JPH09225092A - 制御回路装置 - Google Patents

制御回路装置

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JPH09225092A
JPH09225092A JP3670596A JP3670596A JPH09225092A JP H09225092 A JPH09225092 A JP H09225092A JP 3670596 A JP3670596 A JP 3670596A JP 3670596 A JP3670596 A JP 3670596A JP H09225092 A JPH09225092 A JP H09225092A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御回路装置において、制御回路基盤を収容
したボックス体の不正な開放を防止可能とした上で、検
査や修理の際の開放を可能とすると共に、その検査や修
理後は不正開放防止構造に戻せるようにする。 【解決手段】 底部部材22と表部部材23とからなる
ボックス体21の内部に、電子部品25を搭載した制御
回路基盤24を収納してなる制御回路装置11におい
て、ボックス体21の底部部材22と表部部材23とを
組み付けた際に互いに重なる重合部41,42,47,
48を形成すると共に、この重合部41,42,47,
48の複数箇所に、ボックス体21の不正な開放を防止
するための不正開放防止用結合(リベット61止め)を
可能とする不正開放防止用結合部を形成する。そして、
これら複数箇所の不正開放防止用結合部の内の何れかを
予備として、不正開放防止用結合(リベット61止め)
を行っていない状態に残しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機等
の遊技機における遊技盤の裏面側に取り付けられる各種
制御装置等の制御回路装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機
において、その遊技盤の裏面側には、各種役物装置等を
制御する役物制御装置や球排出装置を制御する球排出制
御装置等の制御回路を回路ボックス内に収容した制御回
路装置が備えられている。このような制御回路装置は、
各種IC(Integrated Circuit:集
積回路)や抵抗等の各種電子部品が多数実装された制御
回路基盤を、金属製や樹脂製の回路ボックス内に収容し
て、外部からの保護を図ると共に、遊技機の裏面側であ
る本体枠(前面枠)、或いは基枠体としての裏メカベー
ス盤の裏面や遊技盤の裏面側への取り付けを可能として
いる。そして、例えば、役物制御装置においては、その
制御回路内に、CPU(Central Proces
sing Unit:中央処理装置)、ROM(Rea
d Only Memory)、RAM(Random
Access Memory)が備えられ、そのRO
Mに記憶されたプログラムに従い、例えば、大当たりの
発生制御などの遊技制御が行われるようになっている。
【0003】なお、制御回路装置には、その制御回路装
置と役物装置や球排出装置等の各種装置とを電気的に接
続するためのコネクタ部が、回路ボックスの側面に形成
された開口部から外部に露出した状態の制御回路基盤端
部に備えられている。また、両端にコネクタが備えられ
た各種配線を、制御回路装置と役物装置や球排出装置等
の各種装置に備えられた各コネクタ部に対し、コネクタ
をそれぞれ差し込むことによって、電気的接続を行って
いる。
【0004】一般的に、制御回路装置は、底部部材と表
面の蓋部材とを重ねたボックス体の内部に制御回路基盤
を収納した構成となっている。そして、このようなボッ
クス体内の制御回路基盤に対する不正行為は、蓋部材を
外してボックス体を開放し、内部の制御回路基盤に備え
られたROM等の電子部品を交換(或いはデータ書き換
え)することにより、正規な遊技性能ではない不正な遊
技性能を出すように行われていた。このため、制御回路
装置においては、ボックス体を一旦開放したら、そのこ
とが分かるような封印シールを底部部材と蓋部材との重
ね部に貼ったり、或いは、ボックス体の表面部をクリア
な樹脂により構成して、内部の制御回路基盤の状態を外
部から見えるようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の制御回
路装置は、底部部材と蓋部材を構造的にはビス止めのみ
で組み付けてボックス体を構成していたため、蓋部材を
外してボックス体を開放することは容易なものであっ
た。なお、制御回路装置の遊技盤裏面側への取り付け
も、ワンタッチ等により簡単に行われるようになってい
たため、遊技盤からの制御回路装置の取り外しについて
は、何等の不正対策も行われていなかった。また、底部
部材と蓋部材との重ね合わせ部に貼った封印シール(剥
がすと痕跡が残ってしまうシール)により、ボックス体
の不正な開放を防止するようにした場合、これは安易な
不正行為者には効果があるが、非常に専門的な不正行為
者については、例えば、偽の封印シールを持っているた
め、効果が無くなってしまっているのが実情である。
【0006】そして、これらの不正行為を防止するため
には、ボックス体を開放不可能或いは開放が非常に困難
な構造にすることが考えられる。しかし、遊技店におい
ては、一旦設置した遊技機に対して、抜き打ち的に公的
機関により不正基盤かどうかの検査、即ち、ROMの内
容検査が行われており、そのような検査を行う場合、前
述の如くボックス体の開放が不可能な場合であると検査
ができなくなってしまう。そのため、ボックス体を破壊
して開放することも考えられるが、ボックス体を破壊し
てしまうと、検査後にそのボックス体を開放不可能な状
態に戻して再使用することができなくなってしまう。ま
た、内部の制御回路基盤に故障などの不具合が生じた場
合においても、その修理に際して障害となる問題があっ
た。
【0007】そこで、本発明の目的は、制御回路基盤を
収容したボックス体の不正な開放を防止可能とした上
で、検査や修理の際の開放を可能とすると共に、その検
査や修理後は不正開放防止構造に戻せるようにした制御
回路装置を提供することにある。そして、本発明は、制
