JP2021026326A - 情報記録装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】種類が異なるカードがエラー判定(検知)された場合に、排出先を選択可能な構成を提供する。【解決手段】磁気記録ユニット24、接触式IC記録ユニット27、非接触式IC記録ユニット23は、ピックアップローラ19から供給されたカードに情報を記録可能である。制御CPUは、カードのエラー判定を行う。第1リジェクトスタッカ101及び第2リジェクトスタッカ102は、エラーと判定されたカードを収容可能である。回転ユニットFは、エラーと判定されたカードの搬送先を第1リジェクトスタッカ101及び第2リジェクトスタッカ102に選択的に排出可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、プラスチックカード、厚紙カードなどの記録媒体に情報を記録可能な情報記録装置、及び記録媒体に画像を形成可能な画像形成装置に関する。
一般に、記録媒体としてのカードに情報を記録する情報記録部として、磁気記録装置、IC記録装置などが知られており、このような情報記録部を備え、情報が記録されたカードに画像を形成可能なカードプリンタなどの画像形成装置も知られている。
例えば、特許文献1には、磁気記録装置やIC記録装置などの複数の情報記録部を備え、カード収容部から供給されたカードをカード回動部により回動させることで、何れかの情報記録部に選択的に搬送することが可能な構成が記載されている。また、特許文献1に記載の構成の場合、情報の記録ミスなどが生じ、カードがエラーと判定された場合に、カード回動部を回動させてこのカードを排出収容部に排出するようにしている。
特開2011−136783号公報
カードには様々な種類があり、それぞれの情報記録部に対応したカードがある。例えば、磁気記録装置に対応したカード、IC記録装置に対応したカードなど、種類の異なるカードがある。
特許文献1に記載の構成の場合、種類の異なるカードに対応しているものの、エラーと判定(検知)されたカードの排出先は、1つの排出収容部のみである。このため、異なる種類のカードが混在して排出収容部に積載される。記録ミスが生じたカードは再度、情報の入力を行うことでリユース可能である。したがって、排出収容部が1つである場合、排出収容部に混在して排出された種類の異なるカードをリユースなどするために選別する必要があるが、混在して排出されているため選別に時間を費やしてしまう。
本発明は、種類が異なる記録媒体がエラー判定(検知)された場合に、排出先を選択可能な構成を提供することを目的とする。
本発明の情報記録装置は、供給された記録媒体に情報を記録可能な情報記録部と、記録媒体の前記情報に関するエラーを検知する検知手段と、前記情報記録部で情報を記録された記録媒体を収容可能な複数の排出収容部と、前記検知手段でエラーを検知された記録媒体の搬送先を前記複数の排出収容部に選択的に排出可能な排出手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、供給された記録媒体に情報を記録可能な情報記録部と、記録媒体に画像形成可能な画像形成部と、前記画像形成部で画像が形成された記録媒体を収容可能な第1排出収容部と、記録媒体の前記情報に関するエラーを検知する検知手段と、前記情報記録部で情報を記録された記録媒体を収容可能な複数の第2排出収容部と、前記検知手段でエラーを検知された記録媒体の搬送先を前記複数の第2排出収容部に選択的に排出可能な排出手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、種類が異なる記録媒体がエラー判定(検知)された場合に、排出先を選択可能である。
第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図。 第1の実施形態に係るカードカセットの斜視図。 第1の実施形態に係るカードカセットのハウジングに対する着脱構成を示す断面図。 第1の実施形態に係る画像形成装置の各部のレイアウトを示す模式図。 第1の実施形態に係る画像形成装置の制御構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係る画像形成装置の制御の流れを示すフローチャート。 第2の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図。 第2の実施形態に係る画像形成装置の制御のうち、エラー判定以降の流れを示すフローチャート。
<第1の実施形態>
第1の実施形態について、図1乃至6を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1乃至4を用いて説明する。
[画像形成装置]
本実施形態の画像形成装置1は、プラスチックカード、厚紙カードなどの記録媒体に情報を記録可能であり、情報が記録されたカードに画像形成可能なカードプリンタである。具体的には、記録媒体としての各種証明用のIDカード、商取引用のクレジットカードなどのカードRに磁気情報、IC情報などの情報を記録し、これらのカードRに文字、写真、マークなどの画像形成(印刷)を行う。このため、画像形成装置1は、情報記録群Aと、画像形成部Bと、カード供給部Cと、第1収容部Dと、第2収容部Eと、回転ユニットFとを備えている。
[カード供給部]
また、カード供給部Cについて説明する。カード供給部Cは、複数枚のカードRを収納可能な供給収容部(第1の供給収容部)としてのカードカセット3、カードカセット3からカードRを供給する供給部としてのピックアップローラ19などを備える。ピックアップローラ19は、図1及び図3に示すように、ハウジング2に設けられ、カードカセット3からカードを1枚ずつ、後述する回転ユニットFに向けて供給する。
