JP3930605B2 - 遊技機の基板ボックス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、遊技機の制御回路基板を収容する基板ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技機、例えばパチンコ遊技機において、遊技機の裏面側には、遊技機の遊技制御を行う役物制御装置や球排出装置を制御する球排出制御装置等の制御回路をボックス内に収容した基板ボックスが設けられている。
【0003】
基板ボックスは、IC(集積回路)や抵抗等の各種電子部品が多数実装された制御回路基板を樹脂性や金属性のボックスに収容して、ショート等を防いだり、ほこり等のゴミが侵入しないように保護しており、遊技機の本体枠(前面枠)や基枠体としての裏メカベース盤あるいは遊技盤等の裏面側に取付け可能となっている。
【0004】
例えば、役物制御装置においては、制御回路内にCPU、ROM(メモリ)、RAM(メモリ)等が設けられており、ROMに記憶されたプログラムにしたがい遊技制御が行われ、大当たり等もここで制御されている。
【0005】
基板ボックスは、一般的に上蓋部材とベース部材とを重ね合わせたボックス体になっており、その他の各種装置と電気的に接続するためのコネクタ部がボックスから露出して設けられており、各種配線をコネクタ部に差し込むことにより、それぞれに関わる制御が可能となっている。
【0006】
基板ボックスに対する不正行為は、上蓋部材をはずして、開放された制御回路基板に備えられたROM等の電子部品を交換、あるいはデータの書き換え(例えば、大当たり確率を通常のものより高く設定する等)を行うことにより、通常の遊技制御と比較して、例えば大当たりを頻繁に出現させる等の不正な遊技制御を行うようにしていた。
【0007】
このため、基板ボックスにおいては、一旦開放されると、開放されたことが分かるように、上蓋部材とベース部材との合わせ目に封印シールを貼ったり、あるいは基板ボックスの表面をクリアな樹脂により形成して、収容されている制御回路基板の状態を外部から見えるようにしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の基板ボックスは、上蓋部材とベース部材を構造的にビス止めのみで組付けていたため、上蓋部材をはずしてボックス体を開放することは容易であり、また上蓋部材とベース部材との合わせ目に封印シールを貼っていたとしても、これは安易な不正行為者には効果があるが、非常に専門的な不正行為者、例えば偽の封印シールや特殊な剥離材等をもっている者に対しては効果がなくなっているのが実状である。
【0009】
これらの不正行為を防止するためには、基板ボックスを開放不可能あるいは開放が非常に困難な構造にすることが考えられるが、遊技店においては、一旦設置した遊技機に対して抜打ち的に公的機関(警察等)により不正基板かどうかの検査が行われる。検査内容としては、ROMに記憶されているプログラムデータをデータローダにより読み込んで正規なROMと比較するといった検査が行われ、この場合に前述のごとく基板ボックスの開放が不可能であると、検査ができなくなってしまう。そのため、基板ボックスを破壊して開放することも考えられるが、基板ボックスを破壊してしまうと、検査後に再使用することができなくなってしまう。
【0010】
そこで、本発明の目的は、基板ボックス自体を単にベース部材に重ねた上蓋部材を開いて開放する構造ではなく、スライドにより開放させる機構を用いることで、不正開放を防止可能な遊技機の基板ボックスを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、遊技機に設けられる電気的作動装置の制御を行うためにROM等の電子部品を実装した制御回路基板を収容する遊技機の基板ボックスにおいて、前記基板ボックスを構成するベース部材に対し上蓋部材を開スライド方向又は閉スライド方向にスライドすることにより基板ボックスを開閉可能なスライド機構を設け、スライド機構は、前記上蓋部材を閉スライド方向へスライドさせた場合に、前記上蓋部材が前記ベース部材に対して閉じた状態で、前記上蓋部材と前記ベース部材とが突き当たることにより前記上蓋部材の閉位置を規制する閉位置規制手段と、前記閉位置規制手段により前記上蓋部材が閉位置に規制された状態において、前記基板ボックスの前記スライド方向に沿う所定の部位に、前記上蓋部材とベース部材とから各々突出させた連結部を介して重合する重合結合部を列状にそれぞれ所定間隔を開けて複数形成して、このうちのいずれか一つの重合結合部に対し締結部材により固着せしめて前記連結部を切断あるいは切除しなければ開けられないように前記ベース部材に対して前記上蓋部材を開放不能に閉じる不正開放防止結合手段を設けると共に、前記締結部材により固着された重合結合部の上蓋部材側の連結部のみを切断した状態で基板ボックスを不正に開封する不正開封行為に対し、上蓋部材を開スライド方向へスライドさせた際に当該重合結合部に当接して以降の上蓋部材のスライドを阻止するスライド阻止手段を前記重合結合部に対する前記上蓋部材の閉スライド方向の部位にて上蓋部材側に設ける。
