JP2020164326A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】カードの両面に画像を形成する際の生産性を向上する。【解決手段】画像形成装置1は、回転ユニットFと、当接部材110と、制御部と、を備える。回転ユニットFは、転写部B1に対し第2搬送パスP2を介してカードの搬送方向Yとは反対方向に配置され、保持したカードKの表裏を反転する。当接部材110は、回転ユニットFの周囲に配置され、回転ユニットFによって一部が保持されたカードKのうち、回転ユニットFから突出した部分に当接可能である。制御部は、転写部B1によってカードKの両面に画像を形成する際に、回転ユニットFによりカードKの1面目に画像形成した後、転写部B1から搬送装置200により第2搬送パスP2を反対方向に搬送し、搬送されたカードの一部を回転ユニットFに保持させ、保持されたカードの回転ユニットFから突出した部分を当接部材110に当接させた状態で回転ユニットFを回動させる湾曲モードを実行する。【選択図】図3
Description
本発明は、プラスチックカードや厚紙カードなどのカードに画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、カードの両面に画像を形成する印刷装置が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の印刷装置は、カードの両面に画像を形成する場合、まず印刷部に搬送されたカードの1面目に画像を形成し、その後デカール機構でカードの反りを矯正し、印刷部を経由して搬送されたカードの表裏を回動ユニットで反転する。その後、再び印刷部に搬送されたカードの2面目に画像を形成し、再びデカール機構で反りを矯正してカードを排出するように構成されている。
しかしながら、特許文献1に記載の印刷装置は、カードの両面に画像を形成する場合、カードの1面目に画像形成し、印刷部の下流側に配置されるデカール機構でカードの反りを矯正してから、カードを印刷部の上流側に配置される回動ユニットに搬送してカードを反転させるため、カードの搬送距離がデカール機構までの搬送分長くなり、生産性が低かった。
本発明は、カードの両面に画像を形成する際の生産性を向上することができる画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、カードの搬送路を有する装置本体と、前記搬送路に沿ってカードを搬送方向及び前記搬送方向とは反対の反対方向に搬送可能な搬送手段と、前記搬送手段によって搬送されたカードに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段に対し前記搬送路を介して前記反対方向に配置され、カードを保持した状態で前記搬送方向と交差する幅方向に延びる軸を中心に回動して、保持したカードの表裏を反転する反転手段と、前記反転手段の周囲に配置され、前記反転手段によって一部が保持されたカードのうち、前記反転手段から突出した部分に当接可能な当接手段と、前記画像形成手段によってカードの両面に画像を形成する際に、前記画像形成手段によりカードの1面目に画像形成した後、前記画像形成手段から前記搬送手段により前記搬送路を前記反対方向に搬送し、搬送されたカードの一部を前記反転手段に保持させ、保持されたカードの前記突出した部分を前記当接手段に当接させた状態で前記反転手段を回動させるモードを実行可能な実行手段と、を備えた、ことを特徴とする。
本発明によれば、カードの両面に画像を形成する際の生産性を向上することができる。
<第1の実施形態>
第1の実施形態について、図1乃至図4を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1を用いて説明する。
第1の実施形態について、図1乃至図4を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1を用いて説明する。
[画像形成装置]
本実施形態の画像形成装置1は、プラスチックカード、厚紙カードなどの記録媒体に情報を記録可能であり、情報が記録されたカードに画像形成可能なカードプリンタである。具体的には、記録媒体としての各種証明用のIDカード、商取引用のクレジットカードなどのカードKに磁気情報、IC情報などの情報を記録し、これらのカードKに文字、写真、マークなどの画像形成(印刷)を行う。このため、画像形成装置1は、情報記録群Aと、画像形成部Bと、カード供給部Cと、第1収容部Dと、第2収容部Eと、回転ユニットFとを備えている。
本実施形態の画像形成装置1は、プラスチックカード、厚紙カードなどの記録媒体に情報を記録可能であり、情報が記録されたカードに画像形成可能なカードプリンタである。具体的には、記録媒体としての各種証明用のIDカード、商取引用のクレジットカードなどのカードKに磁気情報、IC情報などの情報を記録し、これらのカードKに文字、写真、マークなどの画像形成(印刷)を行う。このため、画像形成装置1は、情報記録群Aと、画像形成部Bと、カード供給部Cと、第1収容部Dと、第2収容部Eと、回転ユニットFとを備えている。
[カード供給部]
まず、カード供給部Cについて説明する。カード供給部Cは、複数枚のカードKを収納可能なカードカセット3a、カードカセット3aからカードKを供給する供給部としてのピックアップローラ19などを備える。ピックアップローラ19は、図1に示すように、後述する複数の搬送パスを有する装置本体としての本体ハウジング1aに設けられ、カードカセット3aからカードを1枚ずつ、後述する回転ユニットFに向けて第1の方向(供給方向)Zに供給する。
まず、カード供給部Cについて説明する。カード供給部Cは、複数枚のカードKを収納可能なカードカセット3a、カードカセット3aからカードKを供給する供給部としてのピックアップローラ19などを備える。ピックアップローラ19は、図1に示すように、後述する複数の搬送パスを有する装置本体としての本体ハウジング1aに設けられ、カードカセット3aからカードを1枚ずつ、後述する回転ユニットFに向けて第1の方向(供給方向)Zに供給する。
カードカセット3aは、複数のカードKを立位姿勢で整列して収納可能なカード寸法に適合する収容スペースを有する。即ち、複数のカードKは、この収容スペース内に、水平方向に交差する方向である第1の方向Zと略平行(立位姿勢)に配置されており、第1の方向Zと交差する第2の方向(略水平方向)に重ねて収容されている。また、収容スペースの図示上方には、カードKを出し入れする開口部が設けられ、この開口部を開閉する不図示の開閉カバーがヒンジ連結されている。なお、IDカードやクレジットカードは、情報記録前であってもセキュリティレベルが高いため、開閉カバーを施錠可能な構成としても良い。
また、カードカセット3aの収容スペース内には、複数のカードKが、第2方向の一端(図示左端)から他端(右端)に整列して配置されており、左端から右端に向けてサポート部材12により付勢されている。そして、ピックアップローラ19で最右端(最前列)のカードKが1枚ずつ装置内に供給されると、サポート部材12によりカードKが右側に移動するようになっている。収容スペースの右端部の下側には、カードKを装置内に供給可能な分離開口部7が形成されている。
分離開口部7には、分離ローラ9と、分離ローラ9と対向して設けられた偏心カム10とが設けられている。偏心カム10は、円板状の部材で、回転中心が円板の中心からずれている。このため、偏心カム10を回転させることで偏心カム10と分離ローラ9との間の距離が変化する。これにより、様々な厚さのカードに対応した隙間を分離開口部7に形成できる。
