JP2003305253A - パチンコ機の制御基板収納ボックス - Google Patents

パチンコ機の制御基板収納ボックス

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JP2003305253A JP2003149272A JP2003149272A JP2003305253A JP 2003305253 A JP2003305253 A JP 2003305253A JP 2003149272 A JP2003149272 A JP 2003149272A JP 2003149272 A JP2003149272 A JP 2003149272A JP 2003305253 A JP2003305253 A JP 2003305253A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御基板収納ボックスに収納した制御基板の
不正改造をより一層確実に防止する。 【解決手段】 ケース体1とこれに取り付けられるカバ
ー体2とを備え、パチンコ機における制御基板3を収納
する。ケース体1とカバー体2とを分離不能に結合する
結合手段(40,41)を設ける。制御基板3の不正な
ROM交換等の不正改造をするためには結合手段(4
0,41)による結合部分を破壊させなければならず、
その痕跡が明らかに残る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ機の制
御基板収納ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、制御基板の不正改造、例えば
不正ROMの交換を防止するために、制御基板を収納す
る制御基板収納ボックスには様々な工夫が施されている
が、一般的にはカバー体をケース体にビス止めして固定
し、その上で両者間に封印シールを貼り付けておくこと
により、カバー体の開放そのものを禁止して制御基板の
不正改造を防止するとともに、万一カバー体が開けられ
て不正改造が行われた場合には、封印シールが切断され
ていることから容易に不正行為が行われた事実を発見で
きるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、封印シールさえ剥がせばカバー体を開け
ることができるので、比較的容易に制御基板の不正改造
を行うことができてしまうという問題があり、また不正
改造後、封印シールを巧妙に再度貼り付ければ、不正改
造の事実を発見することも困難になってしまうという問
題があった。
【0004】そこで、本発明は、制御基板の不正改造を
より確実に防止し得るパチンコ機の制御基板収納ボック
スを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1の発明は、ケース体とこれに取り付けられるカバー
体とを備え、パチンコ機における制御基板を収納するパ
チンコ機の制御基板収納ボックスであって、前記ケース
体とカバー体とを分離不能に結合する結合手段を設けた
ことを特徴とするパチンコ機の制御基板収納ボックスで
ある。この請求項1記載のパチンコ機の制御基板収納ボ
ックスによると、ケース体とカバー体とが結合手段によ
り分離不能に結合されているため、制御基板のROM交
換等の不正改造をするためには前記結合手段による結合
部分を破壊させなければならず、このため不正改造され
たとしても結合部分の破壊の痕跡が明らかに残ることに
なるので、従来に比べ、制御基板の不正改造をより確実
に防止することができる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載のパチン
コ機の制御基板収納ボックスであって、結合手段は、ケ
ース体とカバー体とを締結する締結手段と、その締結手
段に対する締結解除作用を防止する締結解除防止手段か
らなることを特徴とするパチンコ機の制御基板収納ボッ
クスである。この請求項2記載のパチンコ機の制御基板
収納ボックスによると、ケース体とカバー体とを締結手
段で締結し、その後に締結解除防止手段を設けるといっ
た簡単な構造によりケース体とカバー体とを分離不能に
結合することができる。
【0007】請求項3の発明は、請求項2記載のパチン
コ機の制御基板収納ボックスであって、締結手段が回動
操作部材と係合する係合部をもつネジ部材からなり、締
結解除防止手段が前記ネジ部材に設けられて回動操作部
材の所定以上の締め付け力によって剪断するくびれ部か
らなることを特徴とするパチンコ機の制御基板収納ボッ
クスである。この請求項3記載のパチンコ機の制御基板
収納ボックスによると、締結手段のネジ締め付け時にく
びれ部が剪断することによってケース体とカバー体とを
分離不能に結合することができるので、締結解除防止手
段としての別部品を設ける必要がない。
【0008】請求項4の発明は、請求項1記載のパチン
コ機の制御基板収納ボックスであって、ケース体とカバ
ー体の少なくとも一方における結合手段による結合部分
とその結合部分以外の部分とを切断可能な支持部で連設
したことを特徴とするパチンコ機の制御基板収納ボック
スである。この請求項4記載のパチンコ機の制御基板収
納ボックスによると、カバー体を正当な理由の下に外し
たい場合には、支持部を切断することにより結合部分を
残したままカバー体を簡単に開けることができる。
【0009】請求項5の発明は、請求項1記載のパチン
コ機の制御基板収納ボックスであって、結合手段が樹脂
の熱溶接であることを特徴とするパチンコ機の制御基板
収納ボックスである。この請求項5記載のパチンコ機の
制御基板収納ボックスによると、ケース体とカバー体と
を熱溶接により分離不能に結合することができる。
【0010】請求項6の発明は、請求項5記載のパチン
コ機の制御基板収納ボックスであって、熱溶接が超音波
加熱溶接であることを特徴とするパチンコ機の制御基板
収納ボックスである。この請求項6記載のパチンコ機の
制御基板収納ボックスによると、溶接作業時に溶接部位
のみ熱が発生し他の部位はほとんど熱くならないため、
やけどの危険を免れることができる。
【0011】請求項7の発明は、請求項5記載のパチン
コ機の制御基板収納ボックスであって、結合手段に軸部
に凹部をもつ頭付き軸部材からなる連結部材を設け、そ
の連結部材の凹部に熱溶接による樹脂の一部を流入させ
たことを特徴とするパチンコ機の制御基板収納ボックス
である。この請求項7記載のパチンコ機の制御基板収納
ボックスによると、連結部材の凹部に樹脂が流入して硬
化することにより、凹部をもたない連結部材に比べてケ
ース体とカバー体とを強固に固着することができる。
【0012】請求項8の発明は、請求項1記載のパチン
コ機の制御基板収納ボックスであって、カバー体に制御
基板をその実装面がカバー体に面する状態で取り付けた
後、前記カバー体をケース体と結合したことを特徴とす
るパチンコ機の制御基板収納ボックスである。この請求
項8記載のパチンコ機の制御基板収納ボックスによる
と、仮にケース体とカバー体とが不正に分離されたとし
ても、未だ制御基板の実装面がカバー体により覆われて
いるため、このままの状態ではROM交換等の不正改造
することができず、したがって制御基板の不正改造の防
止に有効である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態1〜5につい
て順に説明する。 〔実施の形態1〕実施の形態1について図1〜図12に
基づいて説明する。パチンコ機において、制御基板収納
ボックスBは、遊技盤の裏面に組付けられる図示しない
裏カバーに取外し可能に結合されて遊技盤の後側に設置
される。
【0014】制御基板収納ボックスBは、図1〜図3に
示すように制御基板3が内部に装入された状態で垂直状
に設置されて合成樹脂材で後方開放の浅箱状に成形され
たケース体1と、制御基板3をその背後から覆って制御
基板3の下端縁付近および一方の側縁付近を外部に露出
した状態でケース体1に重ね合わされてケース体1の後
側に設置され、透明な合成樹脂材で前方開放の箱型状に
成形されたカバー体2とによって形成されている。
【0015】図4に示すようにケース体1にはその前端
に垂立された前壁板4と、この前壁板4の周縁部に制御
基板3を包囲した状態で一体状に連接されて後方へ突出
された周壁部5とが形成され、制御基板3は前壁板4の
後面に凸設された突片4aにねじ止めされてケース体1
内に密嵌状に嵌め込まれている。
【0016】ケース体1の周壁部5の内壁面には、制御
基板3の周縁部を支える段部5aが段差状に形成されて
いる。ケース体1の周壁部5の左右側面には、ケース体
1を支持する図示しない1対の支持部材の孔部に係合す
る上下1対の係合片7がそれぞれ凸設されている。
【0017】ケース体1の周壁部5には、この周壁部5
のうち、制御基板3の下端縁付近にこの下端縁に沿って
取り付けられてカバー体2の外部に露出された複数個の
コネクタ30〜30から最も離れた上壁部と、制御基板
3の一方の側縁付近にこの側縁に沿って取り付けられて
カバー体2の外部に露出された電源用コネクタ31およ
びヒューズ32から最も離れた一方の側壁部とにわたっ
て各コネクタ30,31およびヒューズ32を避けた状
態で設置されて制御基板3の後面の後方へ突出された前
突き合わせ壁8が形成されている。
【0018】前突き合わせ壁8は、制御基板3の上端縁
に沿って水平状に設置された横壁板8aと、制御基板3
の他方の側縁に沿って垂直状に設置された縦壁板8bと
が直交状に連接されて形成されている。
【0019】前突き合わせ壁8の後端には、同一垂直平
面内に配置された前合わせ面9が形成されている。
【0020】ケース体1の前突き合わせ壁8の上面(図
4において下面)には、カバー体2をケース体1に固定
するための締結ビス40(図1参照)がねじ込まれる取
付ボス部33が突設されている。
【0021】また、前突き合わせ壁8には、その横壁部
8aの両端付近および縦壁部8bの下端付近にそれぞれ
配設された3個の係止部10が形成され、この各係止部
10には後端縁が前合わせ面9に整合されかつ先端縁が
前合わせ面9の若干前方に配設されて前突き合わせ壁8
の内壁面に整合された爪片10aが突出形成されてい
る。
【0022】前突き合わせ壁8には各係止部10の前側
にそれぞれ隣設された3個の孔部8cが形成されてい
る。
【0023】前突き合わせ壁8には前合わせ面9に一体
状に連接されて後方へ水平状に突出され、各係止部10
の近傍にそれぞれ配設された3個のピン状の位置決め突
起11が形成されている。
【0024】次に、カバー体2には、その後端に垂立さ
れた後壁板15と、この後壁板15の周縁部に一体状に
連接されて前方へ突出された周壁部16とが形成されて
いる。
【0025】カバー体2の後壁板15には、横方向へ配
列された複数個の放熱孔34が開設されるとともに、後
壁板15にはその前面に連接されて前方へ突出された円
筒状のスイッチ防護壁35が形成され、このスイッチ防
護壁35内にはスイッチホルダ36によって制御基板3
に取り付けられたキースイッチ37の後部が挿入され、
カバー体2をケース体1に結合すると、スイッチ防護壁
35の前端縁がスイッチホルダ36に押し付けられる。
【0026】カバー体2の周壁部16にはケース体1の
前突き合わせ壁8の後側に突き合わせ状に設置された後
