JPH1160013A - 媒体振分け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、搬送分岐位置に至るまでの搬送過
程に搬送回転体を利用した振分け機能を持たせることに
より、振分けフラッパを省略した振分け構造を有する媒
体振分け装置の提供を目的とする。 【解決手段】この発明は、媒体を搬送する搬送手段と、
この搬送手段の搬送過程で媒体の識別情報をチェックす
る識別手段と、この識別手段の識別結果に基づいて上記
搬送手段の搬送速度を切換えて媒体の放出落下位置を異
ならせる搬送力切換え手段を備えた媒体振分け装置であ
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、ＵＳドル紙幣、
小切手等の媒体の種類や真偽に応じて振分ける媒体振分
け装置に関し、さらに詳しくは媒体の振分け構造を簡素
化した媒体振分け装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、この種の紙幣等を振分け処理す
る媒体振分け装置は装置本体に導かれた媒体を、その搬
送過程で識別し、この識別結果に応じて紙幣を振分けフ
ラッパで振分け動作している。

【０００３】この場合、振分けられた媒体は、例えば水
平搬送方向から後段の搬送方向が異なる水平搬送方向と
垂直搬送方向とに振分けるため、後段側では縦横の振分
け方向に振分け用の大きな配置スペースを要して装置が
大型化し、また振分けフラッパや振分けガイド部材を振
分け分岐位置に要する振分け構造のためにコスト高とな
る問題を有していた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、搬
送分岐位置に至るまでの搬送過程に搬送回転体を利用し
た振分け機能を持たせることにより、振分けフラッパを
省略した振分け構造を有する媒体振分け装置の提供を目
的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
媒体を搬送する搬送手段と、この搬送手段の搬送過程で
媒体の識別情報をチェックする識別手段と、この識別手
段の識別結果に基づいて上記搬送手段の搬送速度を切換
えて媒体の放出落下位置を異ならせる搬送力切換え手段
を備えた媒体振分け装置であることを特徴とする。

【０００６】請求項２記載の発明は、媒体を搬送する搬
送手段と、この搬送手段の搬送過程で媒体の識別情報を
チェックする識別手段と、この識別手段の識別結果に基
づいて上記搬送手段を構成する搬送回転体の向きを振分
け方向に切換え許容する搬送方向切換え手段を備えた媒
体振分け装置であることを特徴とする。

【０００７】請求項３記載の発明は、媒体を搬送する搬
送手段と、この搬送手段の搬送過程で媒体の識別情報を
チェックする識別手段と、この識別手段の識別結果に基
づいて上記搬送手段を構成する一対向面側の搬送回転体
に対し、これと対向する搬送回転体の向きを異ならせて
接離動作させる接離動作手段を備えた媒体振分け装置で
あることを特徴とする。

【０００８】請求項４記載の発明は、媒体の種類を紙幣
に設定し、識別手段の識別種類を真偽または／および金
種の識別に設定したことを特徴とする。

【０００９】

【作用】この発明によれば、媒体を振分ける際、媒体の
搬送過程で識別手段が媒体の識別情報をチェックして識
別結果が得られると、この識別結果に基づいて搬送力切
換え手段が搬送手段の搬送速度を例えば高速と低速に切
換えて媒体の放出落下位置を遠近位置に異ならせて振分
ける。

【００１０】また、媒体を振分ける際、媒体の搬送過程
で識別手段が媒体の識別情報をチェックして識別結果が
得られると、この識別結果に基づいて搬送方向切換え手
段が搬送回転体の向きを対応する振分け方向に切換えて
媒体を振分け動作する。

【００１１】同じく、媒体を振分ける際、媒体の搬送過
程で識別手段が媒体の識別情報をチェックして識別結果
が得られると、この識別結果に基づいて接離動作手段が
一対向面側の搬送回転体に対し、これと対向する搬送回
転体の向きを異ならせて接離動作させ、接触させたとき
に媒体を導くと、媒体は両回転作用を受けて一方に振分
け搬送され、離間させたときに媒体を導くと、媒体は片
方の回転作用を受けて他方に振分け搬送される。

