JPH1158894A - 情報記録装置および情報記録装置を備えた記録媒体発行機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報記録装置の情報記録処理の工程におい
て、記録媒体の排出を効率的に、かつ円滑に行うこと、
併せて記録媒体発行機において柔軟なレイアウト対応と
記録媒体発行の処理を効率化を実現すること。 【解決手段】 カード２へ情報を記録するカードプリン
タ２０２に複数のカード排出口として排出ユニットＦ、
リジェクトユニットＧを設ける一方、カード２への記録
状況を分類し、この分類ごとに排出ユニットＦ、リジェ
クトユニットＧを相互に排出口の定義を変えて設定し、
情報記録処理の工程における正常な処理および異常な処
理などに応じて、カード２を効率的に区分けして排出す
るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は紙片、プラスチック
カードその他の記録媒体に画像情報を含む各種情報を記
録する情報記録装置および情報記録装置を備えた記録媒
体発行機に関する。

【０００２】

【従来の技術】この種の情報記録装置を備えた記録媒体
発行機として、従来から、証明写真用の製造装置があ
り、その一例が特開平９−２７８９７号公報に開示され
ている。この製造装置では、１つのボックスに仕切り壁
を介して、撮影室と機器収納室とを備える。仕切り壁に
撮影用の窓が形成され、撮影室側には操作ボタンなどが
配置され、また窓の正面側にユーザが着座できるように
椅子が設置されている。機器収納室には仕切り壁の窓を
通して被写体であるユーザを撮影するビデオカメラ、ビ
デオカメラで撮影した映像を表示するＶＤＴ、ビデオカ
メラで読み込まれた画像データを処理するコンピュー
タ、コンピュータの制御に基づいて画像データを記録媒
体に記録形成するプリンタなどが配置されている。ま
た、ビデオカメラと仕切り壁の窓との間にハーフミラー
が配置され、ＶＤＴの映像を映し出すようになってい
る。このような装置構成から、ユーザが撮影室に入り、
仕切り壁の窓に対面した着座姿勢から、所定の操作を行
うことにより、ユーザがビデオカメラにより撮影され、
この映像がＶＤＴに出力されるとともに、この映像がハ
ーフミラー上に写し出される。ユーザはハーフミラー上
の映像を確認しながら、構図を選択し、決定すると、そ
の映像が静止画像としてＶＤＴに表示される。続いて画
像データがコンピュータにより処理され、紙片上にプリ
ントされて出力される。

【０００３】また、この種の記録媒体発行機として、近
年、所謂インスタント写真プリンタなどの映像プリント
供給装置が注目され、その一例が実用新案登録第３０１
４７３３号公報に開示されている。この映像プリント供
給装置は、その筐体内に被写体の映像情報を供給するビ
デオカメラと、タイトル情報を供給するタイトラーと、
映像情報とタイトル情報とを合成する合成器と、合成器
からの出力情報を記録し、プリント再生するカラープリ
ンタと、カラープリンタからの出力情報を画像情報に変
換し、モニター表示するカラーモニタなどが収容され、
筐体の正面に撮影窓を備え、ユーザがこの撮影窓を通し
てビデオカメラにより撮影され、その映像情報とユーザ
の選択したタイトル情報とを合成した画像情報がプリン
トされる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
記録媒体発行機では、そこに用いる情報記録装置、すな
わちプリンタに記録媒体の排出口が一義的に、固定的に
設けられているため、記録媒体の処理の流れが固定化さ
れている。例えば、情報記録処理の工程において、異常
が発生した場合に、その時点で処理を中断し、プリンタ
から記録媒体を排出できれば、次の処理に円滑に移行す
ることができるものの、記録媒体の排出口が情報記録処
理の工程上最終段に設定されているために、その排出口
に向けて記録媒体の搬送が続行されていく。つまり、記
録媒体が正常に処理されている場合でも、異常が発生し
た場合でも、予め決められた排出口まで搬送され、その
排出口から排出されている。動作上非効率的であり、無
駄に時間が消費されているという問題があった。

【０００５】そのために、異常排出と正常排出とを別に
することで処理効率を向上したものは知られている。然
し、それらの排出口はそれぞれに一つずつしか用意され
ておらず、例えば磁気記録異常と画像記録異常を区分け
するというものではない。

【０００６】また、記録媒体の排出口が固定的に設けら
れていると、記録媒体発行機において記録媒体の取り出
し口の設定位置が制限されてしまい、記録媒体発行機の
使用態様または設置状態に応じて記録媒体の取り出し口
を任意に設定できないという問題があった。

【０００７】本発明はこのような従来の問題を解決する
ものであり、情報記録装置において複数の記録媒体の排
出口を用意し、これらの排出口を固定化することなく、
情報記録処理の状況に応じて柔軟に利用できるようにし
て、情報記録処理を効率的に、かつ円滑に行うことを目
的とし、併せて、記録媒体発行機において記録媒体発行
の処理を効率良く行え、さらにその使用態様または設置
状態に応じて記録媒体の取り出し口を任意に設定できる
ようにすることを目的としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、記録媒体へ情報を記録する情報
記録装置に複数の記録媒体の排出口を設け、記録媒体へ
の記録状況を分類し、この分類ごとに複数の排出口を定
義して記録媒体の排出を行うようにしている。