このようなカードカセット3aは、画像形成装置1の本体ハウジング1aに対して着脱可能である。本実施形態では、カードカセット3aは、図の上方向に着脱可能に構成されている。この着脱方向は、ピックアップローラ19により装置内にカードKを供給するカードの供給方向と略平行としている。これにより、カード供給部Cでカードジャムを起こしたときに、カードカセット3aをカード供給方向と略平行な方向に取り外すことで、ジャム解除が可能になる。なお、本実施形態では、カード供給方向は傾斜しているが、カードカセット3aの着脱方向は斜めである必要はなく、本体ハウジング1aに対して上方向に引き上げられる構成であれば良い。また、カードを収容するカセットは、本体ハウジング1a内にホッパ状に設けても良い。
[回転ユニット]
次に、回転ユニットFについて説明する。上述のようにカードカセット3aからピックアップローラ19により送られたカードKは、クリーニングローラ22を通って回転ユニットFに第1の方向Zに送られる。クリーニングローラ22は、カードKを挟持して搬送する一対のローラにより構成され、カードKの表面を、例えば粘着性を有する構成としたものである。これにより、カードKの表面に付着したゴミなどを除去可能である。
次に、回転ユニットFについて説明する。上述のようにカードカセット3aからピックアップローラ19により送られたカードKは、クリーニングローラ22を通って回転ユニットFに第1の方向Zに送られる。クリーニングローラ22は、カードKを挟持して搬送する一対のローラにより構成され、カードKの表面を、例えば粘着性を有する構成としたものである。これにより、カードKの表面に付着したゴミなどを除去可能である。
反転手段としての回転ユニットFは、画像形成装置1の装置フレーム(不図示)に第1の方向Z及び第2の方向と交差するカードKの幅方向(図示奥行方向)に延びる軸17を中心として回動可能に軸受け支持されたユニットフレーム20と、このユニットフレーム20に支持されて、それぞれカードを挟持可能な第1切替ローラ対21a、第2切替ローラ対21b及び第3切替ローラ対21cと、を有している。回転ユニットFは、供給されたカードの搬送先を切り換え可能である。
第1回転体対としての第1切替ローラ対21a及び第2回転体対としての第2切替ローラ対21bは、ユニットフレーム20に対して互いに離間して配置されている。第3回転体対としての第3切替ローラ対21cは、第1切替ローラ対21aと第2切替ローラ対21bとの間に配置されており、第1切替ローラ対21a、第2切替ローラ対21b及び第3切替ローラ対21cが、略直線状に配置されている。
第1切替ローラ対21a及び第2切替ローラ対21bのうち、少なくとも第1切替ローラ対21aは、不図示の切替搬送モータによって駆動する駆動側のローラと従動側のローラとで構成され、駆動側のローラは回転と停止が可能である。なお、第2切替ローラ対21bが駆動する駆動側のローラを有する場合、第1切替ローラ対21aが第2回転体対、第2切替ローラ対21bが第1回転体対であってもよい。第3切替ローラ対21cは、第1切替ローラ対21a及び第3切替ローラ対21cのそれぞれでカードを挟持(保持)した状態で第1切替ローラ対21aの駆動側のローラが回転することにより、カードとの摩擦力によって従動回転する。
回転ユニットFは、第1切替ローラ対21a、第2切替ローラ対21b及び第3切替ローラ対21cのそれぞれによりカードを挟持(保持)した状態で第1切替ローラ対21a及び第2切替ローラ対21bの駆動側のローラの回転を停止することによりカードを保持可能に構成されている。また、回転ユニットFは、第1切替ローラ対21a及び第2切替ローラ対21bの駆動側のローラを回転させることによりカードを搬送可能に構成されている。駆動側のローラは、切替搬送モータによる駆動力が伝達され、正転、逆転及び停止を切り換え可能である。
回動部としてのユニットフレーム20は、第1切替ローラ対21a、第2切替ローラ対21b及び第3切替ローラ対21cを支持して回動するものであり、不図示の旋回モータ(例えば、パルスモータなど)により駆動される。そして、第1切替ローラ対21a、第2切替ローラ対21b及び第3切替ローラ対21cによりカードを保持した状態でユニットフレーム20を回動させ、選択された搬送先でユニットフレーム20の回動を停止することで、カードを搬送する方向を切り換える。これにより、第1切替ローラ対21a、第2切替ローラ対21b及び第3切替ローラ対21cによりカードを搬送する方向(搬送先)の切り換えや、カードの表裏の反転が可能である。なお、ユニットフレーム20を駆動するモータと、第1切替ローラ対21a及び第2切替ローラ対21bを駆動するモータを1つのモータとし、クラッチにより駆動を切り換えるようにしても良い。
カードカセット3aに収容されたカードKは、ピックアップローラ19によって繰出され、偏心カム10と分離ローラ9とによって形成された分離ギャップで1枚ずつ分離され下流側の回転ユニットFに送られる。そして、回転ユニットFは、送られたカードKを第1切替ローラ対21a及び第2切替ローラ対21bによって回転ユニットF内に搬入し、第1切替ローラ対21a、第2切替ローラ対21b及び第3切替ローラ対21cで挟持(ニップ)した状態で所定の方向に姿勢変更することで、カードKの搬送先を切り換える。回転ユニットFの周囲には、複数の搬送パスが軸17を中心としてそれぞれの角度位置に放射状に延びるように配置されている。
複数の搬送パスには、ピックアップローラ19から供給される第1の方向Zに沿う第1搬送パスP1、回転ユニットFから画像形成部Bに向かう搬送路としての第2搬送パスP2、情報記録搬送路としての第3搬送パスP3、情報記録搬送路としての第4搬送パスP4、情報記録搬送路としての第5搬送パスP5、及び第6搬送パスP6が含まれる。回転ユニットFの角度位置を所望の角度位置とすることで、カードKの搬送先を切り換え可能である。
なお、本体ハウジング1aには、後述する、接触式IC記録ユニット28及び第6搬送パスP6を介して搬送されるリジェクトスタッカ25を収納するハウジング1bが着脱可能に取付けられている。本体ハウジング1a及びハウジング1bには、第4搬送パスP4及び第6搬送パスP6を確保すべく、カードが通過可能な開口がそれぞれに形成されている。
[情報記録部]
次に、情報記録群Aが備える、複数の情報記録部について説明する。図1に示すように、情報記録群Aは、磁気記録ユニット24、接触式IC記録ユニット28、非接触式IC記録ユニット23を有する。それぞれの記録ユニットが情報記録部及び情報読取部に対応する。即ち、磁気記録ユニット24、接触式IC記録ユニット28、非接触式IC記録ユニット23は、それぞれ異なる種別のカードKに情報を記録可能で、かつ、カードKに記録された情報を読み取り可能である。
次に、情報記録群Aが備える、複数の情報記録部について説明する。図1に示すように、情報記録群Aは、磁気記録ユニット24、接触式IC記録ユニット28、非接触式IC記録ユニット23を有する。それぞれの記録ユニットが情報記録部及び情報読取部に対応する。即ち、磁気記録ユニット24、接触式IC記録ユニット28、非接触式IC記録ユニット23は、それぞれ異なる種別のカードKに情報を記録可能で、かつ、カードKに記録された情報を読み取り可能である。
