JP2517402Y2 - 保護カバー - Google Patents

保護カバー

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JP2517402Y2
JP2517402Y2 JP7276791U JP7276791U JP2517402Y2 JP 2517402 Y2 JP2517402 Y2 JP 2517402Y2 JP 7276791 U JP7276791 U JP 7276791U JP 7276791 U JP7276791 U JP 7276791U JP 2517402 Y2 JP2517402 Y2 JP 2517402Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
connector
seal member
grommet
panel
protective cover
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP7276791U
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JPH0523462U (ja
Inventor
秀司 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パネルに開口形成され
た挿通孔に挿通されるコネクタをシールするグロメット
に用いられて、パネルの挿通穴の周縁と当接部との間に
配置されたシール部材を保護するための保護カバーに関
する。
【0002】
【従来の技術】図7乃至図9には従来のパネル貫通形の
コネクタ7に用いられるグロメット1が示されている。
これらの図において、グロメット1は、コネクタ保持部
9と、当接部11と、ワイヤーハーネス挿通部15とが
一体に形成されたグロメット本体3と、当接部11に貼
着されたシール部材17とで構成されている。
【0003】上記コネクタ保持部9は、矩形状の開口部
の内部に溝9aが形成されている。この溝9a内にはパ
ネル5(図9参照)に開口形成された挿通穴5aに挿通
されるコネクタ7のフランジが部7bが嵌合されてい
る。これによりコネクタ7にグロメット本体3が保持さ
れる。上記当接部11は、コネクタ保持部9の前部側の
開口部の周縁に形成されている。この当接部11上に
は、粘着性の高いブチルシートからなるシール部材17
が貼着されている。また、シール部材17には、離型紙
19が張り付けられている。この離型紙19は、コネク
タ7をパネル5に固定する際にシール部材17から剥が
される。
【0004】上記グロメット1をコネクタ7に保持する
には、コネクタ7の内部に導通するワイヤーハーネス1
3をワイヤーハーネス挿通部15に挿通させた後に、コ
ネクタ7のフランジ部7bをコネクタ保持部9の溝9a
に嵌合して、コネクタ7にグロメット本体3を保持す
る。そして、当接部11に塵等が付着しないように離型
紙19を張り付けてあるシール部材17を貼着する。こ
れにより、コネクタ7の輸送中に塵等がシール部材17
に付着することがない。
【0005】この状態から、コネクタ7をパネル5に形
成された挿通穴5aに固定するには、離型紙19をシー
ル部材17から剥がして、図9に示す如く、コネクタ7
を挿通穴5aに挿通すると共に挿通穴5aの周囲にシー
ル部材17を当接させる。そして相手方のコネクタ21
とコネクタ7を嵌合させた後に、コネクタ21を貫通さ
せたねじ23をコネクタ7のねじ穴7aに螺合させて締
め付ける。これによりシール部材17が当接部11とパ
ネル5の挿通穴5aの周縁との間に押圧挟持されて、パ
ネル5と当接部11との間をシールする。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示す如く、離型紙19はシール部材17の上面17aに
のみ貼着されているので、シール部材17の側面17b
から塵等がシール部材17と離型紙19との間に入り込
んでシール部材17に付着する。シール部材17に塵等
が付着すると、パネル5に押圧挟持される際にパネル5
との間に隙間が生じて、この隙間から水が浸入するとい
う問題がある。
【0007】そこで本考案は、シール部材への塵等の付
着を確実に防止することが出来る保護カバーを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の考案では、コネクタ保持部に保持され
たコネクタの先端部と嵌合するコネクタ嵌合部と、グロ
メット本体と嵌合するグロメット本体嵌合部とを一体に
形成し、シール部材の上面及び側面を覆うことを特徴と
している。
【0009】
【作用】請求項1の考案によれば、コネクタ嵌合部と、
グロメット本体嵌合部とを一体に形成し、シール部材の
上面及び側面を保護カバーが覆うので、シール部材に塵
等が付着することがない。従って、当接部とパネルとの
間に隙間が生じることがなく、シール部材のシール性を
損なうことがない。
【0010】
【実施例】次に本考案に係るパネル貫通形コネクタ用グ
ロメットの実施例について説明する。なお、図7及び図
8に示すグロメット1及びコネクタ7と同構成部分につ
いては図面に同符号を付して重複した説明を省略する。
【0011】第1実施例 図1に示す如く、本実施例の保護カバー25は、グロメ
ット本体3のコネクタ保持部9に保持されたコネクタ7
の端部が嵌合されるコネクタ嵌合部27と、コネクタ保
持部9に嵌合されて当接部11に貼着されたシール部材
17の上面17a及び側面17bを覆うグロメット本体
嵌合部29と、コネクタ嵌合部27の外周に突設された
把持部31とが一体に形成されて構成されている。
【0012】また、コネクタ嵌合部27の外周側部に
は、コネクタ7のコネクタハウジング33に形成された
係止突起35が係止される矩形状の係止穴37が形成さ
