JP3459555B2 - 椅子脚ベース用カバーの取付方法 - Google Patents
椅子脚ベース用カバーの取付方法Info
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- JP3459555B2 JP3459555B2 JP00312198A JP312198A JP3459555B2 JP 3459555 B2 JP3459555 B2 JP 3459555B2 JP 00312198 A JP00312198 A JP 00312198A JP 312198 A JP312198 A JP 312198A JP 3459555 B2 JP3459555 B2 JP 3459555B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、椅子を床面に固
定するための脚ベースを覆うカバーをその脚ベースに取
り付けるための方法に関するものである。
定するための脚ベースを覆うカバーをその脚ベースに取
り付けるための方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】椅子
を床面に固定するための脚ベースについては、従来は、
床面への脚ベースの固定後にその固定用のビスの頭部の
み覆う円形のキャップを脚ベースに嵌めたり、椅子の組
み立て前に椅子の脚に脚ベース全体を覆い得る一体物の
カバーを挿通しておいて、組み立てた椅子の脚ベースの
床面への固定後にそのカバーを下ろして脚ベース全体を
覆ったりしていた。
を床面に固定するための脚ベースについては、従来は、
床面への脚ベースの固定後にその固定用のビスの頭部の
み覆う円形のキャップを脚ベースに嵌めたり、椅子の組
み立て前に椅子の脚に脚ベース全体を覆い得る一体物の
カバーを挿通しておいて、組み立てた椅子の脚ベースの
床面への固定後にそのカバーを下ろして脚ベース全体を
覆ったりしていた。
【０００３】しかしながら、円形のキャップを嵌める方
法では、脚ベース全体を覆うことができないため脚ベー
スの外観を特に良好に仕上げる必要があってコストが嵩
み、また脚ベース全体を覆い得る一体物のカバーを用い
る方法では、椅子の組立時や床面への固定時にそのカバ
ーが邪魔になって作業性が低下するという不都合があっ
た。
法では、脚ベース全体を覆うことができないため脚ベー
スの外観を特に良好に仕上げる必要があってコストが嵩
み、また脚ベース全体を覆い得る一体物のカバーを用い
る方法では、椅子の組立時や床面への固定時にそのカバ
ーが邪魔になって作業性が低下するという不都合があっ
た。
【０００４】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】こ
の発明は、上記課題を有利に解決した取付方法を提供す
ることを目的とするものであり、この発明の椅子脚ベー
ス用カバーの取付方法は、椅子を床面に固定するための
脚ベースを覆うカバーをその脚ベースに取り付けるに際
し、前記脚ベースにカバー取付部材を設けるとともに、
前記脚ベース全体を覆うカバーを複数のカバー構成部材
に分割して構成し、前記複数のカバー構成部材を、爪部
と掛合突起とを有するとともに掛合板部を有する形状の
ものとし、 前記複数のカバー構成部材を、前記爪部と
前記掛合突起との掛合により互いに嵌合させつつ、前記
カバー取付部材への前記掛合板部の掛止により前記カバ
ー取付部材に取り付けることを特徴とするものである。
の発明は、上記課題を有利に解決した取付方法を提供す
ることを目的とするものであり、この発明の椅子脚ベー
ス用カバーの取付方法は、椅子を床面に固定するための
脚ベースを覆うカバーをその脚ベースに取り付けるに際
し、前記脚ベースにカバー取付部材を設けるとともに、
前記脚ベース全体を覆うカバーを複数のカバー構成部材
に分割して構成し、前記複数のカバー構成部材を、爪部
と掛合突起とを有するとともに掛合板部を有する形状の
ものとし、 前記複数のカバー構成部材を、前記爪部と
前記掛合突起との掛合により互いに嵌合させつつ、前記
カバー取付部材への前記掛合板部の掛止により前記カバ