カードカセット3は、図2に示すように、ボックス形状のカセット筐体3aと、このカセット筐体3a内に設けられたカード収容部4で構成される。このカード収容部4は、複数のカードRを立位姿勢で整列して収納可能なカード寸法に適合する収容スペースで構成されている。このカード収容部4には、図示上方にカードRを出し入れする開口部が設けられ、この開口部を開閉する開閉カバー3bがヒンジ連結されている。なお、IDカードやクレジットカードは、情報記録前であってもセキュリティレベルが高いため、開閉カバー3bを施錠可能な構成としても良い。
カード収容部4内には、複数のカードRが、一端(図示左端)から他端(右端)に整列して配置されており、左端から右端に向けてサポート部材12により付勢されている。そして、ピックアップローラ19で最右端のカードRが1枚ずつ装置内に供給されると、サポート部材12により付勢されたカードRが右側に移動するようになっている。カード収容部4の右端部の下側には、カードRを装置内に供給可能な開口部が形成されている。
この開口部には、分離ローラ9と、分離ローラ9と対向して設けられた偏心プレート10とが設けられている。偏心プレート10は、円板状の部材で、回転中心が円板の中心からずれている。このため、偏心プレート10の固定位置を変更させることで偏心プレート10と分離ローラ9との間の距離が変化して開口部の隙間が変化する。これにより、様々な厚さのカードに対応して一枚だけ通過可能な隙間を開口部に形成できる。
このようなカードカセット3は、図3に示すように、画像形成装置1のハウジング2に対して着脱可能である。
図3は、カードカセット3をハウジング2から取り外した状態を示している。カードカセット3を不図示の取っ手で引き上げることにより上方向に着脱可能に構成されている。この着脱方向は、ピックアップローラ19により装置内にカードRを供給するカード供給方向と略平行としている。これにより、カード供給部Cでカードジャムを起こしたときに、カードカセット3をカード供給方向と略平行な方向に取り外すことで、ジャム解除が可能になる。なお、本実施形態では、カード供給方向は傾斜しているが、カードカセット3の着脱方向は斜めである必要はなく、ハウジング2に対して上方向に引き上げられる構成であれば良い。
[回転ユニット]
次に、回転ユニットFについて説明する。上述のようにカードカセット3からピックアップローラ19により送られたカードRは、クリーニングローラ22を通って回転ユニットFに送られる。クリーニングローラ22は、カードRを挟持して搬送する一対のローラにより構成され、カードRの画像が形成される面側のローラの表面を、例えば粘着性を有する構成としたものである。これにより、カードRの画像が形成される側の面に付着したゴミなどを除去可能である。
排出手段又は切換手段としての回転ユニットFは、画像形成装置1の装置フレーム(不図示)に回動可能に軸受け支持されたユニットフレーム20と、このユニットフレーム20に支持された複数のローラ対21a、21bで構成される。回転ユニットFは、後述するように、エラーと判定(検知)されたカードRの搬送先を切り換えて、後述する第1リジェクトスタッカ101と、第2リジェクトスタッカ102に選択的に排出可能である。
搬送部としての複数のローラ対21a、21bは、ユニットフレーム20に対して距離を隔てて配置されており、供給されたカードRの保持及び搬送が可能である。即ち、ローラ対21a、21bは、少なくとも一方のローラ対が駆動側のローラと従動側のローラとで構成され、駆動側のローラは回転と停止が可能である。そして、ローラ対21a、21bによりカードRを挟持した状態でローラ対21a、21bの駆動側のローラの回転を停止することによりカードRを保持し、ローラ対21a、21bの駆動側のローラを回転させることによりカードRを搬送する。駆動側のローラは、不図示のモータにより正転及び逆転が可能である。
回転部としてのユニットフレーム20は、上述のローラ対21a、21bを回転自在に支持して回転するものであり、不図示のモータ(例えば、パルスモータなど)により駆動される。そして、ローラ対21a、21bによりカードを保持した状態でユニットフレーム20を回転させ、選択された搬送先の対向領域でユニットフレーム20の回転を停止することで、カードRの搬送方向を切り換える。これにより、ローラ対21a、21bによりカードを搬送する方向(搬送先)を切り換え可能である。なお、ユニットフレーム20を駆動するモータと、ローラ対21a、21bを駆動するモータを1つのモータとし、クラッチにより駆動を切り換えるようにしても良い。
カードカセット3に収容されたカードRは、ピックアップローラ19によって繰出され、偏心プレート10と分離ローラ9によって形成された分離ギャップで1枚ずつ分離され下流側の回転ユニットFに送られる。そして、回転ユニットFは、送られたカードRをローラ対21a、21bで回転ユニットF内に搬入し、ローラ対21a、21bでニップした状態で所定の方向に姿勢偏向することで、カードRの搬送先を切り換える。
図4に示すように、回転ユニットFの周囲には、第1搬送パスP1、第2搬送パスP2、第3搬送パスP3と第4搬送パスP4が、それぞれの角度位置に配置されている。したがって、本実施形態では、回転ユニットFは、第1〜第4搬送パスP1〜P4の何れかにカードRの搬送先を切り換え可能である。
[情報記録部]
次に、情報記録群Aが備える複数の情報記録部について説明する。図1に示すように、情報記録群Aは、磁気記録ユニット24、接触式IC記録ユニット27、非接触式IC記録ユニット23を有する。それぞれの記録ユニットが情報記録部及び情報読取部に対応する。即ち、磁気記録ユニット24、接触式IC記録ユニット27、非接触式IC記録ユニット23は、それぞれカードRに情報を記録可能で、且つ、カードRに記録された情報を読み取り可能である。
具体的には、磁気記録ユニット24は、カードRとして、例えば磁気テープを有する磁気カードに対して磁気情報の記録と同時に、記録した磁気情報の読み取りが可能である。また、接触式IC記録ユニット27は、カードRとしてICチップを有するICカードに対して接触して情報を記録すると共に、記録された情報の読み取りが可能である。また、非接触式IC記録ユニット23は、ICカードに対して、非接触で情報を記録すると共に、記録された情報の読み取りが可能である。