具体的には、磁気記録ユニット24は、カードKとして、例えば磁気テープを有する磁気カードに対して磁気情報の記録と同時に、記録した磁気情報の読み取りが可能である。また、接触式IC記録ユニット28は、カードKとしてICチップを有するICカードに対して接触して情報を記録すると共に、記録された情報の読み取りが可能である。また、非接触式IC記録ユニット23は、ICカードに対して、非接触で情報を記録すると共に、記録された情報の読み取りが可能である。
それぞれの記録ユニットは、回転ユニットFの周囲に配置されており、第3搬送パスP3には磁気記録ユニット24が、第4搬送パスP4には接触式IC記録ユニット28が、第5搬送パスP5には非接触式IC記録ユニット23が、それぞれ配置されている。回転ユニットFは、カードを保持した状態で回動することにより、保持したカードの搬送先をこれらの記録ユニットの何れかに切り換え可能となっている。また、第3搬送パスP3には、回転ユニットFと磁気記録ユニット24との間に配置され、幅方向に延びる軸を中心として回転可能に本体ハウジング1aに軸支されている第3ローラ対100が設けられている。第4搬送パスP4には、回転ユニットFと接触式IC記録ユニット28との間に配置され、幅方向に延びる軸を中心として回転可能に本体ハウジング1aに軸支されている第4ローラ対101が設けられている。
第3ローラ対100及び第4ローラ対101は、それぞれ軸17を中心とする回転ユニットFの回転軌跡よりも外方となるように配置されている。第3ローラ対100及び第4ローラ対101は、不図示の記録搬送モータによって駆動し、第1切替ローラ対21a、第2切替ローラ対21b及び第3切替ローラ対21cと協働して、第3搬送パスP3及び第4搬送パスP4に沿ってカードKを搬送する。
[第2収容部]
次に、第2収容部Eについて説明する。第2収容部Eは、第6搬送パスP6に配置された排出収容部としてのリジェクトスタッカ25を有する。リジェクトスタッカ25は、後述する制御CPU70(図2)によってエラーと判定されたカードKを収容可能である。
次に、第2収容部Eについて説明する。第2収容部Eは、第6搬送パスP6に配置された排出収容部としてのリジェクトスタッカ25を有する。リジェクトスタッカ25は、後述する制御CPU70(図2)によってエラーと判定されたカードKを収容可能である。
なお、上述したように、接触式IC記録ユニット28及びリジェクトスタッカ25は、本体ハウジング1aに対して着脱可能なハウジング1b内に収容されている。画像形成装置1は、接触式IC記録ユニット28やリジェクトスタッカ25のように、オプションとして本体ハウジング1aに対してこれらの装置を外付け可能な構成となっている。
[画像形成部]
次に、画像形成部Bについて説明する。画像形成部Bは、回転ユニットFから搬送路としての第2搬送パスP2に沿って送られたカードKの表面に画像を形成する。本実施形態では、情報記録群Aの何れかの記録ユニットで情報の記録が完了したカードに画像を形成する。第2搬送パスP2には、カードKを挟持搬送可能な複数のローラ対を有する搬送装置200が設けられている。具体的には、搬送装置200は、軸17を中心とする回転ユニットFの回転軌跡よりも外方に配置されてカードKを搬送する回転体対としての斜行補正ローラ対(或いは、搬送ベルト)29、第1搬送ローラ対30及び第2搬送ローラ対37を有している。
次に、画像形成部Bについて説明する。画像形成部Bは、回転ユニットFから搬送路としての第2搬送パスP2に沿って送られたカードKの表面に画像を形成する。本実施形態では、情報記録群Aの何れかの記録ユニットで情報の記録が完了したカードに画像を形成する。第2搬送パスP2には、カードKを挟持搬送可能な複数のローラ対を有する搬送装置200が設けられている。具体的には、搬送装置200は、軸17を中心とする回転ユニットFの回転軌跡よりも外方に配置されてカードKを搬送する回転体対としての斜行補正ローラ対(或いは、搬送ベルト)29、第1搬送ローラ対30及び第2搬送ローラ対37を有している。
斜行補正ローラ対29は、回転ユニットFに対し、回転ユニットFから画像形成部Bに向かう第2搬送パスP2に沿った搬送方向Yにおける下流側、即ち搬送方向Yの反対方向における上流側に配置されている。第1搬送ローラ対30は、斜行補正ローラ対29の搬送方向Yにおける下流側に配置され、第2搬送ローラ対37は、第1搬送ローラ対30の搬送方向Yにおける下流側に配置されている。なお、搬送方向Yは、幅方向と交差する方向である。斜行補正ローラ対29、第1搬送ローラ対30及び第2搬送ローラ対37は、幅方向に延びる軸を中心として回転可能に本体ハウジング1aに軸支されており、不図示の搬送モータによって回転駆動される。
搬送装置200は、正逆転切り換え可能な、斜行補正ローラ対29、第1搬送ローラ対30及び第2搬送ローラ対37によって、搬送方向Yと、画像形成部Bから回転ユニットFに向かう搬送方向Yとは反対の反対方向と、に搬送可能に構成されている。また、斜行補正ローラ対29では、カードの斜行補正を行う。例えば、第1搬送ローラ対30を停止した状態で斜行補正ローラ対29によりカードを搬送して、カードの先端を第1搬送ローラ対30に突き当てることでカードの斜行補正を行う。
画像形成部Bは、カードの表面又は裏面に顔写真、文字データ、2次元コードなどの画像を形成する。本実施形態では、昇華型インクリボンで画像形成する構成を採用しているが、インクジェット方式など他の構成であってもよい。
画像形成部Bには、サーマルヘッド40とインクリボン41とが配置されている。インクリボン41は、カートリッジ42に収納され、このカートリッジ42に操出ロール43と巻取ロール44とが収容され、巻取ロール44にはワインドモータMr1が駆動連結されている。インクリボン41は、巻取ロール44と操出ロール43に巻回され、プラテンローラ45とサーマルヘッド40との間を移送されるように巻装されている。
プラテンローラ45に対向する位置には、複数の加熱素子が配設されたサーマルヘッド40が配置されている。このサーマルヘッド40には、ヘッドコントロール用IC74x(図2)が連結されて、サーマルヘッド40を熱制御するようになっている。このヘッドコントロール用IC74xは、画像データに従ってサーマルヘッド40を加熱制御することによって、インクリボン41及びサーマルヘッド40により媒体としての転写フィルム46に画像を形成する。このためサーマルヘッド40の熱制御と同期して巻取ロール44が回転し、インクリボン41を所定速度で巻き取るように構成されている。サーマルヘッド40は、冷却ファンf1により冷却される。
転写フィルム46は、カートリッジ50に収納され、このカートリッジ50に操出ロール48と巻取ロール47が収容され、巻取ロール47にはワインドモータMr2が駆動連結されている。転写フィルム46は、巻取ロール47と操出ロール48とに巻回され、画像形成手段としての転写部B1に転写画像を移送するように巻装されている。
転写フィルム46は、移送ローラ49により移送される。移送ローラ49は、その周面にピンチローラ32a、32bが配置され、この移送ローラ49には不図示の駆動モータが駆動連結されている。そして転写フィルム46は、インクリボン41と同一速度で図1反時計方向に移動する。
