JP2003019322A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003019322A
JP2003019322A JP2001209633A JP2001209633A JP2003019322A JP 2003019322 A JP2003019322 A JP 2003019322A JP 2001209633 A JP2001209633 A JP 2001209633A JP 2001209633 A JP2001209633 A JP 2001209633A JP 2003019322 A JP2003019322 A JP 2003019322A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板ケースによる基板の保護機能を犠牲にす
ることなく、基板ケースを閉じた状態で、通常は使用し
ない検査用コネクタ等に外部コネクタを接続することが
可能な遊技機を提供する。 【解決手段】 電気部品46が装着された基板25と、
該基板25を格納する基板ケース26とを備えた遊技機
において、基板ケース26に、基板25の着脱時に開閉
される開口55,56とは異なる開口部68と、該開口
部68を開閉可能に閉鎖する蓋体69とを備えたもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機、雀球遊技機、回胴式遊技機等の遊技機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の遊技機では、基板ケース
内に、ROM、その他の電子部品が装着された制御基板
を格納し、この基板ケースを遊技盤の裏側の裏カバー等
に装着して、制御基板側のROM等の電子部品により遊
技盤側の遊技動作を制御する電子制御方式を採用してい
る。
【0003】この種の遊技機の基板ケースは、制御基板
の略全体を覆うように形成されており、例えば他の制御
基板等と電気的に接続するためのコネクタ部分を外部に
露出させるコネクタ嵌合孔など、通常使用時に最低限必
要な開口部のみが設けられている。
【0004】また、基板ケースには、開封時の痕跡が残
るように構成された防犯用の封止手段が複数設けられ、
そのうちの1個の封止手段により基板ケースを封止して
おき、監督官庁等の検査機関による検査の際には、その
封止手段を損壊して基板ケースを開封し、検査後に他の
1個の封止手段で基板ケースを再度封止し、検査履歴を
基板ケースの所要部位に記録している。
【0005】このような基板ケースを使用すれば、内部
の制御基板を確実に保護できると共に、検査に際しての
基板ケースの開封、再封止が容易であり、また封止手段
の開封痕跡と検査履歴とを照合することにより、制御基
板のROM等の電子部品を交換する等の不正行為を目的
とした開封の有無も容易に判断することが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の遊技機では、基
板ケースに、他の制御基板等と接続するためのコネクタ
部分に対応するコネクタ嵌合孔など、通常使用時に最低
限必要な開口部のみが設けられているため、内部の制御
基板を確実に保護できるという利点がある反面、例えば
通常は使用しない検査用コネクタ等に外部コネクタを接
続することができないため、例えば制御基板から検査用
の情報を外部に取り出す場合などに対応できない問題が
あった。
【0007】もちろん、基板ケースを開放した状態であ
れば通常は使用しない検査用コネクタに外部コネクタを
接続することも可能であるが、この場合には基板ケース
を封止することができないため、不正行為防止等の点で
問題がある。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、基板ケースによる基板の保護機能を犠牲にすること
なく、基板ケースを閉じた状態で、通常は使用しない検
査用コネクタ等に外部コネクタを接続することが可能な
遊技機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気部品46
が装着された基板25,32と、該基板25,32を格
納する基板ケース26,33とを備えた遊技機におい
て、前記基板ケース26,33に、前記基板25,32
の着脱時に開閉される開口55,56とは異なる開口部
68と、該開口部68を開閉可能に閉鎖する蓋体69と
を備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1〜図11は本発明をパチンコ機
として具現化した第1の実施形態を例示する。図1及び
図2において、1は遊技機本体で、外枠2と、この外枠
2に開閉自在に枢着された前枠3とを有する。前枠3に
は、その窓孔に対応して遊技盤4が裏側から着脱自在に
装着され、また遊技盤4の前側にガラス扉5と前面板6
とが開閉自在に配置されている。
【0011】前面板6には、発射用の遊技球を貯留する
上皿7が装着されている。また、前枠3の下部には、余
剰球を貯留する下皿8と、発射手段9の発射ハンドル1
0とが設けられている。発射手段9は上皿7から供給さ
れる遊技球を遊技盤4の遊技領域11へと発射するため
のものである。
【0012】遊技盤4には、ガイドレール12が略環状
に装着されると共に、そのガイドレール12の内側の遊
技領域11に特別図柄表示手段13、普通図柄表示手段
14、特別図柄始動手段15、普通図柄始動手段16、
可変入賞手段17等の各種遊技部品が配置されている。
【0013】普通図柄表示手段14は、1個又は複数
個、例えば1個の普通図柄を表示可能な例えば7セグメ
