JP2007289503A - 遊技機 - Google Patents

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泰平 町田
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Abstract

【課題】 封止手段による封止前の段階でも、基板ケースの取り付け台からの脱落等を簡単な構造で容易且つ確実に防止できるようにする。
【解決手段】 取り付け台19と、基板13を収納し且つ取り付け台19に着脱自在に装着される基板ケース14とを、両者の分離時に開封痕の残る封止手段21により脱落不能に結合し封止する。取り付け台19と基板ケース14との間に、封止手段21の非封止状態で基板ケース14を取り付け台19に仮止めする仮止め手段22を備えたものである。
【選択図】 図5

Description

本発明は、スロットマシン、パチンコ機等の遊技機に関するものである。
パチンコ機等の遊技機では、主制御基板ケース内に、ROMその他の電子部品が装着された主制御基板を収納し、この主制御基板ケースを遊技機本体を構成する前枠の裏側の取り付け台に着脱自在に装着して、主制御基板側のROM等の電子部品により遊技動作を制御する電子制御方式を採用している。
この種の遊技機では、不正防止対策として主制御基板ケースの適当箇所に、開封時に開封痕が残るように構成された封止手段を複数個設け、その1個の封止手段により主制御基板ケースを封止しておき、監督官庁等の検査機関による検査の際には、その封止手段を損壊して開封し、開封後に他の1個の封止手段により再度主制御基板ケースを封止し、検査履歴を主制御基板ケースの所要箇所に記録する等の方法を取っている(特許文献1)。
このような主制御基板ケースを使用すれば、検査に際しての主制御基板ケースの開封、再封止が容易であり、また封止手段の開封痕と検査履歴とを照合することにより、検査機関等による検査の有無、検査回数等が容易に判るため、主制御基板のROM等の電子部品を交換する等の不正工作を目的とした主制御基板ケースの開封も容易に判断することができる。
特許第3033957号公報
近時の遊技機では、単に主制御基板ケース側に封止手段を設けるだけでなく、主制御基板ケースとその取り付け台との間にも同様の封止手段を設けて、この封止手段により主制御基板ケースを取り付け台に結合し封止することにより、主制御基板ケースを開封すれば、封止手段の開封痕によりその事実が容易に判るようにすることが考えられている。このような構成の場合には、封止手段により主制御基板ケースを取り付け台に脱落不能に結合できるため、固定手段を別途設ける必要がなく構造を簡素化できる利点がある。
しかし、取り付け台が遊技機本体の裏側の縦壁面にあり、その取り付け台に側面から主制御基板ケースを着脱自在に装着する場合には、組み立て後の検査等の際に主制御基板ケースが取り付け台から脱落する惧れが発生する。
即ち、組み立て後の検査は主制御基板ケースを取り付け台にセットして、その主制御基板のコネクタに所定のハーネスを接続した状態で行い、主制御基板に異常があれば、その主制御基板ケースを取り付け台から取り外し、別の主制御基板を収納した主制御基板ケースに交換する。従って、検査未了の段階では、主制御基板ケースを取り付け台に固定できないため、検査ライン等での搬送中に振動によって主制御基板ケースが取り付け台から脱落する等の問題がある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、封止手段による封止前の段階でも、基板ケースの取り付け台からの脱落等を簡単な構造で容易且つ確実に防止できる遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、取り付け台19と、基板13を収納し且つ前記取り付け台19に着脱自在に装着される基板ケース14とを、両者の分離時に開封痕の残る封止手段21により脱落不能に結合し封止するようにした遊技機において、前記取り付け台19と前記基板ケース14との間に、前記封止手段21の非封止状態で前記基板ケース14を前記取り付け台19に仮止めする仮止め手段22を備えたものである。
