JP4427048B2 - 遊技機の基板ボックス - Google Patents

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Description

この発明は、遊技機の制御回路基板を収容する基板ボックスに関する。
従来の遊技機、例えばパチンコ遊技機において、遊技機の裏面側には、遊技機の遊技制御を行う役物制御装置や球排出装置を制御する球排出制御装置等の制御回路をボックス内に収容した基板ボックスが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
基板ボックスは、IC(集積回路)や抵抗等の各種電子部品が多数実装された制御回路基板を樹脂性や金属性のボックスに収容して、ショート等を防いだり、ほこり等のゴミが侵入しないように保護しており、遊技機の本体枠(前面枠)や基枠体としての裏メカベース盤あるいは遊技盤等の裏面に取付け可能となっている。
例えば、役物制御装置においては、制御回路内にCPU、ROM(メモリ)、RAM(メモリ)等が設けられており、ROMに記憶されたプログラムにしたがい遊技制御が行われ、大当たり等もここで制御されている。
基板ボックスは、一般的に上蓋部材とベース部材とを重ね合わせたボックス体になっており、その他の各種装置と電気的に接続するためのコネクタ部がボックスから露出して設けられており、各種配線をコネクタ部に差し込むことにより、それぞれに関わる制御が可能となっている。
基板ボックスに対する不正行為は、上蓋部材をはずして、開放された制御回路基板に備えられたROM等の電子部品を交換、あるいはデータの書き換え(例えば、大当たり確率を通常のものより高く設定する等)を行うことにより、通常の遊技制御と比較して、例えば大当たりを頻繁に出現させる等の不正な遊技制御を行うようにしていた。
このため、基板ボックスにおいては、一旦開放されると、開放されたことが分かるように、上蓋部材とベース部材との合わせ目に封印シールを貼ったり、あるいは基板ボックスの表面をクリアな樹脂により形成して、収容されている制御回路基板の状態を外部から見えるようにしていた。
特開平6−142283号公報
しかしながら、従来の基板ボックスは、上蓋部材とベース部材を構造的にビス止めのみで組付けていたため、上蓋部材をはずしてボックス体を開放することは容易であり、上蓋部材とベース部材との合わせ目に封印シールを貼っていたとしても、例えばこれは安易な不正行為者には効果があるが、非常に専門的な不正行為者、例えば偽の封印シールや特殊な剥離材等をもっている者に対しては効果がなくなっているのが実状であった。
これらの不正行為を防止するためには、基板ボックスを開放不可能あるいは開放が非常に困難な構造にすることが考えられるが、遊技店においては、一旦設置した遊技機に対して抜打ち的に公的機関(警察等)により不正基板かどうかの検査が行われる。検査内容としては、ROMに記憶されているプログラムデータをデータローダにより読み込んで正規なROMと比較するといった検査が行われ、この場合に前述のごとく基板ボックスの開放が不可能であると、検査ができなくなってしまう。そのため、基板ボックスを破壊して開放することも考えられるが、基板ボックスを破壊してしまうと、検査後に開放不可能な状態に戻して再使用することができなくなってしまう。
そこで、本発明の目的は、制御回路基板を収容した基板ボックスの不正な開放を防止可能とし、検査や修理の際の開放を可能とした上で、遊技店の係員が保守点検時等に基板ボックスの不正な開放の有無を容易に発見できるようにし、しかも基板ボックスの取付作業、取り外し作業および制御回路基板の検査時の開、封作業を容易にして、作業性を向上させる遊技機の基板ボックスを提供することにある。
第1の発明は、遊技機に設けられた電気的作動装置の制御を行うための電子部品を実装した制御回路基板を収納する遊技機の基板ボックスにおいて、前記基板ボックスを構成する上蓋部材とベース部材とには、当該基板ボックスを閉じた状態において対向状態となる周壁を各々形成し、前記周壁の所定部位には、前記上蓋部材とベース部材とから各々突出して重合する重合結合部を複数形成して、このうちのいずれか一つの重合結合部に対し締め方向しか回せない締結部材により固着せしめて該ベース部材に対して上蓋部材を開放不能に閉止する不正開放防止結合手段を設け、固着されていない重合結合部は、前記制御回路基板に対する検査終了後に該不正開放防止結合手段により再閉止するためのものとし、前記上蓋部材には、前記重合結合部のうち、前記締結部材の締結部が挿入される所定径の通し穴と、該通し穴の上部に該締結部材の頭部を囲う埋め込み穴と、を有する上方結合部と、前記上蓋部材の周壁部から突出して先端に該上方結合部が形成されるとともに当該基板ボックスを開放する際に切断される連結部と、が形成され、前記複数の重合結合部のうち前記締結部材により固着された重合結合部に対応する埋め込み穴に、該締結部材の頭部を隠すように結合蓋部材を装着するとともに、固着されていない重合結合部に対応する通し穴に前記再閉止のための該締結部材を仮止めしておくことを特徴とする。
