JP3953287B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機、回胴式遊技機等の遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機等の遊技機では、基板ケース内に、ROM、その他の電子部品が装着された制御基板を格納し、この基板ケースを遊技盤の裏側の裏カバー等に装着して、制御基板側のROM等の電子部品により遊技盤側の遊技動作を制御する電子制御方式を採用している。
【0003】
この種の遊技機の基板ケースは、制御基板の略全体を覆うように形成されており、例えば他の制御基板等と電気的に接続するためのコネクタ部分を外部に露出させるコネクタ嵌合孔など、通常使用時に最低限必要な開口部のみが設けられている。
【0004】
また、基板ケースには、開封時の痕跡が残るように構成された防犯用の封止手段が複数設けられ、そのうちの1個の封止手段により基板ケースを封止しておき、監督官庁等の検査機関による検査の際には、その封止手段を損壊して基板ケースを開封し、検査後に他の1個の封止手段で基板ケースを再度封止し、検査履歴を基板ケースの所要部位に記録している。
【0005】
このような基板ケースを使用すれば、内部の制御基板を確実に保護できると共に、検査に際しての基板ケースの開封、再封止が容易であり、また封止手段の開封痕跡と検査履歴とを照合することにより、制御基板のROM等の電子部品を交換する等の不正行為を目的とした開封の有無も容易に判断することが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の遊技機では、基板ケースに、他の制御基板等と接続するためのコネクタ部分に対応するコネクタ嵌合孔など、通常使用時に最低限必要な開口部のみが設けられているため、内部の制御基板を確実に保護できるという利点がある反面、例えば通常は使用しない検査用コネクタ等に外部コネクタを接続することができないため、例えば制御基板から検査用の情報を外部に取り出す場合などに対応できない問題があった。
【0007】
もちろん、基板ケースを開放した状態であれば通常は使用しない検査用コネクタに外部コネクタを接続することも可能であるが、この場合には基板ケースを封止することができないため、不正行為防止等の点で問題がある。
【0008】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、基板ケースによる基板の保護機能を犠牲にすることなく、基板ケースを閉じた状態で、通常は使用しない検査用コネクタ等に外部コネクタを接続することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電気部品46が装着された基板25,32と、該基板25,32を格納する基板ケース26,33とを備えた遊技機において、前記基板ケース26,33に、前記基板25,32の着脱時に開閉される開口55,56とは異なる開口部68と、ヒンジ69cにより前記基板ケース26,33に揺動自在に支持され且つ前記開口部68を前記基板ケース26,33の内側から開閉可能に閉鎖する蓋体69と、前記基板ケース26,33を封止する封止手段91とを備え、前記開口部68を、前記基板25,32上の所定のコネクタ48に対応して設け、外部コネクタ70を前記基板ケース26,33の外側から前記開口部68を介して前記基板25,32上の前記所定のコネクタ48に接続可能とし、前記蓋体69は、前記基板ケース26,33を開いた状態でのみ開閉可能であって前記基板ケース26,33を閉じた状態では前記所定のコネクタ48と干渉して前記外部コネクタ70を接続可能な状態まで開放できないように構成されているものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図11は本発明をパチンコ機として具現化した第1の実施形態を例示する。図1及び図2において、1は遊技機本体で、外枠2と、この外枠2に開閉自在に枢着された前枠3とを有する。前枠3には、その窓孔に対応して遊技盤4が裏側から着脱自在に装着され、また遊技盤4の前側にガラス扉5と前面板6とが開閉自在に配置されている。
【0011】
前面板6には、発射用の遊技球を貯留する上皿7が装着されている。また、前枠3の下部には、余剰球を貯留する下皿8と、発射手段9の発射ハンドル10とが設けられている。発射手段9は上皿7から供給される遊技球を遊技盤4の遊技領域11へと発射するためのものである。
【0012】
遊技盤4には、ガイドレール12が略環状に装着されると共に、そのガイドレール12の内側の遊技領域11に特別図柄表示手段13、普通図柄表示手段14、特別図柄始動手段15、普通図柄始動手段16、可変入賞手段17等の各種遊技部品が配置されている。
【0013】
普通図柄表示手段14は、1個又は複数個、例えば1個の普通図柄を表示可能な例えば7セグメント等の表示手段により構成され、普通図柄始動手段16が遊技球を検出することを条件に、普通図柄が乱数制御により所定時間変動して停止するようになっている。
【0014】
特別図柄表示手段13は、1個又は複数個、例えば左右方向に3個の特別図柄を表示可能な例えば液晶表示手段により構成され、特別図柄始動手段15が遊技球を検出することを条件に、各特別図柄が乱数制御により所定時間変動して停止するようになっている。
