JP2018043807A - カード反転装置及びカードプリンタ - Google Patents

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JP2018043807A
JP2018043807A JP2016177486A JP2016177486A JP2018043807A JP 2018043807 A JP2018043807 A JP 2018043807A JP 2016177486 A JP2016177486 A JP 2016177486A JP 2016177486 A JP2016177486 A JP 2016177486A JP 2018043807 A JP2018043807 A JP 2018043807A
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慶二 井原
Keiji Ihara
慶二 井原
敏 米光
Satoshi Yonemitsu
敏 米光
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Abstract

【課題】カードに対して両面印刷を可能とし、小型化が可能なカード反転装置を提供する。【解決手段】第1の回転軸線(CL4)上に回動可能に対向配置された第1のベース部(4a)及び第2のベース部(4b)と、第1のベース部(4a)と第2のベース部(4b)との間に第1の回転軸線(CL4)を挟んで径方向に離隔配置され、第1の回転軸線(CL4)と交わる方向に所定サイズのカード(C)を挟持搬送する一対のローラ組である第1のローラ組(4c)と第2のローラ組(4d)と、第1のベース部(4a)に設けられ第2のローラ組(4d)が挟持搬送するカード(C)に当接して位置及び角度を矯正するカード基準ガイド(4f)と、を備える。第2のローラ組(4d)は、第1の回転軸線(CL4)に対し、第2のベース部(4b)側が第1のベース部(4a)側より近くなるように傾斜延在している。【選択図】図2

Description

本発明は、カード反転装置及びカードプリンタに係る。
両面印刷可能なカードプリンタにおけるカード反転装置の例が、特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載されたカード反転機構は、反転軸を支軸としてモータ駆動により回転する反転フレームと、反転フレームに設けられカードを挟持かつ搬送可能な一対の挟持ローラと、を有する。
カード反転機構は、印刷部に隣接配置され、印刷部から一面側に印刷された状態で反転フレームに対し搬出されたカードを、一対の挟持ローラで挟持して180°反転し、再び印刷部に搬入する。
印刷部は、反転されたカードの他面側に印刷を施し、ストッカーへ搬出する。
これにより、カードに両面印刷が施される。
特開平10−194532号公報
従来の、カード反転機構を備えたカードプリンタは、印刷部における、カードの幅方向(搬送直交方向)の印刷位置の位置出しを、カード反転機構と印刷部との間に配置した押し付け機構によって行っていた。
押し付け機構は、幅方向の基準位置とする基準壁を有し、カードの幅方向の一方側の辺を、基準壁に押し付ける機能を有する。
これにより、カード反転機構から送出されたカードは、押し付け機構によって幅方向に位置出しされながら印刷部に供給される。従って、印刷部におけるカードへの印刷で、幅方向の印刷位置が精度よく決められる。
しかしながら、この構造では、押し付け機構の分だけ搬送経路が長くなるため、カードプリンタが大型化するという問題がある。
また、押し付け機構を搬送させる時間分だけ印刷時間が長くなり、印刷効率が低下する、という問題がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、カードに対して両面印刷を可能とし、小型化が可能なカード反転装置及びカードプリンタを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は次の構成を有する。
