JPH11261625A - 情報通信システム - Google Patents

情報通信システム

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JPH11261625A
JPH11261625A JP10055336A JP5533698A JPH11261625A JP H11261625 A JPH11261625 A JP H11261625A JP 10055336 A JP10055336 A JP 10055336A JP 5533698 A JP5533698 A JP 5533698A JP H11261625 A JPH11261625 A JP H11261625A
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terminal
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JP10055336A
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English (en)
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Koji Morita
孝司 森田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音楽などの各種のオーディオ情報を効率よく
提供するとともに、オーディオ情報をより柔軟に活用で
きるようにする情報通信システムを提供する。 【解決手段】 会員端末1から送信された提供情報は、
ネットワーク3、5を通じて共通サーバ装置2の送受信
部2aにより受信する。この提供要求がオーディオ情報
を要求するものであるときには、共通サーバ装置2は、
その提供要求に応じたオーディオ情報を取得し、ADP
CM方式で圧縮変調して、送受信手段2aを通じて要求
元の会員端末1に送信する。会員端末1では、ADPC
M方式で圧縮変調て提供される自己の提供要求に応じた
オーディオ信号を復調し再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、情報通
信端末とサーバ装置とがネットワークを通じて接続され
る情報通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】音楽(楽曲)の配信センターとユーザが
利用する端末との間を、電話回線や専用の通信回線によ
って接続し、端末からの要求に応じた音楽を前述の配信
センターにおいて再生して、要求元の端末に配信するよ
うにする音声配信システムが利用されるようになってき
ている。このような音声配信システムは、例えば、カラ
オケのシステムなどに適用されている。
【0003】この場合、音楽の配信センターと電話回線
などの通信回線により接続される端末は、配信センター
に用意されている多数の音楽ソースの中から必要な音楽
を必要なときに配信を受けて聴取することができるの
で、端末側に大量の音楽ソースを用意する必要がなく、
比較的安価に目的とする音楽の配信を受けて利用するこ
とができるようにされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の音声
配信システムの場合、端末からの要求に応じた音楽は、
配信センターにおいて再生され、電話通信の場合と同じ
ように、再生された音楽がリアルタイムに端末側に送信
される。したがって、演奏時間が5分の音楽(楽曲)の
場合には、配信センターから要求元の端末への当該音楽
の送信には5分かかる。つまり、配信センターから端末
への音楽の送信時間は、送信する音楽の演奏時間と同じ
時間が必要であり、相当に長く、通信コストがかさむと
いう問題がある。
【0005】また、配信センターにおいて再生された音
楽情報が再生とリアルタイムに送信され、この音楽情報
を端末において受信して聴取している場合、先送りし
て、当該音楽をその途中から聴取したり、前に戻して、
当該音声の同じ部分を繰り返し聴取するなどということ
ができない。
【0006】この発明は、以上の点にかんがみ、音楽な
どの各種のオーディオ情報を効率よく提供するととも
に、オーディオ情報をより柔軟に活用できるようにする
情報通信システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の情報通信システムは、サー
バ装置と情報通信端末とがネットワークを通じて接続さ
れる情報通信システムであって、前記サーバ装置は、前
記情報通信端末からの情報の提供を要求する提供要求を
受信する提供要求受信手段と、前記提供要求受信手段に
より受信された前記提供要求が、オーディオ情報の提供
を要求するものであるときに、前記提供要求に応じて、
予め決められた圧縮変調方式で圧縮変調されたオーディ
オ情報を前記情報通信端末に送信する送信手段とを備
え、前記情報通信端末は、前記サーバ装置に対して情報
の提供を要求する提供要求を送信する提供要求送信手段
と、前記提供要求に応じて、前記サーバ装置から送信さ
れてくる予め決められた圧縮変調方式で圧縮変調された
前記オーディオ信号を受信する受信手段とを備えること
を特徴とする。
【0008】この請求項1に記載の情報通信システムに
よれば、情報通信端末の提供要求送信手段から送信され
た提供情報は、サーバ装置の提供要求受信手段により受
信される。この提供要求がオーディオ情報を要求するも
のであるときには、サーバ装置の送信手段により、提供
要求に応じたオーディオ情報であって、予め決められた
圧縮変調方式で圧縮変調されたオーディオ信号が、要求
元の情報通信端末に送信される。このサーバ装置からの
オーディオ情報が要求元の情報通信端末の受信手段によ
り受信され、利用される。
【0009】このように、サーバ装置からは予め決めら
れた圧縮変調方式で圧縮変調されたオーディオ情報が送
信されるので、短時間に要求されたオーディオ信号を要
求元の情報通信端末に送信することができる。
【0010】また、請求項2に記載の発明の情報通信シ
ステムは、請求項1に記載の情報通信システムであっ
て、前記サーバ装置と前記情報通信端末とは、データ通
信機能を有し、前記データ通信機能により、前記サーバ
装置から前記情報通信端末に提供可能なデータにはオー
ディオ情報が含まれ、当該オーディオ情報は、前記予め
決められた圧縮変調方式で圧縮変調されて送信されるも
のであり、前記サーバ装置は、オーディオ情報を前記予
め決められた圧縮変調方式で圧縮変調する圧縮変調手段
を備え、前記送信手段は、前記提供要求受信手段により
受信された前記提供情報がオーディオ情報の提供要求で
あるときに、前記提供要求に応じたオーディオ情報であ
って、前記圧縮変調手段により圧縮変調されたオーディ
オ情報を前記情報通信端末に送信するものであり、前記
情報通信端末は、前記受信手段により受信した前記サー
バ装置からの前記オーディオ情報を、前記予め決められ
た圧縮変調方式に応じて復調する復調手段を備えること
を特徴とする。
【0011】この請求項2に記載の情報通信システムに
よれば、サーバ装置は、情報通信端末からの要求に応じ
たオーディオ情報はサーバ装置の圧縮変調手段により予
め決められた圧縮変調方式で圧縮変調された後に、送信
手段を通じて要求元の情報通信端末に送信される。
【0012】情報通信端末においては、サーバ装置から
のオーディオ情報が受信手段により受信され、復調手段
によって復調され再生するようにされる。
【0013】このように、サーバ装置は、圧縮変調手段
を備えているので、デジタルオーディオ情報をサーバ装
置が有するか、あるいは、他から提供を受けるなどする
ことにより、情報通信端末からの要求に応じたオーディ
オ情報を予め決められた圧縮変調方式により圧縮変調し
て情報通信端末に提供することができるようにされる。
【0014】また、情報通信端末は、サーバ装置からの
予め決められた圧縮変調方式により圧縮変調されたオー
ディオ情報を受信して、当該圧縮変調方式に応じて復調
して再生し、利用することができる。
【0015】また、請求項3に記載の発明の情報通信シ
ステムは、請求項2に記載の情報通信システムであっ
て、前記情報通信端末は、前記受信手段により受信した
前記サーバからの前記オーディオ情報を記憶するメモリ
と、前記メモリに記憶された前記オーディオ情報に関す
る指示入力を受け付ける指示入力受け付け手段とを備
え、前記指示入力受け付け手段によりユーザからの指示
入力を受け付けたときには、受け付けた前記指示入力に
基づいて、前記メモリに記憶されている前記サーバ装置
から提供を受けた前記オーディオ情報を読み出して、前
記復調手段により復調して、再生するようにすることを
特徴とする。
【0016】この請求項3に記載の情報通信システムに
よれば、情報通信端末が、サーバ装置から提供を受けた
オーディオ情報は、情報通信端末のメモリに蓄積され
る。このメモリに蓄積されたオーディオ情報は、指示入
力受け付け手段により、メモリに記憶されたオーディオ
情報に関する指示入力が受け付けられたときに、この受
け付けられた指示入力に基づいて、処理される。
【0017】例えば、指示入力がメモリに記憶されてい
るオーディオ情報の再生を指示するものであるときに
は、当該メモリから目的のオーディオ情報を読み出し、
復調して再生するようにされる。また、オーディオ情報
の先送りや戻しなどを指示するものであるときには、そ
の指示に応じて、目的とするオーディオ情報の再生位置
を先送りして途中から再生したり、あるいは、再生位置
を前に戻して目的とするオーディオ情報を繰り返し再生
するなどのことができるようにされる。これにより、サ
ーバ装置から提供を受けたオーディオ情報をより有効に
活用することができる。
【0018】また、請求項4に記載の発明の情報通信シ
ステムは、請求項1、請求項2または請求項3に記載の
情報通信システムであって、前記サーバ装置は、複数の
情報通信端末と契約関係を有するものであり、前記サー
バ装置は、前記情報通信端末との接続時において、前記
情報通信端末から送信されてくる認証情報に基づいて、
契約関係のある情報通信端末のみの接続を認証する認証
手段を備え、前記送信手段は、前記認証手段により認証
された契約関係にある情報通信端末からの前記提供要求