突き合わせ壁17が周壁部16のうちの上壁部と一方の
側壁部とにわたって形成されている。
【0027】後突き合わせ壁17には前突き合わせ壁8
の横壁板8aの後側に水平状に設置された横壁板17a
と、前突き合わせ壁8の縦壁板8bの後側に垂直状に設
置された縦壁板17bとが形成されている。
【0028】後突き合わせ壁17の前端には前合わせ面
9に接して重ね合わされる後合わせ面18が形成されて
いる。
【0029】後突き合わせ壁17には後合わせ面18に
連接されてその前方へ突出され、ケース体1の各係止部
10に解離可能に係止される3個の被係止部19が各係
止部10にそれぞれ対向して弾性曲げ変形可能に形成さ
れている。
【0030】各被係止部19の前端には後合わせ面18
の若干前方に配設されて係止部10の爪片10aに解離
可能に掛合される爪片19aがそれぞれ突設されてい
る。
【0031】後突き合わせ壁17には各係止部10と各
被係止部19との掛合状態が解離される方向へのカバー
体2の動きを位置決め突起11と協仂して阻止してケー
ス体1とカバー体2とを位置合わせする3個の案内部2
0が各位置決め突起11にそれぞれ対向して形成されて
いる。
【0032】各案内部20には水平な中心軸を有し、位
置決め突起11が脱出可能に嵌め合わされるガイド孔2
0aがそれぞれ凹設されている。
【0033】各位置決め突起11の前部をそれぞれ後案
内部20のガイド孔20a内に挿入した状態でカバー体
2を前方へ押込むと、カバー体2が各位置決め突起11
および各案内部20によって案内されて被係止部19の
曲げ弾発力に抗して前方へ直進し、前後合わせ面9,1
8が接して各被係止部19が各係止部10に掛合する。
【0034】なお、前突き合わせ壁8に被係止部19を
形成し、後突き合わせ壁17に係止部10を形成しても
よい。また、前突き合わせ壁8に案内部20を形成し、
後突き合わせ壁17に位置決め突起11を形成してもよ
い。
【0035】次に、前記制御基板収納ボックスBに設け
られた結合手段について説明する。結合手段は、図11
(a)に結合部の断面図を示すように締結ビス40とプ
ラグ41とからなる。この締結ビス40とプラグ41と
による結合部分の構造について詳述する。カバー体2に
は、ケース体1の取付ボス部33に対応する有底円筒状
の円筒部42が形成されている。円筒部42は、前記取
付ボス部33に制御基板3を間にして対向している。円
筒部42及び制御基板3には、取付ボス部33の取付孔
33aと同一軸線上にほぼ位置する挿通孔42a,3a
が設けられている。締結ビス40は、皿形の十字孔付き
頭部をもつビスからなり、カバー体2の円筒部42の挿
通孔42a及び制御基板3の挿通孔3aを通してケース
体1の取付ボス部33の取付孔33aにネジ付けられ、
ケース体1とカバー体2とを締結している。なお締結ビ
ス40は、本発明でいう締結手段に相当している。
【0036】前記ケース体1の円筒部42内には、前記
締結ビス40の締結後に図11(b)に斜視図で示すよ
うな円柱状をしたプラグ41が同図(a)に示すように
圧入によって嵌着されている。このため前記締結ビス4
0に対する締結解除作用が防止されるため、締結ビス4
0が取り外せなくなり、よってカバー体2が開けれな
い。なおプラグ41は、本発明でいう締結解除防止手段
に相当している。
【0037】また、カバー体2の円筒部42の周囲には
同一円周上に位置する円弧状の第1スリット孔44が断
続的に複数(図では4個で例示した)形成されている。
これによって円筒部42とそれ以外のケース部分とが第
1スリット孔44の間の支持部分(図1及び図5に符号
45を記し、第1支持部という)によって連設されてい
る。またカバー体2の円筒部42における底面近くの円
筒部には、一円周上に位置する第2スリット孔47が断
続的に複数(例えば4個)形成されている。これによっ
て円筒部42底部とそれ以外の円筒部42部分とが第2
スリット孔47の間の支持部分(図示省略し、第2支持
部という)によって連設されている。
【0038】また、図1〜図3に示すようにカバー体2
の周縁3箇所には、不正改造防止用の封印シールを貼り
付けるための封印シール貼り付け部23〜23が設けら
れている。同貼り付け部23の周囲には突条23aが形
成されており、これにより貼り付けた封印シール(図示
省略)の端部を遮蔽することにより、一旦貼り付けた封
印シールを簡単には剥がせないようになっている。
【0039】以上のように構成された制御基板収納ボッ
クスBによれば、ケース体1に制御基板3をセットし、
これに被せるようにしてカバー体2を取り付けた状態
で、締結ビス40を締め込んでプラグ41を嵌着し、か
つ封印シールを所定の部位に貼り付けることにより、ボ
ックス内部に制御基板3が収納される。この状態で、当
該制御基板収納ボックスBがパチンコ機の裏面に設置さ
れる。
【0040】上記したパチンコ機の制御基板収納ボック
スBによると、ケース体1とカバー体2とが締結ビス4
0とプラグ41とによる結合手段により分離不能に結合
されているため、制御基板3のROM交換等の不正改造
をするためには前記締結ビス40とプラグ41とによる
結合部分を破壊させなければならず、このため不正改造
されたとしても結合部分の破壊の痕跡が明らかに残るこ
とになる。したがって従来に比べ、制御基板3の不正改
造をより確実に防止することができる。
【0041】また、ケース体1とカバー体2とを締結ビ
ス40で締結した後にプラグ41を設けるといった簡単
な構造により、ケース体1とカバー体2とを分離不能に
結合することができ、このためコスト低減に有利であ
る。なお締結ビス40が本発明でいう締結手段に相当
し、プラグ41が同じく締結解除防止手段に相当する。
【0042】なお、当局の立ち入り検査等の場合におい
て、カバー体2を正当な理由の下に外したい場合には、
図1および図11に示すようにカバー体2の円筒部42
の周囲の第1スリット孔44〜44の相互間の第1支持
部45をすべて切断すれば、円筒部42とそれ以外のカ
バー部分とに分離することができ、これにより締結ビス
40を締め込んだままカバー体2を簡単に外すことがで
きる。なお円筒部42が本発明でいう結合部に相当して
いる。
【0043】また、不正改造の目的で第1支持部45を
切断した場合には、これを目視により簡単に発見するこ
とができ、この意味において間接的に不正改造の防止を
図ることができる。
【0044】更に、制御基板3をケース体1から外した
い場合には、前記のようにカバー体2を開けた後、第2
スリット孔47〜47の相互間の支持部を前記第1支持
部45と同様に切断することにより、円筒部42を底部
とそれ以外の部分とに分離することができ、これにより
締結ビス40をドライバー等の工具により取外すことが
可能になり、ケース体1から制御基板3を取外すことが
できる。
【0045】また、前記プラグ41に図12(b)に示
すように係合段部50を形成し、また円筒部42の内周
面には同図(a)に示すように前記プラグ41の係合段
部50に対応する係止段部51を形成すると、プラグ4
1を円筒部42に嵌入させることによって係合段部50
と係止段部51とが係合し、プラグ41の不正な抜き取
りを一層確実に防止することができる。
【0046】なお、本実施形態ではケース体1の周壁部
5には制御基板3の端縁付近に取り付けられてカバー体
2の外部に露出されたコネクタ30,31を避けた位置
に配設された前突き合わせ壁8を形成し、カバー体2の
周壁部16には前突き合わせ壁8の後側に突き合わせ状
に設置される後突き合わせ壁17を形成し、後突き合わ
せ壁17には前突き合わせ壁8に設けた係止部10に前
後合わせ面9,18から離れた位置で弾発力によって解
離可能に係止される被係止部19を設けるとともに、前
突き合わせ壁8には後突き合わせ壁17に設けた案内部
20に嵌め合わされて係止部10と被係止部19との掛
合状態が解離される方向へのカバー体2の動きを阻止す
る位置決め突起11が設けられている。
【0047】このため、カバー体2をケース体1に重ね
合わせるときにカバー体2が案内部20と位置決め突起
11とによって案内されて被係止部19の弾発力に抗し
て直進するので、カバー体2の逃げ挙動をなくして係止
部10と被係止部19とを円滑に掛合させ、カバー体2
をケース体1に容易に係止することができるとともに、
係止部10と被係止部19とが掛合した状態ではこの掛
合状態が解離される方向へのカバー体2の逃げ挙動を案
内部20と位置決め突起11とによって阻止することが
できるので、係止部10と被係止部19との掛合状態を
強化および安定化することができる。
【0048】また、ケース体1とカバー体2との相対位
置を案内部20と位置決め突起11とによって常に規正
してカバー体2をケース体1に係止することができる。
【0049】さらに、係止部10と被係止部19とが制
御基板3の配線用電気部品を避けた位置で掛合するの
で、制御基板3への配線を係止部10および被係止部1
9によって阻害されずに行うことができる。
【0050】〔実施の形態2〕実施の形態2について図
13の説明図を参照して説明する。本実施の形態2は実
施の形態1の一部を変更したものであるからその変更部
分について詳述し、実施の形態1と同一もしくは実質的
に同一構成と考えられる部分には同一符号を付して重複
する説明は省略する。なお後述する実施の形態3につい
ても同様の考えで重複する説明は省略する。また実施の
形態2,3の場合、実施の形態1における第2スリット
孔47は排除されている。
【0051】本実施の形態は、図13(b)に正面図で
また同(c)に斜視図で示すように、締結ビス(符号5
3を付す)として、その頭部54にドライバー等の回動
操作部材と係合する係合部55と、ドライバー等の回動
操作部材の所定以上の締め付け力によって剪断するくび
れ部56を備えるシャービスとも呼ばれるネジ部材を使
用するものである。
【0052】前記締結ビス53は、図13(a)の断面
図に示すように、カバー体2の円筒部42の挿通孔42
a及び制御基板3の挿通孔3aを通してケース体1の取
付ボス部33の取付孔33aにネジ付けられ、ケース体
1とカバー体2とを締結する。そして締結が完了し、く
びれ部56に回動操作部材による所定以上の締め付け力
が加わると、そのくびれ部56に剪断を生じ、図13
(d)に示されるように係合部55がビス53側から分
離されることになる。すると、図13(a)に示すよう
に締結ビス53から係合部55が無くなり、山形の頭部
54が残るだけで、その頭部54に対する締結解除操作
ができなくなる。本実施の形態によると、実施の形態1
のようにプラグ41といった別部品の締結解除防止手段
を設ける必要がなくて済むので、部品点数を削減するこ
とができる。
【0053】また前記締結ビス53は、図16に分解斜
視図で示すように、制御基板上に設置されるROM70
のICソケット71にカバー72を取り付ける場合に使
用することができる。この場合もカバー72の取り付け
後は、前記したように締結ビス53に対する締結解除操
作ができなくなるため、カバー72の取り外しが困難で
あり、ROM70の不正改造を防止することができる。
【0054】〔実施の形態3〕実施の形態3について図
14の説明図を参照して説明する。図14(a)の断面
図に示されるように、ケース体1とカバー体2との接合