【0014】
第2の発明は、遊技機に設けられる電気的作動装置の制御を行うためにROM等の電子部品を実装した制御回路基板を収容する遊技機の基板ボックスにおいて、前記基板ボックスを構成するベース部材に対し上蓋部材を開スライド方向又は閉スライド方向にスライドすることにより基板ボックスを開閉可能なスライド機構を設け、スライド機構は、前記上蓋部材を閉スライド方向へスライドさせた場合に、前記上蓋部材が前記ベース部材に対して閉じた状態で、前記上蓋部材と前記ベース部材とが突き当たることにより前記上蓋部材の閉位置を規制する閉位置規制手段と、前記閉位置規制手段により前記上蓋部材が閉位置に規制された状態において、前記基板ボックスの前記スライド方向に沿う所定の部位に、前記上蓋部材とベース部材とから各々突出させた連結部を介して重合する重合結合部を列状にそれぞれ所定間隔を開けて複数形成して、このうちのいずれか一つの重合結合部に対し締結部材により固着せしめて前記連結部を切断あるいは切除しなければ開けられないように前記ベース部材に対して前記上蓋部材を開放不能に閉じる不正開放防止結合手段を設けると共に、前記締結部材により固着された重合結合部のベース部材側の連結部のみを切断した状態で基板ボックスを不正に開封する不正開封行為に対し、上蓋部材を開スライド方向へスライドさせた際に当該重合結合部に当接して以降の上蓋部材のスライドを阻止するスライド阻止手段を前記重合結合部に対する前記上蓋部材の開スライド方向の部位にてベース部材側に設ける。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
図1は遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示しており、1はフレーム内に遊技盤を取付ける前面枠(本体枠とも呼ぶ)、2は前面枠1を支持する外枠である。前面枠1は、外枠2にヒンジ3a,3bにより開閉可能に組付けられ、その自由端側に施錠フック4a,4bが設けられる。外枠2は、遊技店の島設備に固定される。
【0021】
遊技盤は、図示しないが、遊技領域に画像表示装置、変動入賞装置、入賞球センサ、LED、ランプ等の各種電気機器が配設される。
【0022】
前面枠1には、遊技盤の前面を覆うカバーガラス5が開閉可能に取付けられ、下部には球の供給皿6、受皿7、打球発射装置のハンドル8等が設けられる。
【0023】
図2はこの遊技機の背面図であり、10は前面枠1の裏面に取付けられる基枠体(裏メカベース盤)、11は球貯留タンク、12は画像表示装置の表示制御装置、13は球排出装置等を制御する球排出制御装置、14は変動入賞装置、入賞球センサ、LED、ランプ等の各種電気機器の制御を行うと共に、表示制御装置12、球排出制御装置13等に制御信号を送る役物制御装置、15は役物制御装置14の基板ボックス、16は打球発射制御装置である。
【0024】
基板ボックス15は、裏メカベース盤10の表面(遊技機の裏面)に取付けられ、その役物制御装置14と各種電気機器、各制御装置等とは配線コード群17〜20を介して電気的に接続される。
【0025】
図3は基板ボックス15の斜視図で、図4は分解斜視図であり、25はベース部材、26は上蓋部材、27は役物制御装置14の制御回路基板、28は制御回路基板27に実装された電子部品のうちのROM、30は制御回路基板27の一側部に形成された配線コード群の接続領域31に設けられたコネクタ部である。
【0026】
遊技プログラムが記憶されたROM28は、制御回路基板27のほぼ中央に配設される。
【0027】
ベース部材25は、透明の樹脂からなり、制御回路基板27よりもいくらか大きい底部33の周囲には、制御回路基板27の配線コード群の接続領域31の回りを除き、三方に周壁35a〜35cが形成される。
【0028】
ベース部材25の底部33の所定の位置には、制御回路基板27をネジ止めする固定部34が形成され、その制御回路基板27の配線コード群の接続領域31の回りには段部が、その内側には接続領域31の基板端部の受け(図示しない)が設けられる。
【0029】
ベース部材25の周壁35a,35bには、上端に上蓋部材26を受ける支持壁部36と、支持壁部36と周壁35cとの間に上端を内側に折り曲げた上蓋部材26の保持部37を設けた保護壁部38とが形成される。周壁35cには、その保護壁部38の保持部37に続き、上端を内側に折り曲げた上蓋部材26の保持部40が形成される。周壁35a,35bの支持壁部37の内側には、配線コード群の接続領域31側にて補助壁41を取付けるための差し込み溝42が形成される。