【0015】
普通図柄始動手段16は、例えば通過ゲートにより構成され、遊技球が通過するときに、その遊技球を検出するようになっている。なお、普通図柄始動手段16は、遊技球が入賞する入賞手段によって構成してもよい。
【0016】
特別図柄始動手段15は、遊技者に有利な開状態と不利な閉状態とに変換可能な電動チューリップ等の開閉入賞手段により構成されており、普通図柄表示手段14の変動後の停止図柄が予め定められた特定の当たり図柄を表示したことを条件に発生する遊技者に有利な特定遊技状態(所定遊技状態の一例)のときに所定時間開放するようになっている。
【0017】
可変入賞手段17は、いわゆるアタッカーを構成するもので、遊技者に有利な開状態と不利な閉状態とに変換可能な開閉式入賞手段により構成されており、特別図柄表示手段13の変動後の停止図柄が予め定められた特定の大当たり図柄を表示したことを条件に発生する遊技者に有利な特別遊技状態(所定遊技状態の一例)のときに開放するようになっている。
【0018】
前枠3の裏側には、図2に示すように、遊技盤4を裏側から押さえる裏機構板18が開閉自在に装着されている。裏機構板18には、遊技盤4の裏側の裏カバー19が嵌合する開口部20が形成され、その上側に遊技球タンク21、タンクレール22が、左右方向の一側に払い出し手段23が、下側に通路ユニット24が夫々設けられている。
【0019】
遊技球タンク21は、遊技球補給系から補給された遊技球を貯留して、タンクレール22を経て払い出し手段23側へと供給するためのものである。払い出し手段23は、賞球の払い出し指令等があったときに、遊技球タンク21からタンクレール22を経て供給される遊技球(遊技媒体)を払い出すためのもので、裏機構板18の裏側に着脱自在に装着されている。通路ユニット24は、払い出し手段23により払い出された遊技球を上皿7へと案内し、また上皿7の遊技球が満杯状態のときに、余剰球を下皿8へと案内するようになっている。
【0020】
裏カバー19は、遊技盤4に装着された特別図柄表示手段13等の遊技部品を裏側から覆うためのもので、遊技盤4の裏側に着脱自在に固定されている。裏カバー19には、主に遊技盤側の遊技動作を制御する主制御基板25を格納する主基板ケース26と、遊技盤4や前枠3の前側等に設けられたランプ群の発光制御を行うランプ制御基板27を格納するランプ基板ケース28と、スピーカからの効果音等の出力を制御する音声制御基板29を格納する音声基板ケース30とが着脱自在に装着されている。
【0021】
主制御基板25上には、遊技者に有利な特定遊技状態或いは特別遊技状態を発生させるか否かを抽選する抽選手段、その抽選手段による抽選結果に基づいて特別図柄始動手段15や可変入賞手段17の駆動制御を行うと共に払い出し制御手段に対して賞球の払い出しを要求する入賞処理手段、ランプ制御基板27等の他の制御基板に対して制御コマンドを送信するコマンド送信手段、賞球払い出し信号や図柄制御信号等の遊技状態に関する情報やROM内の情報等を所定のコネクタを介して外部に出力するための情報出力手段等を備えた主制御手段が設けられている。
【0022】
通路ユニット24の裏側には、左右方向にケース取り付け板31が装着され、このケース取り付け板31の裏側に、払い出し制御基板32を格納する払い出し基板ケース33と、電源基板34を格納する電源基板ケース35とが左右に配置されている。払い出し制御基板32上には、可変入賞手段17等への遊技球の入賞に基づいて払い出し手段23を制御する払い出し制御手段が設けられている。
【0023】
主基板ケース26は、図3〜図7等に示すように全体として略矩形状の偏平箱状であって、その内部の基板格納領域45に主制御基板25が格納され、主制御基板25の電気部品装着面、即ち表面側を覆う第2ケース体42と、主制御基板25の裏面側を覆う第1ケース体41とを互いに係脱自在に備えると共に、その背面側の一辺に沿って封止ユニット43が設けられ、これら第1ケース体41、第2ケース体42、封止ユニット43を含む全体が透明な合成樹脂材料により成形されている。
【0024】
主制御基板25は矩形状であって、図7等に示すように、中央部分にCPU,ROM,RAM等の電気部品46が装着され、周縁部分にその端縁に沿って常用コネクタ47が装着されている。これら常用コネクタ47は、払い出し制御基板32、ランプ制御基板27等の他の基板と接続ケーブルを介して電気的に接続するためのもので、通常使用状態では接続ケーブル側のコネクタが主基板ケース26の外側から接続された状態となっている。
【0025】
また、主制御基板25には、それら常用コネクタ47とは別の検査用コネクタ48が、例えば常用コネクタ47の内側に隣接して1又は複数、例えば1つ設けられている。検査用コネクタ48は、通常使用状態では使用されず、例えば主制御基板25から賞球数や図柄制御信号等の遊技状態を示す情報を取り出しつつ検査を行うような場合にのみ、外部コネクタが接続されて使用されるようになっている。更に、主制御基板25の周縁部分には、位置決め孔49が複数、例えば2つ形成されている。
【0026】
