JPH11122292A - 情報通信方法、情報通信システムおよびサーバ装置 - Google Patents

情報通信方法、情報通信システムおよびサーバ装置

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JPH11122292A
JPH11122292A JP9277589A JP27758997A JPH11122292A JP H11122292 A JPH11122292 A JP H11122292A JP 9277589 A JP9277589 A JP 9277589A JP 27758997 A JP27758997 A JP 27758997A JP H11122292 A JPH11122292 A JP H11122292A
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JP9277589A
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Koichi Hayasaka
公一 早坂
Hiroshi Sakurai
博 桜井
Koji Morita
孝司 森田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯無線通信端末からのファクシミリ送信を
転送効率よく、実行できるようにする。 【解決手段】 サーバ装置2と、このサーバ装置2と契
約関係のある複数の携帯無線通信端末1とがネットワー
クを通じて無線接続される。携帯無線通信端末1とサー
バ装置2との間では、ファクシミリ通信方式に関係な
く、ネットワークに適合する通信プロトコルおよび通信
データ形式により送信情報および受信情報の授受を行
う。サーバ装置2は、複数の携帯無線通信端末1のいず
れかから、サーバ装置と契約関係のないファクシミリ端
末へ宛てたファクシミリ送信機能における送信情報を受
け取ったときには、ファクシミリ通信方式に適合する画
像データに変換して、宛先のファクシミリ端末へのファ
クシミリ送信を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、PHS
(パーソナル・ハンディホン・システム)用や携帯電話
用などの携帯無線通信網を用いて、ファクシミリ通信や
電子メール通信などのデータ通信を行う方法およびシス
テム、並びにそれらに使用するサーバ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、PHS端末などの携帯無線通信端
末の普及と、これら携帯無線通信端末を用いたデータ通
信の伝送速度の高速化により、音声通信だけでなく、例
えばテキストデータや画像データなどの種々のデータを
無線通信するようにする無線データ通信サービスが注目
されている。
【0003】例えば、PHS端末を使用する例では、伝
送速度が32kビット/秒でのデータ通信が可能とな
り、アナログ電話回線でモデムを使用した場合の伝送速
度の28.8kビット/秒または33.6kビット/秒
と同程度の伝送速度となり、電子メールのやり取りや、
ファクシミリ通信などが、携帯無線通信端末により屋外
から行える環境が整ってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ファクシミ
リ送信のためには、いわゆるファクスモデムを搭載する
必要があり、携帯無線通信端末が大型になると共に、コ
スト高になるという問題があった。このため、従来は、
携帯無線通信端末から直接的に相手方を指定したファク
シミリ通信を行うことはできず、例えばインターネット
上のサービスプロバイダー(ISP)経由で、そのサー
ビスプロバイダーによるファクシミリ送信サービスを利
用することにより行っている。
【0005】しかし、この場合には、使用者は、一旦、
インターネット上のサービスプロバイダーとの接続処理
操作をした後に、ファクシミリ送信操作を行う手順が必
要であり、操作が厄介であった。
【0006】また、電子メール通信やファクシミリ通信
の受信機能を携帯無線通信端末に持たせる場合、小型の
携帯端末に受信データのハードコピーを出力するプリン
タ機能を備えるのは困難であるので、受信データをメモ
リに格納しておき、必要な部分をディスプレイに表示す
るようにする。
【0007】大量のデータが送られてくることを考慮す
る場合には、受信データを格納するメモリは、大容量の
ものが望ましい。しかしながら、小型の携帯無線通信端
末の携帯性を維持、すなわち、端末の大型化を防止する
ためには、大容量のメモリを設けることは一般的に困難
である。このため、従来の場合、携帯無線通信端末が1
回に受信できるデータ量が少なくなってしまったり、複
数個の受信データをメモリに保持できずに、重要な受信
データを取り逃すなどの問題が生じる。この問題は、ビ
ットマップデータ(ドットイメージデータ)として扱わ
れるファクシミリデータの場合には、データ量が大であ
るために特に顕著である。
【0008】そこで、携帯無線通信端末の小型性を維持
するために、携帯無線通信端末をケーブルにより携帯型
のパーソナルコンピュータと接続して、パーソナルコン
ピュータのメモリを受信データの格納用として用いるこ
とが行われている。しかし、その場合には、携帯無線通
信端末と携帯型パーソナルコンピュータとを同時に持ち
歩く必要があり、不便であった。
【0009】この発明は、以上の点にかんがみ、携帯性
を損なわずに、しかも、そのマイクロコンピュータの負
荷を軽減して、非常に使い勝手のよい携帯無線通信端末
およびこの端末を用いた情報通信方法および情報通信シ
ステムを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明による情報通信方法は、サーバ装置
と、このサーバ装置と契約関係のある複数の携帯無線通
信端末とがネットワークを通じて無線接続され、前記携
帯無線通信端末のそれぞれは、前記サーバ装置と協働す
ることにより、ファクシミリ送信およびファクシミリ受
信を行うようにする情報通信方法であって、前記携帯無
線通信端末と前記サーバ装置との間では、前記ファクシ
ミリ通信方式に関係なく、前記ネットワークに適合する
通信プロトコルおよび通信データ形式により送信情報お
よび受信情報の授受を行うようにすると共に、前記サー
バ装置は、前記複数の携帯無線通信端末のいずれかから
ファクシミリ送信の情報を受信したときであって、その
ファクシミリ送信の情報に含まれる宛先の情報から、当
該宛先が前記サーバ装置と契約関係のないファクシミリ
端末である場合に、携帯無線通信端末からの送信情報
を、ファクシミリ通信方式に適合する画像データに変換
し、前記宛先にファクシミリ送信することを特徴とす
る。
【0011】上記の構成の請求項1の発明の情報通信方
法においては、サーバ装置と契約関係がないファクシミ
リ端末宛てのファクシミリ送信も行うことができる。そ
して、その場合に、携帯無線通信端末からは、ファクシ
ミリ通信方式に関係なく、ネットワークに適合する通信
プロトコルおよび通信データ形式により送信情報をサー
バ装置に送る。サーバ装置は、この携帯無線通信端末か
らのファクシミリ送信の情報を受け取り、ファクシミリ
通信方式に適合するビットマップ形式の画像データに変
換し、携帯無線通信端末からの送信情報に含まれる宛先
の情報によって指定される宛先にファクシミリ送信され
る。
【0012】したがって、この請求項1の発明によれ
ば、携帯無線通信端末は、サーバ装置に対して、宛先情
報を含んだファクシミリ送信の情報をネットワークに適
合する形式で高速に送ることができる。そして、サーバ
装置で、送信情報のファクシミリ通信方式に適合するビ
ットマップデータ形式への変換および宛先への実際のフ
ァクシミリ送信が行われるので、携帯無線通信端末に
は、ファクシミリ端末の機能を設ける必要がなく、携帯
無線通信端末の構成を簡単なものとすることができる。
【0013】また、請求項2の発明による情報通信方法
においては、請求項1に記載の情報通信方法において、
前記サーバ装置は、前記複数の携帯無線通信端末のいず
れかから、前記複数の携帯無線通信端末のいずれかへ宛
てた前記ファクシミリ送信における送信情報は、ファク
シミリ通信方式に適合する画像データに変換せずに、前
記ネットワークに適合する通信データ形式により宛先の
前記携帯無線通信端末に転送するようにすることを特徴
とする。
【0014】この請求項2の発明によれば、サーバ装置
と契約関係のある携帯無線通信端末同志の間でのファク
シミリ送受信は、ファクシミリ通信方式に適合する画像
データに変換せずに、前記ネットワークに適合する通信
データ形式により行われる。したがって、例えば、ネッ
トワークに適合する通信データ形式としてテキストデー
タ形式が用いられた場合には、データ量がファクシミリ
通信方式の画像データに比べて少なくなり、データ送受
信の転送効率が大幅に向上する。
【0015】また、請求項3の発明の情報通信方法は、
請求項1または請求項2の発明において、前記携帯無線
通信端末宛てにファクシミリ送信情報として送られてく
る受信データは、前記サーバ装置が受信して、当該サー
バ装置の記憶部に格納しておき、前記携帯無線通信端末
は、前記サーバ装置に要求することにより前記受信デー
タを取得するようにすることを特徴とする。
【0016】この請求項3の発明によれば、サーバ装置
は、携帯無線通信端末のファクシミリ送信だけでなく、
ファクシミリ受信をも代行する。そして、サーバ装置
は、受信データの記憶部を備えて、携帯無線通信端末宛
ての受信データをこの記憶部に格納し、端末から要求が
あったときに、その受信データを記憶部から読み出して
端末に送る。この場合に、サーバ装置は、ファクシミリ
受信データが、サーバ装置と契約がある相手からか、契
約のない相手からかにかかわらず、契約のある携帯無線
通信端末宛てである場合に、その携帯無線通信端末に対
応する記憶部に格納するようにする。
【0017】したがって、携帯無線通信端末は、大容量