【0030】
上蓋部材26は、透明の樹脂からなり、制御回路基板27の配線コード群の接続領域31を除いて天板部43が制御回路基板27を覆うと共に、天板部43の両側に後端(配線コード群の接続領域31側の端部)からベース部材25の周壁35a,35bの支持壁部36とほぼ同じ長さの縁壁44a,44bが形成される。
【0031】
上蓋部材26の天板部43の先端両側をベース部材25の周壁35a,35bの保護壁部38の保持部37に差し込み、天板部43および縁壁44a,44bの内面を周壁35a,35bの支持壁部36に合わせ、周壁35cに向かって上蓋部材26をスライドさせると、所定の位置にて縁壁44a,44bの端部が周壁35a,35bの保護壁部38の端部に突き当たると共に、天板部43の先端および先端両側が周壁35c、保護壁部38の保持部40、37にて保持され、上蓋部材26がベース部材25に対し閉じられる。この状態から上蓋部材26を後方にスライドさせると、天板部43の先端および先端両側がベース部材25の周壁35c、保護壁部38の保持部40、37から外れ、上蓋部材26がベース部材25に対し開放される。
【0032】
ベース部材25の周壁35a〜35cにより基板ボックス15を開閉可能なスライド機構が、周壁35a,35bの保護壁部38の端部により上蓋部材26の閉位置を規制する閉位置規制手段が構成される。
【0033】
そして、この基板ボックス15の上蓋部材26をベース部材25に対して閉じた状態において、基板ボックス15の所定の部位に、即ち上蓋部材26の縁壁44a,44bおよびベース部材25の周壁35a,35bの支持壁部36のスライド方向に沿う境界部位に、それぞれ不正開放防止結合手段を構成する複数の重合結合部50〜53,54〜57が形成される。
【0034】
重合結合部50〜53、54〜57は、それぞれ図5のように上蓋部材26の縁壁44a,44bから突出させた連結部(上方連結部)60の先端に上方結合部61が、ベース部材25の周壁35a,35bの支持壁部36から突出させた連結部(下方連結部)62の先端に下方結合部63が形成される。
【0035】
上方結合部61には、中央に所定径の通し穴64が、通し穴64の上部にワンウェイネジ65等(締結部材)の頭部を囲う埋め込み穴66が設けられる。下方結合部63には、上部中央に上方結合部61の通し穴64につながる通し穴64とほぼ同径の所定深さの穴67が形成される。
【0036】
上蓋部材26をベース部材25に対して閉じた状態では、上方結合部61の下面と下方結合部63の上面が、上方連結部60の下面と下方連結部62の上面が当接される。上方連結部60、下方連結部62の断面積は、同じでも、どちらが大きくても良いが、それぞれニッパ等で切断可能な大きさに形成される。
【0037】
重合結合部50〜53,54〜57は、それぞれ上蓋部材26のスライド方向に1列に所定の間隔を空けて形成される。重合結合部50〜53,54〜57をそれぞれ所定の間隔を空けて形成することにより、ニッパ等での切断が容易になり、検査時の作業性が向上する。
【0038】
そして、このベース部材25の周壁35a,35bの支持壁部36に、それぞれ1列に配列された重合結合部50〜53,54〜57の下方結合部63に対して、支持壁部36の前端側の部位(上蓋部材26の開スライド方向の部位)にて、スライド阻止手段としてほぼ下方結合部63と同じ突出高さの所定の大きさのストッパ70が形成される。
【0039】
また、上蓋部材26の縁壁44a,44bに、それぞれ1列に配列された重合結合部50〜53,54〜57の上方結合部61に対して、縁壁44a,44bの先端側の部位(上蓋部材26の閉スライド方向の部位)にて、スライド阻止手段としてほぼ上方結合部61と同じ突出高さの所定の大きさのストッパ71が形成される。
【0040】
上蓋部材26の天板部43の表面(または内面)には、機種名表示票80、検査履歴書81(後述する)が取付けられると共に、重合結合部50〜53,54〜57の近傍に、重合結合部50〜53,54〜57に対応して数字等の識別記号が表示される。
【0041】
識別記号は図示しないが、上蓋部材26の先端つまり閉スライド方向端に近い順に重合結合部50〜53,54〜57を組み合わせ、例えば重合結合部50,54に対応して1の識別記号が、重合結合部51,55に対応して2の識別記号が、重合結合部52,56に対応して3の識別記号が、重合結合部53,57に対応して4の識別記号が表示される。識別記号は、公的機関のROM28等の電子部品の検査時に関わる封印、開放の順位を定めるもので、印刷あるいは打刻(成型表示を含む)によって、あるいは識別記号を印刷したシールを貼り付けること等によって表示される。
【0042】
なお、ベース部材25には、裏メカベース盤10に取付けるために、裏メカベース盤10の取付部の掛止具に対するワンタッチ式の止め具が備えられる。