図4に示すように、第2搬送パスP2には磁気記録ユニット24が、第3搬送パスP3には接触式IC記録ユニット27が、第4搬送パスP4には非接触式IC記録ユニット23が、それぞれ配置されている。
[第2収容部]
次に、第2収容部Eについて説明する。第2収容部Eは、複数の排出収容部(第2排出収容部)としての第1リジェクトスタッカ101と、第2リジェクトスタッカ102とを有する。第1リジェクトスタッカ101、第2リジェクトスタッカ102は、それぞれ、後述するように、制御CPU70(図5)によってエラーと判定されたカードRを収容可能である。なお、本実施形態では、リジェクトスタッカを2つ配置しているが、リジェクトスタッカは3つ以上であっても良い。
第1リジェクトスタッカ101、第2リジェクトスタッカ102は、ハウジング2とは別体のハウジング103内に収容されている。本実施形態では、画像形成装置1の装置本体1aに対して、第1リジェクトスタッカ101、第2リジェクトスタッカ102を備えた第2収容部Eを着脱可能としている。装置本体1aは、情報記録群Aと、画像形成部Bと、カード供給部Cと、回転ユニットFとを備えている。なお、第2収容部Eを装置本体1aと一体に構成しても良い。
ハウジング2、103には、それぞれ、第2収容部Eを装置本体1aに装着した状態で、ハウジング2内の回転ユニットFからハウジング103内の第1リジェクトスタッカ101、第2リジェクトスタッカ102に向けてカードRを搬送可能となるように、開口部が形成されている。そして、図4に示すように、回転ユニットFから第1リジェクトスタッカ101にカードRを搬送するための第5搬送パスP5と、回転ユニットFから第2リジェクトスタッカ102にカードRを搬送するための第6搬送パスP6とを形成している。ハウジング2、103に形成される開口部は、第5搬送パスP5と第6搬送パスP6にそれぞれ対応するように2箇所ずつ形成しても良いし、これら搬送パスが含まれるように1箇所ずつ形成しても良い。
したがって、第2収容部Eを装置本体1aに装着した状態で、回転ユニットFの周囲には、第1搬送パスP1、第2搬送パスP2、第3搬送パスP3、第4搬送パスP4に加えて、第5搬送パスP5及び第6搬送パスP6が配置される。
なお、ハウジング103には、第1リジェクトスタッカ101、第2リジェクトスタッカ102に収容されたカードを取り出すための開口部と、この開口部を開閉可能な扉を設けている。IDカードやクレジットカードは、リユースする場合があり、セキュリティレベルが高いため、この扉を施錠可能な構成としても良い。
[画像形成部]
次に、画像形成部Bについて説明する。画像形成部Bは、回転ユニットFから第1搬送パスP1に送られたカードRの表面に画像を形成する。本実施形態では、情報記録群Aの何れかの記録ユニットで情報の記録が完了したカードに画像を形成する。第1搬送パスP1には、カードRを搬送する搬送ローラ(或いは、搬送ベルト)29、30が配置され、搬送ローラ29、30は、図示しない搬送モータにより回転駆動される。搬送ローラ29、30は、正逆転切り換え可能に構成され、回転ユニットFから画像形成部Bにカードを搬送するのとは逆に画像形成部Bからカードを回転ユニットFに搬送することも可能になっている。
画像形成部Bは、カードの表面又は裏面に顔写真、文字データなどの画像を形成する。本実施形態では、昇華型インクリボンで画像形成する構成を採用しているが、インクジェット方式など他の画像形成の構成であっても良い。
画像形成部Bは、図4に示すように、画像形成エリアB1と再転写フィルム走行エリアB2とを有する。画像形成エリアB1では、インクリボン41が図4の矢印で示すリボン走行パスのように搬送され、再転写フィルム走行エリアB2では、再転写フィルム46が図4に矢印で示すフィルム走行パスのように搬送される。そして、インクリボン41を用いて再転写フィルム46上に画像を形成し、再転写フィルム46に形成された画像を転写エリアB4にてカードRに転写する。第1搬送パスP1に搬送されたカードRは、待機エリアB3にて待機し、再転写フィルム46から画像が転写されるタイミングで転写エリアB4に搬送される。以下、図1を参照して詳しく説明する。
画像形成部Bには、サーマルヘッド40とインクリボン41が配置されている。インクリボン41は、カートリッジ42に収納され、このカートリッジ42に操出ロール43と巻取ロール44が収容され、巻取ロール44にはワインドモータMr1が駆動連結されている。インクリボン41は、巻取ロール44と操出ロール43に巻回され、プラテンローラ45とサーマルヘッド40との間を移送するように巻装されている。
プラテンローラ45に対向する位置には、サーマルヘッド40が配置されている。このサーマルヘッド40には、ヘッドコントロール用IC74x(図5)が連結され、サーマルヘッド40を熱制御するようになっている。このヘッドコントロール用IC74xは、画像データに従ってサーマルヘッド40を加熱制御することによって、インクリボン41により再転写フィルム46に画像形成する。このためサーマルヘッド40の熱制御と同期して巻取ロール44が回転し、インクリボン41を所定速度で巻き取るように構成されている。サーマルヘッド40は、冷却ファン39により冷却される。
再転写フィルム46は、カートリッジ50に収納され、このカートリッジ50に操出ロール47と巻取ロール48が収容され、巻取ロール48にはワインドモータMr3が駆動連結されている。再転写フィルム46は、巻取ロール48と操出ロール47に巻回され、転写エリアB4のプラテンローラ31とヒートローラ33の間に転写画像を移送するように巻装されている。
再転写フィルム46は、移送ローラ49により移送される。移送ローラ49は、その周面にピンチローラ32a、32bが配置され、この移送ローラ49には図示しない駆動モータが駆動連結されている。そして再転写フィルム46は、インクリボン41と同一速度で図1の反時計方向に移動する。