ー取付部材に取り付けることを特徴とするものである。
【０００５】かかる方法によれば、カバーで脚ベース全
体を覆うことができるので、脚ベースの外観を特に良好
に仕上げるためのコストが不要となり、また床面への椅
子の脚ベースの固定後に複数のカバー構成部材をカバー
取付部材に取り付けてカバーを構成すれば良いので、椅
子の組立時や床面への固定時にカバーが邪魔になること
がなくなるため作業性を向上させることができる。
体を覆うことができるので、脚ベースの外観を特に良好
に仕上げるためのコストが不要となり、また床面への椅
子の脚ベースの固定後に複数のカバー構成部材をカバー
取付部材に取り付けてカバーを構成すれば良いので、椅
子の組立時や床面への固定時にカバーが邪魔になること
がなくなるため作業性を向上させることができる。
【０００６】しかもこの発明の方法によれば、複数のカ
バー構成部材同士が嵌合してカバーを形成するので、カ
バー取付部材がそのカバーを固定するだけで足りるた
め、カバー取付部材を簡易に構成することができる。
バー構成部材同士が嵌合してカバーを形成するので、カ
バー取付部材がそのカバーを固定するだけで足りるた
め、カバー取付部材を簡易に構成することができる。
【０００７】なお、この発明の方法においては、前記椅
子の脚ベースを床面に固定する際にその固定用の部材
（ビス、ボルト等）で前記カバー取付部材を前記脚ベー
スに固定するようにしても良く、このようにすれば、脚
ベースをより簡易に構成することができる。
子の脚ベースを床面に固定する際にその固定用の部材
（ビス、ボルト等）で前記カバー取付部材を前記脚ベー
スに固定するようにしても良く、このようにすれば、脚
ベースをより簡易に構成することができる。
【０００８】また、この発明の方法においては、前記カ
バーを二個のカバー構成部材に分割して構成し、それら
のカバー構成部材を互いに同一形状のものとするように
しても良く、このようにすれば、それら二個のカバー構
成部材を合成樹脂材料や金属板等で形成する際に射出成
形型やプレス成形型等の生産設備が一つで済むのでカバ
ー構成部材の生産コストを安価にすることができる。
バーを二個のカバー構成部材に分割して構成し、それら
のカバー構成部材を互いに同一形状のものとするように
しても良く、このようにすれば、それら二個のカバー構
成部材を合成樹脂材料や金属板等で形成する際に射出成
形型やプレス成形型等の生産設備が一つで済むのでカバ
ー構成部材の生産コストを安価にすることができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここ
に、図１はこの発明の椅子脚ベース用カバーの取付方法
の一実施例を示す斜視図、図２はその実施例の取付方法
で用いるカバー構成部材としてのカバー半部を裏返しの
状態にて示す斜視図、図３（ａ）および（ｂ）はそのカ
バー半部を示す側面図および後面図、図４（ａ），
（ｂ），（ｃ）および（ｂ）はそのカバー半部を長手方
向断面および図３（ａ）のｂ−ｂ，ｃ−ｃ，ｄ−ｄ線に
それぞれ沿う横断方向断面にて示す断面図、そして図５
は、そのカバー半部同士を嵌合させてカバー取付部材に
取り付けた状態を示す下面図であり、図中符号１は、劇
場等に用いられる連結椅子の脚、２は、その脚１を介し
て椅子を床面に固定するために脚１の下端部に固設され
た脚ベース、３は、その脚ベース２の全体を覆うカバ
ー、４は、そのカバー３を二個一組で構成するカバー構
成部材としてのカバー半部、そして５は、それら二個の
カバー半部４をそれぞれ脚ベース２に取り付けるため
の、カバー取付部材としてのカバー取付金具を示す。
実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここ
に、図１はこの発明の椅子脚ベース用カバーの取付方法
の一実施例を示す斜視図、図２はその実施例の取付方法
で用いるカバー構成部材としてのカバー半部を裏返しの
状態にて示す斜視図、図３（ａ）および（ｂ）はそのカ
バー半部を示す側面図および後面図、図４（ａ），
（ｂ），（ｃ）および（ｂ）はそのカバー半部を長手方
向断面および図３（ａ）のｂ−ｂ，ｃ−ｃ，ｄ−ｄ線に