【００１２】さらに、紙幣を振分ける際は、導かれた紙
幣を識別手段で真偽や金種を識別し、識別結果が得られ
ると、この識別結果に応じて振分け動作する。

【００１３】

【発明の効果】この結果、媒体の搬送速度を切換えて搬
送手段の終端部から放出される媒体の放出落下位置を遠
近位置に異ならせることができるため、同一搬送方向の
延長線上に振分けることができる。このように、搬送手
段を速度制御するだけで振分けることができるため、振
分けフラッパを省略した振分け動作ができ、特に一方向
の遠近位置に振分けて振分け配置スペースの縮小化が図
れる。従って、現状のように水平方向と垂直方向のよう
に異方向に振分けるための振分け接続部が不要となり、
それゆえ簡素化して装置の小型化および低コスト化を図
ることができる。

【００１４】また、媒体の識別結果に応じて搬送回転体
の向きを振分け方向に切換えるようにすれば、この搬送
回転体の向きを切換えるだけで搬送方向の左右位置に効
率よくまとめて振分けることができ、またこの搬送回転
体を正規の媒体挟持搬送用と媒体振分け用とに兼用でき
るため、既存の搬送部材を活用して振分け構造が簡素化
する。

【００１５】さらに、対向する一方の搬送回転体の向き
を異ならせて接離動作させれば、この接離動作に伴って
媒体への搬送伝達力が切替わり、一方向を選択して振分
け搬送することができる。このように、一方の搬送回転
体を移動して接離動作させるだけで振分け動作すること
ができる。また、紙幣を振分け動作する場合は、真偽判
別あるいは金種判別して振分け動作することができる。

【００１６】

【実施例】この発明の実施例を以下図面に基づいて詳述
する。 ［第１実施例］図１は紙幣Ａの真偽や金種を識別して振
分ける同方向振分け型の紙幣振分け装置１１を示し、こ
の同方向振分け型の紙幣識別装置１１は紙幣Ａを一方か
ら受入れて他方に搬出する長方体状の装置本体１２を設
け、この装置本体１２の一方に開口する紙幣挿入口１３
に識別すべき紙幣Ａを水平に挿入し、挿入された紙幣は
そのまま直進して他方に開口する紙幣放出口１４から放
出される。また、このときの搬送時に識別された識別結
果が上面の表示器１５に表示される。

【００１７】図２は同方向振分け型の紙幣振分け装置１
１に内部構成される紙幣搬送路２１を示し、この紙幣搬
送路２１は紙幣挿入口１３と紙幣放出口１４との間を結
ぶ上下一対の搬送ベルト２２，２３を対設し、この対設
された搬送ベルト２２，２３を搬送モータＭの駆動伝達
力により回転駆動し、この上下のベルト面間で紙幣挿入
口１３に挿入された紙幣Ａを挟持して水平方向に取込み
搬送する。

【００１８】また、この紙幣搬送路２１の紙幣挿入口１
３側の位置には入口センサＳ1 を配設し、紙幣放出口１
４側の位置には出口センサＳ2 を配設して紙幣Ａの搬入
出状態を検知確認し、さらに紙幣搬送路２１の中間位置
には磁気センサＳ3 を配設して挿入された紙幣Ａの磁気
データを読取り、この読取った識別結果を表示器１５に
表示出力する。

【００１９】さらに、紙幣搬送路２１に対しては搬送モ
ータＭの出力を高速出力と、低速出力との２段階に切換
え許容して、紙幣放出口１４からの放出落下位置を水平
な同一搬送方向延長線上の遠近位置に異ならせて振分け
放出できるように構成している。

【００２０】図３は同方向振分け型の紙幣振分け装置１
１の制御回路ブロック図を示し、ＣＰＵ３１はＲＯＭ３
２に格納されたプログラムに沿って各回路装置を制御
し、その制御データをＲＡＭ３３で読出し可能に記憶す
る。ＣＰＵ３１は紙幣Ａの真偽および金種を識別した識
別データが磁気センサＳ3から得られ、この識別データ
に応じて速度切換え部３４に制御指令して搬送モータＭ
の出力を切換える。