【０００９】これにより、情報記録装置において複数の
記録媒体の排出口を固定化することなしに、情報記録処
理の状況に応じて柔軟に利用することができ、情報記録
処理を効率的に、かつ円滑に行うことができる。併せ
て、記録媒体発行機において記録媒体の発行を効率的
に、かつ円滑に実行することができ、さらに記録媒体発
行機の使用態様または設置状態に応じて記録媒体の取り
出し口を任意に設定することができる。

【００１０】

【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の情報記
録装置は、記録媒体を処理後に排出する複数の排出口
と、該記録媒体への記録状況に従った定義を変更可能に
したものである。

【００１１】本発明の請求項２に記載の情報記録装置
は、請求項１において、複数の排出口は、少なくとも正
常に記録された記録媒体を排出する正常排出口と記録不
良の記録媒体を排出する不良排出口とが含まれる。

【００１２】本発明の請求項３に記載の情報記録装置
は、請求項２において、正常排出口と不良排出口との定
義を入れ替え可能にしたものである。

【００１３】本発明の請求項４に記載の情報記録装置
は、請求項１において、コンピュータへ接続するインタ
ーフェースを備え、このインターフェースを介してコン
ピュータより与えられる指示に従って定義を決定するも
のである。

【００１４】本発明の請求項５に記載の情報記録装置
は、請求項１において、この情報記録装置に指示を与え
る操作パネルの指示に応じて定義を決定するものであ
る。

【００１５】本発明の請求項６に記載の記録媒体発行機
は、第１の画像を入力する画像入力装置と、第２の画像
を表示する画像表示装置と、第１の画像かつ／または第
２の画像に基づいて記録媒体へ情報記録する情報記録装
置とを備えた記録媒体発行機において、前記情報記録装
置は複数の排出口を備え、正常に記録がされた媒体を排
出する正常排出口と、記録不良の媒体を排出する不良排
出口とを少なくとも１つずつ備え、この正常排出口と不
良排出口とが入れ替え可能に構成している。

【００１６】本発明の請求項７に記載の情報記録装置
は、請求項６において、排出口は前記情報記憶装置の前
記記録媒体発行機内における配置に応じて定義される。

【００１７】（実施例）以下、本発明の一実施例につい
て図１から図１４を用いて説明する。なお、この実施例
では、記録媒体にプラスチックカードを用い、この記録
媒体に画像情報を含む各種情報を記録形成する情報記録
装置を備えた記録媒体発行機として例示している。

【００１８】図１、図２において、１００は各種装置を
収容された記録媒体発行機の筐体全体を示し、筐体全体
１００は熱の伝達を軽減する遮熱手段として用いる仕切
り部材１１６により仕切られて、第１、第２の筐体１１
０、１２０からなる。ここでは、筐体全体１００が上下
方向略中間部で仕切り部材１１６を介して上下に仕切ら
れ、下部の第１の筐体１１０と、上部の第２の筐体１２
０とを備えている。

【００１９】第１の筐体１１０は、板金製の外装カバー
１１１からなり、筐体全体１００の下部側で各種装置の
収容部をなし、第１の筐体１１０は各種装置を収容した
状態で第２の筐体１２０側より重く構成されている。第
１の筐体１１０の正面側の外装カバー１１２は操作パネ
ルとしてヒンジ部材１１２Ｈを介して水平方向に開閉可
能に設けられている。また、この外装カバー１１２の回
動側側縁部にキー方式のロック装置１１３が取り付けら
れて、このカバー１１２を任意にロックできるようにな
っている。この外装カバー１１２にはまた、その上部側
に料金挿入口１１４が、その下部側にポケット状のカー
ド取り出し口１１５が備えられている。なお、この実施
例では、料金挿入口１１４は紙幣専用になっている。こ
の料金挿入口１１４には記録媒体発行機の発行する記録
媒体の対象に応じて、硬貨専用あるいは、硬貨用、紙幣
用の両方が用いられる。

【００２０】この第１の筐体１１０には、図３、図４に
示すように、画像処理装置として用いるパソコン２０
１、画像出力装置として用いるカードプリンタ２０２、
運用上管理に用いるジャーナルプリンタ２０３、さらに
料金徴収装置２０４などが収容されている。正面の外装
カバー１１２が操作パネルであることから、上記装置の
うち、料金挿入口１１４近傍に料金徴収装置２０４およ
びパソコン２０１が配置され、カード取り出し口１１５
に対向してカードプリンタ２０２が配置されている。な
お、図８の配線系統図に示すように、パソコン２０１
と、カードプリンタ２０２、ジャーナルプリンタ２０３
とをケーブルにより接続し、パソコン２０１、カードプ
リンタ２０２、ジャーナルプリンタ２０３をそれぞれ、
電源部２０５のコンセントに接続してある。