転写部B1は、第1搬送ローラ対30と第2搬送ローラ対37との間に配置されている。即ち、転写部B1は、回転ユニットFに対し第2搬送パスP2を介して搬送方向Yに配置されている。転写部B1は、ガイドコロ34a、剥離コロ34b、支持ピン51、ヒートローラ33及びプラテンローラ31を有し、搬送装置200によって搬送されたカードに画像を形成する。ガイドコロ34aは、プラテンローラ31に転写フィルム46を案内する。剥離コロ(剥離部材)34bは、プラテンローラ31をカードから剥離する。このガイドコロ34aと剥離コロ34bは、プラテンローラ31を挟んでガイドコロ34aが上流側に、剥離コロ34bが下流側に、それぞれカートリッジ50に取り付けられている。そして、転写処理時のカードの搬送方向Yに対して剥離コロの下流側直後にはカードの転写面、即ち下面を支持する支持ピン51が設けられている。この支持ピン51は剥離コロ34bを支持するブラケット(不図示)に設けられており、剥離コロ34bと支持ピン51とは一定の位置関係を保持している。また、ガイドコロ34aと剥離コロ34bとの間隔L1はカードKの画像形成方向(搬送方向Y)の長さLcより短く(L1<Lc)設定されている。
圧接手段としてのヒートローラ33には、第2搬送パスP2の上方に配置されているプラテンローラ31に転写フィルム46を介して圧接離間するように昇降機構(不図示)が設けられている。このヒートローラ33は、加熱手段としてのヒータ35により加熱される加熱ローラで構成され、カードと転写フィルム46とを圧接させることにより、内部に配置されているヒータ35で転写フィルム46上に形成された画像をカードの下面に熱転写する。
また、画像形成部Bは、インクリボン41の位置を検出する位置検出センサSe1を有している。インクリボン41は、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のインクを有する部分がインクリボン41の搬送方向に複数組並んで配置されている。インクリボン41を用いて転写フィルム46に画像を形成する場合には、インクリボン41の位置を適宜変えることで、各色の画像を重ねて転写フィルム46に形成する。この際、位置検出センサSe1によりインクリボン41の位置を検出することで、画像形成する色に対応したインクの部分がプラテンローラ45とサーマルヘッド40との間に位置するようにしている。また、画像形成部Bには、装置内に発生した熱を外に出す為の排気ファンf2が設けられている。
第2搬送ローラ対37の搬送方向Yにおける下流側には、後述する収容スタッカ60にカードを移送する搬出経路P7が設けられている。搬出経路P7には、画像形成部Bによって画像が形成されたカードを搬出経路P7から排出する排出手段としての排出ローラ対38が配置されている。第2搬送ローラ対37及び排出ローラ対38は、幅方向に延びる軸を中心として回転可能に本体ハウジング1aに軸支され、不図示の搬出モータに駆動連結されている。
転写部B1において、ヒートローラ33によって転写フィルム46と圧接される際、カードKは、ヒートローラ33によって押圧され、搬送方向Yにおける中央部が上方に湾曲するように、反りが発生する。このため、転写部B1の搬送方向Yにおける下流側で、かつ第2搬送ローラ対37と排出ローラ対38との間には、転写部B1によって画像が形成されたカードKの反りを矯正する矯正手段としての矯正部(デカール機構)36が設けられている。矯正部36は、搬出経路P7よりも下方に配置されて搬出経路P7に対向すると共に下方に湾曲する凹面を有する凹面部材36aと、凹面部材36aよりも上方に配置されて凹面部材36aの凹面に対向する凸面を有する凸面部材36bと、凸面部材36bの凸面とは反対側の面に当接するカム面を有するデカールカム36cと、を有する。
凸面部材36bは、凸面と凹面部材36aの凹面とが近接する作動位置と、凸面と凹面とが離間して、凸面が搬出経路P7よりも上方に位置する離間位置と、の間で、上下に移動可能に支持されており、作動位置から離間位置に向けて図示しない付勢部材によって上方へ付勢されている。デカールカム36cは、不図示のモータによって回動し、凸面部材36bを作動位置と離間位置との間で、上下に移動させる。矯正部36は、第2搬送ローラ対37及び排出ローラ対38間に保持されたカードKの中央部を、凹面部材36aと作動位置に位置している凸面部材36bとの間で押圧して、カードKの搬送方向Yにおける中央部を下方に湾曲させることによって、カードKの反りを矯正する。
[第1収容部]
次に、第1収容部Dについて説明する。図1に示すように、第1収容部Dは、画像形成部Bから送られたカードKを、排出収容部としての収容スタッカ60に収容するように構成されている。この収容スタッカ60は、昇降機構61と、図示しないレベルセンサで、最上カードを検出し、昇降機構61で図1下方に下降移動するように構成されている。なお、昇降機構61を、収容スタッカ60を図1の上方に付勢するバネとして、収容スタッカ60にカードが積載されることで、収容スタッカ60がカードの重さによりバネの付勢力に抗して下方に移動するように構成してもよい。
次に、第1収容部Dについて説明する。図1に示すように、第1収容部Dは、画像形成部Bから送られたカードKを、排出収容部としての収容スタッカ60に収容するように構成されている。この収容スタッカ60は、昇降機構61と、図示しないレベルセンサで、最上カードを検出し、昇降機構61で図1下方に下降移動するように構成されている。なお、昇降機構61を、収容スタッカ60を図1の上方に付勢するバネとして、収容スタッカ60にカードが積載されることで、収容スタッカ60がカードの重さによりバネの付勢力に抗して下方に移動するように構成してもよい。
[制御構成]
次に、図2を用いて、本実施形態の画像形成装置1の制御構成について説明する。制御部Hは、制御CPU70を有し、制御CPU70にはROM71とRAM72とが備えられている。そして、制御部Hは、データ入力制御部73と、画像形成制御部74と、カード搬送制御部75と、を有し、これらは、制御CPU70により駆動される。
次に、図2を用いて、本実施形態の画像形成装置1の制御構成について説明する。制御部Hは、制御CPU70を有し、制御CPU70にはROM71とRAM72とが備えられている。そして、制御部Hは、データ入力制御部73と、画像形成制御部74と、カード搬送制御部75と、を有し、これらは、制御CPU70により駆動される。
カード搬送制御部75は、カード供給部Cや各搬送パスに配置されているカードを搬送する記録搬送モータ、搬送モータ及び搬出モータのドライブ回路(記録ユニット搬送ローラ回転制御回路、搬入経路搬送モータ制御回路、搬出経路搬出モータ制御回路)にコマンド信号を送信する。このカード搬送制御部75は、回転ユニットFの旋回モータや切替搬送モータのドライブ回路(回転ユニット旋回モータ制御回路、反転ローラ回転制御回路)にもコマンド信号を送信する。なお、これら各ローラや回転ユニットFを駆動するモータは、1つでも複数でもよい。モータが1つの場合、何れかのローラ等とモータとの間にクラッチを設けるなどしてもよい。
制御CPU70は、図1に示すセンサSe1、Se2、図2に示す、装置内温度検出センサSe203などの各種センサと電気的に接続されており、センサからの信号を受信する。また、図2に示すように、制御CPU70は、カード種別取得部201、印字率取得部202から情報を取得可能である。カード種別取得手段としてのカード種別取得部201は、例えば、パソコンなどの外部端末から入力されたカードの種別の情報を取得する。カード種別取得部201が取得するカードの種別は、各種証明用のIDカード、商取引用のクレジットカードなど、更には、磁気記録装置に対応したカード、接触式又は非接触式のIC記録装置に対応したカードなどが挙げられる。