面が全周あるいは部分的に超音波加熱溶接によって溶着
されている。なお溶着部分に符号58を記した。
【0055】また締結ビス40,53に代えて、図14
(b)に正面図で示す連結ピン60が使用されている。
連結ピン60は、軸部61の先端部に凹部62をもつ頭
付き軸部材からなる。この軸部61はケース体1の取付
ボス部33の取付孔33aの孔径dよりやや大きい軸径
1 とされ、またその凹部62より先端の先端軸部61
aは前記取付孔33aの孔径dとほぼ等しい軸径d2
され、また凹部62は先端軸部61aの軸径d2 よりも
小さい軸径(符号省略)で形成されている。また連結ピ
ン60の頭部63は円板状でその上端面は平坦面となっ
ている。
【0056】前記連結ピン60は、図14(a)に示す
ように、カバー体2の円筒部42の挿通孔42a及び制
御基板3の挿通孔3aを通してケース体1の取付ボス部
33の取付孔33aに挿入するに際し、その頭部63に
超音波加熱溶接機の超音波振動子(図中、二点鎖線参
照)65による超音波振動が付与される。これによりケ
ース体1の取付孔33a周りの樹脂が溶融しつつ連結ピ
ン60が挿着される結果、ケース体1とカバー体2とが
分離不能に締結され、かつ連結ピン60の凹部62には
熱溶接による樹脂の一部が流入し硬化する。
【0057】本実施の形態によると、ケース体1とカバ
ー体2との接合面の溶着部58、及びケース体1の取付
ボス部33に対する連結ピン60の溶着部が熱溶接によ
り分離不能に結合されているため、制御基板3の不正改
造をするためには熱溶接による結合部分を破壊させなけ
ればならず、このため不正改造されたとしても結合部分
の破壊の痕跡が明らかに残ることになる。したがって従
来に比べ、制御基板3の不正改造をより確実に防止する
ことができる。
【0058】また、熱溶接が超音波加熱溶接であるの
で、溶接作業時に溶接部位のみ熱が発生し他の部位はほ
とんど熱くならないため、やけどの危険を免れることが
できる。
【0059】また、連結ピン60の凹部62に樹脂が流
入して硬化することにより、凹部62をもたない連結ピ
ンに比べてケース体1とカバー体2とを強固に固着する
ことができる。なお連結ピン60は本発明でいう連結部
材に相当している。また連結ピン60としては、上記の
他、図15に正面図で示すように、軸部61の外周面に
ローレット64による凹部を形成したものを採用するこ
とができる。
【0060】また上記したケース体1とカバー体2との
接合面の溶着部58による結合と、連結ピン60を使用
する結合とは、それぞれ単独の結合手段として採用する
ことができる。
【0061】〔実施の形態4〕実施の形態4について制
御基板収納ボックスの正面図を示した図17に基づいて
説明する。また説明に際しては、図17の各部の断面図
を示す図18〜図24を参照する。なお図18は図17
のX10−X10線断面図、図19は図17のX11−
X11線断面図、図20は図17のX12−X12線断
面図、図21は図17のX13−X13線断面図、図2
1は図17のX14−X14線断面図、図22は図17
のX15−X15線断面図、図23は図17のX16−
X16線断面図である。
【0062】本形態4の制御基板収納ボックス80は、
実施の形態1と同様にパチンコ機における遊技盤の裏面
に組付けられる図示しない裏カバー(詳しくは役物保護
カバーあるいは裏機構板などが相当する。)に取外し可
能に結合されて遊技盤の後側に設置される。制御基板収
納ボックス80は、制御基板83を収納する合成樹脂製
のケース体81とカバー体82とを備えている。ケース
体81は、ほぼ四角形板状をなしており、その周縁部に
前方へ立ち上がる上下左右の側壁81a〜81dを備え
ている。それらの側壁81a〜81dの立ち上がり高さ
は、上側壁81aと右側壁81dは高くまた下側壁81
bと左側壁81cは低く形成されている。(各断面図参
照)。
【0063】ケース体81の左下部には、カバー体82
をネジ止めするための第1基準ボス部84が形成されて
いる(図18及び図23参照)。またケース体81の右
側壁81dの上部には、カバー体82をネジ止めするた
めの第2基準ボス部85が突出状に形成されている(図
22参照)。
【0064】ケース体81の下側壁81bと左側壁81
cとを連設する隅角部分の傾斜した側壁部(符号81e
を付す)及び上側壁81aの右部の計2箇所には、それ
ぞれ先端部に第1取付ボス部87を有する第1取付片8
6が外向きに突出されている(図18及び図19参
照)。これと同様に、ケース体81の上側壁81aの左
部及び右側壁81dの下部の計2箇所には、それぞれ先
端部に第2取付ボス部89を有する第2取付片88が突
出されている(図18及び図21参照)。
【0065】ケース体81の左右の側壁81c,81d
には、それぞれ一対をなす係止ピン90が突出されてい
る。なお係止ピン90は、遊技盤の裏カバー側に配置す
る左右のセットプレート91(図17、図22及び図2
4中の二点鎖線参照)の係合孔(図示省略)にそれぞれ
係合され、これによりケース体81を裏カバーに支持す
る。
【0066】一方、カバー体82は、前記ケース体81
より小さめのほぼ四角形板状をなしており、その周縁部
に後方(裏方)へ立ち上がる上下左右の側壁82a〜8
2dを備えている。それらの側壁82a〜82dの立ち
上がり高さは、前記ケース体81とは反対に上側壁82
aと右側壁82dは低く、また下側壁82bと左側壁8
2cは高く形成されている。(各断面図参照)。なお上
側壁82aと右側壁82dは、ケース体81とカバー体
82の結合時においてケース体81の上側壁81aと右
側壁81dの内側に重合状に位置する。
【0067】カバー体82の裏面には、前記第1基準ボ
ス部84とほぼ同一軸線上に位置する第1基準ネジ座部
94を先端部に有する基準ネジ用円筒部93が形成され
ている。(図18及び図23参照)。またカバー体82
には、前記第2基準ボス部85とほぼ同一軸線上に位置
する第2基準ネジ座部95が形成されている(図22参
照)。
【0068】カバー体82には、前記ケース体81の2
箇所の第1取付片86の第1取付ボス部87とそれぞれ
ほぼ同一軸線上に位置する第1取付ネジ座部97を有す
る第1突出片96が形成されている(図18及び図19
参照)。これと同様に、カバー体82には、前記ケース
体81の2箇所の第2取付片88の第2取付ボス部89
とそれぞれほぼ同一軸線上に位置する第2取付ネジ座部
99を有する第2突出片98が形成されている(図18
及び図21参照)。また各突出片96,98の基端部に
は、それぞれほぼ楕円形状の開口孔100を形成するこ
とにより脆弱な開封部101が設けられている。
【0069】カバー体82の上部左右の2個所と右下部
の計3箇所には、制御基板83をネジ止めするための基
板取付ボス部103を先端部に有する取付ネジ用円筒部
102がそれぞれ形成されている(図19、図20及び
図24参照)。
【0070】カバー体82の左上部と右下部の計2箇所
には、実施の形態1と同様に、不正改造防止用の封印シ
ールを貼り付けるための封印シール貼り付け部105が
設けられている。同貼り付け部の周囲には突条105a
が形成されており、これにより貼り付けた封印シール
(図示省略)の端部を遮蔽することにより、一旦貼り付
けた封印シールを簡単には剥がせないようになってい
る。
【0071】カバー体82の右下部には、同一円周上に
位置する円弧状のスリット孔106が断続的に複数(図
では3個で例示した)形成されている(図19参照)。
このスリット孔106の相互間の脆弱部(符号省略)を
切断することにより、例えば確率設定スイッチ用窓部を
開口することができる。またカバー体82の中央部に
は、機種名表示シールを貼り付けるための表示シール貼
り付け部107が設けられている。またカバー体82に
は複数の放熱孔108が適宜開口されている。
【0072】制御基板83は、前記ケース体81周囲の
側壁81a〜81e内にほぼ隙間なく収納できる大きさ
形状に形成されている。制御基板83は、表面を実装面
83aとし、裏面をハンダ面83bとしている。前記実
装面83aには、図示はしないがROM、RAM、IC
等の電子部品が実装されている。
【0073】制御基板83には、前記カバー体82の3
箇所の基板取付ボス部103とそれぞれほぼ同一軸線上
に位置する取付孔110が形成されている(図19、図
20及び図24参照)。また制御基板83には、前記ケ
ース体81の第1基準ボス部84とカバー体82の第1
基準ネジ座部94とほぼ同一軸線上に位置する基準孔1
11が形成されている(図18及び図23参照)。ま
た、カバー体82より露出する制御基板83の左縁部お
よび下縁部の実装面83aには、図示しないが実施の形
態1と同様に各種コネクタ及びヒューズ等が配置されて
いる。
【0074】またケース体81と制御基板83との間に
は、パンチングメタル等の導電材からなるシールド板1
12が介在されている(各断面図参照)。シールド板1
12は、パチンコ球の転がり摩擦等による静電気を遮断
し、その静電気による制御基板83の電子部品への影響
によるノイズの発生を防止する。またシールド板112
には、前記ケース体81の第1基準ボス部84と嵌合す
る嵌合孔112aが形成されている(図18及び図23
参照)。
【0075】次に、ケース体81とカバー体82の結合
手順について説明する。まずカバー体82に制御基板8
3を取り付ける。詳しくは、タッピンネジあるいはビス
等からなる取付ネジ114を制御基板83の3箇所の各
取付孔110を通じてカバー体82の当該基板取付ボス
部103にそれぞれネジ付ける(図19、図20及び図
24参照)。なお図17において左上部と右下部に位置
する取付ネジ114によりシールド板112が制御基板
83とともにカバー体82に取り付けられる(図19及
び図24参照)。
【0076】前記制御基板83を取り付けたカバー体8
2をケース体81にそのケース体前面を覆うように重ね
合わせる。次に、タッピンネジあるいはビス等からなる
第1基準ネジ115をカバー体82の第1基準ネジ座部
94及び制御基板83の基準孔111を通してケース体
81の第1基準ボス部84にネジ付ける(図18及び図
23参照)。さらに、タッピンネジあるいはビス等から
なる第2基準ネジ116をカバー体82の第2基準ネジ
座部95を通してケース体81の第2基準ボス部85に
ネジ付ける(図22参照)。
【0077】続いて封印のために、実施の形態2で使用
した締結ビス53(図13(b),(c)参照)を使用
する。すなわち締結ビス53をカバー体82の2箇所の
各第1取付ネジ座部97を通してケース体81の当該第
1取付ボス部87にそれぞれネジ付ける(図18及び図
19参照)。この締結ビス53の締結完了(係合部55
の欠落(図13(d)参照))により、ケース体81と
カバー体82が締結されると同時に、締結ビス53に対
する締結解除操作が不能とされる。その後、カバー体8
2の封印シール貼り付け部105に封印シール(図示省
略9がケース体81に跨がるように貼り付けられる。こ
の状態で、制御基板収納ボックス80がパチンコ機の裏
カバーに前に述べたようにセットプレート91を介して
設置される。
【0078】上記したパチンコ機の制御基板収納ボック
ス80によると、ケース体81とカバー体82とが締結
ビス53による結合手段により分離不能に結合されてい