【００２１】図１、図２において仕切り部材１１６は、
図３、図４に示すように、第１の筐体１１０の上面に一
体的に設けられて、その上面が閉塞されるようになって
いる。また、仕切り部材１１６上には各種装置の装着部
が設けられて、それぞれに各種装置が組み付けられてい
る。この仕切り部材１１６は、第１の筐体１１０の上面
部に相当する平面部１１７と、その中央部に対して少し
後方に後退した位置に画像表示装置の装着部として一体
的に設けられた箱形の保持部１１８と、その後方両側で
平面部１１７上に画像表示補助装置の装着部として立設
された一対のブラケット２１１と、さらに両ブラケット
２１１の中間で少し後退された位置に画像入力装置の装
着部として立設されたステー２１２とを備える。

【００２２】箱形の保持部１１８は上面を開放された略
立方体の箱状に形成され、平面部１１７に穿設された開
口１１７Ｌに上下に突き出された状態で固定されてい
る。この箱形の保持部１１８には画像表示装置として用
いるディスプレイ２０６がその表示画面２０６ｆを上向
きにして収容配置され、上部開放面上にディスプレイ２
０６の表示画面２０６ｆが表出されている。このディス
プレイ２０６には、所定時間後に発熱を抑える省パワー
モードを有している。すなわち、画面の焼け付きを防止
するスクリーンセーバの他に、ディスプレイ２０６にお
けるＣＲＴヒータの与熱のみを残してプレート電圧や偏
向ヨーク用電圧を低下、あるいは停止する手段が備えら
れている。なお、ディスプレイ２０６は、図８の配線系
統図に示すように、第１の筐体１１０内に配置されたパ
ソコン２０１、電源部２０５に接続されている。

【００２３】また、一対のブラケット２１１は平面部１
１７上にねじなどの固着手段を介して固定され、図５に
示すように、これらブラケット２１１間に画像表示補助
装置として用いるハーフミラー２０７が取り付けられ
て、ディスプレイ２０６の表示画面２０６ｆ上に配置さ
れている。ハーフミラー２０７の前面は表示画面２０６
ｆからの光軸方向に対して所定の傾斜角を設定されて正
面に向けられている。

【００２４】また、ステー２１２は平面部１１７上にね
じなどの固着手段を介して固定されている。図６に示す
ように、その上部先端にはアーム部材２１３が取り付け
られ、その一端側に画像入力装置として用いるビデオカ
メラ２０８がそのレンズを側方、ここでは左方向に向け
て取り付けられて、ハーフミラー２０７の後方に配置さ
れている。また、アーム部材２１３の他端側に全反射型
のミラー２１４が固定され、ビデオカメラ２０８の前方
に配置されている。ここでミラー２１４はビデオカメラ
２０８に対して所定の傾斜角を設定されて正面に向けら
れている。なお、ビデオカメラ２０８は、図８の配線系
統図に示すように、第１の筐体１１０内に配置されたパ
ソコン２０１、電源部２０５に接続されている。

【００２５】図１、図２において第２の筐体１２０は、
木製の外装カバーからなり、第１の筐体１１０上で仕切
り部材１１６上を、そこに装着されたディスプレイ２０
６、ハーフミラー２０７、ビデオカメラ２０８を含めて
包囲可能な、下面を開放した箱形の収容部を形成してい
る。その正面には、ハーフミラー２０７の対向面に窓１
２１が形成され、ガラス製またはアクリル製の透明カバ
ー１２２が装着されている。また、窓１２１の上部およ
び左右両側部に蛍光灯などの照明器具１２３が取り付け
られ、さらに、窓１２１の下部にフラット面が設けら
れ、そこに操作用のスイッチパネル１２５が設けられて
いる。スイッチパネル１２５には左右奥側にスピーカ１
２４が設けられているほか、各種操作ボタンあるいは操
作レバーまたはその両方が配設されている。なお、図８
の配線系統図に示すように、各照明器具１２３は第１の
筐体１１０内の電源部２０５に接続され、各スピーカ１
２４はパソコン２０１に接続され、スイッチパネル１２
５はパソコン２０１、電源部２０５にそれぞれ接続され
ている。

【００２６】第２の筐体１２０はこのように構成され、
第１の筐体１１０上に被せられ、第１の筐体１１０に対
してビス止めその他の固定手段により固定されている。
なお、この記録媒体発行機の使用時の態様として、さら
に第２の筐体１２０の上部に、図７に示すように、正面
側に突出するパイプ材からなるフレーム１２６が備えら
れ、そこに遮光幕１２７が取り付けられて、第２の筐体
１２０の正面に垂下される。

【００２７】さて、この実施例では、カードプリンタ２
０２に標準仕様の昇華型のプリンタが採用されている。
ここで、その基本構成について図９を用いて説明する。

【００２８】カードプリンタ２０２では、記録媒体とし
てのカード２を供給する供給ユニットＡと、カード２を
搬送するための第１、第２反転ユニットＢ、Ｃ、カード
２に磁気的にまたは電気的にデータを記録するエンコー
ドユニットＤ、カード２に画像情報を含む各種情報を記
録形成するプリントユニットＥ、記録済みのカード２を
排出する排出ユニット（以下の説明で、単に排出口とい
う場合がある。）Ｆ、画像不良やデータ不良などのエラ
ーカードを排出するリジェクトユニット（以下の説明
で、単に排出口という場合がある。）Ｇとを備える。