のメモリを持つ必要はなく、また、送受信のアプリケー
ションも、ネッワークに適合した通信方式に応じたもの
でよいので、最小限に押さえることができ、負荷が軽減
される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明による情報通信方
法、システムおよび携帯無線通信端末並びにサーバ装置
の実施の形態を、図を参照しながら説明する。
【0019】この実施の形態においては、1個の共通サ
ーバ装置に対して、このサーバ装置と契約関係にある複
数個の携帯無線通信端末がネットワークを通じて接続さ
れる。そして、各携帯無線通信端末から希望する相手方
への情報送信および自分宛ての情報の受信は、個々の携
帯無線通信端末と前記サーバ装置とが協働することによ
り、行われる。
【0020】[ネットワークシステムの説明]図1は、
この発明の実施の形態が適用された通信ネットワークシ
ステムの概念構成を説明するための図であり、この図1
において、1は共通サーバ装置と契約関係がある携帯無
線通信端末、2は共通サーバ装置である。複数個の携帯
無線通信端末1と、共通の共通サーバ装置2とは、携帯
無線通信端末用のネットワーク3と、このネットワーク
3に対して、1〜複数個のアクセスポイント4を通じて
接続される専用基幹ネットワーク5を通じて接続され
る。
【0021】携帯無線通信端末用ネットワーク3には、
共通サーバ装置2と契約関係にない他の携帯無線通信端
末も接続されるが、後述するような共通サーバ装置2の
協働処理のサービスを受けることができる携帯無線通信
端末は、予め、この共通サーバ装置2と契約関係が結ば
れた携帯無線通信端末1のみである。共通サーバ装置2
との契約関係がない携帯無線通信端末との混同を避ける
ため、以下の説明においては、共通サーバ装置2と契約
関係にある携帯無線通信端末を会員端末と呼ぶことにす
る。
【0022】複数個の会員端末1および他の同種の携帯
無線通信端末のそれぞれは、例えば電波の届く範囲を考
慮した所定のエリア単位に設けられる無線基地局6に対
して無線接続される。無線基地局6同志の間の接続な
ど、携帯無線通信端末用のネットワーク3では、例えば
光ケーブルが用いられる。
【0023】専用基幹ネットワーク5に対しては、この
ネットワーク5を管理するネットワーク管理サーバ装置
7が接続される。このネットワーク管理サーバ装置7
は、共通サーバ装置2と会員端末1との間の、いわゆる
ルーティングを管理する。したがって、ネットワーク管
理サーバ装置7でのルーティング管理上から見たときに
は、共通サーバ装置2は、専用基幹ネットワーク5に接
続される端末装置の一つとして位置づけることができ
る。なお、この場合、このネットワーク管理サーバ装置
7は、インターネット8に対しても接続される。
【0024】そして、この実施の形態においては、ネッ
トワーク管理サーバ装置7は、共通サーバ装置2に対し
て直接的にも接続され、会員端末1からの共通サーバ装
置2へのアクセス履歴などを、ネットワーク管理サーバ
装置7から共通サーバ装置2に送るように構成されてい
る。すなわち、この実施の形態では、会員端末1の課金
ログ収集などの会員総合管理は、共通サーバ装置2が行
うように構成している。
【0025】つまり、この実施の形態の場合、会員端末
1は、共通サーバ装置2と契約関係があるのであって、
ネットワーク管理サーバ装置7と契約関係にあるのでは
ない。そして、共通サーバ装置2は、会員端末1のネッ
トワーク接続上の管理をネットワーク管理サーバ装置7
に委託するものであって、共通サーバ装置2とネットワ
ーク管理サーバ装置7との間にも契約関係がある。した
がって、共通サーバ装置2は、他の専用基幹ネットワー
クおよびそのネットワーク管理サーバ装置とも、前述の
専用基幹ネットワーク5およびそのネットワーク管理サ
ーバ装置7と全く同様の関係を持って接続されることが
可能である。
【0026】この実施の形態の場合、共通サーバ装置2
から見たときには、個々の会員端末1に対しては、特定
の専用基幹ネットワークを割り当てて、各会員端末1か
らの共通サーバ装置2へのアクセスは、必ず、その会員
端末用に割り当てた専用基幹ネットワークを通るように
管理するのであるが、会員端末1から見た場合には、共
通サーバ装置2とネットワーク管理サーバ装置7との間
の契約関係は全く無関係であるので、会員端末1は、単
に共通サーバ装置2だけにアクセスして共通サーバ装置
2だけにより管理されているようになる。
【0027】このようなネットワーク管理構成によれ
ば、例えば、共通サーバ装置2に個々のネットワーク管
理サーバ装置7が備えるサービス機能をすべて持たせる
ようにすることにより、会員端末1の使用者は、各個の
ネットワーク管理サーバ装置7が備える種々のサービス
を受けるために、個々のネットワーク管理サーバ装置7
に対して契約するのではなく、共通サーバ装置2と契約
関係を生じさせるだけで、この共通サーバ装置2が持つ
種々のサービスを受けられるようになり、非常に便利で
ある。
【0028】そして、共通サーバ装置2は、公衆回線網
9に接続され、後述するように、会員端末1が、この公
衆回線網9に接続されるファクシミリ端末やパーソナル
コンピュータなどの通信端末10との間で通信データの
送受を行うことができるようにするための機能を備えて
いる。
【0029】さらに、この実施の形態においては、共通
サーバ装置2は、会員端末1に対して、情報提供サービ
スを行えるように構成されていると共に会員端末1はこ
の情報提供サービスを受ける機能を備えて構成されてい
る。このため、共通サーバ装置2に対しては、提供情報
のデータベースの一部となる記憶部を備える。また、共
通サーバ装置2は、コンテンツ提供装置11と接続され
ており、このコンテンツ提供装置11から、会員への提
供情報のデータベースの残部となる情報を取得して、会
員端末1に提供するようにする。
【0030】コンテンツ提供装置11は、会員に提供す
る情報として、それぞれ固有の提供情報を有する提供会
社が備えるもので、共通サーバ装置2を有するサービス
会社との契約により、共通サーバ装置2を通じて会員端
末1に、その情報を提供するものである。図1では、コ
ンテンツ提供装置11は、1個だけ示したが、通常、複
数個のコンテンツ提供装置11が共通サーバ装置2に接
続されるものである。
【0031】また、共通サーバ装置2とコンテンツ提供
装置11との接続態様は、専用線を通じて接続される場
合と、インターネットなどのネットワークを通じて接続
される場合とがある。
【0032】この実施の形態においては、携帯無線通信
端末1の使用者と、共通サーバ装置2の所有会社との契
約が行われると、前述したように、携帯無線通信端末1
は会員端末1となる。例えば、会員端末1を使用者が購
入することが、共通サーバ装置2に対する契約関係の発
生とするようにすることができる。
【0033】すなわち、携帯無線通信端末を会員端末1
として使用者が購入するときに、その会員端末1には、
前述したように、各端末ごとの特定の専用基幹ネットワ
ークを通じた共通サーバ装置2のアドレス情報が予め与
えられ、不揮発性メモリに格納される。また、この不揮
発性メモリには、会員端末であることを示す会員情報と
して、識別情報やパスワードが格納される。
【0034】ただし、この共通サーバ装置2のアドレス
情報や会員情報の会員端末1への書き込み登録は、会員
端末1の購入時に、端末販売員や購入者が行ってもよい
が、予め、会員端末1に登録しておくとよい。その場合
には、アドレスを入力する操作が全く不要となるので、
使用者には共通サーバ装置を意識させずに、会員端末1
を利用させるようにすることができる。
【0035】そして、後述もするように、会員端末1
で、ファクシミリ通信や電子メール通信の処理が開始さ
れるとき、それに先立ち、前記の予め記憶されているア
ドレス情報および会員情報を用いて、会員端末1は、自
動的に共通サーバ装置2に接続する処理を実行するもの
である。
【0036】この実施の形態においては、会員端末1
は、携帯性に優れ、また、その通信機能およびその関連
機能を、共通サーバ装置2と協働することにより、実現
するものである。
【0037】すなわち、会員端末1は、大容量のメモリ
を有しない。その代わりに、共通サーバ装置2が、各会
員端末1用のメモリあるいはメモリエリアを備える。ま
た、会員端末1は、必要最小限の処理のためのアプリケ
ーション(マイクロコンピュータのソフトウエア)を除
き、種々の機能を実現するためのアプリケーションを、
共通サーバ装置2に委ねるようにしている。すなわち、
会員端末1において、使用者が、目的とする機能を得る
ための要求に相当する、例えばキー操作を行うと、その
要求が共通サーバ装置2に送られ、共通サーバ装置2で
当該機能のアプリケーションが実行される。そして、そ
のアプリケーションでの処理結果が、会員端末1に送ら
れてくる。
【0038】以上が、この発明の実施の形態のネットワ
ーク構成の概要であるが、より具体的な構成について以
下に説明する。
【0039】図2は、上述した図1の通信ネットワーク
システムの概念構成を、より具体化したものである。こ
の場合、会員端末1は、PHS電話端末と、データ通信
機能を備えるPDA(パーソナル・デジタル・アシスタ
ンツ)との複合機の構成を有し、PHS電話機能のほか
に、後述するように、ファクシミリ通信機能、電子メー
ル通信機能を備えると共に、共通サーバ装置2に蓄積さ
れたサービスコンテンツのうちからの情報の提供を受け
る機能を備えている。
【0040】無線基地局6が接続される携帯無線通信端
末用のネットワーク3は、この例では、PHS/ISD
N網3nである。したがって、会員端末1は、無線基地
局6−PHS/ISDN網3n−無線基地局6を通じ
て、他の会員端末1または会員以外のPHS端末と電話
通信ができると共に、無線基地局6−PHS/ISDN
網3nを通じて一般加入電話端末と電話通信ができる。
【0041】専用基幹ネットワーク5は、この例では、
ISP(インターネット・サービス・プロバイダー)が