るため、前記実施の形態2と同様に制御基板83の不正
改造を防止することができる。
【0079】また当局の立ち入り検査等の場合におい
て、カバー体82を正当な理由の下に外したい場合に
は、第1基準ネジ115及び第2基準ネジ116を取り
外すとともに、2箇所の第1突出片96の開封部101
を切断することにより、前記締結ビス53を締め込んだ
ままカバー体82を簡単に取り外すことができる。そし
て、3箇所の取付ネジ114を取り外すことにより制御
基板83の実装面83aの検査が可能である。
【0080】また、もう一度、ケース体81とカバー体
82とを結合する場合には、カバー体82に制御基板8
3を取付ネジ114で取り付けた後、ケース体81とカ
バー体82とを第1基準ネジ115及び第2基準ネジ1
16により締結するとともに、締結ビス53をカバー体
82の2箇所の各第2取付ネジ座部99を通してケース
体81の当該第2取付ボス部89にそれぞれネジ付けれ
ば、前記と同様に再使用することができる。なお開封部
101は、カバー体82に代えてケース体81の各突出
片に設けることができる。また締結ビス53による再締
結回数は本形態では1回であるが、再締結のための取付
ボス部及び取付ネジ座部を適宜増設し2回以上に設定し
てもよい。
【0081】また、不正改造の目的で開封部101を切
断した場合には、これを目視により容易に発見すること
ができ、この意味においても間接的に不正改造の防止を
図ることができる。
【0082】また、不正改造の目的でケース体81から
カバー体82が不正に取外されたとしても、未だ制御基
板83の実装面83aがカバー体82により覆われてい
るため、このままの状態ではROM交換等の不正改造す
ることができず、したがって制御基板83の不正改造の
防止に有効である。またカバー体82から制御基板83
を取り外すにしても、取付ネジ114を取り外すといっ
た時間のかかる手間が必要となるため、これまた不正防
止に効果的である。
【0083】〔実施の形態5〕実施の形態5について図
25及び図26を参照して説明する。本実施の形態5は
実施の形態4の一部を変更したものであるからその変更
部分について詳述し、実施の形態4と同一もしくは実質
的に同一構成と考えられる部分には同一符号を付して重
複する説明は省略する。
【0084】本実施の形態は、図25に分解斜視図でま
た図26に平断面図で示すように、ケース体81を裏カ
バーとしての樹脂製役物保護カバー118に一体形成し
たものである。役物保護カバー118は、遊技盤119
の裏側の図柄表示装置120、役物用ソレノイド12
1、ランプソケット等を開閉可能に覆うもので、一側部
にヒンジ部122を介して固定片123が連設されてお
り、その固定片123が遊技盤119に固定ネジ124
により取り付けられ、また他側部がロック装置(図示省
略)により開閉可能に取り付けられるものである。
【0085】また図25に示すように、役物保護カバー
118の上部には、ほぼ四角枠状をなすように断続的に
スリット孔125が形成されている。これは、例えば図
柄表示装置120が遊技盤119裏方へ大きく突出し、
遊技盤119に役物保護カバー118が取り付けられな
い場合に有用である。すなわち前記スリット孔125の
相互間の脆弱部(符号省略)を切断することにより、四
角形状の窓部を形成し、この窓部に前記図柄表示装置1
20を位置させる。そして図柄表示装置120を覆う補
助カバー126を役物保護カバー118にネジ止めなど
により取り付けることで、多様な遊技盤119に対応す
ることが可能である。
【0086】また前記制御基板83の外部配線用コネク
タ127は、役物保護カバー118側の凹部128とカ
バー体82の位置決め兼用の突起部129とによって挟
みこまれる。また図26に示すよように、役物保護カバ
ー118のケース体部分81(ケース体81の同一符号
を記す)81には前記図柄表示装置120及び役物用ソ
レノイド121等につながる配線130の第1コネクタ
131が取り付けられている。この第1コネクタ131
に対応する制御基板83の第2コネクタ132が制御基
板83のハンダ面83bに取り付けられている。コネク
タ131は、役物保護カバー118を開けた状態で、ケ
ース体部分81の遊技盤側に設けられたコネクタ133
に接続する。コネクタ132は、その役物保護カバー1
18へのカバー体82の取り付けと同時に、ケース体部
分81の外側(図26下方側)に設けられたコネクタ1
34と相互に突き合わせ状に当接し、これによって制御
基板83と、図柄表示装置120及び役物ソレノイド1
21等との相互の電気的接続がなされる。また前記ケー
ス体81にはシールド板112が取り付けられている。
また本形態におけカバー体82は、制御基板83の実装
面が透かし見えるような透明あるいは半透明の樹脂材料
によって形成されている。従って、カバー体82を取り
外さずに実装面の状態を見透かすことができ、これまた
不正改造の発見に有利である。
【0087】本実施の形態においても、実施の形態4と
同様に、まず制御基板83をカバー体82に取付ネジ1
14により取り付けた後、そのカバー体82が役物保護
カバー118のケース体部分81に締結ビス53により
取り付けられる(図25及び図26参照)。従って、本
実施の形態によっても前記実施の形態4と同等の作用効
果が得られる。また本実施の形態によると、形態4にお
けるケース体81が不要となるため、部品点数及び組付
け工数の削減が図れる。またカバー体81の取付けと同
時に図柄表示装置120等との電気的接続がなされるた
め、配線作業工数の削減が図れる。またケース体81を
役物保護カバー118に代えて裏機構板に一体形成して
もよい。
【0088】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば結合手段としては接着剤を使用す
ることも考えられる。また締結手段として締結ビス40
はボルトに代えることができる。また締結解除防止手段
としては、プラグ41の他、円筒部42に注入し硬化さ
れた接着剤でもよい。また第1支持部45は、ケース体
1側に設けることもでき、またケース体とカバー体2の
両方に設けることもできる。また第1支持部45及び第
2支持部は、薄肉部を形成することによっても得られ
る。また第1支持部45及び第2支持部は、薄肉部を形
成することによっても得られる。また熱溶接には、超音
波加熱溶接の他、樹脂の熱加工に使用される熱溶接を流
用することが可能である。また連結部材としては、連結
ピン60の他、ボルト、ビス等を流用することも可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す制御基板収納ボッ
クスの正面図である。
【図2】図1のX1−X1線矢視図であって、ケース体
およびカバー体の分解状態の平面図である。
【図3】ケース体およびカバー体の結合状態の平面図で
ある。
【図4】図2のX2−X2線矢視図であって、ケース体
の正面図である。
【図5】図2のX3−X3線矢視図であって、カバー体
の内面図である。
【図6】図4のX4−X4線断面図である。
【図7】図2のX5−X5線断面図である。
【図8】図3のX6−X6線断面図である。
【図9】図2のX7−X7線断面図である。
【図10】図3のX8−X8線断面図である。
【図11】図1のX9−X9線断面図であって、ケース
体とカバー体の結合部分を示す説明図である。
【図12】プラグの別例を示す説明図である。
【図13】実施の形態2の要部を示す説明図である。
【図14】実施の形態3の要部を示す説明図である。
【図15】連結部品の別例を示す正面図である。
【図16】実施の形態2に使用した締結ビスの使用例を
示す説明図である。
【図17】実施の形態4を示す制御基板収納ボックスの
正面図である。
【図18】図17のX10−X10線断面図である。
【図19】図17のX11−X11線断面図である。
【図20】図17のX12−X12線断面図である。
【図21】図17のX13−X13線断面図である。
【図22】図17のX14−X14線断面図である。
【図23】図17のX15−X15線断面図である。
【図24】図17のX16−X16線断面図である。
【図25】実施の形態5を示す制御基板収納ボックスの
分解斜視図である。
【図26】同平断面図である。
【符号の説明】
1 ケース体 2 カバー体 3 制御基板 40 締結ビス(締結手段) 41 プラグ(締結解除防止手段) 53 締結ビス(締結手段) 56 くびれ部(締結解除防止手段) 58 溶着部 60 連結ピン(連結部材) 62 凹部 B 制御基板収納ボックス 80 制御基板収納ボックス 81 ケース体 82 カバー体 83 制御基板 83a 実装面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年6月25日(2003.6.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 パチンコ機の制御基板収納ボックス
【特許請求の範囲】
請求項3】 請求項2記載のパチンコ機の制御基板収
納ボックスであって、結合手段は、ケース体とカバー体
とを締結する締結手段と、その締結手段に対する締結解
除作用を防止する締結解除防止手段からなることを特
徴とするパチンコ機の制御基板収納ボックス。
請求項4請求項3記載のパチンコ機の制御基板収
納ボックスであって、 締結手段が回動操作部材と係合する係合部をもつネジ
部材からなり、 締結解除防止手段が前記ネジ部材に設けられて回動操
作部材の所定以上の締め付け力によって剪断するくびれ
部からなることを特徴とするパチンコ機の制御基板収納
ボックス。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ機の制
御基板収納ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、制御基板の不正改造、例えば
不正ROMの交換を防止するために、制御基板を収納す
る制御基板収納ボックスには様々な工夫が施されている
が、一般的にはカバー体をケース体にビス止めして固定
し、その上で両者間に封印シールを貼り付けておくこと
により、カバー体の開放そのものを禁止して制御基板の
不正改造を防止するとともに、万一カバー体が開けられ
て不正改造が行われた場合には、封印シールが切断され
ていることから容易に不正行為が行われた事実を発見で
きるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、封印シールさえ剥がせばカバー体を開け
ることができるので、比較的容易に制御基板の不正改造
を行うことができてしまうという問題があり、また不正
改造後、封印シールを巧妙に再度貼り付ければ、不正改
造の事実を発見することも困難になってしまうという問
題があった。
【0004】そこで、本発明は、制御基板の不正改造を
より確実に防止し得るパチンコ機の制御基板収納ボック
スを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1の発明は、ケース体とこれに取り付けられるカバー
体とを備え、パチンコ機における制御基板を収納するパ
チンコ機の制御基板収納ボックスであって、前記ケース
体とカバー体とを分離不能に結合する結合手段を設けた
