JPH1160706A - ポリエステル重合体およびその製造方法 - Google Patents

ポリエステル重合体およびその製造方法

Info

Publication number
JPH1160706A
JPH1160706A JP21846297A JP21846297A JPH1160706A JP H1160706 A JPH1160706 A JP H1160706A JP 21846297 A JP21846297 A JP 21846297A JP 21846297 A JP21846297 A JP 21846297A JP H1160706 A JPH1160706 A JP H1160706A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
polyester polymer
integer
polymer
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21846297A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuaki Yamada
光昭 山田
Hiroaki Matsuyoshi
弘明 松好
Yasuhiro Suda
康裕 須田
Hideto Yamada
秀人 山田
Kunihiro Iwaizumi
国弘 岩泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Kagaku Kogyo Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Seiko Kagaku Kogyo Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Kagaku Kogyo Co Ltd, Osaka Gas Co Ltd filed Critical Seiko Kagaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP21846297A priority Critical patent/JPH1160706A/ja
Publication of JPH1160706A publication Critical patent/JPH1160706A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polarising Elements (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 屈折率が高く且つ複屈折率及び吸水性が低い
光学材料として有用なポリエステル重合体を提供する。 【解決手段】 脂環族ジカルボン酸又はその酸無水物と
所定のジヒドロキシ化合物(例えば、9,9−ビス(4
−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)フルオレン)
とをエステル化反応させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフルオレン骨格を有
するポリエステルに関し、詳しくは透明性、屈折率及び
耐熱性が高く且つ複屈折率及び吸水性が小さい光学機器
用の素材として好適なポリエステル重合体に関する。本
発明のポリエステル重合体はCDピックアップレンズ、
フレネルレンズのような光学レンズ、プロジェクション
テレビ用スクリーン、位相差フィルムのようなフィル
ム、プラスチック光ファイバー、光ディスク基板の素材
として有用なものである。
【0002】
【従来の技術】最も代表的な光学用プラスチック材料と
してはポリメチルメタクリレート(PMMA)がある。
PMMAは、透明性と耐候性があり、複屈折率が小さ
く、成形性も良好であることからCDピックアップレン
ズ、フレネルレンズのような光学レンズ、プロジェクシ
ョンテレビ用スクリーン、位相差フィルムのようなフィ
ルム、プラスチック光ファイバー、光ディスク基板等に
使用されている。しかし、吸水性及び耐熱性の点で不十
分である。特に吸水性が高いために、レンズに使用する
場合には、環境変化によって面精度が崩れたり、屈折率
が変化してレンズの収差が増大するという欠点がある。
また、光ディスク基板に使用する場合には、吸水により
膨張、変形や反りを生じ、エラーの増加をきたす。
【0003】ポリカーボネート(PC)は透明性、耐熱
性、耐衝撃性、低吸水性等から、PMMAについで光学
材料として重要な材料となっている。しかし、光学特性
のなかで最も重要である複屈折率が高いという欠点があ
る。複屈折率が大きいと、光ディスクに使用する場合
に、反射光の偏光方向がずれ、検出部に達する光が少な
くなり、ノイズが増加する原因となる。
【0004】吸水性と複屈折率を改良した光学材料とし
て非晶性環状ポリオレフィン系の新規ポリマーが開発さ
れている。すなわち、エチレンと環状オレフィンの共重
合体や、多環ノルボルネン系モノマーを重合させ、水素
添加した非晶性ポリオレフィンや、多環ノルボルネン系
メタクリレート共重合体等がある。しかしながら、これ
らはいずれも吸水性と複屈折率が極めて小さく優れた光
学材料ではあるが、屈折率がいずれも1.60を超える
ものではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、光学材料と
して有用なポリエステル重合体を提供することを目的と
し、具体的には、屈折率が高く且つ複屈折率及び吸水性
が低いポリエステル重合体を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