管理するネットワークとされる。すなわち、5Nは、そ
のISPバックボーン、つまり、LANなどのネットワ
ークであり、このISPバックボーン5NとPHS/I
SDN網3nとは、PHS用の32kビット/秒の伝送
速度の業界標準方式であるPIAFS(PHS Int
ernet Access Forum Standa
rd)用のアクセスポイント4Pを通じて接続されてい
る。
【0042】また、5NはこのISP用のルータであ
り、これを介して、ISPバックボーン5Nと、ネット
ワーク管理サーバ装置7に対応するISPサーバ装置7
Iと、共通サーバ装置2とが接続される。
【0043】ISPサーバ装置7Iは、共通サーバ装置
2側の委託により、前述したように、会員端末1からの
アクセスがあったときに、その認証をとる。すなわち、
ISPサーバ装置7Iには、このISPサーバ装置7I
を経由して共通サーバ装置2にアクセスする会員端末1
の会員情報、例えば会員識別情報(会員ID)やパスワ
ードなどが予め登録されており、ISPサーバ装置7I
は、当該ISPバックボーン5Nに接続された端末に対
するアクセスがあったときに、そのアクセスをしてきた
端末が、当該ISPバックボーン5Nを通じて共通サー
バ装置2に接続すべき会員端末1であるか否かの認証を
行い、会員端末1であれば、そのアクセスをルータ5R
を通じて共通サーバ装置2に着信させる。そして、IS
Pサーバ装置7Iは、当該会員端末1のアクセスの履歴
(ログ)を共通サーバ装置2に送る。
【0044】なお、コンテンツ提供装置11は、この例
では、インターネット8を通じて共通サーバ装置2に接
続され、共通サーバ装置2が必要なときに、このコンテ
ンツ提供装置11から提供すべき情報をインターネット
8を通じて取得して、会員端末1に提供するようにす
る。なお、前述もしたように、コンテンツ提供装置11
は、インターネット8を通じてではなく、専用線を通じ
て共通サーバ装置2と接続するようにすることもでき
る。また、ISPサーバ装置7Iもコンテンツ提供装置
となることもできる。
【0045】[共通サーバ装置2の構成]図3は、共通
サーバ装置2の一実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。この図3に示すように、共通サーバ装置2は、マ
スターサーバ21と、メールサーバ22と、ファクシミ
リサーバ23と、着信通知サーバ24と、HTTP(H
yper Text Transfer Protoc
ol)Dサーバ25と、コンテンツサーバ26と、コン
テンツ用Proxyサーバ27とが、LAN(ローカル
エリアネットワーク)により接続されて構成されてい
る。このLANには、インターネット8が接続されてい
る。
【0046】マスターサーバ21は、会員データの管
理、コンテンツオプション等の申し込み、解約処理やネ
ットワーク全体の管理メンテナンスを行う。マスターサ
ーバ21は、会員データ(ユーザ情報)などを記憶する
メモリ21Mを備える。
【0047】メールサーバ22は、主としてメールサー
ビスの管理・運用を行うものであり、POP(Post
Office Protocol)またはIMAP
(Internet Message Access
Protocol)サーバ機能を実装しており、会員端
末1とのインターフェース処理を行う。そして、メール
サーバ22は、会員端末用のメールボックスと呼ばれる
メモリ22Mを備える。メールボックス22Mは、各会
員端末1のそれぞれ毎に区分けされたメモリエリアを備
え、各会員端末宛ての電子メールの受信データを、各会
員端末毎に蓄える。
【0048】なお、この実施の形態では、後述するよう
に、ある会員端末から他の会員端末宛てに送信された、
イメージデータ(画像データ)を含まないテキストデー
タ形式のファクシミリデータも、このメールボックス2
2Mの前記他の会員端末用のメモリエリアに、電子メー
ルデータとして蓄えられる。
【0049】ファクシミリサーバ23は、ファクシミリ
通信機能のアプリケーションを実行する。会員端末1と
のインターフェース用にメールサーバ機能を実装し、ま
た、G3ファクシミリ用のPSTN(公衆交換電話網)
通信回線機能も実装し、ISDN網9に接続されてい
る。また、ファクシミリデータとしての画像データを記
憶するファクシミリボックス(以下FAXボックスとい
う)と呼ばれるメモリ23Mを備える。FAXボックス
23Mも、各会員端末毎に区分けされたメモリエリアを
備え、各会員端末宛ての、イメージデータを含むファク
シミリ受信データを各会員端末1毎に蓄える。
【0050】着信通知サーバ24は、電子メールやファ
クシミリの着信が会員端末宛てにあった場合に、ISD
N回線(ISDN網9)を通じて、各会員端末1に通知
するためのものである。
【0051】着信通知サーバ24は、メールサーバ22
やファクシミリサーバ23からの、会員端末宛ての電子
メール着信やファクシミリ着信の情報を取得し、これに
基づき、その会員端末1についての電子メールやファク
シミリのそれぞれについての着信キューを発生する。そ
して、受信情報に含まれる会員端末1の電話番号あるい
はメインサーバから取得した会員端末1の電話番号を用
いて、着信を通知すべき会員端末1を、ISDN公衆回
線網9を通じて、この実施の形態では、疑似着呼サービ
スを用いて呼び出し、会員端末1の応答を確認して、着
信通知の情報を会員端末1に送る。この場合に、この着
信通知の情報としては、電子メールの着信か、ファクシ
ミリの着信かを識別する情報を伴って送信する。
【0052】疑似着呼サービスは、携帯無線通信端末に
対してベルを鳴動させずに、相手に着信させて相手との
通信路を形成し、必要なデータの送信後、即座に回線を
切断するもので、安価な料金でこのサービスを利用する
ことができる。会員端末1が電波の届く範囲に存在して
いれば、共通サーバ装置2は、この疑似着呼による呼び
出しにより着信通知情報を会員端末1に送ることができ
る。
【0053】HTTPDサーバ25は、会員端末1との
インターフェースを制御する。会員端末1が、この共通
サーバ装置2に接続されている場合のすべての処理は、
このサーバ25を経由して各機能サーバに接続される。
【0054】コンテンツサーバ26は、共通サーバ装置
2が提供するコンテンツ情報処理用のサーバである。こ
のサーバ26は、提供するコンテンツ情報用として、2
つのメモリ26A,26Bを備える。その一つのメモリ
26Aは、予めこのサーバ26内に提供する情報を保持
するためのものである。もう一つのメモリ26Bは、こ
の共通サーバ装置2内には、提供する情報を保持せず、
利用時に、インターネット経由でデータを取得したもの
を格納するためのものである。
【0055】コンテンツ用Proxyサーバ27は、コ
ンテンツデータを、インターネット8を経由して、外部
から取得するために使用される。Proxyサーバ27
は、図示しないファイアウォールと共に機能させること
によって、外部からの不正なアクセスを防御しながら、
ファイアウォールの内側から自由に外部にアクセスでき
る環境を作っている。
【0056】以上のように、共通サーバ装置2は、ファ
クシミリ通信を実行するアプリケーションを備えるほ
か、会員端末1が要求する機能を実行するためのアプリ
ケーションを備えるものである。そのアプリケーション
の例は後で詳述する。
【0057】[会員端末1について]次に、会員端末1
について説明する。図4は、会員端末1の外観の一例で
あり、また、図6は、この会員端末1の内部回路構成の
一例である。前述もしたように、この例の会員端末1
は、PHS電話機能と、ファクシミリ通信および電子メ
ール通信機能と、情報提供サービスを受けるデータ通信
機能を備える複合端末の構成を有するものである。
【0058】この実施の形態の会員端末1は、図4
(A)および図4(B)に示すように、端末本体100
に対して開閉可能のカバーパネル101を備え、このカ
バーパネル101を閉じた図4(A)の状態では、PH
S電話端末として動作する電話モードになり、カバーパ
ネル101を開いた図4(B)の状態では、ファクシミ
リ通信機能と、電子メール通信機能と、情報提供サービ
ス受信機能とを得ることができるデータ通信モードにな
る。このモード切り換えのために、図示しないが、カバ
ーパネル101の開閉を検知するセンサが設けられてい
る。
【0059】このセンサとしては、例えばカバーパネル
101の内側に突起を設けると共に、これと対応する本
体100側の位置に押圧スイッチを設け、カバーパネル
101の前記突起により、機械的に本体100側の押圧
スイッチを押圧する機械的なセンサを用いる。
【0060】また、カバーパネル101と本体100と
の一方に、磁石を設け、他方に感磁性素子からなるスイ
ッチを設ける構成のセンサスイッチを用いるようにして
もよい。
【0061】そして、会員端末1は、図4(B)に示す
ように、カバーパネル101を開けた状態のときに現れ
る本体100側の面に、大型のメインLCD(液晶ディ
スプレイ)105Mを備え、このメインLCD105M
の表示面に、通信文、メニュー、受信ファクシミリリス
トや受信電子メールリストなどを表示することができ
る。
【0062】カバーパネル101の表側には、図4
(A)に示すように、電話用(ダイヤル用)のテンキー
102が設けられていると共に、小さいサイズのサブL
CD105Sが設けられている。103は、PHS用の
アンテナである。
【0063】そして、カバーパネル101を閉じた図4
(A)の状態では、例えば透明プラスチック板などから
なるLCD窓104を通じてメインLCD105Mの表
示面が臨めるようにされる。この場合、カバーパネル1
01を閉じた電話モードにおいて、待ち受け状態のとき
には、サブLCD105Sのみが表示状態となり、メイ
ンLCD105Mは消灯状態となっている。
【0064】そして、電話モードにおいて、例えば発呼
をするときには、メインLCD105Mが表示可能状態
となる。しかし、この場合に、LCD表示窓104から
臨める部分だけに表示が行われるように、メインLCD