本発明によれば、封止手段21による封止前の段階でも、基板ケース14の取り付け台からの脱落等を簡単な構造で容易且つ確実に防止できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図面は本発明をスロットマシンとして具現化した実施例を例示している。図1及び図2において、1は遊技機本体を構成する筐体であり、本体ケース2と、この本体ケース2の前側に配置された矩形状の前面パネル3とを備えている。
本体ケース2は例えば木製で、左右一対の側板4a,4bと、それら左右の側板4a,4bの上下両端側を左右に連結する上板5及び底板6と、背面側を略塞ぐ背板7とにより、前側が開放する箱形に形成されており、その前側を開閉自在に閉鎖するように前面パネル3が装着されている。
本体ケース2内には、図2に示すように、複数個の図柄表示リール8a〜8cが左右方向に配列された表示リールユニット9の他、メダル払い出し装置10、メダル補助ケース11、電源基板が格納された電源基板ケース12、主制御基板13が格納された主制御基板ケース14等が配置されている。表示リールユニット9は、左右の側板4a,4b間に架設された中間棚15上に着脱自在に装着されている。
メダル払い出し装置10は、払い出し用のメダルを貯留するメダルホッパー16、メダルホッパー16内のメダルを払い出すメダル払い出し手段17、メダルホッパー16から溢れたメダルをメダル補助ケース11側に排出する余剰メダル排出口18等を備え、底板6上に着脱自在に装着されている。メダル補助ケース11は側板4bに近接して底板6上に装着され、電源基板ケース12はメダル補助ケース11と反対側で側板4aの下部側に装着されている。
主制御基板ケース14は本体ケース2内の縦壁面、例えば背板7の前面側で且つ中間棚15の下側近傍に固定された取り付け台19に、左右方向の一端側に配置された係合手段20と、他端側に配置された第1封止手段21とを介して前面側(横方向)から着脱自在に固定され、また一端側を係合手段20を介して取り付け台19に係合しただけ等の非封止状態で仮止め手段22により仮止め可能になっている。
前面パネル3は左右一端側、例えば左側に配置されたヒンジ手段(図示省略)を介して本体ケース2に対して開閉自在に装着されており、その上部側には第1表示窓23と第2表示窓24とが上下に配置されている。第1表示窓23は、本体ケース2側の図柄表示リール8a〜8cに対応して矩形状に形成されており、遊技者はこの第1表示窓23を介して図柄表示リール8a〜8cを前側から視認可能となっている。
第2表示窓24は、前面パネル3の裏側に装着された液晶表示ユニット(図示省略)の表示画面25に対応して、第1表示窓23よりも大型の矩形状に形成されており、遊技者はこの第2表示窓24を介して表示画面25を前側から視認可能となっている。
また第2表示窓24の下側には、横長状の操作パネル部26が設けられている。この操作パネル部26の上面側には、遊技媒体としてのメダルを投入可能なメダル投入口27の他、1ベットボタン28、マックスベットボタン29及びキャンセルボタン30が設けられている。1ベットボタン28、マックスベットボタン29は、メダル投入口27へのメダル投入に代えてクレジットからメダルをベットするためのものである。
また操作パネル部26の前面側には、図柄表示リール8a〜8cの回転を開始させるためのスタートレバー31、回転中の図柄表示リール8a〜8cを夫々個別に停止させるためのストップボタン32a〜32c、メダル投入口27内に詰まったメダルを返却させるための返却ボタン33等が設けられている。
前面パネル3の下端部前側には、メダル払い出し手段17から払い出されたメダルや返却されたメダルを前側に排出するための排出口34が設けられ、その前側に、排出口34から排出されたメダルを受けるメダル受け皿35が横長状に配置されている。
主制御基板13は、スタートレバー31、ストップボタン32a〜32c等の操作に応じて図柄表示リール8a〜8cの回転、停止その他の遊技動作を制御するためのものである。この主制御基板13は図3、図4に示すように横長矩形状であって、その前面側の中央部分にはROMその他の電子部品40が装着され、また左右両端側には外部のハーネスを接続するための複数個のコネクタ41が端縁に沿って一列状、L字状等に装着されている。
主制御基板ケース14、取り付け台19は、共に横長矩形状に構成されている。主制御基板ケース14は、図3〜図5に示すように、主制御基板13を表裏両側から挟む第1ケース体42及び第2ケース体43と、左右方向の他端側で両ケース体42,43を係脱、開閉自在に結合するヒンジ手段44と、左右方向の一端側で両ケース体42,43を結合して封止し且つ開封時に開封痕の残る複数個(例えば4個)の第2封止手段45とを備えている。