制御CPU70は、カード種別取得部201により取得したカードの情報から、例えば、予めRAM71に記憶されたカードの種別に対応したカードの厚さ、材質などの情報を取得する。本実施形態では、カードの厚さを取得するようにしている。なお、カード種別取得部201が取得する情報は、カードの厚さ、カードの材質などであっても良い。
印字率取得手段としての印字率取得部202は、例えば、外部端末から入力された画像情報に基づいて、カードに形成する画像の印字率(画像比率)を取得する。制御CPU70は、印字率取得部202によって、例えば、片面像形成時には片面の印字率を、両面画像形成時にも、片面ずつの印字率をそれぞれ取得する。
温度取得手段としての装置内温度検出センサSe203は、本体ハウジング1a内に配置され、本体ハウジング1a内の温度を検出可能である。制御CPU70は、装置内温度検出センサSe203からの信号に基づいて、本体ハウジング1a内の温度を取得する。装置内温度検出センサSe203が設置される場所は、転写部B1近傍であっても良いし、転写部B1から離れた場所であっても良い。また、装置内温度検出センサSe203は、装置内のカードと接触可能な特定の部品、例えばプラテンローラ31や第1搬送ローラ対30等の温度を検出してもよいし、装置内のカードと接触しない特定の部品や、装置内の特定位置の気温を検出してもよい。
データ入力制御部73は、装置に接続されたパソコンなどの外部端末からジョブ信号を受信する。ジョブ信号は、カードカセット3に収容されたカードの種別に関する情報や、カードに記録すべき情報(入力データ)、カードに形成する画像データ、その他のカードに関する情報を含む。情報記録部でカードに情報を記録する際、制御部Hは、ジョブ信号に基づいてカードの種別を判定し、カードの種別に応じて回転ユニットFの回動量を変化させ、カードの搬送先を第2搬送パスP2及び複数の情報記録搬送路の間で切り換え可能に構成されている。
データ入力制御部73は、磁気記録ユニット24(図1)に内蔵されている磁気情報の記録及び読み取りを行う磁気記録ユニット制御用IC73yに入力データの送受信を制御するコマンド信号を送信する。同様に、データ入力制御部73は、接触式IC記録ユニット28、非接触式IC記録ユニット23(図1)に内蔵されている情報の記録及び読み取りを行うIC記録ユニット制御用IC73zに入力データの送受信を制御するコマンド信号を送信する。
画像形成制御部74は、画像形成部Bによるカードの表裏への画像形成を制御する。また、画像形成制御部74は、装置に接続されたパソコンなどの外部端末から画像形成に関するジョブ情報を、データ入力制御部73及び制御CPU70を介して受信する。即ち、カードKに画像形成するための画像信号を受信する。そして、画像形成制御部74は、この画像信号に基づいて、ヘッドコントロール用IC74xにコマンド信号を送信するように構成されている。また、画像形成制御部74は、ワインドモータMr1及びワインドモータMr2を駆動させる。
RAM72には、磁気記録ユニット24、接触式IC記録ユニット28、非接触式IC記録ユニット23でカード上にデータ入力する処理時間が、例えばデータテーブルに記憶されている。
次に、回転ユニットFでカードの反りを矯正する湾曲モード(湾曲処理)について、図3を参照して説明する。カードの両面に画像を形成する場合、カードKは、一方の面(1面目)に転写部B1で画像が形成された後、回転ユニットFで表裏が反転されて、他方の面(2面目)に再び転写部B1で画像が形成される。この場合、他方の面への画像の形成不良を抑制するため、カードKは、一方の面に画像が形成された際に発生した反りが、他方の面に画像が形成される前に矯正されていることが望ましい。
しかしながら、矯正部36は、転写部B1に対して回転ユニットFとは搬送方向Yにおける反対側に配置されているため、一方の面に画像が形成された後に矯正部36でカードKの矯正を行う場合、転写部B1で画像を転写したカードKを、まず、矯正部36に搬送する。そして、他方の面に画像形成をすべく、カードKを転写部B1及び第2搬送パスP2を介して回転ユニットFに送ることになる。このため、カードKの一方の面に画像を形成した後に、転写部B1と矯正部36との間を往復する分、カードKの搬送距離が長くなってしまう。
そこで、本実施形態における画像形成装置1は、制御部H(図2参照)が、回転ユニットFでカードの反りを矯正するモードとしての湾曲モードを実行可能に構成されている。湾曲モードは、カードの両面に画像を形成する際に、画像形成部B(転写部B1)によりカードの1面目に画像形成した後からカードに湾曲モードを施すまでの動作である。即ち、湾曲モードでは、1面目に画像形成したカードを、画像形成部Bから第2搬送パスP2を搬送し、搬送されたカードの一部を回転ユニットFに保持させる。そして、保持されたカードのうち、回転ユニットFから突出した部分を当接部材110に当接させた状態で、回転ユニットFを回動させる湾曲モードを実行する。
図3(a)に示すように、軸17を中心とする回転ユニットFの回転軌跡よりも外方でかつ回転ユニットFの回動方向に関して第2搬送パスP2から外れた位置には、当接手段としての当接部材110が設けられている。本実施形態では、当接部材110は、回転ユニットFの回動方向に関して、第2搬送パスP2と磁気記録ユニット24との間に配置されている。即ち、回転ユニットFの回動方向に関して第2搬送パスP2に隣接する記録ユニットと、第2搬送パスP2との間に、当接部材110を配置している。
この当接部材110の位置は、転写部B1で生じるカードの反りの方向と回転ユニットFの回動方向との関係で定める。図示の例では、転写部B1においてカードが上に凸なる方向に湾曲するため、回転ユニットFでこのカードを下に凸になる方向に湾曲させるべく、回転ユニットFを図の反時計方向に回動させ、この回動方向に関して第2搬送パスP2の下流側に配置された当接部材110にカードの突出部分を当接させるようにしている。即ち、転写部B1においてカードKを加熱するヒートローラ33側(カードKの画像が転写される側)の面が、プラテンローラ31側に突出するようにカードKが湾曲する。したがって、このように湾曲したカードKの湾曲を矯正すべく、回転ユニットFによってカードの一方の面を逆方向に湾曲させる方向に回動させる。
当接部材110は、第1切替ローラ対21aと第3切替ローラ対21cとにより軸17寄りの一部が保持されたカードのうち、回転ユニットFから外方に向けて突出した部分に当接可能な当接面110aを有している。このため、本実施形態では、回転ユニットFを反時計方向に回動させ、当接部材110にカードの突出した部分を当接させるようにしている。なお、図1の状態で、カードを第2切替ローラ対21bと第3切替ローラ対21cとにより保持し、第1切替ローラ対21aと反対側に突出させた場合、当接部材110は、回転ユニットFの時計方向に関して、第4搬送パスP4(図1参照)の下流側に配置し、カードの反りを矯正すべく、回転ユニットFを時計方向に回動させる。
制御部Hは、第1切替ローラ対21aと第3切替ローラ対21cとによってカードKの軸17寄りの一部を保持させ、保持されたカードの回転ユニットFから外方に向けて突出した部分を当接部材110の当接面110aに当接させた状態、即ち図3(a)に示す状態で、回転ユニットFを図3(b)の反時計回り方向、即ち方向Raに回動させる湾曲モードを実行可能に構成されている。制御部Hは、湾曲モードを実行することによって、図3(b)に示すようにカードKを湾曲させて、カードKの反りを矯正する。カードの両面に画像を形成する場合において搬送距離を短縮する作用についての詳細は、後述する。
