JP3775895B2 - 自動車用ホイールカバー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のホイールに取り付けられるホイールカバーに関する。さらに詳しくは、規格径寸法が同一であるホイールに対して汎用的かつ簡単に取り付けることが可能なホイールカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、一般的なホイール(特に、スチールホイール)の断面図、およびそのリム部2の拡大図である。図示されているように、リム部の所定位置にはホイール径方向外側に突出するハンプと呼ばれる隆起部が形成されており、これによってタイヤ端部が内側へ移動することを防止している。図において、理解を容易にするためハンプ部を大きく描がいているが、実際のハンプ部は突出量0.5mm程度の僅かな隆起部である。
【0003】
一方、図1のホイール1に取り付けられるホイールカバーは、図2に示されているようなものであって、ディスク状本体11と本体裏面から突出する複数の爪部12とを一体的にインジェクション成形したものである。そして、爪部先端の突出部13をハンプ部4の裏側の凹部にはめ込み、さらに、ワイヤーリング17を用いて爪部先端をハンプ裏側の凹部内へとホイール半径方向外側に押圧することによって、ホイールカバー10をホイール1に取り付ける。
【0004】
ところが、ホイールには多くの種類があり、たとえ同一直径であっても多様な型式のものがある。そして、多くの場合、型式が異なればハンプ部の位置及び深さ寸法も異なる。したがって、ハンプ部を利用してホイールに固定するホイールカバーでは、各型式のホイールに対して専用のものとならざるをえず、汎用性に乏しかった。
【0005】
このような不都合を解消するためのホイールカバー取付構造として図3に示したものが知られている。この構造においては、ホイールカバー20裏面の外周縁にそって複数の弾性係合突起21を設ける一方、この突起21と弾性係合する孔部23を有するクリップ22を円周状のリムフランジ部3に沿って複数取り付けている。この構造においては、リムフランジ部に沿って複数配置された各クリップの孔部23と、それに対応する各係合突起部21の位置をそれぞれ合わせる必要があり、ホイールカバーの取付作業が煩雑になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明が解決すべき技術的課題は、同一の規格径寸法のホイールに対して高い汎用性で取り付けることができ、しかも取付作業が簡単なホイールカバーを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段・作用・効果】
本発明は、上記課題を有効に解決するために創案されたものであって、以下の構成を有するホイールカバーを提供する。
【0008】
本発明のホイールカバーは、それぞれがホイールのリムフランジ部に係合する1つのメイン係合手段と複数のサブ係合手段とをディスク状本体の外周縁に沿って所定間隔で備えてなる。メイン係合手段は、リムフランジ部に固定されるメインクリップと、ディスク状本体裏面側周縁部に固定されておりメインクリップに対してホイール軸方向から着脱可能に弾性係合するメイン係合部とから構成される。サブ係合手段は、ディスク状本体裏面側に固定されておりリムフランジ部に対してホイール径方向外側から係合するサブ係合部を備えている。
【0009】
上記構成のホイールカバーにおいては、ディスク状本体の外周縁に沿って複数設けられたサブ係合手段のサブ係合部をリムフランジ部の任意の位置にホイール径方向外側から係合させる(引っ掛ける)とともに、リムフランジ部に固定されたメインクリップに対してディスク状本体裏面側に固定されたメイン係合部をホイール軸方向から弾性係合させるだけで、ホイールカバーを取り付けることができる。サブ係合部は、リムフランジ部の任意の位置に引っ掛けられるので特に位置合わせの必要はない。一方、メイン係合手段においては、メインクリップとメイン係合部との位置合わせが必要となるが、メイン係合手段はただ1つ設けられているだけであるから、位置合わせは一箇所だけで済む。したがって、ホイールカバーの取付作業が非常に簡単である。
【0010】
また、メイン係合部およびサブ係合部は、リムフランジ部に係合するものであるから、取付けの際にハンプ部を利用する従来のホイールカバーとは異なり、規格径寸法が同じホイールのほとんどすべてに対して汎用的に使用することが可能である。
【0011】
本発明のホイールカバーにおいては、上記メイン係合手段のメインクリップは、リムフランジ部を挟持する挟持部と、該挟持部に連結されておりホイール径方向内側に延びるとともにメイン係合部と係合する係合部が形成された延在部とを備えていることが好ましい。メインクリップの延在部に形成された係合部と、ディスク状本体裏面側に固定されたメイン係合部との係合態様としては、凸部(雄部)と凹部(雌部)と利用した嵌合や、面状ファスナを利用したものが考えられる。
