテンツデータを個別に準備す
る。そして、それぞれのデータに付与された端末装置に
対応する個別の識別名を当該端末装置側から入力するこ
とにより、アクセスするという方法がとられていた。図
12は、このような従来技術によって複数の異機種端末
に対してコンテンツデータを提供する情報サーバおよび
ネットワークの構成を示す構成図である。この図におい
て、符号10aは情報サーバ、1はインターネット、5
1はISP(インターネットサービスプロバイダ)を介
してインターネット1に接続されたコンピュータ端末、
70および80はそれぞれA社およびB社の移動体通信
網とインターネット1との間を中継するゲートウェイ、
71,72.・・・はA社の網サービスを受ける移動通
信端末、81,82,・・・はB社の網サービスを受け
る移動通信端末である。情報サーバ10aには、コンピ
ュータ端末用データ41とA社移動体通信網用データ4
2とB社移動体通信網用データ43とが保持されてい
る。これらのデータ(コンテンツデータ)の意味的内容
は同じであるが、各々の端末専用に異なるデータ形式で
作成されている。コンピュータ端末用データ41とA社
移動体通信網用データ42とB社移動体通信網用データ
43には、それぞれ異なるURL(ユニフォームリソー
スロケータ,Uniform Resource Lo
cator)が割り当てられており、利用者はそれぞれ
自分の端末装置に対応したURLを指定してコンテンツ
データにアクセスするようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来技術
では、情報サーバ10a側において、コンテンツデータ
の意味内容が同一であるにも関わらずデータ形式の異な
る複数のデータを用意しなければならず、コンテンツデ
ータの作成および維持のためのコストが嵩むという問題
がある。また、これら個別のコンテンツデータにそれぞ
れ異なるURLを割り当てて端末装置からアクセスする
ようにしているため、端末装置の利用者にとっては自分
の利用している端末装置に対応したURLを指定しなけ
ればならない等操作が煩雑となり、利用者のアクセス意
欲を阻害してしまう。さらには、コンテンツデータ提供
者側にとっては、利用者からのアクセスの機会の損失が
発生しうるという問題がある。
【0006】また、携帯型電話端末や携帯型PDA(パ
ーソナルデジタルアシスタント,Personal D
igital Assistant)端末などにおいて
は、パーソナルコンピュータ等に比べて画面のサイズお
よび解像度が小さく、また単色のみの表示しかできなか
ったり表示可能な色数が少なかったりするため、パーソ
ナルコンピュータに表示することを前提に設計された画
像データは、そのままでは表示できないという問題があ
った。
【0007】本発明は、上記事情を鑑みてなされたもの
であり、単一のコンテンツソースデータから各端末装置
に適合したコンテンツデータを自動的に生成して送信す
ることができ、各端末装置に適合したデータ形式のコン
テンツデータを自動的に選択して送信することができ、
またさらに端末装置個体の識別情報に対応して、あるい
は利用者の識別情報に対応して、それらに適した固有の
情報を生成あるいは選択して送信することができること
を目的とする。すなわち、利用者が端末装置固有の技術
的特徴や上記各種識別情報を意識する必要がなく、共通
の識別名(URLなど)によってコンテンツデータを要
求することのできるコンテンツデータ流通方法およびコ
ンテンツデータ流通システムならびにそのプログラムを
記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手投】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、ネットワークを用いて、
クライアント側情報処理装置からコンテンツデータの要
求データを送信し、前記要求データを受信するととも
に、前記要求データから上記クライアント側情報処理装
置の属性情報を解析し、上記属性情報に対応するコンテ
ンツデータを生成または選択し、クライアント側情報処
理装置にコンテンツデータを送信し、前記クライアント
側情報処理装置は、前記コンテンツデータを受信するこ
とを特徴とするコンテンツデータ流通方法を要旨とす
る。
【0009】ここで、クライアント側情報処理装置と
は、このコンテンツ流通方法においてコンテンツデータ
の提供を要求し、コンテンツデータを送受信する装置で
あって、コンピュータ技術を用いて情報を処理する機能
を有する機器をいう。また、属性情報とは、クライアン
ト側情報処理装置の機能や各仕様を特定するための情報
をいう。
【0010】また、請求項2記載の発明は、ネットワー
クを用いて、クライアント側情報処理装置からコンテン
ツデータの要求データを受信し、前記要求データから前
記クライアント側情報処理装置の属性情報を解析し、前
記属性情報に対応するコンテンツデータを前記クライア
ント側情報処理装置に送信することを特徴とするコンテ
ンツデータ流通方法を要旨とする。
【0011】さらに、本発明のコンテンツデータ流通方
法においては、前記属性情報に対応するコンテンツデー
タを生成または選択することを特徴とする。
【0012】さらにまた、本発明のコンテンツデータ流
通方法においては、前記コンテンツデータの基となるコ
ンテンツソースデータを記録し、前記要求データに対応
するコンテンツソースデータを検索し、読み出すことを
特徴とする。
【0013】さらにまた、本発明のコンテンツデータ流
通方法においては、前記属性情報に対応するコンテンツ
表現形式データを記録し、前記属性情報に対応するコン
テンツ表現形式データを検索し、読み出すことを特徴と
する。
【0014】さらにまた、本発明のコンテンツデータ流
通方法においては、前記属性情報に対応するコンテンツ
データの生成または選択は、前記コンテンツソースデー
タと前記コンテンツ表現形式データに基づき行われるこ
とを特徴とする。
【0015】さらにまた、本発明のコンテンツデータ流
通方法においては、前記属性情報にはクライアント側情
報処理装置の機種識別情報が含まれることを特徴とす
る。
【0016】さらにまた、本発明のコンテンツデータ流
通方法においては、前記属性情報にはクライアント側情
報処理装置の画面サイズ情報が含まれることを特徴とす
る。
【0017】さらにまた、本発明のコンテンツデータ流
通方法においては、前記属性情報にはクライアント側情
報処理装置の画面表示色情報が含まれることを特徴とす
る。
【0018】さらにまた、本発明のコンテンツデータ流
通方法においては、前記属性情報にはクライアント側情
報処理装置の個体識別情報が含まれることを特徴とす
る。
【0019】また、請求項11記載の発明は、クライア
ント側情報処理装置から受信した要求データから前記ク
ライアント処理装置の属性情報を解析し、前記属性情報
から前記クライアント側情報処理装置が出力可能なコン
テンツ記述言語の言語種別を特定し、前記言語種別に対
応するコンテンツデータを生成または選択することを特
徴とする前記コンテンツデータ流通方法を要旨とする。
【0020】さらに、本発明のコンテンツデータ流通方
法においては、コンテンツデータの内容に関するコンテ
ンツソースデータとコンテンツデータの表現形式に関す
るコンテンツ記述言語種別ごとのコンテンツ表現形式デ
ータを予め記憶し、前記記憶されたコンテンツソースデ
ータと、特定された前記言語種別に対応して読み取った
コンテンツ表現形式データとから前記コンテンツデータ
を生成または選択することを特徴とする。
【0021】さらに、本発明のコンテンツデータ流通方
法においては、前記コンテンツ表現形式データは、前記
コンテンツ記述言語種別ごとのデータの表示属性を示す
タグ情報を含み、このタグ情報を用いて前記コンテンツ
データを生成または選択することを特徴とする。
【0022】さらにまた、本発明のコンテンツデータ流
通方法においては、前記要求データから前記クライアン
ト側情報処理装置が利用されている通信網を識別する網
識別情報を解析し、前記網識別情報に対応するコンテン
ツデータを生成または選択することを特徴とする。
【0023】さらにまた、本発明のコンテンツデータ流
通方法においては、前記要求データから前記クライアン
ト側情報処理装置を利用している利用者を識別する利用
者識別情報を解析し、前記利用者識別情報に対応するコ
ンテンツデータを生成または選択することを特徴とす
る。
【0024】また、請求項16記載の発明は、ネットワ
ークを用いて、コンテンツデータを要求する要求データ
を送信するとともに、コンテンツデータを受信するクラ
イアント側情報処理装置と、前記要求データを受信する
受信部と、前記要求データから前記クライアント側情報
処理装置の属性情報を解析し取得する要求解析部と、前
記属性情報に対応するコンテンツデータを生成または選
択するデータ生成部と、前記コンテンツデータを前記ク
ライアント側情報処理装置に送信する送信部とを具備す
ることを特徴とするコンテンツデータ流通システムを要
旨とする。
【0025】また、請求項17記載の発明は、ネットワ
ークを用いて、クライアント側情報処理装置から要求デ
ータを受信する受信部と、前記要求データから前記クラ
イアント側情報処理装置の属性情報を解析し取得する要
求解析部と、前記属性情報に対応するコンテンツデータ
を前記クライアント側情報処理装置に送信する送信部と
を具備することを特徴とするコンテンツデータ流通シス
テム。
【0026】さらに、本発明のコンテンツデータ流通シ
ステムは、前記属性情報に対応する前記コンテンツデー
タを生成または選択するデータ生成部を備えることを特
徴とする。
【0027】さらにまた、本発明のコンテンツデータ流
通システムは、前記コンテンツデータの基となるコンテ
ンツソースデータを記憶するコンテンツソースデータ記
憶部と、前記要求データに対応するコンテンツソースデ
ータを検索し、読み出すコンテンツソースデータ検索読
