JP4590508B2 - 基板収納ケース - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機やスロットマシンなどの遊技機に取り付けられ、その遊技動作を制御するための基板収納ケースに関するものである。
従来技術として、特許文献1、2に記載のように、不正改造防止のために遊技制御基板等の基板を基板収納ケース内部に密封している。この密封手段は、かしめ手段が好ましく、特許文献1に示される結合部11,12,17,18、特許文献2に示される固定ねじ(ワンウェイビス)41が挙げられる。
また、特許文献2に記載された発明は、カバー体18の一側壁を膨出させて複数の入出力用コネクタ28に被着されるコネクタ・カバー部37を一体に設け、コネクタ・カバー部37には各入出力用コネクタ28に対向位置させて接続用コネクタ45を差し込むための開口38を設けたことを特徴とする。
特開2004−82910号公報 特開平11−90010号公報
しかしながら、特許文献1、2は、締結手段に対する不正行為を防止することを目的とするため、開口38からの不正行為の防止には依然として問題が残る。即ち、ワンウェイビス41等により回路基板17を密封する構成では、開口38に余裕を持たせる必要性があるため、回路基板17を密封した場合、開口38に隙間が発生し易い。この隙間から回路基盤17が不正改造される可能性がある。特に、入出力コネクタ28をカバー体18の開口38から突出させる場合により一層の必要性がある。隙間からの不正防止を図るため、所謂スペーサを用いることが挙げられる。しかし、スペーサを取り付ける作業に手間がかかる、汎用性に乏しいという課題もある。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、基板収納ケースを密封した場合、入出力コネクタと開口との間の隙間を無くすか又は減少させ、基板収納ケースの内部に収納された回路基板への不正行為を防止することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の基板収納ケースは、遊技機の所定箇所に取り付けられる台板と、
該台板の上面に固着され入出力用コネクタを有し遊技機の遊技状態を制御する制御基板と、
該制御基板を覆い前記台板に取り付けられる箱状のカバー体と、該カバー体には前記入出力用コネクタに対応して形成される長方形状の開口部を備え、前記入出力用コネクタに対向位置させて前記入出力用コネクタに対して接続用コネクタを挿脱させる基板収納ケースであって、
前記台板と前記カバー体とを密封手段により内部に前記制御基板を密封し、密封を解除するためには前記密封手段を破損する必要がある基板収納ケースにおいて、
前記開口部の上縁部の開口面積が下縁部の開口面積より狭くなるよう、前記開口部の内周面に勾配を有して成形し、
前記台板と前記カバー体とを密封手段により密封した状態では、前記コネクタが前記開口部から前記カバー体の外部に突出し、
前記開口部の上縁部の形状と下縁部の形状と前記コネクタ頭部の外縁部の形状とを相互に略相似形状とし、
前記開口部の上縁部の開口面積が前記コネクタの頂部の面積より狭く、前記開口部の下縁部の開口面積が前記コネクタの頂部の面積より広くなるよう成形したことを特徴とする。
ここでいう「勾配」は開口部の開口38の中心軸に対して勾配を設けることが好ましい。「勾配」にはテーパ形状を含むことは勿論、曲面形状でもよいし、少なくとも一辺が勾配を有していれば良い。また、「勾配」は内周面の全部又は一部のいずれの形成でもよい。「密封手段」はワンウェイネジ、締結ピン等の適宜の手段でよい。「開口部」は入出力用コネクタと接続コネクタの接続のための開口(貫通孔)を備えたものである。「内周面」はカバー体の表面と裏面とを接続するものである。
請求項2に記載の基板収納ケースは、遊技機の所定箇所に取り付けられる台板と、
該台板の上面に固着され入出力用コネクタを有し遊技機の遊技状態を制御する制御基板と、
該制御基板を覆い前記台板に取り付けられる箱状のカバー体と、該カバー体には前記入出力用コネクタに対応して形成される長方形状の開口部を備え、前記入出力用コネクタに対向位置させて前記入出力用コネクタに対して接続用コネクタを挿脱させる基板収納ケースであって、
