JP2958283B2 - 弾球遊技機の基板ケース封止装置 - Google Patents
弾球遊技機の基板ケース封止装置Info
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Description
ンジボール機等の弾球遊技機に使用する基板ケース封止
装置に関するものである。
本体とケース蓋とにより開閉自在に構成された基板ケー
ス内に、ROM等の電子部品が装着された制御基板を収
納し、この基板ケースを遊技盤の裏側の裏カバー等に装
着して、制御基板側のROM等の電子部品により遊技動
作を制御する電子制御方式を採用している。この種の弾
球遊技機では、制御基板に装着されたROM等の電子部
品を不正に交換できないようにすると同時に、監督官庁
等の検査機関による検査の時には、その基板ケースを開
けて容易に検査できるようにしておく必要がある。
のシール貼付部を設け、制御基板を基板ケースに収納し
た後、基板ケースのシール貼付部に封印シールを貼付し
て封印するようにしている。この場合には、封印シール
を破って基板ケースを開封しROMを交換する等の不正
改造があれば、封印シールの破損によってその事実が容
易に判り、また検査機関による検査の時には、封印シー
ルを破って基板ケースを容易に開封でき、その検査後、
再度シール貼付部に封印シールを貼付すれば、基板ケー
スを容易に封印できる。
る封印方式では、基板ケースを開けてROMを交換する
等の不正改造を確実に防止し得ない欠点がある。即ち、
従来の封印シールによる封印方式では、粘着剤付きの封
印シールを用い、この封印シールをシール貼付部に貼付
しているため、その粘着剤の粘着力を低下させる特殊な
溶剤を使用すれば、痕跡を残すことなく封印シールを比
較的容易に剥がすことができ、またその封印シールを再
度シール貼付部に貼り付けることも可能である。
交換する不正改造を未然に防止し得ないのは勿論のこ
と、不正改造が行われた場合にも、封印シールに痕跡が
残らないため、単に基板ケースを外側から見て点検する
程度ではその事実を容易に発見できず、不正改造を助長
する結果となっている。本発明は、このような従来の課
題に鑑み、切断部を切断しない限り基板ケースを開封で
きないようにして、検査で基板ケースを開封した時に
は、基板ケース側に残る痕跡により開封の事実を容易に
確認でき、また開封後に再封止する時にも容易に基板ケ
ースを封止でき、基板ケースの開封による不正改造を未
然に防止できる弾球遊技機の基板ケース封止装置を提供
することを目的とする。
は、ケース本体23と、このケース本体23に開閉自在に装
着されたケース蓋22とを備え、遊技動作を制御するRO
M等の電子部品が装着された制御基板13を収納した弾球
遊技機の基板ケースにおいて、ケース本体23とケース蓋
22との何れか一方に、その側縁から外側方に突出する支
持部36を設け、この支持部36に、側縁に沿って所定間隔
を置いて複数個のネジ螺合部37を形成し、他方に、その
側縁から切断部39を介して外側方に突出し且つ各ネジ螺
合部37に対してケース分割方向に相対応する複数個のネ
ジ挿通部38を設け、この各ネジ挿通部38を外側から取り
囲む保護壁部55を支持部36に設け、複数個のネジ螺合部
37とネジ挿通部38との内、その1個のネジ螺合部37とネ
ジ挿通部38を締め付け方向にのみ操作可能で且つネジ挿
通部38側からネジ螺合部37側に螺合する一方向ネジ40に
より締結したものである。請求項2に記載の本発明は、
請求項1に記載の発明において、支持部36に、ケース本
体23又はケース蓋22から側方に突出する突出板部46と、
この突出板部46の先端からネジ挿通部38と反対側に屈曲
する屈曲板部47とを備え、屈曲板部47の内側で且つ該屈
曲板部47と突出板部46とに跨がってネジ螺合部37を形成
し、突出板部46の外周側からネジ挿通部38側に突出する
保護壁部55を該突出板部46の外周縁に沿ってコ字状に形
成したものである。
2に記載の発明において、複数個のネジ螺合部37とネジ
挿通部38との内、その1個のネジ螺合部37とネジ挿通部
38とを一方向ネジ40で締結し、他のネジ挿通部38側に、