に応じて、契約関係のある前記情報通信端末にオーディ
オ情報を送信することを特徴とする。
【0019】この請求項4に記載の情報通信システムに
よれば、認証手段により認証された、契約関係のある情
報通信端末のみがサーバ装置からオーディオ情報の提供
を受けることができるようにされる。
【0020】これにより、契約料やサーバ装置やオーデ
ィオ情報の使用料を支払った契約関係のある情報通信端
末に対してオーディオ情報を提供するようにすることが
できるとともに、契約関係のある情報通信端末が増えた
場合には、サーバ装置やオーディオ情報を共用する情報
通信端末が増えることになり、各情報通信端末のユーザ
が負担するコストを低く押さえることが可能になる。つ
まり、情報通信端末のユーザは、低コストでサーバ装置
を利用し、オーディオ情報の提供を受けることができる
ようにされる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明による情報通信方
法の一実施の形態を、図を参照しながら説明する。
【0022】この実施の形態においては、1個の共通サ
ーバ装置に対して、このサーバ装置と契約関係にある複
数個の情報通信端末がネットワークを通じて接続されて
情報通信システムが構成される。
【0023】この実施の形態の場合、情報通信端末は、
携帯無線通信端末の構成とされ、共通サーバ装置からの
情報提供サービスなどの提供サービスを受ける機能を備
えるほか、PHS(パーソナル・ハンディホン・システ
ム)の電話機能およびファクシミリ、電子メールのデー
タ通信機能をも備える構成とされる。
【0024】そして、この実施の形態においては、共通
サーバ装置により提供される情報提供サービスの中に
は、後述もするように地図情報や辞書情報などの画像デ
ータやテキストデータの他、音楽や英会話のフレーズ
集、音声によるニュースや天気予報などのオーディオ情
報の提供も含まれる。
【0025】このオーディオ情報は、予め定められた圧
縮変調方式により圧縮変調されて、共通サーバ装置から
情報通信端末に送信される。情報通信端末は、共通サー
バ装置からのオーディオ情報を受信して再生したり、受
信したオーディオ情報をメモリに蓄積し、適宜に読み出
して再生することができるようにされている。
【0026】このように、画像データ、テキストデータ
などの表示情報やオーディオ情報などの各種の情報を提
供する情報提供サービス、ファクシミリ通信、電子メー
ル通信は、個々の情報通信端末と共通サーバ装置とが協
働することにより、行われるように構成されている。以
下、この実施の形態の情報通信システムについて詳細に
説明する。
【0027】[ネットワークシステムの説明]図1は、
この発明の実施の形態が適用された通信ネットワークシ
ステムの概念構成を説明するための図であり、この図1
において、1は共通サーバ装置と契約関係がある携帯無
線通信端末、2は共通サーバ装置である。複数個の携帯
無線通信端末1と、共通の共通サーバ装置2とは、携帯
無線通信端末用のネットワーク3と、このネットワーク
3に対して、1〜複数個のアクセスポイント4を通じて
接続される専用基幹ネットワーク5を通じて接続され
る。
【0028】携帯無線通信端末用ネットワーク3には、
共通サーバ装置2と契約関係にない他の携帯無線通信端
末も接続されるが、後述するような共通サーバ装置2か
らのデータ通信サービスを受けることができる携帯無線
通信端末は、予め、この共通サーバ装置2と契約関係が
結ばれた携帯無線通信端末1のみである。共通サーバ装
置2との契約関係がない携帯無線通信端末との混同を避
けるため、以下の説明においては、共通サーバ装置2と
契約関係にある携帯無線通信端末を会員端末と呼ぶこと
にする。
【0029】複数個の会員端末1および他の同種の携帯
無線通信端末のそれぞれは、例えば電波の届く範囲を考
慮した所定のエリア単位に設けられる無線基地局6に対
して無線接続される。無線基地局6同志の間の接続な
ど、携帯無線通信端末用のネットワーク3では、例えば
光ケーブルが用いられる。
【0030】専用基幹ネットワーク5に対しては、この
ネットワーク5を管理するネットワーク管理サーバ装置
7が接続される。このネットワーク管理サーバ装置7
は、共通サーバ装置2と会員端末1との間の、いわゆる
ルーティングを管理する。したがって、ネットワーク管
理サーバ装置7でのルーティング管理上から見たときに
は、共通サーバ装置2は、専用基幹ネットワーク5に接
続される端末装置の一つとして位置づけることができ
る。なお、この場合、このネットワーク管理サーバ装置
7は、インターネット8に対しても接続される。
【0031】そして、この実施の形態においては、ネッ
トワーク管理サーバ装置7は、共通サーバ装置2に対し
て直接的にも接続され、会員端末1からの共通サーバ装
置2へのアクセス履歴などを、ネットワーク管理サーバ
装置7から共通サーバ装置2に送るように構成されてい
る。すなわち、この実施の形態では、会員端末1の課金
ログ収集などの会員総合管理は、共通サーバ装置2が行
うように構成している。
【0032】つまり、この実施の形態の場合、会員端末
1は、共通サーバ装置2と契約関係があるのであって、
ネットワーク管理サーバ装置7と契約関係にあるのでは
ない。そして、共通サーバ装置2は、会員端末1のネッ
トワーク接続上の管理をネットワーク管理サーバ装置7
に委託するものであって、共通サーバ装置2とネットワ
ーク管理サーバ装置7との間にも契約関係がある。した
がって、共通サーバ装置2は、他の専用基幹ネットワー
クおよびそのネットワーク管理サーバ装置とも、前述の
専用基幹ネットワーク5およびそのネットワーク管理サ
ーバ装置7と全く同様の関係を持って接続されることが
可能である。
【0033】この実施の形態の場合、共通サーバ装置2
から見たときには、個々の会員端末1に対しては、特定
の専用基幹ネットワークを割り当てて、各会員端末1か
らの共通サーバ装置2へのアクセスは、必ず、その会員
端末用に割り当てた専用基幹ネットワークを通るように
管理するのであるが、会員端末1から見た場合には、共
通サーバ装置2とネットワーク管理サーバ装置7との間
の契約関係は全く無関係であるので、会員端末1は、単
に共通サーバ装置2だけにアクセスして共通サーバ装置
2だけにより管理されているようになる。
【0034】このようなネットワーク管理構成によれ
ば、例えば、共通サーバ装置2に個々のネットワーク管
理サーバ装置7が備えるサービス機能をすべて持たせる
ようにすることにより、会員端末1の使用者は、各個の
ネットワーク管理サーバ装置7が備える種々のサービス
を受けるために、個々のネットワーク管理サーバ装置7
に対して契約するのではなく、共通サーバ装置2と契約
関係を生じさせるだけで、この共通サーバ装置2が持つ
種々のサービスを受けられるようになり、非常に便利で
ある。
【0035】そして、共通サーバ装置2は、公衆回線網
9に接続され、後述するように、会員端末1が、この公
衆回線網9に接続されるファクシミリ端末やパーソナル
コンピュータなどの通信端末10との間で通信データの
送受を行うことができるようにするための機能を備えて
いる。
【0036】さらに、この実施の形態においては、共通
サーバ装置2は、会員端末1に対して、情報提供サービ
スを行うために、提供情報のデータベースの一部となる
記憶部を備える。また、共通サーバ装置2は、コンテン
ツ提供装置11と接続されており、このコンテンツ提供
装置11から、会員への提供情報のデータベースの一部
となる情報を取得して、会員端末1に提供するようにす
る。
【0037】コンテンツ提供装置11は、それぞれ固有
の提供情報を有する提供会社が備えるもので、共通サー
バ装置2を有するサービス会社との契約により、共通サ
ーバ装置2を通じて会員端末1に、その情報を提供する
ものである。図1では、コンテンツ提供装置11は、1
個だけ示したが、複数個のコンテンツ提供装置11が共
通サーバ装置2に接続される場合もある。
【0038】また、共通サーバ装置2とコンテンツ提供
装置11との接続態様は、専用線を通じて接続される場
合と、インターネットなどのネットワークを通じて接続
される場合とがある。
【0039】この実施の形態の場合、これら専用線やネ
ットワークを通じて共通サーバ装置2に接続されるコン
テンツ提供装置11からの情報は、共通サーバ装置2
が、会員端末1から、そのサービス提供要求があったと
きに、前記コンテンツ提供装置11にアクセスして取得
し、要求してきた会員端末1に提供するようにする。
【0040】コンテンツ提供装置11からの情報を、随
時、取得して、共通サーバ装置2の内蔵メモリ部に格納
して、その内蔵メモリ部の記憶内容を最新にしておくこ
とも考えられるが、コンテンツ提供装置11が多数にな
り、提供情報が多量になると共通サーバ装置2のメモリ
部を大規模にしなければならなくなるという問題があ
る。
【0041】これに対して、この実施の形態のように、
会員端末1からの要求があったときに、その要求のあっ
た情報のみをコンテンツ提供装置11から共通サーバ装
置2が取得して会員端末1に提供するようにすれば、共
通サーバ装置2のメモリ部の規模は大規模にならない。
また、コンテンツ提供装置11が備える情報が常時更新
されていれば、共通サーバ装置2は、単に、コンテンツ
提供装置11から情報を取得するだけで、常に最新の情
報を会員端末1に提供することができる。
【0042】そして、この実施の形態では、共通サーバ
装置2が、1〜複数個のコンテンツ提供装置11に接続
されていて、これらのコンテンツ提供装置11からの情
報を集中的に集めて、会員端末1に提供する構成である
ので、会員端末1では、それぞれのコンテンツ提供装置
11に対して契約したりする必要はなく、また、複数個
のコンテンツ提供装置11からの情報の形式などに関係
なく、共通サーバ装置2から必要な情報を受け取ること
ができる。
【0043】なお、固有の提供情報を有する提供会社に
よるコンテンツの共通サーバ装置2への提供方法として
は、上述のように専用線やネットワークを通じて接続し
て共通サーバ装置2に提供するのではなく、コンテンツ
提供会社がCD−ROMなどの記録媒体を共通サーバ装
置2に提供して、共通サーバ装置2の記憶部に記憶させ
ておくようにする態様もある。