【0012】
斯かる構成を採用した場合には、メインクリップをその挟持部においてリムフランジ部にワンタッチで取り付けることができる。
【0013】
さらに本発明のホイールカバーにおいては、上記サブ係合手段は、ホイール径方向外側からリムフランジ部の外周面を抱持する湾曲部をサブ係合部として有する板材で構成されていることが好ましい。サブ係合手段は、フック部を備えておりリムフランジ部に固定されるサブクリップと、ディスク状本体裏面側周縁部において該裏面より突出する2本の突出部間に張設されておりサブクリップのフック部に対してホイール径方向外側から着脱可能に係合する上記サブ係合部としての線材とから構成されていてもよい。さらには、サブ係合手段は、ブリッジ状の係合部を備えておりリムフランジ部に固定されるサブクリップと、ディスク状本体裏面側周縁部に固定されておりサブクリップのブリッジ状係合部に対してホイール径方向外側から着脱可能に弾性係合する上記サブ係合部としての係合部材とから構成されていてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を添付の図面を参照して以下に詳細に説明する。まず、図4〜図9を参照して、第1の実施形態について説明する。
【0015】
図4は、第1実施形態に係るホイールカバー30の正面図を示している。ホイールカバー30のディスク状本体30aの裏面側には、その周縁部に沿って1つのメインフック(メイン係合部)40と4つのサブフック(サブ係合手段)50とが固定されている。なお、図4中、参照数字60で示される部材は、ホイールのリムフランジ部に固定されたメインクリップであるが、これについては後に説明する。メインフック40とメインクリップ60とがメイン係合手段として機能する。
【0016】
図5にメインフック40を、図6にサブフック50を、それぞれ示した。図5(a)はメインフック40の斜視図を示しており、図5(b)はこれを矢印A方向から見た正面図を示している。メインフック40は、金属プレートを切断加工することによって形成されるものであって、平坦な台板部41と弾性係合部とから構成されている。弾性係合部は、蕾状に切り起こされた4枚の湾曲片42から構成されている。また、台板部41の中央には、ネジまたはビスを通す開口部43が形成されている。
【0017】
図6は、サブフック50の斜視図を示している。サブフック50は、金属プレートを湾曲加工することによって形成されており、平坦な台板部51と湾曲部52とから構成されている。湾曲部(サブ係合部)52は、後述するように、ホイールのリムフランジ部に外周側から沿うようにフィットする(リムフランジ部3を抱持する)。また、台板部51の中央には、ネジまたはビスを通す開口部53が2つ形成されている。メインフック40およびサブフック50は、プラスチックで一体成形されていてもよい。
【0018】
図7は、ホイールのリムフランジ部3に固定されるメインクリップ60を示している。メインクリップ60は、リムフランジ部3を弾性的に挟持する挟持部61と、該挟持部からホイール径方向内側に向かって延在する平板部62とが一体的に形成されてなるものであって、金属またはプラスチックで成形されることが好ましい。平板部62の中央には開口部(係合部)63が形成されており、ホイールカバー30のディスク状本体30aの裏面側に固定されたメインフック40の弾性変形部がこの開口部63と弾性係合する。
【0019】
ホイールカバー30の実際の取付作業を図8を参照して説明する。最初に、メインクリップ60をタイヤ側のリムフランジ部3に固定しておく(メインクリップ60は、その挟持部61においてリムフランジ部3にワンタッチで取り付けることができ、ネジ部材等の固定手段は必要ない)。そして、ホイールカバーのディスク状本体30aの裏面側に固定されたサブフック50の湾曲部52をリムフランジ部3の外周面にホイール径方向外側から沿わせるようにして引っ掛けるとともに、最後に、ディスク状本体裏面側に固定されたメインフック40の弾性係合部を、ホイール軸方向からクリップの開口部63内に弾性係合させる。以上で、ホイールカバー30の取付作業が終了する。なお、図8においては、図示を簡略化するためにサブフック50は2つのみ示している(本発明においては、サブフック50は複数あることが必要ではあるが、特に図4に示した例のようにその数が4個である必要はない)。
【0020】
図9は、取付状態におけるホイールカバー30の断面図を示している。メインフック40およびサブフック50は、ディスク状本体30a裏面の所定位置にネジ部材に取り付けられていること、およびサブフック50の湾曲部52がリムフランジ部3の外周面を抱持していることが分かる。このように、本発明のホイールカバーにおいては、サブフック50はリムフランジ部に対して任意の位置に係合させることができ、位置合わせは一箇所のみ(1個のメインフック40の弾性係合部をクリップの開口部63に合わせることのみ)で足りる。