第2ケース体42は、図4及び図6に示すように、主制御基板25の表面側に対応する表板部51と、主制御基板25の三辺、例えば左右及び上側を取り囲む周壁部52,53,54とを一体に備え、主制御基板25の裏面側に対応する面、及び残りの一辺側の面はその略全面が開放されて夫々開口55,56を形成している。表板部51、左右の周壁部52,53の開口56側縁部には、開口56側に突出する所定幅の嵌合リブ56aが一体に設けられている。
【0027】
左右の周壁部52,53には、その開口55側縁部に、裏カバー19に沿って外側に張り出す係合板部57が一体に設けられており、この係合板部57を、裏カバー19の裏面側に上下方向に設けられた左右一対の係合レール58に上側から係脱自在に係合させることにより、第2ケース体42を裏カバー19側に装着するようになっている。
【0028】
表板部51には、その内部の主制御基板25との間に電気部品46の収容空間を確保できるように主制御基板25の表面側に向けて膨出する膨出部61が形成されると共に、周壁部52,53,54に沿って膨出部61よりも低い段部62が形成されている。
【0029】
段部62には、主制御基板25側の常用コネクタ47が内側から嵌脱自在に嵌合するコネクタ嵌合孔63が1又は複数設けられており、またそのコネクタ嵌合孔63を避けて、膨出部61と同じ方向に突出する突出部64が複数形成されている。これら突出部64のうちの複数、例えば2つには、その内面側に、主制御基板25側の位置決め孔49に嵌合する位置決め突起65が主制御基板25側に向けて突設されている。位置決め突起65は、その先端部が段部62の内面側よりも主制御基板25側に突出している。
【0030】
膨出部61の周縁部分には、段部62側から基板格納領域45の内部側に向けて凹入する凹入部66が、主制御基板25側の検査用コネクタ48に対応して設けられている。凹入部66の底壁部67は、主制御基板25を主基板ケース26に装着したときに検査用コネクタ48の上面48a側に近接するように、例えば膨出部61と段部62との中間的な高さに形成されている。
【0031】
凹入部66の底壁部67には、検査用コネクタ48に対応する矩形状の開口部68と、この開口部68を開閉可能に閉鎖する蓋体69とが設けられている。開口部68は、図11(c)に示すように、検査用コネクタ48に接続する外部コネクタ70を挿通可能で且つその外部コネクタ70によって略閉鎖される大きさに形成されている。
【0032】
蓋体69は、開口部68を底壁部67の内側から完全に覆う大きさに形成され且つその下部側に左右方向に設けられたヒンジ69cによって底壁部67の内面側に回動自在に装着される矩形板状の本体部69aと、この本体部69aの片面側に膨出状に設けられ且つ本体部69aで開口部68を閉鎖したときに底壁部67の内側から開口部68に嵌合する嵌合部69bとを一体に備えている。嵌合部69bは、開口部68に内側から嵌合したときにその外面側が底壁部67の外面側と面一状になるように形成されている。
【0033】
また、蓋体69は、開口部68を閉鎖した状態で、主基板ケース26の内側から例えばビス等の締結手段71により第2ケース体42側に係脱可能に固定されるようになっている。これにより、開口部68は、主基板ケース26を開いた状態で第2ケース体42の内側からドライバ等の工具を用いて締結手段71による締結を解除し、蓋体69を主基板ケース26の内側に向けて回動させることによってのみ開放することが可能であり、主基板ケース26の外側からは開放することができないようになっている。
【0034】
第1ケース体41は、図5及び図6に示すように、裏板部81と底板部82とを一体に備えた断面略L形に形成されている。
【0035】
裏板部81は、第2ケース体42の開口55に嵌合して主制御基板25の裏面側を覆うもので、開口55の内側に嵌合する矩形板状の平板部83と、この平板部83の周囲を取り囲むように設けられ且つ裏カバー19側に突設する周板部84と、平板部83の左右の縁部に沿って設けられ且つ主制御基板25側に突出する一対の支持リブ85とを一体に備えている。また、周板部84には、第2ケース体42側の周壁部54に対応する側に、周壁部54側の嵌合孔86に内側から嵌合する嵌合突部87が一体に設けられている。
【0036】
底板部82は、第2ケース体42の開口56に嵌合して主制御基板25を下側から覆うもので、裏板部81の下縁部に沿って一体に設けられ、開口56に対応して略凸形に形成されている。
【0037】
第1ケース体41と第2ケース体42とを結合する際には、図6に示すように、第2ケース体42内に開口56側から主制御基板25を挿入し、位置決め孔49を位置決め突起65に、常用コネクタ47を各コネクタ嵌合孔63に夫々嵌合させつつ、主制御基板25の表面側周縁部を段部62の内面側に当接させる。そして、第1ケース体41側の嵌合突部87を第2ケース体42側の嵌合孔86に内側から嵌合させた後、第1ケース体41側の底板部82を第2ケース体42側の嵌合リブ56aに内側から嵌合させ、後述する封止手段91で封止すればよい。このとき、内部の主制御基板25は、その周縁部分を第2ケース体42側の段部62と第1ケース体41側の支持リブ85とで表裏から挟まれた状態で支持される。
【0038】