ヒートローラ33には、第1搬送パスP1に配置されているプラテンローラ31に再転写フィルム46を介して圧接離間するように昇降機構(不図示)が設けられている。このヒートローラ33は、加熱ローラで構成され、内部に配置されている加熱手段としてのヒータで再転写フィルム46上の画像をカードの表面に転写する。
なお、位置検出センサSe10は、インクリボン41の位置を検出するセンサである。インクリボン41は、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のインクを有する部分がインクリボン41の搬送方向に複数組並んで配置されている。インクリボン41を用いて再転写フィルム46に画像を形成する場合には、インクリボン41の位置を適宜変えることで、各色の画像を重ねて再転写フィルム46に形成する。この際、位置検出センサSe10によりインクリボン41の位置を検出することで、画像形成する色に対応したインクの部分がプラテンローラ45とサーマルヘッド40との間に位置するようにしている。
有無検出センサSe11は、再転写フィルム46のフィルムエンドを検出するセンサである。有無検出センサSe11が再転写フィルム46のフィルムエンドを検出したら、例えば、装置が接続されているパソコンなどの外部端末にユーザに対して再転写フィルム46の交換を促す旨の表示をしたり、装置に設けられた表示部にフィルム交換を促す表示をしたりする。また、画像形成部Bには、装置内に発生した熱を装置外に出す為の排気ファン35が設けられている。
画像形成部Bの下流側には、後述する収容スタッカ60にカードRを移送する搬出経路P7が設けられている。搬出経路P7には、カードRを搬送する搬送ローラ(或いは、搬送ベルト)37、38が配置され、搬送ローラ37、38は、図示しない搬送モータに駆動連結されている。
搬送ローラ37と搬送ローラ38の間には、デカールユニット36が配置され、搬送ローラ37、38間に保持されたカードRの中央部を押圧することによって、カードRのカールを矯正する。このため、デカールユニット36は図示しない昇降機構で図1の上下方向に位置移動可能に構成されている。
[第1収容部]
次に、第1収容部Dについて説明する。図1に示すように、第1収容部Dは、画像形成部Bから送られたカードRを、第1排出収容部としての収容スタッカ60に収容するように構成されている。この収容スタッカ60は、昇降機構61と、図示しないレベルセンサで、収容スタッカ60上の最上カードを検出し、昇降機構61で図1の下側に下降移動するように構成されている。なお、昇降機構61を、収容スタッカ60を図1の上方に付勢するバネとして、収容スタッカ60にカードが積載されることで、収容スタッカ60がカードの重さによりバネの付勢力に抗して下方に移動するように構成しても良い。
[制御構成]
次に、図5を用いて、本実施形態の画像形成装置1の制御構成について説明する。制御部Hは、制御CPU70を有し、制御CPU70にはROM71とRAM72が備えられている。そして、制御部Hは、データ入力制御部73と、画像形成制御部74と、カード搬送制御部75とを有し、これらは、制御CPU70により駆動される。
カード搬送制御部75は、第1搬送パスP1と第2搬送パスP2に配置されているカードを搬送する搬送ローラ29、30、37、38(図1)を駆動する搬送モータのドライブ回路(搬入経路搬送モータ制御回路、搬出経路搬出モータ制御回路)にコマンド信号を送信する。このカード搬送制御部75は、回転ユニットFのモータのドライブ回路(回転ユニット旋回モータ制御回路)にもコマンド信号を送信する。また、カード搬送制御部75は、データ入力制御部73からジョブ信号を受信するように接続されている。
カード搬送制御部75には、図1に示すセンサSe1〜6、Se8〜12、Se21の状態信号を受信するようにそれぞれのセンサと電気的に接続されている。センサSe1〜Se6、Se21は、回転ユニットFの周囲に配置され、各搬送パスを搬送されるカードを検出する。センサSe8は、第1搬送パスP1に搬送されたカードの先端を検出し、再転写フィルム46の画像をカードに転写させるタイミングまでカードを待機させる。センサSe12は、カードが収容スタッカ60に排出されたことを検出する。センサSe9は、再転写フィルム46の位置を検出する。
データ入力制御部73は、装置に接続されたパソコンなどの外部端末からジョブ情報を受信する。ジョブ情報は、カードカセット3に収容されたカードの種類に関する情報や、カードに記録すべき情報(入力データ)、その他カードに関する情報を含む。したがって、データ入力制御部73は、種類取得手段及び情報取得手段に相当する。
データ入力制御部73は、磁気記録ユニット24(図1)に内蔵されている磁気情報の記録及び読み取りを行う磁気R/W制御用IC73yに入力データの送受信を制御するコマンド信号を送信する。同様に、データ入力制御部73は、接触式IC記録ユニット27、非接触式IC記録ユニット23(図1)に内蔵されている情報の記録及び読み取りを行うICR/W制御用IC73zに入力データの送受信を制御するコマンド信号を送信する。
画像形成制御部74は、画像形成部Bでカードの表裏面への画像形成を制御する。また、画像形成制御部74は、装置に接続されたパソコンなどの外部端末から画像形成に関するジョブ情報を受信する。即ち、カードRに画像形成するための画像信号を受信する。そして、画像形成制御部74は、この画像信号に基づいて、ヘッドコントロール用IC74xにコマンド信号を送信するように構成されている。
RAM72には、磁気記録ユニット24、接触式IC記録ユニット27、非接触式IC記録ユニット23でカード上にデータ入力する処理時間が、例えばデータテーブルに記憶されている。
[エラー判定]
ここで、情報記録群Aの何れかの情報記録部としての記録ユニットにおいて情報の記録ミスなどが生じた場合には、第2収容部Eの第1リジェクトスタッカ101と、第2リジェクトスタッカ102の何れかに排出するようにしている。エラー判定は、検知手段又は判定手段としての制御CPU70(図5)が行うもので、例えば、以下のような場合に、制御CPU70はエラーと判定する。