前記台板と前記カバー体とを密封手段により内部に前記制御基板を密封し、密封を解除するためには前記密封手段を破損する必要がある基板収納ケースにおいて、
前記開口部の上縁部の開口面積が下縁部の開口面積より狭くなるよう、前記開口部の内周面に勾配を有して成形し、
前記台板と前記カバー体とを密封手段により密封した状態では、前記コネクタが前記開口部から前記カバー体の外部に突出し、
前記開口部の下縁部の形状と前記コネクタ頭部の外縁部の形状とを略相似形状とし、
前記開口部の長辺にのみ前記勾配を有するよう成形し
前記開口部の上縁部の短辺の長さが前記コネクタの頂部の短辺の長さより短く、前記開口部の下縁部の短辺の長さが前記コネクタの頂部の短辺の長さより長くなるよう成形し、
前記開口部の上縁部及び下縁部の長辺の長さが前記コネクタの頂部の長辺の長さより長くなるよう成形したことを特徴とする。
請求項3に記載の基板収納ケースは、遊技機の所定箇所に取り付けられる台板と、
該台板の上面に固着され入出力用コネクタを有し遊技機の遊技状態を制御する制御基板と、
該制御基板を覆い前記台板に取り付けられる箱状のカバー体と、該カバー体には前記入出力用コネクタに対応して形成される長方形状の開口部を備え、前記入出力用コネクタに対向位置させて前記入出力用コネクタに対して接続用コネクタを挿脱させる基板収納ケースであって、
前記台板と前記カバー体とを密封手段により内部に前記制御基板を密封し、密封を解除するためには前記密封手段を破損する必要がある基板収納ケースにおいて
前記開口部の上縁部の開口面積が下縁部の開口面積より広くなるよう、前記開口部の内周面に勾配を有して成形し、
前記台板と前記カバー体とを密封手段により密封した状態で、前記入出力用コネクタに挿入される前記接続用コネクタは前記開口部から前記カバー体の内部に突出し、
前記開口部の上縁部の形状と下縁部の形状と前記接続用コネクタ頭部の外縁部の形状とを相互に略相似形状とし、
前記開口部の上縁部の開口面積が前記接続用コネクタの頂部の面積より広く、前記開口部の下縁部の開口面積が前記接続用コネクタの頂部の面積より狭くなるよう成形したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、開口部の上縁部を変形させる必要が生じるが、隙間を完全に無くすことができる。これにより、隙間からの不正行為を防止できる。
請求項2の発明によれば、入出力用コネクタの長辺側は、多くのプリント配線が制御基板上に設けられるが、開口部の長辺側には隙間が無く不正防止効果が大である。長辺側のみに勾配を有するよう成形すれば良いので、成形が容易である。
また、開口部の短辺側に隙間ができても、入出力用コネクタの短辺側には制御基板上に設けられるプリント配線が少ない(殆ど無い)ので、不正行為を好適に防止できる。
請求項3の発明によれば、接続用コネクタの頭部をカバー体の内部に突出させるには、開口部の下縁部を多少変形させる必要が生じるが、隙間を完全に無くすことができる。また、勾配を有するので開口部の下縁部を変形させるに必要以上の力は不要であり、開口部の下縁部の変形も少なくて済む。
以下、本発明に係る遊技機における基板収納ケースの実施形態1〜3を図面と共に説明する。なお、遊技機にはパチンコ遊技機、スロットマシン等が有るが、その一例としてパチンコ遊技機について説明する。まず、実施形態1の基板収納ケース14について説明する。図1は本発明が適用されるパチンコ遊技機の裏面図である。図中、1は機枠であり、該機枠1に装着される前面枠2の裏面に遊技盤取付枠3が固着され、該遊技盤取付枠3に遊技盤4が装着されている。そして、遊技盤取付枠3の一側には遊技盤4の裏面全体を覆う合成樹脂製の機構板5が開閉自在に装着されている。
前記機構板5の裏面にはその上部にパチンコ球を貯留する景品球タンク6、該景品球タンク6から流下するパチンコ球を整列流下させるタンクレール7、またその一側部に該タンクレール7から流下する景品球の球圧を弱めるカーブ樋8、該カーブ樋8からパチンコ球を受け入れる景品球払出装置9、該景品球払出装置9から払い出された所定個数のパチンコ球を誘導する景品球排出樋10等がそれぞれ配設されている。