【００２９】供給ユニットＡは、処理前のカード２を積
層体の形で貯留する未処理カードスタッカ４と、このス
タツカ４の下部から１枚ずつカード２を送り出すピック
アップローラ５とを有する。スタッカ４は第１の筐体１
１０正面の外装カバー１１２の内側に位置している。ピ
ックアップローラ５は相対位置としてその下部に配置さ
れる。なお、ここで用いるカード２は、プラスチツク、
紙等により形成され、比較的撓み性に乏しく平面状態を
維持するものであり、また、使用するカード２がクレジ
ットカードや銀行カードの場合には、少なくともその片
面にデータ記録部を設けている。このデータ記録部は、
磁気ストライプ等の磁気記録部または、ＩＣカードの場
合には接点で構成される。

【００３０】第１反転ユニットＢは、プリントユニット
Ｅに対応する反転ユニットであり、ピックアップローラ
５から送リ出されたカード２を受け取り、１８０度回転
されて、プリントユニットＥに受け渡しするとともに、
９０度の回転により第２反転ユニットＣへの受け渡しが
可能である。第２反転ユニットＣは、エンコードユニッ
トＤまたは排出ユニットＦに対応する反転ユニットであ
り、９０度回転することにより第１反転ユニットＢとの
間でカード２を受け渡しするとともに、そこから前方ま
たは後方へ９０度回転することで、エンコードユニット
Ｄへのカード２の供給または排出ユニットＦへのカード
２の排出を可能にしている。

【００３１】第１反転ユニットＢ及び第２反転ユニット
Ｃは、共に基本構造が同じであり、回転駆動される搬送
ローラ６と、これに圧接するウェイトローラ７との間に
カード２を挟持して搬送する。また、中心部には反転軸
８が回転自在に支持されている。この反転軸８を中心と
して第１反転ユニットＢ及び第２反転ユニットＣが９０
度または１８０度回転して、カード２の反転搬送を行
う。なお、第１反転ユニットＢ及び第２反転ユニットＣ
には、カード２の位置を検出するカード検出センサ（図
示せず）が設置されている。

【００３２】したがって、第１反転ユニットＢは、供給
ユニットＡから供給されたカード２を受け、そのままプ
リントユニットＥに搬送するか、または保持した状態で
９０度回転して同様に９０度回転された第２反転ユニッ
トＣに転送するか、若しくは逆方向に９０度回転して第
２反転ユニットＣから送り出されたカード２を受け取
る。一方、第２反転ユニットＣは、９０度回転して第１
反転ユニットＢとの間でカードＣを受け渡しするととも
に、使用するカード２に応じて水平状態からエンコード
ユニットＤにカード２を搬入出したり、カード２を排出
ユニットＦに排出したりする。さらに、第１、第２反転
ユニットＢ、Ｃは、１８０度回転することでカード２の
表裏を反転させた搬送も可能である。

【００３３】第１反転ユニットＢとプリントユニットＥ
との間には搬送ローラ９が設置されている。

【００３４】プリントユニットＥは、カード２の搬送方
向にしたがって、順に第１キヤプスタンローラ１１、プ
ラテンローラ１２、第２キヤプスタンローラ１３、およ
び排出ローラ１４が配設され、これらによって搬送ユニ
ツトが構成されるとともに、プラテンローラ１２に対し
てはサーマルヘツド１５が転写フィルム１６を介して圧
接可能である。転写フィルム１６は、繰出し部１７と巻
取り部１８がサーマルヘツド１５を挟んで両側に配設さ
れ、巻取り部１８側の駆動によってフィルム送りが行わ
れる。この転写フィルム１６は、カード２に顔写真等の
カラー画像を転写印刷するとともに黒色印字が可能なよ
うに、カード２の大きさに相当する転写層が面順次に形
成されている。上記転写層は、例えば、３色の熱昇華性
インクで構成されたカラー印刷用のイエロー転写部、マ
ゼンタ転写部、シアン転写部と黒色転写部とが順次繰り
返して形成され、多値印刷が可能となっている。

【００３５】プリントユニットＥでの印刷は、まず、送
られてきたカード２に転写フィルム１６を介してサーマ
ルヘッド１５を当て、プラテンローラ１２および両キヤ
プスタンローラ１１，１３を回転させてカード２を高精
度に搬送しつつ、サーマルヘッド１５による加熱制御を
行い、カード２の往復移動と転写フィルム１６の送り
と、サーマルヘッド１５の上下動とを連係して作動制御
する。

【００３６】エンコードユニットＤは、カード２のデー
タ記録部に情報を磁気的または電気的に記録するもので
ある。対をなす３つの搬送ローラ２５を内装して図の右
から左方向に、逆に左から右方向にカード２を搬送可能
であり、この搬送経路に沿ってカード２の磁気ストライ
プに接して情報を磁気記録する磁気記録ヘツド２６と、
記録された情報を読み取る読取ヘツド（図示せず）とを
備えている。また、その制御回路には書き込んだ情報と
読み取った情報とを照合し、所定の情報が書き込まれて
いるか否かの記録状態の異常を判別する判別手段を備え
ている。なお、カード２に既に磁気記録されているもの
を用いる場合、このユニットＤは使用されない。あるい
はこのユニットＤ自体を除去してもよい。