【0044】この実施の形態においては、携帯無線通信
端末1の使用者と、共通サーバ装置2の所有会社との契
約が行われると、前述したように、携帯無線通信端末1
は会員端末1となる。例えば、会員端末1を使用者が購
入することが、共通サーバ装置2に対する契約関係の発
生とするようにすることができる。
【0045】すなわち、携帯無線通信端末を会員端末1
として使用者が購入するときに、その会員端末1には、
前述したように、各端末ごとの特定の専用基幹ネットワ
ークを通じた共通サーバ装置2のアドレス情報が予め与
えられ、不揮発性メモリに格納される。また、この不揮
発性メモリには、会員端末であることを示すと共に、会
員端末の使用者を識別するための会員番号などの会員I
Dやパスワードなどの識別情報(会員識別情報)も格納
される。
【0046】ただし、この共通サーバ装置2のアドレス
情報や会員識別情報の会員端末1への書き込み登録は、
会員端末1の購入時に、端末販売員や購入者が行っても
よいが、予め、会員端末1に登録しておくとよい。その
場合には、アドレスを入力する操作が全く不要となるの
で、使用者には共通サーバ装置を意識させずに、会員端
末1を利用させるようにすることができる。
【0047】そして、後述もするように、会員端末1
で、共通サーバ装置2の情報提供サービスを受けると
き、また、会員端末1で、ファクシミリ通信や電子メー
ル通信の処理が開始されるとき、それに先立ち、前記の
予め記憶されているアドレス情報および会員識別情報を
用いて、会員端末1は、自動的に共通サーバ装置2に接
続する処理を実行するものである。
【0048】この実施の形態においては、会員端末1
は、携帯性に優れ、何時、どこからでも、共通サーバ装
置2にアクセスするだけで、種々の情報提供サービスの
提供を受けることができる。
【0049】また、会員端末1は、この実施の形態で
は、そのファクシミリ通信や電子メール通信の機能およ
びその関連機能を、共通サーバ装置2と協働することに
より、実現する。すなわち、会員端末1は、これら通信
のための大容量のメモリを有しない。その代わりに、共
通サーバ装置2が、各会員端末1の受信データ用のメモ
リあるいはメモリエリアを備える。また、会員端末1
は、必要最小限の処理のためのアプリケーション(マイ
クロコンピュータのソフトウエア)、例えば表示アプリ
ケーションのためのアプリケーションを除き、種々の機
能を実現するためのアプリケーションを、共通サーバ装
置2に委ねるようにしている。すなわち、会員端末1に
おいて、使用者が、目的とする機能を得るための要求に
相当する、例えばキー操作を行うと、その要求が共通サ
ーバ装置2に送られ、共通サーバ装置2で当該機能のア
プリケーションが実行される。そして、そのアプリケー
ションでの処理結果が、会員端末1に送られてくる。
【0050】以上が、この発明の実施の形態の構成の概
要であるが、より具体的な構成について以下に説明す
る。
【0051】図2は、上述した図1の通信ネットワーク
システムの概念構成を、より具体化したものである。こ
の場合、会員端末1は、PHS電話端末と、データ通信
機能を備えるPDA(パーソナル・デジタル・アシスタ
ンツ)との複合機の構成を有し、PHS電話機能のほか
に、後述するように、ファクシミリ通信機能、電子メー
ル通信機能を備えると共に、共通サーバ装置2からの情
報提供サービスを受ける機能を備えている。
【0052】無線基地局6が接続される携帯無線通信端
末用のネットワーク3は、この例では、PHS/ISD
N網3nである。したがって、会員端末1は、無線基地
局6−PHS/ISDN網3n−無線基地局6を通じ
て、他の会員端末1または会員以外のPHS端末と電話
通信ができると共に、無線基地局6−PHS/ISDN
網3nを通じて一般加入電話端末と電話通信ができる。
【0053】専用基幹ネットワーク5は、この例では、
ISP(インターネット・サービス・プロバイダー)が
管理するネットワークとされる。すなわち、5Nは、そ
のISPバックボーン、つまり、LANなどのネットワ
ークであり、このISPバックボーン5NとPHS/I
SDN網3nとは、PHS用の32kビット/秒の伝送
速度の業界標準方式であるPIAFS(PHS Int
ernet Access Forum Standa
rd)用のアクセスポイント4Pを通じて接続されてい
る。
【0054】また、5RはこのISP用のルータであ
り、これを介して、ISPバックボーン5Nと、ネット
ワーク管理サーバ装置7に対応するISPサーバ装置7
Iと、共通サーバ装置2とが接続される。
【0055】ISPサーバ装置7Iは、共通サーバ装置
2側の委託により、前述したように、会員端末1からの
アクセスがあったときに、その認証をとる。すなわち、
ISPサーバ装置7Iには、このISPサーバ装置7I
を経由して共通サーバ装置2にアクセスする会員端末1
の会員識別情報、例えば会員番号などの会員IDやパス
ワードなどが予め登録されており、ISPサーバ装置7
Iは、当該ISPバックボーン5Nに接続された端末に
対するアクセスがあったときに、そのアクセスをしてき
た端末が、当該ISPバックボーン5Nを通じて共通サ
ーバ装置2に接続すべき会員端末1であるか否かの認証
を行い、会員端末1であれば、そのアクセスをルータ5
Rを通じて共通サーバ装置2に着信させる。
【0056】そして、ISPサーバ装置7Iは、当該会
員端末1のアクセスの履歴(ログ)を共通サーバ装置2
に送る。共通サーバ装置2は、1〜複数のISPサーバ
装置7Iからの複数個の会員端末のそれぞれのアクセス
の履歴の情報を受け取って、それぞれの会員端末への課
金などを総合的に管理する。
【0057】コンテンツ提供装置11は、この例では、
インターネット8を通じて共通サーバ装置2に接続さ
れ、共通サーバ装置2が必要なときに、このコンテンツ
提供装置11から提供すべき情報をインターネット8を
通じて取得して、会員端末1に提供するようにする。な
お、前述もしたように、コンテンツ提供装置11は、イ
ンターネット8を通じてではなく、専用線を通じて共通
サーバ装置2と接続するようにすることもできる。ま
た、ISPサーバ装置7Iもコンテンツ提供装置となる
こともできる。
【0058】[共通サーバ装置2の構成]図3は、共通
サーバ装置2の一実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。この図3に示すように、共通サーバ装置2は、マ
スターサーバ21と、メールサーバ22と、ファクシミ
リサーバ23と、着信通知サーバ24と、HTTP(H
yper Text Transfer Protoc
ol)Dサーバ25と、コンテンツサーバ26と、コン
テンツ用Proxyサーバ27とが、LAN(ローカル
エリアネットワーク)により接続されて構成されてい
る。また、このLANはインターネット8とも接続され
ている。
【0059】マスターサーバ21は、会員データの管
理、コンテンツオプション等の申し込み、解約処理やネ
ットワーク全体の管理メンテナンスを行う。マスターサ
ーバ21は、会員IDやパスワードなどの会員識別情報
を含む会員データ(ユーザ情報)などを記憶するメモリ
21Mを備える。
【0060】メールサーバ22は、主としてメールサー
ビスの管理・運用を行うものであり、POP(Post
Office Protocol)またはIMAP
(Internet Message Access
Protocol)サーバ機能を実装しており、会員端
末1とのインターフェース処理を行う。そして、メール
サーバ22は、会員端末用のメールボックスと呼ばれる
メモリ22Mを備える。メールボックス22Mは、各会
員端末1のそれぞれ毎に区分けされたメモリエリアを備
え、各会員端末宛ての電子メールの受信データを、各会
員端末毎に蓄える。
【0061】なお、この実施の形態では、後述するよう
に、ある会員端末から他の会員端末宛てに送信された、
イメージデータ(画像データ)を含まないテキストデー
タ形式のファクシミリデータも、このメールボックス2
2Mの前記他の会員端末用のメモリエリアに、電子メー
ルデータとして蓄えられる。
【0062】ファクシミリサーバ23は、ファクシミリ
通信機能のアプリケーションを実行する。会員端末1と
のインターフェース用にメールサーバ機能を実装し、ま
た、G3ファクシミリ用のPSTN(公衆交換電話網)
通信回線機能も実装し、ISDN網9に接続されてい
る。また、ファクシミリデータとしての画像データを記
憶するファクシミリボックス(以下FAXボックスとい
う)と呼ばれるメモリ23Mを備える。FAXボックス
23Mも、各会員端末毎に区分けされたメモリエリアを
備え、各会員端末宛ての、イメージデータを含むファク
シミリ受信データを各会員端末1毎に蓄える。
【0063】着信通知サーバ24は、電子メールやファ
クシミリの着信が会員端末宛てにあった場合に、ISD
N回線(ISDN網9)を通じて、その着信を各会員端
末1に通知するためのものである。
【0064】HTTPDサーバ25は、会員端末1との
インターフェースを制御する。会員端末1が、この共通
サーバ装置2に接続されている場合のすべての処理は、
このサーバ25を経由して各機能サーバに接続される。
【0065】コンテンツサーバ26は、共通サーバ装置
2が提供するコンテンツ情報処理用のサーバである。こ
のサーバ26は、提供するコンテンツ情報用として、2
つの情報格納用メモリ26A,26Bを備える。その一
つのメモリ26Aは、予めこのサーバ26内に提供する
情報を保持するためのものである。もう一つのメモリ2
6Bは、この共通サーバ装置2内には、提供する情報を
保持せず、利用時に、図2の実施の形態では、インター
ネット8経由でコンテンツ提供装置11から取得したデ
ータを一時的に格納するためのものである。
【0066】コンテンツ用Proxyサーバ27は、コ
ンテンツデータを、インターネット8を経由して、外部
のコンテンツ提供装置11から取得するために使用され
る。Proxyサーバ27は、図示しないファイアウォ
ールと共に機能させることによって、外部からの不正な
アクセスを防御しながら、ファイアウォールの内側から
自由に外部にアクセスできる環境を作っている。
【0067】[会員端末1について]次に、会員端末1
について説明する。図4は、会員端末1の外観の一例で