第1ケース体42は平板状であって、外周側に受け縁46を残して起立壁47が周方向の全周に形成されており、その起立壁47内に、その裏側を第1ケース体42に向けた状態で主制御基板13が配置されている。第2ケース体43は第1ケース体42側が開放する蓋状であって、外周側の周壁48とその周壁48に一体の背壁49とを有し、その背壁49には主制御基板13の電子部品40に対応する中央部分に膨出部50が、その左右両端側に凹部51が夫々形成され、第1ケース体42の起立壁47の外側に嵌合して、その周壁48の開口端縁が第1ケース体42の受け縁46に当接している。
膨出部50は放熱孔52を有し、主制御基板13の電子部品40を覆うようになっている。凹部51の底部51aは主制御基板13の表面に当接し、その底部51aには各コネクタ41が突出するコネクタ孔53が形成されている。なお、主制御基板13は第1ケース体42、第2ケース体43により挟持され、主制御基板ケース14内に位置決め突起等により固定されている。
ヒンジ手段44は、図4〜図6に示すように、第2ケース体43の前端側に一体に形成された上下一対のヒンジピン54と、第1ケース体42に一体に形成され且つヒンジピン54に係脱、回動自在に係合する上下一対の係合片55とを備えている。係合片55は第1ケース体42側の上下一対の突出部56の先端に設けられており、第2ケース体43の周壁48とヒンジピン54との間からヒンジピン54に対して係脱自在であり、その係合状態でヒンジピン54を後側から抱き込むように、後側に突出するU字状その他の円弧状に湾曲形成されている。なお、第1ケース体42には、両突出部56間に第1封止手段21に対応して凹入部57が設けられている。
取り付け台19の外周には、図3〜図5に示すように、前側から着脱自在に嵌合する主制御基板ケース14を外周から囲繞する囲繞壁58が形成され、その囲繞壁58の内側に配置された複数個(例えば上下、左右の4個)のネジ等の固定具59により本体ケース2の背板7に固定されている。囲繞壁58は係合手段20側の一辺が凸状等の幅の広い広幅壁60により構成され、他の3辺が板状壁に構成されている。囲繞壁58の高さは、主制御基板ケース14を取り付けた状態で第2ケース体43の背壁49と略一致する程度である。
仮止め手段22は第1封止手段21による非封止状態で主制御基板ケース14を取り付け台19に仮止めするためのもので、図3、図4、図5、図7、図8に示すように、囲繞壁58の下辺側で第1封止手段21の下側近傍位置に設けられた仮止め爪61を備え、この仮止め爪61が第2ケース体43の下端側に下側から係脱自在に係合するようになっている。仮止め爪61はその左右両側のスリット62を介して囲繞壁58と区画されると共に、基部側が囲繞壁58に一体に接続しており、主制御基板ケース14に対して係脱すべく上下方向に弾性変形可能である。
なお、仮止め爪61は前端側が囲繞壁58の内面よりも上側へと若干出るように前上がりに傾斜しており、その前端側に、主制御基板ケース14を案内する案内面61aを有する係合部61bが形成されている。仮止め爪61の案内面61a側は、仮止め解除時の操作部となっている。
囲繞壁58の下側には、シール貼付部兼用のケース受け部63が囲繞壁58よりも前側に突出して形成されている。ケース受け部63は、係合手段20で仮止め状態の主制御基板ケース14を受けると共に、これから第2ケース体43に跨がって封印シールを貼付するようになっている。ケース受け部63とシール貼付部は別々に設けてもよい。
シール貼付部63は第1封止手段21よりも係合手段20側の左右方向の略中央部又は略中央よりも若干仮止め爪61側寄りの位置に配置され、その上面側の受け面は囲繞壁58の内面と略面一状になっている。主制御基板ケース14には、その第2ケース体43のの周壁48の下側部分に、シール貼付部63に対応して略水平状に当接面48aが形成されている。
係合手段20は主制御基板ケース14を取り付け台19の広幅壁60側に係脱自在に係合するためのもので、図3、図4に示すように、取り付け台19の広幅壁60に形成された上下一対の係合凹部65と、主制御基板ケース14の第2ケース体43の側壁から左右方向の外側に突出して形成され且つ係合凹部65に内側から係脱自在に係合する係合突部66とを備えている。