105Mが表示制御されている。そして、LCD表示窓
104から臨める部分に、使用者により入力された電話
番号などが表示されるようにされる。
【0065】図5は、電話モードでカバーパネル101
において使用者が観視する表示部の様子を示すもので、
図5(A)は待ち受け状態でのサブLCD105Sおよ
び表示窓104での表示状態の例を示し、また、図5
(B)は発呼時のサブLCD105Sおよび表示窓10
4での表示状態の例を示すものである。
【0066】この場合、この図5において、サブLCD
105Sに表示される各マーク(文字を含む)201〜
207は、それぞれ、それらマークが表示されることに
より、次のような意味内容を示すものである。
【0067】すなわち、マーク201は、会員端末1が
電波が届く場所に在って、受けている電波の強さを示す
ものであり、電波の強さに応じて表示内容が変化する。
例えば、アンテナマークの右のバーが強さによって変化
する。マーク202は、会員端末1が公衆モードで使用
されていることを示す。マーク203は、会員端末1が
電波の届かない場所に在ることを示す。マーク204
は、電池の残量を示すもので、残量に応じて表示態様が
変わる。
【0068】マーク205は、自己の端末宛てのファク
シミリ着信があることを示すファクシミリ着信マーク
で、後述するように共通サーバ装置2からのファクシミ
リ着信通知を受けて表示される。また、マーク206
は、自己の端末宛ての電子メールの着信があることを示
す電子メール着信マークで、共通サーバ装置2からの電
子メール着信通知を受けて表示される。マーク207
は、端末1の電話着信の使用者への報知態様がベル鳴動
ではなく、振動によるものとなっていることを示すもの
である。
【0069】カバーパネル101を開くと、サブLCD
105Sの表示は、使用者には見えなくなる。このた
め、カバーパネル101を開いて会員端末1がデータ通
信モードになると、サブLCD105Sは消灯状態にな
り、メインLCD105Mが表示可能状態になる。そし
て、それまでサブLCD105Sに表示されていた前記
マーク201〜207は、メインLCD105Mの、サ
ブLCD105Sに対応する表示エリアに表示されるよ
うに制御される。
【0070】この実施の形態の会員端末1においては、
メインLCD105Mの表面には透明のタッチパネル1
06が貼付されており、カバーパネル101の裏側に、
図4(B)のように取り外し自在に取り付けられている
ペン107によるタッチ操作や、手書き文字入力を受け
付ける機能を備えるようにしている。
【0071】また、カバーパネル101の裏側には、メ
ニューキーK1、オンライン接続キーK2、通話キーK
3、…などの複数個のキー釦108が、ダイレクトキー
として設けられている。さらに、メインLCD105M
の右横には、回動キーと押しボタンキーとの2つの機能
を合わせ持つジョグダイヤルキー109が設けられる。
このジョグダイヤルキー109を回動キーとして回動操
作したときには、例えばメニューなどにおける項目選択
動作が行え、また、押しボタンキーとして押下操作した
ときには、選択された項目の決定入力を意味するものと
して扱われる。
【0072】次に、図6の会員端末1の回路ブロックに
ついて説明する。この例の会員端末1は、大きく分け
て、通信機能部110と、制御部120とからなる。
【0073】通信機能部110は、アンテナ111と、
RF処理部112と、送受信データ処理部113と、マ
イクロホンアンプ114と、スピーカアンプ115と、
マイクロホン100MCと、スピーカ100SPとから
なる。
【0074】制御部120は、マイクロコンピュータに
より構成されており、CPUで構成されるシステムコン
トロール部121と、ROM122と、DRAM123
と、書き換え可能な不揮発性メモリとしてのフラッシュ
メモリ124とを備えている。
【0075】システムコントロール部121には、カバ
ーパネル101の開閉に応じてオン・オフする前述した
ようなセンサスイッチSWが接続されており、このセン
サスイッチSWのオン・オフにより、カバーパネル10
1が開状態か、閉状態かをシステムコントロール部12
1は検知し、カバーパネル101が閉状態のときには、
当該会員端末1をPHS電話用端末として制御する電話
モードとする。また、カバーパネル101が開状態のと
きには、当該会員端末1を、ファクシミリ通信用、メー
ル通信用、共通サーバ装置2から提供される情報の再生
用などの端末として制御するデータ通信モードとする。
【0076】システムコントロール部121には、ま
た、テンキー102のキースイッチ群や、カバーパネル
101の裏側に設けられたキー釦108のスイッチ群の
状態を示す情報が入力されるようにされており、システ
ムコントロール部121は、使用者によりキー操作がな
されたとき、それがテンキー102やキー釦108のい
ずれかであるかを検知し、その検知したキーに応じた処
理を実行するようにする。
【0077】また、システムコントロール部121に
は、メインLCDドライバ125およびサブLCDドラ
イバ128が接続され、後述するROM122のプログ
ラムおよび表示データを用いてメインLCD105Mお
よびサブLCD105Sに、前述したマーク表示や、そ
の他の所定の表示画像を表示するようにする。
【0078】また、システムコントロール部121に
は、使用者への、電話の着信通知のためのブザー127
やLED(発光ダイオード)126が接続されている。
【0079】ROM122には、共通サーバ装置2との
接続のためのシーケンスを制御するプログラムや、共通
サーバ装置2からの着信通知を受けた場合の制御プログ
ラムや、PHS電話通信のための制御プログラム、ファ
クシミリ送信のための制御プログラム、メール送信のた
めの制御プログラム、ファクシミリデータやメールデー
タを受信するための制御プログラムなどの会員端末1で
の通信のために最低限必要な通信アプリケーションプロ
グラムと、メインLCD105MやサブLCD105S
を表示制御するプログラムやメニュー表示などのための
表示データ、その他が記憶されている。
【0080】DRAM123は、後述するように、共通
サーバ装置2から取得した受信データを一時的に蓄えた
り、その他、ワークエリアとして使用するメモリを領域
を備えるものである。
【0081】フラッシュメモリ124には、前述したよ
うに、共通サーバ装置2に対してISPサーバ装置7I
を通じて会員端末1から自動接続するためのネットワー
ク上のアドレス情報が予め格納されている。また、この
フラッシュメモリ124には、当該会員端末1が共通サ
ーバ装置2と契約関係のある端末であって、ファクシミ
リ通信サービスや電子メールサービス、また、情報提供
サービスを共通サーバ装置2から受けることができる端
末であることを示すと共に、各会員端末を識別するため
の識別情報(会員情報)も記憶されている。
【0082】この会員情報は、前述もしたように、共通
サーバ装置2のメインサーバ21にも記憶されて共通サ
ーバ装置2においても管理されている。また、ISPサ
ーバ装置7Iも、この会員情報によりアクセスしてきた
のが会員であるか否かの認証を行うものである。
【0083】さらに、また、このフラッシュメモリ12
4には、DRAM123に一時的に蓄えた受信データの
内の、特に保存しておきたいデータを格納する領域を備
えている。
【0084】以上のような構成を備える会員端末1の動
作を、関連する共通サーバ装置の動作も含めて、以下に
説明する。
【0085】[PHS電話モードについて]まず、PH
S電話モードについて説明する。カバーパネル101を
閉じた状態で、テンキー102を用いて、相手方の電話
番号をダイヤル入力すると、発呼がなされる。また、カ
バーパネル101を閉じた状態で、PHS電話端末とし
ての当該会員端末1に電話の着信があると、それがブザ
ー127により使用者に知らされ、使用者が応答する
と、その電話着信を受けることができ、通話状態にな
る。
【0086】なお、カバーパネル101を開いた状態で
電話着信があったときには、キー釦108の内の一つで
ある通話キーK3を押すことにより、いつでも通話が可
能である。ただし、通話は、カバーパネル101を閉じ
た状態で行うようにする。
【0087】そして、会員端末1は、このPHS電話通
話時には、システムコントロール部121からの制御を
送受信データ処理部113が受けながら、送話信号を送
信し、また、受話信号を受信する。
【0088】すなわち、マイクロホン100MCからの
音声信号がアンプ114を介して送受信データ処理部1
13に供給されて送信データに変換され、RF処理部1
12を通じ、アンテナ111を通じて無線基地局6に対
して送信されると共に、無線基地局6よりの相手側から
の通話音声のデータがアンテナ111で受信され、その
受信データが送受信データ処理部113で処理されて、
相手の通話音声信号が復元され、それがアンプ115を
通じてスピーカ100SPに供給されて放音される。
【0089】なお、この電話モードの待ち受け状態にお
いて共通サーバ装置2からのISDN網9(PHS/I
SDN網3nと一部重複)を通じての疑似着呼による着
信通知があると、前述したサブLCD105Sに、ファ
クシミリまたは電子メールの着信通知マーク205また
は206を表示して、使用者にこれらファクシミリまた
は電子メールの着信が報知される。
【0090】[データ通信モードについて]次に、デー
タ通信モードについて説明する。この通信モードにおい
ては、ファクシミリ機能、電子メール機能、WWWブラ
ウザ機能、メモ機能などを会員端末1は、実現できるよ
うに構成されている。これらの機能の一覧メニューは、
キー釦108の内のメニューキーを操作することによ
り、メインLCD105Mの画面上に表示される。そし
て、使用者が、このメインLCD105Mの画面に表示
される一覧メニューから、ジョグダイヤルキー109の
回動操作および押下操作により希望する機能を選択し
て、決定することにより、会員端末1は、その機能を実