封止ユニット43は、図3に示すように、第2ケース体42側の膨出部61の上面板90と第1ケース体41側の底板部82との境界線に沿って、主基板ケース26の内側の基板格納領域45側に設けられており、4個の封止手段91を横一列状に備えている。封止ユニット43が4個の封止手段91を備えていることにより、最大4回までの開封、封止が可能となっている。
【0039】
各封止手段91は、第2ケース体42側のピン保持部92と、このピン保持部92内に装着される封止ピン93と、第1ケース体41側のピン嵌合部94とを備えている。ピン保持部92は、図4に示すように、第2ケース体42側の膨出部61の開口56側縁部に沿って設けられた矩形状の凹入部95内に所定の隙間を空けて横一列状に配置され、ピン嵌合部94は、図5に示すように、第1ケース体41側の底板部82の内面側に突設された嵌合支持部97上に設けられている。
【0040】
ピン保持部92は、図4、図9、図10等に示すように、角形の枠状に形成され、その軸方向下端部側(基板格納領域45の内部側)には封止ピン93が通過可能なピン装着開口部101が、軸方向上端部側(基板格納領域45の外部側)には封止ピン93が通過不可能な操作開口部102が夫々形成されている。
【0041】
ピン保持部92の左右の側壁部分には、図10に示すように、ピン装着開口部101側端部から操作開口部102側に向けて夫々2本のスリットが設けられ、それら2本のスリット間に、ピン装着開口部101側端部をピン保持部92の外側方向に弾性変形可能な係合部104が形成されている。それら一対の係合部104には、ピン装着開口部101側端部近傍に、互いに対向する係合爪105が一体に設けられている。係合爪105は、その上面側に上面板90と略平行な係止面105aを、その下面側に内側上向きに傾斜する案内面105bを夫々備えている。
【0042】
ピン保持部92の上端側には、側壁側から操作開口部102側に突出する一対の案内支持部106が一体に設けられており、それらの対向部分には、封止ピン93側の被操作部をピン保持部92の軸方向に摺動自在に保持する略円形の案内孔107が形成されている。また、ピン保持部92の上端側には、上向きに突出する一対の保護リブ108が一体に設けられている。
【0043】
ピン保持部92が配置される凹入部95には、その三方の縁部に沿って、主制御基板25側に突設する囲い板95aが一体に設けられている。この囲い板95aは、その内側に配置されるピン保持部92の下端部よりも若干下方まで延設されている。また、上面板90には、凹入部95を三方から取り囲む門形状の保護リブ113が、ピン保持部92側の保護リブ108と略同じ高さに立設されている。
【0044】
凹入部95内に配置された各ピン保持部92は、その保護リブ108とこれに対向する保護リブ113との間を一体に接続する切断部115により第2ケース体42側に固定されている。
【0045】
左右に隣接する各ピン保持部92の間隔、及び左右両端のピン保持部92とそれに隣接する囲い板95aとの間隔は、係合部104を外側に変形させて係合爪105をピン装着開口部101から退避させることができる程度に狭く形成されている。
【0046】
封止ピン93は、ピン保持部92側からピン嵌合部94側に貫通して、両者を封止状態で結合するためのもので、ピン装着開口部101側からピン保持部92内に装着されている。封止ピン93は、断面矩形状の軸部121と、軸部121の上端側の係合鍔部122と、軸部121の下端側の台形状の嵌合頭部123と、係合鍔部122から上側に突出する円柱状の被操作部124と、軸部121の左右側面に突出する突起部125とを備え、適当な弾性を有する合成樹脂材料により一体に成形されている。
【0047】
軸部121は、左右方向に偏平な断面矩形状に形成されており、その左右幅はピン保持部92側の一対の係合爪105の内幅と略同じか若干小さく形成されている。
【0048】
係合鍔部122は、封止ピン93をピン保持部92から脱落しないように保持するためのもので、封止ピン93の長手方向に対して略垂直に突出し且つピン保持部92の内部に摺動自在に嵌合する角形状に形成されている。この係合鍔部122は、係止爪105の係止面105aに係合してピン保持部92からの脱落を阻止するようになっている。
【0049】
嵌合頭部123は、例えば図9及び図10に示すように、係合鍔部122が係止爪105の係止面105aに当接した状態で、ピン保持部92のピン装着開口部101から下側に突出して第1ケース体41側のピン嵌合部94に上側から嵌合し、ピン嵌合部94の下側に離脱不能に係合するようになっている。また、この嵌合頭部123は、係合鍔部122をピン保持部92の操作開口部102側に当接させた状態では、ピン保持部92内に完全に収容されるようになっている。
【0050】
以下の説明では、係合鍔部122が係止爪105の係止面105aに当接して嵌合頭部123がピン保持部92のピン装着開口部101から下側に突出した状態を「突出状態」、嵌合頭部123をピン保持部92内に収容した状態を「収容状態」という。
【0051】
