JPH1159105A - 自動車用ホイールカバー - Google Patents

自動車用ホイールカバー

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Publication number
JPH1159105A
JPH1159105A JP22612497A JP22612497A JPH1159105A JP H1159105 A JPH1159105 A JP H1159105A JP 22612497 A JP22612497 A JP 22612497A JP 22612497 A JP22612497 A JP 22612497A JP H1159105 A JPH1159105 A JP H1159105A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel cover
wheel
rim flange
mounting
locking part
Prior art date
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Pending
Application number
JP22612497A
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English (en)
Inventor
Yuji Kinoshita
裕次 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP22612497A priority Critical patent/JPH1159105A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホイールへの取付作業が簡単で、しかも装着
時の安定性の高いホイールカバーを提供する。 【解決手段】 ホイールカバー30を装着する時にはホイ
ールのリムフランジ部3の先端を乗り越えるとともに、
ホイールカバー30を装着した後にはリムフランジ部内周
面3aに拘束されてホイールカバー30の脱落を阻止する
自由端22を有する装着ホルダ20を、ホイールカバー本体
10裏面の周縁部近傍に複数備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のホイール
に装着されるホイールカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、一般的なホイール(特に、スチ
ールホイール)の断面図を示しており、そのリム部2を
図2に拡大して示している。図示されているように、リ
ム部の所定位置にはホイール径方向外側に突出するハン
プと呼ばれる隆起部が形成されており、これによってタ
イヤ端部が内側へ移動することを防止している。図にお
いて、理解を容易にするためハンプ部を大きく描がいて
いるが、実際のハンプ部は突出量0.5mm程度の僅かな隆
起部である。
【0003】一方、図1のホイール1に取り付けられる
ホイールカバーは、図3に示されているようなものであ
って、ディスク状本体5と本体裏面から突出する複数の
爪部6とを一体的にインジェクション成形したものであ
る。そして、爪部先端の突出部6aをハンプ部4の裏側
の凹部4bにはめ込み、さらに、ワイヤーリング8を用
いて爪部先端をハンプ裏側の凹部4b内へとホイール半
径方向外側に押圧することによって、ホイールカバー7
をホイール1に取り付ける。
【0004】図3に示したホイールカバーにおいては、
ホイールカバーのホイールへの装着強度(装着時の安定
性)は、爪部6の剛性およびワイヤーリング8の強度に
よって決定される。すなわち、爪部の剛性およびワイヤ
ーリングの押圧力が高ければ高いほど装着時の安定性が
高まる。しかしながら、その一方において、爪部の剛性
およびワイヤーリングの押圧力が高くなると、ホイール
カバーのホイールへの取付作業が困難になってしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明が
解決すべき技術的課題は、ホイールへの取付作業が簡単
で、しかも装着時の安定性の高いホイールカバーを提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段・作用・効果】本発明は、上
記課題を有効に解決するために創案されたものであっ
て、ホイールカバー装着時にはホイールのリムフランジ
先端部を乗り越えるとともに、ホイールカバー装着後に
はリムフランジ部内周面に拘束されてホイールカバーの
脱落を阻止する自由端を有する装着ホルダを、ホイール
カバー裏面の周縁部近傍に複数の備えたものである。本
発明により、以下の構成を有するホイールカバーが提供
される。
【0007】本発明のホイールカバーは、ディスク状の
ホイールカバー本体裏面の周縁部近傍に複数の装着ホル
ダを備えている。各装着ホルダは、弾性的に屈曲可能で
かつ一端が自由端、他端が固定端とされた弾性屈曲部を
備えている。そして、弾性屈曲部の自由端には、ホイー
ルカバー装着時にホイールのリムフランジ先端部に押圧