また、前記機構板5のほぼ中央に窓口11が開設され、該窓口11に臨んで前記遊技盤4の裏面と対応する機構板5の前側に図2に示すように入賞球集合カバー12が設けられ、該入賞球集合カバー12の裏面に突設した取付台13に本発明に係わる基板収納ケース14が装着されている。なお、15は遊技盤4面に設けられた可変表示装置(図示せず。)の後方部分を覆い保護する保護カバーである。
前記基板収納ケース14は、図3及び図4に示すように前記取付台13に取り付けられる台板16と、該台板16の前面に固着されパチンコ遊技機の遊技状態を制御する回路基板17と、前記台板16とほぼ同じ大きさからなり回路基板17を覆うようにして台板16に取り付けられる箱状のカバー体18とからなる。カバー体18は表面48a、裏面48bとを備えている(図10参照)。
前記台板16は回路基板17に合致する縦長長方形の金属板16aからなり、該金属板16aの四隅角部にねじ孔19を穿設した突起20、20...が設けられている。そして、金属板16aの上下両側端縁のほぼ中央に前記取付台13に取り付けるための取付孔21を備えた取付片22、22が突設され、これらの取付片22、22を挟んだ左右両側に前方へ直角に折り曲がる取付板23、23が設けられている。また、各取付板23、23...にはそれぞれ間隔を置いてねじ孔24、24が2個ずつ貫設されている。
また、前記回路基板17は周知のように縦長長方形をなすプリント配線基板よりなり、その上面にROM25、CPU26及びその他各種の電子部品27が関連付けられて配置されている。28、28...は回路基板17の一側に複数列設された入出力用コネクタである。また、回路基板17の四隅角部に前記台板16の各ねじ孔19、19...と連通する止着孔29、29...が貫設してある。
更に、前記カバー体18は合成樹脂材からなり、台板16の金属板16aに対応した形状をなす表板18aの上下両側端縁のほぼ中央に、台板16に突設された取付片22、22の横巾に対応する横巾と所要の長さとを持ったカバー片30、30が後方へ直角に折り曲げて突出され、これらのカバー片30、30を挟んだ左右両側に前記台板16の各取付板23、23...の外側面にそれぞれ重合する切離し片部31、31...が2枚ずつ直角に折り曲げて設けられている。これら各切離し片部31、31はそれぞれ基端部の両側に切り込み32、32を設けて切離し可能な切断部33、33が形成され、該切断部33からニッパー等の工具により切断し易くしている。また、各切離し片部31、31...には前記各ねじ孔24、24...に連通する通孔34、34...が貫設されている。
また、前記表板18aの左右両側に前記カバー片30、30と同じ長さの側壁35、36が直角に折り曲げて設けられ、その内、右側壁36はその先端縁部に外方へ膨出する段部を有し前記回路基板17の一側に列設した各入出力用コネクタ28、28...に被着されるコネクタ・カバー部37が一体的に形成されている。該コネクタ・カバー部37の上面には各入出力用コネクタ28、28...に対応させて複数の開口38、38...が開設されている。なお、前記表板18aには基板収納ケース14内の熱を放散するためスリット状の放熱孔39が多数開設されている。
本発明に係る基板収納ケース14は上記構成よりなり、まず前記回路基板17を台板16の金属板16aの前面に重ね、各止着孔29、29...を介しビス40、40...を各突起20、20...のねじ孔19、19...に螺締して回路基板17を台板16に固着する。次に、前記回路基板17を覆うようにして台板16にカバー体18を被せる。そして、図3、図5に示すように基板収納ケース14の上下両端側でそれぞれ右端に位置する切離し片部31(31a)、31(31a)の通孔34を介して取付板23、23の各ねじ孔24、24に抜脱不能な固定ねじ41を螺締する。この固定ねじ41は、図7に示すように頭部41aにおける十字穴42のそれぞれ一側(左側)が切り欠いてあり、例えば十文型のドライバーで螺子締めする場合、右方向へ回転して螺締めすることはできるが、左方向へ回転させようとしても引っかかりがなくて回転し得えず、これによって取り外しが不可能になっている。また、ねじ部41bは2条ねじであって、しかもねじ山角が非対称に成形されている。