【0043】
次に、基板ボックス15の組立ておよび遊技機への組付けについて説明する。ベース部材25の底部33に制御回路基板27を合わせ、固定部34にネジ止めする。ベース部材25の周壁35a,35bの支持壁部36の差し込み溝42に補助壁41を取付ける。
【0044】
上蓋部材26の重合結合部50〜53、54〜57の上方結合部61の通し穴64には、それぞれ締め方向しか回せないワンウェイネジ65を、ワンウェイネジ65の先端が通し穴64から下面に出ないように仮止めしておく。
【0045】
この場合、ワンウェイネジ65の深さを設定するために、ワンウェイネジ65を締めるドライバ工具等に締め付け深さを調整するストッパ等の調整機構を設けて、ワンウェイネジ65を仮止めするようにすると良い。ワンウェイネジ65を一旦締めると元に戻せないが、このようにすれば、ワンウェイネジ65を適度な深さに仮止めでき、仮止めを容易に行える。
【0046】
この上蓋部材26の天板部43の先端両側をベース部材25の周壁35a,35bの保護壁部38の保持部37に差し込み、天板部43および縁壁44a,44bの内面を周壁35a,35bの支持壁部36に合わせ、周壁35cに向かって上蓋部材26を所定の位置までスライドして、上蓋部材26を閉じる。上蓋部材26を閉じると、重合結合部50〜53、54〜57の上蓋部材26側の各上方結合部61がそれぞれベース部材25側の該当する各下方結合部63に重合する。
【0047】
この状態にて、重合結合部50〜53,54〜57のうち、識別記号1の重合結合部50,54を、それぞれ上方結合部61に仮止めしてあるワンウェイネジ65を下方結合部63まで確実に締めて、結合、固着する。
【0048】
この重合結合部50,54を封印したワンウェイネジ65は、頭部を上方結合部61の埋め込み穴66に囲われるため、例えばラジオペンチ等で無理やり緩む方向へと回されるといった不正な行為を予防することが可能となる。
【0049】
この後、基板ボックス15の表面つまり上蓋部材26の天板部43の表面には、透明なシール等に遊技機メーカー名、機種名、電圧、容量、注意書き等の各仕様を記載した機種名表示票80、ならびに所定のシール等に製造業者記号を含んだ基板管理番号を記載すると共に公的機関が検査の際に基板ボックス15を正規に開放したことを証明する記載を可能な欄つまり検査回数、検査年月日、検査印等の検査履歴の記載欄を設けた検査履歴書81を取付ける。
【0050】
機種名表示票80は、上蓋部材26の天板部43の先端側に、検査履歴書81は天板部43の重合結合部50〜53,54〜57側に、貼着により取付ける。
【0051】
この場合、機種名表示票80は、樹脂等のプレートに遊技機メーカー名、各仕様を印刷あるいは打刻(成型表示を含む)したものを、上蓋部材26の天板部43に接着、あるいは天板部43に嵌め込み溝等の取付部を形成して、取付けるようにして良い。また、遊技機メーカー名、各仕様を予め天板部43に打刻するようにしても良い。
【0052】
検査履歴書81は、検査履歴の記載欄等を設けたシールを樹脂等のプレートに貼り付けると共に、上蓋部材26の天板部43にそのプレートを着脱できる嵌め込み溝等の取付部を形成して、取付けるようにして良い。また、検査時の開、封の手順等の説明をシールあるいはプレートに印刷あるいは打刻により表記するようにして良い。また、シールを用いる場合、剥がすと痕跡が残る特殊なシールを用いて良い。
【0053】
また、検査履歴書81の検査回数の欄には、上蓋部材26の天板部43に表示してある重合結合部50〜53,54〜57の識別記号1,2,3,4に対応して、第1、第2、第3、第4の表示の印刷等を行っておく。このように、重合結合部50〜53,54〜57の識別記号に検査履歴の欄を対応させれば、重合結合部50〜53,54〜57の封印順序が定まり、検査時の作業が容易になると共に、識別記号、検査履歴を見て、重合結合部の結合状態を的確に照合することができる。
【0054】
なお、機種名表示票80、検査履歴書81は、上蓋部材26の天板部43の内面に、つまり機種名表示票80、検査履歴書81の表面を天板部43の表面(外面)に向けて取付けるようにしても良い。この場合、埃等によって機種名表示票80、検査履歴書81が汚れたり、表示が見えにくくなるようなことはなく、また機種名表示票80、検査履歴書81が剥がれたり、傷付いたりするようなこともない。
【0055】
このように組立てた基板ボックス15は図2のように遊技機の裏メカベース盤10の所定の取付位置に取付ける。
【0056】
基板ボックス15のベース部材25を裏メカベース盤10の所定の取付位置の表面に合わせ、ワンタッチ式の止め具を裏メカベース盤10の所定位置の掛止具に掛合して、固定する。この場合、制御回路基板27の配線コード群の接続領域31が球排出制御装置13側にくるように、取付位置を定めている。