【００２１】例えば、真紙幣の識別データが入力される
と、低速搬送出力に設定して、紙幣放出口１４から近傍
位置の真紙幣集積位置ａ（図２中左側）に真紙幣Ａ1 を
緩やかに放出して集積させる。これに対し、偽紙幣の識
別データが入力されると、高速搬送出力に設定して、紙
幣放出口１４から遠方位置の偽紙幣集積位置ｂ（図２中
右側）に偽紙幣Ａ2 を勢いよく放出して集積させる。

【００２２】このように、紙幣搬送路２１の搬送速度を
高速と低速とに切換え許容して設けているため、偽紙幣
の搬送時には高速にして紙幣放出口１４からの放出落下
位置を遠くに設定し、真紙幣の搬送時には低速にして紙
幣放出口１４からの放出落下位置を近くに設定して振分
け動作することができ、この紙幣搬送路２１を速度制御
するだけで振分け機能を持たせることができる。

【００２３】このため、振分けフラッパを省略した振分
け動作ができ、ことに水平な同一搬送方向の延長線上に
直列に振分ける構成のため、振分け配置スペースを確実
に縮小できる。また、紙幣の振分けに際しては、その用
途に応じて紙幣の真偽判別専用に設定したり、金種判別
専用に設定して用いたり、双方を同時に一括判別するよ
うに設定して紙幣を振分け利用することができる。

【００２４】このように構成された同方向振分け型の紙
幣振分け装置１１の使用状態を次に説明する。今、紙幣
挿入口１３に、紙幣が挿入されたことを入口センサＳ1
が検知すると、これに基づいてＣＰＵ３１は搬送モータ
Ｍを駆動して挿入された紙幣を内方に取込み動作し、こ
れより紙幣搬送路２１上に導かれた紙幣は一定速度で挟
持搬送され、磁気センサＳ3 の位置を通過したときに紙
幣の磁気データが読取りチェックされる。

【００２５】このとき、ＣＰＵ３１が真紙幣Ａ1 と識別
したときは、識別した真紙幣情報とその金種を表示器１
５に表示出力し、この表示動作と共に同紙幣Ａ1 を紙幣
放出口１４より放出する。この放出時には一定速度のま
ま、あるいは低速度に減速して、紙幣の持つ搬送慣性力
を小さくした状態で紙幣放出口１４の近くの真紙幣集積
位置ａに落下集積させる。

【００２６】これに対し、ＣＰＵ３１が偽紙幣Ａ2 と識
別したときは、識別した偽紙幣のエラー情報とその金種
を表示器１５に表示出力し、この表示動作と共に同紙幣
Ａ2を紙幣放出口１４より放出する。この放出時には紙
幣搬送路２１の搬送速度を高速にして、紙幣に大きな搬
送慣性力を持たせた状態で紙幣放出口１４より遠方の偽
紙幣集積位置ｂに勢いよく放出して落下集積させる。

【００２７】これにより、真紙幣Ａ1 と偽紙幣Ａ2 とを
同一搬送方向に分離して振分けることができる。また、
紙幣の放出完了を出口センサＳ2 が検知確認すると、Ｃ
ＰＵ３１は搬送モータＭの駆動を停止して挿入された１
枚の紙幣の振分け処理が終了する。

【００２８】［第２実施例］図４〜図６はタッチローラ
首振り型の紙幣振分け装置４１を示し、このタッチロー
ラ首振り型の紙幣振分け装置４１は紙幣搬送路４２の終
端側を構成する下搬送ベルト４３の終端部上面に、直進
方向と振分け方向との間を首振り許容するタッチローラ
４４を対設して構成する。

【００２９】このタッチローラ４４は、通常、真紙幣搬
送用に図４および図５に示すように、下搬送ベルト４３
と同搬送方向に設定して、ここに導かれた真紙幣Ａ1 を
直進させて前方に挟持搬送する。

