JP2568396Y2 - グリップの取付構造 - Google Patents

グリップの取付構造

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JP2568396Y2
JP2568396Y2 JP1993047684U JP4768493U JP2568396Y2 JP 2568396 Y2 JP2568396 Y2 JP 2568396Y2 JP 1993047684 U JP1993047684 U JP 1993047684U JP 4768493 U JP4768493 U JP 4768493U JP 2568396 Y2 JP2568396 Y2 JP 2568396Y2
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JP
Japan
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grip
bathtub
wall surface
mounting base
screw
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JP1993047684U
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JPH075489U (ja
Inventor
勝章 小堀
Original Assignee
株式会社イナックス
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、入浴者が浴槽から立ち
上がるときなどに使用するグリップを、浴槽壁面へ容易
に着脱可能に取り付けるための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図2のように、浴槽10の壁面11にグ
リップ20を取り付けるには、従来、図3に示す如き取
付構造が採用されている。これを説明すると、浴槽壁部
12に貫通孔13を形成しておき、グリップ20の取付
端部21をパッキン24等を介装させて浴槽壁面11の
所定取付位置へ当接させ、この状態で、当該グリップ2
0の下半部22に形成した貫通孔23及び上記浴槽壁部
12の貫通孔13にネジ30をパッキン31を介装して
挿通し、当該ネジ30の浴槽壁部12より外側へ突出し
た部分に、ワッシャー15及びパッキン16を装着した
うえ、ボルト14を螺合させて締めつけるというもので
ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のグリップ2
0の取付構造は、浴槽10の壁部12を貫通させたネジ
30にナット14を螺合させて浴槽壁部12を内外から
締めつけることにより、グリップ20を取り付けてい
る。このため、グリップ20の取付作業は浴槽10の設
置前に行わねばならず、浴槽10の設置後はそのままで
はグリップ20を取り外すことが非常に困難である。依
って、ひとたび取り付けたグリップ20を交換するに
は、浴槽10を設置箇所から取り外さねばならず、作業
が大がかりになり大変面倒である。
【0004】そこで従来は、グリップ20の交換が必要
になる場合が出来るかぎり起こらないようにするため、
グリップ20自体を耐久性、耐蝕性に優れたものとしな
くてはならならず、コストが高くついている。
【0005】さらに、グリップ20を取り付けるための
ネジ30を、グリップ20の表面側から浴槽壁部12の
外側まで貫通させているので、漏水防止のためのパッキ
ン16,24,31を多数必要とするという問題があ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記従来の問
題点に鑑み創案されたグリップの取付構造であって、そ
の特徴とするところは、グリップの上半部に備えられる
浴槽壁面への当接端部の上縁に形成した垂下縁部が、浴
槽壁面に固定された取付台座の基板上部に折曲形成した
係合起立片と浴槽壁面との間の挿入空間へ挿入係合さ
れ、前記グリップの下半部の裏面側が前記取付台座の基
板下部に設けた支承面部に当接されると共に、前記グリ
ップの下半部を貫通させたネジを前記取付台座の支承面
部に螺合させたことである。
【0007】
【作用】本考案によれば、グリップは浴槽壁面に固定し
た取付台座に係合され且つネジ止めされて取り付けられ
るから、ネジを螺脱することにより、グリップを簡単に
取り外すことが可能である。従って、グリップの保守点
検及び必要に応じた交換を容易に行える。
【0008】
【実施例】本考案に係るグリップの取付構造(以下「本
案構造」と言う)の詳細を、実施例を示す図1に基づい
て説明する。
【0009】本案構造に使用するグリップ1は、入浴者