まず、制御CPU70は、情報取得手段としてのデータ入力制御部73により取得された情報及び情報読取部でもある記録ユニットで読み取った情報から、ピックアップローラ19から供給されたカードRが、記録ユニットで記録しようとする情報と対応しないカードである場合に、エラーと判定する。
例えば、ピックアップローラ19から供給されたカードR1が、接触式IC記録ユニット27に搬送されたとする。カードR1には、そのカードの識別情報が記録されており、接触式IC記録ユニット27がこの識別情報を読み取る。一方、データ入力制御部73により取得された情報は、カードR1とは別のカードR2に記録すべき情報であったとする。この場合、制御CPU70は、エラーと判定してカードR1を第2収容部Eに排出する。カードが磁気記録ユニット24、非接触式IC記録ユニット23に供給される場合も同様である。
また、制御CPU70は、情報読取部でもある磁気記録ユニット24、接触式IC記録ユニット27、非接触式IC記録ユニット23の何れかの記録ユニットで記録媒体の情報が読み取れない場合に、エラーと判定する。
例えば、ピックアップローラ19から供給されたカードRの識別情報を記録ユニットで読み取れない場合に、エラーと判定する。或いは、制御CPU70は、記録ユニットでカードに情報を記録する動作を行った後に、この記録ユニットによりこのカードの情報を読み取れない場合に、エラーと判定する。
更に、制御CPU70は、記録ユニットでカードRに情報を記録する動作を行った後にこの記録ユニットにより読み取った情報が、記録しようとした情報と異なる場合に、エラーと判定する。即ち、カードRに正しく情報が記録されなかった場合に、エラーと判定する。このように、制御CPU70は、記録媒体の情報に関するエラーを検知する。
このようにピックアップローラ19から供給されたカードRは、制御CPU70によりエラー判定されると、回転ユニットFにより搬送先を切り換えられて、第1リジェクトスタッカ101と、第2リジェクトスタッカ102の何れかに選択的に排出される。
ここで、カードカセット3に収容されたカードの種類に関する情報は、種類取得手段としてのデータ入力制御部73により取得可能である。カードの種類に関する情報は、各種証明用のIDカード、商取引用のクレジットカードなどである。制御CPU70は、データ入力制御部73により取得したカードの種類が第1の種類の場合には第1リジェクトスタッカ101に、カードの種類が第1の種類とは異なる第2の種類の場合には第2リジェクトスタッカ102に、それぞれエラー判定されたカードの排出先として選択する。回転ユニットFは、制御CPU70の指示によりエラー判定されたカードが選択された排出先に排出されるように駆動する。
即ち、回転ユニットFは、データ入力制御部73により取得した情報に基づくカードの種類によって、複数の排出収容部としての第1リジェクトスタッカ101と、第2リジェクトスタッカ102のうちからカードの搬送先を選択する。これにより、例えば、エラー判定されたカードがIDカードである場合には第1リジェクトスタッカ101に、エラー判定されたカードがクレジットカードである場合には第2リジェクトスタッカ102に排出されることになる。
[制御の流れ]
次に、本実施形態の画像形成装置1における制御の流れを、図6を用いて説明する。まず、制御の流れの概略を説明する。制御CPU70は、制御部H内に格納されている制御情報を参照して、カードが磁気カードかICカードかを判断し、その判断結果に応じて回転ユニットFを所定角度回動させて、カードをローラ対21a、21bで情報記録群Aの対応する記録ユニットに移送する。すると、記録ユニットにおいてカード上に磁気的若しくは電気的にデータ入力することが可能となる。またこれらの記録ユニットで記録ミスが生じた場合には、第1リジェクトスタッカ101、又は、第2リジェクトスタッカ102へ選択的に排出する。
次に、図1、4、5を参照しつつ図6に基づいて、情報記録フローの一例を説明する。制御CPU70は、制御部H内に格納されている制御情報(例えば、データ入力制御部73により取得した情報など)を参照して、ピックアップローラ19から供給されるカードが磁気カードであるか否かを判断する(S1)。磁気カードであると判断された場合(S1のYes)、回転ユニットFを第2搬送パスP2へ向けて回転させる(S2)。そして、ローラ対21a、21bを回転させてカードを所定量搬送し、磁気記録ユニット24へ受け渡す(S3)。制御CPU70は、磁気記録ユニット24でカードに情報記録を行い(S4)、その後、制御CPU70によりエラー判定を行う(S5)。例えば、記録した情報が正しいか否かを判別する。
エラーでないと判定された場合(例えば、記録した情報が正しい場合)は(S5のNo)、ローラ対21a、21bを回転させてカードを所定量搬送し、回転ユニットFへ受け渡す(S6)。そして、回転ユニットFを第1搬送パスP1へ向けて回転させ(S7)、再びローラ対21a、21bを回転させてカードを画像形成部Bへ搬送する(S8)。
一方、S5で、エラーであると判定された場合(例えば、記録した情報が誤りである場合)は(S5のYes)、ローラ対21a、21bを回転させてカードを所定量搬送し、回転ユニットFへ受け渡す(S9)。そして、回転ユニットFを第5搬送パスP5へ向けて回転させ(S10)、再びローラ対21a、21bを回転させてカードを第1リジェクトスタッカ101へ排出する(S11)。
制御CPU70は、S1で、磁気カードでないと判断された場合(S1のNo)、次に、接触式ICカードであるか否かを判断する(S12)。接触式ICカードと判断された場合(S12のYes)、回転ユニットFを第3搬送パスP3へ向けて回転させる(S13)。そして、ローラ対21a、21bを回転させてカードを所定量搬送し、接触式IC記録ユニット27へ受け渡す(S14)。制御CPU70は、接触式IC記録ユニット27でカードに情報記録を行い(S15)、その後、制御CPU70によりエラー判定を行う(S16)。
