JPH1159714A - 蓋の着脱機構 - Google Patents
蓋の着脱機構Info
- Publication number
- JPH1159714A JPH1159714A JP9221442A JP22144297A JPH1159714A JP H1159714 A JPH1159714 A JP H1159714A JP 9221442 A JP9221442 A JP 9221442A JP 22144297 A JP22144297 A JP 22144297A JP H1159714 A JPH1159714 A JP H1159714A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- screw hole
- fixing
- container
- screw
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- Granted
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- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】蓋固定状態での密封性を損なわずに、蓋の取り
外しを容易にする。 【解決手段】蓋1は裏面の張出部1Bにおいて容器2に
密着嵌合し、本体部1Aの周縁部分の4隅およびそれら
の中間に蓋外し用ネジ孔1c,1c…が形成され、一方
容器2の周壁上面の蓋外し用ネジ孔1c,1c…に対向
する位置に、蓋1の蓋外し用ネジ孔1c,1c…に嵌ま
るボルトの山径よりも山径の小さい蓋固定用ネジ孔2
a,2a…を形成する。蓋固定用ボルト3を、蓋1の蓋
外し用ネジ孔1cを通して容器2の蓋固定用ネジ孔2a
に最後までねじ入れることにより、蓋1が容器2に固定
される。蓋外し用ボルト4を、蓋1の蓋外し用ネジ孔1
aにねじ入れることにより、蓋1が容器2から外され
る。
外しを容易にする。 【解決手段】蓋1は裏面の張出部1Bにおいて容器2に
密着嵌合し、本体部1Aの周縁部分の4隅およびそれら
の中間に蓋外し用ネジ孔1c,1c…が形成され、一方
容器2の周壁上面の蓋外し用ネジ孔1c,1c…に対向
する位置に、蓋1の蓋外し用ネジ孔1c,1c…に嵌ま
るボルトの山径よりも山径の小さい蓋固定用ネジ孔2
a,2a…を形成する。蓋固定用ボルト3を、蓋1の蓋
外し用ネジ孔1cを通して容器2の蓋固定用ネジ孔2a
に最後までねじ入れることにより、蓋1が容器2に固定
される。蓋外し用ボルト4を、蓋1の蓋外し用ネジ孔1
aにねじ入れることにより、蓋1が容器2から外され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓋の取り外しを容
易にする蓋の着脱機構に関する。
易にする蓋の着脱機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、蓋の取り外しを容易にする蓋の着
脱機構として、実開昭62−33551号公報に記載の
ものがあった(以下、先行例という)。このものは、図
5〜7に示すように、容器100の蓋取付口縁部102
に対向する蓋103の縁部に、手前側から容器100の
蓋取付口縁部102に接する面側に貫通する蓋外し用ネ
ジ孔108を形成し、この蓋外し用ネジ孔108に蓋1
03の厚さよりも長い蓋外し用ボルト109をネジ入れ
たものである。図中、104はシール材を示している。
脱機構として、実開昭62−33551号公報に記載の
ものがあった(以下、先行例という)。このものは、図
5〜7に示すように、容器100の蓋取付口縁部102
に対向する蓋103の縁部に、手前側から容器100の
蓋取付口縁部102に接する面側に貫通する蓋外し用ネ
ジ孔108を形成し、この蓋外し用ネジ孔108に蓋1
03の厚さよりも長い蓋外し用ボルト109をネジ入れ