次に、画像形成装置1がカードに画像を形成する画像形成ジョブにおいて、実行手段としての制御部Hが実行する処理について、図1及び図4を用いて説明する。なお、カードに情報を記録する工程については、説明を省略する。まず、カードの一方の面にのみ画像を形成する場合について説明する。
データ入力制御部73が画像形成ジョブに応じたジョブ信号を受信すると、制御部Hは、画像形成ジョブを開始する。制御部Hは、画像形成ジョブを開始すると、ピックアップローラ19及びクリーニングローラ22の駆動を開始し、カードカセット3aに収納されたカードKを回転ユニットFに向けて供給するカード供給動作を開始する(ステップS1)。回転ユニットFに向けてカードKが供給されると、制御部Hは、第1切替ローラ対21a及び第2切替ローラ対21bを駆動させてカードKを回転ユニットFに搬入し、第1切替ローラ対21a及び第2切替ローラ対21bによってカードKが保持された状態で、軸17を中心として回転ユニットFを回動させ、搬送先を切り換える。
回転ユニットFがカードKの搬送先を第2搬送パスP2に切り換えると、制御部Hは、斜行補正ローラ対29によりカードKの斜行補正動作を実行する(ステップS2)。ステップS2の処理を実行すると、制御部Hは、第1切替ローラ対21a、第2切替ローラ対21b、斜行補正ローラ対29及び第1搬送ローラ対30を駆動させ、カードKを第2搬送パスP2に沿って転写部B1に向けて搬送方向Yに搬送する。
カードKが転写部B1まで搬送されると、制御部Hは、カードKが第1搬送ローラ対30及び第2搬送ローラ対37によって保持された状態で、カードKの一方の面、即ち第2搬送パスP2におけるカードKの下面に、転写フィルム46の画像を熱転写して画像を形成する(ステップS3)。カードKの一方の面に画像を形成すると、制御部Hは、データ入力制御部73が受信したジョブ信号が、カードKの両面に画像を形成するジョブのジョブ信号であるか否かを判定する(ステップS4)。
ステップS4の処理において、カードKの一方の面にのみ画像を形成するジョブのジョブ信号である場合(ステップS4のNO)、制御部Hは、第1搬送ローラ対30及び第2搬送ローラ対37を駆動させ、カードKを第2搬送パスP2に沿って矯正部36に向けて搬送方向Yに搬送する(ステップS5)。カードKが矯正部36まで搬送されると、制御部Hは、カードKが第2搬送ローラ対37及び排出ローラ対38に保持された状態でデカールカム36cを回転させ、カードKの反りを矯正する矯正処理を実行する(ステップS6)。ステップS6において矯正処理を実行すると、制御部Hは、矯正部36によって反りが矯正されたカードKを排出ローラ対38によって第2搬送パスP2から第1収容部Dに排出し(ステップS7)、画像形成ジョブを終了する。
次に、カードの両面に画像を形成する場合について説明する。カードの両面に画像を形成する場合、カードの一方の面に画像が形成されるまでの処理(ステップS1〜ステップS3)は、カードの一方の面にのみ画像を形成する場合と同じであるため、説明を省略する。
ステップS4の処理において、カードの両面に画像を形成するジョブのジョブ信号である場合(ステップS4のYES)、制御部Hは、一方の面(1面目)に画像が形成されたカードKを、第2搬送ローラ対37、第1搬送ローラ対30及び斜行補正ローラ対29を駆動させて、第2搬送パスP2に沿って反対方向に回転ユニットFに向けて搬送する(ステップS8)。回転ユニットFは、第2搬送パスP2からカードKを受け取り、一旦、カードKを第1、第2切替ローラ対21a、21bにより挟持することで保持する。回転ユニットF内にカードが搬送されると、回転ユニットFは、当接部材110の角度位置まで回動し、回動しながら第1切替ローラ対21aによりカードKを当接部材110に向けて一定量送り出し、図3(a)の状態で停止する。
このとき、制御部Hは、印字率取得部202によって既に画像が形成されたカードKの一方の面の印字率を取得し(ステップS9)、カード種別取得部201によって取得したカードKの種別からカードKの厚さを取得し(ステップS10)、更に、装置内温度検出センサSe203によって装置内の温度を取得する(ステップS11)。
制御部Hは、ステップS9〜ステップS11の処理を実行すると、カードKの印字率、カードの厚さ及び装置内の温度に基づいて、湾曲モードにおける回転ユニットFの回動量(デカール量)を決定する(ステップS12)。湾曲モードにおける回転ユニットFの回動量とは、後述するように、回転ユニットFで保持したカードの突出した部分を当接部材110に当接させた状態での回転ユニットFの回動量である。本実施形態では、カードKの印字率、厚さ、装置内の温度のうち、少なくとも1つの情報に応じて、湾曲モードにおける回転ユニットFの回動量を変化させるようにしている。
具体的には、ステップS12の処理において、制御部Hは、カードの印字率が第1の印字率である場合よりも、第1の印字率よりも印字率が高い第2の印字率である場合の方が、湾曲モードにおける回転ユニットFの回動量を大きくする。これは、印字率が高い方がカードの反り量が大きくなり易いためである。
また、ステップS12の処理において、制御部Hは、カードの厚さが第1の厚さである場合よりも、第1の厚さよりも厚さが薄い第2の厚さである場合の方が、湾曲モードにおける回転ユニットFの回動量を大きくする。これは、厚さが薄い方がカードの反り量が大きくなり易いためである。
また、ステップS12の処理において、制御部Hは、装置内の温度が第1の温度である場合よりも、第1の温度よりも温度が高い第2の温度である場合の方が、湾曲モードにおける回転ユニットFの回動量を大きくする。これは、温度が高い方がカードの反り量が大きくなり易いためである。なお、S9〜S11の処理を省略し、湾曲モードにおける回転ユニットFの回動量を一定としても良い。即ち、カードの印字率などの情報に拘らず、湾曲モードにおける回転ユニットFの回動量を一定に設定しても良い。
また、回動量の決定に使用する情報は、カードの印字率、厚さ、温度の何れか1つ又は2つであっても良い。複数の情報を使用して回動量を決定する場合には、複数の情報に対応する回動量を予め求めたテーブルをRAMなどの記憶部に記憶させておき、このテーブルに基づいて決定しても良いし、それぞれの情報に対応する回動量をテーブル又は計算式により求め、各情報に基づく複数の回動量のうち、最も大きい回動量を使用するようにしても良い。
ステップS12の処理において湾曲モードにおける回動量を決定すると、制御部Hは、回転ユニットFを反時計方向に回転させつつ、第1、第2切替ローラ対21a、21bによりカードKを当接部材110に向けて突出させる。そして、カードKの一部を第1切替ローラ対21aと第3切替ローラ対21cとにより挟持することで回転ユニットFに保持させ、保持させたカードの回転ユニットFから突出した部分を当接部材110に当接させる。この状態で、S12で決定した回動量に基づいて回転ユニットFを回動させる湾曲モードを実行する(ステップS13)。