エラーでないと判定された場合は(S16のNo)、ローラ対21a、21bを回転させてカードを所定量搬送し、回転ユニットFへ受け渡す(S17)。そして、回転ユニットFを第1搬送パスP1へ向けて回転させ(S18)、再びローラ対21a、21bを回転させてカードを画像形成部Bへ搬送する(S19)。
一方、S16で、エラーであると判定された場合は(S16のYes)、ローラ対21a、21bを回転させてカードを所定量搬送し、回転ユニットFへ受け渡す(S20)。そして、回転ユニットFを第6搬送パスP6へ向けて回転させ(S21)、再びローラ対21a、21bを回転させてカード(例えば、クレジットカード)を第2リジェクトスタッカ102へ排出する(S22)。
制御CPU70は、S12で、接触式ICカードでないと判断された場合、即ち、非接触式ICカードであると判断された場合(S12のNo)、回転ユニットFを第4搬送パスP4へ向けて回転させる(S23)。そして、ローラ対21a、21bを回転させてカードを所定量搬送し、非接触式IC記録ユニット23へ受け渡す(S24)。制御CPU70は、非接触式IC記録ユニット23でカードに情報記録を行い(S25)、その後、制御CPU70によりエラー判定を行う(S26)。
エラーでないと判定された場合は(S26のNo)、ローラ対21a、21bを回転させてカードを所定量搬送し、回転ユニットFへ受け渡す(S27)。そして、回転ユニットFを第1搬送パスP1へ向けて回転させ(S28)、再びローラ対21a、21bを回転させてカードを画像形成部Bへ搬送する(S29)。
一方、S26で、エラーである判定された場合は(S26のYes)、ローラ対21a、21bを回転させてカードを所定量搬送し、回転ユニットFへ受け渡す(S30)。そして、回転ユニットFを第6搬送パスP6へ向けて回転させ(S31)、再びローラ対21a、21bを回転させてカードを第2リジェクトスタッカ102へ排出する(S32)。
なお、上述のフローは、本実施形態の制御の一例であるが、カードの種類を自動検出し排出先を選択する以外にも、ユーザが自由に排出先を選択できるようにしてもよい。また、磁気カードの中にも種類があり、例えばISO規格やJIS規格といった規格ごとに排出先を選択することも可能である。
このような本実施形態の場合、種類が異なるカードがエラー判定された場合に、排出先を選択可能である。即ち、エラー判定したカードを排出するリジェクトスタッカが複数あるため、種類によって排出先を変えることができる。この結果、異なる種類のカードを、別のリジェクトスタッカに収容でき、リユースなどにおけるカードの選別の手間を低減できる。
なお、上述の実施形態では、カードに情報を記録した後、このカードに画像形成部Bで画像形成を行っているが、カードに情報を記録した後、画像形成せずにカードを第1収容部Dの収容スタッカ60に排出するようにしても良い。本実施形態では、画像形成装置1のうち、画像形成部Bを除いた部分を情報記録装置200とする。
<第2の実施形態>
第2の実施形態について、図7及び図8を用いて説明する。本実施形態は、第1の実施形態の構成に対し、別のカード供給部110を設けた点が異なる。その他の構成及び作用は、第1の実施形態と同様であるため、同様の構成には同じ符号を付して説明を省略又は簡略にし、以下、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
図7に示すように、本実施形態の画像形成装置1Aは、カードを収容可能な、第1の供給収容部としてのカードカセット3とは別の供給収容部(第2の供給収容部)としてのカード収容部111を備えている。即ち、カード供給部Cとは別のカード供給部110は、複数のカードを収容可能なカード収容部111を有する。このカード収容部111は、複数の記録カードを横姿勢で整列して収納可能なカード寸法に適合する収容スペースで構成されている。
カード収容部111には、一端(図示下端)から他端(上端)にカードを整列して配置されており、カード収容部111の下端部には不図示の開口部が設けられている。そして、ピックアップローラ112で最下列のカードから装置内に供給される。
また、カード供給部110は、第2収容部Eと一体に形成され、装置本体1aに対して着脱可能としている。即ち、第1筐体部としてのハウジング2は、カード供給部C、ピックアップローラ19、情報記録群A、回転ユニットF、画像形成部Bを有する。一方、第2筐体部としてのハウジング103Aは、ハウジング2に着脱可能で、第1リジェクトスタッカ101、第2リジェクトスタッカ102、別のカード供給部110を有する。
なお、ハウジング103Aには、第1リジェクトスタッカ101、第2リジェクトスタッカ102に収容されたカードを取り出すための開口部、カード収容部111にカードを収容するための開口部、これらの開口部を開閉可能な扉をそれぞれ設けている。IDカードやクレジットカードは、セキュリティレベルが高いため、これらの扉を施錠可能な構成としても良い。なお、開口部を1つとして、扉も1つとしても良い。
本実施形態の場合、カード収容部111に収容された記録媒体としてのカードR2は、ピックアップローラ112から回転ユニットFに送られる。この際、回転ユニットFは、カード供給部110からのカードR2を受け入れ可能な角度位置に回転している。その後に、カードR2への情報記録、画像形成などの各動作は、カード供給部Cから送られたカードの場合と同じである。
但し、本実施形態では、カードカセット3に収容されたカードR1と、カード収容部111に収容されたカードR2とで、複数の排出収容部としての第1リジェクトスタッカ101、第2リジェクトスタッカ102への搬送先を異ならせている。例えば、制御CPU70(図5)は、カードカセット3に収容されたカードR1がエラー判定された場合、そのカードR1を第1リジェクトスタッカ101に、カード収容部111に収容されたカードR2がエラー判定された場合、そのカードR2を第2リジェクトスタッカ102に、それぞれ排出するようにする。勿論、カードR1を第2リジェクトスタッカ102に、カードR2を第1リジェクトスタッカ101に、それぞれ排出するようにしても良い。
[制御の流れ]
