JP2021020623A - レールエンドキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】シートレールに対する装着のしやすさと外れにくさとを両立できるレールエンドキャップを提供すること。【解決手段】シートレールの長手方向端部に装着されるレールエンドキャップ10であって、シートレールの天板部3A上にセットされるベース11と、ベース11に蓋をする形にセットされるキャップ12と、を有する。ベース11が、上記天板部3Aを覆う覆い部11Aと、天板部3Aに形成された装着孔3Cの一部領域に差し込まれ孔径方向の内側に突出する突部11Caを備える差込片11Cと、装着孔3Cの他部領域と差込方向に対向する通し孔11Bと、を有する。キャップ12が、通し孔11Bと装着孔3Cの他部領域とに差し込まれて突部11Caを孔径方向の外側に押し出す芯部12Bを有する。差込片11Cが、芯部12Bの差し込みに伴う突部11Caの押し出しにより天板部3Aに差込方向とは反対側から当てられる当て部11Cbを有する。【選択図】図10

Description

本発明は、レールエンドキャップに関する。詳しくは、シートレールの長手方向端部に装着されるレールエンドキャップに関する。
車両用シートスライドレール装置を構成するシートレールの長手方向端部に、樹脂製のレールエンドキャップが装着された構成が知られている(特許文献1)。
特開2014−231298号公報
上記従来技術では、レールエンドキャップが、シートレールに対して、スナップフィットの嵌合により装着されている。そのため、レールエンドキャップが、スナップフィットの外れる方向に荷重入力を受けた際にシートレールから外れやすい。そこで、本発明は、シートレールに対する装着のしやすさと外れにくさとを両立できるレールエンドキャップを提供する。
上記課題を解決するために、本発明のレールエンドキャップは次の手段をとる。
すなわち、本発明のレールエンドキャップは、シートレールの長手方向端部に装着されるレールエンドキャップであって、シートレールの天板部上にセットされるベースと、ベースに蓋をする形にセットされるキャップと、を有する。ベースが、上記天板部を覆う覆い部と、上記天板部に形成された装着孔の一部領域に差し込まれ孔径方向の内側に突出する突部を備える差込片と、装着孔の他部領域と差込方向に対向する通し孔と、を有する。キャップが、通し孔と装着孔の他部領域とに差し込まれて突部を孔径方向の外側に押し出す芯部を有する。差込片が、芯部の差し込みに伴う突部の押し出しにより天板部に差込方向とは反対側から当てられる当て部を有する。
上記構成によれば、レールエンドキャップをシートレールに簡便かつ外れにくい状態に装着することができる。具体的には、先ず、ベースの差込片を天板部の装着孔に差し込み、ベースを天板部上にセットする。次に、キャップの芯部を通し孔と装着孔とに差し込んで、キャップをベース上にセットする。これにより、差込片が、芯部により孔径方向の外側に押し出されて、天板部に裏側から当てられた状態となって保持される。同保持により、レールエンドキャップをシートレールに対して外れにくい状態に装着することができる。
また、本発明のレールエンドキャップは、更に次のように構成されていても良い。すなわち、キャップとベースとを一体成形により回転可能なように繋ぐインテグラルヒンジを更に有し、インテグラルヒンジを中心とした回転によりキャップの芯部がベースの通し孔内に差込可能とされる。
上記構成によれば、レールエンドキャップを一部品で構成することができる。また、キャップをインテグラルヒンジを中心とした回転運動によりベースに簡便に取り付けることができる。
また、本発明のレールエンドキャップは、更に次のように構成されていても良い。差込片が、芯部のまわりに均等配置される。
上記構成によれば、レールエンドキャップをシートレールに対してより外れにくい状態に装着することができる。
また、本発明のレールエンドキャップは、更に次のように構成されていても良い。キャップとベースとの間に、互いをスナップフィットにより嵌合可能な爪構造が設けられる。
上記構成によれば、爪構造によりキャップをベース上に被せた状態に保持することができる。また、同保持により、芯部が通し孔から外れない状態に保持されるため、レールエンドキャップをシートレールに対してより強固に装着することができる。
また、本発明のレールエンドキャップは、更に次のように構成されていても良い。シートレールが、床面下に埋設されるロアレールとされる。レールエンドキャップが、床面と面一状に露出する化粧部材とされる。
上記構成によれば、床面下に埋設されるシートレールの長手方向端部を、床面上に面一状に露出して設けられるレールエンドキャップによって見栄え良く被覆することができる。