締め付け方向にのみ操作可能で且つネジ挿通部38側から
ネジ螺合部37側に螺合可能な一方向ネジ40の先端側を螺
合して仮止めしたものである。請求項4に記載の本発明
は、請求項1乃至3の何れかに記載の発明において、各
ネジ挿通部38のネジ螺合部37と反対側に、該ネジ挿通部
38に挿通された一方向ネジ40の少なくとも頭部41側を取
り囲むように保護筒部54を一体に設けたものである。請
求項5に記載の本発明は、請求項1乃至4の何れかに記
載の発明において、保護筒部54をネジ挿通部38に仮止め
された一方向ネジ40の頭部41を取り囲む高さとし、保護
壁部55を保護筒部54に対応する高さとしたものである。
基づいて詳述する。図1乃至図12は本発明の一実施形
態を例示する。図1は弾球遊技機の背面を示し、 1は弾
球遊技機、2 は自動球貸し機で、これらは島側に交互に
配置されている。3 は矩形状の外枠、4 は外枠3 の前側
に装着された前枠で、これらにより弾球遊技機本体5 が
構成されている。6 は遊技盤で、前枠4 に裏側から着脱
自在に装着され、裏機構板7 により裏側から押圧して固
定されている。遊技盤6 には入賞手段、変動図柄表示手
段等が装着されると共に、それらを裏側から覆う裏カバ
ー8 が裏側に装着されている。
ンジ9 により開閉自在に枢着され、4個のロックレバー
で前枠4 の裏側に固定されている。裏機構板7 には、そ
の中央部に裏カバー8 が嵌合するように開口部10が形成
されている。裏カバー8 は、遊技盤6 の入賞手段、変動
図柄表示手段等に対応する上部側に、後方へと大きく膨
らむ膨らみ部11を有し、この膨らみ部11の下側が平坦な
ケース装着部12となっている。そして、ケース装着部12
に、制御基板13を収納した基板ケース14が裏側から着脱
自在に装着されている。
た発射モータ16等を備え、前枠4 の前面側の操作ハンド
ルを操作した時に発射モータ16が作動して、遊技盤6 側
に遊技球を発射するように構成されている。17は賞球を
貯留する賞球タンク、18は賞球タンク17からの賞球を案
内する賞球レールである。19は払い出し手段で、入賞時
に賞球タンク17から賞球レール18を経て供給される遊技
球を上皿へと払い出すようになっている。なお、賞球タ
ンク17、賞球レール18及び払い出し手段19は、裏機構板
7 に装着されている。
い出し制御ユニット、21は自動球貸し機2 を制御する球
貸し制御ユニットで、これらは裏機構板7 の下部側に着
脱自在に装着されている。基板ケース14は、図2及び図
3に示すように、合成樹脂製の矩形板状のケース蓋22
と、このケース蓋22の裏側に着脱自在に装着された合成
樹脂製のケース本体23とを備え、左右方向に長い横長状
に構成されている。
7に示すように、周縁側に補強リブ24が、中間部分に複
数個の係合爪25が夫々形成されている。係合爪25はケー
ス装着部12側の係合部26a に対して係脱自在であり、こ
の係合爪25を介してケース蓋22が裏カバー8 のケース装
着部12に着脱自在に装着されている。ケース蓋22の裏側
には、周縁側に補強兼用の嵌合リブ26が形成され、その
嵌合リブ26の内側の4隅に取り付けボス27が形成されて
いる。
すように、後壁部28と、この後壁部28の周縁から前側に
突出する周壁部29とを有し、ケース蓋22に対向して前側
が開放する箱状に形成され、その周壁部29の開口側がケ
ース蓋22の嵌合リブ26の外周側に嵌合されている。周壁
部29には、上下にコネクタ接続用の切り欠き部30,31
が、4隅にケース蓋22側の取り付けボス27に対応する取
り付けボス32が夫々設けられている。そして、ケース蓋
22とケース本体23は、両取り付けボス27,32 間に制御基
板13を介在した状態で、取り付けボス27側から挿通され
て取り付けボス32に螺合する4個の固定ネジ33により着
脱自在に締結されている。基板ケース14の側縁には、図
1乃至図3に示すように、その対角線方向に極力離間し
た位置、即ち下縁側の左端側と右縁側の上端側との2か
所に、外側方に突出するように側縁に沿って第1封止部
34と第2封止部35が設けられている。