ント等の表示手段により構成され、普通図柄始動手段1
6が遊技球を検出することを条件に、普通図柄が乱数制
御により所定時間変動して停止するようになっている。
【0014】特別図柄表示手段13は、1個又は複数
個、例えば左右方向に3個の特別図柄を表示可能な例え
ば液晶表示手段により構成され、特別図柄始動手段15
が遊技球を検出することを条件に、各特別図柄が乱数制
御により所定時間変動して停止するようになっている。
【0015】普通図柄始動手段16は、例えば通過ゲー
トにより構成され、遊技球が通過するときに、その遊技
球を検出するようになっている。なお、普通図柄始動手
段16は、遊技球が入賞する入賞手段によって構成して
もよい。
【0016】特別図柄始動手段15は、遊技者に有利な
開状態と不利な閉状態とに変換可能な電動チューリップ
等の開閉入賞手段により構成されており、普通図柄表示
手段14の変動後の停止図柄が予め定められた特定の当
たり図柄を表示したことを条件に発生する遊技者に有利
な特定遊技状態(所定遊技状態の一例)のときに所定時
間開放するようになっている。
【0017】可変入賞手段17は、いわゆるアタッカー
を構成するもので、遊技者に有利な開状態と不利な閉状
態とに変換可能な開閉式入賞手段により構成されてお
り、特別図柄表示手段13の変動後の停止図柄が予め定
められた特定の大当たり図柄を表示したことを条件に発
生する遊技者に有利な特別遊技状態(所定遊技状態の一
例)のときに開放するようになっている。
【0018】前枠3の裏側には、図2に示すように、遊
技盤4を裏側から押さえる裏機構板18が開閉自在に装
着されている。裏機構板18には、遊技盤4の裏側の裏
カバー19が嵌合する開口部20が形成され、その上側
に遊技球タンク21、タンクレール22が、左右方向の
一側に払い出し手段23が、下側に通路ユニット24が
夫々設けられている。
【0019】遊技球タンク21は、遊技球補給系から補
給された遊技球を貯留して、タンクレール22を経て払
い出し手段23側へと供給するためのものである。払い
出し手段23は、賞球の払い出し指令等があったとき
に、遊技球タンク21からタンクレール22を経て供給
される遊技球(遊技媒体)を払い出すためのもので、裏
機構板18の裏側に着脱自在に装着されている。通路ユ
ニット24は、払い出し手段23により払い出された遊
技球を上皿7へと案内し、また上皿7の遊技球が満杯状
態のときに、余剰球を下皿8へと案内するようになって
いる。
【0020】裏カバー19は、遊技盤4に装着された特
別図柄表示手段13等の遊技部品を裏側から覆うための
もので、遊技盤4の裏側に着脱自在に固定されている。
裏カバー19には、主に遊技盤側の遊技動作を制御する
主制御基板25を格納する主基板ケース26と、遊技盤
4や前枠3の前側等に設けられたランプ群の発光制御を
行うランプ制御基板27を格納するランプ基板ケース2
8と、スピーカからの効果音等の出力を制御する音声制
御基板29を格納する音声基板ケース30とが着脱自在
に装着されている。
【0021】主制御基板25上には、遊技者に有利な特
定遊技状態或いは特別遊技状態を発生させるか否かを抽
選する抽選手段、その抽選手段による抽選結果に基づい
て特別図柄始動手段15や可変入賞手段17の駆動制御
を行うと共に払い出し制御手段に対して賞球の払い出し
を要求する入賞処理手段、ランプ制御基板27等の他の
制御基板に対して制御コマンドを送信するコマンド送信
手段、賞球払い出し信号や図柄制御信号等の遊技状態に
関する情報やROM内の情報等を所定のコネクタを介し
て外部に出力するための情報出力手段等を備えた主制御
手段が設けられている。
【0022】通路ユニット24の裏側には、左右方向に
ケース取り付け板31が装着され、このケース取り付け
板31の裏側に、払い出し制御基板32を格納する払い
出し基板ケース33と、電源基板34を格納する電源基
板ケース35とが左右に配置されている。払い出し制御
基板32上には、可変入賞手段17等への遊技球の入賞
に基づいて払い出し手段23を制御する払い出し制御手
段が設けられている。
【0023】主基板ケース26は、図3〜図7等に示す
ように全体として略矩形状の偏平箱状であって、その内
部の基板格納領域45に主制御基板25が格納され、主
制御基板25の電気部品装着面、即ち表面側を覆う第2
ケース体42と、主制御基板25の裏面側を覆う第1ケ
ース体41とを互いに係脱自在に備えると共に、その背
面側の一辺に沿って封止ユニット43が設けられ、これ
ら第1ケース体41、第2ケース体42、封止ユニット
43を含む全体が透明な合成樹脂材料により成形されて
いる。
【0024】主制御基板25は矩形状であって、図7等
に示すように、中央部分にCPU,ROM,RAM等の
電気部品46が装着され、周縁部分にその端縁に沿って
常用コネクタ47が装着されている。これら常用コネク
タ47は、払い出し制御基板32、ランプ制御基板27
等の他の基板と接続ケーブルを介して電気的に接続する
ためのもので、通常使用状態では接続ケーブル側のコネ
クタが主基板ケース26の外側から接続された状態とな
っている。
【0025】また、主制御基板25には、それら常用コ
ネクタ47とは別の検査用コネクタ48が、例えば常用
コネクタ47の内側に隣接して1又は複数、例えば1つ
設けられている。検査用コネクタ48は、通常使用状態
では使用されず、例えば主制御基板25から賞球数や図
柄制御信号等の遊技状態を示す情報を取り出しつつ検査
を行うような場合にのみ、外部コネクタが接続されて使
用されるようになっている。更に、主制御基板25の周
縁部分には、位置決め孔49が複数、例えば2つ形成さ