御回路装置において、ボックス体を不正に開放する行為
があっても、そのボックス体を開放する不正が行われた
ことが痕跡により容易に分かるようにすることも目的と
している。さらに、本発明は、検査後の不正開放をより
確実に防止可能とし、また、制御回路装置を遊技機の裏
面側から取り外せないような不正取り外し防止構造とす
るようにすることも目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1に記載の発明は、少なくとも、例えば、金属製
等の底部部材と少なくとも表面部の一部等に内部を視認
可能とするクリア面を有する樹脂製の蓋部材等の表部部
材とからなるボックス体の内部に、例えば、パチンコ遊
技機における可変表示装置や変動入賞装置に代表される
役物装置等の電気機器の制御を行うためのROM等の電
子部品を搭載した制御回路基盤を収納してなる制御回路
装置において、前記ボックス体の前記底部部材と前記表
部部材とを組み付けた際に上面部等で互いに重なる重合
部を形成すると共に、この重合部の複数箇所に、前記ボ
ックス体の不正な開放を防止するための結合具等による
不正開放防止用結合を可能とする不正開放防止用結合部
を形成し、これら複数箇所の不正開放防止用結合部の内
の何れかを予備として、結合具等による不正開放防止用
結合を行っていない状態に残してある構成、を特徴とし
ている。例えば、不正開放防止用止めを行っても、1回
あるいは数回はその部分を破壊等することで、ボックス
体を開放でき、その後、再度閉鎖する場合のために予備
の不正開放防止用結合部を残しておく。
【0009】ここで、不正開放防止用結合部の結合構造
としては、代表的にはリベット止めが挙げられるが、リ
ベット止めばかりではなく、ボックス体を開放しづら
く、また、開放したことが分かるような構成であれば何
でも良く、例えば、樹脂で係止部を形成し、一旦止めた
後では、その係止部を破壊しない限り開放はできない構
造にするなどでも良い。また、制御回路とは、例えば、
遊技機に備えられる可変表示装置、変動入賞装置、入賞
球センサー、装飾用のLEDやランプなどの各種電気的
機器の制御を行う役物制御回路に代表されるものであ
る。
【0010】このように、ボックス体を構成する底部部
材と表部部材とが互いに重なる重合部の複数箇所に形成
した不正開放防止用結合部の内の何れかを予備として残
した制御回路装置なので、例えば、抜き打ち的に行われ
るROM検査時や、回路の修理時の際に、予め止められ
ている不正開放防止用結合部を破壊して、検査や修理を
行った後、再度閉鎖する場合には、予備として備えられ
た不正開放防止用結合部により、再度不正や開放を防止
するようにボックス体を閉めておける。即ち、制御回路
基盤を収容したボックス体の不正な開放を防止できるこ
とは勿論のこと、検査や修理の際にボックス体を開放で
き、しかも、その検査や修理後には、ボックス体を不正
開放防止状態に戻せる。
【0011】そして、請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の制御回路装置であって、前記不正開放防止用
結合部を結合した後に前記ボックス体を開放した場合に
は、前記不正開放防止用結合部に前記ボックス体を、例
えば、ニッパで切断する等により開放した痕跡が残る構
造とした構成、を特徴としている。つまり、ボックス体
の不正な開放を行った場合には、例えば、破壊しなけれ
ばボックス体を開放できないようにして、その破壊箇所
等のように、痕跡が残るようにする。
【0012】このように、請求項1に記載の不正開放防
止用結合部を結合した後にボックス体を開放した場合に
は、その痕跡が残る構造とした制御回路装置なので、例
えば、不正開放防止用結合部を破壊しなければ開放でき
ないようにして、ボックス体の不正な開放をした場合に
は、破壊したことが後で痕跡として残ることから、不正
な開放を防止できるものとなる。
【0013】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2の何れかに記載の制御回路装置であっ
て、前記不正開放防止用結合部は、リベット止めまたは
かしめ止めにより結合される構成、を特徴としている。
【0014】このように、請求項1または請求項2の何
れかに記載の不正開放防止用結合部を、リベット止めま
たはかしめ止めにより結合した制御回路装置なので、確
実な固定状態が得られるリベット止めまたはかしめ止め
により、不正な開放を確実に防止できる。
【0015】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
または請求項2の何れかに記載の制御回路装置であっ
て、前記不正開放防止用結合部は、熱溶着により結合さ
れる構成、を特徴としている。例えば、長めの樹脂製の
ボスと、そのボス受け穴とを備え、ボックス体を閉鎖し
た後、ボス受け穴より出ているボスの頭の部分を熱によ
り潰して止めを行う。
【0016】このように、請求項1または請求項2の何
れかに記載の不正開放防止用結合部を、熱溶着により結
合した制御回路装置なので、確実な固定状態が得られる
熱溶着により、不正な開放を確実に防止できる。
【0017】そして、請求項5に記載の発明は、請求項
1から請求項4の何れかに記載の制御回路装置であっ
て、前記予備の前記不正開放防止用結合部は、例えば、
樹脂製の底部部材及び表部部材による重合部に金属板が
挿入された構造となっている構成、を特徴としている。
【0018】このように、請求項1から請求項4の何れ
かに記載の予備の不正開放防止用結合部が、金属板を挿
入した構造の制御回路装置なので、その挿入された金属
板の存在により不正開放防止用結合部が破壊しづらいも
のとなり、従って、特に検査後の不正開放をより確実に
防止できる。
【0019】さらに、請求項6に記載の発明は、請求項
1から請求項5の何れかに記載の制御回路装置であっ
て、前記制御回路装置は、パチンコ遊技機等の遊技機の
裏面側に取り付けられる役物制御回路装置であって、こ
の役物制御回路装置は、前記遊技機の裏面側の所定箇所
に対して、前記遊技機から前記役物制御回路装置を不正
に取り外せないようにする結合具やワイヤー等による不