図10に示すように、ケース蓋22の側縁から外側方に突
出する支持部36と、この支持部36にケース蓋22の側縁に
沿って所定間隔を置いて配置された4個のネジ螺合部37
と、この各ネジ螺合部37にケース分離方向の裏側から相
対応する4個のネジ挿通部38と、この各ネジ挿通部38を
ケース本体23の周壁部29に個別に連結する切断部39と、
締め付け方向にのみ操作可能で且つネジ挿通部38側から
ネジ螺合部37側に螺合し又はネジ挿通部38側に仮止めさ
れた4個の一方向ネジ40とを備えている。そして、各封
止部34,35 は、遊技盤ユニット又は弾球遊技機の出荷時
には、その一端側の一方向ネジ40をネジ挿通部38側から
ネジ螺合部37側に螺合し締結して基板ケース14を封止
し、他の3本の一方向ネジ40が検査後の再封止用として
他のネジ挿通部38側に先端を螺合し仮止めされている。
図11及び図12に示すように、頭部41側に一方向係合
溝42が、軸部43側の螺旋条44に切り欠き部45が夫々設け
られ、一方向係合溝42に係合するドライバー等の工具に
より締め付け方向の一方向にのみ操作できるようになっ
ている。
4、図5、図7乃至図10に示すように、ケース蓋22の
嵌合リブ26の後端から外側方に突出する突出板部46と、
この突出板部46の先端側からネジ挿通部38と反対の裏カ
バー8 側に屈曲する屈曲板部47と、突出板部46及び屈曲
板部47の両端とケース蓋22側の各リブ24,26 とを連結す
る端板部48とにより構成され、その屈曲板部47の内側で
且つ突出板部46の前側に4個のネジ螺合部37が配置され
ている。
すように、一方向ネジ40用の螺合孔49の前端側が底壁部
50により封じられた有底円筒状であり、突出板部46から
前側に突出し且つ外周の一部が屈曲板部47の内側に一体
となるように、突出板部46と屈曲板部47とに跨がって形
成されている。各ネジ螺合部37の螺合孔49の開口端側に
は、螺合孔49よりも大径の嵌合凹部51が形成されてい
る。
すように一方向ネジ40の挿通孔52を有し、前側にネジ螺
合部37の嵌合凹部51に嵌合する嵌合突部53が、その反対
側に一方向ネジ40用の保護筒部54が夫々一体に形成さ
れ、外周側が全体として円形状になっている。各保護筒
部54は、ネジ挿通部38に裏側から先端を螺合して仮止め
された一方向ネジ40を完全に覆う高さとなっている。
く、保護筒部54の後端側でネジ挿通部38とケース本体23
の周壁部29とを接続するように、ケース本体23の周壁部
29、ネジ挿通部38及び保護筒部54と一体に形成され、ま
た制御基板13のROM等を検査する時にニッパー等の工
具で容易に切断できるように中央部側が薄く括れてい。
39及び保護筒部54は、図4、図5、図7乃至図10に示
すように、ケース本体23にケース蓋22を結合した状態で
は、ケース蓋22側の突出板部46に一体に形成された保護
壁部55により外周側から取り囲まれている。保護壁部55
は、突出板部46から保護筒部54の後端側まで略完全に覆
うように、突出板部46の外周縁に沿って一体に形成さ
れ、ケース本体23とケース蓋22とを結合した時に、各ネ
ジ挿通部38及び保護筒部54に僅かの間隙を置いて外側か
ら取り囲んで保護するようになっている。保護壁部55の
後端は、保護筒部54の後端と略同一となっている。な
お、封止部34,35 には、図4及び図5に示すように、各
一方向ネジ40を締め付けて使用する順番を示す「1」〜
「4」の刻印が切断部39に付されている。またケース本
体23の後壁部28の裏面には、図3に示すように検査シー
ルを貼付するシール貼付部56が設けられている。
る際には、ROM等の電子部品が装着された制御基板13
を基板ケース14内に収納して、その封止部34,35 を封止
した後、この基板ケース14を裏カバー8 側に装着する。
なお、この場合には、ケース蓋22側の係合爪25を介して
裏カバー8 のケース装着部12に装着する。
部39をケース本体23内の開口側にセットし、各封止部3
4,35 のネジ挿通部38等を保護壁部55内に嵌め込んで、
ネジ挿通部38の嵌合突部53とネジ螺合部37の嵌合凹部51