これにより、図5、図6に示すように各取付板23、23に各切離し片部31a、31aが一体に重合固着され、しかも上下両端縁における取付板23、23間はカバー片30、30で覆われ、さらに、左右両端縁は各側壁35、36で覆われることとなり、これにより回路基板17がカバー体18内に密封される。そこで、この状態では各固定ねじ41、41...が外せないことから、不正行為を行うには切離し片部31a、31aを無理に破断することとなり、その痕跡が明らかに残ってしかもその隠蔽も極めて困難であるため不正行為が行いにくい。また、その不正行為は容易に発見でき責任の所在も明確化される。
ところで、前記基板収納ケース14は基板収納ケースの製造メーカーから遊技機製造メーカーに納入され、該遊技機製造メーカーで回路基板17を基板収納ケース14に収め、更に固定ねじ41、41...で基板収納ケース14を密封する。そして、このようにして密封された基板収納ケース14はパチンコ遊技機の裏面に取付孔21を介してビス43を螺締することにより装着され、可変表示装置など各種部品から引き出される配線44先端の接続用コネクタ45、45...がコネクタ・カバー部37の各開口38、38...を介して各入出力用コネクタ28、28...に接続される。なお、基板収納ケース14には基板管理番号シールを兼ねた検査履歴書を貼着して遊技機製造メーカーが前記基板管理番号シールへ管理番号を記入して回路基板の管理を行なえるようにする。
遊技機製造メーカーまたはパチンコ遊技機が納入されたパチンコホールで基板収納ケース14を検査するには、ニッパー等の工具を用いて上下両側端縁の各切離し片部31a、31aをその切断部33、33から切断して切り離し、図8に示すようにカバー体18を開放してROM25を検査する。検査後は再びカバー体18を取り付け、図9に示すように次の各切離し片部31b、31b...の通孔34、34...を介して各取付板23、23...のねじ孔24、24...に固定ねじ41、41...を螺締する。このようにしてROM25の検査が3回行なえるようになっている。なお、その都度検査者により検査履歴書へ記入するようにすれば、検査履歴書の把握が可能となる。
また、前記回路基板17の各入出力用コネクタ28、28...は図6に示されるようにカバー体18に一体に設けられるコネクタ・カバー部37により覆われ安全に保護されるので、各入出力用コネクタ28、28...が取扱上において破損するといったことがなく、しかも、各開口38、38...は各入出力用コネクタ28、28...に接続用コネクタ45、45...を接続する際のガイドとなってその接続が容易に行なえる。更に、このように回路基板17全体がカバー体18によりほぼ完全に覆われることとなるので、基板収納ケース14内にゴミが入りにくく回路基板17の故障も少ない。
実施形態1の基板収納ケース14の特徴を図10乃至図13を参照して説明する。台板16とカバー体18とを固定ネジ41により密封した状態では、コネクタ28、28...が開口部50からカバー体18の外部に突出するよう構成したものである。開口部50は、前記した開口(貫通孔)38と、開口38を囲む周縁部51とから構成されている。開口38はピン28aを備えるオス型の入出力用コネクタ28、28...とメス型の接続コネクタ45、45...の接続のためのものである。周縁部51は、表面48aの縁を形成する上縁部53、裏面48bの縁を形成する下縁部55とを備え、開口38を囲む内周面57を備えている。内周面57はカバー体18の表面48aと裏面48bとを接続するものである。開口38は長方形である。図12に示す通り、上縁部53と頂部の外縁28bとを相似形状とし、開口部50の上縁部53の開口面積S1が下縁部55の開口面積S2より狭くなるよう、開口部50の内周面57に勾配59を有して成形してある。28cはコネクタ28、28...の頂面である。勾配59は開口部50の開口38の中心軸Y(図11参照)に対して勾配59を設ける。勾配59の傾斜角度θは適宜角度に設定されるが、好ましくは30度〜60度、特に好ましくは45度〜50度である。勾配59は内周面57の全部又は一部のいずれの形成でもよいが、ここでは全部に形成してある。
