JPS6324390A - 紙幣取扱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、紙幣取扱装置に関し、特に、リジェクト紙幣
の自動再計数を可能とし、利用者の不便を軽減する紙幣
取扱装置に関する。

〔従来技術〕

現金自動支払機等において、利用者の入金する紙幣を自
動計数する場合は、その紙幣の状態、および汚れ具合等
が一定ではないため、そのリジェクト率は約１％程度と
なる。このようなりジェクト紙幣は、利用者の不便を増
し、その装置の稼動率の低下を招くことにもなる。

リジェクト紙幣が発生した場合の処理については、例え
ば、特開昭５９−３６９４号公報に記載の方法では、利
用者の入金した紙幣がリジェクトされると、そのリジェ
クト紙幣は、返却口がら利用者に返却され、その利用者
が再入金して、再計数を行っている。

これは、リジェクト紙幣の状態が不良であると、自動再
計数時に紙幣ジャム、および再リジェクトが発生するた
めであり、リジェクト紙幣の自動再鑑別については配慮
されでいなかった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このように、従来技術においては、リジェクト紙幣の再
鑑別トライ、およびリジェクト紙幣の中の穴あき・耳折
九等の異常紙幣の取扱いについては配慮されておらず、
利用者の不便と装置の稼働率低下とは、未解決であった
。

本発明の目的は、このような問題点を改善し、リジェク
ト紙幣の自動再鑑別を可能とし、リジェクト率を低減す
るきことができる紙幣取扱装置を隨供することにある。

〔問題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本発明の紙幣取扱装置は、入
金された紙幣を鑑別する手段、および該紙幣を搬送する
手段を備えた紙幣取扱装置において、リジェクトした紙
幣の紙幣状態別情報を分類して記憶する手段（異常紙幣
リジェクト記憶部）を設け、上記鑑別手段により、入力
紙幣を鑑別した結果、リジェクトと判定された紙幣は、
該異常紙幣リジェクト記憶部の情報により、自動的に再
計数するか否かが判定され、再計数の実行可能と判定さ
れた場合のみ、上記搬送手段は、該リジェクト紙幣を反
転させ、該鑑別手段は、前回とは異った方向から、再度
、該リジェクト紙幣を自動的に計数することに特徴があ
る。

〔作用〕

リジェクト紙幣の再鑑別を有効に行うため、汚れ具合が
異なる可能性の高い表裏を、最初の２別時とは反転させ
て再鑑別を行う、すなわち、最初の鑑別を行った後に、
その紙幣を反転させてスタックすることにより、再計数
を行う場合は、最初の鑑別面と反対にして取り込むこと
ができる。

また、リジェクト紙幣の自動再計数時に、紙幣ジャムの
発生を防ぐため、予め、リジェクト紙幣の中からジャム
要因となる紙幣をチェックし、ジャム要因のない紙幣の
みを再計数する。すなわち、紙幣の第１回目の鑑別時に
、異常紙幣リジェクト記憶部に紙幣状態を記憶させ、こ
の紙幣状態別情報に従って、穴あき・耳折れ等の異常が
あるリジェクト紙幣は、再計数を実行せず、紙幣状態に
異常のないリジェクト紙幣のみを再計数する。

このようにして、リジェクト率を低下させ、装置の稼働
率を向上することができる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面により説明する。

第１図は本発明の一実施例における紙幣取扱装置の構成
図２第２図は本発明における紙幣取扱装置の制御ブロッ
ク図である。

本実施例の紙幣取扱装置は１人出金口機構Ｉ。

紙幣搬送機構９〜１１．鑑別部８２紙紙幣ボックス２〜
１４．制御部１５．異常紙幣リジェクト記憶部１７．お
よびリジェクト有無記憶部１８からなる。また、入出金
口機構１は、入金紙幣投入部２、操り出しローラ３．し
きり板４．スタック部５、押抜６．スタックローラ７か
らなる。

鑑別部８は、紙幣の金種・真偽・紙幣寸法・破損状態・
搬送姿勢等の鑑別データを採取し、制御部１５に送る。

制御部１５は、この紙幣取扱装置の動作を制御し、鑑別
部８から得た鑑別データに従って、紙幣の送り先を決定
し５紙ｍ搬送機構９〜１１を制御して、正常紙幣を紙幣
ボックス１２〜１４に送り、リジェクト紙幣は入出金機
構１のスタック部５に送る。また、入金紙幣投入部２に
紙幣が無くなると、紙幣搬送を停止する。