第1の実施形態に係るレールエンドキャップの概略構成を表した斜視図である。 図1を下側から見た斜視図である。 レールエンドキャップを外した分解斜視図である。 図3を下側から見た斜視図である。 レールエンドキャップをシートレール上にセットした状態を表した斜視図である。 図5を下側から見た斜視図である。 図5のVII−VII線断面図である。 キャップを閉じてレールエンドキャップをシートレールに装着した状態を表した斜視図である。 図8のIX−IX線断面図である。 図8のX−X線断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
《第1の実施形態》
(レールエンドキャップ10の概略構成について)
始めに、本発明の第1の実施形態に係るレールエンドキャップ10の構成について、図1〜図10を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。
図1に示すように、本実施形態に係るレールエンドキャップ10は、自動車の床面F上に設けられたシートレール1の前端部に設けられている。上記シートレール1は、不図示のシートの前後位置を調節するためのシートスライドレール装置のロアレールを構成している。上記シートレール1は、前後方向に長尺なレール形状を有し、床面F下に埋設されている。
上記埋設により、シートレール1は、その前後方向に長尺なレール溝を床面F上に露出させた状態とされる。上記シートレール1は、上記レール溝以外の上面箇所が、前後方向に長尺な左右一対の板状のレールカバー2によって上方から床面Fと面一状に被覆された構成とされる。
上記各レールカバー2は、それぞれ、シートレール1に対して前端側の開口から後端側に向かって長手方向に差し込まれてセットされる。それにより、各レールカバー2は、シートレール1に対して上下左右の各方向にガタ付かない状態に組み付けられる。上記各レールカバー2の組み付けの後、シートレール1の前端部(長手方向端部)にレールエンドキャップ10が上方から差し込まれて装着される。
同装着により、各レールカバー2が、レールエンドキャップ10との当たりによってシートレール1に対して前後方向にもガタ付かないように位置決めされた状態とされる。また、各レールカバー2の前端部及びシートレール1の前端部が、それぞれ、レールエンドキャップ10によって上方から見栄え良く被覆される。
上記レールエンドキャップ10は、図2に示すように、シートレール1の前端部に結合されたブラケット3に対して上方から差し込まれて装着される。同装着により、レールエンドキャップ10は、リベット等の別の締結部材を用いることなく、ブラケット3に対して外部に結合構造が見えない状態に見栄え良くセットされる。
以下、上記レールエンドキャップ10の具体的な構成について、シートレール1の具体的な構成と併せて詳しく説明していく。先ず、シートレール1の構成について説明する。シートレール1は、図2〜図4に示すように、前後方向に長尺な1枚の金属製の板材が、短手方向に略U字状の形に曲げ加工されて形成されている。
それにより、シートレール1は、前後方向に略一様な横断面を有するレール形状に形成されている。具体的には、シートレール1は、前後方向に長尺状に延びる平板状の底板部1Aと、底板部1Aの左右両側の縁部から立ち上り状に延びる側板部1Bと、各側板部1Bの上縁部から内側へ折れ曲がり状に延びる天板部1Cと、各天板部1Cの内縁部から下側へ折れ曲がり状に延びる曲返し部1Dと、を有するレール形状とされる。
上記シートレール1は、そのレール内に通された不図示のアッパレールを、上記各板部によって上下左右の各方向から挟み込み状に支持して、長手方向に摺動可能なようにガイドする。上記アッパレールの前後方向の摺動により、同アッパレール上に組み付けられた不図示のシートの前後位置が調節される。
ブラケット3は、図3〜図4に示すように、1枚の金属製の板材が、正面視略逆U字状の形に曲げ加工されて形成されている。具体的には、ブラケット3は、上記シートレール1の左右の天板部1C上に跨ってセットされる天板部3Aと、天板部3Aの左右両側の縁部から下側へ折れ曲がり状に延びる側板部3Bと、を有する形状とされる。上記ブラケット3は、次のようにシートレール1の前端部に一体的に結合されている。
先ず、ブラケット3を、シートレール1の両天板部1C上に天板部3Aを被せ、かつ、シートレール1の両側板部1Bの外側面上各側板部3Bを当てた状態にセットする。次に、ボルトBをブラケット3の左右の側板部3Bとシートレール1の左右の側板部1Bとに貫通するように左側から右側へと挿通する。次に、上記ボルトBの通された先の軸部にナットNを螺合させて締結する。上記締結により、ブラケット3がシートレール1の前端部上に一体的に結合されている。