正取り外し防止構造により取り付けられている構成、を
特徴としている。
【0020】ここで、遊技機としては、例えば、パチン
コ遊技機が代表的なものであるが、他の遊技機でもよ
く、その役物制御回路装置とは、例えば、遊技機に備え
られる可変表示装置、変動入賞装置、入賞球センサー、
装飾用のLEDやランプなどの各種電気的機器の制御を
行うものである。そして、不正取り外し防止構造として
は、役物制御回路装置を前記不正開放防止用結合部にお
いて遊技盤の裏面側に結合したり、または、遊技盤裏面
側と役物制御回路装置との間において、ワンタッチ止め
具等の結合具の他に、両者を互いにつないだワイヤーを
通した鉛を潰して固定したりする構造が挙げられるが、
他の構造のものも勿論採用し得る。また、遊技機の裏面
側とは、遊技盤の裏面側、または、その遊技盤の裏面側
に取り付けられる本体枠(前面枠)、或いは基枠体とし
ての裏メカベース盤の裏面や、入賞球案内部材も含まれ
る。
【0021】このように、請求項1から請求項5の何れ
かに記載の制御回路装置であって、遊技機の裏面側の所
定箇所に対して不正取り外し防止構造により取り付けた
役物制御回路装置なので、遊技機の裏面側から役物制御
回路装置が取り外せなくなり、従って、役物制御回路基
盤に対する不正行為をより確実に防止できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る制御回路装
置の実施の各形態例を図1から図9に基づいて説明す
る。
【0023】<第1の実施の形態例>先ず、図1は本発
明を適用した一例としての遊技機を示すもので、本体枠
に遊技盤及び基枠体を取り付けた状態の背面図であり、
図中、1は本体枠(前面枠)、2は基枠体(裏メカベー
ス盤)、3は遊技盤、4は上部入賞球案内部材、5は下
部入賞球案内部材、6は可変表示装置(メイン役物装
置)、7,8は中継基盤、11は制御回路装置(役物制
御回路装置)、12は電源部、13はコンセントプラ
グ、14は球発射装置、15は他の制御回路、16,1
7,18はフレキシブルプリント配線基板である。
【0024】この遊技機は、図示のように、本体枠であ
る前面枠1の裏面側に、その裏側の基枠体をなす裏メカ
ベース盤2が取り付けられて、この裏メカベース盤2よ
り前方に位置する遊技盤3が、前面枠1の内方に取り付
けられている。遊技盤3の図示しない前面側は、周知の
ように、遊技領域となっていて、その遊技領域には、可
変表示装置6、図示しない変動入賞装置、入賞球センサ
ー、装飾用のLEDやランプなどの各種電気的機器が配
設されている。遊技盤3の裏面には、入賞球流路を有す
る上下に分割された上部入賞球案内部材4と下部入賞球
案内部材5が取り付けられ、上部入賞球案内部材4に
は、メイン役物装置としての可変表示装置6が取り付け
られている。この可変表示装置6の背面に中継基盤7が
配設されており、また、他の中継基盤8も設けられてい
る。
【0025】そして、前述した遊技領域に備えられる可
変表示装置6、変動入賞装置、入賞球センサー、装飾用
のLEDやランプなどの各種電気的機器の制御を行う制
御回路装置である役物制御回路装置11が設けられてい
る。この役物制御回路装置11は、裏メカベース盤2に
取り付けられ、即ち、入賞球案内部材4,5をほぼ囲む
ような大きさの開口部2aを有する裏メカベース盤2の
下部に後述するようにして取り付けられる。裏メカベー
ス盤2を含む前面枠1の裏面側に、電源部12、コンセ
ントプラグ13、球発射装置14、他の制御回路15な
どが設けられており、役物制御回路装置11と中継基盤
7,8及び他の制御回路15とはフレキシブルプリント
基板16,17,18により接続されている。
【0026】次に、図2は前記役物制御回路装置11の
拡大斜視図で、図3はその分解斜視図であり、これらの
各図中、21はボックス体、22は底部部材、23は表
部部材(蓋部材)、24は役物制御回路基盤、25は電
子部品、26はコネクタ部、35は折り返し部、41,
42は重合部(内方折曲部)、41a,42aは結合
穴、47,48は重合部、47a,48aは結合穴、4
9はスリット、61はリベット、62は芯材引っ張り
棒、63は封印シールである。即ち、ボックス体21
は、金属製の底部部材22と表部部材としての樹脂製の
蓋部材23とから構成されており、底部部材22上に固
定されて蓋部材23により覆われる役物制御回路基盤2
4上には、多種の電子部品25が実装されると共に、そ
の一側部にコネクタ部26が実装して備えられている。
このコネクタ部26は、蓋部材23の一側面部の下部に
沿って切欠形状に形成したコネクタ部用開口部27から
外部に露出しており、このコネクタ部用開口部27があ
る側面部に複数の放熱用開口部28,28,28,…が
形成されている。
【0027】底部部材22は、静電気等の電気的な信号
ノイズに強くなるようグランド面を構成する金属製のも
のを採用しており、その底板部の三辺部に、蓋部材23
内に入る折り返し片31,32,33,34,34を形
成すると共に、底板部の平行する二辺部に、折り返し片
32,34の間と折り返し片33,34の間に位置し
て、蓋部材23の側面部と面一のフラット面となる折り
返し片35,35を形成している。また、底板部の蓋部
材23の四隅部と対応する部分には、取付片36,3
6,36,36が起設されると共に、ドライバー挿入穴
37,37,37,37が形成されている。そして、底
板部の折り返し片31と平行する一辺部に上方への短い
折り曲げ片38を形成すると共に、その両側辺部の取付
片36,36との間にも上方への短い折り曲げ片39,
39を形成している。
【0028】以上の底部部材22の各折り返し片31,
32,33,34,34,35,35および折り曲げ片
38の下部には、底板部の上面に沿うようにして、放熱
口を兼ねると共に、不正防止対策のために役物制御回路
基盤24の裏面を覗くための放熱口兼覗き穴用開口部が
図示の如く形成されている。そして、折り返し片32,
34の間と折り返し片33,34の間に位置して、蓋部
材23の側面部と面一のフラット面となる折り返し片3
5,35の上部には、蓋部材23の上面部の下側への重
合部をなす縦長の内方折曲部41と横長の内方折曲部4
2がそれぞれ形成されている。なお、これらの各内方折