み出し部とを備えることを特徴とする。
【0028】さらにまた、本発明のコンテンツデータ流
通システムは、前記属性情報に対応するコンテンツ表現
形式データを記憶するコンテンツ表現形式データ記憶部
と、前記属性情報に対応するコンテンツ表現形式データ
を検索し、読み出すコンテンツ表現形式データ検索読み
出し部とを備えることを特徴とする。
【0029】さらにまた、本発明のコンテンツデータ流
通システムは、前記データ生成部は、前記要求データに
対応する前記コンテンツソースデータと、前記要求デー
タを解析して取得された属性情報に対応する前記コンテ
ンツ表現形式データとから、前記コンテンツデータを生
成または選択することを特徴とする。
【0030】さらにまた、本発明のコンテンツデータ流
通システムにおいては、前記属性情報にはクライアント
側情報処理装置の機種識別情報が含まれることを特徴と
する。
【0031】さらにまた、本発明のコンテンツデータ流
通システムにおいては、前記属性情報にはクライアント
側情報処理装置の画面サイズ情報が含まれることを特徴
とする。
【0032】さらにまた、本発明のコンテンツデータ流
通システムにおいては、前記属性情報にはクライアント
側情報処理装置の画面表示色情報が含まれることを特徴
とする。
【0033】さらにまた、本発明のコンテンツ流通シス
テムにおいては、前記属性情報にはクライアント側情報
処理装置の個体識別情報が含まれることを特徴とする。
【0034】また、請求項26記載の発明のコンテンツ
データ流通システムにおいては、クライアント側情報処
理装置から受信した要求データから前記クライアント側
情報処理装置の属性情報を解析し取得し、この属性情報
から前記クライアント側情報処理装置が処理可能なコン
テンツ記述言語の言語種別を特定する要求解析部と、前
記言語種別に対応するコンテンツデータを生成または選
択するデータ生成部とを具備することを特徴とする。
【0035】さらに、本発明のコンテンツデータ流通シ
ステムにおいては、コンテンツデータの内容に関する情
報を保持するコンテンツソースデータ記憶部と、コンテ
ンツデータの表現形式に関するコンテンツ記述言語種別
ごとの情報を保持するコンテンツ表現形式データ記憶部
とを具備し、前記データ生成部は、前記コンテンツソー
スデータ記憶部から読み取ったコンテンツソースデータ
と、前記コンテンツ表現形式データ記憶部から属性情報
に対応して読み取ったコンテンツ表現形式データとを基
に前記コンテンツデータを生成または選択することを特
徴とする。
【0036】さらにまた、本発明のコンテンツデータ流
通システムにおいては、前記コンテンツ表現形式データ
記憶部は、前記コンテンツ記述言語種別ごとにデータの
表示属性を示すタグ情報を保持し、前記データ生成部
は、前記コンテンツ表現形式データ記憶部から読み取っ
た前記タグ情報を用いて前記コンテンツデータを生成ま
たは選択することを特徴とする。
【0037】さらにまた、本発明のコンテンツデータ流
通システムにおいては、前記要求解析部は、前記要求デ
ータから前記クライアント側情報処理装置が接続されて
いる通信網サービスの種別を識別する網識別情報を解析
し取得し、前記データ生成部は、前記網識別情報に対応
するコンテンツデータを生成または選択することを特徴
とする。
【0038】さらにまた、本発明のコンテンツデータ流
通システムにおいては、前記要求解析部は、前記要求デ
ータから利用者識別情報を解析し取得し、前記データ生
成部は、前記利用者識別情報に対応するコンテンツデー
タを生成または選択することを特徴とする。
【0039】また、請求項31記載の発明は、要求デー
タを受信する要求受付処理と、前記要求データから属性
情報を解析し取得する要求解析処理と、前記属性情報に
対応するコンテンツデータを生成または選択するデータ
生成処理と、前記コンテンツデータを送信するコンテン
ツデータ送信処理とをコンピュータに実行させることを
特徴とするプログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体を要旨とする。
【0040】さらにまた、本発明のコンテンツデータ流
通方法においては、前記クライアント側情報処理装置は
携帯電話端末であることを特徴とする。
【0041】さらにまた、本発明のコンテンツデータ流
通システムにおいては、前記クライアント側情報処理装
置は携帯電話端末であることを特徴とする。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しこの発明の一
実施形態について説明する。図1は、同実施形態による
コンテンツデータ提供システム(コンテンツデータ流通
システム)の構成を示すブロック図である。この図にお
いて、符号10はコンテンツデータ提供システムであ
り、1はインターネット、51はISP(インターネッ
トサービスプロバイダ)を介してインターネット1に接
続されたコンピュータ端末である。また、70および8
0はそれぞれA社およびB社の移動体通信網とインター
ネット1との間を中継するゲートウェイ、71,72,
・・・はA社の綱サービスを受ける移動通信端末、8
1,82,・・・はB社の網サービスを受ける移動通信
端末である。ゲートウェイ70および80は移動通信端
末からインターネットヘの接続を実現するために、それ
ぞれA社およびB社によって運営されている。
【0043】コンテンツデータ提供システム10内部に
は、HTTP(ハイパーテキストトランスファープロト
コル)によって端末装置(クライアント側情報処理装
置)からコンテンツを要求する要求データを受信しそれ
に対応するコンテンツデータを送信するWebサーバ部
11(受信部および送信部)、Webサーバ部が受信し
た制御情報とコンテンツ内容情報とを含む要求データか
ら端末装置の属性情報や利用者の識別情報などを取得す
る要求解析部14、要求解析部14による解析結果に応
じて、コンテンツソースデータ21およびコンテンツ表
現形式データ22からコンテンツデータ23を生成また
は選択するデータ生成部13が設けられている。また、
図15は、この発明の一実施形態によるコンテンツデー
タ提供システムの構成を示すブロック図である。この図
において、符号90は、コンテンツソースデータを記憶
するコンテンツソースデータ記憶部、91は記憶された
コンテンツソースデータを検索し読み出すコンテンツソ
ースデータ検索読み出し部、93はコンテンツ表現形式
データを記憶するコンテンツ表現形式データ記憶部、9
2は記憶されたコンテンツ表現形式データを検索し読み
出すコンテンツ表現形式データ検索読み出し部である。
コンテンツデータ提供システム10内部には、HTTP
(ハイパーテキストトランスファープロトコル)によっ
て端末装置(クライアント側情報処理装置)からコンテ
ンツを要求する要求データを受信しそれに対応するコン
テンツデータを送信するWebサーバ部11(受信部お
よび送信部)、Webサーバ部が受信した制御情報とコ
ンテンツ内容情報とを含む要求データから端末装置の属
性情報や利用者の識別情報などを取得する要求解析部1
4、要求解析部14による解析結果に応じて、コンテン
ツソース検索読み出し部91が検索読み出したコンテン
ツソースデータ21およびコンテンツ表現形式データ検
索読み出し部92が検索読み出したコンテンツ表現形式
データ22からコンテンツデータ23を生成または選択
するデータ生成部13が設けられている。
【0044】属性情報や利用者の識別情報は、端末装置
から提供される場合もあるし、通信網、ゲートウェイや
ISPから提供される場合もある。また、属性情報や利
用者の識別情報は、端末装置、通信網、ゲートウェイま
たはISPからそれぞれ必要な情報が提供される場合も
ある。
【0045】コンテンツソースデータ21は、コンテン
ツデータの意味内容に関するデータであり、各種端末装
置固有の属性に独立な情報のみからなる。図2(a)お
よび同(b)は、コンテンツソースデータの例を示す表
図である。これらの図に示すデータは関係モデルに従っ
てテーブル形式で保持されている。本例のこのコンテン
ツソースデータは、流通チェーン店網の各店舗および店
舗ごとのセールに関するものである。図2(a)に示す
店舗情報のテーブルには、店舗名、電話番号、店舗にア
クセスするための交通に関する情報、および店舗の駐車
場に関する情報が保持されている。また、図2(b)に
示すセール情報のテーブルには、店舗名、セール情報
(槻要)、およびセール情報(詳細)が保持されてい
る。このコンテンツソースデータを基にした各端末装置
別のコンテンツデータの生成方法については後述する。
なお、コンテンツソースデータの内容は、店舗情報およ
びセール情報に限定されず、ネットワークを通して配信
するための他のデジタルデータであっても良い。コンテ
ンツソースデータとしては、例えば画像データ、映像デ
ータ、音楽や音声などの音データ、ゲームやメールソフ
トなどのアプリケーションソフトがあげられる。
【0046】コンテンツ表現形式データ22は、各種端
末装置の属性情報に対応する表現形式に関するデータで
ある。コンテンツ表現形式データの具体例としては、記
述言語情報、画像データ形式情報、表示用・入力用タグ
情報、音データ形式情報、アプリケーションソフトウェ
ア形式情報等がある。
【0047】図3は、コンテンツ表現形式データ22の
一部である記述言語情報の例を示す表図である。この図
に示す例では、電話サービスを提供する通信会社別に、
またそのサービス別に、そのサービスを利用する電話端
末装置において表示可能なコンテンツ記述言語の種別が
保持されている。本例のこのデータは、A社の「XXモ
ード」サービスの端末用にはCompactHTML
(Compact Hyper Text Marku
p Language)を(エントリー101)、B社
の「XX Web」サービスおよびC社の「XXアクセ
ス」サービスの端末用にはHDML(Handheld
Device Markup Language)を
(エントリー102および103)、D社の「○○○