とを嵌合させながら、制御基板13の上からケース本体23
の開口にケース蓋22をセットする。そして、取り付けボ
ス27側から制御基板13を貫通して取り付けボス32に固定
ネジ33を螺合し、この固定ネジ33によりケース本体23と
ケース蓋22とを結合する。
た後、各封止部34,35 にある4本の一方向ネジ40の内、
「1」の刻印に対応する一方向ネジ40の頭部41側にドラ
イバー等の工具を係合させて、この一方向ネジ40をネジ
挿通部38側からネジ螺合部37に螺合し締結して基板ケー
ス14を封止する。この時、一方向ネジ40にはタッピング
ネジを使用しているので、この一方向ネジ40を工具によ
り締め付け方向に操作すれば、その軸部43側がネジ挿通
部38の挿通孔52からネジ螺合部37の螺合孔49に食い込ん
で行き、ネジ挿通部38とネジ螺合部37とを容易に締結で
きる。
遊技盤ユニットを出荷すれば、ネジ挿通部38及びネジ螺
合部37がケース本体23及びケース蓋22と一体であり、そ
の刻印「1」側のネジ挿通部38とネジ螺合部37とを一方
向ネジ40で締結しているため、この刻印「1」側の切断
部39を切断しない限り、基板ケース14を開けて制御基板
13を取り出すことはできなくなる。
その制御基板13のROM等の検査を行う場合には、各封
止部34,35 の刻印「1」側の切断部39をニッパー等の工
具で切断する。そして、切断部39を切断すると、その切
断されたネジ挿通部38はケース本体23の周壁部29から分
離してネジ螺合部37側に締結状態のままで残り、このネ
ジ挿通部38、ネジ螺合部37及び一方向ネジ40による封止
を解除できるので、基板ケース14を開けて制御基板13又
はROM等を取り出して容易に検査できる。
は、刻印「2」側のネジ挿通部38に仮止め状態の一方向
ネジ40を締め付けて、そのネジ挿通部38とネジ螺合部37
とを締結して基板ケース14を封止する。このため、検査
後に基板ケース14を容易に再封止できる。なお、検査後
は、ケース本体23のシール貼付部56に貼付された検査履
歴シールに、その検査履歴を記載する。
ース14について3回まで可能であり、その何れの場合で
も、締結側の切断部39を切断し、その隣側に仮止め状態
にある一方向ネジ40を締め付けて再封止すれば良い。こ
の実施形態では、切断部39を切断して基板ケース14を開
封した場合に、ケース本体23側に切断部39を切断した切
断跡が残ると共に、その切断片であるネジ挿通部38がネ
ジ螺合部37に固定状態のままで残るため、基板ケース14
側に必ず開封の痕跡ができ、その隠蔽も極めて困難であ
る。そのため、基板ケース14を開封して制御基板13側の
ROMを不正に交換する等の不正改造が行い難くなり、
不正改造を未然に防止できる。
その痕跡の完全な隠蔽が極めて困難であるため、不正改
造者への精神的抑制の効果を期待でき、不正改造の横行
を未然に防止できる。しかも、基板ケース14側の痕跡と
検査履歴シール側の検査履歴とを照合することによって
不正改造済か否かの識別も容易にできる。また支持部36
に複数個のネジ螺合部37があり、開封時に切断片となる
ネジ挿通部38が支持部36側に残るので、切断片がゴミと
なって散逸することもない。
ネジ螺合部37があり、このネジ螺合部37に対応するネジ
挿通部38がケース本体23から切断部39を介して突出して
いるため、開封に際して切断部39をニッパー等により容
易に切断でき、特にネジ挿通部38側にのみ切断部39があ
るため、ネジ螺合部37とネジ挿通部38との両方に切断部
39がある場合に比較して、開封時の切断が容易であり簡
単に開封できる。
に突出しているため、検査後に再封止する場合にも、ケ
ース本体23その他が障害となることもなく、仮止め状態
の一方向ネジ40をドライバー等によって容易に操作で
き、基板ケース14を容易に再封止できる。しかも、封止
部34,35 が外側に突出しているため、この封止部34,35
によって基板ケース14内の制御基板13が制約を受けるこ
とがなく、制御基板13の有効面積を十分に確保できる。
能であって、ドライバー等で緩み方向に操作し得ない構
造である上に、ネジ挿通部38側には仮止め状態の一方向