【００３７】排出ユニットＦは、図１０（ａ）に示すよ
うに、記録媒体発行機の正面外装カバー１１２にポケッ
ト状に設けられ、リジェクトユニットＧは、同図１０
（ａ）に示すように、カードプリンタ２０２の背面に箱
形に設けられている。

【００３８】なお、カードプリンタ２０２は図４のよう
にスライドテーブルＳ上に搭載され、正面の外装カバー
１１２を開いた状態で引き出しが可能で、修正、点検作
業をし易くするとともに、リジェクトユニットＧに収容
されたエラーカードの除去ができるようになっている。

【００３９】このカードプリンタ２０２では、記録媒体
発行機においてその正面側と背面側とにそれぞれ、カー
ド２の排出口である排出ユニットＦとリジェクトユニッ
トＧとを設け、カード２への記録状況を分類し、この分
類ごとに２つの排出口を定義してカード２の排出を行う
ようにしてある。これはカードプリンタ２０２内部に装
填されているファームウェアの入れ替えにより実現され
る。図１１に示すように、このカードプリンタ２０２に
は、ＣＰＵ（中央演算処理装置）３０１と、プログラム
格納ＲＯＭ３０２と、パラメータ格納ＲＡＭ３０３とを
備え、プログラム格納ＲＯＭ３０２内のローダモジュー
ル３０２Ｌによって入れ替えられるパラメータに従っ
て、排出口を、正常に記録されたカード２を排出する正
常排出口と記録不良のカード２を排出する不良排出口に
定義変換する。なお、ローダモジュール３０２Ｌへの入
れ替えの指示は、カードプリンタ２０２に接続するコン
ピュータからインターフェース３０４を介して与えら
れ、プログラム格納ＲＯＭ３０２の中のタスクモジュー
ルがおこなう。尚、パラメータ格納ＲＡＭ３０３は、バ
ックアップ電池３０６にて保存される。また、詳細説明
は略するが、このパラメータ設定は、コントロールパネ
ル３０５にて設定された場合にも行われる。

【００４０】ここで、図９と定義のみ異なる図１２を用
いて説明する。図１２に示すように、供給ユニットＡか
ら供給されたカード２が反転ユニットＢ、反転ユニット
Ｃ、プリントユニットＥ、エンコードユニットＤを利用
して、所望の処理を行った後の正常な排出口である排出
ユニットＦが供給ユニットＡと反対側に定義され、リジ
ェクトユニットＧが供給ユニットＡ側に定義される。こ
の理由にはいくつかある。第１に、図９においてエンコ
ードユニットＤはオプションになっており、この場合プ
リントユニットＥによる印刷のみとなるから、このプリ
ントユニットＥでの印刷後、反転ユニットＢ、反転ユニ
ットＣを経て、供給ユニットＡ側の排出ユニットＦまで
搬送する時間が無駄である。したがって、図９における
リジェクトユニットＧを排出ユニットＦとして定義す
る。第２に、図９においてエンコードユニットＤを内蔵
している場合、エンコードユニットＤは書き込み後の再
読み出しによって照合チェックが行われるが、この際の
エラー発生率は、プリントユニットＥでのリボン切れや
ジャムの発生によるエラー発生率に比べて格段に高いた
め、エラー処理の時間を短くする目的でエンコードユニ
ットＤに近い排出ユニットＦをリジェクトユニットＧと
してエラー排出口に定義する。補足すると、エンコード
ユニットＤにおいては、反転ユニットＣからエンコード
ユニットＤに搬入される時に書き込みが行われ、逆走し
て反転ユニットＣの方向へ搬送される時にエラーチェッ
クが行われてエラーの有無が判明するから上記の理由が
成り立つ。なお、この磁気異常の場合のカード２は再使
用し得るから、カード２はこのリジェクトユニットＧで
一時的な保存になる。

【００４１】さて、図９と図１２とを対比し、上記の説
明から明らかなように、排出口の定義を入れ替えるのみ
のファームウェアの切り替えであれば、２つのプログラ
ムが内在され、切り替えられるだけであるが、本案には
重要なキーポイントがある。ＡからＧまでの各ユニット
単位で各処理が記述され、この処理モジュールにはヘッ
ダ部分があり、このヘッダ部分にはこの処理モジュール
に何のモジュールが隣接しているかが記録される。その
一例を図１３に示している。図１３は上記の概念を示し
たものである。全体の処理の流れを管理するタスクコン
トローラＭ1 がカード位置情報、処理モジュールからの
終了情報、あるいはホストコンピュータからの指令など
に従って、所望のユニットｉの処理モジュールＭ2 を呼
び出す。処理Ｓ0 そのものは各ユニットｉにあらかじめ
与えられたシーケンスが記述されるが、この処理Ｓ0 の
後、ヘッダチェックＦ0 機能ブロックを通過する。すな
わち、次に移動すべきユニットの判断Ｓ1 を行い、次
に、自分のユニットｉの隣接情報を見る（Ｓ2 ）。これ
らの情報に基づいて搬路を正転するか、分岐へ行くか、
反転するかなどそれらユニットｉに応じた行動をとる
（Ｓ3 、Ｓ4 ）。この結果情報をタスクコントローラＭ
1 へフィードバックすることで、次のタスクステップへ
移行する。ヘッダチェックＦ0 に用いられる情報は書き
換え可能メモリに存在していて、ローダＭ3（ロードモ
ジュール３０２Ｌ相当） がタスクコントローラＭ1
（タスクモジュール内）から指令を受けると、例えば隣
接ユニットは何かを示す隣接情報ロードＦ1 や次ユニッ
トはどこかを示す次ユニットロードＦ2が実行される。
本案のように、２つの排出口、すなわち排出ユニットＦ
とリジェクトユニットＧを対等に切り替えて扱えるよう
にするには、図示を省略するが、例えばディップスイッ
チなどの参照で隣接情報ロードＦのパラメータを切り替
えるだけで済む。