れている。これらの係止突起35と係止穴37とで係止
手段36(図2参照)を構成している。
【0013】上記グロメット1にコネクタ7を保持する
には、コネクタ7の内部と導通するワイヤーハーネス1
3をワイヤーハーネス挿通部15に挿通させて外部に引
き出した後に、コネクタ保持部9にコネクタ7のフラン
ジ部7bを嵌合させて保持する。そして、当接部11に
ブチルシートからなるシール部材17を貼着し、このシ
ール部材の上面17aに離型紙19が張り付けられてい
る。保護カバー25のコネクタ嵌合部27をコネクタ7
の先端部に嵌合させると共に、グロメット本体嵌合部2
9をグロメット本体3に嵌合させて、図2及び図3に示
す如くシール部材17の上面17a及び側面17bを覆
う。これにより、コネクタ7にグロメット1が保持され
た状態で、輸送の途中でシール部材17に塵等が付着す
ることがない。
【0014】上記のように組み立てられ、保護カバー2
5で覆われた状態のコネクタ7及びグロメット1をパネ
ル5に固定する場合には、図4に示す如く、把持部31
を引っ張ることにより保護カバー25をグロメット本体
3から離脱させた後に、離型紙1をシール部材17から
離す。この場合、把持部31を引くことにより、保護カ
バー25をこじりながら外すのを防止出来る。この状態
から、図4に示す如くパネル5に設けられた挿通穴5a
の周縁部に当接部11を当接させて、シール部材17を
パネル5に接着する。そして、相手側コネクタ21をコ
ネクタ7に嵌合させた後に、ねじ23で締め付けて係止
突起35を相手側コネクタ21の突起に係止する。これ
により、パネル5と当接部11との間でシール部材17
が圧着挟持され、パネル5と当接部11との間が確実に
シールされる。
【0015】このように本実施例によれば、シール部材
17への塵等の付着を確実に防止することが出来、シー
ル部材17を確実に保護することが出来る。
【0016】また、保護カバー25の内側にシール部材
17を予め張り付けておき、保護カバー25を被せてシ
ール部材17を当接部11に貼着することにより、シー
ル部材17の貼着作業が容易になる。
【0017】グロメット本体3から離間させた保護カバ
ー25は、集められてグロメット用の保護カバーとして
再利用される。
【0018】第2実施例 次に第2実施例の保護カバー39について説明する。本
実施例は係止手段の他の例である。図5に示す如く、本
実施例の保護カバー39は、コネクタ41のコネクタハ
ウジング43から突設された筒部45が嵌合される筒部
嵌合部47と、コネクタ41の端部、当接部11及びグ
ロメット本体3が嵌合されるグロメット本体嵌合部49
とが一体に形成されて構成されている。
【0019】筒部嵌合部47の対向する側壁には、図6
に示す如く、それぞれ係止アーム51が形成され、係止
アーム51の先端部には、対向する面に係止突起53が
突設されている。一方、筒部45の側壁には、相手側コ
ネクタと係合する係止凸部55が形成されており、係止
アーム51の係止突起53が係止凸部55を乗り越えた
後に、係止されるようになっている。これらの係止突起
53と係止凸部55とで係止手段57(図6参照)が構
成されている。
【0020】本実施例においても上記第1実施例と同様
に、シール部材17の上面17aと側面17bを保護カ
バー39で覆うので、シール部材17への塵等の付着を
確実に防止することが出来る。さらに本実施例の係止手
段57は、保護カバー39をグロメット本体3から離脱
する際に容易に外すことが出来る。
【0021】なお、上記各実施例では、離型紙19をシ
ール部材17に張り付けた後に、保護カバー25、39
でコネクタ7及びグロメット本体3を覆ったが、これに
限らず、予め保護カバー25、39の内壁に離型紙19
を張り付けておいて、保護カバーでコネクタ7及びグロ
メット本体3を覆う際に、離型紙19をシール部材17
に張り付けても良い。この場合には、離型紙19をシー
ル部材17に張り付ける作業や剥がす作業が不要になる
と共に、離型紙19を繰り返し利用することが出来る。
【0022】さらに、保護カバー25、39の内壁に、
離型紙19及びシール部材17を張り付けておくことに
より、保護カバーの装着と同時に、シート部材17及び
離型紙19を当接部11に張り付けることが出来、シー
ル部材17の貼着作業、離型紙19の貼着作業が容易に
なる。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る保護カ
バーによれば、シール部材の上面及び側面を覆うように
したので、シール部材への塵等の付着を確実に防止する
ことが出来るという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る保護カバーの実施例を示す斜視図
である。
【図2】保護カバーでグロメットを覆った状態を示す斜
視図である。
【図3】図2のIII-III 線に沿って切断した断面図であ
る。
【図4】グロメット及びコネクタをパネルに固定した状
態を示す断面図である。
【図5】第2実施例の保護カバーを示す斜視図である。
【図6】保護カバーをコネクタに固定する係止突起及び
係止穴を示す断面図である。
【図7】従来のグロメットを示す斜視図である。
【図8】従来のグロメットにシール部材及び離型紙を貼
着した状態を示す斜視図である。
【図9】従来のグロメットをパネルに固定した状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 グロメット 3 グロメット本体 5 パネル 7 コネクタ 9 コネクタ保持部 11 当接部 13 ワイヤーハーネス 15 ワイヤーハーネス挿通部 17 シール部材 19 離型紙 27、コネクタ嵌合部 29、49 グロメット本体嵌合部 25、39 保護カバー 36、57 係止手段