突起部125は、嵌合頭部123をピン保持部92内に収容した収容状態で封止ピン93を保持するためのもので、封止ピン93の長手方向に対して略垂直に突出するように軸部121の左右側面に一体に設けられ、封止ピン93が収容状態となったときに係合爪105の係止面105a側に係脱自在に係合し、封止ピン93をその状態で保持するようになっている。なお、突起部125は、係合爪105の上側に極弱く係合するように、封止ピン93の長手方向に略垂直な方向の突出量が係合鍔部122に比べて小さくなるように形成されており、封止ピン93を下向きに軽く押し下げるだけで、係合部104の外向きの弾性変形を殆ど伴うことなくその係合を解除することができるようになっている。
【0052】
被操作部124は、封止ピン93を収容状態から突出状態に移行させる際にピン保持部92の外側から押圧操作するためのものであって、係合鍔部122から上側に突出して設けられ、案内孔107に下側から摺動自在に嵌合している。被操作部124は、封止ピン93が突出状態にあるときでもその上端部が案内孔107に嵌合した状態が維持され、且つ封止ピン93が収容状態にあるときでもその上端部が保護リブ108の上側に突出しない長さに形成されている。
【0053】
なお、封止ピン93は、ピン保持部92のピン装着開口部101側から、係合鍔部122の両端部を係止爪105の案内面105bに摺接させて係止部104を外向きに押し広げつつ押し込まれ、ピン保持部92内に装着されている。
【0054】
嵌合支持部97は、図5、図6等に示すように、第2ケース体42側の凹入部95に対応する板状に形成され、主制御基板25との間に十分な間隙をおいた位置で、第1ケース体41の底板部82の上部側から内側へと主制御基板25と略平行に一体に突出しており、第1ケース体41と第2ケース体42とを結合したときに凹入部95の囲い板95aの下部側に嵌合するようになっている。
【0055】
嵌合支持部97には、第1ケース体41側のピン保持部92に対応して4つのピン嵌合部94が設けられている。各ピン嵌合部94は、図6に示すように、封止ピン93用の挿通スリット132と、この挿通スリット132の両側の一対の弾性係合部133とを備えており、この一対の弾性係合部133には、封止ピン93側の嵌合頭部123を挿通スリット132側に案内する案内傾斜面134が設けられている。なお、各挿通スリット132の両側には逃げ用スリット135が形成されており、その隣り合うスリット132,135間が弾性係合部133となっている。
【0056】
嵌合支持部97の下面側には、各ピン嵌合部94の両側に位置する複数個の補強リブ136が、底板部82の内面側にわたって一体に設けられている。また、嵌合支持部97の上面側には、第2ケース体42側の各ピン保持部92の左右の隙間に嵌合して封止する封止リブ137が、各ピン嵌合部94の両側に立設されている。
【0057】
封止手段91を用いて主基板ケース26を封止する際には、ドライバー等の工具の先端を封止ピン93の被操作部124の先端に当てて下方に押圧する。すると、封止ピン93は、突起部125と係合爪105との係合が解除されてピン装着開口部101側に移動し、嵌合頭部123が弾性係合部133を両側に押し広げながら挿通スリット132内に嵌合する。
【0058】
そして、封止ピン93の係合鍔部122が係合爪105の係止面105aに当接すると、嵌合頭部123が挿通スリット132を通過して弾性係合部133の下側に係合し、封止ピン93の係合鍔部122と嵌合頭部123とでピン保持部92側の係合爪105と嵌合支持部97とを上下両側から挟み、ピン嵌合部94で封止ピン93を離脱不能に係止した状態となる。
【0059】
パチンコ機をホール等に設置した後に、主制御基板25の検査等を行う場合には、ニッパー等の切断具を用いて、封止状態となっている封止手段91の切断部115を切断する。すると、この封止手段91のピン保持部92が第2ケース体42から分離されるので、第1ケース体41が第2ケース体42から離脱可能になり、主基板ケース26を開放できる。
【0060】
主制御基板25の検査後に主基板ケース26を再封止する場合には、再度第1ケース体41を第2ケース体42に装着し、残る封止手段91のうちの1個を用いて主基板ケース26を封止すればよい。なお、検査後は、第2ケース体42側の例えば表板部51等に貼付された記録紙にその検査履歴を記載する。
【0061】
また、主制御基板25から賞球数や図柄制御信号等の遊技状態を示す情報を取り出しつつ検査を行うような場合には、まず封止手段91による封止を解除して主基板ケース26を開放し、第2ケース体42から主制御基板25を取り外した状態で、第2ケース体42の内側からドライバ等の工具を用いて締結手段71による締結を解除し、蓋体69を内向きに回動させて開口部68を開放する(図11(a))。そして、第2ケース体42に主制御基板25を装着し、第1ケース体41を結合して封止した後(図11(b))、検査装置等に接続された外部コネクタ70を、第2ケース体42の外側から開口部68を介して検査用コネクタ48に接続する(図11(c))。
【0062】
検査の終了後は、以上とは逆の手順で元の状態に戻せばよい。即ち、外部コネクタ70を検査用コネクタ48から取り外し、封止を解除して主基板ケース26を開放し、開口部68を蓋体69で閉鎖して締結手段71で締結した後、主基板ケース26を閉じて再封止すればよい。
【0063】