【００３０】これに対し、前段の図示しない磁気センサ
が偽紙幣Ａ2 と識別したときは、図６に示すように、こ
の偽紙幣Ａ2 を別の位置に振分けるためタッチローラ４
４を下搬送ベルト４３との水平対接状態で一定角度傾斜
させて振分け方向に向ける。これにより、ここに導かれ
た偽紙幣Ａ2 はタッチローラ４４の傾斜搬送力を受けて
斜め前方に傾斜搬送される。

【００３１】このように、タッチローラ４４の向きを一
方か他方かを選択して切換えるだけで搬送方向の左右位
置に設定した真紙幣集積位置ａと、偽紙幣集積位置ｂと
に効率よく振分けることができる。またこの場合は、タ
ッチローラ４４を紙幣搬送用と紙幣振分け用とに共用で
きるため、搬送系の既存のベルトやローラを活用して振
分け構造を簡素化することができる。

【００３２】［第３実施例］図７〜図８はタッチローラ
接離型の紙幣振分け装置７１を示し、このタッチローラ
接離型の紙幣振分け装置７１は紙幣搬送路７２の終端側
を構成する下搬送ベルト７３の終端部上面に、この下搬
送ベルト７３と水平対接状態で一定角度傾斜させたタッ
チローラ７４を接離許容して対設する。

【００３３】このタッチローラ接離型の紙幣振分け装置
７１は、通常、図７に示すように、タッチローラ７４が
上動して下搬送ベルト７３と離間した上動待機位置にあ
り、この紙幣搬送路７２の終端側にあっては下搬送ベル
ト７３の搬送力のみを紙幣に伝達する。そして、ここに
真紙幣Ａ1 と識別された紙幣が導かれると、この真紙幣
Ａ1 は下搬送ベルト７３の直進搬送作用を受けて、図８
に想像線で示すように、前方の真紙幣集積位置ａへと搬
送される。

【００３４】これに対し、前段の図示しない磁気センサ
で偽紙幣Ａ2 と識別されて、この偽紙幣Ａ2 を別の位置
に振分けるときは、図７に想像線で示すように、タッチ
ローラ７４を下動させて下搬送ベルト７３に接触させ
る。これにより、紙幣搬送路７２の終端側にあってはタ
ッチローラ７４の斜め方向の搬送力が加わるため、ここ
に導かれた偽紙幣Ａ2 は下搬送ベルト７３の直進搬送力
と、タッチローラ７４の傾斜搬送力とを受けて斜め前方
の偽紙幣集積位置ｂへと傾斜搬送される。

【００３５】このように、紙幣の識別結果に応じてタッ
チローラ７４を上動待機位置と下搬送ベルト７３との接
触対応位置に移動させて、このタッチローラ７４を接離
動作させるだけで紙幣の搬送方向を、その左右位置に効
率よく振分けることができる。

【００３６】上述のように、紙幣の搬送速度を切換えて
紙幣搬送路の終端部から放出される紙幣の放出落下位置
を遠近位置に異ならせることができるため、同一搬送方
向の延長線上に振分けることができる。このように、紙
幣搬送路の搬送速度を変えるだけで振分けることができ
るため、振分けフラッパを省略した振分け動作ができ、
特に同一搬送方向の遠近位置に振分けるため振分け配置
スペースの縮小化が図れ、現状のように水平方向と垂直
方向のように異方向に振分けるための振分け接続部が不
要となり、それゆえ簡素化して装置の小型化および低コ
スト化を図ることができる。

【００３７】また、タッチローラの向きを一方と他方の
振分け方向に切換えるようにすれば、このタッチローラ
の向きを切換えるだけで振分け動作ができ、水平な搬送
方向の左右位置に効率よく振分けることができ、またこ
のタッチローラを紙幣搬送用と紙幣振分け用とに兼用で
きるため、既存の搬送ベルトやローラを活用して振分け
構造を簡素化することができる。