曲部41,42の一端部側には、2個ずつの結合穴41
a,41a及び結合穴42a,42aがそれぞれ形成さ
れている。また、折り返し片31と平行する折り曲げ片
38は、役物制御回路基盤24のコネクタ部26を備え
る一側部を載せるようになっている。
【0029】蓋部材23は、下面が開口するボックス形
状をなす樹脂製で、特に、不正防止対策のために内部の
役物制御回路基盤24上を透視できる透明なクリア部材
により形成したものを採用しており、その一側面部の下
部に沿って切欠形状にコネクタ部用開口部27を形成し
ている。なお、蓋部材23は、その内部の四隅部に取付
ボス43,43,43,43を突設している。また、コ
ネクタ部用開口部27を有する側面部から直交方向の平
行する二側面部には、前記底部部材22の折り返し片3
5,35が合致して面一のフラット面となるようにする
切欠形状部44,44を形成すると共に、その両側方に
外側へ突出する取付ボス45,45,45を突設してい
る。これら各取付ボス45,45,45には、前述した
遊技機の遊技盤裏面に対する取付用のワンタッチ止め具
46,46,46が組み込まれている。
【0030】そして、蓋部材23の上面部で、底部部材
22の前記内方折曲部41,42との重合部47,48
には、前記内方折曲部41,42の結合穴41a,41
a,42a,42aと各々合致する結合穴47a,47
a及び結合穴48a,48aがそれぞれ形成されてい
る。さらに、これら各結合穴47a,47a,48a,
48aの周囲には、上下方向に貫通して、[]状に対向
して対をなすスリット49,49,49,49,…がそ
れぞれ形成されている。
【0031】役物制御回路基盤24は、前述した遊技機
の役物装置や球排出装置等の各種装置を制御するため
に、ROM等の電子部品25を基盤上に多数実装すると
共に、基盤上の一側部にコネクタ部26を実装したもの
である。この役物制御回路基盤24には、蓋部材23の
四隅部に対応する取付穴51,51,51,51が形成
されていて、その内方の基盤上に、抵抗器、半導体、I
C等の多数の各種電子部品25が実装されている。そし
て、制御回路基盤4の取付穴51,51部分から延長さ
れた一側部上には、多数の各種コネクタ52が実装して
備えられている。さらに、蓋部材23の表面部で一方の
切欠形状部44がある側には、遊技機の確率設定キー5
3が備えられている。なお、取付穴51の周りは、役物
制御回路基盤24の金属面(グランド面)が剥き出して
いて、ビス止めすることにより底部部材22と接触状態
となる。また、図中、54は電源コード、55は電源差
込みソケットである。
【0032】次に、以上の役物制御回路装置11の組み
立てについて説明する。予め確率設定キー53を蓋部材
23に組み付けておいてから、図3に示すようにして、
底部部材22の取付片36,36,36,36上に役物
制御回路基盤24の取付穴51,51,51,51部分
を重ねて、さらに、その取付穴51,51,51,51
部分上に蓋部材23の取付ボス43,43,43,43
を載せて、底部部材22のドライバー挿入穴37,3
7,37,37から図示しないビスを入れてドライバー
でねじ込む。これにより、底部部材22上に役物制御回
路基盤42を挟んで蓋部材23が結合された状態とな
り、従って、役物制御回路装置11のボックス体21が
組み立てられる。
【0033】このようなボックス体21の組立状態にお
いて、図2に示したように、蓋部材23の側面部の下部
に沿って切欠形状に形成したコネクタ部用開口部27か
ら外部に、役物制御回路基盤24の一側部に沿って備え
たコネクタ部26が露出している。また、蓋部材23の
平行する二側面部の切欠形状部44,44には、底部部
材22の折り返し片35,35がそれぞれ合致して面一
のフラット面となっている。なお、これら折り返し片3
5,35の上部の内方折曲部41,42は、蓋部材23
の上面部の重合部47,48の下側にそれぞれ接触状態
となっている。
【0034】以上の役物制御回路装置11は、そのボッ
クス体21(蓋部材23)の周囲の取付ボス45,4
5,45において、各々のワンタッチ止め具46,4
6,46の押し込み操作により、図1に示されるよう
に、裏メカベース盤2の開口部2aの下部に取り付けら
れる。ところで、以上のような役物制御回路装置11の
ボックス体21の不正開放防止用結合構造として第1の
実施の形態例では、図4に拡大して示すように、リベッ
ト止めにより行っている。
【0035】即ち、この第1の実施の形態例では、ボッ
クス体21の上面部の対向する二側部において、底部部
材22の折り返し片35,35の上部の内方折曲部4
1,42と蓋部材23の上面部の重合部47,48とが
それぞれ重なった部分を、図2から図4に示したよう
に、リベット止めすることにより不正開放防止用結合構
造としている。具体的には、図3に示すように、上方か
ら蓋部材23の結合部47,48の各1個ずつの結合穴
47a,48a、底部部材22の内方折曲部41,42
の各1個ずつの結合穴41a,42aにリベット61,
61をそれぞれ挿入して、そのリベット61の図示しな
い中空部内の芯材と一体の芯材引っ張り棒62を引っ張
ることにより、芯材の頭が、外側の中空部を広げること
によってリベット61の固定が行われる。その後、芯材
引っ張り棒62は芯材を残して切断される。
【0036】これにより、底部部材22の内方折曲部4
1,42と、蓋部材23の上面部の重合部47,48と
が、リベット61,61によってそれぞれ強固に結合さ
れる。従って、これらの各リベット61,61の部分が
不正開放防止用結合部となっており、また、残る各1個
ずつの結合穴47a,48aの部分が、後述するよう
に、予備の不正開放防止用結合部となる。そして、図2
及び図4に示したように、底部部材22の折り返し片3
5,35と蓋部材23の切欠形状部44,44の上部か
ら表面部にかけて封印シール63,63をそれぞれ貼付
する。この場合、一方の重合部48側のリベット61も
封印シール63により同時に封印しておく。また、リベ
ット61部の破壊痕跡が見えるように一部を封印する
と、より効果的である。なお、ボックス体21を開放す
る場合は、リベット61による不正開放防止用結合部を