次に、本実施形態の画像形成装置1Aにおける制御の流れを、図8を用いて説明する。まず、制御の流れの概略を説明する。制御CPU70(図5)は、カードカセット3からのカードR1か、カード収容部111からのカードR2かを判断し、その判断結果に応じて回転ユニットFを所定角度回動させて、カードをローラ対21a、21bで情報記録群Aの対応する記録ユニットに移送する。すると、記録ユニットにおいてカード上に磁気的若しくは電気的にデータ入力することが可能となる。またこれらの記録ユニットで記録ミスが生じた場合には、カードの供給先に応じて第1リジェクトスタッカ101、又は、第2リジェクトスタッカ102へ選択的に排出する。
次に、図4、5、7を参照しつつ図8に基づいて、情報記録のエラー判定のフローの一例を示す。制御CPU70は、ピックアップローラ19から供給されるカードの種類(磁気カード、接触式又は非接触式ICカード)に応じて、情報記録群Aの記録ユニットのうち、カードの種類に対応した記録ユニットにカードを搬送し、このカードに情報記録を行う。この点に関しては、第1の実施形態と同様である。
そして、制御CPU70は、情報記録群Aの対応する記録ユニットで記録した後にエラー判定を行う(S101)。エラーでないと判定された場合(例えば、記録した情報が正しい場合)は(S101のNo)、ローラ対21a、21bを回転させてカードを所定量搬送し、回転ユニットFへ受け渡す(S102)。そして、回転ユニットFを第1搬送パスP1へ向けて回転させ(S103)、再びローラ対21a、21bを回転させてカードを画像形成部Bへ搬送する(S104)。
一方、S101で、エラーであると判定された場合(例えば、記録した情報が誤りである場合)は(S101のYes)、供給されたカードRの収容部がカードカセット3であるか否かを判断する(S105)。カードカセット3から供給されたカードR1であった場合は(S105のYes)、ローラ対21a、21bを回転させてカードを所定量搬送し、回転ユニットFへ受け渡す(S106)。そして、回転ユニットFを第5搬送パスP5へ向けて回転させ(S107)、再びローラ対21a、21bを回転させてカードR1を第1リジェクトスタッカ101へ排出する(S108)。
制御CPU70は、S105で、供給されたカードの収容部がカードカセット3でない場合、即ち、カード収容部111であった場合(S105のNo)、ローラ対21a、21bを回転させてカードR2を所定量搬送し、回転ユニットFへ受け渡す(S109)。そして、回転ユニットFを第6搬送パスP6へ向けて回転させ(S110)、再びローラ対21a、21bを回転させてカードR2を第2リジェクトスタッカ102へ排出する(S111)。
このような本実施形態の場合、カードカセット3に収容するカードR1と、カード収容部111に収容するカードR2とは、異なる種類のカードとすると、このようにカードが収容された収容部に応じて排出先を切り換えることで、異なる種類のカードが混在して排出されることを低減できる。また、このようにすれば、装置がカードの種類の情報を取得していなくても、カードの種類に応じた排出先の切り替えが行える。
なお、本実施形態の場合も、カードに情報を記録した後、画像形成せずにカードを第1収容部Dの収容スタッカ60に排出するようにしても良い。本実施形態では、画像形成装置1Aのうち、画像形成部Bを除いた部分を情報記録装置200Aとする。
<他の実施形態>
上述の各実施形態では、カードに情報の記録が完了した後に画像形成を行っているが、カードに画像形成した後に情報の記録を行っても良い。
また、第1の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせて実施可能である。例えば、カードカセット3に異なる種類のカードを、カード収容部111にも異なる種類のカードを収容し、カードの種類の情報と、供給されたカードの収容部の情報とで、エラー判定されたカードの排出先を変えるようにしても良い。この場合、カードの種類に対応した数のリジェクトスタッカを設けておくことが好ましい。
1、1A・・・画像形成装置/2・・・ハウジング(第1筐体部)/3・・・カードカセット(第1の供給収容部)/19・・・ピックアップローラ(供給部)/20・・・ユニットフレーム(回転部)/21a、21b・・・ローラ対(搬送部)/23・・・非接触式IC記録ユニット(情報記録部、情報読取部)/24・・・磁気記録ユニット(情報記録部、情報読取部)/27・・・接触式IC記録ユニット(情報記録部、情報読取部)/60・・・収容スタッカ(第1排出収容部)/70・・・制御CPU(検知手段)/73・・・データ入力制御部(種類取得手段、情報取得手段)/101・・・第1リジェクトスタッカ(排出収容部、第2排出収容部)/102・・・第2リジェクトスタッカ(排出収容部、第2排出収容部)/103A・・・ハウジング(第2筐体部)/111・・・カード収容部(第2の供給収容部)/200、200A・・・情報記録装置/A・・・情報記録群/B・・・画像形成部/C・・・カード供給部/D・・・第1収容部/E・・・第2収容部/F・・・回転ユニット(排出手段)

Claims (21)

  1. 供給された記録媒体に情報を記録可能な情報記録部と、
    記録媒体の前記情報に関するエラーを検知する検知手段と、
    前記情報記録部で情報を記録された記録媒体を収容可能な複数の排出収容部と、
    前記検知手段でエラーを検知された記録媒体の搬送先を前記複数の排出収容部に選択的に排出可能な排出手段と、を備えたことを特徴とする情報記録装置。
  2. 記録媒体の種類に関する情報を取得可能な種類取得手段を備え、
    前記排出手段は、前記種類取得手段により取得した情報に基づく記録媒体の種類によって、前記複数の排出収容部のうちから記録媒体の搬送先を選択することを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。