ことを特徴とするパチンコ機の制御基板収納ボックスで
ある。この請求項1記載のパチンコ機の制御基板収納ボ
ックスによると、ケース体とカバー体とが結合手段によ
り分離不能に結合されているため、制御基板のROM交
換等の不正改造をするためには前記結合手段による結合
部分を破壊させなければならず、このため不正改造され
たとしても結合部分の破壊の痕跡が明らかに残ることに
なるので、従来に比べ、制御基板の不正改造をより確実
に防止することができる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載のパチン
コ機の制御基板収納ボックスであって、結合手段は、前
記ケース体及び前記カバー体とは別体の部品で構成され
ていることを特徴とするパチンコ機の制御基板収納ボッ
クスである。この請求項2記載のパチンコ機の制御基板
収納ボックスによると、ケース体及びカバー体とを、そ
れらとは別体の部品で構成された結合手段によって結合
するため、ケース体及び/又はカバー体と一体的に設け
られた結合手段と異なり、その結合を強固になし得るこ
とができる。
【0007】請求項3の発明は、請求項2記載のパチン
コ機の制御基板収納ボックスであって、結合手段は、ケ
ース体とカバー体とを締結する締結手段と、その締結手
段に対する締結解除作用を防止する締結解除防止手段
からなることを特徴とするパチンコ機の制御基板収納ボ
ックスである。この請求項3記載のパチンコ機の制御基
板収納ボックスによると、ケース体とカバー体とを締結
手段で締結し、その後に締結解除防止手段を設けるとい
った簡単な構造によりケース体とカバー体とを分離不能
に結合することができる。
【0008】請求項4の発明は、請求項3記載のパチン
コ機の制御基板収納ボックスであって、締結手段が
動操作部材と係合する係合部をもつネジ部材からなり、
締結解除防止手段が前記ネジ部材に設けられて回動操
作部材の所定以上の締め付け力によって剪断するくびれ
部からなることを特徴とするパチンコ機の制御基板収納
ボックスである。この請求項4記載のパチンコ機の制御
基板収納ボックスによると、締結手段のネジ締め付け時
にくびれ部が剪断することによってケース体とカバー体
とを分離不能に結合することができるので、締結解除防
止手段としての別部品を設ける必要がない。
【0009】請求項5の発明は、請求項1記載のパチン
コ機の制御基板収納ボックスであって、結合手段が
脂の熱溶接であることを特徴とするパチンコ機の制御基
板収納ボックスである。この請求項5記載のパチンコ機
の制御基板収納ボックスによると、ケース体とカバー体
とを熱溶接により分離不能に結合することができる。
【0010】請求項6の発明は、請求項5記載のパチン
コ機の制御基板収納ボックスであって、熱溶接が超音
波加熱溶接であることを特徴とするパチンコ機の制御基
板収納ボックスである。この請求項6記載のパチンコ機
の制御基板収納ボックスによると、溶接作業時に溶接部
位のみ熱が発生し他の部位はほとんど熱くならないた
め、やけどの危険を免れることができる。
【0011】請求項7の発明は、請求項5記載のパチン
コ機の制御基板収納ボックスであって、結合手段に、前
記ケース体及び前記カバー体とは別体で構成されかつ
部に凹部をもつ頭付き軸部材からなる連結部材を設け、
前記連結部材の凹部に熱溶接による樹脂の一部を流入さ
せたことを特徴とするパチンコ機の制御基板収納ボック
スである。この請求項7記載のパチンコ機の制御基板収
納ボックスによると、連結部材の凹部に樹脂が流入して
硬化することにより、凹部をもたない連結部材に比べて
ケース体とカバー体とを強固に固着することができる。
また、ケース体及びカバー体とを、それらとは別体の部
品で構成された連結部材によって結合するため、ケース
体及び/又はカバー体と一体的に設けられた結合手段と
異なり、その結合を強固になし得ることができる。
【0012】請求項8の発明は、請求項1記載のパチン
コ機の制御基板収納ボックスであって、カバー体は、
御基板をその実装面がカバー体に面する状態で取り付け
た後でケース体と結合されていることを特徴とするパチ
ンコ機の制御基板収納ボックスである。この請求項8
載のパチンコ機の制御基板収納ボックスによると、仮に
ケース体とカバー体とが不正に分離されたとしても、未
だ制御基板の実装面がカバー体により覆われているた
め、このままの状態ではROM交換等の不正改造するこ
とができず、したがって制御基板の不正改造の防止に有
効である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態1〜5につい
て順に説明する。 〔実施の形態1〕実施の形態1について図1〜図12に
基づいて説明する。パチンコ機において、制御基板収納
ボックスBは、遊技盤の裏面に組付けられる図示しない
裏カバーに取外し可能に結合されて遊技盤の後側に設置
される。
【0014】制御基板収納ボックスBは、図1〜図3に
示すように制御基板3が内部に装入された状態で垂直状
に設置されて合成樹脂材で後方開放の浅箱状に成形され
たケース体1と、制御基板3をその背後から覆って制御
基板3の下端縁付近および一方の側縁付近を外部に露出
した状態でケース体1に重ね合わされてケース体1の後
側に設置され、透明な合成樹脂材で前方開放の箱型状に
成形されたカバー体2とによって形成されている。
【0015】図4に示すようにケース体1にはその前端
に垂立された前壁板4と、この前壁板4の周縁部に制御
基板3を包囲した状態で一体状に連接されて後方へ突出
された周壁部5とが形成され、制御基板3は前壁板4の
後面に凸設された突片4aにねじ止めされてケース体1
内に密嵌状に嵌め込まれている。
【0016】ケース体1の周壁部5の内壁面には、制御
基板3の周縁部を支える段部5aが段差状に形成されて
いる。ケース体1の周壁部5の左右側面には、ケース体
1を支持する図示しない1対の支持部材の孔部に係合す
る上下1対の係合片7がそれぞれ凸設されている。
【0017】ケース体1の周壁部5には、この周壁部5
のうち、制御基板3の下端縁付近にこの下端縁に沿って
取り付けられてカバー体2の外部に露出された複数個の
コネクタ30〜30から最も離れた上壁部と、制御基板
3の一方の側縁付近にこの側縁に沿って取り付けられて
カバー体2の外部に露出された電源用コネクタ31およ
びヒューズ32から最も離れた一方の側壁部とにわたっ
て各コネクタ30,31およびヒューズ32を避けた状
態で設置されて制御基板3の後面の後方へ突出された前
突き合わせ壁8が形成されている。
【0018】前突き合わせ壁8は、制御基板3の上端縁
に沿って水平状に設置された横壁板8aと、制御基板3
の他方の側縁に沿って垂直状に設置された縦壁板8bと
が直交状に連接されて形成されている。
【0019】前突き合わせ壁8の後端には、同一垂直平
面内に配置された前合わせ面9が形成されている。
【0020】ケース体1の前突き合わせ壁8の上面(図
4において下面)には、カバー体2をケース体1に固定
するための締結ビス40(図1参照)がねじ込まれる取
付ボス部33が突設されている。
【0021】また、前突き合わせ壁8には、その横壁板
8aの両端付近および縦壁板8bの下端付近にそれぞれ
配設された3個の係止部10が形成され、この各係止部
10には後端縁が前合わせ面9に整合されかつ先端縁が
前合わせ面9の若干前方に配設されて前突き合わせ壁8
の内壁面に整合された爪片10aが突出形成されてい
る。
【0022】前突き合わせ壁8には各係止部10の前側
にそれぞれ隣設された3個の孔部8cが形成されてい
る。
【0023】前突き合わせ壁8には前合わせ面9に一体
状に連接されて後方へ水平状に突出され、各係止部10
の近傍にそれぞれ配設された3個のピン状の位置決め突
起11が形成されている。
【0024】次に、カバー体2には、その後端に垂立さ
れた後壁板15と、この後壁板15の周縁部に一体状に
連接されて前方へ突出された周壁部16とが形成されて
いる。
【0025】カバー体2の後壁板15には、横方向へ配
列された複数個の放熱孔34が開設されるとともに、後
壁板15にはその前面に連接されて前方へ突出された円
筒状のスイッチ防護壁35が形成され、このスイッチ防
護壁35内にはスイッチホルダ36によって制御基板3
に取り付けられたキースイッチ37の後部が挿入され、
カバー体2をケース体1に結合すると、スイッチ防護壁
35の前端縁がスイッチホルダ36に押し付けられる。
【0026】カバー体2の周壁部16にはケース体1の
前突き合わせ壁8の後側に突き合わせ状に設置された後
突き合わせ壁17が周壁部16のうちの上壁部と一方の
側壁部とにわたって形成されている。
【0027】後突き合わせ壁17には前突き合わせ壁8
の横壁板8aの後側に水平状に設置された横壁板17a
と、前突き合わせ壁8の縦壁板8bの後側に垂直状に設
置された縦壁板17bとが形成されている。
【0028】後突き合わせ壁17の前端には前合わせ面
9に接して重ね合わされる後合わせ面18が形成されて
いる。
【0029】後突き合わせ壁17には後合わせ面18に
連接されてその前方へ突出され、ケース体1の各係止部
10に解離可能に係止される3個の被係止部19が各係
止部10にそれぞれ対向して弾性曲げ変形可能に形成さ
れている。
【0030】各被係止部19の前端には後合わせ面18
の若干前方に配設されて係止部10の爪片10aに解離
可能に掛合される爪片19aがそれぞれ突設されてい
る。
【0031】後突き合わせ壁17には各係止部10と各
被係止部19との掛合状態が解離される方向へのカバー
体2の動きを位置決め突起11と協仂して阻止してケー
ス体1とカバー体2とを位置合わせする3個の案内部2
0が各位置決め突起11にそれぞれ対向して形成されて
いる。
【0032】各案内部20には水平な中心軸を有し、位
置決め突起11が脱出可能に嵌め合わされるガイド孔2
0aがそれぞれ凹設されている。
【0033】各位置決め突起11の前部をそれぞれ後案
内部20のガイド孔20a内に挿入した状態でカバー体
2を前方へ押込むと、カバー体2が各位置決め突起11
および各案内部20によって案内されて被係止部19の
曲げ弾発力に抗して前方へ直進し、前後合わせ面9,1
8が接して各被係止部19が各係止部10に掛合する。
【0034】なお、前突き合わせ壁8に被係止部19を
形成し、後突き合わせ壁17に係止部10を形成しても
よい。また、前突き合わせ壁8に案内部20を形成し、
後突き合わせ壁17に位置決め突起11を形成してもよ
い。
【0035】次に、前記制御基板収納ボックスBに設け
られた結合手段について説明する。結合手段は、図11
(a)に結合部の断面図を示すように締結ビス40とプ
ラグ41とからなる。この締結ビス40とプラグ41と
による結合部分の構造について詳述する。カバー体2に
は、ケース体1の取付ボス部33に対応する有底円筒状
の円筒部42が形成されている。円筒部42は、前記取
付ボス部33に制御基板3を間にして対向している。円
筒部42及び制御基板3には、取付ボス部33の取付孔
33aと同一軸線上にほぼ位置する挿通孔42a,3a
が設けられている。締結ビス40は、皿形の十字孔付き
頭部をもつビスからなり、カバー体2の円筒部42の挿
通孔42a及び制御基板3の挿通孔3aを通してケース
体1の取付ボス部33の取付孔33aにネジ付けられ、