入金紙幣投入部２に紙幣を移動する場合は、しきり板４
を下方に退避させ、押板６により紙幣を押し出して、そ
の紙幣の姿勢が、最初の鑑別時の方向と逆になるように
する。なお、本実施例においては、紙幣の搬送路の構成
によって、スタック時に紙幣を反転させるが、搬送路の
途中に反転機構を設けて、通過する紙幣を反転させる方
式も可能である。

リジェクト有無記憶部１８は、鑑別部８が紙幣を鑑別し
た時のりジェクト紙幣の有無を記憶し、この情報は、制
御部１５が紙幣の送り先を決定する際に使用される。

異常紙幣リジェクト記憶部１７は、鑑別部８の鑑別デー
タを分析して、再計数時のジャム要因となる穴あき・耳
折れ・破れ等がある異常紙幣を記憶する。この情報は、
制御部１５がリジェクト紙幣の送り先を決定する際、異
常紙幣を再計数しないように、コントロールするために
使用される。

第３図は、本発明の一実施例における紙幣取扱装置の紙
幣計数のフローチャートである（第１図。

第２図参照）。

利用者により、入金紙幣投入部１に紙幣がセットされる
と（３００）、操り出しローラ３は、その紙幣を１枚ず
つ操り出して、紙幣搬送機構１１により鑑別部８に送る
。

鑑別部８は、その紙幣の金種・真偽・紙幣寸法・破れ状
況・搬送姿勢等の鑑別データを採取し、制御部１５に送
る（３０１）。

制御部１５は、これらのデータから、その紙幣が正常か
否かを判定する（３０２）。

正常である場合は（３０３）、計数し、紙幣搬送機構１
０を制御して、その紙幣を紙幣ボックス１２〜１４に送
り込む（３０４，３０５）。

リジェクトと判定され、かつ、異常紙幣である場合は（
３０３）、その紙幣を再計数せず、紙幣搬送機構９によ
り、スタック部５を介して利用者に返却する（３０６）
。

リジェクト紙幣と判定され、かつ、異常紙幣でない場合
は（３０３）、その紙幣を紙幣搬送機構９により、スタ
ック部５にスタックし、次に、表裏反転させて入金紙幣
投入部２に移しく３０７）、さらに、紙幣搬送部１１に
より、再度、鑑別部８に送り込み再計数を実行する（３
０１〜３０５）。

〔発明の効果〕

本発明によれば、［！１時における紙幣姿勢を反転させ
ることができるため、リジェクト紙幣が発生した場合に
は、判定方向を第１回目と第２回目とで変えることによ
り、再計数の成功率を高めることができる。しかも、リ
ジェクト紙幣の中から、紙幣ジャム要因となる異常紙幣
を検出し、その異常紙幣については、再計数を行わない
ように制御するため、信頼性の扁い自動再計数を実行す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における紙幣取扱装置の構成
図、第２図は本発明における紙幣取扱装置の制御ブロッ
ク図、第３図は本発明の一実施例における紙幣取扱装置
の紙幣計数のフローチャートである。 ■二人出金ロ機構、２：入金紙幣投入部、３：操り出し
ローラ、４−しきり板、５；スタック部、６：押板２７
：スタックローラ、８：鑑別部、９〜１１：紙幣搬送機
構、１２〜１４；紙幣ボックス、１５；制御部、１７：
異常紙幣リジェクト記憶部、１８：リジェクト有無記憶
部。 ＼　ｊ、マ 第　　　１　　　図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、入金された紙幣を鑑別する手段、および該紙幣を搬
   送する手段を備えた紙幣取扱装置において、該鑑別手段
   により紙幣を鑑別する際に、リジェクトと鑑別された紙
   幣の紙幣状態別情報を分類して記憶する手段を有し、該
   紙幣は、該鑑別手段による鑑別の結果、リジェクトと判
   定されると、該リジェクト紙幣は、該記憶手段の情報に
   より、自動的に再計数することが可能か否かが判定され
   、再計数の実行が可能と判定された場合のみ、上記搬送
   手段は、該リジェクト紙幣を反転させ、該鑑別手段は、
   再度、前回の鑑別とは異った方向から、該リジェクト紙
   幣を自動的に鑑別し計数することを特徴とする紙幣取扱
   装置。