次に、レールエンドキャップ10の構成について説明する。レールエンドキャップ10は、インジェクション成形された樹脂部材から成る。上記レールエンドキャップ10は、上記ブラケット3の天板部3A上にセットされる平板状のベース11と、ベース11に蓋をする形にセットされる平板状のキャップ12と、キャップ12とベース11とを一体成形により回転可能なように繋ぐインテグラルヒンジ13と、を有する。
上記ベース11は、ブラケット3の天板部3Aを覆う覆い部11Aと、覆い部11Aの略中央箇所から下方に突出して天板部3Aに形成された丸孔形状の装着孔3C内に差し込まれる略円筒形状の差込片11C(図4参照)と、差込片11Cの筒孔を成す丸孔形状の通し孔11Bと、を有する。上記差込片11Cは、図4に示すように、円周方向に4分割された4つの片から成る。
上記差込片11Cは、上記4分割された各々の片が、覆い部11Aとの結合部となる上端部を基点に、半径方向の内外に片持ち状に撓むことができる構成とされる。上記差込片11Cは、図7に示すように、上記4分割された各々の片の自由端側となる下端側の内周部に、筒孔内に向けて斜め下方向きに突出する突部11Caを有する。
上記ベース11は、更に、図4及び図7に示すように、上記覆い部11Aの幅方向中央の後部箇所から下方に突出する係合爪11Dを有する。また、ベース11は、図3及び図9に示すように、上記覆い部11Aの左右両側の縁部に左右対称状に形成された張出形状の嵌合ひれ11Eを有する。また、ベース11は、図4及び図9に示すように、上記覆い部11Aの左右両側の裏面部に左右対称状に突出形成されたサイドリブ11Fを有する。
係合爪11Dは、図4及び図7に示すように、上記覆い部11Aの差込片11Cをブラケット3の装着孔3C内に差し込む移動により、ブラケット3の天板部3Aに形成された横長な孔形状の爪孔3D内に差し込まれてスナップフィット嵌合する。同嵌合により、ベース11が、ブラケット3の天板部3Aに対して、前後方向にガタ付かないように位置決めされた状態に係止される。また、ベース11が、ブラケット3の天板部3Aに対して、上方に抜けにくい状態に係止される。
各嵌合ひれ11Eは、図3及び図9に示すように、後述するキャップ12をベース11上に蓋をする形に閉じた際に、キャップ12の左右両側の縁部に形成された各嵌合爪12Cがスナップフィット嵌合される部位とされる。同嵌合により、キャップ12がベース11に閉じられた状態に保持される。各嵌合ひれ11Eは、図4及び図9に示すように、それらの裏面部に突出形成された各サイドリブ11Fにより剛性及び強度が高められている。
キャップ12は、図3及び図9に示すように、その周縁部にフランジ状に張り出す周縁覆い部12Aが形成された構成とされる。上記周縁覆い部12Aは、キャップ12がベース11に閉じられた際に、ベース11の周囲側面を囲うように覆う構成とされる。それにより、上記キャップ12によって、ベース11が外部から見えないように見栄え良く覆われる。
上記キャップ12は、そのベース11に閉じられる側となる裏面部(図3の上面部)の略中央箇所に、断面X字状の棒形状に突出する芯部12Bが形成されている。また、上記キャップ12の上記裏面部の左右両側の縁部には、互いに向かって左右対称状に突出する嵌合爪12Cが形成されている。また、上記キャップ12の上記裏面部の左右両側の縁部には、更に、左右対称状に突出する段差形状の係止リブ12Dが形成されている。
上記芯部12Bは、図7に示すように、上記ベース11がブラケット3の天板部3A上にセットされた状態から、キャップ12がインテグラルヒンジ13を中心にベース11に閉じられることにより、図10に示すように、ベース11の差込片11Cの筒孔である通し孔11B内に差し込まれる。同差し込みにより、芯部12Bは、ブラケット3の天板部3Aに形成された装着孔3Cを下方に越える位置まで通し孔11B内に差し込まれる。
そして、上記差し込みにより、芯部12Bは、上記通し孔11B内に突出する差込片11Cの各片の突部11Caに上方から押圧力を掛ける。それにより、差込片11Cの各片が、上記芯部12Bにより半径方向の外側へと放射状に押し広げられる力を受ける。そしてそれにより、差込片11Cの各片が、ブラケット3の天板部3Aに形成された装着孔3Cの外周縁部に裏面から当てられる形に屈曲状に折り曲げられる(当て部11Cb)。上記裏側からの当接により、ベース11の差込片11Cが、ブラケット3の装着孔3Cから上方に抜けない状態に係止される。
各嵌合爪12Cは、図3に示すように、上記キャップ12がインテグラルヒンジ13を中心にベース11に閉じられることにより、図9に示すように、ベース11の左右両側の縁部に形成された張出形状の各嵌合ひれ11Eにスナップフィット嵌合される。それにより、キャップ12がベース11に閉じられた状態に保持される。
各掛止リブは、図3に示すように、上記キャップ12がベース11に閉じられることにより、ベース11の左右両側の縁部から張り出す各嵌合ひれ11Eの基部側の段差部分に当接してキャップ12の閉じ位置を規制する。