ステップS13において湾曲モードの実行後、制御部Hは、回転ユニットFを湾曲モード時とは逆方向(時計方向)に回動させる。即ち、回転ユニットFをカードKが湾曲していない湾曲モード前の位置(図3(a)の位置)に戻す。そして、カードKの突出した部分を引き込んでカードKを回転ユニットFに保持させる。即ち、制御部Hは、第1切替ローラ対21aを駆動させてカードKが第1、第2切替ローラ対21a、21bに挟持されるように回転ユニットF内に引き込む。カードKが回転ユニットFに引き込まれると、制御部Hは、第1切替ローラ対21a及び第2切替ローラ対21bによってカードKが保持された状態で、回転ユニットFを反時計方向に回動させて、カードKの表裏を反転させる。そして、カードKを第2搬送パスP2に沿って搬送方向Yに回転ユニットFから転写部B1に向けて搬送する(ステップS14)。
カードKが再び転写部B1まで搬送されると、ステップS3と同様の工程でカードKの他方の面(2面目)に、転写フィルム46の画像を熱転写して画像を形成する(ステップS15)。ステップS3及びステップS15の処理によって両面に画像が形成されたカードKは、一方の面にのみ画像を形成する場合と同様、ステップS5〜ステップS7の処理を経て第1収容部Dに排出される。カードKがステップS7の処理において第1収容部Dに排出されると、制御部Hは、画像形成ジョブを終了する。
このような本実施形態の場合、画像形成装置1は、カードKの両面に画像を形成する際に上述した経路でカードKを搬送することによって、例えばカードKの一方の面と他方の面とに画像を形成する毎に矯正部36を経由する場合と比較して、転写部B1と矯正部36との間を往復する経路を省くことが可能となる。このように、本実施形態における画像形成装置1は、カードの両面に画像を形成する際にカードの表裏を反転する回転ユニットFで反りの矯正を行うので、カードの搬送経路における無駄を省き、カードKの両面に画像を形成する際の生産性を向上することが可能となる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1は、カードの印字率、カードの種別及び装置内の温度に応じて湾曲モードにおける回転ユニットFの回動量を変化させ、カードKの反り量に応じた適切な回動量でカードKを湾曲させることができ、カードKの反りを高い精度で矯正することが可能となる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態について、図5を用いて説明する。本実施形態は、第1の実施形態の構成に対し、当接部材110及び第3切替ローラ対21cを備えておらず、回転ユニットFの周囲に配置されているローラ対を用いて湾曲モードを行っている点が異なる。その他の構成及び作用は、第1の実施形態と同様であるため、同様の構成には同じ符号を付して説明を省略又は簡略にし、以下、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
第2の実施形態について、図5を用いて説明する。本実施形態は、第1の実施形態の構成に対し、当接部材110及び第3切替ローラ対21cを備えておらず、回転ユニットFの周囲に配置されているローラ対を用いて湾曲モードを行っている点が異なる。その他の構成及び作用は、第1の実施形態と同様であるため、同様の構成には同じ符号を付して説明を省略又は簡略にし、以下、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
図5(a)に示すように、当接手段及び回転体対としての斜行補正ローラ対29は、第1切替ローラ対21aのみによって軸17寄りの一部を保持されたカードKの、回転ユニットFから突出した部分に当接可能で、また、回転ユニットFから突出した部分を挟持して保持可能となっている。
制御部H2(図2参照)は、第1の実施形態と同様に、一方の面(1面目)に画像が形成されたカードKを、第2搬送ローラ対37、第1搬送ローラ対30及び斜行補正ローラ対29を駆動させて、第2搬送パスP2に沿って反対方向に回転ユニットFに向けて搬送する。この際、カードKが斜行補正ローラ対29と第1切替ローラ対21aにより挟持された状態で、カードKの搬送を停止する。これにより、カードKが、第1切替ローラ対21aのみによってカードKの軸17寄りの一端側が保持され、保持されたカードKの回転ユニットFから突出した部分を斜行補正ローラ対29に挟持された状態、即ち図5(a)に示す状態となる。次いで、この状態から、回転ユニットFを図5(b)の反時計方向、即ち、矢印方向Rbに回動させる。この時の回動量は、第1の実施形態と同様である。これによって、図5(b)に示すようにカードKを湾曲させて、カードKの反りを矯正する湾曲モードを実行する。
湾曲モードの実行後、制御部Hは、回転ユニットFを湾曲モード時とは逆方向(時計方向)に回動させる。即ち、回転ユニットFを第2搬送パスP2からのカード受け入れ時の位置に戻す。そして、第1の実施形態と同様に、カードKの突出した部分を引き込んでカードKを回転ユニットFに保持させる。即ち、制御部Hは、斜行補正ローラ対29及び第1切替ローラ対21aを駆動させて、カードKが第1、第2切替ローラ対21a、21bに挟持されるように回転ユニットF内に引き込む。カードKが回転ユニットFに引き込まれると、制御部Hは、第1切替ローラ対21a及び第2切替ローラ対21bによってカードKを保持した状態で、回転ユニットFを反時計方向に回動させて、カードKの表裏を反転させる。そして、カードKを第2搬送パスP2に沿って搬送方向Yに回転ユニットFから転写部B1に向けて搬送し、第1の実施形態と同様に、カードKの他方の面への画像形成及び矯正処理を行ってから、カードKを排出する。
このような本実施形態の場合、第1の実施形態の当接部材110のように、カードの回転ユニットFから突出した部分に当接するために用いられる部材を回転ユニットFの回動方向に関して第2搬送パスP2から外れた位置に設ける必要がない。このため、コストアップの抑制や、回転ユニットFの周囲のスペースを別の用途に活用し易い。例えば、回転ユニットFの周囲に第1の実施形態の当接部材110がなければ、このスペースに別の記録ユニットを配置したり、当接部材110がない分、装置の小型化を図ったりすることができる。
<他の実施形態>
なお、上述の実施形態では、カードの両面に画像を形成する際、カードの一方の面に画像形成を行った後、カードの表裏を反転する前に湾曲モードを行っているが、カードの表裏を反転した後、カードの他方の面に画像形成を行う前に湾曲モードを行ってもよい。
なお、上述の実施形態では、カードの両面に画像を形成する際、カードの一方の面に画像形成を行った後、カードの表裏を反転する前に湾曲モードを行っているが、カードの表裏を反転した後、カードの他方の面に画像形成を行う前に湾曲モードを行ってもよい。
また、上述の実施形態では、制御部Hが、カードの一部を回転ユニットFに保持させ、保持されたカードの回転ユニットFから突出した部分を当接部材110や斜行補正ローラ対29に当接させた状態で湾曲モードを実行するように構成されているが、これに限定されない。画像形成装置は、カードの一部を回転ユニットFに保持させ、保持されたカードの回転ユニットFから突出した部分に当接可能であれば、例えば、当接手段としての第3ローラ対100や第4ローラ対101に挟持させた状態で湾曲モードを実行するように構成されていてもよい。
また、上述の実施形態では、湾曲モードにおける回転ユニットFの回動量を、カードの厚さなどにより変化させたが、他の情報に基づいて変化させても良い。例えば、制御部Hは、カードの材質、カードの色、いずれの情報記録部によって情報の読み書きが行われるか等、他の要素によって分類されるカードの種別に応じて湾曲モードにおける回転ユニットFの回動量を決定してもよいし、これらの要素を複合的に判断して回動量を決定してもよい。