それぞれ沿う横断方向断面にて示す断面図、そして図５
は、そのカバー半部同士を嵌合させてカバー取付部材に
取り付けた状態を示す下面図であり、図中符号１は、劇
場等に用いられる連結椅子の脚、２は、その脚１を介し
て椅子を床面に固定するために脚１の下端部に固設され
た脚ベース、３は、その脚ベース２の全体を覆うカバ
ー、４は、そのカバー３を二個一組で構成するカバー構
成部材としてのカバー半部、そして５は、それら二個の
カバー半部４をそれぞれ脚ベース２に取り付けるため
の、カバー取付部材としてのカバー取付金具を示す。
【００１０】ここにおける二個のカバー半部４は、各々
合成樹脂材料を射出成形してなる、合成樹脂成形品であ
って、図１〜図５に示すように、概略一定の肉厚で船底
形をなす、互いに同一形状のものである。そしてこのカ
バー半部４は、先端部（図３（ａ）では左端部）4aに滑
らかに傾斜した表面を有するとともに、後端部（図３
（ａ）では右端部）4bにほぼ垂直の端縁4cを有してお
り、このカバー半部４が二個、図５に示すように後端部
の端縁4c同士を突き合わせた状態で組み合わされると、
一個の脚ベース２の全体を覆う一個のカバー３が形成さ
れる。
合成樹脂材料を射出成形してなる、合成樹脂成形品であ
って、図１〜図５に示すように、概略一定の肉厚で船底
形をなす、互いに同一形状のものである。そしてこのカ
バー半部４は、先端部（図３（ａ）では左端部）4aに滑
らかに傾斜した表面を有するとともに、後端部（図３
（ａ）では右端部）4bにほぼ垂直の端縁4cを有してお
り、このカバー半部４が二個、図５に示すように後端部
の端縁4c同士を突き合わせた状態で組み合わされると、
一個の脚ベース２の全体を覆う一個のカバー３が形成さ
れる。
【００１１】このカバー半部４はまた、上部に後端部4b
から図５に示す長手方向中心軸線Ａに沿ってコ字状の切
欠部4dを有しており、この切欠部4dは、図１に示すよう
に脚１をその奥行きの半分まで収容することができる。
このカバー半部４はさらに、先端部4aの内側に、上記長
手方向中心軸線Ａに関し対称に水平に延在する二枚の掛
合板部4eを有しており、これらの掛合板部4eは、図５に
示すようにカバー取付金具５の二つの円弧状の掛止部5a
とそれぞれ掛合することができる。
から図５に示す長手方向中心軸線Ａに沿ってコ字状の切
欠部4dを有しており、この切欠部4dは、図１に示すよう
に脚１をその奥行きの半分まで収容することができる。
このカバー半部４はさらに、先端部4aの内側に、上記長
手方向中心軸線Ａに関し対称に水平に延在する二枚の掛
合板部4eを有しており、これらの掛合板部4eは、図５に
示すようにカバー取付金具５の二つの円弧状の掛止部5a
とそれぞれ掛合することができる。
【００１２】加えてこのカバー半部４は、後端部4bの、
上記長手方向中心軸線Ａに関し一方の側部から後方（図
３（ａ）および図５では右方）へ各々突出する爪部4fお
よび案内凸部4gを有するとともに、後端部4bの、上記長
手方向中心軸線Ａに関し他方の側部の内側に、上記爪部
4fと掛合し得る掛合突起4hを有しており、このカバー半
部４が二個、図５に示すようにその後端部の端縁4c同士
を突き合わせた状態で組み合わされる際には、両方のカ
バー半部４の案内凸部4gが互いに相手方のカバー半部４
の後端部4bの内側に入り込んで、それらの案内凸部4gと
後端部4b内面との摺接による案内下で端縁4c同士が接近
し、両方のカバー半部４の爪部4fが撓みながら互いに相
手方のカバー半部４の後端部4bの内側に入り込んで、そ
こに位置する掛合突起4hと掛合することで、両方のカバ
ー半部４が互いに嵌合する。
上記長手方向中心軸線Ａに関し一方の側部から後方（図
３（ａ）および図５では右方）へ各々突出する爪部4fお
よび案内凸部4gを有するとともに、後端部4bの、上記長
手方向中心軸線Ａに関し他方の側部の内側に、上記爪部
4fと掛合し得る掛合突起4hを有しており、このカバー半
部４が二個、図５に示すようにその後端部の端縁4c同士
を突き合わせた状態で組み合わされる際には、両方のカ
バー半部４の案内凸部4gが互いに相手方のカバー半部４