第2の発明は、前記締結部材は、締め方向しか回せないワンウェイネジで構成され、固着されていない重合結合部には、ドライバの差し込み穴を設けた結合蓋部材を装着することを特徴とする。
第3の発明は、前記基板ボックスを、前記重合結合部が前面枠の開放自由端側となるように該前面枠の裏面に取り付けるようにしたことを特徴とする。
第4の発明は、前記重合結合部は、当該基板ボックスを前面枠裏面に取り付けた状態において、基板ボックスに収納された制御回路基板により制御される電気的作動装置と配線コード群によりコネクタを介して電気的に接続可能な配線コード群の接続領域に対する配線作業空間と重ならない範囲の基板ボックスの部位に形成したことを特徴とする。
第5の発明は、前記基板ボックスは上蓋側から見て複数の辺部を持ち、そのうち一つの辺部に上蓋部材をベース部材に蝶着可能な蝶着部を設け、他の辺部に上蓋部材をベース部材に係止可能な係止手段を設けて、上蓋部材を開閉可能に形成すると共に、前記重合結合部を、前記蝶着部を設けない一つの辺部もしくは二つの辺部に形成したことを特徴とする。
第1の発明によれば、重合結合部により基板ボックスを破壊せずに開放、閉止でき、制御回路基板の検査も容易に行える。また、制御回路基板に対する不正行為が行われても、不正を容易に発見でき、不正を防止できる。また、固着された重合結合部の締結部材の頭部を結合蓋部材で隠すことができる。また、固着されていない重合結合部の通し穴には締結部材が仮止めされているので、検査終了後はこの仮止めされた締結部材により、重合結合部を固着して、基板ボックスを開放不能に再閉止することができる。
第2の発明によれば、締結部材を仮止め状態で付属させておいて、基板ボックス開放後、新たに閉止するときに、その仮止め状態の締結部材を使って重合結合部を簡単に固着できる。
第3の発明によれば、重合結合部が前面枠の開放自由端側から視認可能な位置、つまり前面枠を僅かでも開くと、重合結合部が係員の目に入るようになり、不正を見つけやすくなる。
第4の発明によれば、重合結合部に配線が絡んだりすることがなく、基板ボックスの遊技機への取付け、取り外しを容易に行えると共に、重合結合部が配線に隠れることがないため、取付けた状態において、重合結合部が見えにくくなることはなく、不正等の確認を行いやすくなる。
第5の発明によれば、蝶着部と係止手段と重合結合部とにより、基板ボックスの閉止を的確に行えると共に、閉止位置が定まるので、重合結合部の切断、固着が行いやすくなり、作業性が向上する。蝶着部により基板ボックスを開放状態に保てるので、遊技機に基板ボックスを設置した状態で制御回路基板のROMの取付け、取り外しを容易に行える。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示しており、1はフレーム内に遊技盤を取付ける前面枠(本体枠とも呼ぶ)、2は前面枠1を支持する外枠である。前面枠1は、外枠2にヒンジ3a,3bにより開閉可能に組付けられ、その自由端側に施錠フック4a,4bが設けられる。外枠2は、遊技店の島設備に固定される。
遊技盤は、図示しないが、遊技領域に画像表示装置、変動入賞装置、入賞球センサ、LED、ランプ等の各種電気機器が配設される。
前面枠1には、遊技盤の前面を覆うカバーガラス5が開閉可能に取付けられ、下部には球の供給皿6、受皿7、打球発射装置のハンドル8等が設けられる。
図2はこの遊技機の背面図であり、10は前面枠1の裏面に取付けられる基枠体(裏メカベース盤)、11は球貯留タンク、12は画像表示装置の表示制御装置、13は球排出装置等を制御する球排出制御装置、14は変動入賞装置、入賞球センサ、LED、ランプ等の各種電気機器の制御を行うと共に、表示制御装置12、球排出制御装置13等に制御信号を送る役物制御装置、15は役物制御装置14の基板ボックス、16は打球発射制御装置である。
基板ボックス15は、裏メカベース盤10の表面(遊技機の裏面)に取付けられ、その役物制御装置14と各種電気機器、各制御装置等とは配線コード群17〜20を介して電気的に接続される。
図3は基板ボックス15の斜視図で、図4は分解斜視図であり、25はベース部材、26は上蓋部材、27は下部保護板、28は上部保護板、30は役物制御装置14の制御回路基板、31は制御回路基板30に実装された電子部品のうちのROM、32は制御回路基板30の一側部に形成された配線コード群の接続領域33に設けられたコネクタ部である。
遊技プログラムが記憶されたROM31は、制御回路基板30のほぼ中央に配設される。
ベース部材25は、透明の樹脂からなり、制御回路基板30よりもいくらか大きい底部34には格子状にリブが設けられ、底部34の四方には高さの低い周壁35a〜35dが形成される。
