JPH08284936A - ボルト - Google Patents

ボルト

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Publication number
JPH08284936A
JPH08284936A JP9374395A JP9374395A JPH08284936A JP H08284936 A JPH08284936 A JP H08284936A JP 9374395 A JP9374395 A JP 9374395A JP 9374395 A JP9374395 A JP 9374395A JP H08284936 A JPH08284936 A JP H08284936A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
head
rubber
screw
tightening
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9374395A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuo Hayashi
伊久雄 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUTABA PACKING KOGYO KK
Original Assignee
FUTABA PACKING KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by FUTABA PACKING KOGYO KK filed Critical FUTABA PACKING KOGYO KK
Priority to JP9374395A priority Critical patent/JPH08284936A/ja
Publication of JPH08284936A publication Critical patent/JPH08284936A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボルトの締付時においても、頭部に設けられ
た弾性部材が破損せず、また頭部への弾性部材の成型を
容易にしたボルトを提供する。 【構成】 ねじ部10Bと、ねじ部10Bの上端に連続
して設けられ、側壁10Cがねじ部10Bから遠ざかる
につれて徐々に広がるように設けられたねじ頭部10A
と、ねじ頭部10Bのみを覆うように形成されたゴム2
0とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はボルトに関し、より特
定的には、ボルトの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来貯水タンクなどに用いられるボルト
は、ボルトの締付部からの水漏れを防止するために、一
般に市販されている六角ボルトの頭部分からねじ部の一
部分をゴムなどの弾性体で覆ったものが用いられてい
る。
【0003】図5は、このようなボルトの一例を示す図
である。ボルト102により、鋼板50と鋼板51とが
締付けられた状態を示している。ボルト102は、頭部
102Aとねじ部102Bとを有し、頭部102Aとね
じ部102Bの一部とがゴム104により覆われてい
る。ねじ部102Bの一部がゴム104で覆われるの
は、頭部102Aの鋼板50との接触面をゴム104で
覆う必要があるためであり、必然的にねじ部102Bの
一部が覆われてしまう。
【0004】このように、ボルト102の頭部102A
をゴム104で覆うことにより、ボルトの締付部におけ
る水漏れを防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術におけるボルトにおいては、以下に示す問題点を
有している。
【0006】まず、図6を参照して、その問題点につい
て説明する。なお、図6は、ボルト102の締付部分の
部分拡大図を示している。鋼板50と鋼板51とを締付
けるために、ボルト102を徐々に締付けていくと、締
付トルクにより、ゴム104の頭部102Aと鋼板50
とに挟まれた部分が徐々に押しつぶされ、外側にはみ出
すようになる。また、頭部102Aと鋼板50との間に
ゴム104が存在する限りは、ねじ102を締付けるこ
とができる。そのため、最終的には、頭部102Aと鋼
板50との間にあるゴム104が破壊し、この部分から
水漏れを生じてしまうという問題点があった。
【0007】そこで、この問題点を解決するために、た
とえば、図7に示すように、ボルトの頭部112Aの大
きさを大きくしたボルトを用いて、鋼板50と鋼板51
との締付を行なっていた。しかしながら、この場合ボル
ト112は、JIS規格外となり、特注部品となるため
に、そのコストが高くなってしまうという問題点があ
り、また、図6で説明したのと同じ問題点も生じてい
た。
【0008】さらに、上述したボルトの製造工程におい
ては、以下に示すような問題点を有している。図8は、
従来の六角ボルトの頭部102Aにゴム104を成型す
る場合の製造方法を示す模式図である。まず、位置決め
基板152の上に、下型150を載置し、この下型15
0に設けられたボルト固定用穴150Aに、六角ボルト
のねじ部102Bを挿入する。このとき、下型150の
高さHは、六角ボルト102のねじ部の長さに応じて適
宜取換える必要がある。
【0009】六角ボルト102の位置決めを行なった
後、下型150の上に上型154を載置し、上型154
に設けられた所定の穴からゴム部材104を流し込むこ
とによりゴム104の成型を行なう。しかしながら、こ
のような方法によれば、図9に示すように、ねじ部10
2Bのねじの谷部に沿ってゴム部材が下方に流れ出すた
めに、ねじ部102Bの中程まで、ゴム104Bで覆わ
れてしまうという問題があった。このため、このゴム1
04Bを除去するための作業が必要となり、ボルトのコ
ストを上げる要因となっている。
【0010】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、ボルトの締付時においても、頭部に形成
されるゴムが破損せず締付けることができ、さらに、ボ
ルトの頭部へのゴムの成型を容易にすることを可能とす
るボルトを提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に基づいたボル
トは、ねじ部と、このねじ部の一端に連結して設けら
れ、側壁がねじ部から遠ざかるにつれて徐々に広がるよ
うに設けられたねじ頭部と、このねじ頭部のみを覆うよ
うに成型された弾性部材とを備えている。
【0012】
【作用】この発明に基づいたボルトによれば、締付部に
ねじを締付けた場合、締付部のねじ穴に、ねじ頭部の側
壁が当接し締付トルクを発生させる。さらに、この側壁
は、ねじ部から遠ざかるにつれて徐々に広がるように設
けられているために、締付部材とこの側壁との間に大き
な空間が生じ、この部分に弾性部材が存在するため、水
漏れを防止する効果を向上させることができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明に基づいたボルトの実施例に