れている。
【0026】第2ケース体42は、図4及び図6に示す
ように、主制御基板25の表面側に対応する表板部51
と、主制御基板25の三辺、例えば左右及び上側を取り
囲む周壁部52,53,54とを一体に備え、主制御基
板25の裏面側に対応する面、及び残りの一辺側の面は
その略全面が開放されて夫々開口55,56を形成して
いる。表板部51、左右の周壁部52,53の開口56
側縁部には、開口56側に突出する所定幅の嵌合リブ5
6aが一体に設けられている。
【0027】左右の周壁部52,53には、その開口5
5側縁部に、裏カバー19に沿って外側に張り出す係合
板部57が一体に設けられており、この係合板部57
を、裏カバー19の裏面側に上下方向に設けられた左右
一対の係合レール58に上側から係脱自在に係合させる
ことにより、第2ケース体42を裏カバー19側に装着
するようになっている。
【0028】表板部51には、その内部の主制御基板2
5との間に電気部品46の収容空間を確保できるように
主制御基板25の表面側に向けて膨出する膨出部61が
形成されると共に、周壁部52,53,54に沿って膨
出部61よりも低い段部62が形成されている。
【0029】段部62には、主制御基板25側の常用コ
ネクタ47が内側から嵌脱自在に嵌合するコネクタ嵌合
孔63が1又は複数設けられており、またそのコネクタ
嵌合孔63を避けて、膨出部61と同じ方向に突出する
突出部64が複数形成されている。これら突出部64の
うちの複数、例えば2つには、その内面側に、主制御基
板25側の位置決め孔49に嵌合する位置決め突起65
が主制御基板25側に向けて突設されている。位置決め
突起65は、その先端部が段部62の内面側よりも主制
御基板25側に突出している。
【0030】膨出部61の周縁部分には、段部62側か
ら基板格納領域45の内部側に向けて凹入する凹入部6
6が、主制御基板25側の検査用コネクタ48に対応し
て設けられている。凹入部66の底壁部67は、主制御
基板25を主基板ケース26に装着したときに検査用コ
ネクタ48の上面48a側に近接するように、例えば膨
出部61と段部62との中間的な高さに形成されてい
る。
【0031】凹入部66の底壁部67には、検査用コネ
クタ48に対応する矩形状の開口部68と、この開口部
68を開閉可能に閉鎖する蓋体69とが設けられてい
る。開口部68は、図11(c)に示すように、検査用
コネクタ48に接続する外部コネクタ70を挿通可能で
且つその外部コネクタ70によって略閉鎖される大きさ
に形成されている。
【0032】蓋体69は、開口部68を底壁部67の内
側から完全に覆う大きさに形成され且つその下部側に左
右方向に設けられたヒンジ69cによって底壁部67の
内面側に回動自在に装着される矩形板状の本体部69a
と、この本体部69aの片面側に膨出状に設けられ且つ
本体部69aで開口部68を閉鎖したときに底壁部67
の内側から開口部68に嵌合する嵌合部69bとを一体
に備えている。嵌合部69bは、開口部68に内側から
嵌合したときにその外面側が底壁部67の外面側と面一
状になるように形成されている。
【0033】また、蓋体69は、開口部68を閉鎖した
状態で、主基板ケース26の内側から例えばビス等の締
結手段71により第2ケース体42側に係脱可能に固定
されるようになっている。これにより、開口部68は、
主基板ケース26を開いた状態で第2ケース体42の内
側からドライバ等の工具を用いて締結手段71による締
結を解除し、蓋体69を主基板ケース26の内側に向け
て回動させることによってのみ開放することが可能であ
り、主基板ケース26の外側からは開放することができ
ないようになっている。
【0034】第1ケース体41は、図5及び図6に示す
ように、裏板部81と底板部82とを一体に備えた断面
略L形に形成されている。
【0035】裏板部81は、第2ケース体42の開口5
5に嵌合して主制御基板25の裏面側を覆うもので、開
口55の内側に嵌合する矩形板状の平板部83と、この
平板部83の周囲を取り囲むように設けられ且つ裏カバ
ー19側に突設する周板部84と、平板部83の左右の
縁部に沿って設けられ且つ主制御基板25側に突出する
一対の支持リブ85とを一体に備えている。また、周板
部84には、第2ケース体42側の周壁部54に対応す
る側に、周壁部54側の嵌合孔86に内側から嵌合する
嵌合突部87が一体に設けられている。
【0036】底板部82は、第2ケース体42の開口5
6に嵌合して主制御基板25を下側から覆うもので、裏
板部81の下縁部に沿って一体に設けられ、開口56に
対応して略凸形に形成されている。
【0037】第1ケース体41と第2ケース体42とを
結合する際には、図6に示すように、第2ケース体42
内に開口56側から主制御基板25を挿入し、位置決め
孔49を位置決め突起65に、常用コネクタ47を各コ
ネクタ嵌合孔63に夫々嵌合させつつ、主制御基板25
の表面側周縁部を段部62の内面側に当接させる。そし
て、第1ケース体41側の嵌合突部87を第2ケース体
42側の嵌合孔86に内側から嵌合させた後、第1ケー
ス体41側の底板部82を第2ケース体42側の嵌合リ
ブ56aに内側から嵌合させ、後述する封止手段91で
封止すればよい。このとき、内部の主制御基板25は、
その周縁部分を第2ケース体42側の段部62と第1ケ
ース体41側の支持リブ85とで表裏から挟まれた状態
で支持される。
【0038】封止ユニット43は、図3に示すように、
第2ケース体42側の膨出部61の上面板90と第1ケ
ース体41側の底板部82との境界線に沿って、主基板
ケース26の内側の基板格納領域45側に設けられてお