【0057】
この取付後、制御回路基板27の配線コード群の接続領域31のコネクタ部30に、表示制御装置12、球排出制御装置13、各種電気機器からの配線コード群17〜20のコネクタ端をそれぞれ嵌め込み、接続する。
【0058】
重合結合部50〜53、54〜57は、上蓋部材26の天板部43よりも奥方に位置するので、配線コード群17〜20を接続領域31のコネクタ部30に接続する場合あるいは外す場合等に、重合結合部50〜53,54〜57に配線が絡まりにくくなっている。
【0059】
このように、組立て、組付けを行うのであり、公的機関による基板ボックス15内の制御回路基板27のROM28の検査を行うときは、遊技機の裏メカベース盤10より基板ボックス15を外して、あるいは裏メカベース盤10に取付けたまま、検査を行う。
【0060】
基板ボックス15を外して検査を行う場合、また裏メカベース盤10に取付けたまま検査を行う場合、重合結合部50〜53,54〜57のうち、ワンウェイネジ65によって固着してある識別記号1の重合結合部50,54の上方連結部60、下方連結部62をニッパ等で切断して、その重合結合部50,54を取り除く。この場合、上方連結部60、下方連結部62の両方を確実に切断する。
【0061】
この重合結合部50,54を除くと、上蓋部材26を開方向にスライドすると、上蓋部材26つまり基板ボックス15が開く。
【0062】
基板ボックス15を開くと、制御回路基板27のROM28を外して検査を行うことになる。
【0063】
検査を終了すると、ROM28を制御回路基板27に装着して、上蓋部材26を前述のように閉じる。この際、切除していない識別記号2〜4の重合結合部51〜53,55〜57の各上方結合部61がそれぞれ該当する各下方結合部63に重合する。
【0064】
この状態にて、識別記号2の重合結合部51,55の上方結合部61に仮止めしてあるワンウェイネジ65を下方結合部63まで締めて、その重合結合部51,55を結合、固着する。
【0065】
この後、上蓋部材26の天板部43検査履歴書81の検査回数の第1の記載欄に、検査担当者が検査年月日の記入、検査印等の捺印を行って、検査が完了、また基板ボックス15を裏メカベース盤10より外して行った場合は、裏メカベース盤10に取付けて、制御回路基板27の接続領域33のコネクタ部32に配線コード群17〜20を接続して完了となる。
【0066】
一方、不正行為として、基板ボックス15を不正に開けて、制御回路基板27のROM28を不正なROMに交換、あるいはROM28のデータを書き換えて、大当たりを頻繁に発生させる等の不正行為がある。
【0067】
この不正行為には、正規に固着してある重合結合部の上方連結部60と下方連結部62とを切断して、その重合結合部を取り除いて、基板ボックス15を開けることが想定されるが、これは遊技店における遊技機の保守点検時あるいは営業中に遊技機の球詰まり等を直す際等に、基板ボックス15の状態を確認することで発見が可能となる。
【0068】
基板ボックス15を遊技機の裏面に取付けるため、遊技機の裏側から重合結合部50〜53,54〜57を確認でき、また基板ボックス15の上蓋部材26の天板部43に重合結合部50〜53,54〜57の識別記号を表示すると共に、天板部43に取付けてある検査履歴書81にその識別記号に対応する検査履歴の欄を設けるため、その識別記号、検査履歴を見て、正規に固着してある重合結合部はどれか、固着してある重合結合部が正しいものかどうか等の照合を簡単に行え、該当する重合結合部、上方連結部60、下方連結部62の状態の確認をしやすい。
【0069】
そのため、遊技機の前面枠1を開くと、正規の重合結合部が切除されていれば、これをすぐに見付けることができる。
【0070】
また、不正を発見しにくくするために、上方連結部60のみを切断して、重合結合部を取り除かずに、基板ボックス15を開けようとしたり、あるいは切断部分を隠すように、上方連結部60は切断せずに下側の下方連結部62のみを切断して、基板ボックス15を開けようとすることが考えられるが、このような方法では、基板ボックス15を開けることはできない。
【0071】
即ち、ベース部材25に対し上蓋部材26をスライドすることにより、基板ボックス15を開閉可能とすると共に、ベース部材25に、そのスライド方向に沿ってそれぞれ1列に配列した重合結合部50〜53,54〜57の下方結合部63に対して開スライド方向の位置にて、ストッパ70を設けたので、例えば固着してある重合結合部の下方連結部62のみを切断した場合、図6、図7に示すようにその重合結合部の下方結合部63は上方結合部61に同じく上蓋部材26に固着したままになり、そのため上蓋部材26を開方向にスライドさせると、上蓋部材26と一体の下方結合部63がその開スライド方向にあるストッパ70に当たり、上蓋部材26のスライドを阻止する。これにより、基板ボックス15の不正な開放を防止できる。ただし、図6、図7は説明用に1つの重合結合部のみを示してある。