の後端部4bの内側に入り込んで、それらの案内凸部4gと
後端部4b内面との摺接による案内下で端縁4c同士が接近
し、両方のカバー半部４の爪部4fが撓みながら互いに相
手方のカバー半部４の後端部4bの内側に入り込んで、そ
こに位置する掛合突起4hと掛合することで、両方のカバ
ー半部４が互いに嵌合する。
【００１３】さらにこのカバー半部４は、中央部の内側
に上記長手方向中心軸線Ａに関し対称に垂直かつ横断方
向に延在する二枚のリブ板部4iを有しており、これらの
リブ板部4iは両側部をそれぞれ補強する機能を果たすも
のである。
に上記長手方向中心軸線Ａに関し対称に垂直かつ横断方
向に延在する二枚のリブ板部4iを有しており、これらの
リブ板部4iは両側部をそれぞれ補強する機能を果たすも
のである。
【００１４】この一方、ここにおけるカバー取付金具５
は、図１および図５に示すように、上述した二つの円弧
状の掛止部5aを有するとともに、それらの掛止部5aと同
心に円形の中央凹部5bを有しており、この中央凹部5b
は、掛止部5aよりも下方に突出して、カバー取付金具５
が脚ベース２上に固定される時にそれらの掛止部5aを脚
ベース２から浮かせ、それらの掛止部5aと脚ベース２と
の間にカバー半部４の掛合板部4eの挿入が可能な隙間を
形成する。そして各掛止部5aの縁部は、その掛止部5aと
脚ベース２との間にカバー半部４の掛合板部4eが挿入さ
れる際に挿入を容易にするように、上方へ僅かに曲げら
れており、また中央凹部5bの中央部には、カバー取付金
具５を脚ベース２上に固定するためのボルト挿通孔5cが
形成されている。
は、図１および図５に示すように、上述した二つの円弧
状の掛止部5aを有するとともに、それらの掛止部5aと同
心に円形の中央凹部5bを有しており、この中央凹部5b
は、掛止部5aよりも下方に突出して、カバー取付金具５
が脚ベース２上に固定される時にそれらの掛止部5aを脚
ベース２から浮かせ、それらの掛止部5aと脚ベース２と
の間にカバー半部４の掛合板部4eの挿入が可能な隙間を
形成する。そして各掛止部5aの縁部は、その掛止部5aと
脚ベース２との間にカバー半部４の掛合板部4eが挿入さ
れる際に挿入を容易にするように、上方へ僅かに曲げら
れており、また中央凹部5bの中央部には、カバー取付金
具５を脚ベース２上に固定するためのボルト挿通孔5cが
形成されている。
【００１５】さらに、このカバー取付金具５は、図１に
示すように、周囲の三箇所に下方への折曲部5dを有して
おり、これらの折曲部5dは、カバー取付金具５を脚ベー
ス２上に固定する時に脚ベース２の周縁部と掛合して、
カバー取付金具５を脚ベース２に対し、床面に植え込ん
だボルト６でその脚ベース２を床面に固定するために脚
ベース２に形成された図示しないボルト挿通孔と中央凹
部5bの上記ボルト挿通孔5cとが重なるように位置決めす
る。
示すように、周囲の三箇所に下方への折曲部5dを有して
おり、これらの折曲部5dは、カバー取付金具５を脚ベー
ス２上に固定する時に脚ベース２の周縁部と掛合して、
カバー取付金具５を脚ベース２に対し、床面に植え込ん
だボルト６でその脚ベース２を床面に固定するために脚
ベース２に形成された図示しないボルト挿通孔と中央凹
部5bの上記ボルト挿通孔5cとが重なるように位置決めす
る。
【００１６】かかるカバー半部４およびカバー取付金具
５を用いて脚ベース２を全体的に覆うに際し、この実施
例の方法では、図１に示すように、椅子を床面に固定す
るために、先に床面に植え込んだボルト６をその椅子の
脚１の下端部に設けられた脚ベース２の上記ボルト挿通
孔に挿通してそのボルト６にナット７を締着する際、脚
ベース２の上記ボルト挿通孔へのボルト６の挿通後、ボ
ルト６にナット７をねじ込む前に、脚ベース２のボルト
挿通孔と中央凹部5bの上記ボルト挿通孔5cとが重なるよ
うに折曲部5dで脚ベース２に対して位置決めして中央凹
部5bのボルト挿通孔5cにボルト６を挿通することでカバ
ー取付金具５を脚ベース２に当てがってナット７で脚ベ
ース２とカバー取付金具５とを共締めすることで、脚ベ
ース２の両端部にカバー取付金具５をそれぞれ固定す
