JPH0728453U - 椅子のクッション体取付構造 - Google Patents

椅子のクッション体取付構造

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JPH0728453U
JPH0728453U JP6119793U JP6119793U JPH0728453U JP H0728453 U JPH0728453 U JP H0728453U JP 6119793 U JP6119793 U JP 6119793U JP 6119793 U JP6119793 U JP 6119793U JP H0728453 U JPH0728453 U JP H0728453U
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shell
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博嗣 久保
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株式会社イトーキクレビオ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クッション体を有する椅子の座板又は背凭れ
板において、アウターシェルに、クッション体を添設し
たインナーシェルを嵌合して取付けることで、アウター
シェルに対する取付けが簡単に行え、しかも取付強度が
高く、またインナーシェルに対するクッション体の取付
けも簡単になる椅子のクッション体取付構造を提供す
る。 【構成】 クッション体1を表面に添着したインナーシ
ェル2の背面4と、アウターシェル3の内面5の一方に
先端が拡径した突起6を形成し、他方に前記突起をスラ
イド係合する凹溝7を形成し、前記突起を凹溝に嵌合し
た状態で抜け止め係合する移動規制手段8をインナーシ
ェルとアウターシェル間に設けてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、椅子のクッション体取付構造に係わり、更に詳しくはクッション体 を有する椅子の座板又は背凭れ板においてクッション体を嵌合作業のみで簡単に 取付けることが可能なクッション体取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の椅子のクッション体取付構造は、各種の構造が提供されている。例えば 、本出願人の先願に係る実開平4−38739号公報にて開示される如く、アウ ターシェル内面の周縁部に連結具を嵌着し、クッション体の内部周縁部に埋設し た線条を前記連結具と対応する位置において開口を形成して背面側に露出させ、 前記クッション体をアウターシェルの内面側にその法線方向から押し付けること で、前記連結具の先端に形成した割溝を前記開口内の線条に外嵌してクッション 体をアウターシェルに取付ける構造が提供されている。
【0003】 しかし、前記線条をクッション体内に埋設する場合、金型に予め線条を取付け た状態でクッション体を発泡成形するといったコストの高いインサート成形を必 要とし、また取付強度の点においてはクッション体に何れの方向に外力が作用し た場合でも線条がクッション体の内部で多少変位するので、アウターシェルに対 してクッション体がずれる恐れがある。また、クッション体に対する引き剥がし 力が作用した場合には、前述の変位のほか、連結具の割溝と線条との嵌合が外れ る恐れもある。
【0004】 尚、前述のクッション体の取付構造において、アウターシェルに対するクッシ ョン体の変位を抑制するために、実開平4−110555号公報にて前記連結具 とは別に、線条に当接するフックをアウターシェルの内面に突設することが提案 されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、アウターシェルに、 クッション体を添設したインナーシェルを嵌合して取付けることで、アウターシ ェルに対する取付けが簡単に行え、しかも取付強度が高く、またインナーシェル に対するクッション体の取付けも簡単になる椅子のクッション体取付構造を提供 する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述の課題解決のために、クッション体を表面に添着したインナー シェルの背面と、アウターシェルの内面の一方に先端が拡径した突起を形成し、 他方に前記突起をスライド係合する凹溝を形成し、前記突起を凹溝に嵌合した状 態で抜け止め係合する移動規制手段をインナーシェルとアウターシェル間に設け てなる椅子のクッション体取付構造を構成した。
【0007】
【作用】
以上の如き内容からなる本考案の椅子のクッション体取付構造は、表面にクッ ション体を添設したインナーシェルを、アウターシェルの内部に、先端が拡径し た突起と該突起をスライド係合する凹溝とからなる係合構造にてスライド係合さ せて取付けるとともに、移動規制手段にてアウターシェルに対するインナーシェ ルの抜け止めをするものである。ここで、アウターシェルに対するインナーシェ ルの変位は、スライド係合方向については移動規制手段で規制され、その他の方 向については突起は凹溝との嵌合によって規制されるのである。また、インナー シェルにクッション体を添設する方法としては、従来から公知の方法を採用でき るが、例えば、クッション体をインナーシェルの表面に配した状態で、該クッシ ョン体をクロス若しくはレザー等の張り地で覆い、該張り地の端縁をインナーシ ェルの背面に巻き込んで周縁に接着又はピン止めすることで容易に行うことが可 能である。
【0008】
【実施例】 次に添付図面に示した実施例に基づき更に本考案の詳細を説明する。図1〜図 4は本考案の椅子のクッション体取付構造の代表的実施例を示し、図中1はクッ ション体、2はインナーシェル、3はアウターシェルをそれぞれ示している。
【0009】 本考案は、クッション体1を表面に添着したインナーシェル2の背面4と、ア ウターシェル3の内面5の一方に先端が拡径した突起6を形成し、他方に前記突 起6をスライド係合する凹溝7を形成し、前記突起6を凹溝7に嵌合した状態で 抜け止め係合する移動規制手段8をインナーシェル2とアウターシェル3間に設 けてなることを要旨としている。