ネジ40を覆う高さの保護筒部54があり、この保護筒部54
で一方向ネジ40を取り囲んでいるため、締結状態の一方
向ネジ40の頭部41をペンチ等の工具で挟んで緩み方向に
操作することはできない。またネジ螺合部37が底壁部50
を一体に備えた有底状であるため、先端側から一方向ネ
ジ40に何等かの外力を加えて緩み方向に操作することも
できない。
作して基板ケース14を開封することは殆ど不可能であ
り、基板ケース14を開封すれば、必ずその痕跡が基板ケ
ース14側に残ることになる。またネジ挿通部38の保護筒
部54により仮止め状態の一方向ネジ40を保護する構造で
あるため、基板ケース14の取り扱い等の際に一方向ネジ
40が他に接触して脱落したり、その接触時の外力によっ
てネジ挿通部38、切断部39が変形又は破損するようなこ
とも防止できる。
保護壁部55があり、この保護壁部55で基板ケース14の封
止後の各ネジ挿通部38、切断部39及び保護筒部54等を保
護しているため、封止状態でのネジ挿通部38を変形、破
損等の損傷を確実に防止できる。従って、切断部39の肉
厚を薄くして切断し易く構成することが可能であると共
に、その取り扱いも非常に容易である。切断部39は保護
筒部54の先端側にあり、ネジ挿通部38及びネジ螺合部37
から離れているため、この切断部39をニッパー等で切断
して開封する際にも、その先端がネジ挿通部38、ネジ螺
合部37と干渉し難く、切断部39を容易に切断できる。
通部38に嵌合突部53があって、その両者を互いに嵌合さ
せているので、ネジ螺合部37とネジ挿通部38とを確実に
位置決めでき、一方向ネジ40の締め付けが容易であり、
またネジ挿通部38及び保護筒部54は、一端側の嵌合突部
53がネジ螺合部37の嵌合凹部51に嵌合し、他端側が切断
部39で支持されるため、ネジ挿通部38、保護筒部54の倒
れ等も容易に防止できる。
突出する支持部36に、ケース蓋22の側縁に沿って所定間
隔を置いて設けているので、支持部36によって各ネジ螺
合部37を確実に支持でき、ネジ螺合部37の位置的精度の
確保が容易である。また支持部36は、突出板部46、屈曲
板部47及び端板部48により構成しているので、軽量化し
つつ十分な強度を確保できる。更に各ネジ螺合部37は突
出板部46の前側で屈曲板部47の内側にあり、その突出板
部46と屈曲板部47とに一体化しているため、突出板部4
6、屈曲板部47及び端板部48で各ネジ螺合部37を確実に
保護できると共に、各部が互いに補強し合ってその強度
を大にできる利点がある。
たが、本発明はこれに限定されるものではない。例え
ば、実施形態では、ケース本体23側に切断部39を介して
ネジ挿通部38を設け、ケース蓋22側に支持部26とネジ螺
合部37とを設けているが、ケース本体23側に支持部26と
ネジ螺合部37とを設け、ケース蓋22に切断部39を介して
ネジ挿通部38を設けても良い。また封止部34,35 は、基
板ケース14の側縁の離れた位置に3個設けることも可能
であり、その個数は基板ケース14の大きさを考慮して適
宜決定すれば良い。更に、ネジ螺合部37、ネジ挿通部38
は複数個あれば良い。出荷時に一方向ネジ40で締結する
側のネジ挿通部38の保護筒部54は、その頭部41を取り囲
む程度でも良い。
ス本体23とケース蓋22との何れか一方に、その側縁から
外側方に突出する支持部36を設け、この支持部36に、側
縁に沿って所定間隔を置いて複数個のネジ螺合部37を形
成し、他方に、その側縁から切断部39を介して外側方に
突出し且つ各ネジ螺合部37に対してケース分割方向に相
対応する複数個のネジ挿通部38を設け、この各ネジ挿通
部38を外側から取り囲む保護壁部55を支持部36に設け、
複数個のネジ螺合部37とネジ挿通部38との内、その1個
のネジ螺合部37とネジ挿通部38を締め付け方向にのみ操
作可能で且つネジ挿通部38側からネジ螺合部37側に螺合
する一方向ネジ40により締結しているので、切断部39を
切断しない限り基板ケース14を開封できず、検査等で基
板ケース14を開封した時には、基板ケース14側に残る痕
跡により開封の事実を容易に確認でき、従って、基板ケ
