JPH116325A - リフトアップ工法における屋根の仮受方法 - Google Patents
リフトアップ工法における屋根の仮受方法Info
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- JPH116325A JPH116325A JP17774697A JP17774697A JPH116325A JP H116325 A JPH116325 A JP H116325A JP 17774697 A JP17774697 A JP 17774697A JP 17774697 A JP17774697 A JP 17774697A JP H116325 A JPH116325 A JP H116325A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- tank
- side wall
- temporary
- tank roof
- Prior art date
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- Pending
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- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Abstract
ができるリフトアップ工法における屋根の仮受方法を提
供する。 【解決手段】 タンク屋根構築のための屋根の仮受方法
であって、タンク底版上で、タンク屋根を構築し、タン
ク側壁頂部に設けたリフティング架台により、タンク屋
根を側壁頂部までリフトアップし、側壁頂部で仮受けし
た後、タンク側壁頂部とタンク屋根を一体固定したこと
を特徴とする、リフトアップ工法における屋根の仮受方
法である。
Description
トアップし、タンク側壁頂部で仮受け後一体固定する、
リフトアップ工法における屋根の仮受方法に関する。
後、タンク側壁内部空間に足場を架設し、タンク屋根の
構築作業を行っていた。しかしこの方法では、高所作業
による危険が伴うばかりでなく、更に、タンク側壁が完
了しなければ、足場の架設、タンク屋根の構築作業を行
うことができず、工期、工費共莫大となり、効率の悪い
方法であった。
問題点を解決するためになされたもので、高所作業によ
る危険がなく、タンク側壁の構築と、タンク屋根の構築
を並行して行え、工期、工費の節減を計ることができる
リフトアップ工法における屋根の仮受方法を提供するこ
とを目的とする。
屋根の仮受方法であって、タンク底版上で、タンク屋根
を構築し、タンク側壁頂部に設けたリフティング架台に
より、タンク屋根を側壁頂部までリフトアップし、側壁
頂部で仮受けした後、タンク側壁頂部とタンク屋根を一
体固定したことを特徴とする、リフトアップ工法におけ
る屋根の仮受方法であり、また、タンク底版上で構築す
るタンク屋根は、タンク底版上に、支保工を架設し、支
保工上で、型枠、鉄筋を組立て、タンク側壁内側の底盤
上に、円周方向に所定間隔をあけて仮受架台を配置し、
仮受架台を配置した箇所に、タンク屋根の縁部から外周
に向けて仮受部材を突出させて設置した後、コンクリー
ト打設して、鉄筋コンクリートのタンク屋根を構築し、
タンク底版上に、仮受架台を介して、仮受部材でタンク
屋根を仮受けすることを特徴とする、リフトアップ工法
における屋根の仮受方法であり、また、リフトアップす
るタンク屋根は、屋根下面に設置した支承金物、アンカ
ーヘッドと、タンク側壁頂部に設けたリフティング架台
のジャッキ間に張設したPCケーブルを引上げ、タンク
屋根を所定の高さまでリフトアップすることを特徴とす
る、リフトアップ工法における屋根の仮受方法であり、
さらにまた、側壁頂部で仮受けするタンク屋根は、仮受
部材に継手部材を接続した後、タンク側壁頂部で仮受け
し、一時的に固定することを特徴とする、リフトアップ
工法における屋根の仮受方法である。
実施形態について説明する。
における屋根の仮受方法を示す縦断面図である。タンク
1は、地中連壁2を施工後、内部を掘削し、底版3を構
築する。次いで、地中連壁2の内側に、1ロッド分ずつ
所定の高さで側壁4を順次構築していく。先行して構築
されていく側壁4の構築と並行して、底版3上でタンク
屋根5の構築作業を行う。タンク屋根5の構築が完了
後、側壁4頂部に設置したリフティング架台6のジャッ
キと、タンク屋根5の下面に設置した支承金物、アンカ
ーヘッド間に張設したPCケーブルを引上げ、底版3上
のタンク屋根5を側壁4頂部まで引上げてタンク側壁4
頂部で仮受けし、一時的に固定した後、タンク屋根5と
側壁4頂部を一体固定する。
設する。(図2)支保工8は、H形鋼等の鋼材を組合わ
せ、タンク屋根5構築のための型枠、鉄筋、コンクリー
トの重量に耐え得る構造とする。
ト打設してタンク屋根5の構築を行う。タンク屋根5の
コンクリート打設前に、タンク屋根5の縁部から外周に
向けて仮受部材9を突出させて設置しておく。図3、図
4は仮受部材9の配置状態を示す断面図及び平面図であ
る。図5は、図3のタンク屋根5の端縁部から外周に向
けて仮受部材9を突出させた状態を示す斜視図である。
仮受部材9は、H形鋼等を使用し、タンク屋根5の鉄筋
に溶接し、コンクリート打設により、タンク屋根5と一
体構造物とするものである。尚、タンク屋根5端縁部の
所定箇所には、後述するタンク屋根5をリフトアップす
るためのPCケーブル7を挿通するスリーブ管を鉄筋に
溶接して予め設置しておき、タンク屋根5と一体構造物
とする。
す。仮受架台10は、H形鋼等を組合わせ、その上部
に、上下方向に高さ調整可能なジャッキ11を固定し、
さらにジャッキ11の上部に、タンク屋根5の勾配に合
わせた仮受ピース12を一体固定した構造となってい
る。仮受架台10の配置は、前記仮受部材9が配置され
ている所定箇所に配置されるものであり、前記支保工8
の架設と同時に行ってもよい。
を示す側面図である。タンク屋根5のコンクリート打設
の際加わる荷重を支えるため、仮受架台10上の仮受ピ
ース12と側壁4をボルト13で固定し、さらにタンク
屋根5上に設置した上部金物14も、側壁とボルト13
で固定する。従って、タンク屋根5の全荷重は、底版3
上の支保工8と、底版3上の仮受架台10により支持さ
れることとなる。
部拡大断面図を示す。側壁4を所定高さまで構築後、側
壁4頂部にリフティング架台6を設置する。リフティン
グ架台6はH形鋼等を組合わせた架台であり、側壁4頂
部に埋め込まれたH形鋼等と溶接され、固定されてい
る。リフティング架台6上には、タンク屋根5を引上げ