【0021】
なお、メイン係合部としてのメインフック40とメインクリップ60との係合態様は図示のものに限定されるものではない。例えば、メインフックは、蕾状の弾性係合部に代えて、メインクリップ60の平板部62に形成された開口部63に弾性的に係合する円環状の弾性係合部を備えていてもよい。また、弾性係合部をメインクリップ60側に設けて、これに係合する開口部を有する部材をディスク状本体30aの裏面側に固定してもよい。その他にも、凸部(雄部)と凹部(雌部)との嵌合を利用したり、面ファスナによる係合を利用することもできる(係合態様として開口部を利用しない場合には、メインクリップ60の平板部62は、平板状である必要はなく、少なくともホイール径方向内側に延在する面を有していれば十分である)。
【0022】
このように、メイン係合部とメインクリップとの係合態様は、両者がホイール軸方向への接近移動によって係合するものであれば、その係合態様は特に限定されるものではない。
【0023】
次に、図10〜図13を参照して本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態のホイールカバー70は、サブ係合手段の形態のみが第1実施形態のものと異なっており、他の構成は同じである。したがって、サブ係合手段についてのみ説明する。
【0024】
第2の実施形態においては、サブ係合手段は、ホイールカバー70のディスク状本体70aの裏面側に直接取り付けられた線材(サブ係合部)80と、この線材80を介してホイールカバー70をホイールリムフランジ部に固定するクリップ90(図12参照)とから構成される。
【0025】
図11(a)、(b)、(c)には、それぞれ、線材80の具体例を示している。図11(a)の例においては、両端にループ部82aを有する針金82が線材として採用されている。ディスク状本体70aの裏面からは、間隔をおいて2つの突起部81が形成されており、その先端面にはネジ穴81aが形成されている。針金82は、ループ部82aに通したネジ部材83によって突起部81に(すなわち、ディスク状本体の裏面側に)固定される。
【0026】
図11(b)においては、針金82に代えて、両端に開口部85aを有する細長い板材(金属板またはプラスチック板)が採用されている。ディスク状本体裏面側への取付けは、図11(a)に示したものと同じである。
【0027】
図11(c)においては、両端に折曲部88aを有する針金88が使用されている。ディスク状本体裏面からは、貫通孔87aおよびフック部87bを有する係止部87が間隔をおいて2つ突出形成されている。針金88中央の直線部の両端近傍部分88bを係止部87のフック部87bに引っ掛けるとともに折曲部88aの先端部を係止部87の貫通孔87aに通すことによって、針金88を係止部87に(すなわち、ディスク状本体の裏面側に)固定することができる。この場合、ネジ部材等の別個の固定手段が不要になるという利点がある。
【0028】
この実施形態においては、各線材は、ホイールカバーのディスク状本体の裏面側から突出する2本の突出部間に張設されておれば十分であって、図11に示したもの以外にも種々の構成が考えられる。例えば、間隔をおいて突出形成された2つの突起部間にワイヤを張設してもよい。
【0029】
図12は、上記線材を介してホイールカバー70をリムフランジ部に固定するサブクリップ90を示している。サブクリップ90は、ホイールのリムフランジ部を挟持する挟持部91と、挟持部91に台座部92を介して一体的に形成された左右一対の係止部93とが一体的に形成されてなるものであって、金属またはプラスチックで成形されることが好ましい。各係止部93はその先端にフック部94を備えており、これらのフック部94がディスク状本体70aの裏面側に固定された上記線材と係合する。また、挟持部91には、リムフランジ部への係合力を高めるための切起こし部91aが形成されている。図13には、ホイールカバー70の取付状態における、サブクリップ90の断面図を示した。線材80とサブクリップ90とが、図4に示した第1実施形態のホイールカバー30におけるサブフック(サブ係合手段)50に対応していることが分かる。
【0030】
この実施形態においては、線材のテンション(張力)を利用してホイールカバーを図13中矢印B方向に付勢することができ、これによりホイールカバーを強固に固定することができる。また、同一のサブクリップ90に対しては、線材を長くする程、線材とサブクリップとの位置合わせが容易となる(両者の位置の相対的自由度が高くなる)。
【0031】
ホイールカバー70の実際の取付作業は、図8で説明したのとほぼ同じであるが、最初に、メインクリップ60だけでなくサブクリップ90をもリムフランジ部に固定しておく点が異なる。この後、ディスク状本体70aの裏面側に固定された線材をサブクリップ90のフック部94にホイール径方向外側から引っ掛けるとともに、最後に、ディスク状本体裏面側に固定されたメインフック40の弾性係合部を、ホイール軸方向からクリップ60の開口部63内に弾性係合させる(図8参照)。
