JP2510046Y2 - 椅子の背クッション体取付構造 - Google Patents

椅子の背クッション体取付構造

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JP2510046Y2
JP2510046Y2 JP1963791U JP1963791U JP2510046Y2 JP 2510046 Y2 JP2510046 Y2 JP 2510046Y2 JP 1963791 U JP1963791 U JP 1963791U JP 1963791 U JP1963791 U JP 1963791U JP 2510046 Y2 JP2510046 Y2 JP 2510046Y2
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宗一郎 永島
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、椅子の背クッション体
取付構造に係わり、更に詳しくは背凭れ板を構成する外
殻体と背クッション体を接合して取付ける構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のクッション体取付構造は、例えば
実公昭55−48987 号公報にて開示される如く、外殻体に
割溝を先端に有する連結具を複数箇所に突設するととも
に、クッション体には該連結具と対応する位置に凹部を
開設し、該クッション体の内部に埋設した補強用の線条
を該凹部内に露出させ、前記連結具の割溝を線条に嵌合
することで、外殻体にクッション体を取付けるようにな
した構造が提供されている。
【0003】しかし、クッション体に埋設された線条に
その自重若しくは外力が作用すると若干変位し、それに
よって外殻体に対してクッション体が変位することは避
けられない。特に、椅子の背凭れ板に凭れかかった状態
では、背クッション体を常に下方へずらせるように外力
が作用するので、その場合に外殻体の上端と背クッショ
ン体の上端に隙間が生じたり、更には連結具と線条との
嵌合が外れ、極端な場合には割溝が損傷する等の問題が
生じる。
【0004】そこで、クッション体の周囲を包み込むよ
うに、外殻体の周囲に保持縁を突設することも考慮され
るが、それでは不十分であることが判っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、背凭れ板を構成する
背クッション体に下方へずらせる外力が作用しても、背
クッション体がそれを支持している外殻体に対して移動
することはなく強固に支持し、それらの上端間に何ら隙
間も生じさせない椅子の背クッション体取付構造を提供
する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の課題解
決のために、椅子の外殻体に背クッション体を接合して
取付ける構造であって、外殻体の接合面上部に先端に割
溝を有する連結具を突設するとともに、その両側にフッ
クを突設し、また背クッション体の接合面の前記連結具
及びフックと対応する位置に凹部及び補助凹部を設ける
とともに、内部に埋設した補強用線条を該凹部及び補助
凹部内に露出し、外殻体と背クッション体を接合した際
に、連結具の割溝をそれに対応する凹部内の線条に外嵌
し且つフックでそれに対応する補助凹部内の線条を載支
してなる椅子の背クッション体取付構造を構成した。
【0007】
【作用】以上の如き内容からなる本考案の椅子の背クッ
ション体取付構造は、外殻体の接合面に突設した連結具
の割溝を、それに対応する背クッション体の接合面に形
成した凹部に露出した線条に外嵌し、外殻体と背クッシ
ョン体を接合した状態で、該凹部の両側に有する補助凹
部内に露出した線条をそれに対応するフックで載支する
ことにより、外殻体に対する背クッション体の下方への
変位を規制するのである。
【0008】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
考案の詳細を説明する。
【0009】図1は本考案の要部を示し、図中1は椅子
の背凭れ板を構成する外殻体、2は同じく背クッショッ
体をそれぞれ示し、外殻体1の接合面3上部に先端に割
溝4を有する連結具5を突設するとともに、その両側に
フック6,6を突設し、また背クッション体2の接合面
7の前記連結具5及びフック6と対応する位置に凹部8
及び補助凹部9,9を設けるとともに、内部に埋設した
補強用線条10を該凹部8及び補助凹部9,9内に露出
し、外殻体1と背クッション体2を接合した際に、連結
具5の割溝4をそれに対応する凹部8内の線条10に外嵌
し且つフック6,6でそれに対応する補助凹部9,9内
の線条10を載支してなるものである。
【0010】更に詳しくは、外殻体1は図1〜図3に示
す如く、硬質合成樹脂で一体成形されたもので、該背ク
ッション体2への接合面3側の上部中央部及び両側部に
連結具5を突設する突起11,…を設け、本実施例の突起
11は円筒形に形成され、その中央部に凹所12を有し且つ
対向側面に該凹所12と連通する係合孔13,13を形成し、
そして該突起11に連結具5を嵌合装着し、またその両側
にフック6,6を突設したものである。尚、前記突起11
は少なくとも上部一箇所に必要であるが、図示した如く
中央部にある必要はなく、また複数個設けることも可能
であり、更に両側部においても図示した例に限定される
ものではない。
【0011】また、前記連結具5は合成樹脂で一体成形
され、中央部に前記突起11の端面に当接する円形の鍔部
14を有し、その一側には前記突起11に嵌合係止する係合
脚15を形成するとともに、他側には前記割溝4を先端に
有する支持頭16を形成したものであり、前記係合脚15
は、鍔部14から先端にかけて間にスリット17を設けて一