あり、また、図5は、この会員端末1の内部回路構成の
一例である。前述もしたように、この例の会員端末1
は、PHS電話機能と、ファクシミリ通信および電子メ
ール通信、情報提供サービスを受けるデータ通信機能を
備える複合端末の構成を有するものである。
【0068】この実施の形態の会員端末1は、図4
(A)および図4(B)に示すように、端末本体100
に対して開閉可能の蓋101を備え、この蓋101を閉
じた図4(A)の状態では、PHS電話端末として動作
する電話モードになり、蓋101を開いた図4(B)の
状態では、ファクシミリ通信機能と、電子メール通信機
能と、情報提供サービス受信機能とを得ることができる
データ通信モードになる。このモード切り換えのため
に、図示しないが、蓋101の開閉を検知するセンサが
設けられている。
【0069】このセンサとしては、例えば蓋101の内
側に突起を設けると共に、これと対応する本体100側
の位置に押圧スイッチを設け、蓋101の前記突起によ
り、機械的に本体100側の押圧スイッチを押圧する機
械的なセンサを用いる。
【0070】また、蓋101と本体100との一方に、
磁石を設け、他方に感磁性素子からなるスイッチを設け
る構成のセンサスイッチを用いるようにしてもよい。
【0071】蓋101の表側には、図4(A)に示すよ
うに、電話用(ダイヤル用)のテンキー102が設けら
れている。103は、PHS用のアンテナである。
【0072】そして、会員端末1は、図4(B)に示す
ように、蓋101を開けた状態のときに現れる本体10
0側の面に、大型のLCD(液晶ディスプレイ)105
を備え、このLCD105の表示面に、通信文、機能一
覧メニュー、提供情報一覧リスト、受信ファクシミリリ
ストや受信電子メールリストなどを表示することができ
る。メニューやリストが一画面で表示できないときに
は、画面をスクロールしたり、次ページに切り換えるこ
とで全部が表示できるようにされている。
【0073】蓋101を閉じた図4(A)の状態では、
例えば透明プラスチック板などからなるLCD窓104
を通じてLCD105の表示面が臨めるようにされる。
この場合、蓋101を閉じた状態では、LCD表示窓1
04から臨める部分だけに表示が行われるように、LC
D105が表示制御されている。
【0074】この実施の形態の会員端末1においては、
LCD105の表面には透明のタッチパネル106が貼
付されており、蓋101の裏側に、図4(B)のように
取り外し自在に取り付けられているペン107によるタ
ッチ操作や、手書き文字入力を受け付ける機能を備える
ようにしている。
【0075】また、蓋101の裏側には、メニューキー
K1、オンライン接続キーK2、機能キーK3、…など
の複数個のキー釦108が、ダイレクトキーとして設け
られている。さらに、LCD105の右横には、回動キ
ーと押しボタンキーとの2つの機能を合わせ持つジョグ
ダイヤルキー109が設けられる。このジョグダイヤル
キー109を回動キーとして回動操作したときには、例
えばメニューなどにおける項目選択動作が行え、また、
押しボタンキーとして押下操作したときには、選択され
た項目の決定入力を意味するものとして扱われる。
【0076】次に、図5の会員端末1の回路ブロックに
ついて説明する。この例の会員端末1は、大きく分け
て、通信機能部110と、制御部120とからなる。
【0077】通信機能部110は、アンテナ111と、
RF処理部112と、送受信データ処理部113と、マ
イクロホンアンプ114と、スピーカアンプ115と、
マイクロホン100MCと、スピーカ100SPとから
なる。
【0078】制御部120は、マイクロコンピュータに
より構成されており、CPUで構成されるシステムコン
トロール部121と、ROM122と、DRAM123
と、書き換え可能な不揮発性メモリとしてのフラッシュ
メモリ124とを備えている。
【0079】システムコントロール部121には、蓋1
01の開閉に応じてオン・オフするスイッチSWが接続
されており、このスイッチSWのオン・オフにより、蓋
101が開状態か、閉状態かをシステムコントロール部
121は検知し、蓋101が閉状態のときには、当該会
員端末1をPHS電話用端末として制御する。また、蓋
101が開状態のときには、当該会員端末1を情報通信
端末や、ファクシミリ通信用端末あるいはメール通信用
端末として制御する。
【0080】システムコントロール部121には、ま
た、テンキー102のキースイッチ群や、蓋101の裏
側に設けられたキー釦108のスイッチ群の状態を示す
情報が入力されるようにされており、システムコントロ
ール部121は、使用者によりキー操作がなされたと
き、それがテンキー102やキー釦108のいずれかで
あるかを検知し、その検知したキーに応じた処理を実行
するようにする。
【0081】また、システムコントロール部121に
は、LCDドライバ125が接続され、後述するROM
122のプログラムおよび表示データを用いてLCD1
05に、共通サーバ装置2から提供された情報を表示し
たり、その他の表示画像を表示するようにする。
【0082】また、システムコントロール部121に
は、使用者への、電話の着信通知や、ファクシミリおよ
びメールの着信通知などのためのブザー127やLED
(発光ダイオード)126が接続されている。
【0083】ROM122には、共通サーバ装置2との
接続のためのシーケンスを制御するプログラムや、PH
S電話通信のための制御プログラム、情報提供サービス
を受けるための制御プログラム、ファクシミリ送信のた
めの制御プログラム、メール送信のための制御プログラ
ム、ファクシミリデータやメールデータを受信するため
の制御プログラムなどの会員端末1での通信のために最
低限必要な通信アプリケーションプログラムと、LCD
105を表示制御するプログラムやメニューなどの表示
データ、その他が記憶されている。
【0084】DRAM123は、後述するように、共通
サーバ装置2から取得した受信データを一時的に蓄えた
り、その他、ワークエリアとして使用するメモリを領域
を備えるものである。
【0085】フラッシュメモリ124には、前述したよ
うに、共通サーバ装置2に対してISPサーバ装置7I
を通じて会員端末1から自動接続するためのネットワー
ク上のアドレス情報が予め格納されている。また、この
フラッシュメモリ124には、当該会員端末1が共通サ
ーバ装置2と契約関係のある端末であって、ファクシミ
リ通信サービスや電子メールサービス、また、情報提供
サービスを共通サーバ装置2から受けることができる端
末であることを示すと共に、各会員端末の使用者を識別
するための会員IDやパスワードなどの会員識別情報も
記憶されている。
【0086】この会員識別情報などの会員に関する情報
は、前述もしたように、共通サーバ装置2のメインサー
バ21にも記憶されて共通サーバ装置2においても管理
されている。また、ISPサーバ装置7Iも、この会員
識別情報により、アクセスしてきたのが会員であるか否
かの認証を行うものである。
【0087】さらに、フラッシュメモリ124には、D
RAM123に一時的に蓄えた受信データの内の、特に
保存しておきたいデータを格納する領域などを備えてい
る。
【0088】以上のような構成を備える会員端末1の動
作を、関連する共通サーバ装置の動作も含めて、以下に
説明する。
【0089】まず、PHS電話モードについて説明す
る。蓋101を閉じた状態で、テンキー102を用い
て、相手方の電話番号をダイヤル入力すると、発呼がな
される。また、蓋101を閉じた状態で、PHS電話端
末としての当該会員端末1に電話の着信があると、それ
がブザー127により使用者に知らされ、使用者が応答
すると、その電話着信を受けることができ、通話状態に
なる。
【0090】なお、蓋101を開いた状態で電話着信が
あったときには、本体100側に設けられている図示し
ない通話キーを押すことにより、いつでも通話が可能で
ある。ただし、通話は、蓋101を閉じた状態で行うよ
うにする。
【0091】そして、会員端末1は、このPHS電話通
話時には、システムコントロール部121からの制御を
送受信データ処理部113が受けながら、送話信号を送
信し、また、受話信号を受信する。
【0092】すなわち、マイクロホン100MCからの
音声信号がアンプ114を介して送受信データ処理部1
13に供給されて送信データに変換され、RF処理部1
12を通じ、アンテナ111を通じて無線基地局6に対
して送信されると共に、無線基地局6よりの相手側から
の通話音声のデータがアンテナ111で受信され、その
受信データが送受信データ処理部113で処理されて、
相手の通話音声信号が復元され、それがアンプ115を
通じてスピーカ100SPに供給されて放音される。
【0093】次に、データ通信モードについて説明す
る。このデータ通信モードにおいては、ファクシミリ機
能、電子メール機能、WWWブラウザ機能、メモ機能な
どを会員端末1では、実現できるように構成されてい
る。これらの機能の一覧メニューは、キー釦108の内
のメニューキーを操作することにより、LCD105の
画面上に表示される。そして、使用者が、このLCD1
05の画面に表示される機能一覧メニューから、ジョグ
ダイヤルキー109の回動操作および押下操作により希
望する機能を選択して、決定することにより、会員端末
1は、その機能を実行するモードの状態になる。
【0094】この実施の形態の会員端末1において、フ
ァクシミリデータの送信および受信をする場合、また、
電子メールの送信および受信をする場合は、すべて共通
サーバ装置2を介して処理される。
【0095】そして、会員端末1と共通サーバ装置2と
の間でのデータのやり取りにおいては、ファクシミリ通
信方式としての既定の通信方式に関係なく、すべてネッ
トワーク3およびネットワーク5に適合する通信方式に
よって行うようにする。すなわち、この実施の形態の場
合には、ファクシミリデータと電子メールデータとは、
インターネットで電子メールを転送するのに用いられる
標準的な手順であるSMTP(Simple Mail
Transfer Protocol)を用いる。
【0096】また、WWWブラウザ機能における共通サ
ーバ装置2からの提供情報は、HTTP(Hyper
Text Transfer Protocol)を用