Web」サービスの端末用には言語D(エントリー10
4)によって記述されたコンテンツをそれぞれ送信すべ
きである旨を示している。なお、通信会社およびサービ
スの種類の数に限定はなく、いくつであっても良い。ま
た、記述言語として図3に例示したもの以外のものを用
いるようにしても良い。
【0048】図4は、コンテンツ表現形式データ22の
一部である画像データ形式情報の例を示す表図である。
この図に示す例では、コンテンツの記述言語別に端末装
置に向けて送信すべき形式の画像データの拡張子名を示
している。なお、記述言語と画像データ形式の組み合わ
せは図4に例示したものに限定されず、これ以外の組み
合わせとしても良い。また、画像データの拡張子として
図4に例示したもの以外のものを用いるようにしても良
い。なお、コンテンツソースデータとして蓄積されてい
る画像データとしては、静止画像や動画像が例示でき
る。
【0049】図5は、コンテンツ表現形式データ22の
一例である表示用・入力用タグ情報の例を示す表図であ
る。本例におけるコンテンツデータ提供システムでは、
標準的な表示レイアウト等の形式に関するテンプレート
を持っており、図5に示すテーブルにはそれらのテンプ
レートに関して付加すべきタグが記述言語ごとに規定さ
れている。例えば、テキストを表示領域の中央に位置付
ける「センタリング」テンプレートで表示するために
は、例えば、CompactHTML言語では「<ce
nter>」タグを付加して「<center>データ
</center>」(但し、「データ」を表示する任
意のテキストで置き換える)とする(エントリー14
1)。また同様に、言語Dでは「<d center
>」を付加して「<d center>データ</d
>」とし(エントリー142)、HDML言語では「<
center>」タグを付加して「<center>デ
ータ<br>」とする(エントリー143)。また例え
ば、複数の項目を並列に表記する「箇条書き」テンプレ
ートで表示するためには、CompactHTML言語
では「<ol>」および「<li>」タグを用いて「<
ol><li>項目1<li>項目2<li>項目3<
/ol>」とする(エントリー151)。また、言語D
およびHDML言語では、各項目のデータに「<br
>」を後置する形式とする(エントリー152および1
53)。また例えば、端末装置のキーボードからの入力
データを受け取るための「キー入力」テンプレートを用
いるためには、CompactHTML言語およびHD
ML言語では「accesskey=”n”」とし(エ
ントリー161および163)、言語Dでは「acc_
key=”n”」とする(エントリー162)。
【0050】テンプレートとして図5に例示したもの以
外のものを用いることができ、例えば、画面への単純な
テキスト表示のためのテンプレートや、端末装置の利用
者がひとつのリンク先を選択することのできる選択肢表
示のためのテンプレートや、選択リスト表示のためのテ
ンプレートや、利用者が1行分のデータを入力すること
のできる1行入力フォームの表示のためのテンプレート
であるが、これらに限定されない。
【0051】コンテンツ表現形式データ22の一部であ
る音データ形式情報としては、圧縮形式であるMP3
(MPEG Audio Layer−3),MD(ミニディスク)に用
いられているATRAC(Adaptive Transform Acousti
c Coding)や、音源形式であるMIDI(Musical Inst
rument Digital Interface)、FM(周波数変調)、P
CM(パルス符号変調)、物理モデルなどがある。これ
ら音データ形式情報は、上述の画像データ形式と記述言
語との組み合わせと同様に、音データ形式と記述言語と
の組み合わせの参照表を作成しておき、適宜参照できる
ようにしても良い。また、音データ形式情報としては、
先に例示したもの以外のものを用いるようにしても良
い。
【0052】コンテンツ表現形式データ22の一部であ
るアプリケーションソフト形式情報としては、アプリケ
ーションソフトが実行されるオペレーションシステムご
とに区別されていても良い。例えば、マイクロソフト社
のWindows(商標名)形式、Windows−C
E(商標名)形式、UNIX形式、Linux形式など
があげられる。これらアプリケーションソフト形式情報
は、上述の画像データ形式と記述言語との組み合わせと
同様に、アプリケーションソフト形式と記述言語との組
み合わせの参照表を作成しておき、適宜参照してアプリ
ケーションソフト形式を決定しても良い。また、アプリ
ケーションソフト形式情報としては、上述に例示したも
の以外のものを用いるようにしても良い。
【0053】次に、処理できるデータ形式の異なる複数
のタイプの端末装置から同一のURLによる要求データ
を本実施例のコンテンツデータ提供システムが受信した
場合にも、各端末装置および利用者の各種属性に対応し
たコンテンツデータを送信する仕組みについて説明す
る。
【0054】図6は、端末装置に対応したコンテンツ記
述言語によるコンテンツデータを送信するための処理手
順を示すフローチャートである。まず、Webサーバ部
11が端末装置からインターネットを介してHTTPに
よる要求データを受信すると(ステップ251)、要求
解析部14が起動される(ステップ252)。制御情報
とは、データを送受信する際に利用される情報をいう。
例えば、インターネットにおいて、WWW(World Wide
Web)サーバーとWWWクライアントの間でHTML文
書を送受信するための通信プロトコルがあげられる。要
求解析部14は、制御情報の一例であるHTTPヘッダ
を参照することにより、網識別情報の一例である要求元
の移動通信端末が収容されている通信会社の通信サービ
ス名を識別する情報を取得し(ステップ253)、この
サービス名を基に図3に例示した記述言語情報を参照す
ることによってこの端末装置に送信すべきコンテンツデ
ータの言語種別を特定する(ステップ254)。次に、
データ生成部13は端末装置から要求されているコンテ
ンツデータをコンテンツソースデータ21から抽出し、
そのコンテンツデータを出力するためのテンプレートを
決定する。
【0055】次に、図5に例示したコンテンツ表現形式
データ22を参照することにより、先に特定された記述
言語に対応するタグ情報を取得する。そして、要求元の
端末装置に合ったコンテンツデータ23を生成または選
択する(ステップ255)。このようにして生成または
選択されたコンテンツデータ23をWebサーバ部11
が端末装置に向けて送信する(ステップ256)。
【0056】次に、図7は、端末装置の表示能力に応じ
て異なるタイプの画像を送信するための処理手順を示す
フローチャートである。まず、Webサーバ部11が端
末装置からインターネットを介してHTTPによる要求
データを受信すると(ステップ301)、要求解析部1
4が起動される(ステップ302)。次に、要求解析部
14はHTTPヘッダを参照することによりブラウザタ
イプと通信会社の通信サービス名を判別し、また上記ブ
ラウザタイプをキーとしてコンテンツデータ提供システ
ム内のデータベースを参照することにより、あるいはH
TTPヘッダから直接端末表示性能に関する情報を取得
する(ステップ303)。次に、要求解析部14は、上
記通信サービス名を基に図3及び図4に例示した記述言
語情報を参照することにより、要求元の端末装置で表示
可能な画像データ形式情報を特定する(ステップ30
4)。そして、要求元の端末装置がカラー表示能力を有
していれば(ステップ305)、カラー画像を送信する
(ステップ307)。端末装置にカラー画像表示能力が
なく、要求されている画像のグレースケール画像がコン
テンツデータ提供システムに存在している場合には(ス
テップ306)、そのグレースケール画像を送信し(ス
テップ308)、存在しない場合には(ステップ30
6)、カラー画像を送信する(ステップ307)。
【0057】上述した手順の処理により、本コンテンツ
データ提供サーバは、端末装置の画面表示能力に最も適
した画像を提供することが可能となる。ここでは端末装
置のカラー表示可否に対応した送信すべき画像データの
選択の手順を例として説明したが、この他にも例えば、
端末装置の画面の大きさや解像度(縦および横の画素
数)に対応して異なる画像データを送信するようにして
も良い。例えば、パーソナルコンピュータの表示画面と
携帯型電話端末の表示画面とでは、画面の物理的なサイ
ズにおいても表示画素数においても大きく異なってお
り、それぞれに適した画像データを自動的に選択して提
供できることのメリットは大きい。またこの他にも、画
面で表示可能な色数および階調数や、動画像の表示の可
否や、表示の際の画面走査周波数や、インターレース走
査などの画面表示方式など、様々な画面表示の特性に対
応して要求元の端末装置に適した画像データを送信でき
るようにすることも可能である。
【0058】次に、図8は、端末装置ごとに扱う文字セ
ットが異なる場合にそれぞれの端末装置に応じたデータ
を送信または受信するための処理手順を示すフローチャ
ートである。原則としては、端末装置は標準的な文字コ
ード体系を使っているが、文字コードの空き領域に端末
機種独自の文字を割り当てている、いわゆる外字を用い
ている場合があり、図8のフローチャートで示す処理
は、そのような外字への対応のためのものである。
【0059】図8(a)は、端末装置において入力され
たデータに外字を含む場合の処理を示す。Webサーバ
部11は、外字を含む入力データを受信すると(ステッ
プ351)、その外字部分の文字を端末機種に応じてコ
ンテンツデータ提供サーバの内部表現形式、例えば「&
n n n;」形式、のデータに変換してコンテンツソー
スデータとして保存する(ステップ352)。
【0060】図8(b)は、端末装置からの要求によっ
てコンテンツデータ提供システムが提供するコンテンツ
ソースデータ内に、上記内部表現形式で保存された外字