即ち、広幅壁60は、図15、図16に示すように、取り付け台19の内外方向に所定の間隔をおいて配置された内壁100及び外壁101と、係合凹部65の両側で内壁100及び外壁101を接続する接続壁102とを有する。係合凹部65は、内壁100に形成された開口103と、外壁101の高さ方向の途中から内側へと屈曲する係合壁104とを有し、係合壁104の先端にリブ105が形成されている。係合壁104、リブ105は左右の接続壁102と一体に形成されている。
係合突部66は取り付け台19の内外方向(前後方向)に所定の高さを有し且つ取り付け台19側が開口する箱状に構成されており、係合壁104に対応する側が係合壁面106により閉塞されている。係合壁面106、係合壁104は、係合凹部65に対する係合突部66の係脱を容易にするため傾斜状に形成されている。
なお、第2ケース体43の周壁48には、その係合突部66間に固定部67が突設され、この固定部67が係合凹部65間で取り付け台19の広幅壁60に形成された凹部68にネジ等の固定具69で着脱自在に固定されている。これは、取り付け台19に取り付けた状態での主制御基板ケース14のガタツキを防止するためである。
図3、図5に示すように、主制御基板ケース14を取り付け台19に結合し封止する第1封止手段21は、主制御基板ケース14のヒンジ手段44側に、主制御基板ケース14の両ケース体42,43を結合し封止する第2封止手段45は、係合手段20側に夫々上下方向に複数個ずつ一列状に配置され、共に略同一の構成となっている。なお、各封止手段21,45は4個あり、最大4回までの開封、封止が可能である。
各封止手段21,45は、図11〜図14に示すように、第2ケース体43の背壁49と、第2ケース体43の背壁49側の封止板72と、取り付け台19(図13参照)又は第1ケース体42(図14参照)側の離脱防止板73とに跨がって設けられている。
なお、第1封止手段21の離脱防止板73は、取り付け台19から前側に凸状に突出して設けられ、第2封止手段45の離脱防止板73は、第1ケース体42の起立壁47から内側に突出して設けられている。封止板72は4個の封止手段21,45を取り囲む平面視略コ字状であって、第2ケース体43の背壁49の後側(内側)に固着されている。
各封止手段21,45は特許第3033957号公報に記載の封止手段と略同様の構成であって、図11〜図14に示すように、離脱防止板73に形成された離脱防止部74と、離脱防止板73に前側から当接して離脱防止部74に対応する封止部75と、封止部75側から離脱防止部74へと前後方向に貫通して両者を分離不能に封止する封止ピン76と、封止前の封止ピン76を保持するピン保持部77と、封止部75及びピン保持部77を封止板72に一体に接続する損壊部78と、第2ケース体43の前側から封止ピン76を結合方向に押圧操作するための操作用開口部79と、損壊部78を第2ケース体43の外側から切断する背壁49側の切断用開口部80とを備え、封止時にピン保持部77の封止ピン76を押圧操作することにより、この封止ピン76が封止部75側から離脱防止部74に離脱不能に係合して封止し、また開封時に損壊部78を切断するようになっている。
離脱防止部74は、離脱防止板73に形成された封止ピン76用の挿通スリット81と、この挿通スリット81の両側で離脱防止板73と一体に形成された一対の弾性係合部82とを備え、その各弾性係合部82に封止ピン76の案内傾斜面が形成されている。なお、離脱防止板73には、各挿通スリット81の両側に逃げ用スリット83が形成され、その隣り合うスリット81,83間が弾性係合部82となっている。
ピン保持部77は封止ピン76を封止前の状態で保持するためのもので、角形の枠体により構成され、封止板72と第2ケース体43の嵌合リブ85との間に配置されている。ピン保持部77は、その上下方向の中間に係合凸部86が相対向して設けられ、また先端部に、閉じたときに離脱防止板73に当接するように封止部75が一体に設けられている。封止部75は角形のピン挿通孔87を有する。損壊部78はニッパー等の切断具で容易に切断可能な板状であって、ピン保持部77の上部側中央と封止板72とを接続するように一体に形成されている。