い、PHS網を利用したPIAFS方式により、会員端
末1と共通サーバ装置2との間で送信データおよび受信
データをやり取りする。また、提供情報が音楽などのオ
ーディオ情報であるときには、ADPCM(Adapt
ive Differential Pules Co
de Modulation:適応型差分パルス符号変
調)方式で圧縮変調されて伝送される。
【0097】ADPCM方式は、オーディオ信号の時間
的な相関を利用してオーディオ信号を適応的に予測し、
実際のオーディオ信号との差分のみを伝送するようにす
る符号化方式である。したがって、オーディオ信号を符
号化することなくそのまま伝送する場合よりも、実際に
伝送する情報量を少なくして、短時間にオーディオ情報
を伝送することができる。
【0098】このように、この実施の形態において、オ
ーディオ情報を送受する場合のネットワーク3およびネ
ットワーク5に適合する通信方式で送信するため、共通
サーバ装置2は、オーディオ情報をADPCM方式で圧
縮変調して送信する。また、ネットワーク3およびネッ
トワーク5に適合する通信方式で送信されるオーディオ
情報は、ADPCM方式で圧縮変調されて伝送されるの
で、後述もするように、共通サーバ装置2はADPCM
方式のエンコーダを備え、会員端末1は、ADPCM方
式に対応するデコーダを備えている。
【0099】この場合、会員端末1においては、送信デ
ータは、前述にもしたように、DRAM123に一時格
納され、送信実行によりシステムコントロール部121
により読み出されて、前述の通信プロトコルおよびデー
タ形式で、送受信データ処理部113、RF処理部11
2、アンテナ111を順次介して無線送信される。
【0100】また、共通サーバ装置2からの受信データ
は、アンテナ111で受信され、RF処理部112、送
受信データ処理部113を通じて、システムコントロー
ル部121によりDRAM123に一時格納される。そ
して、システムコントロール部121の制御により、L
CDドライバ125を通じてLCD105に表示データ
として送られ、受信データによる表示内容が表示され
る。
【0101】メモ機能には、ペン107とタッチパネル
106とを用いて入力を行う「手書きメモ」と、LCD
105の画面にキーボードを表示して、その表示キーボ
ードを利用して文書を作成する「タイプメモ」とがあ
る。そして、手書きメモとタイプメモのいずれの場合
も、作成したイメージまたは文書をファクシミリデータ
として送信できるように構成されている。
【0102】すなわち、手書きメモまたはタイプメモの
いずれのモードの場合においても、LCD105の画面
上には、「FAX送信(ファクシミリ送信)」のアイコ
ンを含むメニューバーが表示され、この「FAX送信」
のアイコンが例えばペンで選択されると、送信すべき相
手方端末の電話番号や、ファクシミリタイトルなどの入
力モード画面になる。そして、相手方端末の電話番号や
タイトルの入力後、このモードのときに表示されている
「送信」のアイコンを選択すると、手書きメモあるいは
タイプメモで作成されたイメージまたは文書がファクシ
ミリデータとして送信される。
【0103】この場合、会員端末1は、フラッシュメモ
リ124に記憶されている会員識別情報、接続情報を用
いて接続要求を生成し、これを送信してすることにより
自動的に共通サーバ装置2に接続し、ファクシミリデー
タを送信する。
【0104】ただし、前述したように、この場合にファ
クシミリデータは電子メールデータとして共通サーバ装
置2に送信されるので、イメージデータおよび文書デー
タはファクシミリ通信のビットマップデータではなく、
イメージデータは例えばGIF(Grafics In
terchange Format)形式とされ、ま
た、文書データは、テキストデータ形式とされる。
【0105】そして、宛先が会員以外のときには、共通
サーバ装置2が、受け取ったデータを、ビットマップデ
ータに変換して、当該会員以外の端末にファクシミリ送
信する処理を実行する。宛先が会員端末1であるときに
は、共通サーバ装置2は、受け取ったデータを、メール
ボックス22MあるいはFAXボックス23Mに格納
し、各会員端末1に対しては、着信通知サーバ24を通
じて当該会員端末1宛ての着信があったことを通知す
る。この着信通知は、ファクシミリデータ受信の場合だ
けでなく、電子メールのデータ受信のときにも行われ
る。
【0106】ファクシミリ機能が選択されたときに、キ
ー釦108のうちのオンライン接続キーK2が押される
と、その会員端末1は、共通サーバ装置2と接続するた
めの処理を自動的に行う。すなわち、会員端末1は、フ
ラッシュメモリ124に予め記憶された会員識別情報、
接続情報を用いて、共通サーバ装置2に対する接続要求
を生成して送出する。すると、ネットワーク管理サーバ
であるISPサーバ7Iが当該アクセスしてきた端末が
会員端末であるかどうかの認証を行い、会員端末であれ
ば、共通サーバ装置2に接続する処理を行う。
【0107】共通サーバ装置2は、接続された会員端末
を認識し、当該会員端末宛てに受信したファクシミリ受
信データの一覧リストを作成し、当該会員端末1に送
る。したがって、この例では、オンライン接続キーK2
は、受信情報一覧リストの要求キーの役割も有する。
【0108】会員端末1は、共通サーバ装置2からの、
この一覧リストのデータを受信してDRAM123に一
時格納し、その一覧リストをLCD105の画面に表示
する。使用者は、ジョグダイヤルキー109やペン10
7を用いて、この一覧リストから希望するファクシミリ
受信データを選択することができる。希望するファクシ
ミリ受信データの選択がなされ、「取り込み」のアイコ
ンが選択されると、会員端末1は、当該受信データの取
得の要求を、共通サーバ装置2に送信する。
【0109】この要求を受けると、共通サーバ装置2
は、要求されたファクシミリ受信データを抽出して、電
子メールのSMTPにより会員端末1に送る。会員端末
1は、受け取ったデータをDRAM123に一時格納
し、これをLCD105に表示するなどして利用する。
【0110】また、電子メール機能が選択されたとき
に、キー釦108のうちのオンライン接続キーK2が押
されたときも、ファクシミリ機能が選択されていた場合
と同様に、フラッシュメモリ124に予め記憶されてい
る会員識別情報、接続情報を用いて、接続要求を生成し
て送信する。つまり、会員端末1は、共通サーバ装置2
と接続するための処理を自動的に行う。そして、共通サ
ーバ装置2では、電子メールの受信データの一覧リスト
を作成し、当該会員端末1に送る。
【0111】会員端末1は、この一覧リストのデータを
受信し、その一覧リストをLCD105の画面に表示す
る。そして、使用者は、ジョグダイヤルキー109やペ
ン107を用いて、この一覧リストから提供を希望する
電子メールの受信データを選択することができる。提供
を希望する電子メールの受信データの選択がなされ、
「取り込み」のアイコンが選択されると、会員端末1
は、当該電子メールの受信データの取得の要求を、共通
サーバ装置2に送信する。
【0112】これを受けて、共通サーバ装置2は、要求
された電子メールの受信データを抽出して、SMTPに
より会員端末1に送る。会員端末1は、受け取ったデー
タをDRAM123に一時格納し、これをLCD105
に表示するなどして利用する。
【0113】このように、電子メールの受信データの一
覧リストからの電子メールの受信データの選択、およ
び、「取り込み」のアイコンの選択を行うことにより、
前述したファクシミリ受信データの取り込みの場合と同
様に、共通サーバ装置2に保持されている自分宛ての電
子メールの受信データを会員端末1のDRAM123に
取り込むことができる。
【0114】また、この実施の形態において、LCD1
05の表示画面に表示された機能一覧メニューから、W
WWブラウザ機能が選択されているときは、会員端末1
は共通サーバ装置2からの提供情報(コンテンツ情報)
を取得して再生することができる情報再生端末として動
作することができるようにされる。このとき、共通サー
バ装置2と会員端末1との間のデータのやり取りは、H
TTP(HyperText Transfer Pr
otocol)が用いられ、PHS網を利用したPIA
FS方式により行われる。この場合、共通サーバ装置2
から提供される情報のデータ形式は、HTML(Hyp
er Text Makeup Language)で
ある。
【0115】また、前述したように、共通サーバ装置2
は、音楽、英会話のフレーズ集、音声によるニュースや
天気予報などのオーディオ情報をも提供することができ
るようにされている。これらのオーディオ情報は、この
実施の形態の情報通信システムで用いられるネットワー
クを通じてオーディオ情報を送信する場合の予め決めら
れているフォーマットで送信するようにされる。
【0116】この実施の形態において、共通サーバ装置
2から会員端末1に提供する提供情報としてのオーディ
オ情報は、ADPCM(Adaptive Diffe
rential Pules Code Modula
tion)方式で圧縮変調されて送信される。
【0117】そして、WWWブラウザ機能が選択された
ときに、キー釦108のうちのオンライン接続キーK2
が押されたときは、前述したファクシミリ機能、あるい
は、電子メール機能が選択されていた場合と同様にし
て、会員端末1は、フラッシュメモリ124に予め記憶
されている会員識別情報、接続情報を用いて接続要求を
生成して送信し、共通サーバ装置2と接続するための処
理を自動的に行う。
【0118】そして、共通サーバ装置2では、共通サー
バ装置2が提供可能な情報提供サービスの一覧リストを
接続を要求してきた会員端末1に提供する。
【0119】会員端末1は、共通サーバ装置からの情報
提供サービスの一覧リストを受信し、これをLCD10
5の表示画面に表示する。会員端末1の使用者は、ジョ
グダイヤルキー109やペン107を用いて、LCD1
05の表示画面に表示された情報提供サービスの一覧リ
ストから会員端末1の使用者が提供を希望する共通サー
バ装置2が提供可能な情報提供サービスを選択すること
ができるようにされる。
【0120】また、この実施の形態において、情報提供
サービスの一覧リストは、共通サーバ装置2のいわゆる