  3. 前記排出手段は、記録媒体の保持及び搬送が可能な搬送部と、前記搬送部を支持して回転する回転部と、を有し、前記搬送部により記録媒体を保持した状態で前記回転部を回転させ、選択された搬送先で前記回転部の回転を停止することで、記録媒体の搬送方向を切り換えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報記録装置。
  4. 前記排出手段は、供給された記録媒体の搬送方向を、前記情報記録部に搬送する方向と、前記複数の排出収容部のそれぞれに排出する方向に切り換え可能であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報記録装置。
  5. 記録媒体を収容可能な、第1の供給収容部及び第2の供給収容部を備え、
    前記排出手段は、前記第1の供給収容部に収容された記録媒体と、前記第2の供給収容部に収容された記録媒体とで、前記複数の排出収容部への搬送先を異ならせることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報記録装置。
  6. 前記第1の供給収容部と、前記情報記録部と、前記排出手段とを有する第1筐体部と、
    前記第1筐体部に着脱可能で、前記複数の排出収容部と、前記第2の供給収容部とを有する第2筐体部と、を備えたことを特徴とする請求項5に記載の情報記録装置。
  7. 前記記録媒体に記録された情報を読み取り可能な情報読取部を備えたことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報記録装置。
  8. 記録媒体に関する情報を取得可能な情報取得手段を備え、
    前記検知手段は、前記情報取得手段により取得された情報及び前記情報読取部で読み取った情報から、供給された記録媒体が、前記情報記録部で記録しようとする情報と対応しない記録媒体である場合に、エラーを検知することを特徴とする請求項7に記載の情報記録装置。
  9. 前記検知手段は、前記情報読取部で記録媒体の情報が読み取れない場合に、エラーを検知することを特徴とする請求項7又は8に記載の情報記録装置。
  10. 前記検知手段は、前記情報記録部で記録媒体に情報を記録する動作を行った後に前記情報読取部により読み取った情報が、記録しようとした情報と異なる場合に、エラーを検知することを特徴とする請求項7乃至9の何れか1項に記載の情報記録装置。
  11. 供給された記録媒体に情報を記録可能な情報記録部と、
    記録媒体に画像形成可能な画像形成部と、
    前記画像形成部で画像が形成された記録媒体を収容可能な第1排出収容部と、
    記録媒体の前記情報に関するエラーを検知する検知手段と、
    前記情報記録部で情報を記録された記録媒体を収容可能な複数の第2排出収容部と、
    前記検知手段でエラーを検知された記録媒体の搬送先を前記複数の第2排出収容部に選択的に排出可能な排出手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  12. 記録媒体の種類に関する情報を取得可能な種類取得手段を備え、
    前記排出手段は、前記種類取得手段により取得した情報に基づく記録媒体の種類によって、前記複数の第2排出収容部のうちから記録媒体の搬送先を選択することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記排出手段は、記録媒体の保持及び搬送が可能な搬送部と、前記搬送部を支持して回転する回転部と、を有し、記録媒体を保持した状態の前記搬送部を前記回転部により回転させ、選択された搬送先で回転を停止することで、記録媒体の搬送方向を切り換えることを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記排出手段は、供給された記録媒体の搬送方向を、前記情報記録部に搬送する方向と、前記画像形成部に向かう方向と、前記複数の第2排出収容部のそれぞれに排出する方向に切り換え可能であることを特徴とする請求項11乃至13の何れか1項に記載の画像形成装置。
  15. 記録媒体を収容可能な、第1の供給収容部及び第2の供給収容部を備え、
    前記排出手段は、前記第1の供給収容部に収容された記録媒体と、前記第2の供給収容部に収容された記録媒体とで、前記複数の第2排出収容部への搬送先を異ならせることを特徴とする請求項11乃至14の何れか1項に記載の画像形成装置。
  16. 前記第1の供給収容部と、前記情報記録部と、前記画像形成部と、前記排出手段とを有する第1筐体部と、
    前記第1筐体部に着脱可能で、前記複数の第2排出収容部と、前記第2の供給収容部とを有する第2筐体部と、を備えたことを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 前記記録媒体に記録された情報を読み取り可能な情報読取部を備えたことを特徴とする請求項11乃至16の何れか1項に記載の画像形成装置。
  18. 記録媒体に関する情報を取得可能な情報取得手段を備え、
    前記検知手段は、前記情報取得手段により取得された情報及び前記情報読取部で読み取った情報から、供給された記録媒体が、前記情報記録部で記録しようとする情報と対応しない記録媒体である場合に、エラーを検知することを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 前記検知手段は、前記情報読取部で記録媒体の情報が読み取れない場合に、エラーを検知することを特徴とする請求項17又は18に記載の画像形成装置。
  20. 前記検知手段は、前記情報記録部で記録媒体に情報を記録する動作を行った後に前記情報読取部により読み取った情報が、記録しようとした情報と異なる場合に、エラーを検知することを特徴とする請求項17乃至19の何れか1項に記載の画像形成装置。
  21. 前記画像形成部は、前記情報記録部による情報の記録が完了した記録媒体に画像を形成することを特徴とする請求項11乃至20の何れか1項に記載の画像形成装置。
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