り、4個の封止手段91を横一列状に備えている。封止
ユニット43が4個の封止手段91を備えていることに
より、最大4回までの開封、封止が可能となっている。
【0039】各封止手段91は、第2ケース体42側の
ピン保持部92と、このピン保持部92内に装着される
封止ピン93と、第1ケース体41側のピン嵌合部94
とを備えている。ピン保持部92は、図4に示すよう
に、第2ケース体42側の膨出部61の開口56側縁部
に沿って設けられた矩形状の凹入部95内に所定の隙間
を空けて横一列状に配置され、ピン嵌合部94は、図5
に示すように、第1ケース体41側の底板部82の内面
側に突設された嵌合支持部97上に設けられている。
【0040】ピン保持部92は、図4、図9、図10等
に示すように、角形の枠状に形成され、その軸方向下端
部側(基板格納領域45の内部側)には封止ピン93が
通過可能なピン装着開口部101が、軸方向上端部側
(基板格納領域45の外部側)には封止ピン93が通過
不可能な操作開口部102が夫々形成されている。
【0041】ピン保持部92の左右の側壁部分には、図
10に示すように、ピン装着開口部101側端部から操
作開口部102側に向けて夫々2本のスリットが設けら
れ、それら2本のスリット間に、ピン装着開口部101
側端部をピン保持部92の外側方向に弾性変形可能な係
合部104が形成されている。それら一対の係合部10
4には、ピン装着開口部101側端部近傍に、互いに対
向する係合爪105が一体に設けられている。係合爪1
05は、その上面側に上面板90と略平行な係止面10
5aを、その下面側に内側上向きに傾斜する案内面10
5bを夫々備えている。
【0042】ピン保持部92の上端側には、側壁側から
操作開口部102側に突出する一対の案内支持部106
が一体に設けられており、それらの対向部分には、封止
ピン93側の被操作部をピン保持部92の軸方向に摺動
自在に保持する略円形の案内孔107が形成されてい
る。また、ピン保持部92の上端側には、上向きに突出
する一対の保護リブ108が一体に設けられている。
【0043】ピン保持部92が配置される凹入部95に
は、その三方の縁部に沿って、主制御基板25側に突設
する囲い板95aが一体に設けられている。この囲い板
95aは、その内側に配置されるピン保持部92の下端
部よりも若干下方まで延設されている。また、上面板9
0には、凹入部95を三方から取り囲む門形状の保護リ
ブ113が、ピン保持部92側の保護リブ108と略同
じ高さに立設されている。
【0044】凹入部95内に配置された各ピン保持部9
2は、その保護リブ108とこれに対向する保護リブ1
13との間を一体に接続する切断部115により第2ケ
ース体42側に固定されている。
【0045】左右に隣接する各ピン保持部92の間隔、
及び左右両端のピン保持部92とそれに隣接する囲い板
95aとの間隔は、係合部104を外側に変形させて係
合爪105をピン装着開口部101から退避させること
ができる程度に狭く形成されている。
【0046】封止ピン93は、ピン保持部92側からピ
ン嵌合部94側に貫通して、両者を封止状態で結合する
ためのもので、ピン装着開口部101側からピン保持部
92内に装着されている。封止ピン93は、断面矩形状
の軸部121と、軸部121の上端側の係合鍔部122
と、軸部121の下端側の台形状の嵌合頭部123と、
係合鍔部122から上側に突出する円柱状の被操作部1
24と、軸部121の左右側面に突出する突起部125
とを備え、適当な弾性を有する合成樹脂材料により一体
に成形されている。
【0047】軸部121は、左右方向に偏平な断面矩形
状に形成されており、その左右幅はピン保持部92側の
一対の係合爪105の内幅と略同じか若干小さく形成さ
れている。
【0048】係合鍔部122は、封止ピン93をピン保
持部92から脱落しないように保持するためのもので、
封止ピン93の長手方向に対して略垂直に突出し且つピ
ン保持部92の内部に摺動自在に嵌合する角形状に形成
されている。この係合鍔部122は、係止爪105の係
止面105aに係合してピン保持部92からの脱落を阻
止するようになっている。
【0049】嵌合頭部123は、例えば図9及び図10
に示すように、係合鍔部122が係止爪105の係止面
105aに当接した状態で、ピン保持部92のピン装着
開口部101から下側に突出して第1ケース体41側の
ピン嵌合部94に上側から嵌合し、ピン嵌合部94の下
側に離脱不能に係合するようになっている。また、この
嵌合頭部123は、係合鍔部122をピン保持部92の
操作開口部102側に当接させた状態では、ピン保持部
92内に完全に収容されるようになっている。
【0050】以下の説明では、係合鍔部122が係止爪
105の係止面105aに当接して嵌合頭部123がピ
ン保持部92のピン装着開口部101から下側に突出し
た状態を「突出状態」、嵌合頭部123をピン保持部9
2内に収容した状態を「収容状態」という。
【0051】突起部125は、嵌合頭部123をピン保
持部92内に収容した収容状態で封止ピン93を保持す
るためのもので、封止ピン93の長手方向に対して略垂
直に突出するように軸部121の左右側面に一体に設け
られ、封止ピン93が収容状態となったときに係合爪1
05の係止面105a側に係脱自在に係合し、封止ピン
93をその状態で保持するようになっている。なお、突
起部125は、係合爪105の上側に極弱く係合するよ
うに、封止ピン93の長手方向に略垂直な方向の突出量
が係合鍔部122に比べて小さくなるように形成されて
おり、封止ピン93を下向きに軽く押し下げるだけで、
係合部104の外向きの弾性変形を殆ど伴うことなくそ