以上説明したように、本実施形態では、基板ケース26に、開口部68と、該開口部68を開閉可能に閉鎖する蓋体69とを備えているため、基板ケース26による基板の保護機能を犠牲にすることなく、基板ケース26を閉じた状態で、通常は使用しない検査用コネクタ48等に外部コネクタ70を接続することが可能となり、例えば主制御基板25から検査用の情報を外部に取り出す場合などに対応できる。
【0064】
また、基板ケース26は、該基板ケース26を封止する封止手段91を備え、蓋体69は、基板ケース26の内側からのみ開閉可能に構成されているため、封止を解除することなく蓋体69を開放することができない。これにより、開口部68から内部の主制御基板25に対するいたずら行為などを未然に防止でき、開口部68を備えていない従来の基板ケースと同等のセキュリティが確保できる。
【0065】
蓋体69を、開口部68を閉鎖した状態で基板ケース26側に締結可能に構成しているため、開口部68をより確実に閉鎖することができ、またこの締結を基板ケース26の内側からのみ解除可能とすれば、より高いセキュリティが確保できる。
【0066】
開口部68を、主制御基板25上の検査用コネクタ48に対応して設け、外部コネクタ70を基板ケース26の外側から開口部68を介して主制御基板25上の検査用コネクタ48に接続可能としているため、外部コネクタ70の検査用コネクタ48への着脱が容易であり、また主制御基板25上の主要構成部分が開口部68から外れるため、基板の保護の観点からも有利である。
【0067】
開口部68を、外部コネクタ70によって略閉鎖される大きさ、即ち必要最小限の大きさに形成しているため、開口部68を開放した状態でのセキュリティの低下を最小限に抑えることができる。
【0068】
基板ケース26は第1ケース体41と第2ケース体42とを備え且つ少なくともその一部が透明な材料で構成され、第2ケース体42が主制御基板25の表面側を、第1ケース体41が主制御基板25の裏面側を夫々略覆うように構成され、第2ケース体42側に開口部68を設けているため、基板ケース26側、主制御基板25側の双方の構成を簡略化できると共に、主制御基板26を主基板ケース26の外側から容易に透視できる。
【0069】
図12は本発明の第2の実施形態を例示し、蓋体69を底壁部67に沿ってスライドさせて開口部68を開閉するようにした例を示している。第2ケース体42には、底壁部67の膨出部61側縁部を底壁部67と略同じ長さに延設した底壁延設部141が一体に設けられている。底壁部67から底壁延設部141にかけての内面側には、開口部68の両側に沿って一対のレール部142が例えば着脱自在に固定されている。
【0070】
蓋体69は、開口部68を完全に閉鎖可能な大きさに形成され且つその両側縁部がレール部142によって摺動自在に支持される矩形板状の本体部69dと、本体部69dの例えば開放側縁部に沿って設けられ且つ本体部69dの内面側に突出する開閉レバー部69eとを一体に備え、開閉レバー部69eを操作してレール部142に沿って摺動させることにより開口部68を開閉可能となっている。
【0071】
また、蓋体69は、開口部68を閉鎖した状態で、主基板ケース26の内側から例えばビス等の締結手段71により第2ケース体42側に固定されるようになっている。これにより、開口部68は、主基板ケース26を開いた状態で第2ケース体42の内側からドライバ等の工具を用いて締結手段71による締結を解除し、蓋体69をレール部142に沿ってスライドさせることによってのみ開放することが可能であり、主基板ケース26の外側からは開放することができないようになっている。
【0072】
以上のようにスライド開閉式の蓋体69を用いた場合にも、第1の実施形態と同様の効果が期待できる。
【0073】
図13は本発明の第3の実施形態を例示し、蓋体69を第2ケース体42に対して着脱することにより開口部68を開閉するようにした例を示している。図13に示すように、蓋体69は、開口部68を底壁部67の内側から完全に覆う大きさに形成された矩形板状の本体部69aと、この本体部69aの片面側に膨出状に設けられ且つ本体部69aで開口部68を閉鎖したときに底壁部67の内側から開口部68に嵌合する嵌合部69bとを一体に備えている。嵌合部69bは、開口部68に内側から嵌合したときにその外面側が底壁部67の外面側と面一状になるように形成されている。
【0074】
また、蓋体69は、開口部68を閉鎖した状態で、例えばその四隅近傍において主基板ケース26の内側から例えばビス等の締結手段71により第2ケース体42側に着脱可能に固定されるようになっている。これにより、開口部68は、主基板ケース26を開いた状態で第2ケース体42の内側からドライバ等の工具を用いて締結手段71による締結を解除し、蓋体69を主基板ケース26の内側から取り外すことによってのみ開放することが可能であり、主基板ケース26の外側からは開放することができないようになっている。
【0075】
以上のように着脱式の蓋体69を用いた場合にも、第1の実施形態と同様の効果が期待できる。
【0076】
図14は本発明の第4の実施形態を例示し、第1ケース体41と第2ケース体42とを、封止ピン93ではなく封止ネジを用いて封止するようにした例を示している。本実施形態における封止手段91は、第1ケース体41側のネジ螺合部151と、第2ケース体42側のネジ挿通部152と、このネジ挿通部152側からネジ螺合部151側に離脱不能に螺合する封止ネジ153とを備えている。