【0072】
また、上蓋部材26に、スライド方向に沿って1列の重合結合部50〜53,54〜57の上方結合部61に対して閉スライド方向の位置にて、ストッパ71を設けたので、固着してある重合結合部の上方連結部60のみを切断した場合、その重合結合部の上方結合部61は下方結合部63に同じくベース部材25に固着したままになり、そのため上蓋部材26を開方向にスライドさせると、上蓋部材26のストッパ71がベース部材25と一体の上方結合部61に当たり、上蓋部材26のスライドを阻止する。これにより、基板ボックス15の不正な開放を防止できる。
【0073】
この一方、スライド方向に沿ってそれぞれ重合結合部50〜53,54〜57を1列に配列すると共に、その重合結合部50〜53,54〜57の封印順位を上蓋部材26の閉スライド方向端に近い順に定めて、メーカー出荷時や検査時に封印(固着)することによって、例えば図8、図9のように固着してある重合結合部50,54の下方連結部62のみを切断した場合、上蓋部材26を開方向にスライドさせると、上蓋部材26と一体の重合結合部50,54の下方結合部63がその隣の重合結合部51,55の下方結合部63に当たる。つまり、封印順位の上位の重合結合部に対して次位の重合結合部がスライド阻止手段を兼ね、上蓋部材26のスライドを阻止する。これによっても、基板ボックス15の不正な開放を防止できる。
【0074】
このように、重合結合部を切除しての不正行為があった場合、基板ボックス15を取り外さずに、遊技機の保守点検時あるいは営業中に遊技機の球詰まり等を直す際等に、容易にかつ早期に発見できるのであり、また重合結合部の上方連結部60あるいは下方連結部62の一方のみを切断した場合、基板ボックス15を開けることができないのである。このため、不正行為を隠蔽しにくく、不正抑止を図れる。
【0075】
基板ボックス15の複数の箇所に重合結合部50〜53,54〜57を形成して、複数の重合結合部を封印するので、不正行為者にとっては基板ボックス15を開けにくくなり、封印効果が高まることに加え、不正を発見しやすくなる。特に、遊技店の係員にとっては、重合結合部50〜53,54〜57の一方を確認すれば良いので、確認ならびに不正の発見が容易になる。
【0076】
したがって、基板ボックス15を開け、制御回路基板27のROM28を不正に交換する等の不正行為を防止でき、このような不正行為による遊技店の損害を最小限に抑えることができる。
【0077】
なお、この実施の形態では、役物制御装置の基板ボックスに適用した例を示したが、遊技プログラムを記憶したROMと同じような重要部品を持つものであれば、これに限定することなく適用できる。また、基板ボックスは、一つの役物制御装置だけでなく、球排出制御装置あるいはその他の制御装置を収容するものであって良い。
【0078】
図10、図11は別の実施の形態を示すもので、重合結合部50〜53,54〜57の周囲を囲う防護壁90を設けたものである。ただし、図10、図11および図12はそれぞれ上蓋部材26のスライド方向に沿って1列に配列される重合結合部50〜53,54〜57のうち、それぞれ1つの重合結合部のみを示してある。
【0079】
これら重合結合部50〜53,54〜57の配列方向にて、配列方向の両側から重合結合部50〜53,54〜57の上方結合部61の周囲側方を囲う上方防護部91が上蓋部材26の縁壁44a,44bに、同じく配列方向の両側から重合結合部50〜53,54〜57の下方結合部63の周囲側方を囲う下方防護部92がベース部材25の周壁35a,35bの支持壁部36に、それぞれ形成される。
【0080】
このようにすれば、例えば固着してある重合結合部の下方連結部62のみを切断された場合、上蓋部材26を開方向にスライドさせても、図12のように上蓋部材26と一体の重合結合部の下方結合部63がベース部材25側の下方防護部92に当たり、上蓋部材26のスライドが阻止される。また、重合結合部の上方連結部60のみを切断された場合、上蓋部材26を開方向にスライドさせても、ベース部材25と一体の重合結合部の上方結合部61が上蓋部材26側の上方防護部91に当たり、上蓋部材26のスライドが阻止される。これによって、基板ボックス15の不正な開放を防止できる。
【0081】
また、基板ボックス15の組立て時、組付け時、検査時等に誤って重合結合部側をぶつけたりすることがあっても、防護壁90によって保護され、重合結合部が破損するようなことは防止される。また、基板ボックス15を裏メカベース盤10に取付けあるいは取り外す際、制御回路基板27の接続領域31に配線コード群を接続あるいは外す際等に、重合結合部に配線が絡むことが確実に防止される。