実施形態1の基板収納ケース14によれば、コネクタ28、28...が開口部50から突出しても、開口部50とコネクタ28、28...の間に隙間が形成されないように作用する。開口部50の下縁部が広く開口部50に入出力用コネクタ28、28...を当て嵌め易く、且つ隙間がなくなるか、少なくなる。これにより、開口部50と入出力用コネクタ28、28...の隙間からの不正行為を防止できる。
(実施形態1の変形例1)
実施形態1において、基板収納ケース14は、開口部50の内周面57が長手方向にのみ勾配59を有するよう成形したものである。長手方向は、カバー体18の表面48a、裏面48bと平行な方向であって、辺の長さが他の辺よりも長いものである。短手方向には、勾配59は形成されていない。
この変形例1によれば、開口部50の長手方向には、入出力用コネクタ28、28...のプリント配線が回路基板17上に設けられるので、長手方向の隙間が少なくなり効果が大である。また、長手方向のみに勾配59を有するよう成形すれば良いので、成形が容易である。
(実施形態1の変形例2)
変形例2の基板収納ケース14は、上縁部53と頂部の外縁28bとを相似形状とし、開口部50の上縁部53の開口面積が、コネクタ28、28...の外縁28bにより形成される横方向の占有面積S3(図13のハッチングの面積)より狭くなるよう成形したことを特徴とするので、コネクタ28、28..が開口部50から突出しても、隙間が形成されないように作用する。これにより、入出力用コネクタの頂部をカバー体18の外部に突出させるには、開口部50の周縁部51、特に上縁部53を変形させる必要が生じるが、変形したとしても、隙間を無くすか、少なくすることが可能となる。また、勾配59を有するので開口部50の周縁部51を変形させるのに必要以上の力は不要であり、開口部50の周縁部51の変形も少なくて済む。なお、開口部50の上縁部53の開口面積S1が、コネクタ28、28...の頂部の横断面積S3以上とするように成形してもよく、隙間を微小間隔(0〜1mm)とすることで、不正を防止できる。
(実施形態2)
次に実施形態2の基板収納ケース114を図14を参照して説明する。この基板収納ケース114は、開口部150の上縁部153の開口面積S1が下縁部155の開口面積S2より狭くなるよう、開口部150の内周面157に勾配159を有して成形し、台板116とカバー体118とを固定ネジ141により密封した状態では、コネクタ128、128...の上縁部153が開口部150の内周面157の勾配159のある部分に密着するよう構成したことを特徴とする。この第2実施形態の基板収納ケース114のその他の構成は、第1実施形態の基板収納ケース14と同様であるので、説明は援用する。また対応する部品番号は100番台として、説明を適宜援用する。
実施形態2によれば、入出力用コネクタ128、128...の上縁部153が勾配159の部分に密着し隙間がなくなるか少なくなる。これにより入出力用コネクタ128、128...が開口部150から突出しないようにするとともに入出力用コネクタ128、128...と開口部150に隙間が形成されないように作用する。
(実施形態3)
次に実施形態3の基板収納ケース214を図15及び図16を参照して説明する。この基板収納ケース214は、開口部250の上縁部253の開口面積S1が下縁部255の開口面積S2より広くなるよう、開口部250の内周面257に勾配259を有して成形する。そして、開口部250の下縁部253の開口面積S2が、コネクタ228、228...の頂部の外縁228bにより形成される横方向の占有面積S3(図13の八ッチングの面積)より狭くなるよう成形し、台板216とカバー体218とを固定ネジ241により密封した状態では、コネクタ228、228...の頂面228cが開口部250の下縁部255に密着(当接)するよう構成したことを特徴とする。この第3実施形態の基板収納ケース214のその他の構成は、第1実施形態の基板収納ケース14と同様であるので、説明は援用する。また対応する部品番号は200番台として、説明を適宜援用する。