されてホイール径方向内側へと後退するとともに、ホイ
ールカバー装着後には弾性屈曲部によりリムフランジ部
内周面に圧接される係止部が設けられている。上記構成
のホイールカバーにおいては、ホイールカバーがホイー
ルに装着される際には、弾性屈曲部の自由端がホイール
のリムフランジ先端部に当接して弾性屈曲部全体が変形
し、該自由端に設けられた係止部がホイール径方向内側
へと後退する。したがって、ホイールカバーをホイール
のリムフランジ部に容易に装着することができる。
【0008】ホイールカバーの装着後は、ホイール径方
向内側へと後退した係止部がリムフランジ部内周面に圧
接される(拘束される)。すなわち、弾性屈曲部は、両端
が固定端(本来の固定端と拘束された自由端)となる。こ
の状態で、ホイールカバーに取外し方向の力が作用して
も、両端においてその変形が拘束された弾性屈曲部がホ
イールカバーの脱落を阻止する。
【0009】このように、本発明によって、装着作業が
簡単で、かつ、装着時の安定性が高いホイールカバーが
提供される。
【0010】本発明のホイールカバーにおいては、上記
弾性屈曲部は、所定の鈍角をなして一体的に連接された
2枚の平板部から構成されていることが好ましい。この
場合、一方の平板部がホイールカバー裏面に固定された
脚部に連結・固定されており、他方の平板部の端縁が上
記係止部として機能し、該係止部がリムフランジ部内周
面に適合する湾曲形状とされる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付の図面
を参照して以下に詳細に説明する。図4は、本発明の一
実施形態に係るホイールカバー30を示す一部断面図であ
る。ホイールカバー30が取り付けられるホイールは、図
1に示した従来と同様のものであって、これを破線で概
略的に示している。ホイールカバー30は、ディスク状の
本体10とその裏面側の周縁部近傍位置に固定された装着
ホルダ20とから構成される。ホイールカバー本体10は、
一部しか図示されていないが、図示の形状を360°回転
して得られるディスク状の形態をなす。
【0012】図5は、図4に示したホルダ20の斜視図を
示している。図4においてはホルダ20は1つしか現れて
いないが、実際には、ディスク状のホイールカバー本体
10の周方向に沿って複数のホルダ20が所定間隔で固定さ
れている。
【0013】ホルダ20は、ホイールカバー本体10の裏面
に固定される平板状の固定部21と、固定部21に対してほ
ぼ直交方向に延在する垂下壁部(脚部)24と、垂下壁部24
の図中下端部から斜め上方向に延在する屈曲板23と、屈
曲板23の端部に連接される湾曲係止部22とを備える。屈
曲板23は、2枚の平板部23aおよび23bが所定の鈍角をな
して連接されてなり、その角度を弾性的に変形させるこ
とが可能である。図4から分かるように、屈曲板23は、
ホイールへの装着前においては、一端(平板部23a側)が
自由端となっており、他端(平板部23b側)が固定端とな
っている。また、湾曲係止部22は、リムフランジ部内周
面3aに適合する湾曲形状をなしており、後に詳述する
ように、ホイールカバー30がホイールに固定された際
に、ホイールのリムフランジ部内周面3aに圧接して、
ホイールカバー30をリムフランジ部3に係止する。
【0014】ホルダ20は、金属板を折曲げ加工すること
により、またはプラスチックを型成形することにより製
造される。固定部21をホイールカバー本体10の裏面に、
接着、溶接、リベット、面状ファスナ、スナップ係合手
段等の適当な方法で固定することにより、ホイールカバ
ー本体10とホルダ20とが一体化される。このとき、湾曲
係止部22がホイール径方向を向くようにする(図4参
照)。各ホルダ20は、図4に示したように湾曲係止部22
をホイール径方向外側(図4中左側)に向けた状態で、デ
ィスク状本体10の裏面に固定されている。
【0015】次に、図6および図7を参照して、ホルダ
20の機能について説明する。
【0016】図6は、ホイールカバー30をホイールに装
着する際のホルダ20の機能を説明している。ホイールカ
バー30は、ホイール正面に対してその軸方向から(すな
わち、図6においては、上から下へ向かって矢印方向
に)嵌め込むようにして装着される。このとき、ホイー
ルのリムフランジ部3の先端が下方側から湾曲係止部22
を上方へ向けて押圧する。これによって、屈曲板23に
は、2枚の平板部23a、23bの屈曲角度を大きくしようと
する力が作用する(矢印a参照)。そして、図6に示した
ホイールカバー装着時には、湾曲係止部22は自由端とな
っているため、屈曲板23は全体が平板状になる方向に比
較的容易に変形し、湾曲係止部22はホイール径方向内側
(図6中右側)へと後退する。したがって、ホイールカバ
ー30の図6中の矢印方向への嵌め込みは比較的容易であ
る。図6に示した状態から、ホイールカバー30をさらに
下方に押し込むと、ホイールカバー30は、ホイールに完
全に嵌め込まれて図4に示した状態となる。このとき、
湾曲係止部22がリムフランジ部3の内周面に圧接して、
ホイールカバー30をホイールに係止する。