を含む場合の処理を示す。まず、Webサーバ部11が
端末装置からHTTPによる要求データを受信すると
(ステップ361)、要求解析部14が起動される(ス
テップ362)。次に、要求解析部14はHTTPヘッ
ダを参照することにより、またHTTPヘッダを参照し
て得た属性情報からコンテンツデータ提供システム内の
データベースを必要に応じて参照することにより、端末
装置のタイプを判別し、端末装置の外字表示性能を取得
する(ステップ363)。送信データに含まれる外字を
表示する能力のある端末装置である場合には(ステップ
364)、データ生成部13は内部表現形式の外字をそ
の端末装置に合ったバイナリの文字コードに変換する
(ステップ366)。その外字を表示する能力のない端
末装置である場合で(ステップ364)、その外字を画
像データとして表示する能力がある端末装置である場合
には(ステップ365)、データ生成部13はその外字
部分を対応する画像データに置き換えたコンテンツデー
タを生成または選択する(ステップ367)。もし、画
像データとして表示できない端末装置である場合には
(ステップ365)、データ生成部13はその外字部分
をそれに対応する近似の文字のコードに置き換えたコン
テンツデータを生成または選択する(ステップ36
8)。 Webサーバ部11は、このように生成または
選択されたコンテンツデータを端末装置に向けて送信す
る(ステップ369)。以上の処理により、ある端末装
置から送信されたコンテンツデータを先の端末装置とは
技術的特徴が異なっている端末装置でも出力することが
できる。端末装置からコンテンツデータを送信するサー
ビスとしては、対話を行うチャット、掲示板への書き込
みや電子メールがあげられる。
【0061】図9は、端末装置に対応した音楽コンテン
ツデータを送信するための処理手順を示すフローチャー
トである。まず、Webサーバ部11が端末装置からH
TTPによる要求データを受信すると(ステップ40
1)、要求解析部14が起動される(ステップ40
2)。次に、要求解析部14はHTTPヘッダを参照す
ることにより、要求元の移動通信端末が収容されている
通信会社の通信サービス名を判別し(ステップ40
3)、このサービス名を基に図3に例示した記述言語情
報を参照することによってこの端末装置に送信すべきコ
ンテンツデータの音データ形式を特定する(ステップ4
04)。
【0062】次に、データ生成部13は、コンテンツソ
ースデータに予め用意されている各種音データ形式によ
る音楽データの中から、先に特定された記述言語に対応
する形式の音楽データを選択するか、特定された音デー
タ形式に対応する音楽データをコンテンツソースデータ
から生成する。そして、Webサーバ部11は、このよ
うに生成または選択された音楽データを端末装置に向け
て送信する(ステップ405)。
【0063】次に、端末装置の機種ごとの技術的特徴や
通信サービスの違いだけでなく、端末装置個体や端末装
置利用者に応じても異なるコンテンツデータを提供する
機能について説明する。図10は、このようなコンテン
ツデータ提供サービスのために、コンテンツデータ提供
システム10内に保持されている個人情報の例を示す表
図である。図10のテーブルは、図2(a)で示した店
舗を有する流通チェーン店網におけるフリークエントユ
ーザプログラムの会員属性情報を保持しており、具体的
には、会員ID、会員氏名、その会員がよく利用する店
舗名、このプログラムにおける獲得ポイント数、この会
員が利用する端末装置個体の端末IDが含まれている。
複数の不特定の端末装置を利用する会員については「不
特定」である旨の情報が端末IDの欄に保持されてい
る。
【0064】図11は、図10に示した個人情報を参照
して利用者個人に応じたコンテンツデータを提供する処
理の手順を示すフローチャートである。まず、Webサ
ーバ部11が端末装置からHTTPによる要求データを
受信すると(ステップ451)、要求解析部14が起動
される(ステップ452)。次に、要求解析部14はH
TTPヘッダ情報を基に要求元の端末装置のブラウザの
タイプを判別する(ステップ453)。
【0065】もし、HTTPヘッダ内に個体識別情報の
一例である端末IDが付加されている場合には(ステッ
プ454)、その端末IDをキーとして図10に示した
個人情報を参照することにより、利用者識別情報の一例
である会員IDを特定し(ステップ455)、そうでな
い場合には端末装置に認証画面を表示させることによ
り、利用者から会員IDとパスワードで認証処理を行
い、会員IDを特定する(ステップ456)。
【0066】データ生成部13は、先に特定された会員
IDをキーとして図10に示した個人情報を参照するこ
とにより、その会員がよく利用する店舗を特定する(ス
テップ457)。次に、図2(b)に示したセール情報
を参照することによってその店舗のセール情報(槻要お
よび詳細)を取得する。そして、先に判別したブラウザ
タイプを基に図5に示した表示用・入力用タグ情報から
該当する記述言語に関するタグ情報を取得し(ステップ
459)、その中からテキスト表示のためのテンプレー
トのタグ情報を選択し(ステップ460)、このテンプ
レートを用いた編集処理によって、会員ID、よく利用
する店舗名、セール情報(槻要および詳細)を含むコン
テンツデータを生成または選択する(ステップ46
1)。Webサーバ部11は、このように生成または選
択されたコンテンツデータを端末装置に向けて送信する
(ステップ462)。
【0067】ここで利用者識別情報を取得する第1の方
法は、クライアント側情報処理装置から利用者によって
入力される利用者識別情報を直接取得する方法である。
また、その第2の方法は、要求解析部が受け取る要求デ
ータ内に含まれている情報を基に、例えばコンテンツデ
ータ流通システム内部に保持している情報などといった
他の情報をも参照することにより間接的に利用者識別情
報を取得する方法である。
【0068】なお、先に説明した処理手順においては、
端末装置から送信された要求データに端末IDが付加さ
れてない場合に認証画面を表示して、利用者から会員I
Dとパスワードを取得することとしたが、端末装置から
は端末IDが付加された要求データが送られたものの、
その端末IDを基に会員IDを特定できない場合にも、
同様に認証画面によって会員ID等を取得するようにし
ても良い。例えば、会員が不特定の端末装置を使用して
いるために端末IDがデータベース内の個人情報に登録
されてない場合などがこれに該当する。
【0069】次に、端末装置が提供するインタフェース
を用いて利用者が所望のコンテンツデータを明示的に指
定する方法の一例を説明する。図13は、携帯電話端末
装置の利用者インタフェースを示す図である。この図に
示すように携帯電話端末の表示画面にはメニューなどが
表示され、利用者はその画面を見ながら適宜ボタンを押
下または押上することによって操作を行えるようになっ
ている。図14は、図13に示すメニューにおいて
「6.銀行」が選択された後の画面遷移を示す図であ
る。
【0070】まず「6.銀行」が選択されると、利用者
が取り引きしている銀行のサービスメニューが表示さ
れ、その中から例えば「3.振込依頼」が選択される
と、出金口座を指定するための画面が表示され、出金口
座が指定されると、入金銀行を検索する画面が表示さ
れ、その後必要な情報が指定されて振込依頼の手続が完
了すると「振込依頼は受付られました。・・・」という
確認メッセージが表示される。
【0071】なお、以上で説明した実施形態において
は、コンテンツデータ提供システムはインターネットを
介して端末装置と通信するものとしたが、通信のために
使われるネットワークはインターネットに限定されず他
のデータ通信ネットワークであっても良い。また、コン
テンツデータ提供システムと端末装置との間の通信はH
TTPによって行われ端末装置から送られるURLによ
って提供するデータの内容が指定されるものとしたが、
他のプロトコルによる通信に本発明を適用することも可
能であり、これにより、利用者に端末装置の属性の違い
などを意識して明示的に指定させる必要なく端末装置に
対応した、あるいは利用者個人に対応したコンテンツデ
ータを提供するコンテンツデータ提供システムを実現す
ることができる。
【0072】端末装置の属性としては、例えば、ハード
ウェアの機能や仕様によるもの、ソフトウェアの様に端
末装置内で使用されているアプリケーションソフトの機
能や仕様によるものや、さらには、端末装置が利用され
るネットワーク環境などのサービスの機能や仕様があ
る。
【0073】また、以上で説明した実施形態において
は、携帯型電話端末やコンピュータ端末に対するコンテ
ンツデータの送信について説明したが、端末装置の種類
はこれらに限定されず、ネットワークを介してコンテン
ツデータ提供システムと接続可能であり、情報処理機能
を備えている他の装置であっても良い。そのような装置
の具体例の一部は、PDA端末、情報キオスク端末、ゲ
ーム機、放送等の送受信装置、画像表示装置、カラオケ
装置、音楽再生装置、楽音発生装置、カーナビゲーショ
ン装置、ビデオ録画/再生装置、調理用機器、その他の
情報家電機器、自動販売機、情報メディア記録装置など
であるが、本発明を適用することのできる装置はこれら
に限定されない。
【0074】なお、端末装置とコンテンツデータ提供シ
ステムを相互に接続するネットワークは、インターネッ
ト類似の機能を有するものであれば、他の規格の専用回
路網、WAN等のネットワークであってもよい。また、
公衆回線を利用しないLANで構成されるイントラネッ
トのようなネットワークであってもよい。
【0075】なお、コンテンツデータとは、デジタルデ
ータとして流通可能なデータをいう。
【0076】また、ここで「機種識別情報」としては、
例えばパーソナルコンピュータや携帯型電話端末装置や
ゲーム機といったレベルでの装置の種別を識別する情
報、それらの装置を製造・販売する事業者を識別する情