たものである。図中、104はシール材を示している。
【0003】また、このものでは、蓋103を固定する
ために、容器100の蓋取付口縁部102に蓋固定用ネ
ジ孔107,107を複数形成するとともに、蓋103
の縁部には、容器100の蓋固定用ネジ孔107,10
7に対向する位置に蓋固定用ボルト105,105…が
遊びをもって通る径の貫通孔106,106が形成され
ている。
ために、容器100の蓋取付口縁部102に蓋固定用ネ
ジ孔107,107を複数形成するとともに、蓋103
の縁部には、容器100の蓋固定用ネジ孔107,10
7に対向する位置に蓋固定用ボルト105,105…が
遊びをもって通る径の貫通孔106,106が形成され
ている。
【0004】蓋103を取付け固定するときには、図6
に示すように、蓋103を容器100の蓋取付部分に合
せ、蓋固定用ボルト105,105を蓋103の貫通孔
106,106を通して容器100の蓋固定用ネジ孔1
07,107にねじ込む。
に示すように、蓋103を容器100の蓋取付部分に合
せ、蓋固定用ボルト105,105を蓋103の貫通孔
106,106を通して容器100の蓋固定用ネジ孔1
07,107にねじ込む。
【0005】一方、蓋103を外すときには、図7に示
すように、蓋固定用ボルト105,105を外した後に
蓋外し用ボルト109をねじ込む。これに伴い、先ず蓋
外し用ボルト109の先端が容器100の蓋取付口縁部
102に当たる。さらに蓋外し用ボルト109をねじる
と、蓋外し用ボルト109が蓋取付口縁部102に当接
した状態で回転するため、蓋103は蓋外し用ボルト1
09を介して容器100の蓋取付口縁部102に反力を
とりつつ持ち上げられ外される。
すように、蓋固定用ボルト105,105を外した後に
蓋外し用ボルト109をねじ込む。これに伴い、先ず蓋
外し用ボルト109の先端が容器100の蓋取付口縁部
102に当たる。さらに蓋外し用ボルト109をねじる
と、蓋外し用ボルト109が蓋取付口縁部102に当接
した状態で回転するため、蓋103は蓋外し用ボルト1
09を介して容器100の蓋取付口縁部102に反力を
とりつつ持ち上げられ外される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
先行例の蓋の着脱機構は、蓋の密封性が低いものであっ
た。すなわち、先行例では、蓋を容器に固定した状態に
おいて、蓋固定用ネジ孔には蓋固定用ボルトが完全にネ
ジ入れられ、一方蓋外し用ネジ孔には蓋外し用ボルトが
仮嵌めされるか、あるいは何も嵌められない。したがっ
て蓋固定用ネジ孔は蓋固定用ボルトの頭部により密封さ
れるものの、蓋外し用ネジ孔は密封されない。特に、先
行例のごとくシール材を介して蓋を容器に取りつけるも
のであればシール材による密封効果を期待できるが、シ
ール材を用いない構造では蓋外し用ネジ孔の存在により
密封性が損なわれることとなる。
先行例の蓋の着脱機構は、蓋の密封性が低いものであっ
た。すなわち、先行例では、蓋を容器に固定した状態に
おいて、蓋固定用ネジ孔には蓋固定用ボルトが完全にネ
ジ入れられ、一方蓋外し用ネジ孔には蓋外し用ボルトが
仮嵌めされるか、あるいは何も嵌められない。したがっ
て蓋固定用ネジ孔は蓋固定用ボルトの頭部により密封さ
れるものの、蓋外し用ネジ孔は密封されない。特に、先
行例のごとくシール材を介して蓋を容器に取りつけるも
のであればシール材による密封効果を期待できるが、シ
ール材を用いない構造では蓋外し用ネジ孔の存在により
密封性が損なわれることとなる。
【0007】一方、例えば半導体製造用ロボットのケー
スのように、ケース内を高度な密封状態に保持すべく蓋
とその被着体とが1/100mmオーダーの隙間をもって
密着嵌合する構造では、蓋を嵌め入れ方向に正確に引き
抜く必要があるが、かかる蓋の取り外し態様は、蓋の1
