JP3014985B2 - 蓋の着脱機構 - Google Patents

蓋の着脱機構

Info

Publication number
JP3014985B2
JP3014985B2 JP9221442A JP22144297A JP3014985B2 JP 3014985 B2 JP3014985 B2 JP 3014985B2 JP 9221442 A JP9221442 A JP 9221442A JP 22144297 A JP22144297 A JP 22144297A JP 3014985 B2 JP3014985 B2 JP 3014985B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
screw
screw hole
fixing
adherend
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9221442A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1159714A (ja
Inventor
寿男 鈴木
Original Assignee
株式会社エイチ・エムアクティ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社エイチ・エムアクティ filed Critical 株式会社エイチ・エムアクティ
Priority to JP9221442A priority Critical patent/JP3014985B2/ja
Publication of JPH1159714A publication Critical patent/JPH1159714A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3014985B2 publication Critical patent/JP3014985B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓋の取り外しを容
易にする蓋の着脱機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、蓋の取り外しを容易にする蓋の着
脱機構として、実開昭62−33551号公報に記載の
ものがあった(以下、先行例という)。このものは、図
5〜7に示すように、容器100の蓋取付口縁部102
に対向する蓋103の縁部に、手前側から容器100の
蓋取付口縁部102に接する面側に貫通する蓋外し用ネ
ジ孔108を形成し、この蓋外し用ネジ孔108に蓋1
03の厚さよりも長い蓋外し用ボルト109をネジ入れ
たものである。図中、104はシール材を示している。
【0003】また、このものでは、蓋103を固定する
ために、容器100の蓋取付口縁部102に蓋固定用ネ
ジ孔107,107を複数形成するとともに、蓋103
の縁部には、容器100の蓋固定用ネジ孔107,10
7に対向する位置に蓋固定用ボルト105,105…が
遊びをもって通る径の貫通孔106,106が形成され
ている。
【0004】蓋103を取付け固定するときには、図6
に示すように、蓋103を容器100の蓋取付部分に合
せ、蓋固定用ボルト105,105を蓋103の貫通孔
106,106を通して容器100の蓋固定用ネジ孔1
07,107にねじ込む。
【0005】一方、蓋103を外すときには、図7に示
すように、蓋固定用ボルト105,105を外した後に
蓋外し用ボルト109をねじ込む。これに伴い、先ず蓋
外し用ボルト109の先端が容器100の蓋取付口縁部
102に当たる。さらに蓋外し用ボルト109をねじる
と、蓋外し用ボルト109が蓋取付口縁部102に当接
した状態で回転するため、蓋103は蓋外し用ボルト1
09を介して容器100の蓋取付口縁部102に反力を
とりつつ持ち上げられ外される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
先行例の蓋の着脱機構は、蓋の密封性が低いものであっ
た。すなわち、先行例では、蓋を容器に固定した状態に
おいて、蓋固定用ネジ孔には蓋固定用ボルトが完全にネ
ジ入れられ、一方蓋外し用ネジ孔には蓋外し用ボルトが
仮嵌めされるか、あるいは何も嵌められない。したがっ
て蓋固定用ネジ孔は蓋固定用ボルトの頭部により密封さ
れるものの、蓋外し用ネジ孔は密封されない。特に、先
行例のごとくシール材を介して蓋を容器に取りつけるも
のであればシール材による密封効果を期待できるが、シ
ール材を用いない構造では蓋外し用ネジ孔の存在により
密封性が損なわれることとなる。
【0007】一方、例えば半導体製造用ロボットのケー
スのように、ケース内を高度な密封状態に保持すべく蓋
とその被着体とが1/100mmオーダーの隙間をもって
密着嵌合する構造では、蓋を嵌め入れ方向に正確に引き
抜く必要があるが、かかる蓋の取り外し態様は、蓋の1
箇所だけを持ち上げる機構の先行例では不可能である。
【0008】したがって、本発明の主たる課題は、蓋を
固定した状態で密封性が損なわれない一方、蓋の取り外
しが容易である蓋の着脱機構を提案することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明は、蓋に蓋外し用ネジ孔を少なくとも1つ形成し、一
方、前記蓋を取りつける被着体には、前記蓋の蓋外し用
ネジ孔に対向するように、前記蓋外し用ネジ孔に螺合す
ネジの山径よりも山径の小さい蓋固定用ネジ孔を形成
し、少なくとも; 前記蓋を前記被着体に固定するときには、前記被着体の
蓋固定用ネジ孔に螺合する蓋固定用ネジを、前記蓋の蓋
外し用ネジ孔を通して前記被着体の蓋固定用ネジ孔にね
じ入れ、一方、前記蓋を前記被着体から取り外すときに
は、前記蓋の蓋外し用ネジ孔に螺合し、かつ前記蓋の厚
さよりも長い蓋外し用ネジを、前記蓋の蓋外し用ネジ孔
にねじ入れることを特徴とする蓋の着脱機構である。
【0010】請求項2に記載の発明は、前記蓋と前記被
着体とが密着して嵌まり合うように形成されており、か
つ前記蓋の蓋外し用ネジ孔は蓋の少なくとも三方にそれ
ぞれ形成されている請求項1記載の蓋の着脱機構であ
る。
【0011】〔作用〕 本発明のポイントは、先行例との対比においていうなら
ば、本発明の蓋外し用ネジ孔が、先行例における蓋固定
用ネジの貫通孔およびこれらと別個に形成される蓋外し
用ネジ孔の両方の機能を合せもつところにある。その結
果、本発明では、蓋を被着体に固定するときには、蓋固
定用ネジを蓋の蓋外し用ネジ孔を通して被着体の蓋固定
用ネジ孔にねじ入れることにより、蓋外し用ネジ孔を蓋
固定用ネジにより密封することができる。一方、蓋外し
用ネジを前記蓋の蓋外し用ネジ孔にねじ入れれば、蓋を
被着体から取り外すことができる。すなわち、蓋外し用
ネジは、被着体の蓋固定用ネジ孔の山径よりも山径の大
きい蓋外し用ネジ孔に螺合するものであるから、被着体
の蓋固定用ネジ孔には入らない。したがって、蓋の蓋外
し用ネジ孔にねじ込まれてくる蓋外し用ネジは先ず被着
体の蓋固定用ネジ孔の蓋側の開口部分に当たり、さらな