【0077】
ネジ挿通部152は、第1の実施形態におけるピン保持部92と同様、凹入部95内に4個ずつ配置されており、切断部115によって第2ケース体42側に固定されている。各ネジ挿通部152は、図15に示すように、封止ネジ153の挿通孔154を有し、その外側に封止ネジ153用の保護筒部155が一体に形成され、全体として円筒状に形成されている。
【0078】
封止ネジ153はタッピング式の一方向ネジであって、頭部153a側に一方向係合溝156が、軸部153b側の螺旋条157に切り欠き部158が夫々設けられており、一方向係合溝156に係合するドライバー等の工具により締め付け方向の一方向にのみ操作できるようになっている。
【0079】
ネジ螺合部151は、第1ケース体41側の底板部82の内面側に突設された嵌合支持部97上に、ネジ挿通部152に対応して設けられている。嵌合支持部97は、第2ケース体42側の凹入部95に対応する形状であり、第1ケース体41と第2ケース体42とを結合した状態で、その上面側がネジ挿通部152の下端側に略当接するようになっている。各ネジ螺合部151は、図15に示すように、嵌合支持部97の上面側から下面側に向けて設けられ且つ下面側に貫通しない封止ネジ153用の螺合孔159を備えている。
【0080】
主基板ケース26を封止する際には、封止に使用する所定の封止手段91の封止ネジ153の頭部153aにドライバー等の工具を係合させて、この封止ネジ153をネジ挿通部152からネジ螺合部151に螺合させて締結する。このとき、封止ネジ153はタッピング式の一方向ネジであるため、この封止ネジ153を工具により締め付け方向に操作すれば、その軸部153bがネジ挿通部152の挿通孔154からネジ螺合部151の螺合孔159に離脱不能に螺合し、ネジ挿通部152とネジ螺合部151とを容易に締結できる。
【0081】
開封時の操作については第1の実施形態と同様である。即ち、ニッパー等の切断具を用いて、封止状態となっている封止手段91を支持している切断部115を切断すればよい。すると、この封止手段91のネジ挿通部152が第2ケース体42から分離されるので、第1ケース体41が第2ケース体42から離脱可能になり、主基板ケース26を開放できる。
【0082】
このように、封止ピン93ではなく例えば一方向ネジ等の封止ネジ153を備えた封止手段91を用いた場合でも、第1の実施形態と同様の効果が期待できる。
【0083】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。例えば、払い出し制御手段を備えた払い出し制御基板32を格納する払い出し基板ケース33を、実施形態で例示した主基板ケース26と同様の構成としてもよい。また、特別図柄表示手段13への図柄表示やその他の画像表示を制御する画像表示制御手段を備える画像表示制御基板等、その他の基板を格納する基板ケースを実施形態で例示した主基板ケース26と同様の構成としてもよい。
【0084】
例えば、主基板ケース26と払い出し基板ケース33とを実施形態で例示した主基板ケース26と同様の構成とし、主制御基板25側の検査用コネクタ48から賞球払い出し指令を、払い出し制御基板32側の検査用コネクタ48から賞球払い出し個数を夫々取り出せば、両者が一致しているか否かを外部でチェックすることができ、例えば不正の有無を検査することができる。
【0085】
同様に、主基板ケース26と画像基板ケースとを実施形態で例示した主基板ケース26と同様の構成とし、主制御基板25側の検査用コネクタ48から図柄制御指令を、画像表示制御基板側の検査用コネクタ48から表示信号を夫々取り出せば、両者が一致しているか否かを外部でチェックすることができ、例えば不正の有無を検査することができる。
【0086】
開口部68を閉鎖した状態で蓋体69を第2ケース体42側に締結する締結手段71としては、工具を用いて締緩操作するビス等に限られるものではなく、例えば第2ケース体42側に回動自在に装着され、閉鎖状態の蓋体69を内側から保持する締結レバー等を用いてもよい。締結手段71は、基板ケース26内の基板の保護やセキュリティの観点から、基板ケース26の外側から操作できないものであることが望ましい。
【0087】
開口部68は、必ずしも検査用コネクタ48の外側に対応して設ける必要はなく、検査用コネクタ48と基板ケース26との間に外部コネクタ70を収容可能な空間が確保されていれば、検査用コネクタ48から離れた位置に設けてもよい。この場合でも、開口部68は外部コネクタ70が通過可能な大きさとする必要があるが、外部コネクタ70を検査用コネクタ48に装着した状態では開口部68は接続ケーブルの配設経路となる。
【0088】
開口部68は、基板の表面側に対向して設ける必要はなく、例えば第2ケース体42の周壁部52,53,54等に設けてもよい。この場合には、検査用コネクタ48を基板の板面方向に向けて設置するなどして、検査用コネクタ48を開口部68側に向けて配置することが望ましい。
【0089】
第1ケース体41と第2ケース体42とは、互いに主制御基板25の板面方向にスライドさせて結合するように構成してもよい。