【0082】
なお、防護壁90は、それぞれの重合結合部50〜53,54〜57を1つずつ隔成するように設けても良い。また、各重合結合部50〜53,54〜57に1つずつ設けても良い。また、重合結合部50〜53,54〜57のうち、それぞれ所定の重合結合部のみに設けても良い。
【0083】
また、各実施の形態において、重合結合部50〜53,54〜57の締結部材として、ワンウェイネジ65を用いたが、リベットを用いても良く、また重合結合部の構造を含め、切断あるいは切除しなければ、基板ボックス15を開けられないものであれば、何でも良い。例えば、その締結部材の一例として、図13のように先端側のネジ部111を形成すると共に、そのネジ部111と頭部112との間を小径に形成したネジ110を、重合結合部50〜53,54〜57の上方結合部113、下方結合部114の穴115にねじ込むようにしたものでも良い。この場合、先端側のネジ部111が下方結合部114の穴115から抜けるまでねじ込めば、ネジ110が戻らなくなり、固定状態になる。
【0084】
また、遊技機としてパチンコ遊技機に適用した例を示したが、その他の遊技機、例えばパチスロ、アレンジボール等の遊技機にも適用できる。
【0085】
【発明の効果】
以上のように第1の発明によれば、制御回路基板を収容する基板ボックスが上蓋部材の開スライド方向または閉スライド方向へのスライドによって開閉可能に形成されると共に、上蓋部材を閉スライド方向へスライドさせた場合に、上蓋部材がベース部材に対して閉じた状態で、上蓋部材とベース部材とが突き当たることにより上蓋部材の閉位置を規制する閉位置規制手段が備えられ、閉位置規制手段により上蓋部材が閉位置に規制された状態において、基板ボックスのスライド方向に沿って所定の部位に、上蓋部材とベース部材とから各々突出させた連結部を介して重合する重合結合部をそれぞれ所定の間隔を空けて複数形成して、このうちの一つを締結部材により固着して前記連結部を切断あるいは切除しなければ開けられないようにベース部材に対して上蓋部材を開放不能に閉じると共に、締結部材により固着された重合結合部の上蓋部材側の連結部のみを切断した状態で基板ボックスを不正に開封する不正開封行為に対し、上蓋部材を開スライド方向にスライドさせた際に当該重合結合部に、重合結合部に対する上蓋部材の閉スライド方向の部位にて上蓋部材に設けたスライド阻止手段が当接して以降の上蓋部材のスライドが阻止される。重合結合部に対する上蓋部材の閉スライド方向の部位にてスライド阻止手段を設けるので、重合結合部の上蓋部材側の連結部を切断しての基板ボックスの不正な開放を防止できる。
【0086】
このため、重合結合部により基板ボックスを破壊せずに開放、封印できると共に、例えば大当たりを不正に発生させるために、正規に固着してある重合結合部を切除して、基板ボックスを開けてしまい、制御回路基板のROMを不正なROMに交換、あるいはROMのデータを書き換える不正行為が行われることがあっても、これは遊技店における遊技機の保守点検時あるいは営業中に遊技機の球詰まり等を直す際等、容易に発見できる。また、不正を分かりにくくするために、重合結合部の上蓋部材側の連結部もしくはベース部材側の連結部の一方のみを切断して基板ボックスを開けようとしても、スライド阻止手段によって阻止され、基板ボックスが不正に開放されることを防止できる。したがって、不正の抑止になり、不正を防止することができる。
【0089】
第2の発明によれば、制御回路基板を収容する基板ボックスが上蓋部材の開スライド方向または閉スライド方向へのスライドによって開閉可能に形成されると共に、上蓋部材を閉スライド方向へスライドさせた場合に、上蓋部材がベース部材に対して閉じた状態で、上蓋部材とベース部材とが突き当たることにより上蓋部材の閉位置を規制する閉位置規制手段が備えられ、閉位置規制手段により上蓋部材が閉位置に規制された状態において、基板ボックスのスライド方向に沿って所定の部位に、上蓋部材とベース部材とから各々突出させた連結部を介して重合する重合結合部をそれぞれ所定の間隔を空けて複数形成して、このうちの一つを締結部材により固着して前記連結部を切断あるいは切除しなければ開けられないようにベース部材に対して上蓋部材を開放不能に閉じると共に、締結部材により固着された重合結合部のベース部材側の連結部のみを切断した状態で基板ボックスを不正に開封する不正開封行為に対し、上蓋部材を開スライド方向にスライドさせた際に当該重合結合部に、重合結合部に対する上蓋部材の開スライド方向の部位にてベース部材に設けたスライド阻止手段が当接して以降の上蓋部材のスライドが阻止される。重合結合部に対する上蓋部材の開スライド方向の部位にてスライド阻止手段を設けるので、重合結合部のベース部材側の連結部を切断しての基板ボックスの不正な開放を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機の本体を開いた斜視図である。