の係合を解除することができるようになっている。
【0052】被操作部124は、封止ピン93を収容状
態から突出状態に移行させる際にピン保持部92の外側
から押圧操作するためのものであって、係合鍔部122
から上側に突出して設けられ、案内孔107に下側から
摺動自在に嵌合している。被操作部124は、封止ピン
93が突出状態にあるときでもその上端部が案内孔10
7に嵌合した状態が維持され、且つ封止ピン93が収容
状態にあるときでもその上端部が保護リブ108の上側
に突出しない長さに形成されている。
【0053】なお、封止ピン93は、ピン保持部92の
ピン装着開口部101側から、係合鍔部122の両端部
を係止爪105の案内面105bに摺接させて係止部1
04を外向きに押し広げつつ押し込まれ、ピン保持部9
2内に装着されている。
【0054】嵌合支持部97は、図5、図6等に示すよ
うに、第2ケース体42側の凹入部95に対応する板状
に形成され、主制御基板25との間に十分な間隙をおい
た位置で、第1ケース体41の底板部82の上部側から
内側へと主制御基板25と略平行に一体に突出してお
り、第1ケース体41と第2ケース体42とを結合した
ときに凹入部95の囲い板95aの下部側に嵌合するよ
うになっている。
【0055】嵌合支持部97には、第1ケース体41側
のピン保持部92に対応して4つのピン嵌合部94が設
けられている。各ピン嵌合部94は、図6に示すよう
に、封止ピン93用の挿通スリット132と、この挿通
スリット132の両側の一対の弾性係合部133とを備
えており、この一対の弾性係合部133には、封止ピン
93側の嵌合頭部123を挿通スリット132側に案内
する案内傾斜面134が設けられている。なお、各挿通
スリット132の両側には逃げ用スリット135が形成
されており、その隣り合うスリット132,135間が
弾性係合部133となっている。
【0056】嵌合支持部97の下面側には、各ピン嵌合
部94の両側に位置する複数個の補強リブ136が、底
板部82の内面側にわたって一体に設けられている。ま
た、嵌合支持部97の上面側には、第2ケース体42側
の各ピン保持部92の左右の隙間に嵌合して封止する封
止リブ137が、各ピン嵌合部94の両側に立設されて
いる。
【0057】封止手段91を用いて主基板ケース26を
封止する際には、ドライバー等の工具の先端を封止ピン
93の被操作部124の先端に当てて下方に押圧する。
すると、封止ピン93は、突起部125と係合爪105
との係合が解除されてピン装着開口部101側に移動
し、嵌合頭部123が弾性係合部133を両側に押し広
げながら挿通スリット132内に嵌合する。
【0058】そして、封止ピン93の係合鍔部122が
係合爪105の係止面105aに当接すると、嵌合頭部
123が挿通スリット132を通過して弾性係合部13
3の下側に係合し、封止ピン93の係合鍔部122と嵌
合頭部123とでピン保持部92側の係合爪105と嵌
合支持部97とを上下両側から挟み、ピン嵌合部94で
封止ピン93を離脱不能に係止した状態となる。
【0059】パチンコ機をホール等に設置した後に、主
制御基板25の検査等を行う場合には、ニッパー等の切
断具を用いて、封止状態となっている封止手段91の切
断部115を切断する。すると、この封止手段91のピ
ン保持部92が第2ケース体42から分離されるので、
第1ケース体41が第2ケース体42から離脱可能にな
り、主基板ケース26を開放できる。
【0060】主制御基板25の検査後に主基板ケース2
6を再封止する場合には、再度第1ケース体41を第2
ケース体42に装着し、残る封止手段91のうちの1個
を用いて主基板ケース26を封止すればよい。なお、検
査後は、第2ケース体42側の例えば表板部51等に貼
付された記録紙にその検査履歴を記載する。
【0061】また、主制御基板25から賞球数や図柄制
御信号等の遊技状態を示す情報を取り出しつつ検査を行
うような場合には、まず封止手段91による封止を解除
して主基板ケース26を開放し、第2ケース体42から
主制御基板25を取り外した状態で、第2ケース体42
の内側からドライバ等の工具を用いて締結手段71によ
る締結を解除し、蓋体69を内向きに回動させて開口部
68を開放する(図11(a))。そして、第2ケース
体42に主制御基板25を装着し、第1ケース体41を
結合して封止した後(図11(b))、検査装置等に接
続された外部コネクタ70を、第2ケース体42の外側
から開口部68を介して検査用コネクタ48に接続する
(図11(c))。
【0062】検査の終了後は、以上とは逆の手順で元の
状態に戻せばよい。即ち、外部コネクタ70を検査用コ
ネクタ48から取り外し、封止を解除して主基板ケース
26を開放し、開口部68を蓋体69で閉鎖して締結手
段71で締結した後、主基板ケース26を閉じて再封止
すればよい。
【0063】以上説明したように、本実施形態では、基
板ケース26に、開口部68と、該開口部68を開閉可
能に閉鎖する蓋体69とを備えているため、基板ケース
26による基板の保護機能を犠牲にすることなく、基板
ケース26を閉じた状態で、通常は使用しない検査用コ
ネクタ48等に外部コネクタ70を接続することが可能
となり、例えば主制御基板25から検査用の情報を外部
に取り出す場合などに対応できる。
【0064】また、基板ケース26は、該基板ケース2
6を封止する封止手段91を備え、蓋体69は、基板ケ
ース26の内側からのみ開閉可能に構成されているた
め、封止を解除することなく蓋体69を開放することが
できない。これにより、開口部68から内部の主制御基
板25に対するいたずら行為などを未然に防止でき、開