箇所だけを持ち上げる機構の先行例では不可能である。
スのように、ケース内を高度な密封状態に保持すべく蓋
とその被着体とが1/100mmオーダーの隙間をもって
密着嵌合する構造では、蓋を嵌め入れ方向に正確に引き
抜く必要があるが、かかる蓋の取り外し態様は、蓋の1
箇所だけを持ち上げる機構の先行例では不可能である。
【0008】したがって、本発明の主たる課題は、蓋を
固定した状態で密封性が損なわれない一方、蓋の取り外
しが容易である蓋の着脱機構を提案することにある。
固定した状態で密封性が損なわれない一方、蓋の取り外
しが容易である蓋の着脱機構を提案することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明は、蓋に蓋外し用ネジ孔を少なくとも1つ形成し、一
方、前記蓋を取りつける被着体には、前記蓋の蓋外し用
ネジ孔に対向するように、前記蓋外し用ネジ孔に嵌まる
ネジの山径よりも山径の小さい蓋固定用ネジ孔を形成
し、少なくとも;前記蓋を前記被着体に固定するときに
は、前記被着体の蓋固定用ネジ孔に嵌まる蓋固定用ネジ
を、前記蓋の蓋外し用ネジ孔を通して前記被着体の蓋固
定用ネジ孔にねじ入れ、一方、前記蓋を前記被着体から
取り外すときには、前記蓋の蓋外し用ネジ孔に嵌まりか
つ前記蓋の厚さよりも長い蓋外し用ネジを、前記蓋の蓋
外し用ネジ孔にねじ入れることを特徴とする蓋の着脱機
構である。
明は、蓋に蓋外し用ネジ孔を少なくとも1つ形成し、一
方、前記蓋を取りつける被着体には、前記蓋の蓋外し用
ネジ孔に対向するように、前記蓋外し用ネジ孔に嵌まる
ネジの山径よりも山径の小さい蓋固定用ネジ孔を形成
し、少なくとも;前記蓋を前記被着体に固定するときに
は、前記被着体の蓋固定用ネジ孔に嵌まる蓋固定用ネジ
を、前記蓋の蓋外し用ネジ孔を通して前記被着体の蓋固
定用ネジ孔にねじ入れ、一方、前記蓋を前記被着体から
取り外すときには、前記蓋の蓋外し用ネジ孔に嵌まりか
つ前記蓋の厚さよりも長い蓋外し用ネジを、前記蓋の蓋
外し用ネジ孔にねじ入れることを特徴とする蓋の着脱機
構である。
【0010】請求項2に記載の発明は、前記蓋と前記被
着体とが密着して嵌まり合うように形成されており、か
つ前記蓋の蓋外し用ネジ孔は蓋の少なくとも三方にそれ
ぞれ形成されている請求項1記載の蓋の着脱機構であ
る。
着体とが密着して嵌まり合うように形成されており、か
つ前記蓋の蓋外し用ネジ孔は蓋の少なくとも三方にそれ
ぞれ形成されている請求項1記載の蓋の着脱機構であ
る。
【0011】〔作用〕本発明のポイントは、先行例との
対比においていうならば、本発明の蓋外し用ネジ孔が、
先行例における蓋固定用ネジの貫通孔およびこれらと別
個に形成される蓋外し用ネジ孔の両方の機能を合せもつ
ところにある。その結果、本発明では、蓋を被着体に固
定するときには、蓋固定用ネジを蓋の蓋外し用ネジ孔を
通して被着体の蓋固定用ネジ孔にねじ入れることによ
り、蓋外し用ネジ孔を蓋固定用ネジにより密封すること
ができる。一方、蓋外し用ネジを前記蓋の蓋外し用ネジ
孔にねじ入れれば、蓋を被着体から取り外すことができ
る。すなわち、蓋外し用ネジは、被着体の蓋固定用ネジ
孔の山径よりも山径の大きい蓋外し用ネジ孔に嵌まるも
のであるから、被着体の蓋固定用ネジ孔には入らない。
したがって、蓋の蓋外し用ネジ孔にねじ込まれてくる蓋
外し用ネジは先ず被着体の蓋固定用ネジ孔の蓋側の開口
部分に当たり、さらなるねじ込みによって被着体に当接
した状態で回転することとなる。その結果、蓋は蓋外し
用ネジを介して被着体に反力をとりつつ持ち上げられ外
される。
対比においていうならば、本発明の蓋外し用ネジ孔が、
先行例における蓋固定用ネジの貫通孔およびこれらと別
個に形成される蓋外し用ネジ孔の両方の機能を合せもつ
ところにある。その結果、本発明では、蓋を被着体に固
定するときには、蓋固定用ネジを蓋の蓋外し用ネジ孔を