報、それらの装置の機能や能力や形状や材質などといっ
た設計事項の違いを識別できる情報、あるいはこれらを
適宜組み合わせた情報が上げられる。
【0077】また、画面サイズ情報としては、例えばク
ライアント側情報処理装置の表示画面の物理的な大きさ
や表示画面における画素数に関する情報がある。
【0078】また、個体識別情報とは、クライアント側
情報処理装置を特定するために一意に定められた情報を
いう。個体識別情報としては、例えばクライアント側情
報処理装置の個体を識別する情報や、また必要に応じて
その個体識別情報を基にそのクライアント側情報処理装
置の利用者を識別する情報、シリアルナンバー、製造番
号、電話番号や電子メールアドレスなどが上げられる。
【0079】また、通信サービスの種別を識別するため
の網識別情報としては、例えば、電話網サービスを提供
する通信事業者を識別する情報や通信事業者が提供する
網の種別を識別する情報やそれらの組み合わせがある。
具体的には、網識別情報によって、例えば、A社の移動
体通信網、B社のアナログ携帯電話サービス、C社のラ
ジオ無線サービス、D社の1.5ギガヘルツ帯デジタル
携帯電話サービスなどといった単位での識別がなされ
る。また、ここで言う電話網とは、通話者の音声を伝え
るサービスに限定されず、その音声帯域の信号に変調さ
れたデータを伝えるサービス、デジタルデータを伝える
サービス、双方向に情報伝送可能なCATV網、ラジオ
無線などを含む広義の電話網である。
【0080】また、ここで、コンテンツデータのカテゴ
リーとは、様々な具体的な内容のコンテンツに共通する
分野あるいは槻念を表すものであり、コンテンツデータ
の具体的内容とはその分野に含まれるあるいはその概念
から想起される具体的事象を表すものをいう。コンテン
ツデータのカテゴリーの具体例のひとつは、ある流通チ
ェーン店に関する情報であり、このカテゴリーに対応す
る具体的内容の例は、その流通チェーン店の中で利用者
がよく利用する店舗固有のセールに関する情報がある。
また、他のコンテンツデータのカテゴリーとしては、例
えば、「今日の運勢」であり、そのカテゴリーに対応す
る具体的内容の例は、識別される利用者の属性(生年月
日や氏名や血液型など)を基に占われた運勢がある。但
し、コンテンツのカテゴリーおよび具体的内容は、ここ
に挙げた例に限定されない。
【0081】また、図1におけるコンテンツデータ提供
システム10のWebサーバ部11、要求解析部14、
データ生成部13の機能およびその他必要とされる機能
を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可
能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプ
ログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行す
ることによりコンテンツデータ提供システムを実現する
ようにしても良い。なお、ここで言う「コンピュータシ
ステム」とは、汎用のコンピュータ装置であって、内部
にCPU、通信インターフェース回路、モデム回路、描
画回路、RAM、ROM、固定ディスクを備え、モデム
回路或いはDSU及びTAを使用することにより、利用
者回線または専用回線を介してインターネットに接続可
能に構成されており、オペレーティングシステムや周辺
機器等を含むものとする。例えば、ディスプレイ装置
は、コンピュータ装置から出力された映像信号をその表
示面に表示可能に構成されている。
【0082】また、「コンピュータ読み取り可能な記録
媒体」とは、フロッピーディスク、光磁気ディスク、R
OM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステ
ムにおけるハードディスク等の記憶装置のことを言う。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、
電気通信回線を介してプログラムが伝送される場合のコ
ンピュータシステム内部の揮発性メモリ(半導体リード
ライトメモリ)などのように、少なくとも一定時間プロ
グラムを保持するものをも含むものとする。
【0083】また、上記プログラムは、このプログラム
を記憶装置等に格納したコンピュータシステムから電気
通信回線の伝送媒体を介して他のコンピュータシステム
に伝送されるものであっても良い。ここで電気通信回線
の伝送媒体とは、電気あるいは電磁波等による信号を伝
える物理的性質を持つ、金属線、光ファイバ、電磁場等
のことを言う。
【0084】また、上記プログラムは、前述した機能の
一部を実現するものであっても良い。さらに、前述した
機能をコンピュータシステム上に既に記録されているプ
ログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差
分プログラムであっても良い。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クライアント側情報処理装置から受信した要求データを
基にして、特に、利用者によって明示的に指定されず情
報処理装置によって付加されて送られてくるデータを基
にしてクライアント側情報処理装置の属性情報を取得
し、この属性情報に応じたコンテンツデータを生成また
は選訳して提供するため、クライアント側情報処理装置
のタイプごとの違いに依存しない共通の識別名によって
コンテンツを提供することが可能となる。また、これに
よって利用者にとっての利便性が向上するため、コンテ
ンツデータ提供者にとっては提供の機会増大の効果が得
られる。また、単一のコンテンツソースデータを用意す
るだけで良いので、コンテンツデータの作成および維持
するための労力や費用の削減を行うことができる。
【0086】また本発明によれば、要求データを基に、
クライアント側情報処理装置の機種や、クライアント側
情報処理装置の表示画面の各種特性や、クライアント側
情報処理装置において表示可能なコンテンツ記述言語や
などを解析するため、その解析結果に応じたコンテンツ
データを生成または選択してクライアント側情報処理装
置に提供することができる。
【0087】また本発明によれば、要求データを基に、
クライアント側情報処理装置の個体識別情報や、利用者
識別情報を取得するため、それらの識別結果に応じたコ
ンテンツデータを生成または選択してクライアント側情
報処理装置に提供することができる。
【0088】また本発明によれば、要求データを基に、
クライアント側情報処理装置が収容されている通信サー
ビスの識別情報を取得するため、それらの識別結果に応
じて通信サービスの特性に適したコンテンツデータを生
成または選択してクライアント側情報処理装置に提供す
ることができる。
【0089】また本発明によれば、利用者から明示的に
指定される情報に基づいてコンテンツデータのカテゴリ
ーを決定し、利用者の識別情報に応じてこのカテゴリー
に属するコンテンツデータの具体的内容を決定し、クラ
イアント側情報処理装置あるいは他の情報処理装置にお
いて保持されている情報に基づいてコンテンツデータの
形式を決定し、これらに基づいて識別された利用者にと
って特に有益なコンテンツデータをそのクライアント側
情報処理装置に適した形式で生成しまたは選択し、提供
することが可能となる。
【0090】特に、請求項1記載の発明によれば、クラ
イアント側情報処理装置から送信される要求データを基
に、クライアント側情報処理装置の属性情報を取得する
ため、取得された属性情報に応じて、クライアント側情
報処理装置での処理に適した形式のコンテンツデータを
自動的に送信することができる。また、クライアント側
の利用者が明示的にクライアント側情報処理装置の属性
に応じた要求を出す必要がない。また、単一のコンテン
ツソースデータを用意するだけで良いので、コンテンツ
データの作成および維持するための労力や費用の削減を
行うことができる。
【0091】請求項2記載の発明によれば、クライアン
ト側情報処理装置から送信される要求データを基に、ク
ライアント側情報処理装置の属性情報を取得するため、
取得された属性情報に応じて、クライアント側情報処理
装置での処理に適した形式のコンテンツデータを自動的
に送信することができる。また、クライアント側の利用
者が明示的にクライアント側情報処理装置の属性に応じ
た要求を出す必要がない。
【0092】請求項3記載の発明によれば、予め記憶装
置等に保持されたデータを基に、属性情報に対応するコ
ンテンツデータを生成または選択するができる。コンテ
ンツデータを提供する側は、それぞれクライアント側情
報処理装置に対応したデータを作成する必要がない。
【0093】請求項4記載の発明によれば、予め記憶装
置等にコンテンツの内容を表すコンテンツソースデータ
を保持しておき、クライアント側情報処理装置から送信
される要求データに基づき提供するコンテンツ内容を決
定し、そのコンテンツ内容に応じたコンテンツソースデ
ータを記憶装置等から読み出し、そのコンテンツソース
データを基にコンテンツデータを生成または選択するこ
とができる。複数のコンテンツソースデータを予め記憶
することができるので、クライアント側の利用者は様々
なコンテンツデータを利用することができる。
【0094】請求項5記載の発明によれば、予め記憶装
置等にコンテンツの表現形式を表すコンテンツ表現形式
データ保持しておき、クライアント側情報処理装置から
送信された要求データを基に取得される属性情報に応じ
て、適切なコンテンツ表現形式データを読み出し、その
クライアント側情報処理装置に適合した形式のコンテン
ツデータを生成することができる。従って、あらゆる端
末に対応するコンテンツ表現形式データを記憶しておく
ことにより、クライアント側の利用者はクライアント側
情報処理装置の特徴などを理解していなくても手軽にコ
ンテンツデータを得ることができる。
【0095】請求項6記載の発明によれば、予め記憶装