ース14の開封による不正改造を未然に防止できる。また
基板ケース14の開封、再封止が複数回に亘って可能であ
り、その開封、再封止も容易にできる。しかも、ネジ螺
合部37とネジ挿通部38とがケース分割方向に相対応して
いるので、開封、再封止に際してケース本体23と封止22
との分離、結合が容易である。更に、ネジ螺合部37とネ
ジ挿通部38が外側方に突出しているため、開封時の切断
部39の切断、再封止時の一方向ネジ40の締め付け等が容
易であると共に、制御基板13の大きさを大にできる。ま
たネジ螺合部37、ネジ挿通部38が外部に突出しているに
も拘わらず、これらを保護壁部55で確実に保護でき、そ
の損傷を防止できる。更に、支持部36に複数個のネジ螺
合部37があり、開封時に切断片となるネジ挿通部38が支
持部36側に残るので、切断片がゴミとなって散逸するこ
ともない。請求項2に記載の本発明によれば、支持部36
に、ケース本体23又はケース蓋22から側方に突出する突
出板部46と、この突出板部46の先端からネジ挿通部38と
反対側に屈曲する屈曲板部47とを備え、屈曲板部47の内
側で且つ該屈曲板部47と突出板部46とに跨がってネジ螺
合部37を形成し、突出板部46の外周側からネジ挿通部38
側に突出する保護壁部55を該突出板部46の外周縁に沿っ
てコ字状に形成しているので、支持部36側の構造を簡単
にしつつ各部の強度を十分に確保でき、その各ネジ螺合
部37を確実に支持できると共に、ネジ螺合部37及びネジ
挿通部38を保護し損傷を防止できる。
のネジ螺合部37とネジ挿通部38との内、その1個のネジ
螺合部37とネジ挿通部38とを一方向ネジ40で締結し、他
のネジ挿通部38側に、締め付け方向にのみ操作可能で且
つネジ挿通部38側からネジ螺合部37側に螺合可能な一方
向ネジ40の先端側を螺合して仮止めしているので、その
後の開封による不正改造を未然に防止できると共に、検
査等での開封後の再封止が非常に容易である。請求項4
に記載の本発明によれば、各ネジ挿通部38のネジ螺合部
37と反対側に、該ネジ挿通部38に挿通された一方向ネジ
40の少なくとも頭部41側を取り囲むように保護筒部54を
一体に設けているので、頭部41側を工具で挟持して一方
向ネジ40を外すような不正防止できる。請求項5に記載
の本発明によれば、保護筒部54をネジ挿通部38に仮止め
された一方向ネジ40の頭部41を取り囲む高さとし、保護
壁部55を保護筒部54に対応する高さとしているので、仮
止め状態の一方向ネジ40を保護筒部54で保護できると共
に、その保護筒部54を保護壁部55で保護でき、取り扱い
が非常に容易である。
である。
ース側の断面図である。
ース側の背面図である。
面図である。
面図である。
ある。
図である。
図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ケース本体(23)と、このケース本体(23)
に開閉自在に装着されたケース蓋(22)とを備え、遊技動
作を制御するROM等の電子部品が装着された制御基板
(13)を収納した弾球遊技機の基板ケースにおいて、ケー
ス本体(23)とケース蓋(22)との何れか一方に、その側縁
から外側方に突出する支持部(36)を設け、この支持部(3
6)に、側縁に沿って所定間隔を置いて複数個のネジ螺合
部(37)を形成し、他方に、その側縁から切断部(39)を介
して外側方に突出し且つ各ネジ螺合部(37)に対してケー
ス分割方向に相対応する複数個のネジ挿通部(38)を設
け、この各ネジ挿通部(38)を外側から取り囲む保護壁部
(55)を支持部(36)に設け、複数個のネジ螺合部(37)とネ
ジ挿通部(38)との内、その1個のネジ螺合部(37)とネジ
挿通部(38)を締め付け方向にのみ操作可能で且つネジ挿
通部(38)側からネジ螺合部(37)側に螺合する一方向ネジ
(40)により締結したことを特徴とする弾球遊技機の基板
ケース封止装置。 - 【請求項2】 支持部(36)に、ケース本体(23)又はケー
ス蓋(22)から側方に突出する突出板部(46)と、この突出
板部(46)の先端からネジ挿通部(38)と反対側に屈曲する