これにより「入出力用コネクタ228、228...が開口部250に侵入しないようにするとともに入出力用コネクタ228、228...と開口部250に隙間が形成されない。また、コネクタ228、228...の頂面228cが開口部250の下縁部255と密着するので隙間がなくなるか少なくなる。
(実施形態4)
次に実施形態4の基板収納ケース314を図17及び図18を参照して説明する。基板収納ケース314は、開口部350の周縁部351に、弾性を有する保持部材360を取り付け、台板316とカバー体318とを固定ネジ341により密封した状態では、コネクタ328、328...が開口部350からカバー体318の外部に突出するよう構成したことを特徴とする。保持部材360は、棒状で外周面に沿って軸方向に嵌込溝362が周縁部351に外嵌するように形成したものである。保持部材360は接着剤により周縁部351に固定しても良いし、取り外しできるようにしてもよい。図示するように、ここでは、周縁部351の辺の全部又は一部に複数の保持部材360が嵌め込まれる。この第4実施形態の基板収納ケース314のその他の構成は、第1実施形態の基板収納ケース14と同様であるので、説明は援用する。また対応する部品番号は300番台として、説明を適宜援用する。
第4実施形態により、入出力用コネクタ328、328...が開口部350から突出するするとともに、入出力用コネクタ328、328...と開口部350に隙間が形成されないように作用する。また、開口部350に弾性を有する保持部材360を取り付けることにより、保持部材360が入出力用コネクタ328、328...の大きさに応じて変形し、開口部350にコネクタ328、328...を当て嵌め易く、且つ隙間がなくなるか、少なくなる。これにより、隙間からの不正行為を防止できる。
(実施形態4の変形例)
この変形例は、基板収納ケース314において、開口部350は長手方向の周縁部351に、保持部材360を取り付けるものとする。ここでは一対の保持部材360を対向する周縁部351に取り付けるものとする。これにより、開口部350の長手方向の一辺に弾性を有する保持部材360を取り付けるだけなので、取り付け易い。
本発明が適用されるパチンコ遊技機の裏面図である。 図1の一部拡大斜視図である。 実施形態1の基板収納ケース14の斜視図である。 同基板収納ケース14の分解斜視図である。 図3のX−X線断面図である。 図3のY−Y線断面図である。 同基板収納ケース14の固定ねじ41の斜視図である。 同基板収納ケース14の切離し片部31,31...を切断してカバー体18を開放した状態の基板収納ケース14の斜視図である。 同再封止した状態の基板収納ケース14の斜視図である。 実施形態1の基板収納ケース14の縦断面図である。 同基板収納ケース14の開口部50の拡大縦断面図である。 同開口部50の拡大平面図である。 同コネクタ28,28...の拡大平面図(ハッチングは占有面積S3を示す)である。 実施形態2の基板収納ケース114の縦断面図である。 実施形態3の基板収納ケース214の縦断面図である。 同基板収納ケース214の開口部250の拡大縦断面図である。 実施形態4の基板収納ケース314の縦断面図である。 同保持部材360の取り付け状態を示す分解斜視図である。
符号の説明
14,114,214,314・・・基板収納ケース
16,116,216,316・・・台板
18,118,218,318・・・カバー体
25・・・ROM 26・・・CPU 27・・・電子部品
28,28... ,128,128... 228,228... 328,328...・・・ 入出力用コネクタ
37・・・コネクタカバー部 38,38... ・・・開口
41・・・固定ねじ 41a・・・頭部 42・・・十字穴
41b・・・ねじ部
45,45... ・・・接続用コネクタ
48a・・・表面 48b・・・裏面
50,150,250,350・・・開口部
51,151,251,351・・・周縁部
53,153,253・・・上縁部
55,155,255・・・下縁部 57,157,257・・・内周面
1・・・開口面積 S2・・・開口面積
59,159,259・・・勾配 28c・・・頂面
28b,228b・・・外縁 Y・・・中心軸
θ・・・傾斜角度 S3・・・占有面積 360・・・保持部材