技術の問題点に鑑み、鋭意検討を重ねた結果、特定の単
量体を用いたポリエステル重合体が、高屈折率で且つ低
複屈折率であり、吸水性にも優れることを見出し、本発
明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は下記のポリエステル重
合体及びその製造方法に係わるものである: 1. 式(1):
【0008】
【化8】
【0009】で示されるポリエステル重合体:Xは脂環
族炭化水素残基を示し、Yは式(2):
【0010】
【化9】
【0011】を示し、R1、R2、R3及びR4は独立にH
又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、mは2〜4の整
数を示し、nは2以上の整数を示す。
【0012】2. Xが1,4−シクロヘキシレン基で
ある前記項1に記載のポリエステル重合体。
【0013】3. Yが式(3):
【0014】
【化10】
【0015】である前記項1に記載のポリエステル重合
体。
【0016】4. 重量平均分子量が1000以上であ
る前記項1に記載のポリエルテル重合体。
【0017】5. 式(4):
【0018】
【化11】
【0019】で示される脂環族ジカルボン酸又はその酸
無水物と式(5):
【0020】
【化12】
【0021】で示されるジヒドロキシ化合物とを反応さ
せて前記項1に記載のポリエステル重合体を得ることを
特徴とするポリエルテル重合体の製造方法:Xは脂環族
炭化水素残基を示し、Yは式(2):
【0022】
【化13】
【0023】を示し、R1、R2、R3及びR4は独立にH
又は炭素数1から4のアルキル基を示し、mは2〜4の
整数を示す。
【0024】6. 1,4−シクロヘキサンジカルボン
酸と9,9−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ)フ
ェニル)フルオレンとを反応させて式(6):
【0025】
【化14】
【0026】で示されるポリエステル重合体を得ること
を特徴とするポリエルテル重合体の製造方法:但し、l
は2以上の整数を示す。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態と
ともに説明する。
【0028】ポリエステル重合体 本発明のポリエステル重合体は、式(4)の脂環族ジカ
ルボン酸又はその酸無水物と式(5)のジヒドロキシ化
合物とを反応させて得られる構造を有する。本発明のポ
リエステル重合体は、式(1):
【0029】
【化15】
【0030】で示される構造を有する。式(1)中、n
は繰返し単位の重合度を示し、2以上の整数、通常は、
5〜100の整数を示す。
【0031】式(5)のジヒドロキシ化合物は、剛直な
フルオレン環と二つベンゼン環を有することにより、ポ
リエステル重合体の耐熱性と屈折率を向上させるととも
に、フルオレン環の平面とベンゼン環の平面とが互いに
直交する立体配座に起因する複屈折率を低減させる効果
を付与する単量体として極めて有効なものである。
【0032】ジカルボン酸成分としてテレフタル酸等の
芳香族ジカルボン酸を用いる場合はその芳香族環(ベン
ゼン環)によりポリエステル重合体の耐熱性及び屈折率
は向上するが、複屈折率が大きくなる。分散特性を表す
アッベ数は屈折率の上昇にともない、減少するため、芳
香族ジカルボン酸による芳香族環の導入は屈折率とアッ
ベ数のバランスを考慮して行わなければならない。本発
明では、式(4)の脂環族ジカルボン酸を用いることに
より、耐熱性を低下させることなく、複屈折率の増加及
びアッベ数の低下を抑制することができる。
【0033】本発明のポリエステル重合体は、ジヒドロ
キシ化合物残基(Y)のなかに、疎水性のアルキル基を
有することがあるビスフェニルフルオレン基と親水性の
アルキレングリコール残基が共存するが、アルキル基を
有することがあるビスフェニルフルオレン残基の分子量
が大きく(含有量が多く)、エチレングリコール残基の
含有量が少ないために、吸水率が低くなると考えられ
る。
【0034】一般に、重合体の極限粘度が高いと成形時
の流動性が悪くなり、成形品の応力歪みや分子配向を生
じ、複屈折率の上昇をきたす。ポリカーボネートでは分
子量を下げることにより極限粘度を低くし、複屈折率の
上昇を緩和している。本発明ではジカルボン酸成分とし
て、芳香族ジカルボン酸ではなく、芳香族ジカルボン酸
の芳香族環を完全水素化又は部分水素化した構造を有す
る脂環族ジカルボン酸を用いることにより、ポリエステ
ル重合体成形時の流動性が悪くなるのを緩和している。
【0035】本発明のポリエステル重合体は、ゲルパー
ミエーションクロマトグラフィーを用いてポリスチレン
を標準として換算した重量平均分子量が1000以上、
好ましくは1000〜50000、更に好ましくは50
00〜40000である。重量平均分子量が1000未
満では十分な機械的強度が得られず、50000を超え
ると成形時の流動性が悪く、成形品の複屈折率が悪くな
る。
【0036】ポリエステル重合体の製造方法 本発明のポリエステル重合体は、式(4)の脂環族ジカ
ルボン酸又はその酸無水物と式(5)のジヒドロキシ化
合物とを反応させることにより、製造することができ
る。
【0037】式(4)の脂環族ジカルボン酸又はその酸
無水物としては、公知の脂環族ジカルボン酸又はその無
水物を使用することができる。脂環族ジカルボン酸とし
ては、例えば、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸
(CHDA)、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、