1) 第1の回転軸線上に回動可能に対向配置された第1のベース部及び第2のベース部と、
前記第1のベース部と前記第2のベース部との間に前記第1の回転軸線を挟んで径方向に離隔配置され、前記第1の回転軸線と交わる方向に所定サイズのカードを挟持搬送する一対のローラ組である第1のローラ組と第2のローラ組と、
前記第1のベース部に設けられ前記第2のローラ組が挟持搬送するカードに当接して位置及び角度を矯正するカード基準ガイドと、
を備え、
前記第2のローラ組は、前記第1の回転軸線に対し、前記第2のベース部側が前記第1のベース部側より近くなるように傾斜延在しているカード反転装置である。
2) 所定サイズのカードに画像を印刷する転写部と、前記転写部にカードの搬送を行うカード反転部と、を備え、
前記転写部は、
前記カードに画像を印刷するヒートローラとバックローラとを備えると共に、
前記ヒートローラ及び前記バックローラは、前記転写部から搬送される前記カードを挟持搬送し、
前記カード反転部は、
第1の回転軸線上に回動可能に対向配置された第1のベース部及び第2のベース部と、
前記第1及び第2のベース部間に前記第1の回転軸線を挟んで径方向に離隔配置され前記第1の回転軸線と交わる方向にカードを挟持搬送する一対のローラ組である第1のローラ組と第2のローラ組と、
前記第1のベース部に設けられ前記第2のローラ組が挟持搬送するカードに当接して位置及び角度を矯正するカード基準ガイドと、
を備えると共に、
前記第1のローラ組は、前記第1の回転軸線と平行に延在し、
前記第2のローラ組は、前記第1の回転軸線に対し、前記第2のベース部側が前記第1のベース部側より近くなるように傾斜延在してなり、
前記ヒートローラ、バックローラ、前記第1のローラ組及び前記第2のローラ組は、前記ヒートローラ及びバックローラと前記第1のローラ組とが同一の前記カードを同時に挟持する場合は常に、前記第2のローラ組が前記カードを挟持しないように配置されたカードプリンタである。
3) 所定サイズのカードに画像を印刷する転写部と、前記転写部にカードの搬送を行うカード反転部と、前記カードを前記カード反転部に向け供給する供給部と、を備え、
前記転写部は、
前記カードに画像を印刷するヒートローラとバックローラとを備えると共に、
前記ヒートローラ及び前記バックローラは、前記転写部から搬送される前記カードを挟持搬送し、
前記カード反転部は、
第1の回転軸線上に回動可能に対向配置された第1のベース部及び第2のベース部と、
前記第1及び第2のベース部間に前記第1の回転軸線を挟んで径方向に離隔配置され前記第1の回転軸線と交わる方向にカードを挟持搬送する一対のローラ組である第1のローラ組と第2のローラ組と、
前記第1のベース部に設けられ前記第2のローラ組が挟持搬送するカードに当接して位置及び角度を矯正するカード基準ガイドと、
を備えると共に、
前記第1のローラ組は、前記第1の回転軸線と平行に延在し、
前記第2のローラ組は、前記第1の回転軸線に対し、前記第2のベース部側が前記第1のベース部側より近くなるように傾斜延在してなり、
前記ヒートローラ、バックローラ、前記第1のローラ組及び前記第2のローラ組は、前記ヒートローラ及びバックローラと前記第1のローラ組とが同一の前記カードを同時に挟持する場合は常に、前記第2のローラ組が前記カードを挟持しないように配置されており、
前記カード反転部と前記供給部との間に、前記供給部から供給されたカードを挟持搬送する一対のローラ組である第3のローラ組を有して前記カード反転部に向け中継搬送する中継搬送部を備え、
前記第3のローラ組は、前記カード反転部が、前記第1及び第2のベース部が前記転写部に対し前記第2のローラ組が前記第1のローラ組よりも遠くにある基準回動位置にあるときの、前記第2のローラ組と平行に延在すると共に、前記カードを前記第2のローラ組と同時に挟持可能な位置に配置されているカードプリンタである。