屈曲板部(47)とを備え、屈曲板部(47)の内側で且つ該屈
曲板部(47)と突出板部(46)とに跨がってネジ螺合部(37)
を形成し、突出板部(46)の外周側からネジ挿通部(38)側
に突出する保護壁部(55)を該突出板部(46)の外周縁に沿
ってコ字状に形成したことを特徴とする請求項1に記載
の弾球遊技機の基板ケース封止装置。 - 【請求項3】 複数個のネジ螺合部(37)とネジ挿通部(3
8)との内、その1個のネジ螺合部(37)とネジ挿通部(38)
とを一方向ネジ(40)で締結し、他のネジ挿通部(38)側
に、締め付け方向にのみ操作可能で且つネジ挿通部(38)
側からネジ螺合部(37)側に螺合可能な一方向ネジ(40)の
先端側を螺合して仮止めしたことを特徴とする請求項1
又は2に記載の弾球遊技機の基板ケース封止装置。 - 【請求項4】 各ネジ挿通部(38)のネジ螺合部(37)と反
対側に、該ネジ挿通部(38)に挿通された一方向ネジ(40)
の少なくとも頭部(41)側を取り囲むように保護筒部(54)
を一体に設けたことを特徴とする請求項1乃至3に記載
の弾球遊技機の基板ケース封止装置。 - 【請求項5】 保護筒部(54)をネジ挿通部(38)に仮止め
された一方向ネジ(40)の頭部(41)を取り囲む高さとし、
保護壁部(55)を保護筒部(54)に対応する高さとしたこと
を特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の弾球遊技
機の基板ケース封止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7908797A JP2958283B2 (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 弾球遊技機の基板ケース封止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7908797A JP2958283B2 (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 弾球遊技機の基板ケース封止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10249021A JPH10249021A (ja) | 1998-09-22 |
JP2958283B2 true JP2958283B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=13680110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7908797A Expired - Fee Related JP2958283B2 (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 弾球遊技機の基板ケース封止装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2958283B2 (ja) |
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JP4688180B2 (ja) * | 2009-08-07 | 2011-05-25 | サミー株式会社 | 遊技機用の基盤ケース |
JP2011045405A (ja) * | 2009-08-25 | 2011-03-10 | Fujishoji Co Ltd | 遊技機 |
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-
1997
- 1997-03-12 JP JP7908797A patent/JP2958283B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH10249021A (ja) | 1998-09-22 |
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