口部68を備えていない従来の基板ケースと同等のセキ
ュリティが確保できる。
【0065】蓋体69を、開口部68を閉鎖した状態で
基板ケース26側に締結可能に構成しているため、開口
部68をより確実に閉鎖することができ、またこの締結
を基板ケース26の内側からのみ解除可能とすれば、よ
り高いセキュリティが確保できる。
【0066】開口部68を、主制御基板25上の検査用
コネクタ48に対応して設け、外部コネクタ70を基板
ケース26の外側から開口部68を介して主制御基板2
5上の検査用コネクタ48に接続可能としているため、
外部コネクタ70の検査用コネクタ48への着脱が容易
であり、また主制御基板25上の主要構成部分が開口部
68から外れるため、基板の保護の観点からも有利であ
る。
【0067】開口部68を、外部コネクタ70によって
略閉鎖される大きさ、即ち必要最小限の大きさに形成し
ているため、開口部68を開放した状態でのセキュリテ
ィの低下を最小限に抑えることができる。
【0068】基板ケース26は第1ケース体41と第2
ケース体42とを備え且つ少なくともその一部が透明な
材料で構成され、第2ケース体42が主制御基板25の
表面側を、第1ケース体41が主制御基板25の裏面側
を夫々略覆うように構成され、第2ケース体42側に開
口部68を設けているため、基板ケース26側、主制御
基板25側の双方の構成を簡略化できると共に、主制御
基板26を主基板ケース26の外側から容易に透視でき
る。
【0069】図12は本発明の第2の実施形態を例示
し、蓋体69を底壁部67に沿ってスライドさせて開口
部68を開閉するようにした例を示している。第2ケー
ス体42には、底壁部67の膨出部61側縁部を底壁部
67と略同じ長さに延設した底壁延設部141が一体に
設けられている。底壁部67から底壁延設部141にか
けての内面側には、開口部68の両側に沿って一対のレ
ール部142が例えば着脱自在に固定されている。
【0070】蓋体69は、開口部68を完全に閉鎖可能
な大きさに形成され且つその両側縁部がレール部142
によって摺動自在に支持される矩形板状の本体部69d
と、本体部69dの例えば開放側縁部に沿って設けられ
且つ本体部69dの内面側に突出する開閉レバー部69
eとを一体に備え、開閉レバー部69eを操作してレー
ル部142に沿って摺動させることにより開口部68を
開閉可能となっている。
【0071】また、蓋体69は、開口部68を閉鎖した
状態で、主基板ケース26の内側から例えばビス等の締
結手段71により第2ケース体42側に固定されるよう
になっている。これにより、開口部68は、主基板ケー
ス26を開いた状態で第2ケース体42の内側からドラ
イバ等の工具を用いて締結手段71による締結を解除
し、蓋体69をレール部142に沿ってスライドさせる
ことによってのみ開放することが可能であり、主基板ケ
ース26の外側からは開放することができないようにな
っている。
【0072】以上のようにスライド開閉式の蓋体69を
用いた場合にも、第1の実施形態と同様の効果が期待で
きる。
【0073】図13は本発明の第3の実施形態を例示
し、蓋体69を第2ケース体42に対して着脱すること
により開口部68を開閉するようにした例を示してい
る。図13に示すように、蓋体69は、開口部68を底
壁部67の内側から完全に覆う大きさに形成された矩形
板状の本体部69aと、この本体部69aの片面側に膨
出状に設けられ且つ本体部69aで開口部68を閉鎖し
たときに底壁部67の内側から開口部68に嵌合する嵌
合部69bとを一体に備えている。嵌合部69bは、開
口部68に内側から嵌合したときにその外面側が底壁部
67の外面側と面一状になるように形成されている。
【0074】また、蓋体69は、開口部68を閉鎖した
状態で、例えばその四隅近傍において主基板ケース26
の内側から例えばビス等の締結手段71により第2ケー
ス体42側に着脱可能に固定されるようになっている。
これにより、開口部68は、主基板ケース26を開いた
状態で第2ケース体42の内側からドライバ等の工具を
用いて締結手段71による締結を解除し、蓋体69を主
基板ケース26の内側から取り外すことによってのみ開
放することが可能であり、主基板ケース26の外側から
は開放することができないようになっている。
【0075】以上のように着脱式の蓋体69を用いた場
合にも、第1の実施形態と同様の効果が期待できる。
【0076】図14は本発明の第4の実施形態を例示
し、第1ケース体41と第2ケース体42とを、封止ピ
ン93ではなく封止ネジを用いて封止するようにした例
を示している。本実施形態における封止手段91は、第
1ケース体41側のネジ螺合部151と、第2ケース体
42側のネジ挿通部152と、このネジ挿通部152側
からネジ螺合部151側に離脱不能に螺合する封止ネジ
153とを備えている。
【0077】ネジ挿通部152は、第1の実施形態にお
けるピン保持部92と同様、凹入部95内に4個ずつ配
置されており、切断部115によって第2ケース体42
側に固定されている。各ネジ挿通部152は、図15に
示すように、封止ネジ153の挿通孔154を有し、そ
の外側に封止ネジ153用の保護筒部155が一体に形
成され、全体として円筒状に形成されている。
【0078】封止ネジ153はタッピング式の一方向ネ
ジであって、頭部153a側に一方向係合溝156が、
軸部153b側の螺旋条157に切り欠き部158が夫
々設けられており、一方向係合溝156に係合するドラ
イバー等の工具により締め付け方向の一方向にのみ操作
できるようになっている。
【0079】ネジ螺合部151は、第1ケース体41側