通して被着体の蓋固定用ネジ孔にねじ入れることによ
り、蓋外し用ネジ孔を蓋固定用ネジにより密封すること
ができる。一方、蓋外し用ネジを前記蓋の蓋外し用ネジ
孔にねじ入れれば、蓋を被着体から取り外すことができ
る。すなわち、蓋外し用ネジは、被着体の蓋固定用ネジ
孔の山径よりも山径の大きい蓋外し用ネジ孔に嵌まるも
のであるから、被着体の蓋固定用ネジ孔には入らない。
したがって、蓋の蓋外し用ネジ孔にねじ込まれてくる蓋
外し用ネジは先ず被着体の蓋固定用ネジ孔の蓋側の開口
部分に当たり、さらなるねじ込みによって被着体に当接
した状態で回転することとなる。その結果、蓋は蓋外し
用ネジを介して被着体に反力をとりつつ持ち上げられ外
される。
【0012】他方、蓋と前記被着体とが嵌まり合うよう
に形成されている構造に本発明を適用する場合には、蓋
の蓋外し用ネジ孔は蓋の少なくとも三方にそれぞれ形成
しておくと、各蓋外し用ネジ孔にそれぞれ蓋外し用ネジ
を実質的に同一のねじ込み量でねじ込むことにより、蓋
を嵌め入れ方向に正確に引き抜くことができる。
に形成されている構造に本発明を適用する場合には、蓋
の蓋外し用ネジ孔は蓋の少なくとも三方にそれぞれ形成
しておくと、各蓋外し用ネジ孔にそれぞれ蓋外し用ネジ
を実質的に同一のねじ込み量でねじ込むことにより、蓋
を嵌め入れ方向に正確に引き抜くことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しつつ詳述する。図1は、本発明に係
る蓋の着脱機構を適用した蓋1およびこれが嵌められる
容器2を示している。図示例の蓋1は、容器2と同じ平
面形状の本体部1Aと、この裏面に容器2の直方体状内
孔に嵌まる形状の張出部1Bとを備えるものであり、図
中一点鎖線で示すように、張出部1Bを容器2内に摺り
入れるようにして容器2に嵌め入れられる。蓋1の張出
部1Bは容器2に対して1/100mmオーダーの隙間を
もって嵌まるように形成されている。
て添付図面を参照しつつ詳述する。図1は、本発明に係
る蓋の着脱機構を適用した蓋1およびこれが嵌められる
容器2を示している。図示例の蓋1は、容器2と同じ平
面形状の本体部1Aと、この裏面に容器2の直方体状内
孔に嵌まる形状の張出部1Bとを備えるものであり、図
中一点鎖線で示すように、張出部1Bを容器2内に摺り
入れるようにして容器2に嵌め入れられる。蓋1の張出
部1Bは容器2に対して1/100mmオーダーの隙間を
もって嵌まるように形成されている。
【0014】蓋1には、本体部1Aにおける張出部1B
よりも外側の周縁部分の4隅およびそれらの中間に、表
面および裏面に貫通する蓋外し用ネジ孔1c,1c…が
形成され、一方容器2の周壁上面には、図2に詳しいよ
うに蓋1を嵌めた状態で蓋1の蓋外し用ネジ孔1c,1
c…に対向する位置に、蓋1の蓋外し用ネジ孔1c,1
c…に嵌まるボルトの山径よりも山径の小さい蓋固定用
ネジ孔2a,2a…が形成されている。例えば、蓋1の
蓋外し用ネジ孔1c,1c…がM4である場合、容器2
の蓋固定用ネジ孔2a,2a…はM3またはそれ以下と
する。
よりも外側の周縁部分の4隅およびそれらの中間に、表
面および裏面に貫通する蓋外し用ネジ孔1c,1c…が
形成され、一方容器2の周壁上面には、図2に詳しいよ
うに蓋1を嵌めた状態で蓋1の蓋外し用ネジ孔1c,1
c…に対向する位置に、蓋1の蓋外し用ネジ孔1c,1
c…に嵌まるボルトの山径よりも山径の小さい蓋固定用
ネジ孔2a,2a…が形成されている。例えば、蓋1の
蓋外し用ネジ孔1c,1c…がM4である場合、容器2
の蓋固定用ネジ孔2a,2a…はM3またはそれ以下と
する。
【0015】そして、容器2に嵌め込まれた蓋1を固定
するには、図3に示すように、容器2の蓋固定用ネジ孔
2aに嵌まり、蓋1の厚さよりも長くかつ蓋1の厚さと
蓋固定用ネジ孔2aの深さとの和よりも短い蓋固定用ボ