【0010】 更に詳しくは、前記クッション体1は、インナーシェル2の表面9に沿って配 した状態で、該クッション体1の表面をクロス若しくはレザー等の張り地10で 覆い、該張り地10の端縁をインナーシェル2の背面4に巻き込んで、その周縁 に接着又はピン止めにて取付けて、インナーシェル2の表面9に添設している。 尚、前記クッション体1はインナーシェル2の表面9に接着しても良い。
【0011】 前記インナーシェル2は、本実施例では表面9がやや凹むように湾曲した合成 樹脂製の板状体であり、その背面4に凹溝7を少なくとも二条以上平行に形成す るとともに、移動規制手段8として弾片11,11を傾斜突設している。この弾 片11の傾斜方向は、アウターシェル3に対するインナーシェル2のスライド係 合方向と逆向きに設定している。
【0012】 前記アウターシェル3は、内面5が湾曲して凹んだ合成樹脂製の板状体であり 、インナーシェル2をスライド係合する一側を除き、周囲にリブ12を内側に突 設形成し、内面5には前記凹溝7,…にスライド係合する突起6,…を突設する とともに、インナーシェル2を嵌合した状態で、前記弾片11,11を抜け止め 係合する移動規制手段8としての凹部13,13を形成している。
【0013】 前記突起6と凹溝7は、その一方をインナーシェル2の背面4又はアウターシ ェル3の内面5に形成し、他方をアウターシェル3の内面5又はインナーシェル 2の背面4に形成する。また、本実施例の突起6の形状は、アウターシェル3の 背面4に突設した首部14とその先端に円柱状の頭部15を一体形成したもので あり、凹溝7の形状は、インナーシェル2の背面4に突設した突条16の突出端 縁に前記首部14を嵌挿し得るスリット17を形成し、その内部に前記頭部15 を嵌挿し得る拡径部18を形成したものである。また、前記突条16の一端には 、移動規制手段8として前記凹溝7を閉止して当止部19を形成している。しか し、突起6が凹溝7にスライド係合する構造であれば、他の形状も適宜採用し得 る。
【0014】 そして、前記クッション体1を表面に添設したインナーシェル2をアウターシ ェル3に取付けるには、前記アウターシェル3の内面5に突設した複数の突起6 ,…に、インナーシェル2の背面4に形成した凹溝7,…をスライド係合させて 前記当止部19を突起6の端部に当接すると、前記弾片11が凹部13内に抜け 止め係合するのである。この状態で、前記インナーシェル2のスライド係合先進 端がアウターシェル3のリブ12に当止することが好ましく、それによってアウ ターシェル3に対するインナーシェル2の移動が前記当止部19と共に二重に規 制することができるとともに、張り地10の端縁の剥がれを防止できる。
【0015】 また、前記移動規制手段8の他の実施例として、図5及び図6に示したものは 、前記アウターシェル3の周囲全周に内側へ向けてリブ12を突設し、また前記 突起6と凹溝7とをスライド係合時にリブ12が邪魔にならないように傾斜させ て形成し、スライド係合の最終段階でインナーシェル2のスライド係合後進端が リブ12を乗り越えてその内側に当止するように設定したものである。ここで、 前記リブ12は、若干の弾性変形が可能なようにするとともに、インナーシェル 2をアウターシェル3に取付けた状態で、インナーシェル2の背面4より若干突 出するように寸法設定されている。従って、前記リブ12とインナーシェル2の スライド係合後進端とで移動規制手段8を構成したものである。尚、前記突起6 と凹溝7とを傾斜させた場合には、それぞれ突設した面に対する突出高さが高く なるので、該面の全面に設けることは構造上不可能である。そのため、インナー シェル2が部分的にアウターシェル3から浮いた状態になることを防止するため 、この部分に対応するアウターシェル3の内面5に当止台20を突設することが 好ましい。
【0016】
【考案の効果】
以上にしてなる本考案の椅子のクッション体取付構造は、クッション体を表面 に添着したインナーシェルの背面と、アウターシェルの内面の一方に先端が拡径 した突起を形成し、他方に前記突起をスライド係合する凹溝を形成し、前記突起 を凹溝に嵌合した状態で抜け止め係合する移動規制手段をインナーシェルとアウ ターシェル間に設けてなるので、表面にクッション体を添設したインナーシェル を、アウターシェルの内部に、先端が拡径した突起と該突起をスライド係合する 凹溝とからなる係合構造にてスライド係合させるだけで簡単に取付けることがで き、取付状態においては移動規制手段にてアウターシェルに対するインナーシェ ルの抜け止めをすることができる。即ち、アウターシェルに対するインナーシェ ルの変位は、スライド係合方向については移動規制手段で規制し、その他の方向 については突起は凹溝との嵌合によって規制するので、ガタつきが全くなく強固 に取付けることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の椅子のクッション体取付構造を示す簡
略分解斜視図である。
【図2】同じく分解横断面図である。
【図3】組立てた状態を示す横断面図である。
【図4】同じく組立てた状態を示す縦断面図である。
【図5】他の実施例を示す分解縦断面図である。
【図6】同じく他の実施例の組立てた状態を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
1 クッション体 2 インナーシェル 3 アウターシェル 4 背面 5 内面 6 突起 7 凹溝 8 移動規制手段 9 表面 10 張り地 11 弾片(移動規制手段) 12 リブ 13 凹部(移動規制手段) 14 首部(突起) 15 頭部(突起) 16 突条 17 スリット(凹溝) 18 拡径部(凹溝) 19 当止部 20 当止台

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クッション体を表面に添着したインナー
    シェルの背面と、アウターシェルの内面の一方に先端が
    拡径した突起を形成し、他方に前記突起をスライド係合
    する凹溝を形成し、前記突起を凹溝に嵌合した状態で抜
    け止め係合する移動規制手段をインナーシェルとアウタ
    ーシェル間に設けてなることを特徴とする椅子のクッシ
    ョン体取付構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002165668A (ja) * 2000-12-04 2002-06-11 Kokuyo Co Ltd 椅 子
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