Claims (3)

  1. 遊技機の所定箇所に取り付けられる台板と、
    該台板の上面に固着され入出力用コネクタを有し遊技機の遊技状態を制御する制御基板と、
    該制御基板を覆い前記台板に取り付けられる箱状のカバー体と、該カバー体には前記入出力用コネクタに対応して形成される長方形状の開口部を備え、前記入出力用コネクタに対向位置させて前記入出力用コネクタに対して接続用コネクタを挿脱させる基板収納ケースであって、
    前記台板と前記カバー体とを密封手段により内部に前記制御基板を密封し、密封を解除するためには前記密封手段を破損する必要がある基板収納ケースにおいて、
    前記開口部の上縁部の開口面積が下縁部の開口面積より狭くなるよう、前記開口部の内周面に勾配を有して成形し、
    前記台板と前記カバー体とを密封手段により密封した状態では、前記入出力用コネクタが前記開口部から前記カバー体の外部に突出し、
    前記開口部の上縁部の形状と下縁部の形状と前記入出力用コネクタ頭部の外縁部の形状とを相互に略相似形状とし、
    前記開口部の上縁部の開口面積が前記入出力用コネクタの頂部の面積より狭く、前記開口部の下縁部の開口面積が前記入出力用コネクタの頂部の面積より広くなるよう成形したことを特徴とする基板収納ケース。
  2. 遊技機の所定箇所に取り付けられる台板と、
    該台板の上面に固着され入出力用コネクタを有し遊技機の遊技状態を制御する制御基板と、
    該制御基板を覆い前記台板に取り付けられる箱状のカバー体と、該カバー体には前記入出力用コネクタに対応して形成される長方形状の開口部を備え、前記入出力用コネクタに対向位置させて前記入出力用コネクタに対して接続用コネクタを挿脱させる基板収納ケースであって、
    前記台板と前記カバー体とを密封手段により内部に前記制御基板を密封し、密封を解除するためには前記密封手段を破損する必要がある基板収納ケースにおいて、
    前記開口部の上縁部の開口面積が下縁部の開口面積より狭くなるよう、前記開口部の内周面に勾配を有して成形し、
    前記台板と前記カバー体とを密封手段により密封した状態では、前記入出力用コネクタが前記開口部から前記カバー体の外部に突出し、
    前記開口部の下縁部の形状と前記入出力用コネクタ頭部の外縁部の形状とを略相似形状とし、
    前記開口部の長辺にのみ前記勾配を有するよう成形し
    前記開口部の上縁部の短辺の長さが前記入出力用コネクタの頂部の短辺の長さより短く、前記開口部の下縁部の短辺の長さが前記入出力用コネクタの頂部の短辺の長さより長くなるよう成形し、
    前記開口部の上縁部及び下縁部の長辺の長さが前記入出力用コネクタの頂部の長辺の長さより長くなるよう成形したことを特徴とする基板収納ケース。
  3. 遊技機の所定箇所に取り付けられる台板と、
    該台板の上面に固着され入出力用コネクタを有し遊技機の遊技状態を制御する制御基板と、
    該制御基板を覆い前記台板に取り付けられる箱状のカバー体と、該カバー体には前記入出力用コネクタに対応して形成される長方形状の開口部を備え、前記入出力用コネクタに対向位置させて前記入出力用コネクタに対して接続用コネクタを挿脱させる基板収納ケースであって、
    前記台板と前記カバー体とを密封手段により内部に前記制御基板を密封し、密封を解除するためには前記密封手段を破損する必要がある基板収納ケースにおいて
    前記開口部の上縁部の開口面積が下縁部の開口面積より広くなるよう、前記開口部の内周面に勾配を有して成形し、
    前記台板と前記カバー体とを密封手段により密封した状態で、前記入出力用コネクタに挿入される前記接続用コネクタは前記開口部から前記カバー体の内部に突出し、
    前記開口部の上縁部の形状と下縁部の形状と前記接続用コネクタ頭部の外縁部の形状とを相互に略相似形状とし、
    前記開口部の上縁部の開口面積が前記接続用コネクタの頂部の面積より広く、前記開口部の下縁部の開口面積が前記接続用コネクタの頂部の面積より狭くなるよう成形したことを特徴とする基板収納ケース。
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