以上の構成により、レールエンドキャップ10を、リベット等の別の締結部材を用いることなく、ブラケット3に対して外部に結合構造が見えない状態に見栄え良く一体的に組み付けることができる。続いて、上記レールエンドキャップ10をブラケット3に組み付ける手順について説明する。
すなわち、先ず、図4に示すように、レールエンドキャップ10が開いた状態で、ベース11の裏面部から突出する差込片11Cと係止爪とをブラケット3の天板部3Aの装着孔3Cと爪孔3Dとにそれぞれ上方から差し込む。それにより、図5〜図7に示すように、レールエンドキャップ10がブラケット3の天板部3A上に位置決めされた状態に仮止めされる。
次に、図5及び図7に示すように、レールエンドキャップ10のキャップ12をインテグラルヒンジ13を中心にベース11に蓋をする形に閉じる。それにより、図9に示すように、キャップ12の芯部12Bがベース11の通し孔11B内に通されると共に、キャップ12の各嵌合爪12Cがベース11の各嵌合ひれ11Eにスナップフィット嵌合して、キャップ12がベース11に閉じられた状態に保持される。
そして、上記差し込みにより、図10に示すように、キャップ12の芯部12Bがベース11の差込片11Cの各片を半径方向の外側へと屈曲状に折り曲げる形に押圧し、ベース11がブラケット3から抜けない状態に一体化される。以上により、ベース11がブラケット3に一体化され、同ベース11にキャップ12が一体化された状態として、レールエンドキャップ10がブラケット3に一体的に組み付けられた状態となる。
ここで、上記ブラケット3の装着孔3Cにおける差込片11Cが差し込まれる領域が、本発明の「一部領域」に相当する。また、装着孔3Cにおける差込片11Cの中心の通し孔11Bと差込方向に対向する領域が、本発明の「他部領域」に相当する。
(まとめ)
以上をまとめると、本実施形態に係るレールエンドキャップ10は、次のような構成となっている。すなわち、シートレール(1)の長手方向端部に装着されるレールエンドキャップ(10)であって、シートレール(1)の天板部(3A)上にセットされるベース(11)と、ベース(11)に蓋をする形にセットされるキャップ(12)と、を有する。
ベース(11)が、上記天板部(3A)を覆う覆い部(11A)と、上記天板部(3A)に形成された装着孔(3C)の一部領域に差し込まれ孔径方向の内側に突出する突部(11Ca)を備える差込片(11C)と、装着孔(3C)の他部領域と差込方向に対向する通し孔(11B)と、を有する。
キャップ(12)が、通し孔(11B)と装着孔(3C)の他部領域とに差し込まれて突部(11Ca)を孔径方向の外側に押し出す芯部(12B)を有する。差込片(11C)が、芯部(12B)の差し込みに伴う突部(11Ca)の押し出しにより天板部(3A)に差込方向とは反対側から当てられる当て部(11Cb)を有する。
上記構成によれば、レールエンドキャップ(10)をシートレール(1)に簡便かつ外れにくい状態に装着することができる。具体的には、先ず、ベース(11)の差込片(11C)を天板部(3A)の装着孔(3C)に差し込み、ベース(11)を天板部(3A)上にセットする。次に、キャップ(12)の芯部(12B)を通し孔(11B)と装着孔(3C)とに差し込んで、キャップ(12)をベース(11)上にセットする。
これにより、差込片(11C)が、芯部(12B)により孔径方向の外側に押し出されて、天板部(3A)に裏側から当てられた状態となって保持される。同保持により、レールエンドキャップ(10)をシートレール(1)に対して外れにくい状態に装着することができる。
また、レールエンドキャップ(10)は、更に、キャップとベース(11)とを一体成形により回転可能なように繋ぐインテグラルヒンジ(13)を有し、インテグラルヒンジ(13)を中心とした回転によりキャップ(12)の芯部(12B)がベース(11)の通し孔(11B)内に差込可能とされる。
上記構成によれば、レールエンドキャップ(10)を一部品で構成することができる。また、キャップ(12)をインテグラルヒンジ(13)を中心とした回転運動によりベース(11)に簡便に取り付けることができる。
また、差込片(11C)が、芯部(12B)のまわりに均等配置される。上記構成によれば、レールエンドキャップ(10)をシートレール(1)に対してより外れにくい状態に装着することができる。
また、キャップとベース(11)との間に、互いをスナップフィットにより嵌合可能な爪構造(11E,12C)が設けられる。上記構成によれば、爪構造(11E,12C)によりキャップ(12)をベース(11)上に被せた状態に保持することができる。また、同保持により、芯部(12B)が通し孔(11B)から外れない状態に保持されるため、レールエンドキャップ(10)をシートレール(1)に対してより強固に装着することができる。