ルト3を、蓋1の蓋外し用ネジ孔1cを通して容器2の
蓋固定用ネジ孔2aに最後までねじ入れる。その結果、
蓋外し用ネジ孔1cの蓋1上面側の開口は、遊びをもっ
て貫通する蓋固定用ボルト3の頭部により密封される。
一方、蓋1を容器2から取り外すときには、図4に示す
ように、蓋1の蓋外し用ネジ孔1aに嵌まりかつ蓋1a
の厚さよりも長い蓋外し用ボルト4を、蓋1の蓋外し用
ネジ孔1aにねじ入れる。図示例では、蓋外し用ボルト
4として、蓋1の厚さと蓋1の張出部1Bの厚さとの和
よりも長いものを用いている。
するには、図3に示すように、容器2の蓋固定用ネジ孔
2aに嵌まり、蓋1の厚さよりも長くかつ蓋1の厚さと
蓋固定用ネジ孔2aの深さとの和よりも短い蓋固定用ボ
ルト3を、蓋1の蓋外し用ネジ孔1cを通して容器2の
蓋固定用ネジ孔2aに最後までねじ入れる。その結果、
蓋外し用ネジ孔1cの蓋1上面側の開口は、遊びをもっ
て貫通する蓋固定用ボルト3の頭部により密封される。
一方、蓋1を容器2から取り外すときには、図4に示す
ように、蓋1の蓋外し用ネジ孔1aに嵌まりかつ蓋1a
の厚さよりも長い蓋外し用ボルト4を、蓋1の蓋外し用
ネジ孔1aにねじ入れる。図示例では、蓋外し用ボルト
4として、蓋1の厚さと蓋1の張出部1Bの厚さとの和
よりも長いものを用いている。
【0016】蓋1の蓋外し用ネジ孔1cにねじ込まれて
くる蓋外し用ボルト4は、容器2の蓋固定用ネジ孔2a
の山径よりも山径の大きい蓋外し用ネジ孔1cに嵌まる
ものであるから、容器2の蓋固定用ネジ孔2aには入ら
ず、その開口部分に当たって止められる。したがって、
さらに蓋外し用ボルト4をねじ込むことにより、蓋外し
用ボルト4は容器2に当接した状態で回転し、その結
果、蓋1が蓋外し用ボルト4を介して容器2に反力をと
りつつ持ち上げられ外されることとなる。
くる蓋外し用ボルト4は、容器2の蓋固定用ネジ孔2a
の山径よりも山径の大きい蓋外し用ネジ孔1cに嵌まる
ものであるから、容器2の蓋固定用ネジ孔2aには入ら
ず、その開口部分に当たって止められる。したがって、
さらに蓋外し用ボルト4をねじ込むことにより、蓋外し
用ボルト4は容器2に当接した状態で回転し、その結
果、蓋1が蓋外し用ボルト4を介して容器2に反力をと
りつつ持ち上げられ外されることとなる。
【0017】尚、上述のように蓋1の張出部Bが容器2
に対して1/100mmオーダーの隙間をもって嵌められ
ている場合、蓋1を嵌め入れ方向に正確に引き抜くため
に、各蓋外し用ネジ孔1c,1c…にそれぞれ蓋外し用
ボルト4を実質的に同一のねじ込み量でねじ込む必要が
ある。具体的には、各蓋外し用ボルト4を順番に少しず
つねじ込んだり、各蓋外し用ボルト4を同時に同一のね
じ込み量でねじ込んだりすることにより、蓋1を嵌め入
れ方向に正確に引き抜くことができる。
に対して1/100mmオーダーの隙間をもって嵌められ
ている場合、蓋1を嵌め入れ方向に正確に引き抜くため
に、各蓋外し用ネジ孔1c,1c…にそれぞれ蓋外し用
ボルト4を実質的に同一のねじ込み量でねじ込む必要が
ある。具体的には、各蓋外し用ボルト4を順番に少しず
つねじ込んだり、各蓋外し用ボルト4を同時に同一のね
じ込み量でねじ込んだりすることにより、蓋1を嵌め入
れ方向に正確に引き抜くことができる。
【0018】<その他>上記例では、蓋1に蓋外し用ネ
ジ孔のみを設けたが、これらの一部のもの例えば4隅の
ものは、ネジ切りされていない単なる貫通孔としたり、
容器2に形成した蓋固定用ネジ孔2a,2a…と同じネ
ジ径のネジ孔としたりすることができる。
ジ孔のみを設けたが、これらの一部のもの例えば4隅の
ものは、ネジ切りされていない単なる貫通孔としたり、
容器2に形成した蓋固定用ネジ孔2a,2a…と同じネ
ジ径のネジ孔としたりすることができる。
【0019】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、蓋を固