本発明によれば、カードに対して両面印刷を可能とし、小型化が可能である、という効果が得られる。
図1は、本発明の実施の形態に係るカードプリンタの実施例であるプリンタ51を説明するための概略構成図である。 図2は、プリンタ51におけるカードCの搬送経路に沿った部材構成を説明するための上方から見た模式図である。 図3は、図2におけるS3−S3位置での断面図である。 図4は、プリンタ51におけるカードCの搬送手順を説明するための上方から見た模式図である。 図5は、プリンタ51におけるカードCへの両面印刷手順を説明するための第1の図である。 図6は、プリンタ51におけるカードCへの両面印刷手順を説明するための第2の図である。 図7は、プリンタ51におけるカードCへの両面印刷手順を説明するための第3の図である。 図8は、プリンタ51におけるカードCへの両面印刷手順を説明するための第4の図である。 図9は、プリンタ51におけるカードCへの両面印刷手順を説明するための第5の図である。 図10は、プリンタ51におけるカードCwへの両面印刷手順を説明するための第1の図である。 図11は、プリンタ51におけるカードCwへの両面印刷手順を説明するための第2の図である。 図12は、プリンタ51におけるカードCwへの両面印刷手順を説明するための第3の図である。 図13は、プリンタ51におけるカードCwへの両面印刷手順を説明するための第4の図である。 図14は、プリンタ51におけるカードCwへの両面印刷手順を説明するための第5の図である。 図15は、変形例のプリンタ51AにおけるカードCwAの搬送経路に沿った部材構成を説明するための上方から見た模式図である。 図16は、プリンタ51AにおけるカードCwAへの両面印刷手順を説明するための第1の図である。 図17は、プリンタ51AにおけるカードCwAへの両面印刷手順を説明するための第2の図である。 図18は、プリンタ51AにおけるカードCwAへの両面印刷手順を説明するための第3の図である。 図19は、プリンタ51AにおけるカードCwAへの両面印刷手順を説明するための第4の図である。
本発明の実施の形態に係るカードプリンタを、実施例のプリンタ51により説明する。
図1は、プリンタ51の概略構成を説明するための図である。以下の説明における上下方向を図1の矢印の方向に規定する。
プリンタ51は、再転写方式のカードプリンタである。
プリンタ51は、筐体1内に、転写部A1,再転写部A2,供給部A3,反転部A4,搬出部A5,及び制御部A6を有する。
転写部A1は、相対的に離接するプラテンローラ1aとサーマルヘッド1bとを有する。
プラテンローラ1aとサーマルヘッド1bとの間には、サーマルヘッド1b側からインクフィルムFaと中間転写フィルムFbが互いに対向するように通されている。
インクフィルムFaは、熱転写可能なインク層を有し、供給リールFa1と巻き取りリールFa2との間に複数のガイドシャフト1cを介して掛け渡されている。
中間転写フィルムFbは、インクフィルムFaから転写されたインクを受容する受容層を有し、供給リールFb1と巻き取りリールFb2との間に複数のガイドシャフト1dを介して掛け渡されている。
インクフィルムFa及び中間転写フィルムFbは、各リールを回転駆動する図示しないリールモータにより、制御部A6の制御の下、独立して正逆方向に搬送される。
転写動作では、サーマルヘッド1bの熱圧接によってインクフィルムFaのインクが中間転写フィルムFbに熱転写され、中間転写フィルムFb上に所望の転写画像が形成される。
再転写部A2は、相対的に離接するヒートローラ2aとバックローラ2bとを有する。ヒートローラ2aとバックローラ2bとの間には、中間転写フィルムFbが通されている。
再転写動作では、所定サイズのカードCがバックローラ2bと中間転写フィルムFbとの間に通され、ヒートローラ2aにより中間転写フィルムFbの転写画像がカードCの上面に熱転写される。
再転写部A2に隣接して反転部A4が配置されている。反転部A4は、カードCを挟持反転するカード反転装置である。