また、シートレール(1)が、床面(F)下に埋設されるロアレールとされる。レールエンドキャップ(10)が、床面(F)と面一状に露出する化粧部材とされる。上記構成によれば、床面(F)下に埋設されるシートレール(1)の長手方向端部を、床面(F)上に面一状に露出して設けられるレールエンドキャップ(10)によって見栄え良く被覆することができる。
《その他の実施形態について》
以上、本発明の実施形態を1つの実施形態を用いて説明したが、本発明は上記実施形態のほか、以下に示す様々な形態で実施することができるものである。
1.本発明のレールエンドキャップは、鉄道等の自動車以外の車両や、航空機、船舶等の様々な乗物用に供されるシートレールに装着されるものであっても良い。また、レールエンドキャップは、乗物の他、スポーツ施設や、劇場、コンサート会場、イベント会場等の様々な施設に設置される観覧席や、マッサージシート等の非乗物用に供されるシートレールに装着されるものであっても良い。
2.レールエンドキャップは、シートレールの長手方向におけるどちら側の端部に装着されるものであっても良い。また、レールエンドキャップの装着されるシートレールは、床面上に固定されるロアレールの他、シートに固定されてロアレールに対して摺動するアッパレールであっても良い。レールエンドキャップを構成するベースとキャップとは、互いに別体で構成されていても良い。
3.ベースの装着孔に差し込まれる差込片は、必ずしも通し孔を取り巻くように環状に設けられていなくても良い。すなわち、差込片は、通し孔の周囲における一部領域にのみ設けられるものや、通し孔の周囲に断続的に複数並んで設けられるものであっても良い。
4.シートレールの天板部は、上記実施形態で示したようにシートレールに結合される別体のブラケットから成るものであっても良く、シートレールのレール構成部自体から成るものであっても良い。
5.シートレールの天板部に形成される装着孔は、丸孔に限らず、角孔や長孔、或いは異形の孔から成るものであっても良い。通し孔も同様である。
1 シートレール
1A 底板部
1B 側板部
1C 天板部
1D 曲返し部
2 レールカバー
3 ブラケット
3A 天板部
3B 側板部
3C 装着孔
3D 爪孔
10 レールエンドキャップ
11 ベース
11A 覆い部
11B 通し孔
11C 差込片
11Ca 突部
11Cb 当て部
11D 係合爪
11E 嵌合ひれ(爪構造)
11F サイドリブ
12 キャップ
12A 周縁覆い部
12B 芯部
12C 嵌合爪(爪構造)
12D 係止リブ(係止部)
13 インテグラルヒンジ
B ボルト
N ナット
F 床面

Claims (5)

  1. シートレールの長手方向端部に装着されるレールエンドキャップであって、
    前記シートレールの天板部上にセットされるベースと、
    該ベースに蓋をする形にセットされるキャップと、を有し、
    前記ベースが、前記天板部を覆う覆い部と、前記天板部に形成された装着孔の一部領域に差し込まれ孔径方向の内側に突出する突部を備える差込片と、前記装着孔の他部領域と差込方向に対向する通し孔と、を有し、
    前記キャップが、前記通し孔と前記装着孔の前記他部領域とに差し込まれて前記突部を孔径方向の外側に押し出す芯部を有し、
    前記差込片が、前記芯部の差し込みに伴う前記突部の押し出しにより前記天板部に差込方向とは反対側から当てられる当て部を有するレールエンドキャップ。
  2. 請求項1に記載のレールエンドキャップであって、
    前記キャップと前記ベースとを一体成形により回転可能なように繋ぐインテグラルヒンジを更に有し、該インテグラルヒンジを中心とした回転により前記キャップの前記芯部が前記ベースの前記通し孔内に差し込み可能とされるレールエンドキャップ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のレールエンドキャップであって、
    前記差込片が、前記芯部のまわりに均等配置されるレールエンドキャップ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のレールエンドキャップであって、
    前記キャップと前記ベースとの間に、互いをスナップフィットにより嵌合可能な爪構造が設けられるレールエンドキャップ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のレールエンドキャップであって、
    前記シートレールが、床面下に埋設されるロアレールとされ、当該レールエンドキャップが、床面と面一状に露出する化粧部材とされるレールエンドキャップ。
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