定した状態で密封性を損なわないとともに、蓋の取り外
しを容易に行うことができる。
定した状態で密封性を損なわないとともに、蓋の取り外
しを容易に行うことができる。
【図1】本発明に係る蓋の着脱機構を適用した蓋および
容器の斜視図である。
容器の斜視図である。
【図2】蓋を容器に嵌め入れた状態を示す要部拡大縦断
面図である。
面図である。
【図3】蓋固定用ボルトを取りつけた状態を示す要部拡
大縦断面図である。
大縦断面図である。
【図4】蓋外し用ボルトにより蓋を外した状態を示す要
部拡大縦断面図である。
部拡大縦断面図である。
【図5】先行例の斜視図である。
【図6】先行例の蓋固定用ボルトを取りつけた状態を示
す要部拡大縦断面図である。
す要部拡大縦断面図である。
【図7】先行例の蓋外し用ボルトにより蓋を外した状態
を示す要部拡大縦断面図である。
を示す要部拡大縦断面図である。
1…蓋、1a…本体部、1b…張出部、1c蓋外し用ネ
ジ孔、2…容器、2a…蓋固定用ネジ孔、3…蓋固定用
ボルト、4…蓋外し用ボルト。
ジ孔、2…容器、2a…蓋固定用ネジ孔、3…蓋固定用
ボルト、4…蓋外し用ボルト。
Claims (2)
- 【請求項1】蓋に蓋外し用ネジ孔を少なくとも1つ形成
し、一方、前記蓋を取りつける被着体には、前記蓋の蓋
外し用ネジ孔に対向するように、前記蓋外し用ネジ孔に
嵌まるネジの山径よりも山径の小さい蓋固定用ネジ孔を
形成し、 少なくとも;前記蓋を前記被着体に固定するときには、
前記被着体の蓋固定用ネジ孔に嵌まる蓋固定用ネジを、
前記蓋の蓋外し用ネジ孔を通して前記被着体の蓋固定用
ネジ孔にねじ入れ、 一方、前記蓋を前記被着体から取り外すときには、前記
蓋の蓋外し用ネジ孔に嵌まりかつ前記蓋の厚さよりも長
い蓋外し用ネジを、前記蓋の蓋外し用ネジ孔にねじ入れ
ることを特徴とする蓋の着脱機構。 - 【請求項2】前記蓋と前記被着体とが密着して嵌まり合
うように形成されており、かつ前記蓋の蓋外し用ネジ孔
は蓋の少なくとも三方にそれぞれ形成されている請求項
1記載の蓋の着脱機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9221442A JP3014985B2 (ja) | 1997-08-18 | 1997-08-18 | 蓋の着脱機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9221442A JP3014985B2 (ja) | 1997-08-18 | 1997-08-18 | 蓋の着脱機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1159714A true JPH1159714A (ja) | 1999-03-02 |
JP3014985B2 JP3014985B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=16766809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9221442A Expired - Lifetime JP3014985B2 (ja) | 1997-08-18 | 1997-08-18 | 蓋の着脱機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3014985B2 (ja) |
-
1997
- 1997-08-18 JP JP9221442A patent/JP3014985B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3014985B2 (ja) | 2000-02-28 |
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