破壊しなければならず、即ち、リベット61の周り
の[]状に対向して対をなすスリット49,49に、図
示しないニッパ等の工具や刃物を差し込んで、その[]
状のスリット49,49間の部分を切断しなければなら
ない。
【0037】以上の通り、役物制御回路装置11におい
て、ボックス体21の不正開放防止止めを行ったことに
より、ボックス体21の不正な開放を防止できる。ま
た、蓋部材23の表面がクリアであることから、不正開
放防止用の止め部材(リベット61)の表側ばかりでは
なく裏側も良く見ることができるため、正常なものかど
うかを容易に確認できる。しかも、ボックス体21の不
正開放防止をリベット61止めにより行ったことで、ボ
ックス体21の閉鎖状態を確実に行うことができ、不正
開放をより防止できる。また、蓋部材23のリベット6
1止め部分を樹脂としたことで、リベット61止めを壊
してボックス体21の不正開放を行うと、樹脂部が破壊
されるため、不正が行われたことが後から分かる。そし
て、蓋部材23の上面部による重合部47,48(底部
部材22の折り返し35,35の上部の内方折曲部4
1,42)に不正開放防止止めを行うので、作業性が良
い。また、ボックス体21の上面部で不正開放防止止め
が行われるので、蓋部材23のクリアな表面から、不正
開放防止用の止め部材(リベット61)の裏側を良く見
ることができ、正常なものかどうか容易に確認できる。
さらに、ボックス体21のリベット61止めの位置と封
印シール63の位置を近傍にしたことにより、ボックス
体21の不正開放が行われていない正常な役物制御回路
装置11かどうかの確認が一目で簡単に行える。
【0038】そして、第1の実施の形態例の役物制御回
路装置11によれば、特に、以下に列挙する効果を発揮
できる。 (1)複数箇所に形成された不正開放防止用結合部の内
の何れかを予備として、不正開放防止止めを行わないよ
うにしたため、抜き打ち的に行われるROM検査時や、
回路の修理時に、予め止められている不正開放防止用結
合部、即ち、リベット61の周りの[]状のスリット4
9,49間の部分を破壊して、検査や修理を行った後、
再度閉鎖する場合に、予備として備えられた不正開放防
止用結合部、即ち、残る各1個ずつの結合穴47a,4
8aの部分をリベット止めすることにより、再度不正な
開放を防止するようにボックス体21を閉められるの
で、従来のような問題点を解消できる。
【0039】(2)不正開放防止用結合部は、ボックス
体21を開放した場合には、その開放した痕跡が残るよ
うにしたため、例えば、実施の形態例の如くリベット6
1の周りの[]状のスリット49,49間の部分を破壊
して、不正開放防止用結合部を破壊しなければ開放でき
ないようにすることにより、不正な開放をした場合に
は、破壊したことが後で痕跡として残るため、不正な開
放を防止することが可能となる。なお、検査時にもその
リベット61の周りの[]状のスリット49,49間の
部分を破壊するが、その場合は、検査記録として残って
いるため、問題はない。また、予備の不正開放防止用結
合部も開放すれば痕跡が残るようになっているため、検
査後に不正した場合にも、その行為が後から判明でき
る。
【0040】(3)不正開放防止止めは、リベット61
止めにより行うことによって、不正な開放を確実に防止
できる。なお、リベット止めと同様の機能が得られるも
のとして、かしめ止めを採用してもよい。
【0041】<第2の実施の形態例>図5は本発明によ
る制御回路装置(役物制御回路装置11)のボックス体
21の不正開放防止用結合構造の第2の実施の形態例を
示す分解斜視図で、図6はその不正開放防止用結合構造
部の拡大斜視図である。これらの図5及び図6におい
て、前述した第1の実施の形態例と同様に、23は表部
部材(蓋部材)、24は役物制御回路基盤、25は電子
部品、26はコネクタ部、27はコネクタ部用開口部、
28は放熱用開口部、45は取付ボス、46はワンタッ
チ止め具、51は取付穴、52はコネクタ、53は確率
設定キー、54は電源コード、55は電源差込みソケッ
トであり、29は取付凹部、56は底部部材、57は金
属板、58は取付ボス、59は取付片、64は重合部
(突片部)、65は結合ボス、66は重合部(突片
部)、67はボス穴、68は金属突片部、69はボス
穴、71は溶着部、72は刻印である。
【0042】この第2の実施の形態例では、樹脂製の底
部部材56を採用して、この樹脂製の底部部材56と役
物制御回路基盤24との間に金属板57を介装してい
る。即ち、図5に示すように、蓋部材23の四隅部に取
付凹部29,29,29,29を形成して、底部部材5
6の対応する部分に、取付ボス58,58,58,58
を起設すると共に、金属板57の対応する部分にも、取
付片59,59,59,59を形成する。そして、底部
部材56の平行する両側部に、外側へ突出する重合部で
ある一対の突片部64,64をそれぞれ形成して、その
各突片部64,64上に結合ボス65,65をそれぞれ
一体に起設しておく。さらに、蓋部材23の平行する両
側部にも、外側へ突出する重合部である一対の突片部6
6,66をそれぞれ形成して、その各突片部66,66
にボス穴67,67をそれぞれ形成しておく。また、金
属板57の平行する両側部にも、外側へ突出する一本の
金属突片部68を形成して、その金属突片部68にボス
穴69を形成しておく。
【0043】以上において、ボックス体21の組み立て
は、底部部材56の取付ボス58,58,58,58上
に金属板57の取付片59,59,59,59を重ね、
その上に役物制御回路基盤24の取付穴51,51,5
1,51部分を重ねて、さらにその上に蓋部材23の取
付凹部29,29,29,29を重ねた状態で、これら
を図示しないビスにより固定する。そして、以上のボッ
クス体21の組み立ての際に、底部部材56の突片部6
4,64,64,64の上には、蓋部材23の突片部6
6,66,66,66が載り、しかも、そのうち片側当
たりで一方の間に、図6に示したように、金属板57の
金属突片部68,68が挿入された状態になっている。
さらに、このような重合部の上には、ボス穴69,6
9,67,67,67,67を貫通して結合ボス65,
65,65,65がそれぞれ突出した状態となってい