反転部A4は、図1における紙面表裏方向に対向して離隔配置されたベース部4a及びベース部4b(図1では不図示)を有する。
ベース部4a,4bは、図1における紙面表裏方向に延びる回転軸線CL4上に配置され、回転軸線CL4まわりに回動する。
また、反転部A4は、回転軸線CL4を挟んで径方向に離隔配置された搬送ローラ組4c及び斜向ローラ組4dと、を有する。
反転部A4の詳細は後述する。
反転部A4に対する再転写部A2の反対側には、カードCを反転部A4に対し供給する供給部A3が配置されている。
供給部A3は、カードCをスタック可能なカードガイド3aと、カードガイド3aにスタックされたスタック体CTの内の、最下のカードCを反転部A4に送り込むための供給ローラ3bと、を有する。
供給ローラ3bの回動は、モータM3(図2参照)の回転動作によってなされ、モータM3の回転動作は、制御部A6によって制御される。
再転写部A2に対し反転部A4の反対側には、再転写部A2から搬出されたカードCを外部に排出する搬出部A5が配置されている。
搬出部A5は、カードCを挟持搬送する搬出ローラ組5aを一対有する。搬出ローラ組5aの動作は、制御部A6により制御される。
以上の構成を有するプリンタ51は、カードCに対する両面印刷を、概略次のように実行する。
制御部A6から供給された画像信号に基づく第1の転写画像を、サーマルヘッド1bの動作によってインクフィルムFaのインクにより中間転写フィルムFbに転写する。
カードCは、供給部A3から反転部A4を経て再転写部A2に供給される。
再転写部A2では、中間転写フィルムFbとカードCの上方を向く一方の面とを密着させつつ転写部A1において中間転写フィルムFbに転写された第1の画像を、カードCの一方の面に転写させる。
一方の面に第1の画像が転写されたカードCは、反転部A4に逆送(戻し送り)され、その後、反転部A4において他方の面が上方を向くように反転される。
反転されたカードCは、再び、再転写部A2に供給され、中間転写フィルムFbに転写された別の画像である第2の画像を、上方を向いている他方の面に転写させる。
このようにして、一方の面に第1の画像が転写され、他方の面に第2の画像が転写されて両面印刷されたカードCは、搬出部A5に送られて外部に排出される。
図1では、カードCとして、スタックされたカードC及びそのスタック体CT、並びに排出されるカードCが示されている。
この一連のカードCに対する両面印刷動作は、制御部A6により制御される。
次に、反転部A4について、図2及び図3も参照して詳述する。
図2は、カードCの供給部A3、反転部A4、及び再転写部A2に跨る搬送経路に沿って配置された部材の構成を、図1の上方から模式的に見た図である。
図3は、図2におけるS3−S3位置での断面図である。
プリンタ51において、反転部A4は、カードCの反転機能とカードCの幅方向の位置決め機能との両方を有する。
供給部A3にスタックされている所定サイズのカードCは、例えばIDカードであり、外形サイズは85.6×54mm、厚さは0.76mmである。
図2に示されるように、プリンタ51において、カードCは、短手が搬送方向DRaに沿う姿勢で搬送される。
搬送方向DRaに直交する方向は、以下、幅方向と称する。
供給部A3におけるカードをスタックする部分の幅Daは、カードCの長手寸法よりも大きく設定されている。
反転部A4は、幅方向に対向するベース部4a,4bと、ベース部4a,4b間に幅方向に延びる回転軸線CL4cをもって支持された搬送ローラ組4c、及び、上方視で搬送方向DRaに対し斜交する回転軸線CL4dをもって支持された斜向ローラ組4dを有する。
斜向ローラ組4dは、ベース部4b側が回転軸線CL4に近くなるように幅方向に対し傾斜延在している。
搬送ローラ組4cは、駆動ローラ4c1と従動ローラ4c2とからなり、駆動ローラ4c1がモータM2によって回転駆動される。
斜向ローラ組4dは、斜向駆動ローラ4d1と斜向従動ローラ4d2とからなり、斜向駆動ローラ4d1が、駆動ローラ4c1と連動してモータM2により回転駆動される。