【００４２】このようにして、このカードプリンタ２０
２では２つの排出口が任意に正常排出口と不良排出口と
して割り当てできるようにプログラムされ、外部からの
設定切り替えにより、カード２の正面側取り出しと背面
側取り出しの両対応を実現している。したがって、記録
媒体発行機において正面側から供給されたカード２を正
面側または背面側で取り出しし得る。

【００４３】次に、図１４を用いて、この記録媒体発行
機各部の動作とともに記録媒体発行の処理について説明
する。図１４において、先ず、記録媒体発行機に電源が
投入されて（ＳＴ１）、始動される。この電源の投入か
ら、パソコン２０１の制御によりディスプレイ２０６の
表示画面２０６ｆ上にデモ画面が表示され、これがハー
フミラー２０７上に映し出される（ＳＴ２）。ユーザは
第２の筐体１２０正面の窓１２１を通してハーフミラー
２０７上に映し出されたデモ画面を視認する。ユーザは
第１の筐体１１０正面の料金挿入口１１４から所要の料
金を投入すると（ＳＴ３）、料金徴収装置２０４の料金
収納部に収納され、これによりパソコン２０１にインス
トールされているシステムが起動される。操作手順の説
明が音声情報としてスピーカ１２４から出力され、画面
情報としてディスプレイ２０６の表示画面２０６ｆに表
示されるとともにこれがハーフミラー２０７上に映し出
される（ＳＴ４）。

【００４４】操作手順の説明が終了すると、同様にして
スピーカ１２４から音声情報によりカードデザインの選
択が要求されるとともに、ディスプレイ２０６の表示画
面２０６ｆ上にパソコン２０１の記憶装置に格納されて
いる背景データその他のデザインデータが表示され、こ
れがハーフミラー２０７上に映し出される（ＳＴ５）。
ここでユーザはデザインの選択を行う（ＳＴ６）。続い
て、音声情報および画面情報により文字の種類、色、飾
りなどの選択と、名前、生年月日、血液型その他のユー
ザ情報の文字入力が指示案内され、ユーザは所要の入力
を行う（ＳＴ７）。ここで入力の内容を決定し、所定の
操作を行うと、次のステップに進み、決定しない場合は
再度入力を行う（ＳＴ８）。

【００４５】所定の入力が完了すると、ハーフミラー２
０７上に写し出されたレイアウト画面にビデオカメラ２
０８で撮影されているユーザの写真が入力される。必要
に応じて切り抜きなどの画像処理も可能である（ＳＴ
９）。ユーザはその構図、ポーズあるいは表情を確認す
る。ここで、ユーザの姿は全反射型のミラー２１４を介
してビデオカメラ２０８により撮影されているため、表
示画面２０６ｆ、すなわちハーフミラー２０７には鏡に
対面しているのと同じ状態で表示されている。したがっ
て、構図との関係から、ユーザが位置を変えるときに右
に移動すればハーフミラー２０７上のユーザの虚像も右
に移動し、左に移動すればハーフミラー２０７上のユー
ザの虚像も左に移動することになり、位置決めが容易で
ある。写真入力を決定する場合は、パソコン２０１によ
り画像処理され、再試行の場合は同様の再入力が行われ
る（ＳＴ１０）。その決定により、パソコン２０１から
カードプリンタ２０２へ印刷データが転送される（ＳＴ
１１）。

【００４６】パソコン２０１からの制御ルーチンによっ
て印刷要求があると、印刷が開始される（ＳＴ１２）。
すなわち、図９において、供給ユニットＡから一枚のカ
ード２がピックアップされて第１反転ユニットＢに搬送
される。第１反転ユニットＢでは、カード２を反時計回
りに９０度回転してから第２反転ユニットＣに受け渡
す。第２反転ユニットＣも同様に９０度回転しており、
時計回りに再び９０度回転させて水平状態に戻してから
カード２をエンコードユニットＤに送り込む。