1・・・画像形成装置/1a・・・本体ハウジング(装置本体)/17・・・軸/21a・・・第1切替ローラ対(第1回転体対)/21b・・・第2切替ローラ対(第2回転体対)/23・・・非接触式IC記録ユニット(情報記録部)/24・・・磁気記録ユニット(情報記録部)/28・・・接触式IC記録ユニット(情報記録部)/29・・・斜行補正ローラ対(当接手段)/33・・・ヒートローラ(圧接手段)/35・・・ヒータ(加熱手段)/36・・・矯正部(矯正手段)/38・・・排出ローラ対(排出手段)/40・・・サーマルヘッド/46・・・転写フィルム(媒体)/73・・・データ入力制御部(カード種別取得手段、印字率取得手段)/110・・・当接部材(当接手段)/200・・・搬送装置(搬送手段)/201・・・カード種別取得部(カード種別取得手段)/202・・・印字率取得部(印字率取得手段)/B1・・・転写部(画像形成手段)/F・・・回転ユニット(反転手段)/H・・・制御部(実行手段)/K・・・カード/P2・・・第2搬送パス(搬送路)/Se203・・・装置内温度検出センサ(温度取得手段)/Y・・・搬送方向
Claims (11)
- カードの搬送路を有する装置本体と、
前記搬送路に沿ってカードを搬送方向及び前記搬送方向とは反対の反対方向に搬送可能な搬送手段と、
前記搬送手段によって搬送されたカードに画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段に対し前記搬送路を介して前記反対方向に配置され、カードを保持した状態で前記搬送方向と交差する幅方向に延びる軸を中心に回動して、保持したカードの表裏を反転する反転手段と、
前記反転手段の周囲に配置され、前記反転手段によって一部が保持されたカードのうち、前記反転手段から突出した部分に当接可能な当接手段と、
前記画像形成手段によってカードの両面に画像を形成する際に、前記画像形成手段によりカードの1面目に画像形成した後、前記画像形成手段から前記搬送手段により前記搬送路を前記反対方向に搬送し、搬送されたカードの一部を前記反転手段に保持させ、保持されたカードの前記突出した部分を前記当接手段に当接させた状態で前記反転手段を回動させるモードを実行可能な実行手段と、を備えた、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記実行手段は、前記モードの実行後、前記反転手段によりカードの表裏を反転させ、反転させたカードを前記搬送手段により前記搬送路を前記搬送方向に搬送して、前記画像形成手段によりカードの2面目に画像形成させる、
ことを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成手段の前記搬送方向下流側に配置され、前記画像形成手段によって画像が形成されたカードを湾曲させることによって、該カードの反りを矯正する矯正手段と、
前記矯正手段によって反りが矯正されたカードを排出する排出手段と、を備え、
前記実行手段は、前記画像形成手段によってカードの2面目に画像を形成した後、前記矯正手段によってカードの反りを矯正して、該カードを前記排出手段によって排出する、
ことを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記反転手段は、互いに離間して配置され、それぞれカードを挟持可能な第1回転体対、第2回転体対及び第3回転体対を有し、
前記第3回転体対は、前記第1回転体対と前記第2回転体対との間に配置され、
前記実行手段は、前記モードの実行時に、カードの一部を前記第1回転体対と及び前記第3回転体対とにより保持した状態で、前記反転手段を回動させる、
ことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記当接手段は、前記反転手段の回動方向に関して前記搬送路から外れた位置に配置され、前記反転手段に一部が保持されたカードの前記突出した部分に当接可能な当接面を有する、
ことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記搬送手段は、前記反転手段に対し前記反対方向上流側にカードを挟持搬送可能な回転体対を有し、
前記当接手段は、前記回転体対であり、前記反転手段に一部が保持されたカードのうち、前記突出した部分を挟持可能である、
ことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成手段により画像が形成されるカードの種別を取得するカード種別取得手段を備え、
前記カード種別取得手段によって取得されたカードの種別に応じて、前記モードの実行時において、保持したカードの前記突出した部分を前記当接手段に当接させた状態での前記反転手段の回動量を変化させる、
ことを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成手段によってカードに形成される画像の印字率を取得する印字率取得手段を備え、
前記印字率取得手段によって取得された印字率に応じて、前記モードの実行時において、保持したカードの前記突出した部分を前記当接手段に当接させた状態での前記反転手段の回動量を変化させる、
ことを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記装置本体の内部の温度を取得する温度取得手段を備え、
前記温度取得手段によって取得された温度に応じて、前記モードの実行時において、保持したカードの前記突出した部分を前記当接手段に当接させた状態での前記反転手段の回動量を変化させる、
ことを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 複数の加熱素子が配設されたサーマルヘッドを備え、
前記画像形成手段は、前記サーマルヘッドによって画像が形成された媒体と前記搬送手段によって搬送されたカードとを圧接させる圧接手段と、前記圧接手段を加熱する加熱手段と、を有し、前記搬送手段によって搬送されたカードに前記媒体に形成された画像を熱転写する、
ことを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記反転手段の周囲に配置され、カードに情報を記録可能な複数の情報記録部を備え、
前記反転手段は、カードを保持した状態で回動することにより、保持したカードの搬送先を前記複数の情報記録部の何れかに切り換え可能である、
ことを特徴とする、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019069335A JP2020164326A (ja) | 2019-03-29 | 2019-03-29 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019069335A JP2020164326A (ja) | 2019-03-29 | 2019-03-29 | 画像形成装置 |
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JP2020164326A true JP2020164326A (ja) | 2020-10-08 |
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2019
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