ベース部材25の底部34の2つの隅および周壁35a,35cに沿う所定の位置には、下部保護板27、制御回路基板30、上部保護板28をネジ止めする止着用ボス36が形成される。制御回路基板30の配線コード群の接続領域33側の周壁35dには、その接続領域33の基板端部の受け(図示しない)が設けられ、底部34の中央付近には、制御回路基板30のROM31に対応する位置に、ROM31の着脱時に制御回路基板30が曲がったりしないように、支えボス37が設けられる。
上蓋部材26は、透明の樹脂からなり、制御回路基板30の配線コード群の接続領域33を除いて、制御回路基板30および上部保護板28を覆うと共に、ベース部材25の三つの周壁35a〜35cに上蓋部材26の周壁38a〜38cの先端が合う大きさに形成される。
上蓋部材26とベース部材25との間には、周壁38aと周壁35aとの間に係脱可能な蝶着部40が設けられ、その反対側の周壁38cと周壁35cとの間に突起41と門型の係止片42とからなる係止部43が設けられる。上蓋部材26をほぼ全開位置まで開くと蝶着部40によって上蓋部材26をベース部材25から取り外すことが可能であり、上蓋部材26を閉じると係止部43によって上蓋部材26がベース部材25に係止されると共に、位置決めされる。
上蓋部材26の天板部44には、制御回路基板30の電源部に対応して放熱孔45が形成される。周壁38bには、制御回路基板30に配設される遊技機の確率設定器に確率設定キーを差し込んで確率をセットするための穴46が設けられる。
下部保護板27は、ベース部材25側からの静電気等の耐ノイズ用に金属製から形成され、透明のベース部材25を通して外部から制御回路基板30を視認可能に多数の六角形の孔が設けられている。制御回路基板30を視認可能であれば、六角形に限らず、丸型やその他の多角形の孔でも良い。
上部保護板28は、静電気等の耐ノイズ用に金属製から形成され、透明の上蓋部材26を通して外部から制御回路基板30を視認可能に中央部が大きくくりぬかれている。
この基板ボックス15の上蓋部材26をベース部材25に対して閉じたときに対向する周壁のうち、制御回路基板30の配線コード群の接続領域33側の周壁38d,35dおよび蝶着部40側の周壁38a,35aを除く周壁38b,35b,38c,35cの所定の位置に、即ち上蓋部材26側から見て複数ある辺部のうち、配線コード群の接続領域33側および着脱部40側にない二つの辺部の所定の位置に、それぞれ不正開放防止結合手段を構成する複数の重合結合部50〜53,54〜57が形成される。
重合結合部50〜53、54〜57は、それぞれ図5のように上蓋部材26の周壁38b,38cから突出させた連結部(上方連結部)60の先端に上方結合部61が、ベース部材25の周壁35b,35cから突出させた連結部(下方連結部)62の先端に下方結合部63が形成される。
上方結合部61には、中央に所定径の通し穴64が、通し穴64の上部にワンウェイネジ65等(締結部材)の頭部を囲う埋め込み穴66が、下面に通し穴64の回りに段状の係合突部67が設けられる。下方結合部63には、上部に上方結合部61の係合突部67が嵌まる係合受部68が、その中央に上方結合部61の通し穴64につながる通し穴64とほぼ同径の所定深さの穴69が形成される。上方連結部60、下方連結部62は、それぞれニッパ等で切断可能な大きさ、厚さに形成される。
上蓋部材26をベース部材25に対して閉じると、図6のように上方結合部61の係合突部67が下方結合部63の係合受部68に嵌まり、位置決めしながら、上方結合部61の下面と下方結合部63の上面が、上方連結部60の下面と下方連結部62の上面が当接される。
重合結合部50〜53は、上蓋部材26の周壁38b、ベース部材25の周壁35bに沿って1列に形成され、重合結合部54〜57は、上蓋部材26の周壁38c、ベース部材25の周壁35cに沿って1列に、この場合周壁38b、周壁35bに近い側に形成される。
ベース部材25の周壁35a,35cには取付ボス72が突設され、その取付ボス72には裏メカベース盤10の取付部に設けた掛止具に対するワンタッチ式の止め具73(図2)が組み込まれる。
次に、基板ボックス15の組立ておよび遊技機への組付けについて説明する。
ベース部材25の底部34に下部保護板27、制御回路基板30、上部保護板28を重ね、ネジにより止着用ボス36にネジ止めする。
上蓋部材26の重合結合部50〜53、54〜57の上方結合部61の通し穴64には、それぞれ締め方向しか回せないワンウェイネジ65を、ワンウェイネジ65の先端が通し穴64から下面に出ないように仮止めしておく。
この場合、ワンウェイネジ65の深さを設定するために、ワンウェイネジ65を締めるドライバ工具等に締め付け深さを調整するストッパ等の調整機構を設けて、ワンウェイネジ65を仮止めするようにすると良い。ワンウェイネジ65を一旦締めると元に戻せないが、このようにすれば、ワンウェイネジ65を適度な深さに仮止めでき、仮止めを容易に行える。