に把持される上半部1aと、上半部1aの下面側に一段
引っ込んで形成された下半部1bとから成り、上半部1
aにおける浴槽壁面11に対する当接端部の上縁には垂
下縁部1dが形成され、また下半部1bにはネジ3を挿
通させるための貫通子1cが設けられている。なお本実
施例では、当該グリップ1をステンレス鋼のプレス成形
により製作した中空体としてある。
【0010】グリップ1が取り付けられる取付台座2
は、基板2aの上部に浴槽壁面11との間に挿入空間を
設けるように折曲形成された係合起立片2bと、基板2
aの下部に浴槽壁面11よりも突出して平面部分を形成
するように設けられた支承面部2cと、基板2aの裏面
側に固着されたボルト部2dとから構成されている。
【0011】本案構造を構築するには、まず、浴槽壁部
12に形成した貫通孔13に、取付台座2のボルト部2
dをパッキン4を介装させて挿通し、このボルト部2c
の浴槽壁部12よりも外側に突出した部分に、ワッシャ
15及びパッキン16等を装着したのち、ボルト14を
螺合させて締めつけ、当該取付台座2を浴槽壁面11に
固定する。
【0012】次いで、グリップ1の上半部1aに形成し
た垂下縁部1dを、取付台座2の係合起立片2bと浴槽
壁面11との間に設けられた挿入空間内へ挿入係合せし
めると共に、グリップ下半部1bの裏面を取付台座1の
支承面部2cに当接させたのち、ネジ3をグリップ下半
部1bの貫通孔1cに挿通させて支承面部2cに螺合さ
せて締めつける。これにより、グリップ1が容易には離
脱しないように取付台座2に取着される。なお、支承面
部2cには、ネジ3と螺合し得る雌ネジ孔を予め設けて
おいてもよいが、ネジ3をタッピングネジとし、支承面
部2cへ強制的に螺合させることもできる。
【0013】このようにして取付台座2に固定されたグ
リップ1は、下半部1bに挿通させて支承面部2cに螺
合させたネジ3を螺脱することにより、簡単に取付台座
2から取り外すことができる。
【0014】本考案の実施例は上記以外に種々の応用が
可能である。例えば、図示した実施例ではグリップを中
空体としたが、これが中実体であっても何ら差し支える
ものではない。その他、本考案は、実施の態様に則した
適宜の変更を妨げない。
【0015】
【考案の効果】本案構造は、浴槽壁面に固定した取付台
座にネジを用いてグリップを取り付ける構成であるか
ら、下半部に挿通したネジを着脱することにより、浴槽
の設置状況に何ら変更を加えることなく、グリップの着
脱作業を簡単に行える。それ故、グリップの保守点検や
必要に応じた交換が容易である。
【0016】グリップの交換が容易であるから、グリッ
プ自体を必ずしも耐久性,耐蝕性に優れた高価なものと
しなくてもよくなるから、コストの低減化を図ることが
できる。
【0017】さらに、グリップと取付台座との間及びグ
リップと浴槽壁而との間には漏水防止構造を設ける必要
がないから、パッキンの使用数を減ずることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案構造の一実施例を示す側面縦断面図であ
る。
【図2】浴槽の壁面にグリップを取り付けた状態を示す
ものであって、(A)は平面図、(B)は正面縦断面図
である。
【図3】従来のグリップの取付構造を示す側面縦断面図
である。
【符号の説明】
1 グリップ 1a グリップの上半部 1b グリップの下半部 1c 貫通孔 1d 垂下縁部 2 取付台座 2a 基板 2b 係合起立片 2c 支承面部 2d ボルト部 3 ネジ 10 浴槽 11 浴槽壁面 12 浴槽壁部 13 貫通孔 14 ナット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽壁面へグリップを取り付けるための
    構造であって、グリップの上半部に備えられる浴槽壁面
    への当接端部の上縁に形成した垂下縁部が、浴槽壁面に
    固定された取付台座の基板上部に折曲形成した係合起立
    片と浴槽壁面との間の挿入空間へ挿入係合され、前記グ
    リップの下半部の裏面側が前記取付台座の基板下部に設
    けた支承面部に当接されると共に、前記グリップの下半
    部を貫通させたネジを前記取付台座の支承面部に螺合さ
    せたことを特徴とするグリップの取付構造。
JP1993047684U 1993-06-30 1993-06-30 グリップの取付構造 Expired - Lifetime JP2568396Y2 (ja)

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JPH075489U JPH075489U (ja) 1995-01-27
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