対形成され、その係合脚15,15の外側には突起11の係合
孔13,13に抜け止め係合する爪18を形成している。この
連結具5は、各突起11,…にそれぞれ装着している。
尚、前記連結具5と突起11は一体成形することも可能で
ある。
【0012】そして、前記フック6は、本実施例では線
条10を載支する板状のフック片19の下面に補強リブ20を
一体形成したものであるが、下方への応力に対して強固
であればその形状に限定はない。尚、フック片19の先端
上面に線条10を載支する溝を設けることも好ましい。
【0013】次に、前記背クッション体2は、図1、図
4及び図5に示す如く、弾力性を有する軟質若しくは発
泡合成樹脂で前記線条10をインサート成形したもので、
前記連結具5,…と対応する外殻体1への接合面7の位
置に、それぞれ凹部8を形成するとともに、フック6,
6と対応する位置には補助凹部9,9を形成し、前記線
条10を凹部8及び補助凹部9,9の底部に露出させたも
のである。ここで、前記線条10は複数埋設することも可
能であるが、この場合には上部の凹部8とその両側の補
助凹部9,9には同一の線条10を露出させるとより好ま
しい。
【0014】しかして、前記外殻体1と背クッション体
2をその接合面3,7で互いに接合した際には、外殻体
1に突設された連結具5,…が背クッション体2の凹部
8,…内に進入し、その先端の割溝4が凹部8内に露出
した線条10に容易に抜けないように外嵌するとともに、
フック6,6が補助凹部9,9内に進入してそのフック
片19で補助凹部9内に露出した線条10の下部を載支する
のである。その状態で、背クッション体2に下方への外
力が作用しても、連結具5の割溝4とフック片19で線条
10を支持するので、外殻体1に対して背クッション体2
が下方に変位することはなく、特に強固なフック6,6
によってその変位を完全に規制するのである。
【0015】また、本実施例では、外殻体1の下部両側
に図2及び図3に示すような一対の挟持片21,21をそれ
ぞれ突設し、図6に示す如く一方の挟持片21の先端に形
成した凹面22と他方の挟持片21の先端に形成した凹面22
とで前記線条10を挟持して保持するようになしている。
尚、前記挟持片21に対応する背クッション体2の接合面
7には開口23,…を形成し、該開口23の底部に前記線条
10を露出させ、該開口23内に挟持片21,…を進入させて
前述の如く線条10を保持するのである。
【0016】本実施例においては、外殻体1と背クッシ
ョン体2を接合した際に、背クッション体2の周囲を保
持できるように、外殻体1の外周を前方へ湾曲させて保
持縁24を延設している。
【0017】本考案は以上述べたように背凭れ板に適用
した場合にその効果はより発揮されるが、座板に適用す
ることも勿論可能であり、更に外殻体に対してクッショ
ン体に一方向へずれるように外力が作用するものに広く
適用できる。
【0018】
【考案の効果】以上にしてなる本考案の椅子の背クッシ
ョン体取付構造によれば、椅子の外殻体に背クッション
体を接合して取付ける構造であって、外殻体の接合面上
部に先端に割溝を有する連結具を突設するとともに、そ
の両側にフックを突設し、また背クッション体の接合面
の前記連結具及びフックと対応する位置に凹部及び補助
凹部を設けるとともに、内部に埋設した補強用線条を該
凹部及び補助凹部内に露出し、外殻体と背クッション体
を接合した際に、連結具の割溝をそれに対応する凹部内
の線条に外嵌し且つフックでそれに対応する補助凹部内
の線条を載支してなるので、外殻体の接合面に突設した
連結具の割溝を、それに対応する背クッション体の接合
面に形成した凹部に露出した線条に外嵌し、外殻体と背
クッション体を接合した状態で、該凹部の両側に有する
補助凹部内に露出した線条をそれに対応するフックで載
支して、背クッション体の自重は勿論、背クッション体
に凭れかかった場合にも外殻体に対する背クッション体
の下方への変位を完全に規制することができるととも
に、外殻体に対する背クッション体の位置決めを容易に
行うことができ、また連結具の割溝の損傷も防止できる
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の要部を示す分解斜視図
【図2】外殻体の正面図
【図3】同じく外殻体の中央縦断側面図
【図4】背クッション体の背面図
【図5】同じく背クッション体の中央縦断側面図
【図6】外殻体と背クッション体の下部の保持構造を示
す簡略斜視図
【符号の説明】
1 外殻体 2 背クッション体 3 接合面 4 割溝 5 連結具 6 フック 7 接合面 8 凹部 9 補助凹部 10 線条 11 突起 12 凹所 13 係合孔 14 鍔部 15 係合脚 16 支持頭 17 スリット 18 爪 19 フック片 20 補強リブ 21 挟持片 22 凹面 23 開口 24 保持縁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 椅子の外殻体に背クッション体を接合し
    て取付ける構造であって、外殻体の接合面上部に先端に
    割溝を有する連結具を突設するとともに、その両側にフ
    ックを突設し、また背クッション体の接合面の前記連結
    具及びフックと対応する位置に凹部及び補助凹部を設け
    るとともに、内部に埋設した補強用線条を該凹部及び補
    助凹部内に露出し、外殻体と背クッション体を接合した
    際に、連結具の割溝をそれに対応する凹部内の線条に外
    嵌し且つフックでそれに対応する補助凹部内の線条を載
    支してなることを特徴とする椅子の背クッション体取付
    構造。
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