【図2】遊技機の背面図である。
【図3】基板ボックスの斜視図である。
【図4】基板ボックスの分解斜視図である。
【図5】重合結合部分の断面図である。
【図6】作用を示す側面図である。
【図7】作用を示す側面図である。
【図8】作用を示す側面図である。
【図9】作用を示す側面図である。
【図10】別の形態を示す基板ボックスの斜視図である。
【図11】その側面図である。
【図12】作用を示す側面図である。
【図13】締結部材の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 前面枠
2 外枠
3a,3b ヒンジ
10 基枠体(裏メカベース盤)
12 表示制御装置
13 球排出制御装置
14 役物制御装置
15 基板ボックス
16 打球発射制御装置
17〜20 配線コード群
25 ベース部材
26 上蓋部材
27 制御回路基板
28 ROM
30 コネクタ部
31 接続領域
33 底部
35a〜35c 周壁
36 支持壁部
37 保持部
38 保護壁部
40 保持部
41 補助壁
43 天板部
44a,44b 縁壁
50〜53,54〜57 重合結合部
60 上方連結部
61 上方結合部
62 下方連結部
63 下方結合部
64 通し穴
65 ワンウェイネジ
66 埋め込み穴
67 穴
70,71 ストッパ
80 機種名表示票
81 検査履歴書
90 防護壁
91 上方防護部
92 下方防護部
110 ネジ

Claims (2)

  1. 遊技機に設けられる電気的作動装置の制御を行うためにROM等の電子部品を実装した制御回路基板を収容する遊技機の基板ボックスにおいて、
    前記基板ボックスを構成するベース部材に対し上蓋部材を開スライド方向又は閉スライド方向にスライドすることにより基板ボックスを開閉可能なスライド機構を設け、
    スライド機構は、前記上蓋部材を閉スライド方向へスライドさせた場合に、前記上蓋部材が前記ベース部材に対して閉じた状態で、前記上蓋部材と前記ベース部材とが突き当たることにより前記上蓋部材の閉位置を規制する閉位置規制手段と、
    前記閉位置規制手段により前記上蓋部材が閉位置に規制された状態において、前記基板ボックスの前記スライド方向に沿う所定の部位に、前記上蓋部材とベース部材とから各々突出させた連結部を介して重合する重合結合部を列状にそれぞれ所定間隔を開けて複数形成して、このうちのいずれか一つの重合結合部に対し締結部材により固着せしめて前記連結部を切断あるいは切除しなければ開けられないように前記ベース部材に対して前記上蓋部材を開放不能に閉じる不正開放防止結合手段を設けると共に、
    前記締結部材により固着された重合結合部の上蓋部材側の連結部のみを切断した状態で基板ボックスを不正に開封する不正開封行為に対し、上蓋部材を開スライド方向へスライドさせた際に当該重合結合部に当接して以降の上蓋部材のスライドを阻止するスライド阻止手段を前記重合結合部に対する前記上蓋部材の閉スライド方向の部位にて上蓋部材側に設けたことを特徴とする遊技機の基板ボックス。
  2. 遊技機に設けられる電気的作動装置の制御を行うためにROM等の電子部品を実装した制御回路基板を収容する遊技機の基板ボックスにおいて、
    前記基板ボックスを構成するベース部材に対し上蓋部材を開スライド方向又は閉スライド方向にスライドすることにより基板ボックスを開閉可能なスライド機構を設け、
    スライド機構は、前記上蓋部材を閉スライド方向へスライドさせた場合に、前記上蓋部材が前記ベース部材に対して閉じた状態で、前記上蓋部材と前記ベース部材とが突き当たることにより前記上蓋部材の閉位置を規制する閉位置規制手段と、
    前記閉位置規制手段により前記上蓋部材が閉位置に規制された状態において、前記基板ボックスの前記スライド方向に沿う所定の部位に、前記上蓋部材とベース部材とから各々突出させた連結部を介して重合する重合結合部を列状にそれぞれ所定間隔を開けて複数形成して、このうちのいずれか一つの重合結合部に対し締結部材により固着せしめて前記連結部を切断あるいは切除しなければ開けられないように前記ベース部材に対して前記上蓋部材を開放不能に閉じる不正開放防止結合手段を設けると共に、
    前記締結部材により固着された重合結合部のベース部材側の連結部のみを切断した状態で基板ボックスを不正に開封する不正開封行為に対し、上蓋部材を開スライド方向へスライドさせた際に当該重合結合部に当接して以降の上蓋部材のスライドを阻止するスライド阻止手段を前記重合結合部に対する前記上蓋部材の開スライド方向の部位にてベース部材側に設けたことを特徴とする遊技機の基板ボックス。
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