行するモードの状態になる。
【0091】この実施の形態の会員端末1において、フ
ァクシミリデータの送信および受信をする場合、また、
電子メールの送信および受信をする場合は、すべて共通
サーバ装置2を介して処理される。
【0092】そして、会員端末1と共通サーバ装置2と
の間でのデータのやり取りにおいては、ファクシミリ通
信方式としての既定の通信方式に関係なく、すべてネッ
トワーク3およびネットワーク5に適合する通信方式に
よって行うようにする。すなわち、この実施の形態の場
合には、ファクシミリデータと電子メールデータとは、
インターネットで電子メールを転送するのに用いられる
標準的な手順であるSMTP(Simple Mail
Transfer Protocol)を用い、ま
た、WWWブラウザ機能における共通サーバ装置2から
の提供情報は、HTTP(Hyper Text Tr
ansfer Protocol)を用い、PHS網を
利用したPIAFS方式により、会員端末1と共通サー
バ装置2との間で送信データおよび受信データをやり取
りする。
【0093】なお、WWWブラウザ機能における共通サ
ーバ装置2と会員端末1との間でやり取りするデータ
は、HTML(Hyper Text Makeup
Language)で作成される。
【0094】この場合、会員端末1においては、送信デ
ータは、DRAM123に一時格納され、送信実行によ
りシステムコントロール部121により読み出されて、
前述の通信プロトコルおよびデータ形式で、送受信デー
タ処理部113、RF処理部112、アンテナ111を
順次介して無線送信される。
【0095】また、共通サーバ装置2からの受信データ
は、アンテナ111で受信され、RF処理部112、送
受信データ処理部113を通じて、システムコントロー
ル部121によりDRAM123に一時格納される。そ
して、システムコントロール部121の制御により、メ
インLCDドライバ125を通じてメインLCD105
Mに表示データとして送られ、受信データによる表示内
容が表示される。
【0096】メモ機能には、ペン107とタッチパネル
106とを用いて入力を行う「手書きメモ」と、メイン
LCD105Mの画面にキーボードを表示して、その表
示キーボードを利用して文書を作成する「タイプメモ」
とがある。そして、手書きメモとタイプメモのいずれの
場合も、作成したイメージまたは文書をファクシミリデ
ータとして送信できるように構成されている。
【0097】「手書きメモ」の場合には、使用者によっ
てペン107が用いられて手書き入力された文字や図形
が、タッチパネル106を通じてイメージデータとして
読み込まれ、ファクシミリ送信用のバッファメモリに記
憶される。この場合、イメージデータのデータ形式は、
SMTPにより伝送可能なデータ形式とされる。例えば
GIF(Grafics Interchange F
ormat)形式とされる。
【0098】また、「タイプメモ」の場合には、メイン
LCD105Mの画面に、例えばアルファベットのタイ
プ入力キーボタンがグラフィックスイメージとして表示
されて、そのタイプ入力キーがペン107や指で指示さ
れることにより、文字入力がなされる。この場合には、
入力データはテキストデータ形式でファクシミリ送信用
のバッファメモリに記憶される。
【0099】手書きメモまたはタイプメモのいずれのモ
ードの場合においても、メインLCD105Mの画面上
には、「FAX送信(ファクシミリ送信)」のアイコン
を含むメニューバーが表示され、この「FAX送信」の
アイコンが例えばペンで選択されると、送信すべき相手
方端末の電話番号や、ファクシミリタイトルなどの入力
モード画面になる。そして、相手方端末の電話番号やタ
イトルの入力後、このモードのときに表示されている
「送信」のアイコンを選択すると、手書きメモあるいは
タイプメモで作成されたイメージまたは文書がファクシ
ミリデータとして送信される。
【0100】ただし、前述したように、この場合に会員
端末1からの送信データは電子メールデータとして共通
サーバ装置2に送信されるので、イメージデータおよび
文書データはファクシミリ通信のビットマップデータで
はなく、イメージデータは前述したGIF形式とされ、
また、文書データは、テキストデータ形式のままとされ
る。
【0101】そして、宛先が会員以外のときには、共通
サーバ装置2が、受け取ったデータを、ビットマップデ
ータに変換して、当該会員以外の端末にファクシミリ送
信する処理を実行する。
【0102】一方、宛先が会員端末1であるときには、
共通サーバ装置2は、受け取ったデータを、テキストデ
ータ形式やGIF形式のまま、宛先の各会員端末ごとに
区分けして、メールボックス22MあるいはFAXボッ
クス23Mに格納し、各会員端末1に対しては、着信通
知サーバ24を通じて当該会員端末1宛ての着信があっ
たことを通知する。この着信通知は、ファクシミリデー
タ受信の場合だけでなく、電子メールのデータ受信のと
きにも行われる。
【0103】そして、後述するように、共通サーバ装置
2は、各会員端末1から自分宛てのファクシミリ受信情
報の取得要求があったときに、そのテキストデータ形式
やGIF形式のまま、SMTPにより取得要求をしてき
た会員端末1に転送するようにする。
【0104】機能一覧メニューからファクシミリ機能が
選択されているときに、キー釦108のうちのオンライ
ン接続キーK2が押されると、その会員端末1は、共通
サーバ装置2と接続するための処理を自動的に行う。す
なわち、フラッシュメモリ124のアドレスデータおよ
び会員情報を用いて共通サーバ装置2と接続する要求を
会員端末1は送出する。すると、ネットワーク管理サー
バであるISPサーバ7Iが当該アクセスしてきた端末
が会員端末であるかどうかの認証を前記会員情報により
行い、会員端末であれば、共通サーバ装置2に接続する
処理を行う。
【0105】共通サーバ装置2は、接続された会員端末
を認識し、当該会員端末宛てに受信したファクシミリ受
信データの一覧リストを作成し、当該会員端末1に送
る。したがって、この例では、オンライン接続キーK2
は、受信データ一覧リストの要求キーの役割も有する。
また、この際に、共通サーバ装置2は、接続要求をして
きた会員端末1宛てのファクシミリ着信および電子メー
ル着信であって、いまだ当該会員端末1に通知していな
いものがあれば、その着信通知を会員端末1に宛てて送
る。
【0106】会員端末1は、共通サーバ装置2からの着
信通知を受けて、メインLCD105Mに、前述したフ
ァクシミリ着信表示マーク205および/または電子メ
ール着信表示マーク206を表示する。
【0107】また、会員端末1は、共通サーバ装置2か
らの、ファクシミリ受信データの一覧リストのデータを
受信してDRAM123に一時格納し、その一覧リスト
をメインLCD105Mの画面に表示する。使用者は、
ジョグダイヤルキー109やペン107を用いて、この
一覧リストから希望するファクシミリ受信データを選択
することができる。希望するファクシミリ受信データの
選択がなされ、「取り込み」のアイコンが選択される
と、会員端末1は、当該受信データの取得の要求を、共
通サーバ装置2に送信する。
【0108】このファクシミリ受信データの取得要求を
受けると、共通サーバ装置2は、要求されたファクシミ
リ受信データを抽出して、SMTPにより会員端末1に
送る。会員端末1は、受け取ったデータをDRAM12
3に一時格納し、表示データに変換し、メインLCD1
05Mの画面に表示する。したがって、使用者は、自分
が必要なファクシミリデータを選んで、メインLCD1
05Mの画面で見ることができる。
【0109】また、電子メール機能が選択されていると
きに、キー釦108のうちのオンライン接続キーK2が
押されたときも、ファクシミリ機能が選択されていた場
合と同様にして、その会員端末1は、共通サーバ装置2
と接続するための処理を自動的に行う。そして、共通サ
ーバ装置2では、会員端末1からのこの電子メール機能
時の接続要求を受け取ると、電子メールの受信データの
一覧リストを作成し、当該会員端末1に送ると共に、着
信通知すべき受信データがあるときには、着信通知を当
該会員端末1に送る。
【0110】会員端末1は、この一覧リストのデータを
受信し、その一覧リストをメインLCD105Mの画面
に表示する。また、共通サーバ装置2からの着信通知を
受けて、メインLCD105Mに、前述したファクシミ
リ着信表示マーク205および/または電子メール着信
表示マーク206を表示する。
【0111】そして、使用者は、ジョグダイヤルキー1
09やペン107を用いて、電子メールの受信データの
一覧リストから希望する電子メールの受信データを選択
することができる。希望する電子メールの受信データの
選択がなされ、「取り込み」のアイコンが選択される
と、会員端末1は、当該受信データの取得の要求を、共
通サーバ装置2に送信する。
【0112】これを受けて、共通サーバ装置2は、要求
された電子メールの受信データを抽出して、SMTPに
より会員端末1に送る。会員端末1は、受け取ったデー
タをDRAM123に一時格納し、表示データに変換
し、メインLCD105Mの画面に表示する。
【0113】この実施の形態では、受信データに関する
関連情報に関しても、会員端末1が、その生成処理や加
工処理のためのアプリケーションを持つ必要はない。す
なわち、前述したように、ファクシミリ機能および電子
メール機能がメニュー選択され、オンライン接続キーK
2が押下されたときには、自己の会員端末宛てのファク
シミリ受信データリストや電子メール受信リストが、共
通サーバ装置2で生成されて送られてくる。そして、会
員端末1では、このリストから、見たい受信データを選
択して見ることができる。
【0114】WWWブラウザ機能が選択された状態で、
オンライン接続キー2が押された場合には、前述と同様
にして、共通サーバ装置2と会員端末1との間の接続処
理がなされ、共通サーバ装置2からは、共通サーバ装置
2が提供することができる情報の一覧を含む、共通サー