置等に保持されたコンテンツソースデータおよびコンテ
ンツ表現形式データを読み出して、これらのデータを基
にコンテンツデータを生成または選択し、クライアント
側情報処理装置に送信することができる。よって、、ク
ライアント側情報処理装置に適合したコンテンツデータ
を得るために、利用者は明示的にクライアント側情報処
理装置の属性に応じた要求を出す必要がない。
【0096】請求項7記載の発明によれば、属性情報に
はクライアント側情報処理装置の機種識別情報が含まれ
るため、データ生成部は、クライアント側情報処理装置
の機種に依存した技術的特徴に適したコンテンツデータ
を生成または選択することができるので、クライアント
側の利用者は、クライアント側情報処理装置の機種を意
識することなくコンテンツデータを得ることができる。
【0097】請求項8記載の発明によれば、前記属性情
報にはクライアント側情報処理装置の画面サイズ情報が
含まれるため、クライアント側情報処理装置の画面の物
理的な大きさや画素数に適したコンテンツのデータを生
成または選択し、これを提供することができるので、コ
ンテンツデータの提供者は予めぞれぞれのクライアント
側情報処理装置の画面サイズなどに対応するコンテンツ
データを用意する必要がない。
【0098】請求項9記載の発明によれば、属性情報に
はクライアント側情報処理装置の画面表示色情報が含ま
れるため、データ生成部はクライアント側情報処理装置
の画面において表示可能な色数や色の種類や階調度に適
したコンテンツのデータを生成または選択し、これを提
供することが可能となる。従って、コンテンツデータの
提供者は、予め色表示について様々な対応をしたコンテ
ンツデータを用意する必要はない。
【0099】請求項10記載の発明によれば、属性情報
にはクライアント側情報処理装置の個体識別情報が含ま
れるため、データ生成部はクライアント側情報処理装置
の個体を識別し、また必要に応じてその個体識別情報を
基にそのクライアント側情報処理装置の利用者を識別
し、これら個体あるいは利用者等に応じたコンテンツデ
ータを生成または選択し、提供することが可能となる。
さらに、コンテンツデータの提供者は、クライアント側
の利用者に意識させることなく、クライアント側情報処
理装置を特定することができる。
【0100】請求項11記載の発明によれば、クライア
ント側情報処理装置から受信した要求データを基にクラ
イアント側情報処理装置が処理可能なコンテンツ記述言
語の言語種別を特定するため、データ生成部は、クライ
アント側情報処理装置の機能に適した言語によって記述
されたコンテンツデータを生成または選択し、これを提
供することが可能となる。従って、処理可能なコンテン
ツ記述言語が異なる複数のタイプのクライアント側情報
処理装置から、共通の識別名(URL等)によってコン
テンツデータにアクセスすることが可能となる。
【0101】請求項12記載の発明によれば、コンテン
ツデータの内容に関する情報を保持するコンテンツソー
スデータとコンテンツデータの表現形式に関するコンテ
ンツ記述言語種別ごとの情報を保持するコンテンツ表現
形式データを記憶装置に予め保持しているため、クライ
アント側情報処理装置の利用者がURL等によって明示
的に指定した情報に基づいてコンテンツ内容を決定し、
そのコンテンツ内容に応じたコンテンツソースデータを
読み出し、また言語種別に応じてコンテンツ表現形式デ
ータ用いてコンテンツデータを生成または選択し、提供
することが可能となる。よって、クライアント側の利用
者は、クライアント側情報処理装置が出力できる言語種
別を理解しておく必要はない。
【0102】請求項13記載の発明によれば、コンテン
ツ表現形式データとしてコンテンツ記述言語種別ごとに
データの表示属性を示すタグ情報を保持するため、デー
タ生成部は、求められているコンテンツ記述言語に応じ
たタグ情報を読み出し、このタグ情報に基づいて表示属
性等に関するデータをコンテンツデータ内に埋め込むこ
とにより、要求元のクライアント側情報処理装置での処
理に適したコンテンツデータを生成または選択し、提供
することが可能となる。よって、コンテンツデータ提供
者は、クライアント側情報処理装置が出力できる記述言
語にあったコンテンツデータを予め用意しておく必要が
ない。
【0103】請求項14記載の発明によれば、通信網を
識別する網識別情報を取得するため、通信網に応じて異
なるコンテンツデータを生成または選択して送信するこ
とが可能となる。よって、網によって異なるサービス内
容に対応したコンテンツデータや、網によって異なるデ
ータ記述言語に対応したコンテンツデータを自動的に提
供することが可能となる。また、利用者が明示的にクラ
イアント側情報処理装置の属性に応じた要求を出す必要
がない。
【0104】請求項15記載の発明によれば、クライア
ント側情報処理装置を利用している利用者を識別する利
用者識別情報を取得するため、利用者に応じて異なるコ
ンテンツデータを生成または選択して送信することが可
能となる。また、これを応用して、予め記憶装置等に利
用者の属性情報を保持しておき、この利用者属性情報に
応じて異なるコンテンツデータを送信することが可能と
なる。クライアント側情報処理装置を利用している利用
者は、利用者自身の嗜好に基づくコンテンツデータを意
識することなく得ることができる。
【0105】請求項16記載の発明によれば、クライア
ント側情報処理装置から送信される要求データを基に、
クライアント側情報処理装置の属性情報を取得するた
め、取得された属性情報に応じて、クライアント側情報
処理装置での処理に適した形式のコンテンツデータを自
動的に送信することができる。また、クライアント側の
利用者が明示的にクライアント側情報処理装置の属性に
応じた要求を出す必要がない。
【0106】請求項17記載の発明によれば、クライア
ント側情報処理装置から送信される要求データを基に、
クライアント側情報処理装置の属性情報を取得するた
め、取得された属性情報に応じて、クライアント側情報
処理装置での処理に適した形式のコンテンツデータを自
動的に送信することがでる。また、クライアント側の利
用者が明示的にクライアント側情報処理装置の属性に応
じた要求を出す必要がない。
【0107】請求項18記載の発明によれば、予め記憶
装置等に保持されたデータを基に、属性情報に対応する
コンテンツデータを生成または選択するができる。コン
テンツデータを提供する側は、それぞれクライアント側
情報処理装置に対応したデータを作成する必要がない。
【0108】請求項19記載の発明によれば、予めコン
テンツソースデータ記憶部にコンテンツの内容を表すコ
ンテンツソースデータを保持しておき、クライアント側
情報処理装置から送信される要求データに基づき提供す
るコンテンツ内容を決定し、そのコンテンツ内容に応じ
たコンテンツソースデータを記憶装置等から読み出し、
そのコンテンツソースデータを基にコンテンツデータを
生成または選択することができる。複数のコンテンツソ
ースデータを予め記憶することができるので、クライア
ント側の利用者は様々なコンテンツデータを利用するこ
とができる。
【0109】請求項20記載の発明によれば、予めコン
テンツ表現形式データ記憶部にコンテンツの表現形式を
表すコンテンツ表現形式データ保持しておき、クライア
ント側情報処理装置から送信された要求データを基に取
得される属性情報に応じて、適切なコンテンツ表現形式
データを読み出し、そのクライアント側情報処理装置に
適合した形式のコンテンツデータを生成することができ
る。従って、あらゆる端末に対応するコンテンツ表現形
式データを記憶しておくことにより、クライアント側の
利用者はクライアント側情報処理装置の特徴などを理解
していなくても手軽にコンテンツデータを得ることがで
きる。
【0110】請求項21記載の発明によれば、予めコン
テンツソースデータ記憶部およびコンテンツ表現形式デ
ータ記憶部にそれぞれ保持されたコンテンツソースデー
タおよびコンテンツ表現形式データを読み出して、これ
らのデータを基にコンテンツデータを生成または選択
し、クライアント側情報処理装置に送信することができ
る。また、クライアント側情報処理装置に適合したコン
テンツデータを得るために、利用者は明示的にクライア
ント側情報処理装置の属性に応じた要求を出す必要がな
い。
【0111】請求項22記載の発明によれば、属性情報
にはクライアント側情報処理装置の機種識別情報が含ま
れるため、データ生成部は、クライアント側情報処理装
置の機種に依存した技術的特徴に適したコンテンツデー
タを生成または選択することができるので、クライアン
ト側の利用者は、クライアント側情報処理装置の機種を
意識することなくコンテンツデータを得ることができ
る。
【0112】請求項23記載の発明によれば、前記属性
情報にはクライアント側情報処理装置の画面サイズ情報
が含まれるため、クライアント側情報処理装置の画面の
物理的な大きさや画素数に適したコンテンツのデータを
生成または選択し、これを提供することが可能となるの
で、コンテンツデータの提供者は予めぞれぞれのクライ
アント側情報処理装置の画面サイズなどに対応するコン
テンツデータを用意する必要がない。
【0113】請求項24記載の発明によれば、属性情報
にはクライアント側情報処理装置の画面表示色情報が含
まれるため、データ生成部はクライアント側情報処理装
置の画面において表示可能な色数や色の種類や階調度に
適したコンテンツのデータを生成または選択し、これを
提供することが可能となる。従って、コンテンツデータ
の提供者は、予め色表示について様々な対応をしたコン
テンツデータを用意する必要はない。
【0114】請求項25記載の発明によれば、属性情報
にはクライアント側情報処理装置の個体識別情報が含ま
れるため、データ生成部はクライアント側情報処理装置
の個件を識別し、また必要に応じてその個体識別情報を
基にそのクライアント側情報処理装置の利用者を識別
し、これら個体あるいは利用者等に応じたコンテンツデ