この上蓋部材26とベース部材25との蝶着部40を掛け合わせ、上蓋部材26を閉じる。この際、上蓋部材26とベース部材25との係止部43の突起41が係止片42に嵌まって、上蓋部材26がベース部材25に係止され、位置決めされると共に、重合結合部50〜53、54〜57の各上方結合部61の係合突部67が各下方結合部63の係合受部68に嵌まり、それぞれが位置決めしながら、重合する。
この状態にて、重合結合部50〜53のうちの一つと、重合結合部54〜57のうちの一つとを、それぞれ上方結合部61に仮止めしてあるワンウェイネジ65を下方結合部63まで確実に締めて、結合、固着する。
この場合、重合結合部50〜53の配列方向と重合結合部54〜57の配列方向とが交差する点に近い順に、重合結合部50,54を#1、重合結合部51,55を#2、重合結合部52,56を#3、重合結合部53,57を#4とすると、#1の重合結合部50,54を結合、固着する。
結合、固着した重合結合部50,54の上方結合部61の埋め込み穴66には、ワンウェイネジ65の頭部を隠すように図7のような結合蓋部材74を装着する。その他の重合結合部51〜53,55〜57の上方結合部61の埋め込み穴66には、ドライバの差し込み穴76を設けた図8のような仮止め結合蓋部材75を装着する。なお、埋め込み穴66には結合蓋部材74,75の突起77に掛止する溝を設けてある。
この後、基板ボックス15の表面つまり上蓋部材26の天板部44の表面には、図3のように透明なシール等に遊技機メーカー名、機種名、電圧、周波数、容量、注意書き等を記載した第1の確認部材80、ならびに所定のシール等に製造業者記号を含んだ基板管理番号を記載すると共に公的機関が検査の際に基板ボックスを正規に開放したことを証明する記載を可能な欄つまり検査年月日、検査者名、検査印等の検査履歴の記載欄を設けた第2の確認部材81を取付ける。
第1の確認部材80は、上蓋部材26の天板部44の蝶着部40側に、第2の確認部材81は天板部44の重合結合部54〜57に沿う側に、制御回路基板30のROM31を上蓋部材26を通して視認できるように、天板部44のほぼ中央に少なくともROM31の大きさと略同等の面を空けて貼着により取付ける。
この場合、第1の確認部材80は、樹脂等のプレートに遊技機メーカー名、…、注意書き等を印刷あるいは打刻(成型表示を含む)したものを、上蓋部材26の天板部44に接着、あるいは天板部44に嵌め込み溝等の取付部を形成して、取付けるようにして良い。また、遊技機メーカー名、…、注意書き等を予め天板部44に打刻するようにしても良い。
第2の確認部材81は、検査履歴の記載欄等を設けたシールを樹脂等のプレートに貼り付けると共に、上蓋部材26の天板部44にそのプレートを着脱できる嵌め込み溝等の取付部を形成して、取付けるようにして良い。また、検査時の開、封の手順等の説明をシールあるいはプレートに印刷あるいは打刻により表記するようにして良い。また、シールを用いる場合、剥がすと痕跡が残る特殊なシールを用いて良い。
また、上蓋部材26の天板部44等に、重合結合部50〜53,54〜57の近傍に、それぞれ重合結合部50〜53,54〜57に対応して数字等の識別記号を打刻すると共に、その識別記号を第2の確認部材81の検査履歴の欄に記して、識別記号に第2の確認部材81の検査履歴の欄が対応するようにして良い。このようにすれば、識別記号を見て、検査履歴、重合結合部の状態を照合でき、正規の重合結合部が固着してあるか、不正に切除してあるかが容易に分かる。
なお、第1の確認部材80、第2の確認部材81は、上蓋部材26の天板部44の内面に、つまり確認部材80,81の表面を天板部44の表面(外面)に向けて取付けるようにしても良い。この場合、埃等によって確認部材80,81が汚れたり、表示が見えにくくなるようなことはなく、また確認部材80,81が剥がれたり、傷付いたりするようなこともない。
そして、このように組立てた基板ボックス15を図2のように遊技機の裏メカベース盤10の所定の取付位置に取付ける。
基板ボックス15のベース部材25を裏メカベース盤10の所定の取付位置の表面に合わせ、ベース部材25の取付ボス72のワンタッチ式の止め具73を裏メカベース盤10の所定位置の掛止具に押し込み、固定する。
この場合、図2のように重合結合部54〜57が上方に、制御回路基板30の配線コード群の接続領域33が球排出制御装置13側に、重合結合部50〜53が裏メカベース盤10の周縁部につまり遊技機の前面枠1の開閉自由端側にくるように、取付位置を定めている。
この取付後、制御回路基板30の配線コード群の接続領域33のコネクタ部32に、表示制御装置12、球排出制御装置13、各種電気機器からの配線コード群17〜20のコネクタ端をそれぞれ嵌め込み、接続する。