バ装置2のいわゆるホームページが会員端末1に送られ
る。
【0115】そして、ホームページ中の提供可能な情報
の中から、使用者が欲しいコンテンツ情報を選択する
と、その情報の要求が会員端末1から共通サーバ装置2
に送られ、共通サーバ装置2は、その要求に応じたコン
テンツ情報を会員端末1に送る。会員端末1は、これを
受信して、メインLCD105Mの画面に表示する。こ
れにより、使用者は、提供された情報を、メインLCD
105Mの画面で観視することができる。
【0116】[通信処理手順の具体例]次に、通信処理
手順における会員端末1での処理と、共通サーバ装置2
での処理の分担の具体例を、ファクシミリ送信処理およ
びファクシミリ受信データの受信処理の場合を例に取っ
て、図7以下を参照しながら説明する。
【0117】まず、会員端末1からのファクシミリ送信
を、図7〜図9のフローチャートにしたがって説明す
る。この場合、図7は会員端末1での処理動作の流れで
ある。また、図8および図9は共通サーバ装置2での処
理動作の流れであり、そのうち、図8は、共通サーバ装
置2のメールサーバ22での処理動作の流れであり、ま
た、図9は、共通サーバ装置2のファクシミリサーバ
(FAXサーバ)23での処理動作の流れである。
【0118】図7に示すように、使用者は、会員端末1
において、前述もしたように、メモ機能において、ファ
クシミリ送信しようとする情報を手書きメモあるいはタ
イプメモとして入力する(手順S1)。そして、送信し
ようとする本文の入力が終了すると、メインLCD10
5Mの画面において、「FAX送信」のアイコンを操作
する(手順S2)。すると、メインLCD105Mの画
面は、相手先や送信データについてのタイトルの入力画
面になるので、相手先電話番号やタイトル文を入力する
(手順S3)。その後、メインLCD105Mの画面で
「送信」アイコンを操作する(手順S4)。
【0119】すると、会員端末1では、共通サーバ装置
2に既に接続されているか否か判断し(手順S5)、ま
だ共通サーバ装置2に接続されていないときには、共通
サーバ装置2との接続のために、フラッシュメモリ12
4に記憶されている共通サーバ装置2のアドレスデータ
と、自己の会員端末1の会員情報(例えば会員ID(識
別情報とパスワードなど)とを用いて、ISPサーバ装
置7Iを通じた共通サーバ装置2への接続要求を行う
(手順S6)。
【0120】ISPサーバ装置7Iは、この接続要求か
ら、アクセスしてきた端末が会員端末1であるか否か認
証し、会員端末1であると確認した後、共通サーバ装置
2に接続させるようにする。
【0121】共通サーバ装置2と会員端末1が接続され
た後に、会員端末1は、ファクシミリ送信データをメー
ルフォーマットにして、共通サーバ装置2に向けて送信
する(手順S7)。既に、会員端末1と共通サーバ装置
2とが接続されていたときには、手順S6はバイパスさ
れて、手順S7が行われる。
【0122】共通サーバ装置2のメールサーバ22で
は、図8に示すように、会員端末1からのメールを受信
し、ユーザ情報(会員情報)を展開し、送信してきたの
が会員であるか否か確認する(手順S11)。
【0123】次に、送信の宛先を確認し(手順S1
2)、送信の宛先が会員端末であれば、メールフォーマ
ットに変換し、電子メールとして送信することと決定す
る(手順S13)。そして、ファクシミリのデータがテ
キストデータのみか、イメージデータを含むかを判定し
(手順S14)、テキストデータのみであれば、メール
として、メールボックス22Mの送信先として指定され
ている会員端末の受信メール格納エリアに格納し(手順
S15)、また、イメージデータを含む場合には、ファ
クシミリとして、FAXボックス23Mの送信先として
指定されている会員端末の受信ファクシミリ格納エリア
に格納し(手順S16)、当該会員端末の受信ログに加
える。そして、送信の宛先の会員端末1には、着信の通
知を行う(手順S17)。
【0124】また、手順S12での送信先の確認の結
果、送信先が会員以外であると確認されたときには、メ
ールサーバ22は、ヘッダ情報を編集し(手順S1
8)、その後、ファクシミリ送信データをメールフォー
マットにしてSMTPにて、ファクシミリサーバ23に
送信する(手順S19)。
【0125】ファクシミリサーバ23は、図9に示すよ
うに、メールサーバ22からのメールを受信してその拡
張ヘッダを判断する(手順S21)。そして、ファクシ
ミリデータをヘッダと、本文などとに展開し(手順S2
2)、展開したデータを、ビットマップデータに展開す
る(手順S23)。すなわち、テキストデータおよびG
IF形式のイメージデータをファクシミリ通信方式用の
ビットマップデータに変換する。
【0126】そして、展開したヘッダ、本文などのデー
タを合成して、ファクシミリ送信データを生成し(手順
S24)、相手方端末に宛ててファクシミリ送信する
(手順S25)。そして、送信完了したか否か確認し
(手順S26)、送信完了であればそのまま処理を終了
する。また、送信ができなかったときには、ファクシミ
リサーバ23は、不達メールをメールサーバ22に送信
して、処理を終了する。
【0127】以上のように、この実施の形態において
は、会員端末1の使用者は、メインLCD105Mの表
示画面において、ファクシミリ送信したい情報の入力を
行い、「FAX送信」および送信実行を意味する「送
信」のアイコンを操作することにより、無線によりファ
クシミリ送信をすることができる。
【0128】この場合、ISPサーバ装置7Iに接続す
るための入力操作を使用者は全くする必要はなく、使用
者は、あたかも直接的に相手方にファクシミリ送信する
ことができるように認識する。すなわち、使用者にとっ
ては、一般的なファクシミリ端末から送信する場合と同
様の手順で、携帯無線通信端末である会員端末1から所
定の宛先に向けてファクシミリ送信を行うことができる
ものである。
【0129】図10は、以上説明した会員端末1からの
ファクシミリ送信処理の流れの概要を示す図である。
【0130】すなわち、会員端末1から他の会員端末1
を宛先としてファクシミリ送信されたものであって、手
書きメモによりファクシミリ送信の情報が生成されたと
きには、そのファクシミリ送信の情報(GIF形式)
は、共通サーバ装置2のメールサーバ22で、宛先の会
員端末のファクシミリ電話番号が当該宛先の会員端末の
メールアドレスに宛先が変更された後、そのGIF形式
のデータと共にFAXボックス23Bの当該宛先の会員
端末エリアに格納される。このとき、発信元の会員端末
1のファクシミリ電話番号は、変更されない。したがっ
て、この受信データは、前述した会員端末1でのファク
シミリ機能において取得することができる。
【0131】また、会員端末1から他の会員端末1を宛
先としてファクシミリ送信されたものであって、タイプ
メモによりファクシミリ送信の情報が生成されたときに
は、共通サーバ装置3では、そのファクシミリ送信の情
報はテキストデータ形式であって、まったく電子メール
と同様に扱われる。すなわち、メールサーバ22は、宛
先の会員端末のファクシミリ電話番号を当該宛先の会員
端末のメールアドレスに宛先を変更するだけでなく、発
信元の会員端末1のファクシミリ電話番号もメールアド
レスに変更する。そして、テキストデータの送信情報と
共に、メールボックス22Bに格納する。したがって、
この受信データは、前述した会員端末1での電子メール
機能において取得することができる。
【0132】一方、会員端末1から会員以外を宛先とし
てファクシミリ送信がなされたときには、ファクシミリ
送信の情報が手書きメモおよびタイプメモのいずれの場
合であっても、メールサーバ22では、ヘッダ内容を抽
出して、宛先のファクシミリ電話番号を抽出すると共
に、手書きイメージデータおよびタイプデータ(テキス
トデータ)を抽出し、再び、合成した後、ファクシミリ
サーバ23にメール送信する。
【0133】ファクシミリサーバ23は、受け取ったメ
ールの手書きイメージデータおよびタイプデータ(テキ
ストデータ)をビットマップデータに変換し、また、ヘ
ッダから宛先のファクシミリ電話番号を検知して、公衆
網に対して当該ファクシミリ電話番号を用いた発呼を行
い、ビットマップデータとしたファクシミリ送信データ
を送信する。
【0134】この図10から明らかなように、会員端末
間でのファクシミリ送信は、メールとして扱われ、特に
テキストデータのみからなるタイプメモによるファクシ
ミリ送信の情報の場合には、一般的な電子メールとまっ
たく同様に扱われる。この様に、会員端末間でのファク
シミリ送信は、ファクシミリ通信方式に適合したビット
マップデータに変更しないので、会員端末間でのファク
シミリ送信は、少ないデータ量で送受信が可能になり、
転送効率が大幅に向上する。
【0135】特に、タイプメモの場合には、まったく電
子メールとして扱われ、メールボックス22Bに受信デ
ータが格納されるので、会員端末間ファクシミリでは、
共通サーバ装置2において少ない容量のメモリにより、
大量のデータを管理することができる。
【0136】次に、一つの会員端末宛てのファクシミリ
の受信の動作の流れを図11および図12のフローチャ
ートを参照して説明する。なお、会員端末から送信され
てくるファクシミリデータは、前述した送信手順におい
て説明したように、受信データは、テキストデータのみ
の場合には、メールボックス22Mに格納され、イメー
ジデータを含む場合にはFAXボックス23Mに格納さ
れるものであり、この受信手順については重複説明を省
くために省略する。
【0137】図12は、会員以外のファクシミリ端末か
ら会員端末1へのファクシミリデータの着信があった場
合の共通サーバ装置2のファクシミリサーバ23での動
作を示すものである。
【0138】すなわち、ファクシミリサーバ23は、図
2に示したようにISDNなど公衆回線網9を通じてフ
ァクシミリ端末からの申し込み着信を受けると(手順S
31)、この実施の形態では、音声ガイダンスによるフ