【００４７】エンコードユニットＤで磁気情報の書き込
みが終わると、カード２を逆方向に搬送して第２反転ユ
ニットＣに受け渡し、再び第２反転ユニットＣ及び第１
反転ユニットＢを９０度回転させてカード２の受け渡し
を行う。第１反転ユニットＢを再び９０度回転させて水
平状態にしてから搬送ローラ９を介してプリントユニッ
トＥにカードを送り込み、カードＣの片面（上面）に画
像形成の印刷を行う。画像形成が終了したカード２は、
第１反転ユニットＢに返送され、第１反転ユニットＢか
ら第２反転ユニットＣに受け渡しされて、第２反転ユニ
ットＣから排出ユニットＦへ排出される。

【００４８】この間、入金数と発行枚数の管理上、出力
枚数がカウントされ（ＳＴ１３）、連続処理の有無が判
別される（ＳＴ１４）。

【００４９】ユーザは連続処理を要求する場合はさらに
料金を投入して操作手順の説明（ＳＴ４）から同じ処理
手順を繰り返す。連続処理が要求されない場合はパソコ
ン２０１のシステムが停止され、待機状態に戻り、ディ
スプレイ２０６のデモ画面がハーフミラー２０７上に投
影される（ＳＴ１５）。終了に際して、終了時までの入
金数と発行枚数の管理情報がジャーナルプリンタ２０３
からプリントアウトされる（ＳＴ１６）。そして電源が
オフされる（ＳＴ１７）。

【００５０】このように上記実施例において、カードプ
リンタ２０２の正面側および背面側にそれぞれカード２
の排出口を設け、カード２への記録状況を正常カードと
不良カードとに分類し、この分類毎に両排出口に正常排
出口、不良排出口を定義して割り当てしているので、そ
の分類に従ってカード２の排出を柔軟に行え、カード２
への情報記録工程において、その正常、異常に応じてそ
の処理を効率的に、かつ円滑に実行することができる。

【００５１】ここではまた、記録媒体発行機にこのカー
ドプリンタ２０２を用い、記録媒体発行機内においてカ
ードプリンタ２０２の各排出口を正面側と背面側に向け
て配置し、この配置に応じて正面側の排出口を正常排出
口に、背面側の排出口を不良排出口にそれぞれ定義し、
正面側および背面側の両方から、カード２の取り出しを
行うようにして、第１の筐体１１０の正面に正常なカー
ド２の取り出し口１１５を設け、第１の筐体１１０内の
背面側に不良なカード２の収容部を設けているので、正
常なカード２の取り出し口１１５を記録媒体発行機の操
作上、使い勝手の良い位置に設けることができるととも
に、不良カードにあっては一時的に保存して、不良管理
の用に供することができる。このように、記録媒体発行
機において、その使用態様や設置状態に応じて、カード
２の取り出し口１１５を複数箇所に任意に設定すること
ができる。

【００５２】なお、上記実施例においては、カードプリ
ンタ２０２に２箇所、カード２の排出口を設けている
が、３箇所以上に設けてもよい。この場合、例えば正常
なカード、磁気異常の発生した不良カード、画像不良の
発生した不良カードに分類し、この分類に基づいて３箇
所の排出口を定義することができる。このようにする
と、磁気異常の発生した不良カードについては再使用で
きる場合があり、保存の対象に、画像不良の発生した不
良カードについては廃棄の対象にしてグルーピングでき
るので、不良カードを再使用できるものと再使用できな
いものとに仕分けすることができ、不良カードの後処理
を効率良く行うことができる。

【００５３】また、２箇所、または３箇所以上の排出口
を全て正常なカードの排出口として定義することもでき
る。この場合、複数のユーザーの情報記録処理のとき
に、複数の排出口を各ユーザー毎のカード出力に利用す
ることができるなど、その実用的効果を拡大することが
できる。

【００５４】また、このようにしてカードプリンタ２０
２に設けられた２箇所以上の各排出口に対応して、記録
媒体発行機の外装カバー１１２や記録媒体発行機の内部
にカードの取り出し口またはカードの収容部を任意の位
置に設けることができる。したがって、記録媒体発行機
の使用態様や設置状態に応じて、カードの取り出し口や
収容部を筐体の正面、背面ばかりでなく、図１０（ｂ）
に示すように、左右両側面に、またはこれら全面に選択
的に設定することができる。

【００５５】尚補足をするが、複数の排出口を定義する
ことは、装置が備えたコントロールパネルや接続された
コンピュータから設定されると説明したように、実施例
によって示されているのは設定によって内部的に切り替
えることの様態であるが、基本概念としては複数の排出
口を定義を異ならせて用いることをすることで、ハード
ウエア資産を兼用することである。このため、プログラ
ム格納ＲＯＭ自体の入れ替えもあり得る。

【００５６】なお、上記実施例においては、テレホンカ
ードや鉄道料金その他の各種プリペイドカード、クレジ
ットカード、各種会員カードの発行に利用して、各カー
ドにユーザの写真や必要な情報をプリントすることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図ｌ】本発明の一実施例における記録媒体発行機の正
面側から見た斜視図である。