1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、テトラヒドロ無
水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸等の脂環族ジカ
ルボン酸又はその酸無水物を使用することができる。
【0038】式(5)のジヒドロキシ化合物としては、
9,9−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニ
ル)フルオレン(BPEF)、9,9−ビス(3−メチ
ル−4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)フルオ
レン、9,9−ビス(4−(2−ヒドロキシプロポキ
シ)フェニル)フルオレン、好ましくはBPEFを使用
することができる。ジヒドロキシ化合物としては、純度
が高いもの、具体的には、純度が95%以上、好ましく
は98%以上のものを使用することができる。
【0039】式(5)のジヒドロキシ化合物は、例え
ば、ヒドロキシエトキシベンゼン誘導体とフルオレノン
とを脱水縮合反応させることにより製造することができ
る。ヒドロキシエトキシベンゼン誘導体とフルオレノン
との脱水縮合反応には酸(例えば、硫酸)とチオールと
の混合触媒を使用することができる。例えば、BPEF
の製造方法は、特許第2559332号公報(H8.
9.5)に開示されている。
【0040】式(4)の脂環族ジカルボン酸と式(5)
のジヒドロキシ化合物とのエステル重合反応は、公知の
エステル重合法、例えば、エステル交換法、直接重合法
等の溶媒重合法、溶液重合法、界面重合法等の方法によ
り実施することができる。好ましい実施の形態では、式
(4)の脂環族ジカルボン酸と式(5)のジヒドロキシ
化合物とを直接重合法によってエステル化反応させるこ
とにより、本発明のポリエステル重合体を製造する。
【0041】直接重合法はエステル交換法のようにアル
コールの溜出がなく、触媒を必要とせずに実施すること
ができ、原料にジカルボン酸ジエステルよりも安価なジ
カルボン酸を使用することができること等、エステル交
換法より優位な点が多い。通常のポリエステル製造で
は、エステル交換法が使用されることが多い。これは、
一般に従来のポリエステル製造に使用するジカルボン酸
とグリコール(ジヒドロキシ化合物)との溶解性が悪
く、直接重合法では反応が進行しにくいためである。
【0042】しかしながら、本発明者らが見出したとこ
ろでは、式(4)の脂環族ジカルボン酸又はその酸無水
物(例えば、CHDA)と式(5)のジヒドロキシ化合
物(例えば、BPEF)とは溶解性が高く、例えば、等
モル混合物を原料として使用する場合には、極めて温和
な条件でもエステル化反応が十分に進行する。本発明に
よれば(例えば、原料としてCHDAとBPEFとの等
モル混合物を用いる場合には)、触媒の存在下又は非存
在下で、1〜30torr程度の減圧下で、200〜300
℃、好ましくは210〜280℃の温度で反応を実施す
ることにより、本発明のポリエルテル重合体を製造する
ことができる。
【0043】式(4)の脂環族ジカルボン酸又はその酸
無水物と式(5)のジヒドロキシ化合物とのエステル化
反応は、触媒を使用することなく実施することができ
る。一般に、エステル化反応をより高温でより長時間実
施することにより、より重合度の高いポリエステル重合
体を製造することができる。しかし、エステル化反応を
高温で長時間実施すると、得られるポリエステル重合体
の着色を引き起こす場合がある。これに対し、触媒を使
用することにより、より温和な条件で所定の重合度を得
ることができ、ポリエステル重合体の着色を防止するこ
とができる。触媒としては、公知のアンチモン、リチウ
ム、ゲルマニウム、スズ、チタン、亜鉛、アルミニウ
ム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、コバルトの
金属化合物を使用することができる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、優れた光学特性(透明
性、高屈折率)、耐熱性及び吸水性を有し、光学用プラ
スチックとして有用なポリエステル重合体を提供するこ
とができる。本発明のポリエステル重合体は、CDピッ
クアップレンズ、フレネルレンズのような光学レンズ、
プロジェクションテレビ用スクリーン、位相差フィルム
のようなフィルム、プラスチック光ファイバー、光ディ
スク基板の素材として有用であり、光学用途に広く用い
ることができる。本発明のポリエステル重合体の製造方
法は、直接重合法によるため、即ち、エステル交換法に
よらないので、経済効果が大きい。
【0045】
【実施例】
〔ポリエステル重合体の製造〕実施例1 CHDA172g(1.0モル)及びBPEF438g
(1.0モル)並びに触媒としてジ−n−ブチルスズオ
キサイド0.305gを2リットルフラスコに仕込み、
10〜30mmHg、温度217℃で12時間エステル
化反応を行った。
【0046】実施例2 CHDA172g(1.0モル)及びBPEF438g
(1.0モル)並びに触媒としてジ−n−ブチルスズオ
キサイド0.61gを2リットルフラスコに仕込み、1
0〜30mmHgで減圧脱気しながら溶融し、減圧を保
持したまま、温度237℃で6時間エステル化反応を行
った。
【0047】実施例3 CHDA172g(1.0モル)及びBPEF482g
(1.1モル)を2リットルフラスコに仕込み、10〜
30mmHgで減圧脱気しながら溶融し、減圧を保持し
たまま、無触媒で温度218〜231℃で12時間エス