ホームページとしての機能を有しており、会員端末1の
使用者は、この共通サーバ装置2のホームページを経由
して、インターネット上に提供されている一般のホーム
ページなどのコンテンツ情報も取得することができるよ
うにされている。
【0121】LCD105の表示画面に表示された情報
提供サービスの一覧リストから希望する情報提供サービ
スの選択がなされた場合には、選択された情報提供サー
ビスの提供の要求を、共通サーバ装置2に送信する。
【0122】これを受けて、共通サーバ装置2は、共通
サーバ装置2が提供可能な情報提供サービスが要求され
たときには、要求された情報提供サービスに応じてコン
テンツ情報を取得して要求元の会員端末1に送る。この
場合、会員端末1は、共通サーバ装置2からのコンテン
ツ情報を受信し、受信したコンテンツ情報をDRAM1
23に一時格納する。
【0123】会員端末1は、要求したコンテンツ情報
が、例えば、地図情報やニュースなどの表示情報である
場合には、これを表示データに変換し、LCD105に
表示する。
【0124】また、要求したコンテンツ情報が、例えば
ゲームなどのアプリケーションである場合には、DRA
M123に一時記憶されたアプリケーションがシステム
コントロール部121により実行され、当該会員端末1
を用いてゲームなどを楽しむことができる。
【0125】また、情報提供サービスの一覧リスト(共
通サーバ装置2のホームページ)を介して、インターネ
ット上に提供されているホームページなどのコンテンツ
情報のアドレス情報が入力された場合には、会員端末1
は、このアドレス情報を含み、このアドレス情報によっ
て特定されるコンテンツ情報の提供要求を共通サーバ装
置2に送信する。この場合、アドレス情報は、インター
ネット上で情報が収めされている格納場所を示すための
表記方法である、URL形式で表記されたものである。
【0126】これを受けて、共通サーバ装置2は、会員
端末1から要求されたコンテンツ情報を共通サーバ装置
2が取得して、要求元の会員端末1に送信するようにし
たり、共通サーバ装置2を通じて要求元の会員端末1を
目的のホームページにアクセスすることができるように
する。
【0127】さらに、会員端末1が要求したコンテンツ
情報が、音楽などのオーディオデ情報であるときには、
共通サーバ装置2から提供されるADPCM方式で圧縮
変調されたオーディオ情報をDRAM123に取り込
む。そして後述もするように、このメモリに取り込んだ
オーディオ情報を会員端末1の使用者からの指示に応じ
て読み出し、ADPCM方式に応じた復調処理を行い、
復調したオーディオ情報による音声をスピーカ100S
Pから放音する。
【0128】また、DRAM123に取り込んだオーデ
ィオ情報を読み出して再生したり、フラッシュメモリ1
24に転送して保存し、適宜に読み出して再生すること
ができるようにされる。また、DRAM123やフラッ
シュメモリ124に記憶したオーディオ情報の再生位置
を先送りして途中から再生するようにしたり、前に戻し
て繰り返し同じオーディオ情報の同じ部分を再生するよ
うにするなどのことができるようにされる。
【0129】このように、会員端末1は、共通サーバ装
置2と協働することにより、共通サーバ装置2に蓄積さ
れているコンテンツ情報や、インターネット上に提供さ
れているホームページ、音楽などのオーディオ情報な
ど、各種のコンテンツ情報を取得することができるよう
にされている。
【0130】[オーディオ情報の利用]前述したよう
に、この実施の形態の情報通信システムにおいて、共通
サーバ装置2は、契約関係にある会員端末1に対して、
会員端末1からの要求に応じて、音楽などのオーディオ
情報を提供することができるようにされている。
【0131】この場合、共通サーバ装置2から会員端末
1に提供されれオーディオ情報は、オーディオ情報を送
受する場合のネットワーク3およびネットワーク5に適
合する通信方式により送信される。この実施の形態にお
いては、共通サーバ装置2は、ADPCM方式でオーデ
ィオ情報を圧縮変調して送信するようにしている。
【0132】会員端末1は、共通サーバ装置2からのA
DPCM方式で圧縮変調されて送信されてくる、自己の
提供要求に応じたオーディオ情報を受信して復調し再生
することができるようにされる。
【0133】図6は、会員端末1からの提供要求に応じ
て、提供情報としてオーディオ情報をも提供する共通サ
ーバ装置2と、オーディオ情報の提供を要求し、共通サ
ーバ装置2から目的とするオーディオ情報の提供を受け
る会員端末1とを説明するための図である。
【0134】この実施の形態において、会員端末1は、
後述するように、WWWブラウザ機能を用いて、目的と
するオーディオ情報の提供要求を共通サーバ装置2に送
信することができるようにされている。この提供要求
は、図6に示すように無線基地局6、携帯無線通信端末
用のネットワーク3、アクセスポイント4、専用ネット
ワーク5を通じて、共通サーバ装置2に送信される。
【0135】共通サーバ装置2は、会員端末1からのオ
ーディオ情報の提供要求を受信すると、その提供要求に
応じたオーディオ情報を取得して、ADPCM方式で圧
縮変調し、図6に示すように、専用ネットワーク5、ア
クセスポイント4、携帯無線通信端末用のネットワーク
3、無線基地局6を通じて、会員端末1に送信する。
【0136】この場合、共通サーバ装置2により取得さ
れるオーディオ情報は、前述したように、例えばインタ
ーネットや専用線で接続されたコンテンツ情報提供装置
11や、共通サーバ装置2が備えるオーディオ情報保持
部2Cとしての機能を有するコンテンツ情報の蓄積メモ
リであるメモリ26Aから取得する。
【0137】また、提供情報としてのオーディオ情報が
記録された、例えばCD(コンパクトディスク)などの
記録媒体を多数備えるデジタルオーディオ信号読み出し
装置12から目的とするデジタル情報の提供を受けるよ
うにすることができる。このデジタルオーディオ信号読
み出し装置12は、記録媒体に記録されているデジタル
オーディオ情報を高速レートで読み出して、これを共通
サーバ装置2に提供するものである。このデジタルオー
ディオ信号読み出し装置12は、共通サーバ装置2に接
続されていればよく、共通サーバ装置2を構成する装置
とすることもできるし、オーディオ情報を提供するコン
テンツ提供装置として共通サーバ装置2の外部に設ける
こともできる。
【0138】なお、共通サーバ装置2が備えるメモリ2
6Aにオーディオ情報を蓄積しておく場合には、ADP
CM方式で予め圧縮変調し、ネットワークを通じて送信
する形式のオーディオ情報に変換して記憶しておくよう
にする。これにより、目的とするオーディオ情報をメモ
リ26Aから読み出して、即座に送信することができ
る。
【0139】また、コンテンツ情報提供装置11やデジ
タルオーディオ信号読み出し装置12からオーディオ情
報を取得する場合には、そのオーディオ情報がADPC
M方式で圧縮変調されていないものであるときには、共
通サーバ装置2が備えるADPCM変換部2bにより、
ADPCM方式で圧縮変調したものを送信する。
【0140】例えば、提供情報に応じたオーディオ情報
をデジタルオーディオ信号読み出し装置12から取得す
るときには、デジタルオーディオ信号読み出し装置12
により高速レートで読み出される目的とするデジタルオ
ーディオ情報が、共通サーバ装置2のADPCM変換部
2bに供給される。ここでADPCM方式で圧縮変調さ
れたオーディオ情報が、送受信部2aを通じて要求元の
会員端末1に送信される。
【0141】このように、共通サーバ装置2は、会員端
末1からの提供要求を受信したり、提供要求に応じた提
供情報を送信したりする送受信部2a、ADPCM変化
部2b、オーディオ情報保持部2cなどの各機能を有
し、会員端末1からの提供要求に応じたオーディオ情報
を要求元の会員端末1に提供することができるようにさ
れている。
【0142】[オーディオ信号の取得]次に、図7〜図
10のフローチャートを参照しながら、図6を用いて説
明したように、会員端末1が共通サーバ装置2からオー
ディオ情報を取得する場合の会員端末1、共通サーバ装
置2の動作、および、共通サーバ装置2から取得したオ
ーディオ信号の会員端末1においての利用時の動作につ
いて説明する。
【0143】[共通サーバ装置からのオーディオ情報の
取得]まず、会員端末1が共通サーバ装置2からオーデ
ィオ情報などの提供情報を取得する場合の会員端末1、
共通サーバ装置2の動作について、図7〜図8のフロー
チャートを参照しながら説明する。
【0144】前述したように、会員端末1がデータ通信
モードとされて、LCD105の表示画面に表示された
機能一覧メニューからWWWブラウザ機能が選択されて
いるときに、キー釦108のうちのオンライン接続キー
K2が押されると(手順S1)、その会員端末1は、共
通サーバ装置2と接続するための処理を自動的に行う。
【0145】すなわち、この実施の形態においては、前
述したように、予め会員端末1のフラッシュメモリ12
4に記憶されいる自己の会員識別情報と、ISPサーバ
装置7Iを通じた共通サーバ装置2への接続のためのア
ドレスデータとを用いて、共通サーバ装置2との接続を
要求する接続要求を生成する(手順S2)。この接続要
求には、会員端末1において選択された機能を識別する
ための情報なども含まれる。そして、会員端末1は、生
成したこの接続要求を共通サーバ装置2に送信する(手
順S3)。
【0146】この接続要求に対して、ネットワーク管理
サーバであるISPサーバ7Iが当該アクセスしてきた
端末が会員端末であるかどうかの認証を、接続要求に含
まれる会員識別情報を用いて行い(手順S4)、会員端
末であれば、共通サーバ装置2に接続する処理を行う
(手順S5)。
【0147】すると、共通サーバ装置2は、会員端末1
からの接続要求を受け取り、接続された会員端末がいず
れの会員端末であるかを認識しする(手順S6)。そし
て、共通サーバ装置2は、提供可能な情報の一覧リスト
を作成し(手順S7)、これを接続要求を送信してきた
会員端末1に送信する(手順S8)。
【0148】この提供可能な情報の一覧リストには、こ
の実施の形態においては、地図情報やレストラン情報あ
るいは辞書情報といった表示情報やゲームアプリケーシ
ョンの他、音楽や英会話のフレーズ集、音声によるニュ