【0017】図7は、装着されたホイールカバー30に取
外し方向の力(図中矢印で示される上方向の力)が作用し
た場合におけるホルダ20の機能を説明している。ホイー
ルカバー30に上方向の力が加わると、垂下壁部24が屈曲
板23を上方へと引っ張るため、屈曲板23には、やはり2
枚の平板部23a、23bの屈曲角度を大きくしようとする力
が作用する。しかしながら、図7に示した状態において
は、湾曲係止部は自由端とはなっておらず、リムフラン
ジ部内周面3aによって拘束されている。すなわち、屈
曲板23の両端がともに固定端となり、屈曲板23に対して
これを開けようと(屈曲板全体を平板状に変形させよう
と)作用する力(矢印a参照)に対して、両側から垂下壁
部による抗力(矢印b参照)およびリムフランジ部内周面
3aによる抗力(矢印c参照)が作用し、屈曲板23の変形
を阻止する。したがって、リムフランジ部3と係止湾曲
部22との係合を外すには、相当の力が必要になる。すな
わち、ホイールカバー30が不用意に外れてしまうことは
ない。
【0018】さらに、本発明のホイールカバーは、ディ
スク状のホイールカバー本体の裏面に単純な形状の装着
ホルダを固定してなる簡単な構造のものであるから、図
3に示した従来のホイールカバーに比べて製造が簡単で
ある。すなわち、図3のホイールカバーでは、ディスク
状本体とその周縁部やや内側の位置から突出する複数の
爪部とを一体成形してなるものであるから、複雑な成形
型が必要となる。これに対して、本発明のホイールカバ
ーにおいては、ディスク状本体と装着ホルダとが別個に
形成され、しかも装着ホルダの形状も単純であるから、
複雑な成形型は不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動車の車輪に使用される一般的なホイール
を示す断面図である。
【図2】 図1のホイールにおけるリム部を拡大して示
す断面図である。
【図3】 図1のホイールに取り付けられるホイールカ
バーを部分的に示す断面図である。
【図4】 本発明のホイールカバーを説明する一部断面
図である。
【図5】 図4のホイールカバーのホルダを示す斜視図
である。
【図6】 ホイールカバー装着時における、図5のホル
ダの機能を説明する一部断面図である。
【図7】 装着されたホイールカバーに取外し方向の力
が作用した場合における、図5のホルダの機能を説明す
る一部断面図である。
【符号の説明】
1 ホイール 2 リム部 3 リムフランジ部 3a リムフランジ部内周面 4 ハンプ部 5 ディスク状本体 6 爪部 7 ホイールカバー 8 ワイヤーリング 10 ディスク状本体 20 装着ホルダ 21 固定部 22 湾曲係止部 23 屈曲板 23a、23b 平板部 24 垂下壁部 30 ホイールカバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状のホイールカバー本体(10)裏
    面の周縁部近傍に複数の装着ホルダ(20)を備えてなるホ
    イールカバーであって、 各装着ホルダ(20)は、弾性的に屈曲可能でかつ一端が自
    由端、他端が固定端とされた弾性屈曲部(23)を備えてお
    り、 弾性屈曲部(23)の自由端には、ホイールカバー装着時に
    ホイールのリムフランジ先端部に押圧されてホイール径
    方向内側へと後退するとともに、ホイールカバー装着後
    には弾性屈曲部によりリムフランジ部内周面(3a)に圧接
    される係止部(22)が設けられていることを特徴とする、
    ホイールカバー。
  2. 【請求項2】 上記弾性屈曲部(23)は、所定の鈍角をな
    して一体的に連接された2枚の平板部(23a、23b)から構
    成されており、 一方の平板部(23b)がホイールカバー裏面に固定された
    脚部(24)に連結・固定されており、他方の平板部(23a)の
    端縁が上記係止部(22)として機能し、該係止部(22)がリ
    ムフランジ部内周面に適合する湾曲形状とされているこ
    とを特徴とする、請求項1記載のホイールカバー。
  3. 【請求項3】 裏面の周縁部近傍に複数の装着ホルダ(2
    0)を備えてなるホイールカバーであって、 ホイールカバー装着時にはホイールのリムフランジ先端
    部を乗り越えるとともに、ホイールカバー装着後にはリ
    ムフランジ部内周面に拘束されてホイールカバーの脱落
    を阻止する自由端(22)が各装着ホルダ(20)に設けられて
    いることを特徴とする、ホイールカバー。
JP22612497A 1997-08-22 1997-08-22 自動車用ホイールカバー Pending JPH1159105A (ja)

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JP22612497A JPH1159105A (ja) 1997-08-22 1997-08-22 自動車用ホイールカバー

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