テル化反応を行った。
【0048】実施例4 CHDA172g(1.0モル)及びBPEF438g
(1.0モル)並びに触媒としてジ−n−ブチルスズオ
キサイド0.61gを2リットルフラスコに仕込み、1
0〜30mmHgで減圧脱気しながら溶融し、減圧を保
持したまま、温度271℃で5時間エステル化反応を行
った。
【0049】比較例1 テレフタル酸166g(1.0モル)及びBPEF43
8g(1.0モル)並びに触媒としてジ−n−ブチルス
ズオキサイド0.60gを2リットルフラスコに仕込み
実施例4と同じ条件で5時間エステル化反応を行った。
テレフタル酸の未反応物が残り、重合体中に白いツブと
して分散したものが得られた。
【0050】〔ポリエステル重合体の評価〕各実施例に
より製造した本発明のポリエステル重合体について以下
の物性を測定した。結果を表1に示す。市販の光ディス
ク用ポリカーボネート樹脂(重量平均分子量1760
0、Tg123℃)について測定したガラス転移温度、
複屈折率及び吸水率を比較例2として示す。
【0051】(1)分子量:ゲルパーミエーションクロ
マトグラフィー(東ソー社製HLC−8120GPC)
を使用し、溶媒にテトラヒドロフランを使用して測定し
た。分子量値はポリスチレン標準の換算値としてあらわ
す。
【0052】(2)ガラス転移温度:示差走査熱量計
(理学電気社製TAS−100)を使用して昇温速度1
0℃/分で測定した。
【0053】(3)屈折率:(株)アタゴ製アッベ屈折
計で波長589.3nmのナトリウムD線でジヨードメ
タンを接触液として測定した。
【0054】(4)複屈折率:30mm×10mm×1
00μmのフィルムを使用し、光弾性測定装置(理研計
器(株)製PA−150)により測定した。
【0055】(5)吸水率:直径50mm、厚さ3mm
の円形の試験片を作成して、JIS−K7209に従
い、試験片の元の重量と吸水前後の質量増加分の比から
求めた。
【0056】
【表1】 重量平均 Tg 屈折率 複屈折率 吸水率 酸価 分子量 ℃ cm 2/dyne % 実施例1 10100 123 1.65 29×10-13 0.06 2.6 実施例2 27000 132 1.64 30×10-13 0.05 2.5 実施例3 8300 121 1.64 33×10-13 0.07 2.8実施例4 37500 135 1.65 33×10 -13 0.06 2.6 比較例1 15200 149 − − − 12.2比較例2 17600 123 1.59 65×10 -13 0.11
【0057】表1より明らかなように、本発明のポリエ
ステル重合体は、市販の光学用ポリカーボネート樹脂と
比較して、屈折率は高く、複屈折率及び吸水率は低く、
また、十分な耐熱性を有しており、優れた光学用プラス
チックである。 比較例1については、未反応物がかな
り残存していることより、測定するまでもなく、屈折率
及び吸水率の点で劣り、実用に耐えないものと考えられ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須田 康裕 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 山田 秀人 兵庫県明石市立石1丁目1番1号 星光化 学工業株式会社内 (72)発明者 岩泉 国弘 兵庫県明石市立石1丁目1番1号 星光化 学工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1): 【化1】 で示されるポリエステル重合体:Xは脂環族炭化水素残
    基を示し、Yは式(2): 【化2】 を示し、R1、R2、R3及びR4は独立にH又は炭素数1
    〜4のアルキル基を示し、mは2〜4の整数を示し、n
    は2以上の整数を示す。
  2. 【請求項2】 Xが1,4−シクロヘキシレン基である
    請求項1に記載のポリエステル重合体。
  3. 【請求項3】 Yが式(3): 【化3】 である請求項1に記載のポリエステル重合体。
  4. 【請求項4】 重量平均分子量が1000以上である請
    求項1に記載のポリエルテル重合体。
  5. 【請求項5】 式(4): 【化4】 で示される脂環族ジカルボン酸又はその酸無水物と式
    (5): 【化5】 で示されるジヒドロキシ化合物とを反応させて請求項1
    に記載のポリエステル重合体を得ることを特徴とするポ
    リエルテル重合体の製造方法:Xは脂環族炭化水素残基
    を示し、Yは式(2): 【化6】 を示し、R1、R2、R3及びR4は独立にH又は炭素数1
    から4のアルキル基を示し、mは2〜4の整数を示す。
  6. 【請求項6】 1,4−シクロヘキサンジカルボン酸と
    9,9−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニ
    ル)フルオレンとを反応させて式(6): 【化7】 で示されるポリエステル重合体を得ることを特徴とする
    ポリエステル重合体の製造方法:但し、lは2以上の整
    数を示す。
JP21846297A 1997-08-13 1997-08-13 ポリエステル重合体およびその製造方法 Pending JPH1160706A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21846297A JPH1160706A (ja) 1997-08-13 1997-08-13 ポリエステル重合体およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21846297A JPH1160706A (ja) 1997-08-13 1997-08-13 ポリエステル重合体およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1160706A true JPH1160706A (ja) 1999-03-05