ケース体1とカバー体2とを締結している。なお締結ビ
ス40は、本明細書でいう締結手段に相当している。
【0036】前記ケース体1の円筒部42内には、前記
締結ビス40の締結後に図11(b)に斜視図で示すよ
うな円柱状をしたプラグ41が同図(a)に示すように
圧入によって嵌着されている。このため前記締結ビス4
0に対する締結解除作用が防止されるため、締結ビス4
0が取り外せなくなり、よってカバー体2が開けられな
い。なおプラグ41は、本明細書でいう締結解除防止手
段に相当している。
【0037】また、カバー体2の円筒部42の周囲には
同一円周上に位置する円弧状の第1スリット孔44が断
続的に複数(図では4個で例示した)形成されている。
これによって円筒部42とそれ以外のケース部分とが第
1スリット孔44の間の支持部分(図1及び図5に符号
45を記し、第1支持部という)によって連設されてい
る。またカバー体2の円筒部42における底面近くの円
筒部には、一円周上に位置する第2スリット孔47が断
続的に複数(例えば4個)形成されている。これによっ
て円筒部42底部とそれ以外の円筒部42部分とが第2
スリット孔47の間の支持部分(図示省略し、第2支持
部という)によって連設されている。
【0038】また、図1〜図3に示すようにカバー体2
の周縁3箇所には、不正改造防止用の封印シールを貼り
付けるための封印シール貼り付け部23〜23が設けら
れている。同貼り付け部23の周囲には突条23aが形
成されており、これにより貼り付けた封印シール(図示
省略)の端部を遮蔽することにより、一旦貼り付けた封
印シールを簡単には剥がせないようになっている。
【0039】以上のように構成された制御基板収納ボッ
クスBによれば、ケース体1に制御基板3をセットし、
これに被せるようにしてカバー体2を取り付けた状態
で、締結ビス40を締め込んでプラグ41を嵌着し、か
つ封印シールを所定の部位に貼り付けることにより、ボ
ックス内部に制御基板3が収納される。この状態で、当
該制御基板収納ボックスBがパチンコ機の裏面に設置さ
れる。
【0040】上記したパチンコ機の制御基板収納ボック
スBによると、ケース体1とカバー体2とが締結ビス4
0とプラグ41とによる結合手段により分離不能に結合
されているため、制御基板3のROM交換等の不正改造
をするためには前記締結ビス40とプラグ41とによる
結合部分を破壊させなければならず、このため不正改造
されたとしても結合部分の破壊の痕跡が明らかに残るこ
とになる。したがって従来に比べ、制御基板3の不正改
造をより確実に防止することができる。
【0041】また、ケース体1及びカバー体2とを、そ
れらとは別体の部品で構成された結合手段に相当する締
結ビス40とプラグ41によって結合している。このた
め、ケース体1及び/又はカバー体2に一体的に設けら
れた結合手段と異なり、その結合を強固になし得ること
ができる。
【0042】また、ケース体1とカバー体2とを締結ビ
ス40で締結した後にプラグ41を設けるといった簡単
な構造により、ケース体1とカバー体2とを分離不能に
結合することができ、このためコスト低減に有利であ
る。なお締結ビス40が本明細書でいう締結手段に相当
し、プラグ41が同じく締結解除防止手段に相当する。
【0043】なお、当局の立ち入り検査等の場合におい
て、カバー体2を正当な理由の下に外したい場合には、
図1および図11に示すようにカバー体2の円筒部42
の周囲の第1スリット孔44〜44の相互間の第1支持
部45をすべて切断すれば、円筒部42とそれ以外のカ
バー部分とに分離することができ、これにより締結ビス
40を締め込んだままカバー体2を簡単に外すことがで
きる。なお円筒部42が本明細書でいう結合部に相当し
ている。
【0044】また、不正改造の目的で第1支持部45を
切断した場合には、これを目視により簡単に発見するこ
とができ、この意味において間接的に不正改造の防止を
図ることができる。
【0045】更に、制御基板3をケース体1から外した
い場合には、前記のようにカバー体2を開けた後、第2
スリット孔47〜47の相互間の支持部を前記第1支持
部45と同様に切断することにより、円筒部42を底部
とそれ以外の部分とに分離することができ、これにより
締結ビス40をドライバー等の工具により取外すことが
可能になり、ケース体1から制御基板3を取外すことが
できる。
【0046】また、前記プラグ41に図12(b)に示
すように係合段部50を形成し、また円筒部42の内周
面には同図(a)に示すように前記プラグ41の係合段
部50に対応する係止段部51を形成すると、プラグ4
1を円筒部42に嵌入させることによって係合段部50
と係止段部51とが係合し、プラグ41の不正な抜き取
りを一層確実に防止することができる。
【0047】なお、本実施形態ではケース体1の周壁
部5には制御基板3の端縁付近に取り付けられてカバー
体2の外部に露出されたコネクタ30,31を避けた位
置に配設された前突き合わせ壁8を形成し、カバー体2
の周壁部16には前突き合わせ壁8の後側に突き合わせ
状に設置される後突き合わせ壁17を形成し、後突き合
わせ壁17には前突き合わせ壁8に設けた係止部10に
前後合わせ面9,18から離れた位置で弾発力によって
解離可能に係止される被係止部19を設けるとともに、
前突き合わせ壁8には後突き合わせ壁17に設けた案内
部20に嵌め合わされて係止部10と被係止部19との
掛合状態が解離される方向へのカバー体2の動きを阻止
する位置決め突起11が設けられている。
【0048】このため、カバー体2をケース体1に重ね
合わせるときにカバー体2が案内部20と位置決め突起
11とによって案内されて被係止部19の弾発力に抗し
て直進するので、カバー体2の逃げ挙動をなくして係止
部10と被係止部19とを円滑に掛合させ、カバー体2
をケース体1に容易に係止することができるとともに、
係止部10と被係止部19とが掛合した状態ではこの掛
合状態が解離される方向へのカバー体2の逃げ挙動を案
内部20と位置決め突起11とによって阻止することが
できるので、係止部10と被係止部19との掛合状態を
強化および安定化することができる。
【0049】また、ケース体1とカバー体2との相対位
置を案内部20と位置決め突起11とによって常に規正
してカバー体2をケース体1に係止することができる。
【0050】さらに、係止部10と被係止部19とが制
御基板3の配線用電気部品を避けた位置で掛合するの
で、制御基板3への配線を係止部10および被係止部1
9によって阻害されずに行うことができる。
【0051】〔実施の形態2〕実施の形態2について図
13の説明図を参照して説明する。本実施の形態2は実
施の形態1の一部を変更したものであるからその変更部
分について詳述し、実施の形態1と同一もしくは実質的
に同一構成と考えられる部分には同一符号を付して重複
する説明は省略する。なお後述する実施の形態3につい
ても同様の考えで重複する説明は省略する。また実施の
形態2,3の場合、実施の形態1における第2スリット
孔47は排除されている。
【0052】本実施の形態は、図13(b)に正面図で
また同(c)に斜視図で示すように、締結ビス(符号5
3を付す)として、その頭部54にドライバー等の回動
操作部材と係合する係合部55と、ドライバー等の回動
操作部材の所定以上の締め付け力によって剪断するくび
れ部56を備えるシャービスとも呼ばれるネジ部材を使
用するものである。
【0053】前記締結ビス53は、図13(a)の断面
図に示すように、カバー体2の円筒部42の挿通孔42
a及び制御基板3の挿通孔3aを通してケース体1の取
付ボス部33の取付孔33aにネジ付けられ、ケース体
1とカバー体2とを締結する。そして締結が完了し、く
びれ部56に回動操作部材による所定以上の締め付け力
が加わると、そのくびれ部56に剪断を生じ、図13
(d)に示されるように係合部55がビス53側から分
離されることになる。すると、図13(a)に示すよう
に締結ビス53から係合部55が無くなり、山形の頭部
54が残るだけで、その頭部54に対する締結解除操作
ができなくなる。なお、締結ビス53は、本明細書でい
う「ケース体及びカバー体とは別体の部品で構成された
結合手段」に相当する。本実施の形態によると、実施の
形態1のようにプラグ41といった別部品の締結解除防
止手段を設ける必要がなくて済むので、部品点数を削減
することができる。
【0054】また前記締結ビス53は、図16に分解斜
視図で示すように、制御基板上に設置されるROM70
のICソケット71にカバー72を取り付ける場合に使
用することができる。この場合もカバー72の取り付け
後は、前記したように締結ビス53に対する締結解除操
作ができなくなるため、カバー72の取り外しが困難で
あり、ROM70の不正改造を防止することができる。
【0055】〔実施の形態3〕実施の形態3について図
14の説明図を参照して説明する。図14(a)の断面
図に示されるように、ケース体1とカバー体2との接合
面が全周あるいは部分的に超音波加熱溶接によって溶着
されている。なお溶着部分に符号58を記した。
【0056】また締結ビス40,53に代えて、図14
(b)に正面図で示す連結ピン60が使用されている。
連結ピン60は、軸部61の先端部に凹部62をもつ頭
付き軸部材からなる。この軸部61はケース体1の取付
ボス部33の取付孔33aの孔径dよりやや大きい軸径
1 とされ、またその凹部62より先端の先端軸部61
aは前記取付孔33aの孔径dとほぼ等しい軸径d2
され、また凹部62は先端軸部61aの軸径d2 よりも
小さい軸径(符号省略)で形成されている。また連結ピ
ン60の頭部63は円板状でその上端面は平坦面となっ
ている。
【0057】前記連結ピン60は、図14(a)に示す
ように、カバー体2の円筒部42の挿通孔42a及び制
御基板3の挿通孔3aを通してケース体1の取付ボス部
33の取付孔33aに挿入するに際し、その頭部63に
超音波加熱溶接機の超音波振動子(図中、二点鎖線参
照)65による超音波振動が付与される。これによりケ
ース体1の取付孔33a周りの樹脂が溶融しつつ連結ピ
ン60が挿着される結果、ケース体1とカバー体2とが
分離不能に締結され、かつ連結ピン60の凹部62には
熱溶接による樹脂の一部が流入し硬化する。
【0058】本実施の形態によると、ケース体1とカバ
ー体2との接合面の溶着部58、及びケース体1の取付
ボス部33に対する連結ピン60の溶着部が熱溶接によ
り分離不能に結合されているため、制御基板3の不正改
造をするためには熱溶接による結合部分を破壊させなけ
ればならず、このため不正改造されたとしても結合部分
の破壊の痕跡が明らかに残ることになる。したがって従
来に比べ、制御基板3の不正改造をより確実に防止する
ことができる。
【0059】また、熱溶接が超音波加熱溶接であるの
で、溶接作業時に溶接部位のみ熱が発生し他の部位はほ
とんど熱くならないため、やけどの危険を免れることが
できる。
【0060】また、連結ピン60の凹部62に樹脂が流
入して硬化することにより、凹部62をもたない連結ピ
ンに比べてケース体1とカバー体2とを強固に固着する
ことができる。また、ケース体1及びカバー体2とを、
それらとは別体の部品で構成された連ピン60によって
結合している。このため、ケース体1及び/又はカバー