るための大型ジャッキ15が設置され、PCケーブル7
を挿通するスリーブ管16がその下部に連続して設置さ
れている。
て、説明する。
と、大型ジャッキ15に連続した設置されたスリーブ管
16に、PCケーブル7を挿通し、さらに底版3上で構
築されたタンク屋根5に設置されたスリーブ管16に、
PCケーブル7を挿通する。
け、その内部にPCケーブル7を挿通し、固定する。
ップするのに先立って、側壁4と仮受ピース12、上部
金物14を固定しているボルト13を撤去し、まずPC
ケーブル7を緊張させ、PCケーブル7にタンク屋根5
の全荷重がかかるように、地切りを行う。この時点で、
タンク屋根5のレベル調整、躯体の変形量等の測定を行
った後、タンク屋根5を所定の高さより若干高い位置ま
で上昇させる。
突出した仮受部材9に、クレーンで吊り上げられた継手
部材19を接合する。(図11)
をジャッキダウンさせ、側壁4頂部に埋め込まれたH形
鋼等の上で仮受けさせる。仮受け後、薄鉄板等でタンク
屋根5のレベル調整を行う。
設けた仮受部材9、継手部材19を介して、側壁4頂部
に埋め込まれたH形鋼等に溶接し本固定する。(図1
2)
次のような効果を得ることができる。 <イ>タンク屋根の構築を、底版上で行うので、高所作
業による危険を防ぐことができる。 <ロ>タンク屋根の構築を、底版上で行うのと並行し
て、側壁の構築を行うので、工期を短縮できる。 <ハ>タンク屋根を、その外周端部に設けた仮受部材、
継手部材を介して仮受け後、本固定を行うので、正確
な、効率のよい作業とすることができる。
図。
側面図。
図。
Claims (4)
- 【請求項1】タンク屋根構築のための屋根の仮受方法で
あって、 タンク底版上で、タンク屋根を構築し、 タンク側壁頂部に設けたリフティング架台により、タン
ク屋根を側壁頂部までリフトアップし、 側壁頂部で仮受けした後、 タンク側壁頂部とタンク屋根を一体固定したことを特徴
とする、 リフトアップ工法における屋根の仮受方法。 - 【請求項2】請求項1に記載のリフトアップ工法におけ
る屋根の仮受方法において、 タンク底版上で構築するタンク屋根は、 タンク底版上に、支保工を架設し、 支保工上で、型枠、鉄筋を組立て、 タンク側壁内側の底盤上に、円周方向に所定間隔をあけ
て仮受架台を配置し、 仮受架台を配置した箇所に、タンク屋根の縁部から外周
に向けて仮受部材を突出させて設置した後、 コンクリート打設して、鉄筋コンクリートのタンク屋根
を構築し、 タンク底版上に、仮受架台を介して、仮受部材でタンク
屋根を仮受けすることを特徴とする、 リフトアップ工法における屋根の仮受方法。 - 【請求項3】請求項1または請求項2のいずれかに記載
の、リフトアップ工法における屋根の仮受方法におい
て、 リフトアップするタンク屋根は、 屋根下面に設置した支承金物、アンカーヘッドと、 タンク側壁頂部に設けたリフティング架台のジャッキ間
に張設したPCケーブルを引上げ、 タンク屋根を所定の高さまでリフトアップすることを特
徴とする、 リフトアップ工法における屋根の仮受方法。 - 【請求項4】請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
の、リフトアップ工法における屋根の仮受方法におい
て、 側壁頂部で仮受けするタンク屋根は、 仮受部材に継手部材を接続した後、 タンク側壁頂部で仮受けし、 一時的に固定することを特徴とする、 リフトアップ工法における屋根の仮受方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17774697A JPH116325A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | リフトアップ工法における屋根の仮受方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17774697A JPH116325A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | リフトアップ工法における屋根の仮受方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH116325A true JPH116325A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=16036413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17774697A Pending JPH116325A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | リフトアップ工法における屋根の仮受方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH116325A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102605864A (zh) * | 2012-03-23 | 2012-07-25 | 中石化第四建设有限公司 | 一种拱顶罐的倒装施工方法 |
US10077572B1 (en) * | 2017-04-19 | 2018-09-18 | Hmt, Llc | Systems and methods for lifting and positioning a roof for installation on a storage tank |
-
1997
- 1997-06-18 JP JP17774697A patent/JPH116325A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102605864A (zh) * | 2012-03-23 | 2012-07-25 | 中石化第四建设有限公司 | 一种拱顶罐的倒装施工方法 |
US10077572B1 (en) * | 2017-04-19 | 2018-09-18 | Hmt, Llc | Systems and methods for lifting and positioning a roof for installation on a storage tank |
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Legal Events
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