ースや天気予報などのオーディオ情報も含まれる。
【0149】会員端末1では、共通サーバ装置2からの
一覧リストを受信し(手順S9)、これをLCD105
の表示画面に表示する(手順S10)。そして、会員端
末1は、LCD105に表示された一覧リストから、提
供を受けたい情報を選択する会員端末1の使用者による
選択入力を受付ける(手順S11)。そして、会員端末
1は、受け付けた提供を受けたい情報の選択入力に基づ
いて、情報の提供要求を生成し、これを共通サーバ装置
2に送信する(手順S12)。
【0150】共通サーバ装置2は、この会員端末1から
の情報の提供要求を受けて(手順S13)、要求されて
いる情報を取得する(手順S14)。すなわち、共通サ
ーバ装置2は、要求に応じたコンテンツ情報をコンテン
ツサーバ26のメモリ26Aや外部のコンテンツ情報提
供装置11、または、要求された提供情報がオーディオ
情報である場合には、デジタルオーディオ信号読み出し
装置12から取得するようにする。そして、手順S14
において取得した情報を要求元の会員端末1に送信する
(手順S15)。
【0151】そして、会員端末1は、共通サーバ装置2
から送信された自己の要求に応じた情報を受信して(手
順S16)、これをDRAM123に記憶し、このDR
AM123に取り込んだ情報を再生するなどして利用す
る(手順S17)。
【0152】すなわち、この手順S17においては、要
求した提供情報が、地図情報や辞書情報などの表示情報
であるときには、DRAM123に取り込まれた情報に
基づく情報をLCD105に表示して利用することがで
きるようにされる。また、要求した提供情報が、例え
ば、将棋などのゲームアプリケーションであるときに
は、当該アプリケーションは会員端末1のシステムコン
トロール部121で実行され、当該会員端末1を用い
て、そのゲームを利用することができるようにされる。
【0153】また、要求した提供情報が、音楽などのオ
ーディオ情報であるときには、このDRAM123に記
憶されたオーディオ情報が読み出され、ADPCM方式
に応じた復調処理を行って、この復調したオーディオ情
報に応じた音声がスピーカ100SPから放音される。
【0154】前述したように、この実施の形態の情報通
信システムにおいて、ネットワーク3およびネットワー
ク5を通じてオーディオ情報を伝送する場合には、AD
PCM方式で圧縮変調したオーディオ信号を送信するよ
うにしているため、会員端末1は、送受信データ処理部
113にADPCM方式に応じた復調を行うADPCM
デコーダを有しており、送受信データ処理部113のA
DPCMデコーダにより復調されたオーディオ情報がア
ナログオーディオ信号に変換されて、アンプ11を通じ
てスピーカ100SPに供給され、スピーカ100から
音声が放音される。
【0155】このように、この実施の形態においては、
共通サーバ装置2と会員端末1と備えるデータ通信機能
を用い、共通サーバ装置2と会員端末1とが協働するこ
とにより、会員端末1は、共通サーバ装置2が提供可能
な多数のオーディオ情報のうち必要なオーディオ情報を
いつでも取得して利用することができるようにされる。
【0156】また、共通サーバ装置2から会員端末1へ
のオーディオ情報は、ADPCM方式で圧縮変調されて
送信されるので、オーディオ情報を圧縮せずにそのまま
送信した場合よりも短時間で、会員端末1からの要求に
応じたオーディオ情報を送信することができる。したが
って、通信コストを軽減することができる。
【0157】この場合、この実施の形態の情報通信シス
テムで用いるネットワークにおいては、オーディオ情報
は、ADPCM方式で圧縮変調されてするようにされて
おり、共通サーバ装置2および会員端末1はADPCM
方式のデコーダやエンコーダを元々備えている。このた
め、共通サーバ装置2や会員端末1の構成を変更するこ
となく、会員端末1は、共通サーバ装置2に目的とする
オーディオ情報の提供要求を送信することにより、その
オーディオ情報の提供を受けて利用することができる。
【0158】[オーディオ信号を利用する場合の会員端
末の動作]次に、図9のフローチャートを用いて、会員
端末1が、自己の提供要求に応じて共通サーバ装置2か
ら提供を受けたオーディオ情報を利用する場合の動作を
説明する。
【0159】前述したように、会員端末1から提供を要
求し、共通サーバ装置2から提供を受けたオーディオ信
号は、会員端末1のDRAM123に記憶される。DR
AM123は揮発性メモリであり、この会員端末1のメ
イン電源を落した場合には、DRAM123に記憶され
ているデータは、消滅してしまう。このため、DRAM
123に記憶されている情報のうち、会員端末1の使用
者は、必要なデータだけをフラッシュメモリ124に転
送し、保存することができるようにされている。
【0160】また、共通サーバ装置2から複数のオーデ
ィオ情報の提供を受けて、複数のオーディオ情報をDR
AM123やフラッシュメモリ124に記憶させること
ができる。つまり、DRAM124やフラッシュメモリ
124に記憶されたオーディオ情報は、そのヘッダなど
に、自己のデータ種別やタイトルなどの情報を有してお
り、必要に応じて読み出して利用することができるよう
にされている。
【0161】そして、DRAM123やフラッシュメモ
リ124に記憶したオーディオ情報を利用する場合に
は、この実施の形態においては、メニュキーK1を押下
することにより会員端末1のLCD105に表示される
メニューの中にある選択可能な項目である「オーディオ
情報の再生」を選択する。これにより、会員端末1のシ
ステムコントロール部121において、図9に示す処理
が実行される。
【0162】まず、会員端末1のシステムコントロール
部121は、DRAM123に記憶されているオーディ
オ情報のヘッダ情報に基づいて、DRAM123に記憶
されているオーディオ情報のタイトルの一覧リストを表
示する(ステップS21)。この場合、LCD105に
は、「再生」、「早送り」、「戻し」、「一時停止」、
「停止」などのアイコンも表示される。
【0163】次に、システムコントロール部121は、
LCD105に表示されたオーディオ情報のタイトルの
一覧表を通じて、利用しようとするオーディオ信号の選
択入力を受け付けるとともに、「再生」、「早送り」、
「戻し」、「一時停止」、「停止」などのアイコンを通
じた使用者からの指示入力を受け付ける(ステップS2
2)。
【0164】この場合、会員端末1の使用者は、目的と
するオーディオ情報のタイトルが表示されているLCD
105の表示位置にペン107や指先を接触させること
により目的とするオーディオ情報の選択を行うととも
に、「再生」、「早送り」、「戻し」、「一時停止」、
「停止」などのアイコンの表示位置にペンや指先を接触
させることにより、選択したオーディオ信号についてど
のように処理するかの指示入力を行う。
【0165】そして、システムコントロール部12は、
会員端末1の使用者により選択されたオーディオ情報に
ついて、指示入力に応じた処理を行う(ステップS2
3)。例えば、オーディオ情報の選択がされ、再生が指
示されたときには、システムコントロール部121は、
DRAM123から選択されたオーディオ情報をその先
頭から読み出し、前述したようにADPCM方式に応じ
た復調を行って再生する。
【0166】また、この実施の形態においては、選択さ
れたオーディオ情報についての早送りが指示されたとき
には、「停止」アイコンが選択されるまで、先にずらし
ていくようにする。また、戻しが指示されたときには、
「停止」アイコンが選択されるまで、選択されたオーデ
ィオ情報の再生位置を前に戻すように処理する。
【0167】また、「一時停止」アイコンは、再生処理
を一時停止させるもので、この「一時停止」アイコンを
選択した後、この「一時停止」アイコンを再度選択する
ことにより、一時停止した位置から再生を再開すること
ができる。「停止」アイコンは、現在行われている再
生、早送り、戻しなどの各処理を停止させる場合に用い
られるものである。
【0168】このように、会員端末1は、自己の提供要
求に基づいて共通サーバ装置2から提供を受けたオーデ
ィオ情報をDRAM123に記憶し、再生、早送り、戻
しなどを指示して、柔軟に利用することができるように
されている。
【0169】また、共通サーバ装置2から提供を受け
て、DRAM123からフラッシュメモリ124に転送
し、このフラッシュメモリ124に記憶するようにした
オーディオ情報についても、図9を用いて説明したDR
AM123に記憶されているオーディオ情報の利用と同
じようにして利用することができる。
【0170】この場合、この実施の形態においては、メ
モリの切り換えアイコンを操作するなどすることによ
り、DRAM123とフラッシュメモリ124とを切り
換えて、いずれのメモリに記憶されているオーディオ情
報であっても利用することができるようにされている。
【0171】また、図9に示したフローチャートのステ
ップS22においては、例えば、再生速度などのオーデ
ィオ情報に関する各種の指示入力を受け付け、ステップ
S23においてそれらの指示入力に基づいてオーディオ
情報についての処理を行うようにすることができる。
【0172】このように、共通サーバ装置2から提供を
受けたオーディオ情報は、会員端末1のDRAM123
やフラッシュメモリ124に記憶させておくことができ
るので、適宜のときにDRAM123やフラッシュメモ
リ124に記憶されているオーディオ情報を読み出して
利用することができる。
【0173】また、会員端末1において、早送りや戻し
を行って、オーディオ情報の再生位置を先にずらした
り、再生位置を前にずらすなどして、目的とするオーデ
ィオ情報をその途中から生成させたり、オーディオ情報
の同じ部分を繰り返し聴取するなどのことができる。し
たがって、英会話のフレーズ集や単語集などの音声情報
の提供を受けて繰り返し聞くことができるので、非常に
便利であり、共通サーバ装置2か提供を受けたオーディ
オ情報をより柔軟に利用することができる。
【0174】また、情報通信端末は、オーディオ情報が
記録されたCDなどのディスク記録媒体をデータ読み出
しのための回転させるなど、記録媒体を駆動させる必要
がまったくない。したがって、会員端末1を用いてオー