ータを生成または選択し、提供することが可能となる。
さらに、コンテンツデータの提供者は、クライアント側
の利用者に意識させることなく、クライアント側情報処
理装置を特定することができる。
【0115】請求項26記載の発明によれば、クライア
ント側情報処理装置から受信した要求データを基にクラ
イアント側情報処理装置が処理可能なコンテンツ記述言
語の言語種別を特定するため、データ生成部は、クライ
アント側情報処理装置の機能に適した言語によって記述
されたコンテンツデータを生成または選択し、これを提
供することが可能となる。従って、処理可能なコンテン
ツ記述言語が異なる複数のタイプのクライアント側情報
処理装置から、共通の識別名(URL等)によってコン
テンツデータにアクセスすることが可能となる。
【0116】請求項27記載の発明によれば、コンテン
ツデータの内容に関する情報を保持するコンテンツソー
スデータとコンテンツデータの表現形式に関するコンテ
ンツ記述言語種別ごとの情報を保持するコンテンツ表現
形式データを記憶装置に予め保持しているため、クライ
アント側情報処理装置の利用者がURL等によって明示
的に指定した情報に基づいてコンテンツ内容を決定し、
そのコンテンツ内容に応じたコンテンツソースデータを
読み出し、また言語種別に応じてコンテンツ表現形式デ
ータ用いてコンテンツデータを生成または選択し、提供
することが可能となる。よって、クライアント側の利用
者は、クライアント側情報処理装置が出力できる言語種
別を理解しておく必要はない。
【0117】請求項28記載の発明によれば、コンテン
ツ表現形式データとしてコンテンツ記述言語種別ごとに
データの表示属性を示すタグ情報を保持するため、デー
タ生成部は、求められているコンテンツ記述言語に応じ
たタグ情報を読み出し、このタグ情報に基づいて表示属
性等に関するデータをコンテンツデータ内に埋め込むこ
とにより、要求元のクライアント側情報処理装置での処
理に適したコンテンツデータを生成または選択し、提供
することが可能となる。よって、コンテンツデータ提供
者は、クライアント側情報処理装置が出力できる記述言
語にあったコンテンツデータを予め用意しておく必要が
ない。
【0118】請求項29記載の発明によれば、通信網を
識別する網識別情報を取得するため、通信網に応じて異
なるコンテンツデータを生成または選択して送信するこ
とが可能となる。よって、網によって異なるサービス内
容に対応したコンテンツデータや、網によって異なるデ
ータ記述言語に対応したコンテンツデータを自動的に提
供することが可能となる。また、利用者が明示的にクラ
イアント側情報処理装置の属性に応じた要求を出す必要
がない。クライアント側情報処理装置を利用している利
用者は、利用者自身の嗜好に基づくコンテンツデータを
意識することなく得ることができる。
【0119】請求項30記載の発明によれば、クライア
ント側情報処理装置を利用している利用者を識別する利
用者識別情報を取得するため、利用者に応じて異なるコ
ンテンツデータを生成または選択して送信することが可
能となる。また、これを応用して、予め記憶装置等に利
用者の属性情報を保持しておき、この利用者属性情報に
応じて異なるコンテンツデータを送信することが可能と
なる。クライアント側情報処理装置を利用している利用
者は、利用者自身の嗜好に基づくコンテンツデータを意
識することなく得ることができる。
【0120】請求項32記載の発明によれば、携帯電話
端末装置からの要求に応じて、その携帯電話端末装置の
属性に応じて、またその携帯電話端末装置の利用者に応
じて、またその携帯電話端末装置が属する網に応じて異
なるコンテンツデータを提供することが可能となる。従
って、常時通信網と接続されているのでより煩わしい作
業をすることなく、また携帯電話端末の技術的特徴を意
識することなく、容易に様々なコンテンツデータを得る
ことができる。
【0121】請求項33記載の発明によれば、携帯電話
端末装置からの要求に応じて、その携帯電話端末装置の
属性に応じて、またその携帯電話端末装置の利用者に応
じて、またその携帯電話端末装置が属する網に応じて異
なるコンテンツデータを提供することが可能となる。従
って、常時通信網と接続されているのでより煩わしい作
業をすることなく、また携帯電話端末の技術的特徴を意
識することなく、容易に様々なコンテンツデータを得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態によるコンテンツデー
タ提供システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態によるコンテンツデータ提供シス
テムにおけるコンテンツソースデータの例を示す表図で
ある。
【図3】 同実施形態によるコンテンツデータ提供シス
テムにおけるコンテンツ表現形式データのひとつである
記述言語情報の例を示す表図である。
【図4】 同実施形態によるコンテンツデータ提供シス
テムにおけるコンテンツ表現形式データのひとつである
画像データ形式情報の例を示す表図である。
【図5】 同実施形態によるコンテンツデータ提供シス
テムにおけるコンテンツ表現形式データのひとつである
表示用・入力用タグ情報の例を示す表図である。
【図6】 同実施形態によるコンテンツデータ提供シス
テムにおけるコンテンツデータ生成処理の手順を示すフ
ローチャートである。
【図7】 同.実施形態によるコンテンツデータ提供シ
ステムにおける画像データ提供の処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図8】 同実施形態によるコンテンツデータ提供シス
テムにおける外字を含む入力データ(a)およびコンテ
ンツデータ(b)の処理の手順を示すフローチャートで
ある.
【図9】 同実施形態によるコンテンツデータ提供シス
テムにおける音楽データ提供の処理の手順を示すフロー
チャートである。
【図10】 同実施形態によるコンテンツデータ提供シ
ステムにおける利用者の会員情報の例を示す表図であ
る。
【図11】 同実施形態によるコンテンツデータ提供シ
ステムにおける利用者個別コンテンツの提供の処理の手
順を示すフローチャートである。
【図12】 従来技術における情報サーバの構成および
ネットワーク構成を示すブロック図である。
【図13】 この発明の一実施形態における携帯電話端
末装置の利用者インタフェースを示す図である。
【図14】 同実施形態における携帯電話端末装置の表
示画面の画面遷移を示す図である。
【図15】 この発明の一実施形態によるコンテンツデ
ータ提供システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 インターネット 10 コンテンツデータ提供システム 10a 情報サーバ 11 W e bサーバ郎 13 データ生成部 14 要求解析部 21 コンテンツソースデータ 22 コンテンツ表現形式データ 23 コンテンツデータ 51 コンピュータ端末 70 ゲートウェイ 71,72 移動通信端末 80 ゲートウェイ 81,82 移動通信端末 90 コンテンツソースデータ記憶部 91 コンテンツソースデータ検索読み出し部 92 コンテンツ表現形式データ検索読み出し部 93 コンテンツ表現形式データ記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B045 BB22 GG01 5B049 CC00 EE05 5B075 KK07 ND20 NK10 PQ02 5B089 GA11 GB03 HA10 JA22 KA02 KC23 KC44 KH04 LB14

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを用いたコンテンツデータ
    の流通方法であって、 クライアント側情報処理装置からコンテンツデータの要
    求データを送信し、 前記要求データを受信するとともに、前記要求データか
    ら上記クライアント側情報処理装置の属性情報を解析
    し、前記属性情報に対応するコンテンツデータを生成ま
    たは選択し、クライアント側情報処理装置にコンテンツ
    データを送信し、 前記クライアント側情報処理装置は、前記コンテンツデ
    ータを受信することを特徴とするコンテンツデータ流通
    方法。
  2. 【請求項2】 ネットワークを用いたコンテンツデータ
    の流通方法であって、 クライアント側情報処理装置からのコンテンツデータの
    要求データを受信し、 前記要求データから前記クライアント側情報処理装置の
    属性情報を解析し、 前記属性情報に対応するコンテンツデータを、前記クラ
    イアント側情報処理装置に送信することを特徴とするコ
    ンテンツデータ流通方法。
  3. 【請求項3】 前記属性情報に対応するコンテンツデー
    タを生成または選択することを特徴とする請求項2に記
    載のコンテンツデータ流通方法。
  4. 【請求項4】 前記コンテンツデータの基となるコンテ
    ンツソースデータを記録し、 前記要求データに対応するコンテンツソースデータを検
    索し、読み出すことを特徴とする請求項1または請求項
    3に記載のコンテンツデータ流通方法。
  5. 【請求項5】 前記属性情報に対応するコンテンツ表現
    形式データを記録し、 前記属性情報に対応するコンテンツ表現形式データを検
    索し、読み出すことを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かに記載のコンテンツデータ流通方法。
  6. 【請求項6】 前記属性情報に対応するコンテンツデー
    タの生成または選択は、前記コンテンツソースデータと
    前記コンテンツ表現形式データに基づき行われることを
    特徴とする請求項1〜5に記載のいずれかに記載のコン
    テンツデータ流通方法。
  7. 【請求項7】 前記属性情報にはクライアント側情報処