封止板72には、この封止板72の内周側から各損壊部78の下方側へと斜めに傾斜する傾斜部88が一体に形成されている。この傾斜部88は、ピン保持部77、封止部75及び損壊部78を第2ケース体43の内側から覆うと共に、封止状態のときに下端側を離脱防止板73上の突条部89に当接させて切断用開口部80の下方側を塞ぐためのものである。
封止ピン76は封止部75側から離脱防止板73の離脱防止部74側に貫通して、取り付け台19と第2ケース体43、又は第1ケース体42と第2ケース体43とを封止状態に結合するためのもので、封止前の封止ピン76はピン保持部77内に保持されている。封止ピン76は、断面矩形状の軸部76aと、矩形状の係合鍔部90と、軸部76aの先端側の台形状の係合頭部91と、係合鍔部90から上側に突出する円柱状の被操作部90aとを備え、適当な弾性を有する合成樹脂材料により一体に成形されている。
係合鍔部90はピン保持部77に嵌合する角形状であって、封止前の状態では係合凸部86によりピン保持部77内に係止され、また封止状態では封止部75に上側から係合するようになっている。係合頭部91は封止前の状態では封止部75のピン挿通孔87に嵌合し、また封止状態では離脱防止部74の弾性係合部82に下側から離脱不能に係合するようになっている。
第2ケース体43は、その背壁49の後側に4個の嵌合枠部92を備え、嵌合枠部92にピン保持部77が下側から嵌合している。ピン保持部77は嵌合枠部92に所定の間隙をおいて遊嵌しており、損壊部78が損壊されて離脱防止板73側に結合状態にあるときに、嵌合枠部92に対して嵌脱自在である。嵌合枠部92は、嵌合リブ85及び背壁49に一体に形成され、また損壊部78に対応する位置が開放状の切り欠き部93となっている。
操作用開口部79は、嵌合枠部92の中央で背壁49に形成され、この操作用開口部79に封止前の封止ピン76の被操作部90aが下側から嵌合している。操作用開口部79は封止ピン76の被操作部90aに合わせた小径の丸孔であって、各操作用開口部79の上側に、上方に向かって円錐面状に広がる案内部94が設けられている。
切断用開口部80は主制御基ケース14を開封するときに、切断具を挿入して損壊部78を切断するためのもので、第2ケース体43の背壁49側に、各損壊部78に跨がって長孔状に形成されている。
なお、取り付け台19、主制御基板ケース14の構成部材は、主制御基板13側、固定具59、各封止手段21,45の封止ピン76等を除いて、内部を極力視認できるように透明な合成樹脂材料により構成されている。
上記構成において、主制御基板13を主制御基板ケース14に収納する場合には、両ケース体42,43間に主制御基板13を挟み、ヒンジ手段44の係合片55、ヒンジピン54を介して係合状態の両ケース体42,43を閉じ、4個の第2封止手段45のうち、例えば上端側の第2封止手段45により両ケース体42,43を結合し封止する。これによって主制御基板ケース14は、封止状態の第2封止手段45の損壊部78を切断しない限り開放不能になる。
第2封止手段45による主制御基板ケース14の封止に当たっては、封止ピン76がピン保持部77内にあるので、先ず第2ケース体43の操作用開口部79にドライバー等の工具をセットし、その先端で封止ピン76を押圧する。すると封止ピン76の係合鍔部90が弾性変形によりピン保持部77の係合凸部86を通過すると共に、その係合頭部91が弾性係合部82を両側に押し広げて通過し弾性係合部82に係合する。
これによって封止ピン76の係合鍔部90が封止部75に当接し、封止ピン76がその係合鍔部90と係合頭部91との間で封止部75と離脱防止部74とを両側から離脱不能に挟むため、第2封止手段45により両ケース体42,43を結合し封止することができる。
組み立て工程等で主制御基板ケース14を取り付け台19に取り付ける場合には、主制御基板ケース14の係合手段20側を取り付け台19の囲繞壁58に合わせて、その係合突部66を取り付け台19の係合凹部65に挿入した後、係合手段20側を支点として主制御基板ケース14を取り付け台19側へと押圧する。
すると主制御基板ケース14が仮止め手段22の仮止め爪61の案内面を通過するときに、仮止め爪61が下側へと弾性変形して囲繞壁58内に嵌合すると共に、その嵌合状態で仮止め爪61が主制御基板ケース14に係合するため、仮止め手段22により主制御基板ケース14を取り付け台19に仮止めすることができる。