ァクシミリ受信受付けを行う(手順S32)。すると、
前記ファクシミリ端末からファクシミリデータが送られ
てくるので、このファクシミリデータを受信する(手順
S33)。
【0139】そして、ファクシミリサーバ23は、受信
内容を判断し、拡張ヘッダを編集する(手順S34)。
そして、受信したファクシミリデータおよび編集した拡
張ヘッダをメールフォーマットに変換して、SMTPに
よりメールサーバ22にメール送信する(手順S3
5)。
【0140】図12に示すように、メールサーバ22
は、このメールを受信し(手順S41)、受信内容を判
断し、拡張ヘッダの抽出を行う(手順S42)。そし
て、宛先電話番号から送信先が会員端末であるか否かを
確認し(手順S43)、送信先が会員端末でなければ、
受信処理を終了する。
【0141】送信先が会員端末であれば、メールフォー
マットにより会員端末に送信するように決定する。この
ため、電話番号をメールアドレスに変更するなどの処理
を行う(手順S44)。次に、ファクシミリ着信キュー
を発生させる(手順S45)。すなわち、FAXボック
ス23Mの宛先の会員端末のメモリエリアに、受信した
ファクシミリデータを、イメージデータは例えばGIF
形式として格納しておく。そして、着信通知サーバ24
を通じて着信通知を会員端末1に送信するようにする
(手順S46)。
【0142】会員端末1は、この着信通知を受信する
(手順S51)。そして、使用者が、例えばキー釦10
8の内の一つとして用意されている受信データ取り込み
キーを操作することで、ファクシミリデータの取り込み
操作を行うと(手順S52)、前述したような共通サー
バ装置2との接続処理が実行される(手順S53)。
【0143】この接続処理が実行されると、共通サーバ
装置2のメールサーバ22では、接続処理要求をしてき
た端末が会員であるかの認証の確認を行い、会員である
ことを確認したら、前述したようなファクシミリ受信リ
ストを会員端末に送信する(手順S47)。
【0144】会員端末1では、このファクシミリ受信リ
ストがメインLCD105Mの画面に表示されるので、
使用者は、取り込みたいファクシミリデータを、そのリ
ストから指定する(手順S54)。すると、会員端末か
らは、指定されたファクシミリ受信データの取得要求が
共通サーバ装置2に対して送信される(手順S55)。
【0145】共通サーバ装置2のメールサーバ22は、
この要求に応じて、要求されたファクシミリ受信データ
を、メールとして当該会員端末に送信する(手順S4
8)。会員端末1は、このファクシミリ受信データを受
け取り、メインLCD105Mの画面に表示する(手順
S56)。以上で、各会員端末宛てのファクシミリデー
タの受信手順は終了である。
【0146】図13および図14は、会員端末1から共
通サーバ装置2に対して受信データ取得要求をして、デ
ータを取得する手順の詳細である。
【0147】まず、会員端末1の使用者は、カバーパネ
ル101を開く(手順S61)。すると、会員端末1
は、データ通信モードになる(手順S62)。そして、
使用者が、メインLCD105Mに表示されている機能
一覧メニューからファクシミリ機能あるいは電子メール
機能を選択する(手順S63)と、会員端末1は、その
選択された機能の状態になる(手順S64)。この状態
で、オンライン接続キーK2が押されると(手順S6
5)、会員端末1は、前述したようにして、共通サーバ
装置2と接続するための処理を自動的に行う(手順S6
6)。すなわち、フラッシュメモリ124に記憶されい
る自己の会員端末1の識別情報と、ISPサーバ装置7
Iを通じた共通サーバ装置2への接続のためのアドレス
データとを用いて、共通サーバ装置2と接続する要求を
会員端末1は送出する。
【0148】この接続要求に対して、ネットワーク管理
サーバであるISPサーバ7Iが当該アクセスしてきた
端末が会員端末であるかどうかの認証を、接続要求に含
まれる会員端末であるか否かの識別情報を用いて行い
(手順S67)、会員端末であれば、共通サーバ装置2
に接続する処理を行う(手順S68)。
【0149】すると、共通サーバ装置2は、会員端末1
からの接続要求を受け取り、接続された会員端末がいず
れの会員端末であるかを認識する(手順S69)。そし
て、接続要求がファクシミリ機能でのものであれば、当
該会員端末1宛てのファクシミリ受信データの一覧リス
トを、あるいは接続要求が電子メール機能でのものであ
れば、当該会員端末1宛ての電子メール受信データの一
覧リストを、当該会員端末1に送る(手順S70)。し
たがって、この例では、オンライン接続キーK2は、受
信データのリストの要求キーの役割も有する。
【0150】共通サーバ装置2は、また、接続してきた
会員端末1宛ての着信通知が未了である着信キューがあ
るか否か判断し(手順S71)、未了な着信キューがあ
れば、その着信通知を接続してきた会員端末1に、接続
された通信路を通じて送信する(手順S72)。
【0151】会員端末1では、共通サーバ装置2から送
信されてくるファクシミリ受信データのリストあるいは
電子メールの受信データのリストを表示すると共に、共
通サーバ装置2から着信通知情報が送信されてきた場合
には、それを解析し、ファクシミリ着信の着信通知であ
ればマーク205を、電子メール着信の着信通知であれ
ばマーク206を、その両方の着信通知であれば、両マ
ーク205および206を、メインLCD105Mの画
面に表示する(手順S73)。
【0152】次に、使用者は、メインLCD105Mの
画面に表示された受信リストから、自分が得たい受信デ
ータを選択する操作をし、当該選択した受信データの取
得要求操作をする(手順S74)。すると、会員端末1
からは、指定された受信データの取得要求が共通サーバ
装置2に対して送信される(手順S75)。
【0153】共通サーバ装置2は、この要求を解析し
て、要求してきた会員端末を認識するとともに、要求情
報が何であるかを認識し(手順S76)、要求された受
信データをFAXボックスあるいはメールボックスから
読み出し、メールとして当該会員端末に送信する(手順
S77)。会員端末1は、この受信データを受け取り、
メインLCD105Mの画面に表示する(手順S7
8)。以上で、各会員端末宛ての受信データの受信手順
は終了である。
【0154】以上のようにして、会員端末1の使用者、
つまり会員は、自分宛てのファクシミリ着信や電子メー
ル着信があると、その着信通知を共通サーバ装置2から
受けて、それを会員端末1のLCD105MあるいはL
CD105Sの着信通知マーク205、206により検
知する。そして、適宜、共通サーバ装置2に自分宛ての
受信データの取得要求を出して、必要な受信情報を取得
し、メインLCD105Mで受信内容を確認することが
できる。
【0155】図15は、以上説明した会員端末1宛ての
ファクシミリ受信があったときの処理の流れの概要を示
す図である。
【0156】すなわち、他の会員端末1からファクシミ
リ送信されたときには、前述のファクシミリ送信処理に
示したように、メールサーバ22は、受信情報が、タイ
プメモの場合には、テキストデータのみからなるので、
電子メールとしてメールボックスに格納し、手書きメモ
の場合には、GIF形式のデータとしてFAXボックス
に格納する。そして、図15には示さなかったが、宛先
の会員端末へは着信通知サーバにより着信通知が送られ
る。
【0157】また、会員以外の者から、公衆網を通じて
会員端末に宛てたファクシミリ送信があったときには、
共通サーバ装置2のファクシミリサーバ23で、このフ
ァクシミリ送信情報を受け取り、GIF形式のデータに
変換して、メールとしてメールサーバ22に送られる。
メールサーバ22は、このファクシミリサーバ23から
のメールを受信すると、宛先の会員端末を識別確認し、
ヘッダ部の編集を行い、FAXボックスに格納する。そ
して、宛先の会員端末へは着信通知をする。
【0158】そして、着信通知を受けた会員端末1は、
前述したようにして、ファクシミリ機能において、共通
サーバ装置2の受信データの取得要求をすることで、要
求した受信データを取得することができる。
【0159】なお、以上の実施の形態では、携帯無線通
信端末は、PHS電話の機能を備える場合として説明し
たが、電話機能としては、携帯電話であってもよい。そ
の場合には、ネットワークは携帯電話用のネットワーク
が使用されることになる。
【0160】また、以上の実施の形態では、電子メール
およびファクシミリは、SMTPにより共通サーバ装置
2と会員端末1との間でデータのやり取りを行うように
したが、電子メールおよびファクシミリも、WWWブラ
ウザ機能の場合と同様に、HTTPによりデータのやり
取りをすることにより、共通サーバ装置2と会員端末1
との間の通信を統一して、通信のためのアプリケーショ
ンを簡略化することができる。
【0161】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、携帯無線通信端末は、サーバ装置に対して、宛
先情報を含んだファクシミリ送信の情報をネットワーク
に適合する形式で高速に送ることができる。しかも、サ
ーバ装置と契約関係がないファクシミリ端末宛てのファ
クシミリ送信も行うことができる。
【0162】また、携帯無線通信端末には、ファクシミ
リ端末の機能を設ける必要がなく、携帯無線通信端末の
構成を簡単なものとすることができる。
【0163】また、請求項2の発明によれば、サーバ装
置と契約関係のある携帯無線通信端末同志の間でのファ
クシミリ送受信は、ファクシミリ通信方式に適合する画
像データに変換せずに、前記ネットワークに適合する通
信データ形式により行われるので、サーバ装置が取り扱
うデータ量がファクシミリ通信方式の画像データに比べ
て少なくなり、データ送受信の転送効率が大幅に向上す
る。
【0164】また、請求項3の発明によれば、サーバ装
置は、携帯無線通信端末のファクシミリ送信だけでな
く、ファクシミリ受信をも代行し、携帯無線通信端末
は、大容量のメモリを持つ必要はなく、また、送受信の