【００３８】さらに、対向する一方のタッチローラの向
きを異ならせて接離動作させれば、この接離動作に伴っ
て紙幣への搬送伝達力が直進方向か異方向かのいずれか
に切替わり、一方の定められた振分け方向を選択して容
易に振分けることができる。このように、一方のタッチ
ローラを上下移動して接離動作させるだけで振分け動作
することができ、また紙幣を振分け動作する場合は、そ
の用途に応じて真偽判別利用あるいは金種判別利用また
は一括判別して振分けることができる。

【００３９】この発明と、上述の実施例の構成との対応
において、この発明の媒体振分け装置は、実施例の同方
向振分け型の紙幣振分け装置１１と、タッチローラ首振
り型の紙幣振分け装置４１と、タッチローラ接離型の紙
幣振分け装置７１とに対応し、以下同様に、媒体は、紙
幣Ａに対応し、搬送手段は、各紙幣搬送路２１，４２，
７２に対応し、識別手段は、磁気センサＳ3 に対応し、
搬送力切換え手段、搬送方向切換え手段および接離動作
手段は、搬送部材を速度制御および移動制御するＣＰＵ
３１に対応し、搬送回転体は、タッチローラ４４，７４
に対応するも、この発明は請求項に示される技術的思想
に基づいて応用することができ、上述の実施例の構成の
みに限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この発明の第１実施例の同方向振分け型の紙
幣振分け装置を示す外観斜視図。

【図２】 この発明の第１実施例の同方向振分け型の紙
幣振分け装置を示す内部構成図。

【図３】 この発明の第１実施例の同方向振分け型の紙
幣振分け装置を示す制御回路ブロック図。

【図４】 この発明の第２実施例のタッチローラ首振り
型の紙幣振分け装置を示す要部平面図。

【図５】 この発明の第２実施例のタッチローラ首振り
型の紙幣振分け装置を示す要部側面図。

【図６】 この発明の第２実施例のタッチローラ首振り
型の紙幣振分け装置の振分け動作を示す平面図。

【図７】 この発明の第３実施例のタッチローラ接離型
の紙幣振分け装置を示す要部側面図。

【図８】 この発明の第３実施例のタッチローラ接離型
の紙幣振分け装置の振分け動作を示す平面図。

【符号の説明】

１１，４１，７１…紙幣振分け装置 Ａ…紙 幣 Ｓ3 …磁気センサ ２１，４２，７２…紙幣搬送路 ３１…ＣＰＵ ３４…速度切換え部 Ａ1 …真紙幣 ａ…真紙幣集積位置 Ａ2 …偽紙幣 ｂ…偽紙幣集積位置 ４３，７３…下搬送ベルト ４４，７４…タッチローラ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮川 智 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 柴田 文男 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 田中 円 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】媒体を搬送する搬送手段と、上記搬送手段
   の搬送過程で媒体の識別情報をチェックする識別手段
   と、上記識別手段の識別結果に基づいて上記搬送手段の
   搬送速度を切換えて媒体の放出落下位置を異ならせる搬
   送力切換え手段を備えた媒体振分け装置。
2. 【請求項２】媒体を搬送する搬送手段と、上記搬送手段
   の搬送過程で媒体の識別情報をチェックする識別手段
   と、上記識別手段の識別結果に基づいて上記搬送手段を
   構成する搬送回転体の向きを振分け方向に切換え許容す
   る搬送方向切換え手段を備えた媒体振分け装置。
3. 【請求項３】媒体を搬送する搬送手段と、上記搬送手段
   の搬送過程で媒体の識別情報をチェックする識別手段
   と、上記識別手段の識別結果に基づいて上記搬送手段を
   構成する一対向面側の搬送回転体に対し、これと対向す
   る搬送回転体の向きを異ならせて接離動作させる接離動
   作手段を備えた媒体振分け装置。
4. 【請求項４】媒体の種類を紙幣に設定し、識別手段の識
   別種類を真偽または／および金種の識別に設定した請求
   項１、２または３記載の媒体振分け装置。