る。
５を用いて脚ベース２を全体的に覆うに際し、この実施
例の方法では、図１に示すように、椅子を床面に固定す
るために、先に床面に植え込んだボルト６をその椅子の
脚１の下端部に設けられた脚ベース２の上記ボルト挿通
孔に挿通してそのボルト６にナット７を締着する際、脚
ベース２の上記ボルト挿通孔へのボルト６の挿通後、ボ
ルト６にナット７をねじ込む前に、脚ベース２のボルト
挿通孔と中央凹部5bの上記ボルト挿通孔5cとが重なるよ
うに折曲部5dで脚ベース２に対して位置決めして中央凹
部5bのボルト挿通孔5cにボルト６を挿通することでカバ
ー取付金具５を脚ベース２に当てがってナット７で脚ベ
ース２とカバー取付金具５とを共締めすることで、脚ベ
ース２の両端部にカバー取付金具５をそれぞれ固定す
る。
【００１７】しかしてここでは、図１に示すようにカバ
ー半部４の切欠部4dに脚１が嵌まり込むとともに、図５
に示すカバー半部４のリブ板部4iと掛合板部4eとの間の
空間にカバー取付金具５が入り込むように、脚ベース２
の両端部に固定したカバー取付金具５の上からそれぞれ
カバー半部４を被せ、次いでそれら二個のカバー半部４
を互いの接近方向へ水平に移動させて、図５に示すよう
にそれらのカバー半部４の後端部の端縁4c同士を突き合
わせた状態で組み合わせ、その際、前述したように、両
方のカバー半部４の案内凸部4gで案内しながら、両方の
カバー半部４の爪部4fを互いに相手方のカバー半部４の
掛合突起4hと掛合させることで、両方のカバー半部４を
互いに嵌合させて、脚ベース２を全体的に覆うカバー３
を形成する。
ー半部４の切欠部4dに脚１が嵌まり込むとともに、図５
に示すカバー半部４のリブ板部4iと掛合板部4eとの間の
空間にカバー取付金具５が入り込むように、脚ベース２
の両端部に固定したカバー取付金具５の上からそれぞれ
カバー半部４を被せ、次いでそれら二個のカバー半部４
を互いの接近方向へ水平に移動させて、図５に示すよう
にそれらのカバー半部４の後端部の端縁4c同士を突き合
わせた状態で組み合わせ、その際、前述したように、両
方のカバー半部４の案内凸部4gで案内しながら、両方の
カバー半部４の爪部4fを互いに相手方のカバー半部４の
掛合突起4hと掛合させることで、両方のカバー半部４を
互いに嵌合させて、脚ベース２を全体的に覆うカバー３
を形成する。
【００１８】従ってこの実施例の方法によれば、カバー
３で脚ベース２全体を覆うことができるので、脚ベース
２の外観を特に良好に仕上げるためのコストが不要とな
り、また床面への椅子の脚ベース２の固定後に二個のカ
バー半部４をカバー取付金具５に取り付けてカバー３を
構成すれば良いので、椅子の組立時や床面への固定時に
カバーが邪魔になることがなくなるため作業性を向上さ
せることができる。
３で脚ベース２全体を覆うことができるので、脚ベース
２の外観を特に良好に仕上げるためのコストが不要とな
り、また床面への椅子の脚ベース２の固定後に二個のカ
バー半部４をカバー取付金具５に取り付けてカバー３を
構成すれば良いので、椅子の組立時や床面への固定時に
カバーが邪魔になることがなくなるため作業性を向上さ
せることができる。
【００１９】しかもこの実施例の方法によれば、椅子の
脚ベース２を床面に固定する際にその固定用のボルト６
でカバー取付金具５を脚ベース２に固定するので、脚ベ
ース２をより簡易に構成することができる。
脚ベース２を床面に固定する際にその固定用のボルト６
でカバー取付金具５を脚ベース２に固定するので、脚ベ
ース２をより簡易に構成することができる。
【００２０】さらにこの実施例の方法によれば、カバー
３を二個のカバー半部４に分割して構成し、それらのカ
バー半部４を互いに同一形状のものとしたので、それら
二個のカバー半部４を合成樹脂材料で形成する際に射出
成形型等の生産設備が一つで済むことから、カバー半部
４の生産コストを安価にすることができる。
３を二個のカバー半部４に分割して構成し、それらのカ
バー半部４を互いに同一形状のものとしたので、それら
二個のカバー半部４を合成樹脂材料で形成する際に射出
成形型等の生産設備が一つで済むことから、カバー半部