アプリケーションも、ネッワークに適合した通信方式に
応じたものでよいので、最小限に押さえることができ、
負荷が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報通信システムが適用される
ネットワーク構成の全体の概要を示す図である。
【図2】図1の具体的なネットワーク構成例を示す図で
ある。
【図3】この発明によるサーバ装置の一実施の形態を示
すブロック図である。
【図4】この発明による携帯無線通信端末の一実施の形
態の外観を示す図である。
【図5】図4の携帯無線通信端末における表示例を説明
するための図である。
【図6】この発明による携帯無線通信端末の一実施の形
態のブロック図である。
【図7】この発明による情報通信システムの一実施の形
態におけるファクシミリ送信手順の携帯無線通信端末で
の手順を示すフローチャートである。
【図8】この発明による情報通信システムの一実施の形
態におけるファクシミリ送信手順の共通サーバ装置での
手順の一部を示すフローチャートである。
【図9】この発明による情報通信システムの一実施の形
態におけるファクシミリ送信手順の共通サーバ装置での
手順の一部を示すフローチャートである。
【図10】この発明による情報通信システムの一実施の
形態におけるファクシミリ送信処理の概要を説明するた
めの図である。
【図11】この発明による情報通信システムの一実施の
形態におけるファクシミリ受信手順の一部を示すフロー
チャートである。
【図12】この発明による情報通信システムの一実施の
形態におけるファクシミリ受信手順の一部を示すフロー
チャートである。
【図13】この発明による情報通信システムの一実施の
形態において、携帯無線通信端末からの受信データの取
得手順の一部を示すフローチャートである。
【図14】この発明による情報通信システムの一実施の
形態において、携帯無線通信端末からの受信データの取
得手順の一部を示すフローチャートである。
【図15】この発明による情報通信システムの一実施の
形態における会員端末宛てのファクシミリ受信処理の概
要を説明するための図である。
【符号の説明】
1…携帯無線通信端末、2…共通サーバ装置、3…携帯
無線通信端末用ネットワーク、4…アクセスポイント、
5…専用基幹ネットワーク、6…無線基地局、7…ネッ
トワーク管理サーバ装置、21…マスターサーバ、22
…メールサーバ、23…ファクシミリサーバ、24…着
信通知サーバ、100…携帯無線通信端末本体、101
…カバーパネル、102…テンキー、103…アンテ
ナ、105M…メインLCD,106…タッチパネル、
108…キー釦、121…システムコントロール部、1
22…ROM、123…DRAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/40

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーバ装置と、このサーバ装置と契約関係
    のある複数の携帯無線通信端末とがネットワークを通じ
    て無線接続され、 前記携帯無線通信端末のそれぞれは、前記サーバ装置と
    協働することにより、ファクシミリ送信およびファクシ
    ミリ受信を行うようにする情報通信方法であって、 前記携帯無線通信端末と前記サーバ装置との間では、前
    記ファクシミリ通信方式に関係なく、前記ネットワーク
    に適合する通信プロトコルおよび通信データ形式により
    送信情報および受信情報の授受を行うようにすると共
    に、 前記サーバ装置は、前記複数の携帯無線通信端末のいず
    れかからファクシミリ送信の情報を受信したときであっ
    て、そのファクシミリ送信の情報に含まれる宛先の情報
    から、当該宛先が前記サーバ装置と契約関係のないファ
    クシミリ端末である場合に、携帯無線通信端末からの送
    信情報を、ファクシミリ通信方式に適合する画像データ
    に変換し、前記宛先にファクシミリ送信することを特徴
    とする情報通信方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の情報通信方法において、 前記サーバ装置は、前記複数の携帯無線通信端末のいず
    れかから、前記複数の携帯無線通信端末のいずれかへ宛
    てた前記ファクシミリ送信における送信情報は、ファク
    シミリ通信方式に適合する画像データに変換せずに、前
    記ネットワークに適合する通信データ形式により宛先の
    前記携帯無線通信端末に転送するようにすることを特徴
    とする情報通信方法。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の情報通信
    方法において、 前記携帯無線通信端末宛てにファクシミリ送信情報とし
    て送られてくる受信データは、前記サーバ装置が受信し
    て、当該サーバ装置の記憶部に格納しておき、前記携帯
    無線通信端末は、前記サーバ装置に要求することにより
    前記受信データを取得するようにする情報通信方法。
  4. 【請求項4】サーバ装置と、このサーバ装置と契約関係
    のある複数の携帯無線通信端末とがネットワークを通じ
    て無線接続され、携帯無線通信端末が、前記サーバ装置
    と協働することにより、ファクシミリ送信およびファク
    シミリ受信を行う機能を実行する情報通信システムであ
    って、 前記携帯無線通信端末は、 宛先を指定したファクシミリ送信操作を受付けるファク
    シミリ送信操作受付手段と、 前記ファクシミリ送信操作受付手段で前記送信操作が受
    け付けられたときに、前記宛先情報を含む送信すべきデ
    ータを、前記サーバ装置に対して、前記ネットワークに
    適合する通信プロトコルおよび通信データ形式で、前記
    ネットワークを介して送出する送信手段と、 を備え、 前記サーバ装置は、 前記携帯無線通信端末からのデータ中に含まれる宛先情
    報により、宛先が前記サーバ装置と契約関係のないファ
    クシミリ端末であると判別したときには、前記携帯無線
    通信端末からのデータをファクシミリ通信方式に適合す
    る画像データに変換して、前記宛先情報により指定され
    る相手先にファクシミリ送信する手段を備えることを特
    徴とする情報通信システム。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の情報通信システムにおい
    て、 前記サーバ装置は、前記複数の携帯無線通信端末のいず
    れかから、前記複数の携帯無線通信端末のいずれかへ宛
    てた前記ファクシミリ送信機能における送信情報は、フ
    ァクシミリ通信方式に適合する画像データに変換せず
    に、前記ネットワークに適合する通信データ形式により
    宛先の前記携帯無線通信端末に転送するようにすること
    を特徴とする情報通信システム。
  6. 【請求項6】請求項4に記載の情報通信システムにおい
    て、 前記サーバ装置は、前記携帯無線通信端末宛てにファク
    シミリ送信情報として送られてくる受信データを受信し
    て記憶部に格納する記憶手段と、 前記携帯無線通信端末からの自分宛てのファクシミリ送
    信情報の取得要求に応じて、要求してきた前記携帯無線
    通信端末宛ての情報を当該携帯無線通信端末に送信する
    手段とを備え、 前記携帯無線通信端末は、前記サーバ装置に自分宛ての
    ファクシミリ送信情報の取得を要求する機能と、 前記サーバ装置からの情報を受信する手段とを備えるこ
    とを特徴とする情報通信システム。
  7. 【請求項7】契約関係のある携帯無線通信端末とネット
    ワークを通じて無線接続され、前記携帯無線通信端末と
    協働することにより、ファクシミリ送信およびファクシ
    ミリ受信を行う機能を実行するサーバ装置であって、 前記携帯無線通信端末からのデータ中に含まれる宛先情
    報により、宛先が契約関係のないファクシミリ端末であ
    ると判別したときには、前記携帯無線通信端末からのデ
    ータをファクシミリ通信方式に適合する画像データに変
    換して、前記ファクシミリ端末に宛てて送信する機能を
    備えることを特徴とするサーバ装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載のサーバ装置において、 前記複数の携帯無線通信端末のいずれかから、前記複数
    の携帯無線通信端末のいずれかへ宛てた前記ファクシミ
    リ送信における送信情報は、ファクシミリ通信方式に適
    合する画像データに変換せずに、前記ネットワークに適
    合する通信データ形式により宛先の前記携帯無線通信端
    末に転送することを特徴とするサーバ装置。
  9. 【請求項9】請求項7に記載のサーバ装置において、 前記携帯無線通信端末宛てにファクシミリ送信情報とし
    て送られてくる受信データを受信して記憶部に格納する
    記憶手段と、 前記携帯無線通信端末からの自分宛てのファクシミリ送
    信情報の取得要求に応じて、要求してきた前記携帯無線
    通信端末宛ての情報を当該携帯無線通信端末に送信する
    手段とを備えることを特徴とするサーバ装置。
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Cited By (5)

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US6184402B1 (en) * 1998-08-03 2001-02-06 Chisso Corporation Processes for the preparation of metallocene complexes
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