この際、接続領域33に対する配線コード群17〜20の配線作業空間が重ならない基板ボックス15の部位に重合結合部50〜53、54〜57が位置している。即ち、重合結合部50〜53は、接続領域33の反対側にて裏メカベース盤10の周縁部側に、重合結合部54〜57は、接続領域33から離れ裏メカベース盤10の周縁部に近い側に位置する。このため、配線コード群17〜20を接続領域33のコネクタ部32に接続する場合に、重合結合部50〜53,54〜57に配線が絡まったり、接続した配線が重合結合部50〜53,54〜57を覆って重合結合部50〜53,54〜57が隠れたりすることはない。
このように、組立て、組付けを行うのであり、公的機関による基板ボックス15内の制御回路基板30のROM31の検査を行うときは、遊技機の裏メカベース盤10より基板ボックス15を外して、あるいは裏メカベース盤10に取付けたまま、基板ボックス15を開ける。
基板ボックス15を取り外す際は、まず配線コード群17〜20を接続領域33のコネクタ部32より外し、ベース部材25のワンタッチ式の止め具73を引くと、外せる。このとき、配線作業空間が重合結合部50〜53,54〜57に重ならないため、重合結合部50〜53,54〜57に配線が絡まって、取り外しがしにくかったり、配線や重合結合部50〜53,54〜57を傷つけるようなことはない。
基板ボックス15を取り外すと、重合結合部50〜53,54〜57のうち、ワンウェイネジ65によって固着してある#1の重合結合部50,54の上方連結部60、下方連結部62をニッパ等で切断して、その重合結合部50,54を取り除く。この場合、上方連結部60、下方連結部62の両方を確実に切断する。
#1の重合結合部50,54を除くと、上蓋部材26は係止部43によって閉止しているだけのため、係止部43を外せば、上蓋部材26が開く。
上蓋部材26を開くと、制御回路基板30のROM31を外して検査を行うことになる。
検査を終了すると、ROM31を制御回路基板30に装着して上蓋部材26を閉じる。この際、上蓋部材26が位置決めしながら係止部43が係止する。同時に、切除していない#2〜#4の重合結合部51〜53,55〜57の各上方結合部61の係合突部67が各下方結合部63の係合受部68に嵌まり、位置決めする。
この状態にて、#2の重合結合部51,55の上方結合部61に仮止めしてあるワンウェイネジ65を下方結合部63まで締めて、#2の重合結合部51,55を結合、固着する。上蓋部材26を閉じると、#2〜#4の重合結合部51〜53,55〜57の各上方結合部61の係合突部67が各下方結合部63の係合受部68に嵌まり、位置決めする。即ち、#2〜#4の重合結合部51〜53,55〜57が確実に重合するため、#2の重合結合部51,55の結合、固着が容易になり、不完全な状態でワンウェイネジ65を締める心配はない。
この後、上蓋部材26の天板部44の第2の確認部材81の所定欄に、検査担当者が検査年月日、検査者名の記入、検査印等の捺印を行った後、基板ボックス15を遊技機の裏メカベース盤10の取付位置に合わせ、ベース部材25のワンタッチ式の止め具73を押し込み、取付ける。
取付後は、制御回路基板30の接続領域33のコネクタ部32に配線コード群17〜20を接続して完了となる。
また、基板ボックス15を裏メカベース盤10に取付けたまま、検査を行う場合は、そのままニッパ等で、重合結合部50〜53,54〜57のうち、ワンウェイネジ65によって固着してある#1の重合結合部50,54の上方連結部60、下方連結部62をニッパ等で切断して、その重合結合部50,54を取り除く。配線コード群17〜20が重合結合部50〜53,54〜57から離れているため、重合結合部50,54を切除する際に配線を一緒に切断するようなことはない。
この状態にて、係止部43を外すと、上蓋部材26が開き、制御回路基板30からROM31を外して検査を行う。
検査を終了すれば、ROM31を制御回路基板30に装着して上蓋部材26を閉じ、この際係止部43によって上蓋部材26は位置決めすると共に、#2〜#4の重合結合部51〜53,55〜57の各上方結合部61の係合突部67が各下方結合部63の係合受部68に嵌まり、位置決めしながら、#2〜#4の重合結合部51〜53,55〜57が確実に重合するため、上蓋部材26を閉じると、そのまま#2の重合結合部51,55の上方結合部61に仮止めしてあるワンウェイネジ65を下方結合部63まで締めて、#2の重合結合部51,55を結合、固着する。重合結合部51,55は配線コード群17〜20から離れているため、その結合、固着を容易に行える。
後は、上蓋部材26の天板部44の第2の確認部材81の所定欄に、検査担当者が検査年月日、検査者名の記入、検査印等の捺印を行えば、完了となる。
一方、不正行為によって、正規に固着してある重合結合部を切除して、基板ボックス15を開け、制御回路基板30のROM31を不正なROMに交換、あるいはROM31のデータを書き換えて、大当たりを頻繁に発生させる等の不正があるが、これは遊技店における遊技機の保守点検時あるいは営業中に遊技機の球詰まり等を直す際等、遊技機の前面枠1を開くと、発見できる。