体2と一体的に設けられた結合手段と異なり、その結合
を強固になし得ることができる。なお連結ピン60は
本明細書でいう「ケース体及びカバー体とは別体の部品
で構成された連結部材」に相当している。また連結ピン
60としては、上記の他、図15に正面図で示すよう
に、軸部61の外周面にローレット64による凹部を形
成したものを採用することができる。
【0061】また上記したケース体1とカバー体2との
接合面の溶着部58による結合と、連結ピン60を使用
する結合とは、それぞれ単独の結合手段として採用する
ことができる。
【0062】〔実施の形態4〕実施の形態4について制
御基板収納ボックスの正面図を示した図17に基づいて
説明する。また説明に際しては、図17の各部の断面図
を示す図18〜図24を参照する。なお図18は図17
のX10−X10線断面図、図19は図17のX11−
X11線断面図、図20は図17のX12−X12線断
面図、図21は図17のX13−X13線断面図、図2
1は図17のX14−X14線断面図、図22は図17
のX15−X15線断面図、図23は図17のX16−
X16線断面図である。
【0063】本実施の形態4の制御基板収納ボックス8
0は、前記実施の形態1と同様にパチンコ機における遊
技盤の裏面に組付けられる図示しない裏カバー(詳しく
は役物保護カバーあるいは裏機構板などが相当する。)
に取外し可能に結合されて遊技盤の後側に設置される。
制御基板収納ボックス80は、制御基板83を収納する
合成樹脂製のケース体81とカバー体82とを備えてい
る。ケース体81は、ほぼ四角形板状をなしており、そ
の周縁部に前方へ立ち上がる上下左右の側壁81a〜8
1dを備えている。それらの側壁81a〜81dの立ち
上がり高さは、上側壁81aと右側壁81dは高くまた
下側壁81bと左側壁81cは低く形成されている。
(各断面図参照)。
【0064】ケース体81の左下部には、カバー体82
をネジ止めするための第1基準ボス部84が形成されて
いる(図18及び図23参照)。またケース体81の右
側壁81dの上部には、カバー体82をネジ止めするた
めの第2基準ボス部85が突出状に形成されている(図
22参照)。
【0065】ケース体81の下側壁81bと左側壁81
cとを連設する隅角部分の傾斜した側壁部(符号81e
を付す)及び上側壁81aの右部の計2箇所には、それ
ぞれ先端部に第1取付ボス部87を有する第1取付片8
6が外向きに突出されている(図18及び図19参
照)。これと同様に、ケース体81の上側壁81aの左
部及び右側壁81dの下部の計2箇所には、それぞれ先
端部に第2取付ボス部89を有する第2取付片88が突
出されている(図18及び図21参照)。
【0066】ケース体81の左右の側壁81c,81d
には、それぞれ一対をなす係止ピン90が突出されてい
る。なお係止ピン90は、遊技盤の裏カバー側に配置す
る左右のセットプレート91(図17、図22及び図2
4中の二点鎖線参照)の係合孔(図示省略)にそれぞれ
係合され、これによりケース体81を裏カバーに支持す
る。
【0067】一方、カバー体82は、前記ケース体81
より小さめのほぼ四角形板状をなしており、その周縁部
に後方(裏方)へ立ち上がる上下左右の側壁82a〜8
2dを備えている。それらの側壁82a〜82dの立ち
上がり高さは、前記ケース体81とは反対に上側壁82
aと右側壁82dは低く、また下側壁82bと左側壁8
2cは高く形成されている。(各断面図参照)。なお上
側壁82aと右側壁82dは、ケース体81とカバー体
82の結合時においてケース体81の上側壁81aと右
側壁81dの内側に重合状に位置する。
【0068】カバー体82の裏面には、前記第1基準ボ
ス部84とほぼ同一軸線上に位置する第1基準ネジ座部
94を先端部に有する基準ネジ用円筒部93が形成され
ている。(図18及び図23参照)。またカバー体82
には、前記第2基準ボス部85とほぼ同一軸線上に位置
する第2基準ネジ座部95が形成されている(図22参
照)。
【0069】カバー体82には、前記ケース体81の2
箇所の第1取付片86の第1取付ボス部87とそれぞれ
ほぼ同一軸線上に位置する第1取付ネジ座部97を有す
る第1突出片96が形成されている(図18及び図19
参照)。これと同様に、カバー体82には、前記ケース
体81の2箇所の第2取付片88の第2取付ボス部89
とそれぞれほぼ同一軸線上に位置する第2取付ネジ座部
99を有する第2突出片98が形成されている(図18
及び図21参照)。また各突出片96,98の基端部に
は、それぞれほぼ楕円形状の開口孔100を形成するこ
とにより脆弱な開封部101が設けられている。
【0070】カバー体82の上部左右の2個所と右下部
の計3箇所には、制御基板83をネジ止めするための基
板取付ボス部103を先端部に有する取付ネジ用円筒部
102がそれぞれ形成されている(図19、図20及び
図24参照)。
【0071】カバー体82の左上部と右下部の計2箇所
には、前記実施の形態1と同様に、不正改造防止用の封
印シールを貼り付けるための封印シール貼り付け部10
5が設けられている。同貼り付け部の周囲には突条10
5aが形成されており、これにより貼り付けた封印シー
ル(図示省略)の端部を遮蔽することにより、一旦貼り
付けた封印シールを簡単には剥がせないようになってい
る。
【0072】カバー体82の右下部には、同一円周上に
位置する円弧状のスリット孔106が断続的に複数(図
では3個で例示した)形成されている(図19参照)。
このスリット孔106の相互間の脆弱部(符号省略)を
切断することにより、例えば確率設定スイッチ用窓部を
開口することができる。またカバー体82の中央部に
は、機種名表示シールを貼り付けるための表示シール貼
り付け部107が設けられている。またカバー体82に
は複数の放熱孔108が適宜開口されている。
【0073】制御基板83は、前記ケース体81周囲の
側壁81a〜81e内にほぼ隙間なく収納できる大きさ
形状に形成されている。制御基板83は、表面を実装面
83aとし、裏面をハンダ面83bとしている。前記実
装面83aには、図示はしないがROM、RAM、IC
等の電子部品が実装されている。
【0074】制御基板83には、前記カバー体82の3
箇所の基板取付ボス部103とそれぞれほぼ同一軸線上
に位置する取付孔110が形成されている(図19、図
20及び図24参照)。また制御基板83には、前記ケ
ース体81の第1基準ボス部84とカバー体82の第1
基準ネジ座部94とほぼ同一軸線上に位置する基準孔1
11が形成されている(図18及び図23参照)。ま
た、カバー体82より露出する制御基板83の左縁部お
よび下縁部の実装面83aには、図示しないが前記実施
の形態1と同様に各種コネクタ及びヒューズ等が配置さ
れている。
【0075】またケース体81と制御基板83との間に
は、パンチングメタル等の導電材からなるシールド板1
12が介在されている(各断面図参照)。シールド板1
12は、パチンコ球の転がり摩擦等による静電気を遮断
し、その静電気による制御基板83の電子部品への影響
によるノイズの発生を防止する。またシールド板112
には、前記ケース体81の第1基準ボス部84と嵌合す
る嵌合孔112aが形成されている(図18及び図23
参照)。
【0076】次に、ケース体81とカバー体82の結合
手順について説明する。まずカバー体82に制御基板8
3を取り付ける。詳しくは、タッピンネジあるいはビス
等からなる取付ネジ114を制御基板83の3箇所の各
取付孔110を通じてカバー体82の当該基板取付ボス
部103にそれぞれネジ付ける(図19、図20及び図
24参照)。なお図17において左上部と右下部に位置
する取付ネジ114によりシールド板112が制御基板
83とともにカバー体82に取り付けられる(図19及
び図24参照)。
【0077】前記制御基板83を取り付けたカバー体8
2をケース体81にそのケース体前面を覆うように重ね
合わせる。次に、タッピンネジあるいはビス等からなる
第1基準ネジ115をカバー体82の第1基準ネジ座部
94及び制御基板83の基準孔111を通してケース体
81の第1基準ボス部84にネジ付ける(図18及び図
23参照)。さらに、タッピンネジあるいはビス等から
なる第2基準ネジ116をカバー体82の第2基準ネジ
座部95を通してケース体81の第2基準ボス部85に
ネジ付ける(図22参照)。
【0078】続いて封印のために、実施の形態2で使用
した締結ビス53(図13(b),(c)参照)を使用
する。すなわち締結ビス53をカバー体82の2箇所の
各第1取付ネジ座部97を通してケース体81の当該第
1取付ボス部87にそれぞれネジ付ける(図18及び図
19参照)。この締結ビス53の締結完了(係合部55
の欠落(図13(d)参照))により、ケース体81と
カバー体82が締結されると同時に、締結ビス53に対
する締結解除操作が不能とされる。その後、カバー体8
2の封印シール貼り付け部105に封印シール(図示省
がケース体81に跨がるように貼り付けられる。こ
の状態で、制御基板収納ボックス80がパチンコ機の裏
カバーに前に述べたようにセットプレート91を介して
設置される。
【0079】上記したパチンコ機の制御基板収納ボック
ス80によると、ケース体81とカバー体82とが締結
ビス53による結合手段により分離不能に結合されてい
るため、前記実施の形態2と同様に制御基板83の不正
改造を防止することができる。
【0080】また当局の立ち入り検査等の場合におい
て、カバー体82を正当な理由の下に外したい場合に
は、第1基準ネジ115及び第2基準ネジ116を取り
外すとともに、2箇所の第1突出片96の開封部101
を切断することにより、前記締結ビス53を締め込んだ
ままカバー体82を簡単に取り外すことができる。そし
て、3箇所の取付ネジ114を取り外すことにより制御
基板83の実装面83aの検査が可能である。
【0081】また、もう一度、ケース体81とカバー体
82とを結合する場合には、カバー体82に制御基板8
3を取付ネジ114で取り付けた後、ケース体81とカ
バー体82とを第1基準ネジ115及び第2基準ネジ1
16により締結するとともに、締結ビス53をカバー体
82の2箇所の各第2取付ネジ座部99を通してケース
体81の当該第2取付ボス部89にそれぞれネジ付けれ
ば、前記と同様に再使用することができる。なお開封部
101は、カバー体82に代えてケース体81の各突出
片に設けることができる。また締結ビス53による再締
結回数は本形態では1回であるが、再締結のための取付
ボス部及び取付ネジ座部を適宜増設し2回以上に設定し
てもよい。
【0082】また、不正改造の目的で開封部101を切
断した場合には、これを目視により容易に発見すること
ができ、この意味においても間接的に不正改造の防止を
図ることができる。
【0083】また、不正改造の目的でケース体81から
カバー体82が不正に取外されたとしても、未だ制御基
板83の実装面83aがカバー体82により覆われてい
るため、このままの状態ではROM交換等の不正改造す
ることができず、したがって制御基板83の不正改造の
防止に有効である。またカバー体82から制御基板83
を取り外すにしても、取付ネジ114を取り外すといっ
た時間のかかる手間が必要となるため、これまた不正防
止に効果的である。
【0084】〔実施の形態5〕実施の形態5について図