の底板部82の内面側に突設された嵌合支持部97上
に、ネジ挿通部152に対応して設けられている。嵌合
支持部97は、第2ケース体42側の凹入部95に対応
する形状であり、第1ケース体41と第2ケース体42
とを結合した状態で、その上面側がネジ挿通部152の
下端側に略当接するようになっている。各ネジ螺合部1
51は、図15に示すように、嵌合支持部97の上面側
から下面側に向けて設けられ且つ下面側に貫通しない封
止ネジ153用の螺合孔159を備えている。
【0080】主基板ケース26を封止する際には、封止
に使用する所定の封止手段91の封止ネジ153の頭部
153aにドライバー等の工具を係合させて、この封止
ネジ153をネジ挿通部152からネジ螺合部151に
螺合させて締結する。このとき、封止ネジ153はタッ
ピング式の一方向ネジであるため、この封止ネジ153
を工具により締め付け方向に操作すれば、その軸部15
3bがネジ挿通部152の挿通孔154からネジ螺合部
151の螺合孔159に離脱不能に螺合し、ネジ挿通部
152とネジ螺合部151とを容易に締結できる。
【0081】開封時の操作については第1の実施形態と
同様である。即ち、ニッパー等の切断具を用いて、封止
状態となっている封止手段91を支持している切断部1
15を切断すればよい。すると、この封止手段91のネ
ジ挿通部152が第2ケース体42から分離されるの
で、第1ケース体41が第2ケース体42から離脱可能
になり、主基板ケース26を開放できる。
【0082】このように、封止ピン93ではなく例えば
一方向ネジ等の封止ネジ153を備えた封止手段91を
用いた場合でも、第1の実施形態と同様の効果が期待で
きる。
【0083】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
例えば、払い出し制御手段を備えた払い出し制御基板3
2を格納する払い出し基板ケース33を、実施形態で例
示した主基板ケース26と同様の構成としてもよい。ま
た、特別図柄表示手段13への図柄表示やその他の画像
表示を制御する画像表示制御手段を備える画像表示制御
基板等、その他の基板を格納する基板ケースを実施形態
で例示した主基板ケース26と同様の構成としてもよ
い。
【0084】例えば、主基板ケース26と払い出し基板
ケース33とを実施形態で例示した主基板ケース26と
同様の構成とし、主制御基板25側の検査用コネクタ4
8から賞球払い出し指令を、払い出し制御基板32側の
検査用コネクタ48から賞球払い出し個数を夫々取り出
せば、両者が一致しているか否かを外部でチェックする
ことができ、例えば不正の有無を検査することができ
る。
【0085】同様に、主基板ケース26と画像基板ケー
スとを実施形態で例示した主基板ケース26と同様の構
成とし、主制御基板25側の検査用コネクタ48から図
柄制御指令を、画像表示制御基板側の検査用コネクタ4
8から表示信号を夫々取り出せば、両者が一致している
か否かを外部でチェックすることができ、例えば不正の
有無を検査することができる。
【0086】開口部68を閉鎖した状態で蓋体69を第
2ケース体42側に締結する締結手段71としては、工
具を用いて締緩操作するビス等に限られるものではな
く、例えば第2ケース体42側に回動自在に装着され、
閉鎖状態の蓋体69を内側から保持する締結レバー等を
用いてもよい。締結手段71は、基板ケース26内の基
板の保護やセキュリティの観点から、基板ケース26の
外側から操作できないものであることが望ましい。
【0087】開口部68は、必ずしも検査用コネクタ4
8の外側に対応して設ける必要はなく、検査用コネクタ
48と基板ケース26との間に外部コネクタ70を収容
可能な空間が確保されていれば、検査用コネクタ48か
ら離れた位置に設けてもよい。この場合でも、開口部6
8は外部コネクタ70が通過可能な大きさとする必要が
あるが、外部コネクタ70を検査用コネクタ48に装着
した状態では開口部68は接続ケーブルの配設経路とな
る。
【0088】開口部68は、基板の表面側に対向して設
ける必要はなく、例えば第2ケース体42の周壁部5
2,53,54等に設けてもよい。この場合には、検査
用コネクタ48を基板の板面方向に向けて設置するなど
して、検査用コネクタ48を開口部68側に向けて配置
することが望ましい。
【0089】第1ケース体41と第2ケース体42と
は、互いに主制御基板25の板面方向にスライドさせて
結合するように構成してもよい。
【0090】基板ケース26は、第1ケース体41と第
2ケース体の他に第3のケース体を備え、その第3のケ
ース体を第1ケース体41と第2ケース体との間に介在
するように構成しても良い。また基板ケース26は、そ
の一部を透明な材料で構成すれば良く、必ずしも封止手
段91等を含む全体を透明な合成樹脂材料で構成する必
要はない。
【0091】封止ピン93、ピン保持部92等は、角形
に構成する他、丸形に構成することも可能である。封止
ユニット43は2組以上設けてもよい。また、各封止ユ
ニット43における封止手段91の個数は任意である。
【0092】更に、実施形態ではパチンコ機を例に挙げ
て説明したが、アレンジボール機、雀球遊技機等のその
他の弾球遊技機、或いは回胴式遊技機等の各種遊技機で
同様に実施可能であることは言うまでもない。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、電気部品46が装着さ
れた基板25,32と、該基板25,32を格納する基
板ケース26,33とを備えた遊技機において、基板ケ
ース26,33に、基板25,32の着脱時に開閉され
る開口55,56とは異なる開口部68と、該開口部6