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルに開口形成された挿通穴に挿通さ
    れるコネクタを保持するコネクタ保持部と、このコネク
    タ保持部の前部側を開口しその周縁に形成されて挿通穴
    の周囲に当接される当接部と、コネクタ保持部の後部側
    でコネクタ保持部に保持されたコネクタの内部に導通す
    るワイヤーハーネスが挿通するワイヤーハーネス挿通部
    とが一体に形成されたグロメット本体と、前記当接部と
    前記挿通孔の周囲のパネルとの間に配置されてこれらの
    間をシールするシール部材とからなるグロメットと、パ
    ネル貫通形のコネクタに用いられて、前記シール部材と
    前記コネクタとを同時に保護する保護カバーであって、
    前記コネクタ保持部に保持されたコネクタの先端部と嵌
    合するコネクタ嵌合部と、前記グロメット本体と嵌合す
    るグロメット本体嵌合部とを一体に形成し、前記シール
    部材の上面及び側面を覆うことを特徴とする保護カバ
    ー。
JP7276791U 1991-09-10 1991-09-10 保護カバー Expired - Lifetime JP2517402Y2 (ja)

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JP7276791U JP2517402Y2 (ja) 1991-09-10 1991-09-10 保護カバー

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JPH0523462U JPH0523462U (ja) 1993-03-26
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010228638A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Kasai Kogyo Co Ltd サンバイザ用電気配線コネクタの保持装置
JP6545056B2 (ja) * 2015-09-24 2019-07-17 川崎重工業株式会社 車両の電気部品支持構造
JP2019179702A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 シャープ株式会社 コネクタユニット

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JPH0523462U (ja) 1993-03-26

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