Family

ID=16720292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21846297A Pending JPH1160706A (ja) 1997-08-13 1997-08-13 ポリエステル重合体およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1160706A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006215064A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Teijin Chem Ltd 位相差フィルム
WO2006126506A1 (ja) * 2005-05-25 2006-11-30 Toray Industries, Inc. 位相差フィルムおよび光学用ポリエステル樹脂
JP2007004143A (ja) * 2005-05-25 2007-01-11 Toray Ind Inc 位相差フィルム
JP2007108280A (ja) * 2005-10-12 2007-04-26 Teijin Chem Ltd 位相差フィルム
JP2007213043A (ja) * 2006-01-16 2007-08-23 Mitsubishi Chemicals Corp 位相差フィルム、液晶パネル及び画像表示機器
JP2008274271A (ja) * 2007-04-06 2008-11-13 Mitsubishi Chemicals Corp ビスフェニルフルオレンジカルボン酸系化合物及びポリエステル樹脂、並びにこのポリエステル樹脂を用いた位相差フィルム、液晶パネル及び画像表示機器
JP2009084488A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Teijin Dupont Films Japan Ltd 光学用易接着性フィルム
US7538176B2 (en) 2003-03-03 2009-05-26 Osaka Gas Co., Ltd. Polyester polymer, its moldings, and production method of the polyester polymer
JP2009167269A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Osaka Gas Co Ltd 高分子量ポリエステル系樹脂及びその製造方法
JP2009173844A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Osaka Gas Co Ltd フルオレン系ポリエステルオリゴマー及びその製造方法
US7709583B2 (en) 2005-05-24 2010-05-04 Tosoh Corporation Sulfur-containing cyclic olefin resin and its production method
US7781540B2 (en) 2004-07-15 2010-08-24 Osaka Gas Co., Ltd. Resin composition and molded articles thereof
JP2016091032A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 大阪ガスケミカル株式会社 偏光板及び偏光板の製造方法
KR20220058105A (ko) * 2020-10-30 2022-05-09 롯데케미칼 주식회사 폴리에스테르카보네이트 수지, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 열가소성 수지 조성물

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7538176B2 (en) 2003-03-03 2009-05-26 Osaka Gas Co., Ltd. Polyester polymer, its moldings, and production method of the polyester polymer
JP2009185299A (ja) * 2003-03-03 2009-08-20 Osaka Gas Co Ltd ポリエステル重合体およびその成形体
US7781540B2 (en) 2004-07-15 2010-08-24 Osaka Gas Co., Ltd. Resin composition and molded articles thereof
JP2006215064A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Teijin Chem Ltd 位相差フィルム
US7709583B2 (en) 2005-05-24 2010-05-04 Tosoh Corporation Sulfur-containing cyclic olefin resin and its production method
KR101238792B1 (ko) * 2005-05-25 2013-03-04 도레이 카부시키가이샤 위상차 필름 및 광학용 폴리에스테르 수지