４の生産コストを安価にすることができる。
【００２１】さらにこの実施例の方法によれば、二個の
カバー半部４を互いに嵌合し合う形状のものとしたの
で、カバー半部４同士が嵌合してカバー３を形成するこ
とからカバー取付金具５がそのカバー３を固定するだけ
で足り、カバー取付金具５をより簡易に構成することが
できる。
カバー半部４を互いに嵌合し合う形状のものとしたの
で、カバー半部４同士が嵌合してカバー３を形成するこ
とからカバー取付金具５がそのカバー３を固定するだけ
で足り、カバー取付金具５をより簡易に構成することが
できる。
【００２２】そしてこの実施例の方法によれば、上記と
逆の手順によりカバー３を二個のカバー半部４に分離さ
せてカバー取付金具５から外すことができるので、特に
工具を使用しなくてもカバー取付金具５に対してカバー
３を着脱することができ、これにより、カバー３が破損
した場合等にその交換を迅速かつ容易に行うことができ
る。
逆の手順によりカバー３を二個のカバー半部４に分離さ
せてカバー取付金具５から外すことができるので、特に
工具を使用しなくてもカバー取付金具５に対してカバー
３を着脱することができ、これにより、カバー３が破損
した場合等にその交換を迅速かつ容易に行うことができ
る。
【００２３】図６は、上記実施例の方法で用いるカバー
半部４の他の構成例を図２と同様に裏返しの状態にて示
す斜視図であり、この例のカバー半部４は、爪部4fと案
内凸部4gとを、上記長手方向中心軸線Ａに関し互いに反
対側に側部に有している。かかるカバー半部４を用いて
も、上述したと同様にしてカバー半部４同士を嵌合させ
てカバー３を形成することができる。
半部４の他の構成例を図２と同様に裏返しの状態にて示
す斜視図であり、この例のカバー半部４は、爪部4fと案
内凸部4gとを、上記長手方向中心軸線Ａに関し互いに反
対側に側部に有している。かかるカバー半部４を用いて
も、上述したと同様にしてカバー半部４同士を嵌合させ
てカバー３を形成することができる。
【００２４】以上、図示例に基づき説明したが、この発
明は上述の例に限定されるものでなく、例えば、カバー
取付部材を脚ベースに固設し、あるいは一体に形成して
おいても良く、またカバー取付部材で各カバー構成部材
をそれぞれ単独にて取り付けるようにしても良い。さら
に、例えば円柱状の脚の下端部に円板状の脚ベースが固
設されている場合等において、その脚ベース全体を覆う
カバーを三分割あるいは四分割し、三個あるいは四個の
カバー構成部材にて一個のカバーを構成するようにして
も良い。そして、カバー構成部材は上記例の合成樹脂材
料製のものに限られず、例えば鋼板をプレス成形したも
のでも良い。
明は上述の例に限定されるものでなく、例えば、カバー
取付部材を脚ベースに固設し、あるいは一体に形成して
おいても良く、またカバー取付部材で各カバー構成部材
をそれぞれ単独にて取り付けるようにしても良い。さら
に、例えば円柱状の脚の下端部に円板状の脚ベースが固
設されている場合等において、その脚ベース全体を覆う
カバーを三分割あるいは四分割し、三個あるいは四個の
カバー構成部材にて一個のカバーを構成するようにして
も良い。そして、カバー構成部材は上記例の合成樹脂材
料製のものに限られず、例えば鋼板をプレス成形したも
のでも良い。
【図１】本発明の椅子脚ベース用カバーの取付方法の一
実施例を示す斜視図である。
実施例を示す斜視図である。
【図２】上記実施例の取付方法で用いるカバー構成部材
としてのカバー半部を裏返しの状態にて示す斜視図であ
る。
としてのカバー半部を裏返しの状態にて示す斜視図であ
る。
【図３】（ａ）および（ｂ）は上記カバー半部を示す側
面図および後面図である。
面図および後面図である。
【図４】（ａ），（ｂ），（ｃ）および（ｂ）は上記カ
バー半部を長手方向断面および図３（ａ）のｂ−ｂ，ｃ
−ｃ，ｄ−ｄ線にそれぞれ沿う横断方向断面にて示す断
面図である。
バー半部を長手方向断面および図３（ａ）のｂ−ｂ，ｃ
−ｃ，ｄ−ｄ線にそれぞれ沿う横断方向断面にて示す断
面図である。
【図５】上記カバー半部同士を嵌合させてカバー取付部
材に取り付けた状態を示す下面図である。