また主制御基板ケース14は囲繞壁58に嵌合する前、又は仮止め手段22による仮止めを解除した状態では、係合手段20が係合状態になってはいるものの、図10に示すように取り付け台19に対して斜めになっている。しかし、囲繞壁58の下辺側にはシール貼付部63があり、このシール貼付部63により主制御基板ケース14を下側から受けているため、係合手段20が外れて主制御基板ケース14が脱落する等の惧れもない。従って、組み立てその他での主制御基板ケース14の取り扱いを容易に行うことができる。
組み立て後の検査工程では、第1封止手段21により主制御基板ケース14を取り付け台19に結合、封止せずに、仮止め手段22により主制御基板ケース14を仮止めした状態で、主制御基板13の各コネクタ41に所定のハーネスを接続して検査を行う。このとき主制御基板ケース14は仮止め手段22により取り付け台19に仮止めされているため、振動等によって主制御基板ケース14が取り付け台19から脱落して落下するようなこともない。
検査工程で主制御基板13に異常がなければ、4個の第1封止手段21のうち、例えば上端側の第1封止手段21により主制御基板ケース14を取り付け台19に結合し封止する。これによって主制御基板ケース14は、封止状態の第1封止手段21の損壊部78を切断しない限り開放不能になる。このときの封止操作は、第2封止手段45側の操作と同様である。なお、主制御基板13に異常があれば、仮止め爪61を下方に押圧して仮止めを解除し、主制御基板ケース14を取り付け台19から取り外して交換する。
主制御基板ケース14を第1封止手段21で取り付け台19に封止すれば、取り付け台19を背板7に固定する固定具59も主制御基板ケース14により覆われるため、固定具59による固定を解除して取り付け台19と一緒に主制御基板ケース14を取り外すようなこともできない。
検査機関等による主制御基板13の検査に際しては、封止状態にある第1封止手段21の損壊部78を切断する。するとこの第1封止手段21のピン保持部77、封止部75が封止板72から分離されて、主制御基板ケース14が取り付け台19から離脱可能になる。従って、仮止め爪61を下方に押し下げて主制御基板ケース14から外し、係合手段20の係合突部66を係合凹部65から抜き取れば、主制御基板ケース14を取り付け台19から取り外すことができる。
主制御基板ケース14から主制御基板13を取り出す場合には、第1封止手段21側と同様にして、封止状態にある第2封止手段45の損壊部78を同様に切断する。これによって第2封止手段45による両ケース体42,43の結合を解除でき、主制御基板ケース14内の主制御基板13を取り出すことができる。
このように封止後の主制御基板ケース14を外して主制御基板13を取り出す場合には、各封止手段21,45の損壊部78を切断して開封する必要があり、その損壊部78に必ず開封痕が残るため、不正行為があればその事実を容易に発見することができる。
また第1封止手段21は主制御基板ケース14の第2ケース体43と取り付け台19とを結合し封止するため、主制御基板ケース14内の主制御基板13を取り出す場合には、第1封止手段21と第2封止手段45との両方による封止を解除する必要があり、第2封止手段45の開封のみで主制御基板13の取り出しが可能である場合に比して不正工作等が更に困難になり、安全性が向上する利点がある。
主制御基板ケース14を取り付け台19に取り付ける場合には、係合突起66を係合凹部65に挿入して係合させた後、第1封止手段21により封止する。この場合、主制御基板ケース14を取り付け台19の囲繞壁58内に嵌合させるため、係合突部66が係合凹部65に係合せずに係合壁104上に乗り上げた状態となっても、主制御基板ケース14が取り付け台19から脱落することはない。従って、係合突部66の板厚が薄ければ、係合突部66が係合壁104上に乗り上げた状態であることを知らないまで、第1封止手段21を封止する惧れがある。
しかし、係合突部66を厚い箱状に構成しているため、係合突部66が係合壁104のリブ105上に乗り上がった状態ときには、主制御基板ケース14が囲繞壁58から大きく突出することになり、これによって係合突部66が係合凹部65に係合していないことを容易に判断できる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、仮止め手段22の仮止め爪61は、取り付け台19の囲繞壁58の上辺側に設けてもよい。また仮止め手段22の仮止め爪61は、主制御基板ケース14側に設けて、その仮止め爪61が取り付け台19に係合するようにしてもよい。その場合、仮止め爪61は第1ケース体42に外側から外嵌する第2ケース体43に設けるのが一般的になるが、第1ケース体42に設けることも可能である。更に仮止め手段22は、主制御基板ケース14を取り付け台19に仮止めできればよいので、仮止め爪61以外の手段を利用してもよい。