るねじ込みによって被着体に当接した状態で回転するこ
ととなる。その結果、蓋は蓋外し用ネジを介して被着体
に反力をとりつつ持ち上げられ外される。
【0012】他方、蓋と前記被着体とが嵌まり合うよう
に形成されている構造に本発明を適用する場合には、蓋
の蓋外し用ネジ孔は蓋の少なくとも三方にそれぞれ形成
しておくと、各蓋外し用ネジ孔にそれぞれ蓋外し用ネジ
を実質的に同一のねじ込み量でねじ込むことにより、蓋
を嵌め入れ方向に正確に引き抜くことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しつつ詳述する。図1は、本発明に係
る蓋の着脱機構を適用した蓋1およびこれが嵌められる
容器2を示している。図示例の蓋1は、容器2と同じ平
面形状の本体部1Aと、この裏面に容器2の直方体状内
孔に嵌まる形状の張出部1Bとを備えるものであり、図
中一点鎖線で示すように、張出部1Bを容器2内に摺り
入れるようにして容器2に嵌め入れられる。蓋1の張出
部1Bは容器2に対して1/100mmオーダーの隙間を
もって嵌まるように形成されている。
【0014】蓋1には、本体部1Aにおける張出部1B
よりも外側の周縁部分の4隅およびそれらの中間に、表
面および裏面に貫通する蓋外し用ネジ孔1c,1c…が
形成され、一方容器2の周壁上面には、図2に詳しいよ
うに蓋1を嵌めた状態で蓋1の蓋外し用ネジ孔1c,1
c…に対向する位置に、蓋1の蓋外し用ネジ孔1c,1
c…に螺合するボルトの山径よりも山径の小さい蓋固定
用ネジ孔2a,2a…が形成されている。例えば、蓋1
の蓋外し用ネジ孔1c,1c…がM4である場合、容器
2の蓋固定用ネジ孔2a,2a…はM3またはそれ以下
とする。
【0015】そして、容器2に嵌め込まれた蓋1を固定
するには、図3に示すように、容器2の蓋固定用ネジ孔
2aに螺合し、蓋1の厚さよりも長くかつ蓋1の厚さと
蓋固定用ネジ孔2aの深さとの和よりも短い蓋固定用ボ
ルト3を、蓋1の蓋外し用ネジ孔1cを通して容器2の
蓋固定用ネジ孔2aに最後までねじ入れる。その結果、
蓋外し用ネジ孔1cの蓋1上面側の開口は、遊びをもっ
て貫通する蓋固定用ボルト3の頭部により密封される。
一方、蓋1を容器2から取り外すときには、図4に示す
ように、蓋1の蓋外し用ネジ孔1螺合し、かつ蓋外
し用ネジ孔1cの長さと蓋1の取り外しに要する持ち上
げ高さとの和よりも長い蓋外し用ボルト4を、蓋1の蓋
外し用ネジ孔1にねじ入れる。図示例では、蓋外し用
ボルト4として、蓋1の本体部1Aの厚さと蓋1の張出
部1Bの厚さとの和よりも長いものを用いている。
【0016】蓋1の蓋外し用ネジ孔1cにねじ込まれて
くる蓋外し用ボルト4は、容器2の蓋固定用ネジ孔2a
の山径よりも山径の大きい蓋外し用ネジ孔1cに螺合す
ものであるから、容器2の蓋固定用ネジ孔2aには入
らず、その開口部分に当たって止められる。したがっ
て、さらに蓋外し用ボルト4をねじ込むことにより、蓋
外し用ボルト4は容器2に当接した状態で回転し、その
結果、蓋1が蓋外し用ボルト4を介して容器2に反力を
とりつつ持ち上げられ外されることとなる。
【0017】尚、上述のように蓋1の張出部Bが容器
2に対して1/100mmオーダーの隙間をもって嵌めら
れている場合、蓋1を嵌め入れ方向に正確に引き抜くた
めに、各蓋外し用ネジ孔1c,1c…にそれぞれ蓋外し
用ボルト4を実質的に同一のねじ込み量でねじ込む必要
がある。具体的には、各蓋外し用ボルト4を順番に少し
ずつねじ込んだり、各蓋外し用ボルト4を同時に同一の
ねじ込み量でねじ込んだりすることにより、蓋1を嵌め
入れ方向に正確に引き抜くことができる。
【0018】<その他> 上記例では、蓋1に蓋外し用ネジ孔1c,1c…のみを
設けたが、これらの一部のもの例えば4隅のものは、ネ
ジ切りされていない単なる貫通孔としたり、容器2に形
成した蓋固定用ネジ孔2a,2a…と同じネジ径のネジ
孔としたりすることができる。
【0019】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、蓋を固
定した状態で密封性を損なわないとともに、蓋の取り外
しを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蓋の着脱機構を適用した蓋および
容器の斜視図である。
【図2】蓋を容器に嵌め入れた状態を示す要部拡大縦断
面図である。
【図3】蓋固定用ボルトを取りつけた状態を示す要部拡
大縦断面図である。
【図4】蓋外し用ボルトにより蓋を外した状態を示す要
部拡大縦断面図である。
【図5】先行例の斜視図である。
【図6】先行例の蓋固定用ボルトを取りつけた状態を示
す要部拡大縦断面図である。
【図7】先行例の蓋外し用ボルトにより蓋を外した状態
を示す要部拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1…蓋、1…本体部、1…張出部、1c蓋外し用
ネジ孔、2…容器、2a…蓋固定用ネジ孔、3…蓋固定
用ボルト、4…蓋外し用ボルト。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓋に蓋外し用ネジ孔を少なくとも1つ形成
    し、一方、前記蓋を取りつける被着体には、前記蓋の蓋
    外し用ネジ孔に対向するように、前記蓋外し用ネジ孔に
    螺合するネジの山径よりも山径の小さい蓋固定用ネジ孔
    を形成し、 少なくとも; 前記蓋を前記被着体に固定するときには、前記被着体の
    蓋固定用ネジ孔に螺合する蓋固定用ネジを、前記蓋の蓋
    外し用ネジ孔を通して前記被着体の蓋固定用ネジ孔にね
    じ入れ、 一方、前記蓋を前記被着体から取り外すときには、前記
    蓋の蓋外し用ネジ孔に螺合し、かつ前記蓋の厚さよりも
    長い蓋外し用ネジを、前記蓋の蓋外し用ネジ孔にねじ入
    れることを特徴とする蓋の着脱機構。
  2. 【請求項2】前記蓋と前記被着体とが密着して嵌まり合
    うように形成されており、かつ前記蓋の蓋外し用ネジ孔
    は蓋の少なくとも三方にそれぞれ形成されている請求項
    1記載の蓋の着脱機構。
JP9221442A 1997-08-18 1997-08-18 蓋の着脱機構 Expired - Lifetime JP3014985B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9221442A JP3014985B2 (ja) 1997-08-18 1997-08-18 蓋の着脱機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9221442A JP3014985B2 (ja) 1997-08-18 1997-08-18 蓋の着脱機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1159714A JPH1159714A (ja) 1999-03-02
JP3014985B2 true JP3014985B2 (ja) 2000-02-28