基板ボックス15を遊技機の裏面に取付けるため、遊技機の裏側から重合結合部50〜53,54〜57を確認できると共に、取付状態において図1、図2のように重合結合部50〜53が遊技機の前面枠1の開閉自由端側に、重合結合部54〜57が基板ボックス15の上部にあり、また接続領域33の配線に隠れることがなく、そのため前面枠1を開くと、重合結合部50〜53,54〜57が係員の目に入り、不正を見付けやすい。特に、遊技機の前面枠1の開閉自由端側にある重合結合部50〜53は、前面枠1がわずかでも開くと、係員の目に入るようになる。
この場合、重合結合部が外れていれば、すぐに見付かり、正規に固着してあった重合結合部が切除してあれば、その痕跡が容易に分かる。
基板ボックス15の上蓋部材26の天板部44に貼り付けてある第2の確認部材81に検査履歴を記載するため、その検査履歴を見て、固着してある重合結合部が正しいものかどうか、不正に切除してあるかどうかの照合を簡単に行え、不正を容易に見付けることができる。
透明の上蓋部材26の天板部44に、第1の確認部材80、第2の確認部材81を、内部の制御回路基板30のROM31を視認可能な位置に貼り付けるので、天板部44を通して制御回路基板30のROM31の様子を確認することができ、不正なROMかどうかを確認しやすくなる。そのため、確認部材80,81に透明なシール等を用いなくとも良い。
このように、基板ボックス15を取り外さずに、遊技機の裏側から基板ボックス15の重合結合部50〜53,54〜57、および第1の確認部材80、第2の確認部材81の記載内容を視認できるのであり、保守点検時、遊技機の球詰まり等を直す際等に、前面枠1を開くと、係員が重合結合部50〜53,54〜57の状態等を簡単に視認できる。
したがって、重合結合部を切除して基板ボックス15を開け、制御回路基板30のROM31を不正に交換する等の不正行為を防止でき、このような不正行為による遊技店の損害を最小限に抑えることができる。
この一方、基板ボックス15の遊技機への取付け、取り外し時に、重合結合部50〜53,54〜57に配線が絡んだりすることがないため、その取付け、取り外しが容易であり、また公的機関による検査時に、基板ボックス15を遊技機から取り外して検査を行う場合、その取り外し、取付け作業が容易であり、検査をスムーズに行える。
基板ボックス15の上蓋部材26とベース部材25とに設けた蝶着部40と係止部43とによって、重合結合部を切除する際、あるいは重合結合部のワンウェイネジ65を締める際に、上蓋部材26やベース部材25が動いたりすることはなく、重合結合部の切除、ワンウェイネジ65の締結を行いやすくなる。
蝶着部40と係止部43と、重合結合部50〜53,54〜57の上方結合部61と下方結合部63とに設けた係合部67,68とによって、上蓋部材26を閉じれば、重合結合部50〜53,54〜57がそれぞれ確実に重合して位置合わせが容易に行え、ワンウェイネジ65によって該当する重合結合部の結合、固着を確実に行える。
公的機関による検査時に、基板ボックス15を遊技機から取り外さずに検査を行える。この際、固着してある重合結合部を切除して、係止部43を外せば、上蓋部材26が簡単に開くと共に、上蓋部材26は蝶着部40によって手前下方に開いた状態を保つので、制御回路基板30からROM31を簡単に外せる。また、検査終了後にROM31を簡単に装着できる。
したがって、基板ボックス15の遊技機への取付け、取り外し作業、基板ボックス15の開放、封印作業、検査作業を容易に行え、作業性の向上を図れる。
なお、重合結合部50〜53,54〜57の締結部材として、ワンウェイネジ65を用いたが、リベットを用いても良く、また重合結合部の構造を含め、切断あるいは切除しなければ、基板ボックス15を開けられないものであれば、何でも良い。
また、基板ボックス15の上蓋部材26、ベース部材25の周壁38b,35b,38c,35cの二カ所に、即ち上蓋部材26側から見て複数ある辺部のうち二つの辺部に重合結合部50〜53,54〜57を形成したが、そのうちの一方にのみ形成しても良い。二カ所に重合結合部50〜53,54〜57を形成すれば、封印効果が高まる他、上蓋部材26とベース部材25とをしっかりと閉止することができる。
また、実施の形態では、役物制御装置の基板ボックスに適用した例を示したが、遊技プログラムを記憶したROMと同じような重要部品を持つものであれば、これに限定することなく適用できる。また、基板ボックスは、一つの役物制御装置だけでなく、球排出制御装置あるいはその他の制御装置を収容するものであって良い。
また、遊技機としてパチンコ遊技機に適用した例を示したが、その他の遊技機、例えばパチスロ、アレンジボール等の遊技機にも適用できる。
なお、特許請求の範囲に記載した以外の本発明の観点の代表的なものとして、次のものがあげられる。