材に取り付けた状態を示す下面図である。
【図６】上記実施例の方法で用いるカバー半部４の他の
構成例を図２と同様に裏返しの状態にて示す斜視図であ
る。
構成例を図２と同様に裏返しの状態にて示す斜視図であ
る。
１ 椅子の脚
２ 脚ベース
３ カバー
４ カバー半部
4a 先端部
4b 後端部
4c 端縁
4d 切欠部
4e 掛合板部
4f 爪部
4g 案内凸部
4h 掛合突起
4i リブ板部
５ カバー取付金具
5a 掛止部
5b 中央凹部
5c ボルト挿通孔
5d 折曲部
６ ボルト
７ ナット
Ａ 長手方向中心軸線
Claims (3)
- 【請求項１】 椅子を床面に固定するための脚ベースを
覆うカバーをその脚ベースに取り付けるに際し、 前記脚ベースにカバー取付部材を設けるとともに、前記
脚ベース全体を覆うカバーを複数のカバー構成部材に分
割して構成し、前記複数のカバー構成部材を、爪部と掛合突起とを有す
るとともに掛合板部を有する形状のものとし、 前記複数のカバー構成部材を、前記爪部と前記掛合突起
との掛合により互いに嵌合させつつ、前記カバー取付部
材への前記掛合板部の掛止により前記カバー取付部材に
取り付けることを特徴とする、椅子脚ベース用カバーの
取付方法。 - 【請求項２】 前記椅子の脚ベースを床面に固定する際
に、その固定用の部材で前記カバー取付部材を前記脚ベ
ースに固定することを特徴とする、請求項１記載の椅子
脚ベース用カバーの取付方法。 - 【請求項３】 前記カバーを二個のカバー構成部材に分
割して構成し、それらのカバー構成部材を互いに同一形
状のものとすることを特徴とする、請求項１または２記
載の椅子脚ベース用カバーの取付方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00312198A JP3459555B2 (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | 椅子脚ベース用カバーの取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00312198A JP3459555B2 (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | 椅子脚ベース用カバーの取付方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11196974A JPH11196974A (ja) | 1999-07-27 |
| JP3459555B2 true JP3459555B2 (ja) | 2003-10-20 |
Family
ID=11548537
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00312198A Expired - Fee Related JP3459555B2 (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | 椅子脚ベース用カバーの取付方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3459555B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100761694B1 (ko) | 2007-06-19 | 2007-09-28 | 주식회사 한백조경 | 식별 카드가 부착된 벤치 |
| KR101037914B1 (ko) * | 2008-04-25 | 2011-05-31 | 혜성산업(주) | 관람석 의자용 지각 커버 |
-
1998
- 1998-01-09 JP JP00312198A patent/JP3459555B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11196974A (ja) | 1999-07-27 |
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