Family

ID=16766809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9221442A Expired - Lifetime JP3014985B2 (ja) 1997-08-18 1997-08-18 蓋の着脱機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3014985B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1159714A (ja) 1999-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3014985B2 (ja) 蓋の着脱機構
CA2329280A1 (en) Stopper for continuous casting
JPS633176Y2 (ja)
JP2002067738A (ja) 自動車用クラッシュパッドの取付け構造
JP2517402Y2 (ja) 保護カバー
JPS6336165Y2 (ja)
JPH10202465A (ja) 加工装置のジャバラ機構
JPH0732445Y2 (ja) 複合容器蓋
JPS5837805Y2 (ja) 注出口取付構造
KR0115937Y1 (ko) 와셔를 겸한 스크류지지용 홀더
JP3072846U (ja) 魚釣用リールのハンドル固定構造
JP2603263Y2 (ja) リプレイスネジ構造
JPH0134154Y2 (ja)
JPH09287608A (ja) 雌ねじ部材
JPS6032410Y2 (ja) 機器の天板取付装置
JPH1191201A (ja) 樹脂製外装カバー
JP2565638Y2 (ja) 容器のシール栓
JPH0215338Y2 (ja)
JPH0235627Y2 (ja)
JPH04331082A (ja) ロボット駆動用モータのねじ締め構造及びその取り外し方法
JPH0220380U (ja)
JPS6019158Y2 (ja) 人孔鉄蓋の固定ボルト緩み止め装置
JPS6111060U (ja) 圧力容器開口蓋の自動緊締装置
JPS60142816A (ja) 電気鍋のシ−ズヒ−タ取付装置
JPH08284936A (ja) ボルト