JP2007004143A (ja) * 2005-05-25 2007-01-11 Toray Ind Inc 位相差フィルム
EP1898238A4 (en) * 2005-05-25 2017-04-05 Toray Industries, Inc. Retardation film and polyester resin for optical use
EP1898238A1 (en) * 2005-05-25 2008-03-12 Toray Industries, Inc. Retardation film and polyester resin for optical use
US8859648B2 (en) 2005-05-25 2014-10-14 Toray Industries, Inc. Retardation film and polyester resin for optical use
TWI396705B (zh) * 2005-05-25 2013-05-21 Toray Industries 相位差膜及光學用聚酯膜
WO2006126506A1 (ja) * 2005-05-25 2006-11-30 Toray Industries, Inc. 位相差フィルムおよび光学用ポリエステル樹脂
JP4687565B2 (ja) * 2005-05-25 2011-05-25 東レ株式会社 位相差フィルム
JP2007108280A (ja) * 2005-10-12 2007-04-26 Teijin Chem Ltd 位相差フィルム
JP2007213043A (ja) * 2006-01-16 2007-08-23 Mitsubishi Chemicals Corp 位相差フィルム、液晶パネル及び画像表示機器
JP2008274271A (ja) * 2007-04-06 2008-11-13 Mitsubishi Chemicals Corp ビスフェニルフルオレンジカルボン酸系化合物及びポリエステル樹脂、並びにこのポリエステル樹脂を用いた位相差フィルム、液晶パネル及び画像表示機器
JP2009084488A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Teijin Dupont Films Japan Ltd 光学用易接着性フィルム
JP2009167269A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Osaka Gas Co Ltd 高分子量ポリエステル系樹脂及びその製造方法
JP2009173844A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Osaka Gas Co Ltd フルオレン系ポリエステルオリゴマー及びその製造方法
JP2016091032A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 大阪ガスケミカル株式会社 偏光板及び偏光板の製造方法
KR20220058105A (ko) * 2020-10-30 2022-05-09 롯데케미칼 주식회사 폴리에스테르카보네이트 수지, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 열가소성 수지 조성물

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5271142B2 (ja) ポリエステル重合体およびその成形体
JP5849967B2 (ja) ポリエステル樹脂及び光学レンズ
JPH1160706A (ja) ポリエステル重合体およびその製造方法
US6066711A (en) Polyester polymer and its moldings
WO2015163323A1 (ja) ポリエステル樹脂、光学レンズ及び光学レンズ系
JP2000319366A (ja) ポリエステル重合体及びその製造方法
TWI632187B (zh) 光學材料用樹脂組成物、光學膜及液晶顯示裝置
JP2843215B2 (ja) ポリエステル重合体およびその成形体並びに成形体の製造方法
TWI503347B (zh) Polyester resin and optical lens
JP2840211B2 (ja) ポリエステル重合体及びその成形体
KR20070111460A (ko) 열가소성 수지 조성물 및 이를 포함하는 광학 필름
JP4602775B2 (ja) 高耐熱非晶性ポリエステル
JP2001253960A (ja) 高屈折率低複屈折性ポリカーボネート樹脂から形成された位相差フィルム用フィルムおよびその利用
JPH06322087A (ja) フルオレン骨格を含むアリル系オリゴマー
JPH01102502A (ja) 光学用成形品
JP2007154040A (ja) 透明複合体、ガラス繊維布の表面処理方法および透明複合体の製造方法
TW201516061A (zh) 光學材料用樹脂組成物、光學薄膜及液晶顯示裝置
JP2000239325A (ja) 透明樹脂組成物
JP4731680B2 (ja) ポリエステル樹脂、及びそれを含んで構成されるレンズ
JPH09157367A (ja) 液晶ディスプレイのフィルムシート用ポリエステル重合体
JP3657113B2 (ja) 低複屈折共重合体、その製法およびピックアップレンズ
JPH01102501A (ja) 光学用成形品
JPS62141012A (ja) ポリ(メタ)アクリレ−ト系共重合体
JP2023550982A (ja) ポリエステル系樹脂組成物
JPS63260490A (ja) 光学材料