【0032】
最後に、図14〜図17を参照して本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態のホイールカバー100も、サブ係合手段の形態のみが第1実施形態のものと異なっており、他の構成は同じである。したがって、サブ係合手段についてのみ説明する。
【0033】
第3の実施形態においては、サブ係合手段は、ホイールカバー100のディスク状本体100aの裏面側に直接取り付けられた係合部材(サブ係合部)110と、この係合部材を介してホイールカバー100をホイールリムフランジ部に固定するサブクリップ120とから構成される。
【0034】
サブクリップ120は、図15に示したように、ホイールのリムフランジ部を挟持する挟持部121と、挟持部121からホイール径方向内側へと延在する係合部122とが一体的に形成されてなるものであって、金属またはプラスチックで成形されることが好ましい。図16には、サブクリップ120の係合部122と、ディスク状本体100aの裏面側に取り付けられた係合部材110とを示した。
【0035】
サブクリップ120の係合部122は、間隔をおいて平行に形成された2つのブリッジ部123および125を備えている。サブクリップ120がリムフランジ部3に取り付けられた状態においては、2つのブリッジ部123、125は、それぞれ、ホイールの軸を中心とする同心円の接線方向に延びている。ホイール半径方向内側に位置する図16中右側のブリッジ部123には、斜め外側下方に向かって延びる傾斜壁124が設けられている。
【0036】
一方、係合部材110は、ディスク状本体100aの裏面側に形成された突起部111の先端面にネジ手段、接着剤、溶接等を利用して取り付けられる。係合部材110は、突起部111に固定された状態においてホイール径方向に延びる細長い平板部112と、平板部112のホイール径方向内側端部で下方側に直角に折り返されたストッパ部113と、平板部112のホイール径方向外側を下方側に折り返してなるループ部114と、ループ部114の端部からさらに延在するリップ部115とから構成されており、全体が金属またはプラスチックで成形された弾性体である。
【0037】
係合部材110とサブクリップ120の係合部122とは、係合部材110を図16中矢印C方向にスライドさせることによって係合させることができる。これを図17を参照してさらに詳しく説明する。
【0038】
まず、2つのブリッジ部123と125との間に係合部材110のストッパ部113を位置させる。このとき、ホイール径方向外側のブリッジ部125は、係合部材110の平板部112とリップ部115との間に形成される楔形の空間に臨むようにして位置することとなる(図17(a))。
【0039】
この状態から、ホイールカバー100をホイール面に対してやや傾斜させながら係合部材110をホイール径方向内側へとスライドさせると、ブリッジ部125が係合部材110の平板部112とリップ部115との間隔を押し広げるようにして両者の間に進入していく。また、係合部材110のストッパ部113が傾斜壁124に案内されてブリッジ部123の上面側へと移動する(図17(b))。
【0040】
係合部材110をさらにスライドさせると、ブリッジ部125はループ部114内に収まる。そして、ディスク状本体裏面側に固定されたメインフック40の弾性係合部をホイール軸方向からクリップ60の開口部63内に弾性係合させる(図8参照)と、図17(c)に示した状態となる。このとき、係合部材113のストッパ部113がブリッジ部123のホイール径方向内側端面と係合する。係合部材110とサブクリップ120とが、図4に示した第1実施形態のホイールカバー30におけるサブフック(サブ係合手段)50に対応していることが分かる。
【0041】
以上の説明から分かるように、ホイールカバー100もその実際の取付作業は、図8で説明したのとほぼ同じであるが、最初に、メインクリップ60だけでなくサブクリップ120をもリムフランジ部に固定しておく点が異なっている。
【0042】
この実施形態においては、同一の係合部材110に対しては、サブクリップ120のブリッジ部を長くする程、係合部材とサブクリップとの位置合わせが容易となる(両者の位置の相対的自由度が高くなる)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一般的なホイールの概略断面図、およびそのリム部の拡大図である。
【図2】 従来例に係わるホイールカバーが装着された状態を示す部分部断面図である。
【図3】 従来例に係わるホイールカバーが装着された状態を示す部分部断面図である。