る。
【0044】従って、ボックス体21の組立後は、突片
部64,66間に金属突片部68が挿入されていない方
の重合部において、樹脂製の結合ボス65を熱溶着する
ことで、図6に示すように、突片部66上に広がった溶
着部71を形成すると同時に、この溶着部71上に、メ
ーカー名の頭文字等の刻印72を施しておく。例えば、
専用の器具により溶着と同時に刻印72を施す。こうし
て、これらの各溶着部71,71の部分が不正開放防止
用結合部となっており、また、突出状態にある残る各1
個ずつの結合ボス65,65の部分が予備の不正開放防
止用結合部となる。なお、ボックス体21を開放する検
査時は、結合ボス65の熱溶着による不正開放防止用結
合部を破壊し、即ち、金属突片部68が挿入されていな
い方で溶着部71がある突片部64,66を、図示しな
いニッパ等の工具や刃物により切断する。また、検査後
は、残る予備の不正開放防止用結合部である突片部6
4,66間に金属突片部68が挿入された方の結合ボス
65を、専用器具により熱溶着する。この結果、ボック
ス体21を不正に開放しようとしても、突片部64,6
6間には金属突片部68があるため、ニッパ等の工具や
刃物で容易に切断することができないものとなる。
【0045】以上の通り、第2の実施の形態例の役物制
御回路装置11によれば、前述した第1の実施の形態例
により得られる前記(1),(2)の効果に加えて、次
の(4),(5)の効果を発揮できる。 (4)不正開放防止止めは、熱溶着(樹脂製結合ボス6
5の溶着部71)により行うことによって、不正な開放
を確実に防止できる。 (5)予備として備えられた不正開放防止用結合部(突
片部64,66間)には、金属板(金属突片部68)が
挿入されているため、破壊しづらいものとなり、検査後
の不正開放をより確実に防止できる。また、重合部が突
出しているため、破壊したことがすぐに分かる。
【0046】<第3の実施の形態例>図7は本発明によ
る制御回路装置(役物制御回路装置11)の不正開放防
止用結合構造の第3の実施の形態例を示すもので、遊技
盤裏面側への取り付けも併せて示した分解斜視図であ
る。この図7において、前述した第1の実施の形態例と
同様に、3は遊技盤、4は上部入賞球案内部材、5は下
部入賞球案内部材、6は可変表示装置(メイン役物装
置)、7は中継基盤であり、81はボックス体、82は
底部部材、83は表部部材(蓋部材)、84は取付ボ
ス、85は取付ボス、86はワンタッチ止め具、87は
結合ボス、88は重合部(突片部)、89は重合部(突
片部)である。
【0047】この第3の実施の形態例では、前記役物制
御回路装置11の前記役物制御回路基盤24を収納した
ボックス体81を、上部入賞球案内部材4及び下部入賞
球案内部材5に対して不正開放防止結合構造を兼ねた不
正取り外し防止構造としている。即ち、図7に示すよう
に、ボックス体81は、ともに樹脂製の底部部材82と
表部部材である蓋部材83とからなる縦長形状のもの
で、このボックス体81を取り付けるために、上部入賞
球案内部材4と下部入賞球案内部材5とに左右2個ずつ
で計4個の取付ボス84,84,84,84を形成し
て、縦長形状の底部部材82の上下に対応する取付ボス
85,85,85,85を形成している。この底部部材
82の取付ボス85,85,85,85を入賞球案内部
材4,5の取付ボス84,84,84,84にそれぞれ
合わせて、ワンタッチ止め具86,86,86,86に
より取り付ける。
【0048】また、上部入賞球案内部材4の左側部に上
下2個の結合ボス87,87を形成すると共に、下部入
賞球案内部材5の左側部にも1個の結合ボス87を形成
しておく。さらに、底部部材82の左側部に重合部であ
る上中下3個の突片部88,88,88を形成して、蓋
部材83の左側部にも対応する重合部である3個の突片
部89,89,89を形成しておく。底部部材82と蓋
部材83とを四隅部でビス止めしたことによるボックス
体81の組立状態において、底部部材82の突片部8
8,88,88と蓋部材83の突片部89,89,89
は何れも重合状態にある。
【0049】従って、前述したように入賞球案内部材
4,5の取付ボス84,84,84,84に底部部材8
2の取付ボス85,85,85,85をそれぞれ合わ
せ、ワンタッチ止め具86,86,86,86により遊
技盤3裏面に取り付けたボックス体81は、さらに、そ
の底部部材82の突片部88,88,88と蓋部材83
の突片部89,89,89とによる3つの重合部の内の
1箇所を、入賞球案内部材4,5に設けた3個の結合ボ
ス87,87,87の1つにリベット止めする。即ち、
例えば、最も上の突片部88,89を結合ボス87に対
して図示しないリベット(前述した第1の実施の形態例
におけるリベット61参照)により同時に結合する。こ
うして、最も上の結合ボス87及び突片部88,89の
部分が不正開放防止用結合部を兼ねた不正取り外し防止
構造となっており、また、残る下方の2組の結合ボス8
7及び突片部88,89と結合ボス87及び突片部8
8,89の部分が予備の不正開放防止用結合部を兼ねた
不正取り外し防止構造となっている。
【0050】この結果、ボックス体81を開放する検査
時は、リベット止めによる不正開放防止用結合部を兼ね
た不正取り外し防止構造部分を破壊し、即ち、ボックス
体81の樹脂製の突片部88,89を、図示しないニッ
パ等の工具や刃物により切断する。また、検査後は、残
る予備の不正開放防止用結合部を兼ねた不正取り外し防
止構造部分である2組の結合ボス87及び突片部88,
89または結合ボス87及び突片部88,89の部分の
何れかをリベット止めする。このように、予備の不正開
放防止用結合部を兼ねた不正取り外し防止構造部分を2
組残しておくようにしてもよい。
【0051】以上の通り、第3の実施の形態例の役物制
御回路装置11によれば、前述した第1及び第2の実施
の形態例により得られる前記(1),(2),(3)ま
たは(4),(5)の効果に加えて、次の(6)の効果
を発揮できる。 (6)役物制御回路装置11を遊技機の裏面側(第3の
実施の形態例では、遊技盤3の裏面の入賞球案内部材
4,5に対するものとしたが、遊技盤3の裏面に直接或
いは裏メカベース盤2に対するものとしてもよい)から