(1)遊技機に設けられる電気的作動装置の制御を行うためにROM等の電子部品を実装した制御回路基板を収容する遊技機の基板ボックスにおいて、前記基板ボックスを構成する上蓋部材とベース部材とには、当該基板ボックスを閉じた状態において対向状態となる対向部を形成し、前記対向部の所定部位には、前記上蓋部材とベース部材とから各々突出して重合する重合結合部を複数形成して、このうちのいずれか一つの重合結合部に対し締結部材により固着せしめて開放不能に封印する不正開放防止結合手段を設けており、前記制御回路基板の所定電子部品への検査時等に基板ボックスを開放する際には、締結部材により固着されている重合結合部を切除すると共に、基板ボックスを閉止する際には、切除されていない重合結合部に対し締結部材を固着可能に形成しており、前記複数の重合結合部は、基板ボックスを遊技機の所定位置に取付けた状態において、遊技機裏側から遊技店の係員が視認可能な位置にある、ことを特徴とする遊技機の基板ボックス。
これにより、制御回路基板を収容する基板ボックスの上蓋部材とベース部材との対向している所に形成した複数の重合結合部のうちの一つを締結部材により固着することで、基板ボックスが開放不能に封印され、制御回路基板の所定電子部品への検査時等に基板ボックスを開放する際には、締結部材により固着されている重合結合部が切除され、基板ボックスを閉止する際には、切除されていない重合結合部が締結部材により固着されると共に、これらの重合結合部は、基板ボックスを遊技機の所定位置に取付けた状態において、遊技機裏側から遊技店の係員が視認可能な位置にある。
したがって、重合結合部により基板ボックスを破壊せずに開放、封印できると共に、例えば大当たりを不正に発生させるために、正規に固着してある重合結合部を切除して、基板ボックスを開けてしまい、制御回路基板のROMを不正なROMに交換、あるいはROMのデータを書き換える不正行為が行われることがあっても、これは遊技店における遊技機の保守点検時あるいは営業中に遊技機の球詰まり等を直す際等、遊技機を開くと、重合結合部の状態が係員の視野に入ることから、不正を容易に発見でき、不正を防止できる。
(2)前記重合結合部は、遊技機本体の開閉自由端側から視認可能な位置にある(1)に記載の遊技機の基板ボックス。
これにより、重合結合部が遊技機本体の開閉自由端側から視認可能な位置に、つまり遊技機本体がわずかでも開くと、重合結合部が係員の目に入るようになり、不正を見付けやすい。
(3)前記重合結合部は、基板ボックスを遊技機の所定位置に取付けた状態において、基板ボックスに収容された制御回路基板により制御される電気的作動装置と配線コード群によりコネクタを介して電気的に接続可能な配線コード群の接続領域に対する配線作業空間と重ならない範囲の基板ボックスの部位に形成した(1)に記載の遊技機の基板ボックス。
これにより、重合結合部に配線が絡んだりすることがなく、基板ボックスの遊技機への取付け、取り外しを容易に行えると共に、重合結合部が配線に隠れることがないため、取付けた状態において、重合結合部が見にくくなることはなく、不正等の確認を行いやすい。
(4)前記基板ボックスは上蓋側から見て複数の辺部を持ち、この複数の辺部のうちの一つの辺部もしくは二つの辺部に重合結合部を形成した(1)または(3)に記載の遊技機の基板ボックス。
これにより、重合結合部を基板ボックスの一つの辺部もしくは二つの辺部に形成することにより、基板ボックスの封印を的確に行える。また、二つの辺部に形成した場合、基板ボックスをより確実に閉止でき、不正をより発見しやすくなる。
(5)前記基板ボックスは上蓋側から見て複数の辺部を持ち、そのうち一つの辺部に上蓋部材を蝶着可能な蝶着部を設け、他の辺部に上蓋部材を係止可能な係止手段を設けて、上蓋部材を開閉可能に形成すると共に、重合結合部を、前記蝶着部を設けない一つの辺部もしくは二つの辺部に形成した(1)または(3)に記載の遊技機の基板ボックス。
これにより、蝶着部と係止手段と重合結合部とにより、基板ボックスの閉止、封印を的確に行えると共に、閉止位置が定まるので、重合結合部の切除、固着を行いやすくなり、作業性が向上する。蝶着部により基板ボックスを開放状態に保てるので、遊技機に基板ボックスを設置した状態で制御回路基板のROMの取付け、取り外しを容易に行える。
(6)前記重合結合部は、上蓋部材側に設けられた上方結合部とベース部材側に設けられた下方結合部との間に、係合突部と係合受部からなる位置決め手段を有する(1)〜(5)のいずれか1つに記載の遊技機の基板ボックス。
これにより、基板ボックスの閉止により、重合結合部が確実に重合するので、締結部材による重合結合部の固着を容易かつ的確に行える。
(7)前記上蓋部材は、合成樹脂からなる透明部材によって、内部の制御回路基板に実装されている少なくともROMを視認可能に形成し、当該上蓋部材の外面もしくは内面に、前記ROMを確認可能に少なくともROMと略同形面積の領域を残して、機種名等を記した第1の確認部材と、来歴等を記した第2の確認部材とを取付けた(1)〜(6)のいずれか1つに記載の遊技機の基板ボックス。