8を開閉可能に閉鎖する蓋体69とを備えているため、
基板ケース26,33による基板の保護機能を犠牲にす
ることなく、基板ケース26,33を閉じた状態で、通
常は使用しない検査用コネクタ48等に外部コネクタ7
0を接続することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の正
面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の背
面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の主
基板ケース近傍の拡大背面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す第2ケース体の
正面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す第1ケース体の
正面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示す第1ケース体及
び第2ケース体の縦断面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示す主基板ケースの
縦断面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態を示す開口部、蓋体近
傍の縦断面図及び正面図である。
【図9】本発明の第1の実施形態を示す封止ユニットの
縦断面図である。
【図10】本発明の第1の実施形態を示す封止ユニット
の横断面図である。
【図11】本発明の第1の実施形態を示す検査用コネク
タへの外部コネクタの接続手順の説明図である。
【図12】本発明の第2の実施形態を示す開口部、蓋体
近傍の縦断面図及び正面図である。
【図13】本発明の第3の実施形態を示す開口部、蓋体
近傍の縦断面図及び正面図である。
【図14】本発明の第4の実施形態を示す封止手段の拡
大断面図である。
【符号の説明】
23 払い出し手段 25 主制御基板 26 主基板ケース 32 払い出し制御基板 33 払い出し基板ケース 41 第1ケース体 42 第2ケース体 46 電気部品 48 検査用コネクタ 55 開口 56 開口 68 開口部 69 蓋体 70 外部コネクタ 91 封止手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気部品(46)が装着された基板(2
    5)(32)と、該基板(25)(32)を格納する基
    板ケース(26)(33)とを備えた遊技機において、
    前記基板ケース(26)(33)に、前記基板(25)
    (32)の着脱時に開閉される開口(55)(56)と
    は異なる開口部(68)と、該開口部(68)を開閉可
    能に閉鎖する蓋体(69)とを備えたことを特徴とする
    遊技機。
  2. 【請求項2】 前記基板ケース(26)(33)は、該
    基板ケース(26)(33)を封止する封止手段(9
    1)を備え、前記蓋体(69)は、前記基板ケース(2
    6)(33)の内側からのみ開閉可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記蓋体(69)を、前記開口部(6
    8)を閉鎖した状態で前記基板ケース(26)(33)
    側に締結可能に構成したことを特徴とする請求項1又は
    2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記開口部(68)を、前記基板(2
    5)(32)上の所定のコネクタ(48)に対応して設
    け、外部コネクタ(70)を前記基板ケース(26)
    (33)の外側から前記開口部(68)を介して前記基
    板(25)(32)上の前記所定のコネクタ(48)に
    接続可能としたことを特徴とする請求項1〜3の何れか
    に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記開口部(68)を、前記外部コネク
    タ(70)によって略閉鎖される大きさに形成したこと
    を特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記基板ケース(26)(33)は少な
    くとも第1ケース体(41)と第2ケース体(42)と
    を備え且つ少なくともその一部が透明な材料で構成さ
    れ、前記第2ケース体(42)が前記基板(25)(3
    2)の前記電気部品(46)の装着面である表面側を、
    前記第1ケース体(41)が前記基板(25)(32)
    の裏面側を夫々略覆うように構成され、前記第2ケース
    体(42)側に前記開口部(68)を設けたことを特徴
    とする請求項1〜5の何れかに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記基板ケース(26)(33)内に格
    納する基板(25)(32)上に、遊技者に有利な所定
    遊技状態を発生させるか否かを抽選する抽選手段、遊技
    媒体を払い出す払い出し手段(23)を制御する払い出
    し制御手段、画像表示を制御する画像表示制御手段の何
    れかを設けたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに
    記載の遊技機。
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