【図２】同記録媒体発行機の正面図である。

【図３】同記録媒体発行機の正面断面図である。

【図４】同記録媒体発行機の側面断面図である。

【図５】同記録媒体発行機の背面側から見た分解斜視図
である。

【図６】同記録媒体発行機の要部平面図である。

【図７】同記録媒体発行機の使用時の態様を示す背面側
斜視図である。

【図８】同記録媒体発行機に備えられた各種装置の配線
系統図である。

【図９】同記録媒体発行機に用いる昇華型のカードプリ
ンタの断面図である。

【図１０】（ａ）同記録媒体発行機に用いるカードプリ
ンタの正面および背面に備えた排出ユニットおよびリジ
ェクトユニットを示す断面図である。 （ｂ）同記録媒体発行機に変形例として用いるカードプ
リンタの左右両側面に備えた排出ユニットおよびリジェ
クトユニットを示す断面図である。

【図１１】同記録媒体発行機に用いるカードプリンタに
備えたカード排出口の定義部の構成を示すブロック図で
ある。

【図１２】図９と異なるカード排出口の定義を設定され
たカードプリンタの断面図である。

【図１３】同記録媒体発行機に用いるカードプリンタに
おいてカード排出口の定義部の処理の流れを示すフロー
チャートである。

【図１４】同記録媒体発行機の各部装置の動作に基づく
記録媒体発行処理の流れを示すフローチャートである。

【符号の説明】

１００ 筐体全体 １１０ 第１の筐体 １１１ 板金製の外装カバー １１２ 正面側の外装カバー（操作パネル） １１２Ｈ ヒンジ部材 １１３ キー方式のロック装置 １１４ 料金挿入口 １１５ カード取り出し口 １１６ 仕切り部材 １１７ 平面部 １１７Ｌ 開口 １１８ 箱形の保持部 １２０ 第２の筐体 １２１ 窓 １２２ ガラスカバー １２３ 証明器具 １２４ スピーカ １２５ スイッチパネル １２６ フレーム １２７ 遮光幕 ２０１ パソコン ２０２ カードプリンタ ２０３ ジャーナルプリンタ ２０４ 料金徴収装置 ２０５ 電源部 ２０６ ディスプレイ ２０６ｆ 表示画面 ２０７ ハーフミラー ２０８ ビデオカメラ ２１１ 一対のブラケット ２１２ ステー ２１３ アーム部材 ２１４ 全反射型のミラー ３０１ ＣＰＵ ３０２ プログラム格納ＲＯＭ ３０２Ｌ ローダモジュール部 ３０３ パラメータ格納ＲＡＭ ３０４ インターフェース ３０５ コントロールパネル ３０６ バックアップ電池 ２ カード（記録媒体） ４ スタッカ ５ ピックアップローラ ６ 搬送ローラ ７ ウェイトローラ ８ 反転軸 ９ 搬送ローラ １１ 第１キヤプスタンローラ １２ プラテンローラ １３ 第２キヤプスタンローラ １４ 搬送ローラ １５ サーマルヘッド １６ 転写フィルム １７ 繰出し部 １８ 巻き取り部 ２５ 搬送ローラ ２６ 磁気記録ヘッド Ａ 供給ユニット Ｂ 第１反転ユニット Ｃ 第２反転ユニット Ｄ エンコードユニット Ｅ プリントユニット Ｆ 排出ユニット Ｇ リジェクトユニット

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 ＦＩ Ｇ１１Ｂ 19/02 ５２１ Ｇ０７Ｆ 17/26 // Ｇ０７Ｆ 17/26 7/08 Ｍ

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 記録媒体へ情報を記録する情報記録装置
   において、この情報記録装置は前記記録媒体を処理後に
   排出する複数の排出口と、該記録媒体への記録状況に従
   った定義が変更可能であることを特徴とする情報記録装
   置。
2. 【請求項２】 前記複数の排出口は、少なくとも正常に
   記録された記録媒体を排出する正常排出口と記録不良の
   記録媒体を排出する不良排出口とであることを特徴とす
   る請求項１に記載の情報記録装置。
3. 【請求項３】 前記正常排出口と前記不良排出口との定
   義を入れ替え可能であることを特徴とする請求項２に記
   載の情報記録装置。
4. 【請求項４】 請求項１に記載の情報記録装置であっ
   て、コンピュータへ接続するインターフェースを備え、
   このインターフェースを介して概コンピュータより与え
   られる指示に従って前記定義を決定する事を特徴とする
   情報記録装置。
5. 【請求項５】 請求項１に記載の情報記録装置であっ
   て、この情報記録装置に指示を与えるコントロールパネ
   ルの指示に応じて前記定義を決定する事を特徴とする情
   報記録装置。
6. 【請求項６】 第１の画像を入力する画像入力装置と、
   第２の画像を表示する画像表示装置と、第１の画像かつ
   ／または第２の画像に基づいて記録媒体へ情報記録する
   情報記録装置とを備えた記録媒体発行機において、前記
   情報記録装置は複数の排出口を備え、正常に記録がされ
   た媒体を排出する正常排出口と、記録不良の媒体を排出
   する不良排出口とを少なくとも１つずつ備え、この正常
   は移出口と不良は移出口とが入れ替え可能に構成された
   ことを特徴とする記録媒体発行機。
7. 【請求項７】 前記排出口は前記情報記憶装置の前記記
   録媒体発行機内における配置に応じて定義されることを
   特徴とする請求項６に記載の記録媒体発行機。