取り外せないような不正取り外し防止止めを行うことに
よって、役物制御回路基盤24に対する不正行為をより
確実に防止できる。
【0052】<第4の実施の形態例>図8は本発明によ
る制御回路装置(役物制御回路装置11)の不正開放防
止用結合構造の第4の実施の形態例を示すもので、遊技
盤裏面側の要部を示した拡大斜視図であり、図9はその
制御回路装置(役物制御回路装置11)の不正取り外し
防止構造部を示すもので、(a)はワイヤーを鉛に通す
前の状態を示す分解斜視図、(b)はワイヤーを通した
鉛を潰して固定した状態を示す斜視図である。これらの
図8及び図9において、前述した第1の実施の形態例と
同様に、2は基枠体(裏メカベース盤)、2aは開口
部、8は中継基盤、15は他の制御回路、16,17,
18はフレキシブルプリント配線基板、11は役物制御
回路装置、21はボックス体、22は底部部材、23は
表部部材(蓋部材)、35は折り返し片、44は切欠形
状部、45は取付ボス、46はワンタッチ止め具、4
7,48は重合部、47a,48aは結合穴、49はス
リット、53は確率設定キー、61はリベット、63は
封印シールであり、91は結合ボス、92は重合部(突
片部)、93は重合部(突片部)、94は封印シール、
95はワイヤー、96は鉛玉、97は刻印である。
【0053】この第4の実施の形態例では、役物制御回
路装置11のボックス体21を、裏メカベース盤2に対
して不正開放防止結合構造を兼ねた不正取り外し防止構
造としている。即ち、図8に示すように、裏メカベース
盤2の開口部2aの下部において、前述した第1の実施
の形態例と同様に、ボックス体21(蓋部材23)の周
囲の取付ボス45,45,45にてワンタッチ止め具4
6,46,46の押し込み操作により役物制御回路装置
11は取り付けられており、この役物制御回路装置11
(ボックス体21)の上方の裏メカベース盤2に、左右
2個の結合ボス91,91を形成しておく。そして、ボ
ックス体21の上部側面で、底部部材22の折り返し片
35の一側部に重合部である突片部92を形成すると共
に、蓋部材23の切欠形状部44の一側部にも対応する
重合部である突片部93を形成しておく。
【0054】また、ボックス体21(蓋部材23)の左
側面と裏メカベース盤2とにわたって封印シール94を
貼り付けている。このようなボックス体21と裏メカベ
ース盤2との間において、裏メカベース盤2に設けた左
右2個の結合ボス91,91の内の一方の結合ボス91
(図示例では右側のもの)の通し穴にワイヤー95を通
して、このワイヤー95を、ボックス体21の重合状態
にある突片部92,93の通し穴に通す。そして、この
ワイヤー95の両端を、図9(a)に拡大して示すよう
に、鉛玉96の直径方向の通し穴に通して、ワイヤー9
5をループ状にしてから、図9(b)に示したように、
鉛玉96を厚さ方向に潰すと同時に、その鉛玉96の表
面に、メーカー名の頭文字等の刻印97を施しておく。
なお、鉛玉96に代えて、樹脂を用い、熱で溶かして潰
して同様の刻印を施してもよい。
【0055】従って、裏メカベース盤2に設けた左右2
個の結合ボス91,91の内の一方の結合ボス91と、
ボックス体21の重合状態にある突片部92,93と、
これらを通したワイヤー95と、このワイヤー95をル
ープ状に固定した鉛玉96とによって、不正開放防止用
結合部を兼ねた不正取り外し防止構造となっており、ま
た、裏メカベース盤2に設けた残る他方の結合ボス91
(図示例では左側のもの)が、予備の不正開放防止用結
合部を兼ねた不正取り外し防止構造となる。この結果、
ボックス体21を開放する検査時は、ワイヤー止めによ
る不正開放防止用結合部を兼ねた不正取り外し防止構造
部分を破壊し、即ち、裏メカベース盤2に設けられてワ
イヤー95が通された結合ボス91を、図示しないニッ
パ等の工具や刃物により切断したり、或いは、鉛玉96
の部分を、図示しない工具等により破壊する。また、検
査後は、裏メカベース盤2に残る予備の不正開放防止用
結合部を兼ねた不正取り外し防止構造部分である結合ボ
ス91(図示例では左側のもの)の通し穴に、前述と同
様に、新たなワイヤー95を通して、ボックス体21の
突片部92,93の通し穴に通してから、新たな鉛玉9
6の潰しによりワイヤー95をループ状に固定する。
【0056】以上の通り、第4の実施の形態例の役物制
御回路装置11によれば、前述した第1から第3の実施
の形態例により得られる前記(1),(2),(3)ま
たは(4),(5),(6)の効果を発揮できる。そし
て、ワイヤー95で固定してあるため、ワンタッチ止め
具46を外せば、ボックス体21がワイヤー95である
程度固定されたまま自由になるため、例えば、役物制御
回路基盤24の裏側の点検時などに効果的である。
【0057】なお、以上の実施の各形態例においては、
パチンコ遊技機の遊技盤裏面側に取り付ける役物制御回
路装置としたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、他の電子機器における制御回路装置であってもよ
い。さらに、制御回路装置のボックス体の形状等も任意
であり、その他、制御回路装置の内部構成を含む具体的
な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿
論である。
【0058】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
係る制御回路装置によれば、ボックス体の底部部材と表
部部材との重合部に設けた複数箇所の不正開放防止用結
合部の内の何れかを予備として残したため、例えば、抜
き打ち的に行われるROM検査時や、回路の修理時の際
に、予め止められている不正開放防止用結合部を破壊し
て、検査や修理を行った後、再度閉鎖する場合には、予
備として備えられた不正開放防止用結合部により、再度
不正な開放を防止するようにボックス体を閉めておくこ
とができる。従って、制御回路基盤を収容したボックス
体の不正な開放を防止できることは勿論のこと、検査や
修理の際にボックス体を開放することができ、しかも、
その検査や修理後には、ボックス体を不正開放防止状態
に戻しておくことができる。