    理装置の機種識別情報が含まれることを特徴とする請求
    項1〜6のいずれかに記載のコンテンツデータ流通方
    法。
  8. 【請求項8】 前記属性情報にはクライアント側情報処
    理装置の画面サイズ情報が含まれることを特徴とする請
    求項1〜7のいずれかに記載のコンテンツデータ流通方
    法。
  9. 【請求項9】 前記属性情報にはクライアント側情報処
    理装置の画面表示色情報が含まれることを特徴とする請
    求項1〜8のいずれかに記載のコンテンツデータ流通方
    法。
  10. 【請求項10】 前記属性情報にはクライアント側情報
    処理装置の個体識別情報が含まれることを特徴とする請
    求項1〜9のいずれかに記載のコンテンツデータ流通方
    法。
  11. 【請求項11】 クライアント側情報処理装置から受信
    した要求データから前記クライアント処理装置の属性情
    報を解析し、 前記属性情報から前記クライアント側情報処理装置が出
    力可能なコンテンツ記述言語の言語種別を特定し、 前記言語種別に対応する前記コンテンツデータを生成ま
    たは選択することを特徴とするコンテンツデータ流通方
    法。
  12. 【請求項12】 コンテンツデータの内容に関するコン
    テンツソースデータとコンテンツデータの表現形式に関
    するコンテンツ記述言語種別ごとのコンテンツ表現形式
    データを予め記憶し、 記憶されたコンテンツソースデータと、前記言語種別に
    対応して読み取ったコンテンツ表現形式データとから前
    記コンテンツデータを生成または選択することを特徴と
    する請求項11に記載のコンテンツデータ流通方法。
  13. 【請求項13】 前記コンテンツ表現形式データは、前
    記コンテンツ記述言語種別ごとのデータの表示属性を示
    すタグ情報を含み、 このタグ情報を用いて前記コンテンツデータを生成また
    は選択することを特徴とする請求項12に記載のコンテ
    ンツデータ流通方法。
  14. 【請求項14】 前記要求データから前記クライアント
    側情報処理装置が利用されている通信網を識別する網識
    別情報を解析し、前記網識別情報に対応するコンテンツ
    データを生成または選択することを特徴とする請求項1
    〜13のいずれかに記載のコンテンツデータ流通方法。
  15. 【請求項15】 前記要求データから前記クライアント
    側情報処理装置を利用している利用者を識別する利用者
    識別情報を解析し、前記利用者識別情報に対応するコン
    テンツデータを生成または選択することを特徴とする請
    求項1〜14のいずれかに記載のコンテンツデータ流通
    方法。
  16. 【請求項16】 ネットワークを用いたコンテンツデー
    タ流通システムであって、 コンテンツデータを要求する要求データを送信するとと
    もに、コンテンツデータを受信するクライアント側情報
    処理装置と、 前記要求データを受信する受信部と、 前記要求データから前記クライアント側情報処理装置の
    属性情報を解析する要求解析部と、 前記属性情報に対応するコンテンツデータを生成または
    選択するデータ生成部と、 前記コンテンツデータを前記クライアント側情報処理装
    置に送信する送信部とを具備することを特徴とするコン
    テンツデータ流通システム。
  17. 【請求項17】 ネットワークを用いたコンテンツデー
    タ流通システムであって、 クライアント側情報処理装置から要求データを受信する
    受信部と、 前記要求データから前記クライアント側情報処理装置の
    属性情報を解析し取得する要求解析部と、前記属性情報
    に対応するコンテンツデータを前記クライアント側情報
    処理装置に送信する送信部とを具備することを特徴とす
    るコンテンツデータ流通システム。
  18. 【請求項18】 前記属性情報に対応する前記コンテン
    ツデータを生成または選択するデータ生成部を備えるこ
    とを特徴とする請求項17に記載のコンテンツデータ流
    通システム。
  19. 【請求項19】 前記コンテンツデータの基となるコン
    テンツソースデータを記憶するコンテンツソースデータ
    記憶部と、前記要求データに対応するコンテンツソース
    データを検索し、読み出すコンテンツソースデータ検索
    読み出し部とを備えることを特徴とする請求項16また
    は請求項18に記載のコンテンツデータ流通システム。
  20. 【請求項20】 前記属性情報に対応するコンテンツ表
    現形式データを記憶するコンテンツ表現形式データ記憶
    部と、前記属性情報に対応するコンテンツ表現形式デー
    タを検索し、読み出すコンテンツ表現形式データ検索読
    み出し部とを備えることを特徴とする請求項16〜19
    のいずれかに記載のコンテンツデータ流通システム。
  21. 【請求項21】 前記データ生成部は、前記要求データ
    に対応する前記コンテンツソースデータと、前記要求デ
    ータを解析して取得された属性情報に対応する前記コン
    テンツ表現形式データとから、前記コンテンツデータを
    生成または選択することを特徴とする請求項16〜20
    のいずれかに記載のコンテンツデータ流通システム。
  22. 【請求項22】 前記属性情報にはクライアント側情報
    処理装置の機種識別情報が含まれることを特徴とする請
    求項16〜21のいずれかに記載のコンテンツデータ流
    通システム。
  23. 【請求項23】 前記属性情報にはクライアント側情報
    処理装置の画面サイズ情報が含まれることを特徴とする
    請求項16〜22のいずれかに記載のコンテンツデータ
    流通システム。
  24. 【請求項24】 前記属性情報にはクライアント側情報
    処理装置の画面表示色情報が含まれることを特徴とする
    請求項16〜23のいずれかに記載のコンテンツデータ
    流通システム。
  25. 【請求項25】 前記属性情報にはクライアント側情報
    処理装置の個体識別情報が含まれることを特徹とする請
    求項16〜24のいずれかに記載のコンテンツデータ流
    通システム。
  26. 【請求項26】 クライアント側情報処理装置から受信
    した要求データから前記クライアント処理装置の属性情
    報を解析し取得し、前記属性情報から前記クライアント
    側情報処理装置が出力可能なコンテンツ記述言語の言語
    種別を特定する要求解析部と、 前記言語種別に対応するコンテンツデータを生成または
    選択するデータ生成部とを具備することを特徴とするコ
    ンテンツデータ流通システム。
  27. 【請求項27】 コンテンツデータの内容に関する情報
    を保持するコンテンツソースデータ記憶部と、 コンテンツデータの表現形式に関するコンテンツ記述言
    語種別ごとの情報を保持するコンテンツ表現形式データ
    記憶部とを具備し、 前記データ生成部は、前記コンテンツソースデータ記憶
    部から読み取ったコンテンツソースデータと前記コンテ
    ンツ表現形式データ記憶部から前記言語種別に対応して
    読み取ったコンテンツ表現形式データとから前記コンテ
    ンツデータを生成または選択することを特徴とする請求
    項26に記載のコンテンツデータ流通システム。
  28. 【請求項28】 前記コンテンツ表現形式データ記憶部
    は、前記コンテンツ記述言語種別ごとにデータの表示属
    性を示すタグ情報を保持し、 前記データ生成部は、前記コンテンツ表現形式データ記
    憶部から読み取った前記タグ情報を用いて前記コンテン
    ツデータを生成または選択することを特徴とする請求項
    27に記載のコンテンツデータ流通システム。
  29. 【請求項29】 前記要求解析部は、前記要求データか
    ら前記クライアント側情報処理装置が接続されている通
    信網サービスの種別を識別する網識別情報を解析し取得
    し、 前記データ生成部は、前記網識別情報に対応するコンテ
    ンツデータを生成または選択することを特徴とする請求
    項16〜28のいずれかに記載のコンテンツデータ流通
    システム。
  30. 【請求項30】 前記要求解析部は、前記要求データか
    ら利用者識別情報を解析し取得し、 前記データ生成部は、前記利用者識別情報に対応するコ
    ンテンツデータを生成または選択することを特徴とする
    請求項16〜29のいずれかに記載のコンテンツデータ
    流通システム。
  31. 【請求項31】 要求データを受信する要求受付処理
    と、 前記要求データからクライアント側情報処理装置の属性
    情報を解析し取得する要求解析処理と、 前記属性情報に対応するコンテンツデータを生成または
    選択するデータ生成処理と、 前記コンテンツデータを送信するコンテンツデータ送信
    処理と、 をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラ
    ムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
  32. 【請求項32】 前記クライアント側情報処理装置は携
    帯電話端末であることを特徴とする請求項1〜15のい
    ずれかに記載のコンテンツデータ流通方法。
  33. 【請求項33】 前記クライアント側情報処理装置は携
    帯電話端末であることを特徴とする請求項16〜30の
    いずれかに記載のコンテンツデータ流通システム。
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