ついて、図を参照しながら説明する。まず、図1は、こ
の実施例におけるボルト1の構造を示す図である。この
実施例におけるボルト10は、ねじ部10Bと、ねじ部
の上端に連続して設けられ、側壁10Cがねじ部10B
から遠ざかるにつれて徐々に広がるように設けられた頭
部10Aとを有している。さらに、頭部10Aのみに、
たとえば弾性部材としてEPDMなどのゴム20により
覆われている。なお、本実施例においては、一般に市販
されているJIS規格に基づいた十字穴付サラねじを用
いている。
【0014】次に、図2は、上述したボルト1を用い
て、鋼板50と鋼板51とを締付けた場合の状態を示し
ている。図3は、図2の状態における締付部分の拡大図
を示す図である。両図を参照して、ボルト10を締付け
た場合、頭部10Aの側壁10Cが、鋼板50のねじ穴
50Aに当接し、これにより、締付トルクが発生する。
このとき、側壁10Cと鋼板50の当接部分Aより下に
存在するゴム20Aは、ねじ穴50に存在し、防水性を
高める。さらに、当接部Aより上方においては、側壁1
0Cと鋼板50との間(L)は徐々に厚くなるため、こ
の部分にゴム20が厚く存在する。したがって、これに
よっても、防水性を高めることが可能となる。
【0015】また、頭部10Aへのゴム20の成型方法
においても、図4に示すように、下型60に設けられた
位置決め穴60Aにボルト10を挿入することで、ボル
トの位置決めが行なわれ、下型60の上に上型62を載
置して、ゴム部材20を流し込み焼き付けることで、容
易にねじ頭部10Aにゴム20を成型することができ
る。このとき、下型60の位置決め穴60Aに頭部10
の側壁10Cが当接するために、ねじ部10Bにゴム2
0が流れ出ることがない。したがって、頭部10Aにの
みゴム20を成型することができる。また、下型20の
高さHは、ボルトのねじ部10Bの長さに関係なく使用
することができる。
【0016】なお、上記実施例によれば、ボルトを1本
のみ成型する場合について述べたがボルトが複数本の場
合であっても同様に成型することができる。また、上述
したトランスファ成型に限らず、コンプレッション成型
を用いても同様の作用、効果を得ることができる。
【0017】以上、この実施例におけるボルトによれ
ば、貯水タンクなどの締付部などにおいて締付けた場合
に、確実に締付トルクを発生させながら、防水効果を高
めることが可能となり、またボルトの製造工程も、極め
て容易に行なうことが可能となる。
【0018】
【発明の効果】この発明に基づいたボルトによれば、締
付部にねじを締付けた場合、締付部のねじ穴に、ねじ頭
部の側壁が当接し締付トルクを発生させる。さらに、こ
の側壁は、ねじ部から遠ざかるにつれて徐々に広がるよ
うに設けられているために、締付部材とこの側壁との間
に大きな空間が生じ、この部分に弾性部材が存在するた
め、水漏れを防止する効果を向上させることができる。
【0019】その結果、従来と同様に用いることによっ
ても、締付部材に確実に締付トルクを発生させながら締
付部分からも水漏れを確実に防止することのできるボル
トを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に基づいた実施例におけるボルトの構
造を示す図である。
【図2】この発明に基づいた実施例におけるボルトの使
用状態を示す図である。
【図3】この発明に基づいたボルトの特徴点を説明する
ための部分拡大図である。
【図4】この発明に基づいたボルトの製造方法を示す図
である。
【図5】従来技術におけるボルトの使用状態を示す第1
の図である。
【図6】従来技術におけるボルトの問題点を説明するた
めの部分拡大図である。
【図7】従来技術におけるボルトの使用状態を示す第2
の図である。
【図8】従来技術におけるボルトの製造方法を示す図で
ある。
【図9】従来技術におけるボルトの製造方法における問
題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ボルト 10A 頭部 10B ねじ部 10C 側壁 20 ゴム なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯水タンクなどに用いられ、締付部にお
    ける水漏れを防止するためのボルトであって、 ねじ部と、 前記ねじ部の一端に連続して設けられ、側壁が前記ねじ
    部から遠ざかるにつれて徐々に広がるように設けられた
    頭部と、 前記頭部のみを覆うように形成された弾性部材と、を備
    えた、ボルト。
JP9374395A 1995-04-19 1995-04-19 ボルト Withdrawn JPH08284936A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9374395A JPH08284936A (ja) 1995-04-19 1995-04-19 ボルト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9374395A JPH08284936A (ja) 1995-04-19 1995-04-19 ボルト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08284936A true JPH08284936A (ja) 1996-11-01

Family

ID=14090907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9374395A Withdrawn JPH08284936A (ja) 1995-04-19 1995-04-19 ボルト

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JP (1) JPH08284936A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006048053A1 (de) * 2006-10-11 2008-04-17 Bayerische Motoren Werke Ag Schraube zum schwingungsentkoppelten Verbinden von Bauteilen und eine Verbindungsanordnung unter Verwendung dieser Schraube
KR200460330Y1 (ko) * 2010-03-12 2012-05-21 장한욱 디스크 그라인더용 스패너

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006048053A1 (de) * 2006-10-11 2008-04-17 Bayerische Motoren Werke Ag Schraube zum schwingungsentkoppelten Verbinden von Bauteilen und eine Verbindungsanordnung unter Verwendung dieser Schraube
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Effective date: 20020702