25及び図26を参照して説明する。本実施の形態5は
実施の形態4の一部を変更したものであるからその変更
部分について詳述し、実施の形態4と同一もしくは実質
的に同一構成と考えられる部分には同一符号を付して重
複する説明は省略する。
【0085】本実施の形態は、図25に分解斜視図でま
た図26に平断面図で示すように、ケース体81を裏カ
バーとしての樹脂製役物保護カバー118に一体形成し
たものである。役物保護カバー118は、遊技盤119
の裏側の図柄表示装置120、役物用ソレノイド12
1、ランプソケット等を開閉可能に覆うもので、一側部
にヒンジ部122を介して固定片123が連設されてお
り、その固定片123が遊技盤119に固定ネジ124
により取り付けられ、また他側部がロック装置(図示省
略)により開閉可能に取り付けられるものである。
【0086】また図25に示すように、役物保護カバー
118の上部には、ほぼ四角枠状をなすように断続的に
スリット孔125が形成されている。これは、例えば図
柄表示装置120が遊技盤119裏方へ大きく突出し、
遊技盤119に役物保護カバー118が取り付けられな
い場合に有用である。すなわち前記スリット孔125の
相互間の脆弱部(符号省略)を切断することにより、四
角形状の窓部を形成し、この窓部に前記図柄表示装置1
20を位置させる。そして図柄表示装置120を覆う補
助カバー126を役物保護カバー118にネジ止めなど
により取り付けることで、多様な遊技盤119に対応す
ることが可能である。
【0087】また前記制御基板83の外部配線用コネク
タ127は、役物保護カバー118側の凹部128とカ
バー体82の位置決め兼用の突起部129とによって挟
みこまれる。また図26に示すように、役物保護カバー
118のケース体部分ケース体81同一符号を記
す)81には前記図柄表示装置120及び役物用ソレノ
イド121等につながる配線130の第1コネクタ13
1が取り付けられている。この第1コネクタ131に対
応する制御基板83の第2コネクタ132が制御基板8
3のハンダ面83bに取り付けられている。コネクタ1
31は、役物保護カバー118を開けた状態で、ケース
体部分81の遊技盤側に設けられたコネクタ133に接
続する。コネクタ132は、その役物保護カバー118
へのカバー体82の取り付けと同時に、ケース体部分8
1の外側(図26下方側)に設けられたコネクタ134
と相互に突き合わせ状に当接し、これによって制御基板
83と、図柄表示装置120及び役物ソレノイド12
1等との相互の電気的接続がなされる。また前記ケース
体81にはシールド板112が取り付けられている。ま
た本形態におけカバー体82は、制御基板83の実装面
が透かし見えるような透明あるいは半透明の樹脂材料に
よって形成されている。従って、カバー体82を取り外
さずに実装面の状態を見透かすことができ、これまた不
正改造の発見に有利である。
【0088】本実施の形態においても、前記実施の形態
4と同様に、まず制御基板83をカバー体82に取付ネ
ジ114により取り付けた後、そのカバー体82が役物
保護カバー118のケース体部分81に締結ビス53に
より取り付けられる(図25参照)。従って、本実施の
形態によっても前記実施の形態4と同等の作用効果が得
られる。また本実施の形態によると、前記実施の形態4
におけるケース体81(役物保護カバー118と別体の
ケース体)が不要となるため、部品点数及び組付け工数
の削減が図れる。またカバー体82の取付けと同時に図
柄表示装置120等との電気的接続がなされるため、配
線作業工数の削減が図れる。またケース体81を役物保
護カバー118に代えて裏機構板に一体形成してもよ
い。
【0089】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば結合手段としては接着剤を使用す
ることも考えられる。また締結手段として締結ビス4
0はボルトに代えることができる。また締結解除防止手
段としては、プラグ41の他、円筒部42に注入し硬化
された接着剤でもよい。また第1支持部45は、ケース
81側に設けることもでき、またケース体81とカバ
ー体82の両方に設けることもできる。また第1支持部
45及び第2支持部は、薄肉部を形成することによって
も得られるまた熱溶接には、超音波加熱溶接の他、樹
脂の熱加工に使用される熱溶接を流用することが可能で
ある。また連結部材としては、連結ピン60の他、ボル
ト、ビス等を流用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す制御基板収納ボッ
クスの正面図である。
【図2】図1のX1−X1線矢視図であって、ケース体
およびカバー体の分解状態の平面図である。
【図3】ケース体およびカバー体の結合状態の平面図で
ある。
【図4】図2のX2−X2線矢視図であって、ケース体
の正面図である。
【図5】図2のX3−X3線矢視図であって、カバー体
の内面図である。
【図6】図4のX4−X4線断面図である。
【図7】図2のX5−X5線断面図である。
【図8】図3のX6−X6線断面図である。
【図9】図2のX7−X7線断面図である。
【図10】図3のX8−X8線断面図である。
【図11】図1のX9−X9線断面図であって、ケース
体とカバー体の結合部分を示す説明図である。
【図12】プラグの別例を示す説明図である。
【図13】実施の形態2の要部を示す説明図である。
【図14】実施の形態3の要部を示す説明図である。
【図15】連結部品の別例を示す正面図である。
【図16】実施の形態2に使用した締結ビスの使用例を
示す説明図である。
【図17】実施の形態4を示す制御基板収納ボックスの
正面図である。
【図18】図17のX10−X10線断面図である。
【図19】図17のX11−X11線断面図である。
【図20】図17のX12−X12線断面図である。
【図21】図17のX13−X13線断面図である。
【図22】図17のX14−X14線断面図である。
【図23】図17のX15−X15線断面図である。
【図24】図17のX16−X16線断面図である。
【図25】実施の形態5を示す制御基板収納ボックスの
分解斜視図である。
【図26】同平断面図である。
【符号の説明】 1 ケース体 2 カバー体 3 制御基板 40 締結ビス(締結手段、ケース体及びカバー体とは
別体の部品) 41 プラグ(締結解除防止手段、ケース体及びカバー
体とは別体の部品) 53 締結ビス(締結手段、ケース体及びカバー体とは
別体の部品) 56 くびれ部(締結解除防止手段) 58 溶着部 60 連結ピン(連結部材、ケース体及びカバー体とは
別体の部品) 62 凹部 B 制御基板収納ボックス 80 制御基板収納ボックス 81 ケース体 82 カバー体 83 制御基板 83a 実装面
フロントページの続き (72)発明者 船橋 和利 愛知県西春日井郡西春町大字沖村字西ノ川 1番地 株式会社大一商会内 (72)発明者 前野 実 愛知県西春日井郡西春町大字沖村字西ノ川 1番地 株式会社大一商会内 (72)発明者 宮嶋 和人 愛知県西春日井郡西春町大字沖村字西ノ川 1番地 株式会社大一商会内 (72)発明者 斎藤 篤 愛知県西春日井郡西春町大字沖村字西ノ川 1番地 株式会社大一商会内 Fターム(参考) 2C088 BC45 DA09 EA10 EA26

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース体とこれに取り付けられるカバー
    体とを備え、パチンコ機における制御基板を収納するパ
    チンコ機の制御基板収納ボックスであって、前記ケース
    体とカバー体とを分離不能に結合する結合手段を設けた
    ことを特徴とするパチンコ機の制御基板収納ボックス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパチンコ機の制御基板収
    納ボックスであって、結合手段は、ケース体とカバー体
    とを締結する締結手段と、その締結手段に対する締結解
    除作用を防止する締結解除防止手段からなることを特徴
    とするパチンコ機の制御基板収納ボックス。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のパチンコ機の制御基板収
    納ボックスであって、締結手段が回動操作部材と係合す
    る係合部をもつネジ部材からなり、締結解除防止手段が
    前記ネジ部材に設けられて回動操作部材の所定以上の締
    め付け力によって剪断するくびれ部からなることを特徴
    とするパチンコ機の制御基板収納ボックス。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のパチンコ機の制御基板収
    納ボックスであって、ケース体とカバー体の少なくとも
    一方における結合手段による結合部分とその結合部分以
    外の部分とを分断可能な支持部で連設したことを特徴と
    するパチンコ機の制御基板収納ボックス。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のパチンコ機の制御基板収
    納ボックスであって、結合手段が樹脂の熱溶接であるこ
    とを特徴とするパチンコ機の制御基板収納ボックス。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のパチンコ機の制御基板収
    納ボックスであって、熱溶接が超音波加熱溶接であるこ
    とを特徴とするパチンコ機の制御基板収納ボックス。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のパチンコ機の制御基板収
    納ボックスであって、結合手段に軸部に凹部をもつ頭付
    き軸部材からなる連結部材を設け、その連結部材の凹部
    に熱溶接による樹脂の一部を流入させたことを特徴とす
    るパチンコ機の制御基板収納ボックス。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のパチンコ機の制御基板収
    納ボックスであって、カバー体に制御基板をその実装面
    がカバー体に面する状態で取り付けた後、前記カバー体
    をケース体と結合したことを特徴とするパチンコ機の制
    御基板収納ボックス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014061322A (ja) * 2013-09-06 2014-04-10 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2015037747A (ja) * 2014-11-28 2015-02-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016187652A (ja) * 2016-08-08 2016-11-04 株式会社三洋物産 遊技機
JP2018086466A (ja) * 2018-02-28 2018-06-07 株式会社三洋物産 遊技機

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