【0059】そして、請求項2に記載の発明に係る制御
回路装置によれば、不正開放防止用結合部を結合した後
にボックス体を開放した場合には、その痕跡が残る構造
としたため、請求項1に記載の発明により得られる効果
に加えて、ボックス体の不正な開放をした場合には、破
壊したことが後で痕跡として残ることによって、不正な
開放を防止することができる。
【0060】さらに、請求項3に記載の発明に係る制御
回路装置によれば、不正開放防止用結合部を、リベット
止めまたはかしめ止めにより結合したため、請求項1ま
たは請求項2の何れかに記載の発明により得られる効果
に加えて、確実な固定状態が得られるリベット止めまた
はかしめ止めによって、不正な開放を確実に防止するこ
とができる。
【0061】また、請求項4に記載の発明に係る制御回
路装置によれば、不正開放防止用結合部を、熱溶着によ
り結合したため、請求項1または請求項2の何れかに記
載の発明により得られる効果に加えて、確実な固定状態
が得られる熱溶着によって、不正な開放を確実に防止す
ることができる。
【0062】そして、請求項5に記載の発明に係る制御
回路装置によれば、予備の不正開放防止用結合部が、金
属板を挿入した構造のため、請求項1から請求項4の何
れかに記載の発明により得られる効果に加えて、不正開
放防止用結合部を、その挿入された金属板の存在によっ
て、破壊しづらいものにすることができる。従って、特
に検査後の不正開放をより確実に防止することができ
る。
【0063】さらに、請求項6に記載の発明に係る制御
回路装置によれば、遊技機の裏面側の所定箇所に対して
役物制御回路装置を不正取り外し防止構造により取り付
けたため、請求項1から請求項5の何れかに記載の発明
により得られる効果に加えて、遊技機において、その裏
面側から役物制御回路装置を取り外せなくすることがで
きる。従って、遊技機において、その裏面側に備えられ
る役物制御回路基盤に対する不正行為をより確実に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としての遊技機を示すも
ので、本体枠に遊技盤及び基枠体を取り付けた状態の背
面図である。
【図2】本発明による不正開放防止用結合構造の第1の
実施の形態例を示すもので、図1の制御回路装置の拡大
斜視図である。
【図3】図2の制御回路装置の分解斜視図である。
【図4】図2の制御回路装置の要部を示す拡大斜視図で
ある。
【図5】本発明による制御回路装置の不正開放防止用結
合構造の第2の実施の形態例を示す分解斜視図である。
【図6】図5の不正開放防止用結合構造部の拡大斜視図
である。
【図7】本発明による制御回路装置の不正開放防止用結
合構造の第3の実施の形態例を示すもので、遊技盤裏面
側への取り付けも併せて示した分解斜視図である。
【図8】本発明による制御回路装置の不正開放防止用結
合構造の第4の実施の形態例を示すもので、遊技盤裏面
側の要部を示した拡大斜視図である。
【図9】図8の制御回路装置の不正取り外し防止構造部
を示すもので、(a)はワイヤーを鉛に通す前の状態を
示す分解斜視図、(b)はワイヤーを通した鉛を潰して
固定した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 制御回路装置 21 ボックス体 22 底部部材 23 表部部材 24 制御回路基盤 25 電子部品 41,42 重合部(段差部) 41a,42a 結合穴 47,48 重合部 47a,48a 結合穴 49 スリット 56 底部部材 57 金属板 61 リベット 63 封印シール 64 重合部(突片部) 65 結合ボス 66 重合部(突片部) 68 金属突片部 71 溶着部 72 刻印 81 ボックス体 82 底部部材 83 表部部材 87 結合ボス 88 重合部(突片部) 89 重合部(突片部) 91 結合ボス 92 重合部(突片部) 93 重合部(突片部) 94 封印シール 95 ワイヤー 96 鉛玉 97 刻印

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも底部部材と表部部材とからな
    るボックス体の内部に、電子部品を搭載した制御回路基
    盤を収納してなる制御回路装置において、 前記ボックス体の前記底部部材と前記表部部材とを組み
    付けた際に互いに重なる重合部を形成すると共に、 この重合部の複数箇所に、前記ボックス体の不正な開放
    を防止するための不正開放防止用結合を可能とする不正
    開放防止用結合部を形成し、 これら複数箇所の不正開放防止用結合部の内の何れかを
    予備として、不正開放防止用結合を行っていない状態に
    残してあること、を特徴とする制御回路装置。
  2. 【請求項2】 前記不正開放防止用結合部を結合した後
    に前記ボックス体を開放した場合には、前記不正開放防
    止用結合部に前記ボックス体を開放した痕跡が残る構造
    としたこと、を特徴とする請求項1に記載の制御回路装
    置。
  3. 【請求項3】 前記不正開放防止用結合部は、リベット
    止めまたはかしめ止めにより結合されること、を特徴と
    する請求項1または請求項2の何れかに記載の制御回路
    装置。
  4. 【請求項4】 前記不正開放防止用結合部は、熱溶着に
    より結合されること、を特徴とする請求項1または請求
    項2の何れかに記載の制御回路装置。
  5. 【請求項5】 前記予備の前記不正開放防止用結合部
    は、金属板が挿入された構造となっていること、を特徴
    とする請求項1から請求項4の何れかに記載の制御回路
    装置。
  6. 【請求項6】 前記制御回路装置は、遊技機の裏面側に
    取り付けられる役物制御回路装置であって、 この役物制御回路装置は、前記遊技機の裏面側の所定箇
    所に対して、前記遊技機から前記役物制御回路装置を不
    正に取り外せないようにする不正取り外し防止構造によ
    り取り付けられていること、を特徴とする請求項1から
    請求項5の何れかに記載の制御回路装置。
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