これにより、上蓋部材を通して内部の制御回路基板のROMの様子を視認でき、不正なROMかどうかを確認しやすい。また、確認部材の記載を基に、固着してある重合結合部が正しいかどうか、不正な切除があるかどうかを照合して、不正があるかどうかを容易に発見することができる。また、確認部材を上蓋部材の内面に取付ければ、確認部材が汚れたり、記載が見えにくくなるようなことはない。
遊技機の本体を開いた斜視図である。 遊技機の背面図である。 基板ボックスの斜視図である。 基板ボックスの分解斜視図である。 重合結合部分の断面図である。 重合結合部分の結合状態を示す断面図である。 重合結合部分の結合手順を示す斜視図である。 重合結合部分の結合手順を示す斜視図である。
符号の説明
1 前面枠
2 外枠
3a,3b ヒンジ
10 基枠体(裏メカベース盤)
12 表示制御装置
13 球排出制御装置
14 役物制御装置
15 基板ボックス
16 打球発射制御装置
17〜20 配線コード群
25 ベース部材
26 上蓋部材
27 下部保護板
28 上部保護板
30 制御回路基板
31 ROM
32 コネクタ部
33 接続領域
34 底部
35a〜35d 周壁
36 止着用ボス
37 支えボス
38a〜38d 周壁
40 蝶着部
41 突起
42 係止片
43 係止部
44 天板部
45 放熱孔
46 穴
50〜53,54〜57 重合結合部
60 上方連結部
61 上方結合部
62 下方連結部
63 下方結合部
64 通し穴
65 ワンウェイネジ
66 埋め込み穴
67 係合突部
68 係合受部
69 穴
72 取付ボス
73 止め具
74,75 結合蓋部材
76 差し込み穴
77 突起
80 第1の確認部材
81 第2の確認部材

Claims (5)

  1. 遊技機に設けられた電気的作動装置の制御を行うための電子部品を実装した制御回路基板を収納する遊技機の基板ボックスにおいて、
    前記基板ボックスを構成する上蓋部材とベース部材とには、当該基板ボックスを閉じた状態において対向状態となる周壁を各々形成し、
    前記周壁の所定部位には、前記上蓋部材とベース部材とから各々突出して重合する重合結合部を複数形成して、このうちのいずれか一つの重合結合部に対し締め方向しか回せない締結部材により固着せしめて該ベース部材に対して上蓋部材を開放不能に閉止する不正開放防止結合手段を設け、固着されていない重合結合部は、前記制御回路基板に対する検査終了後に該不正開放防止結合手段により再閉止するためのものとし、
    前記上蓋部材には、
    前記重合結合部のうち、前記締結部材の締結部が挿入される所定径の通し穴と、該通し穴の上部に該締結部材の頭部を囲う埋め込み穴と、を有する上方結合部と、
    前記上蓋部材の周壁部から突出して先端に該上方結合部が形成されるとともに当該基板ボックスを開放する際に切断される連結部と、が形成され、
    前記複数の重合結合部のうち前記締結部材により固着された重合結合部に対応する埋め込み穴に、該締結部材の頭部を隠すように結合蓋部材を装着するとともに、固着されていない重合結合部に対応する通し穴に前記再閉止のための該締結部材を仮止めしておくことを特徴とする遊技機の基板ボックス。
  2. 前記締結部材は、締め方向しか回せないワンウェイネジで構成され、
    固着されていない重合結合部には、ドライバの差し込み穴を設けた結合蓋部材を装着することを特徴とする請求項1に記載の遊技機の基板ボックス。
  3. 前記基板ボックスを、前記重合結合部が前面枠の開放自由端側となるように該前面枠の裏面に取り付けるようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機の基板ボックス。
  4. 前記重合結合部は、当該基板ボックスを前面枠裏面に取り付けた状態において、基板ボックスに収納された制御回路基板により制御される電気的作動装置と配線コード群によりコネクタを介して電気的に接続可能な配線コード群の接続領域に対する配線作業空間と重ならない範囲の基板ボックスの部位に形成したことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一つに記載の遊技機の基板ボックス。
  5. 前記基板ボックスは上蓋側から見て複数の辺部を持ち、そのうち一つの辺部に上蓋部材をベース部材に蝶着可能な蝶着部を設け、他の辺部に上蓋部材をベース部材に係止可能な係止手段を設けて、上蓋部材を開閉可能に形成すると共に、
    前記重合結合部を、前記蝶着部を設けない一つの辺部もしくは二つの辺部に形成したことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一つに記載の遊技機の基板ボックス。
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