【0090】
基板ケース26は、第1ケース体41と第2ケース体の他に第3のケース体を備え、その第3のケース体を第1ケース体41と第2ケース体との間に介在するように構成しても良い。また基板ケース26は、その一部を透明な材料で構成すれば良く、必ずしも封止手段91等を含む全体を透明な合成樹脂材料で構成する必要はない。
【0091】
封止ピン93、ピン保持部92等は、角形に構成する他、丸形に構成することも可能である。封止ユニット43は2組以上設けてもよい。また、各封止ユニット43における封止手段91の個数は任意である。
【0092】
更に、実施形態ではパチンコ機を例に挙げて説明したが、アレンジボール機、雀球遊技機等のその他の弾球遊技機、或いは回胴式遊技機等の各種遊技機で同様に実施可能であることは言うまでもない。
【0093】
【発明の効果】
本発明によれば、電気部品46が装着された基板25,32と、該基板25,32を格納する基板ケース26,33とを備えた遊技機において、基板ケース26,33に、基板25,32の着脱時に開閉される開口55,56とは異なる開口部68と、ヒンジ69cにより基板ケース26,33に揺動自在に支持され且つ開口部68を基板ケース26,33の内側から開閉可能に閉鎖する蓋体69と、基板ケース26,33を封止する封止手段91とを備え、開口部68を、基板25,32上の所定のコネクタ48に対応して設け、外部コネクタ70を基板ケース26,33の外側から開口部68を介して基板25,32上の所定のコネクタ48に接続可能とし、蓋体69は、基板ケース26,33を開いた状態でのみ開閉可能であって基板ケース26,33を閉じた状態では所定のコネクタ48と干渉して外部コネクタ70を接続可能な状態まで開放できないように構成されているため、基板ケース26,33による基板の保護機能を犠牲にすることなく、基板ケース26,33を閉じた状態で、通常は使用しない検査用コネクタ48等に外部コネクタ70を接続することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の背面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の主基板ケース近傍の拡大背面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す第2ケース体の正面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す第1ケース体の正面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示す第1ケース体及び第2ケース体の縦断面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示す主基板ケースの縦断面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態を示す開口部、蓋体近傍の縦断面図及び正面図である。
【図9】本発明の第1の実施形態を示す封止ユニットの縦断面図である。
【図10】本発明の第1の実施形態を示す封止ユニットの横断面図である。
【図11】本発明の第1の実施形態を示す検査用コネクタへの外部コネクタの接続手順の説明図である。
【図12】本発明の第2の実施形態を示す開口部、蓋体近傍の縦断面図及び正面図である。
【図13】本発明の第3の実施形態を示す開口部、蓋体近傍の縦断面図及び正面図である。
【図14】本発明の第4の実施形態を示す封止手段の拡大断面図である。
【符号の説明】
23 払い出し手段
25 主制御基板
26 主基板ケース
32 払い出し制御基板
33 払い出し基板ケース
41 第1ケース体
42 第2ケース体
46 電気部品
48 検査用コネクタ
55 開口
56 開口
68 開口部
69 蓋体
70 外部コネクタ
91 封止手段
Claims (1)
- 電気部品(46)が装着された基板(25)(32)と、該基板(25)(32)を格納する基板ケース(26)(33)とを備えた遊技機において、前記基板ケース(26)(33)に、前記基板(25)(32)の着脱時に開閉される開口(55)(56)とは異なる開口部(68)と、ヒンジ(69c)により前記基板ケース(26)(33)に揺動自在に支持され且つ前記開口部(68)を前記基板ケース(26)(33)の内側から開閉可能に閉鎖する蓋体(69)と、前記基板ケース(26)(33)を封止する封止手段(91)とを備え、前記開口部(68)を、前記基板(25)(32)上の所定のコネクタ(48)に対応して設け、外部コネクタ(70)を前記基板ケース(26)(33)の外側から前記開口部(68)を介して前記基板(25)(32)上の前記所定のコネクタ(48)に接続可能とし、前記蓋体(69)は、前記基板ケース(26)(33)を開いた状態でのみ開閉可能であって前記基板ケース(26)(33)を閉じた状態では前記所定のコネクタ(48)と干渉して前記外部コネクタ(70)を接続可能な状態まで開放できないように構成されていることを特徴とする遊技機。
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