第1封止手段21、第2封止手段45は、開封したときに開封痕が残るものであれば十分であり、実施例に例示の構成以外のものを採用することも可能である。また第1封止手段21で主制御基板ケース14を取り付け台19に脱落不能に結合し封止するものであれば、その取り付け台19は背板7等の縦壁面に取り付けたもの、上板5その他の下面に取り付けたもの、前パネル側に取り付けたもの等でもよい。
係合突部66を前後方向に厚く構成することにより、係合手段20の係合不良を容易に判断できるが、リブ105等による当接部を厚くして、係合突部66側を薄くしてもよい。また係合突部66、係合凹部65のリブ105等の当接部側を共に厚く構成してもよい。
主制御基板ケース14を縦長状に取り付けてもよい。その場合、係合手段20、第1封止手段21、第2封止手段45等は上下方向の端部側に配置してもよいし、左右方向の端部側に配置してもよい。なお、係合手段20、第1封止手段21、第2封止手段45等は、実施例に例示するように主制御基板ケース14の長手方向の端部側に配置するのが望ましい。
また実施例では、主制御基板13、及びこれを収納する主制御基板ケース14について例示しているが、主制御基板13、主制御基板ケース14以外の基板、及びこれを収納する基板ケースの全般についても同様に実施可能であることは云うまでももない。更に実施例では、スロットマシンについて例示しているが、パチンコ機その他の弾球遊技機、又はスロットマシン、弾球遊技機以外の遊技機においても同様に実施可能である。
本発明の一実施例に係るスロットマシンの全体斜視図である。 本体ケース側の正面図である。 主制御基板ケース側の正面図である。 主制御基板ケース側の横断平面図である。 主制御基板ケース側の斜視図である。 ケース体の分解破断斜視図である。 仮止め手段部分の斜視図である。 仮止め手段部分の断面図である。 シール貼付部側の断面図である。 作用説明図である。 封止手段の分解破断斜視図である。 封止手段の破断側面図である。 第1封止手段の破断正面図である。 第2封止手段の破断正面図である。 係合手段の破断斜視図である。 係合手段の断面図図である。
符号の説明
13 主制御基板
14 主制御基板ケース
19 取り付け台
20 係合手段
21 封止手段
22 仮止め手段
58 囲繞壁
59 固定具
61 仮止め爪

Claims (4)

  1. 取り付け台(19)と、基板(13)を収納し且つ前記取り付け台(19)に着脱自在に装着される基板ケース(14)とを、両者の分離時に開封痕の残る封止手段(21)により脱落不能に結合し封止するようにした遊技機において、前記取り付け台(19)と前記基板ケース(14)との間に、前記封止手段(21)の非封止状態で前記基板ケース(14)を前記取り付け台(19)に仮止めする仮止め手段(22)を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記取り付け台(19)と前記基板ケース(14)との一端側に、前記基板ケース(14)を前記取り付け台(19)に着脱自在に係合する係合手段(20)を、他端側に前記封止手段(21)と前記仮止め手段(22)とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記基板ケース(14)が側方から嵌合する囲繞壁(58)を外周側に有する前記取り付け台(19)を縦壁面に配置し、該囲繞壁(58)の下辺側に、前記基板ケース(14)に係脱自在に係合する前記仮止め手段(22)用の仮止め爪(61)を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記取り付け台(19)は前記囲繞壁(58)の内側に配置された固定具(59)により前記縦壁面に固定されていることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
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