ディオ情報を聴取するようにしても、会員端末1の消費
電力が極端に大きくなることもない。
【0175】また、共通サーバ装置2か提供可能なオー
ディオ情報であれば、会員端末1はそれらを取得して利
用することができる。したがって、カセットテープレコ
ーダやCDの再生装置などのようにオーディオ情報が記
録された記録媒体を使用者が交換するなどの煩わしさも
ない。
【0176】なお、前述の実施の形態においては、共通
サーバ装置2から提供を受けるオーディオ情報を会員端
末1のメモリに記憶するようにしたが、メモリに記憶す
る必要はなく、受信したオーディオ情報を順次に復調し
て再生するようにすることもできる。例えば、会員端末
1に共通サーバ装置2からの情報をメモリに記憶する記
憶モードと、共通サーバ装置2からの情報をそのまま再
生する直接再生モードとを設けて、会員端末1の使用者
により選択できるようにしておくことにより対応するこ
とができる。
【0177】また、共通サーバ装置2からのオーディオ
信号は、会員端末1に設けられたスピーカから放音する
ようにしたが、例えば、会員端末1にオーディオ信号の
出力端子を設け、この出力端子にヘッドホンを接続する
ことによりヘッドホンを通じてオーディオ情報に応じた
音声を聴取することができる。
【0178】また、前述した実施の形態においては、フ
ァクシミリ機能、電子メール機能、WWWブラウザ機能
などは、LCD105に表示されるメニューから選択す
ることにより実行するようにしたが、これらの各機能を
実行するためのダイレクトキーを会員端末1に設け、各
機能に対応するダイレクトキーを押下したときに、押下
されたダイレクトキーに対応する機能を実行するように
することもできる。他のメニューから実行するようにし
た機能についても、その機能を実行させるためのダイレ
クトキーを設け、押下されたダイレクトキーに対応する
機能を実行するようにすることができる。
【0179】また、前述の実施の形態においては、共通
サーバ装置2から会員端末1に提供するオーディオ情報
は、ADPCM方式により圧縮変調されて送信するもの
として説明したがこれに限るものではない。共通サーバ
装置2と会員端末1とが接続されるネットワークにおけ
るオーディオ情報の伝送方式に応じて、各種の圧縮変調
方式を用いることができる。
【0180】また、前述の実施の形態においては、共通
サーバ装置2と会員端末とは、ネットワーク3およびネ
ットワーク5を通じて接続されるものとして説明した
が、これに限るものではなく、サーバ装置と情報通信端
末とが接続される各種のデータ通信システムにこの発明
を適用することができる。
【0181】また、前述の実施の形態において、情報通
信端末は、携帯無線通信端末であるものとして説明した
が、これに限るものではない。例えば、パーソナルコン
ピュータなど、通信機能を備えた各種の情報通信端末を
用いるようにすることができる。
【0182】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、サーバ装置からは予め決められた圧縮変調方式
で圧縮変調されたオーディオ情報が送信されるので、短
時間に要求されたオーディオ信号を要求元の情報通信端
末に送信することができる。
【0183】また、請求項2の発明によれば、サーバ装
置は、圧縮変調手段を備えているので、デジタルオーデ
ィオ情報をサーバ装置が有するか、あるいは、他から提
供を受けるなどすることにより、情報通信端末からの要
求に応じたオーディオ情報を予め決められた圧縮変調方
式により圧縮変調して情報通信端末に提供することがで
きる。また、情報通信端末は、サーバ装置からの予め決
められた圧縮変調方式により圧縮変調されたオーディオ
情報を受信して、当該圧縮変調方式に応じて復調して再
生し、利用することができる。
【0184】また、請求項3の発明によれば、サーバか
ら提供されたオーディオ情報を情報通信端末のメモリに
記憶させることができる。これにより、必要なときにい
つでも繰り返し再生することができる。また、早送り処
理や戻し処理などを行って、オーディオ情報の再生位置
を変更させることができるので、サーバ装置から提供を
受けたオーディオ情報をより有効に活用することができ
る。
【0185】また、請求項4の発明によれば、契約料や
サーバ装置やオーディオ情報の使用料を支払った契約関
係のある情報通信端末に対してオーディオ情報を提供す
るようにすることができる。また、契約関係のある情報
通信端末が増えた場合には、サーバ装置やオーディオ情
報を共用する情報通信端末が増えることになり、各情報
通信端末のユーザが負担するコストを低く押さえること
ができる。これにより、情報通信端末のユーザは、低コ
ストでサーバ装置を利用し、オーディオ情報の提供を受
けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報通信システムが適用される
ネットワーク構成の全体の概要を示す図である。
【図2】図1の具体的なネットワーク構成例を示す図で
ある。
【図3】図1に示した共通サーバ装置を説明するための
ブロック図である。
【図4】図1に示した情報通信端末の外観を示す図であ
る。
【図5】図4に示した情報通信端末を説明するためのブ
ロック図である。
【図6】この発明による情報通信システムの一実施の形
態を説明するための図である。
【図7】この発明による情報通信システムの一実施の形
態において、情報通信端末がオーディオ情報などの提供
情報を共通サーバ装置から提供を受ける場合の処理を説
明するためのフローチャートである。
【図8】図7に続くフローチャートである。
【図9】この発明による情報通信システムの一実施の形
態において、情報通信端末が共通サーバ装置から提供を
受けたオーディオ情報を利用する場合の処理を説明する
ためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…携帯無線通信端末(会員端末)、2…共通サーバ装
置、2a…送受信部、2b…ADPCM変換部、2c…
オーディオ情報保持部、2d…プログラム管理部、3…
携帯無線通信端末用ネットワーク、4…アクセスポイン
ト、5…専用基幹ネットワーク、6…無線基地局、7…
ネットワーク管理サーバ装置、11…コンテンツ提供装
置、21…マスターサーバ、21M…メモリ、22…メ
ールサーバ、23…ファクシミリサーバ、24…着信通
知サーバ、100…携帯無線通信端末本体、101…
蓋、102…テンキー、103…アンテナ、105…L
CD,106…タッチパネル、108…キー釦、121
…システムコントロール部、122…ROM、123…
DRAM、
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04H 1/02 H04M 11/08 H04M 11/08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーバ装置と情報通信端末とがネットワー
    クを通じて接続される情報通信システムであって、 前記サーバ装置は、 前記情報通信端末からの情報の提供を要求する提供要求
    を受信する提供要求受信手段と、 前記提供要求受信手段により受信された前記提供要求
    が、オーディオ情報の提供を要求するものであるとき
    に、前記提供要求に応じて、予め決められた圧縮変調方
    式で圧縮変調されたオーディオ情報を前記情報通信端末
    に送信する送信手段とを備え、 前記情報通信端末は、前記サーバ装置に対して情報の提
    供を要求する提供要求を送信する提供要求送信手段と、 前記提供要求に応じて、前記サーバ装置から送信されて
    くる予め決められた圧縮変調方式で圧縮変調された前記
    オーディオ信号を受信する受信手段とを備えることを特
    徴とする情報通信システム。
  2. 【請求項2】前記サーバ装置と前記情報通信端末とは、
    データ通信機能を有し、前記データ通信機能により、前
    記サーバ装置から前記情報通信端末に提供可能なデータ
    にはオーディオ情報が含まれ、当該オーディオ情報は、
    前記予め決められた圧縮変調方式で圧縮変調されて送信
    されるものであり、 前記サーバ装置は、 オーディオ情報を前記予め決められた圧縮変調方式で圧
    縮変調する圧縮変調手段を備え、 前記送信手段は、前記情報通信端末からの前記提供要求
    に応じたオーディオ情報であって、前記圧縮変調手段に
    より圧縮変調されたオーディオ情報を前記情報通信端末
    に送信するものであり、 前記情報通信端末は、 前記受信手段により受信した前記サーバ装置からの前記
    オーディオ情報を、前記予め決められた圧縮変調方式に
    応じて復調する復調手段を備えることを特徴とする請求
    項1に記載の情報通信システム。
  3. 【請求項3】前記情報通信端末は、 前記受信手段により受信した前記サーバからの前記オー
    ディオ情報を記憶するメモリと、 前記メモリに記憶された前記オーディオ情報に関する指
    示入力を受け付ける指示入力受け付け手段とを備え、 前記指示入力受け付け手段によりユーザからの指示入力
    を受け付けたときには、受け付けた前記指示入力に基づ
    いて、前記メモリに記憶されている前記サーバ装置から
    提供を受けた前記オーディオ情報を読み出して、前記復
    調手段により復調して、再生するようにすることを特徴
    とする請求項2に記載の情報通信システム。
  4. 【請求項4】前記サーバ装置は、複数の情報通信端末と
    契約関係を有するものであり、 前記サーバ装置は、 前記情報通信端末との接続時において、前記情報通信端
    末から送信されてくる認証情報に基づいて、契約関係の
    ある情報通信端末のみの接続を認証する認証手段を備
    え、 前記送信手段は、前記認証手段により認証された契約関
    係のある情報通信端末からの前記提供要求に応じて、契
    約関係のある前記情報通信端末にオーディオ情報を送信
    することを特徴とする請求項1、請求項2または請求項
    3に記載の情報通信システム。
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