【図4】 本発明の第1の実施形態に係るホイールカバーを示す正面図である。
【図5】 (a)、(b)は、それぞれ、図4のホイールカバーのメインフックを説明する斜視図および正面図である。
【図6】 図4のホイールカバーのサブフックを説明する斜視図である。
【図7】 図5のメインフックと係合するクリップを説明する斜視図である。
【図8】 図4のホイールカバーの取付作業を説明する概略図である。
【図9】 図4のホイールカバーの取付状態を示す断面図である。
【図10】 本発明の第2の実施形態に係るホイールカバーを示す正面図である。
【図11】 (a)、(b)、(c)は、それぞれ、図10のホイールカバー裏面側に取り付けられる種々の線材を説明する斜視図である。
【図12】 図11の線材と係合するクリップを説明する斜視図である。
【図13】 図10のホイールカバーの取付状態におけるクリップの断面図である。
【図14】 本発明の第3の実施形態に係るホイールカバーを示す正面図である。
【図15】 図14のホイールカバーに使用されるクリップを示す斜視図である。
【図16】 図14のホイールカバー裏面側に取り付けられる係合部材と図15のクリップの係合部とを示す斜視図である。
【図17】 (a)、(b)、(c)は、それぞれ、図16に示した係合部材および係合部の係合機構を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 ホイール
2 リム部
3 リムフランジ部
4 ハンプ部
10 ホイールカバー
11 ディスク状本体
12 爪部
13 突出部
17 ワイヤーリング
20 ホイールカバー
21 弾性係合突起
22 クリップ
23 孔部
30 ホイールカバー
40 メインフック
41 台板部
42 湾曲片
43 開口部
50 サブフック
51 台板部
52 湾曲部
53 開口部
60 メインクリップ
61 挟持部
62 平板部
63 開口部
70 ホイールカバー
80 線材
81 突起部
82 針金
83 ネジ部材
85 板材
87 係止部
88 針金
90 サブクリップ
91 挟持部
92 台座部
93 係止部
94 フック部
100 ホイールカバー
110 係合部材
111 突起部
112 平板部
113 ストッパ部
114 ループ部
115 リップ部
120 サブクリップ
121 挟持部
122 係合部
123 ブリッジ部
124 傾斜壁
125 ブリッジ部

Claims (5)

  1. それぞれがホイールのリムフランジ部(3)に係合する1つのメイン係合手段と複数のサブ係合手段とをディスク状本体の外周縁に沿って所定間隔で備えてなるホイールカバーであって、
    メイン係合手段は、リムフランジ部に固定されるメインクリップ(60)と、ディスク状本体裏面側周縁部に固定されておりメインクリップ(60)に対してホイール軸方向から着脱可能に弾性係合するメイン係合部(40)とから構成されており、
    サブ係合手段は、ディスク状本体裏面側に固定されておりリムフランジ部に対して径方向外側から係合するサブ係合部(52、80、110)を備えていることを特徴とする、ホイールカバー。
  2. 上記メイン係合手段のメインクリップ(60)は、リムフランジ部を挟持する挟持部(61)と、該挟持部に連結されておりホイール径方向内側に延びるとともにメイン係合部(40)と係合する係合部(63)が形成された延在部(62)とを備えている、ことを特徴とする請求項1記載のホイールカバー。
  3. 上記サブ係合手段は、ホイール径方向外側からリムフランジ部の外周面を抱持する湾曲部(52)を上記サブ係合部として有する板材(52)で構成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載のホイールカバー。
  4. 上記サブ係合手段は、フック部(94)を備えておりリムフランジ部に固定されるサブクリップ(90)と、ディスク状本体裏面側周縁部において該裏面より突出する2本の突出部間に張設されておりサブクリップのフック部(94)に対してホイール径方向外側から着脱可能に係合する上記サブ係合部としての線材(80、82、85、88)とから構成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載のホイールカバー。
  5. 上記サブ係合手段は、ブリッジ状の係合部(123、125)を備えておりリムフランジ部に固定されるサブクリップ(120)と、ディスク状本体裏面側周縁部に固定されておりサブクリップのブリッジ状係合部(123、125)に対してホイール径方向外側から着脱可能に弾性係合する上記サブ係合部としての係合部材(110)とから構成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載のホイールカバー。
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