これにより、カードCを、駆動ローラ4c1と従動ローラ4c2との間、及び斜向駆動ローラ4d1と斜向従動ローラ4d2間に挟んで搬送方向DRaに搬送することができる。
ベース部4a,4bは、それぞれから外方へ幅方向に延出する軸部4a1,4b1を有し、各軸部4a1,4b1がプリンタ51のフレーム(不図示)に支持されている。また、ベース部4a,4bは、軸部4a1に駆動接続されたモータM1の動作によって、幅方向に延びる回転軸線CL4まわりに360°回動するようになっている。
反転部A4は、図2に示されるように、斜向ローラ組4dが供給部A3側にある回動姿勢状態を、便宜的に基準状態と称する。
また、基準状態から180°反転した状態、すなわち、斜向ローラ組4dが再転写部A2側にある状態を、便宜的に反転状態と称する。
ベース部4bは、搬送されるカードCの短辺と対向した位置に、ベース部4aに向けリブ状に突出したカードガイド4eを有する。
ベース部4aは、カードガイド4eに対向した位置に、ベース部4bに向けリブ状に突出したカード基準ガイド4fを有する。
詳しくは、カードガイド4e及びカード基準ガイド4fは、カードCの短辺に対し対向延在するように形成されている。
カード基準ガイド4fの先端面4f1は、再転写位置の位置出し基準として、中間転写フィルムFbの幅方向位置に対して高精度に位置出しされている。
カードガイド4eの先端面4e1とカード基準ガイド4fの先端面4f1とは、平行面とされ、両面間距離である幅Dbは、幅Daと等しく設定されている。
カード基準ガイド4fには、搬送ローラ組4cに近い位置に、カード基準ガイド4fの先端面4f1を摺動するカードCの有無を検出するセンサ4gが取り付けられている。
センサ4gは、例えば光センサであり、検出信号SG1を制御部A6に送出する。制御部A6は、入来した検出信号SG1に基づいてカードCの後端となる長辺Cbが通過したことを把握し、再転写部A2による再転写を開始する。
再転写部A2のヒートローラ2aは、図示しないヒータで昇温されると共に、中間転写フィルムFbを、バックローラ2bとの間に挟んでモータM4の駆動により搬送する。モータM4の動作は、制御部A6により制御される。
上述の供給ローラ3bと、斜向ローラ組4d,搬送ローラ組4c,及びヒートローラ2aの搬送方向DRaの配置位置は、搬送するカードCを、少なくともいずれか一つが挟持して搬送できる間隔とされている。
また、ヒートローラ2a及びバックローラ2bのローラ組と、搬送ローラ組4cと、の両方のローラ組でカードCを同時に挟持している場合、斜向ローラ組4dではカードCを挟持できないように、各ローラ組が配設されている。
以上の構成により、図4に示されるように、供給部A3から反転部A4に向け搬送されるカードC(二点鎖線)は、斜向ローラ組4dによる搬送方向DRb(回転軸線CL4dと直交する搬送方向)に従ってカード基準ガイド4fに接近する方向に搬送される。
その結果、カードCは、実線で示されるように、カード基準ガイド4fに対向する短辺Caが、カード基準ガイド4fに当接摺動し、次いで搬送ローラ組4cに挟持され、そのまま再転写部A2に供給される。
そして、上述のように、再転写部A2は、ベース部4a,4bが、再転写部A2に対し斜向ローラ組4dが搬送ローラ組4cよりも遠くにある基準回動位置のときに反転部A4から搬送されたカードCに対し転写を実行するようになっている。
すなわち、カード基準ガイド4fは、カードCを当接させてその幅方向の位置及び角度(搬送方向に対する短手方向の角度)を矯正する機能を有する。カード基準ガイド4fに短辺全体が当接したカードCは、カード基準ガイド4fの先端面4f1によって幅方向の位置出しがなされるので、幅方向サイズによらず、再転写位置が短辺Caを基準として高精度に位置決めされる。
上述のように、カードCの位置決め機能を有する反転部A4を用いることで、カードCを反転して行う他方の面への転写印刷においても、印刷位置を高精度に位置決めできる。
そこで、プリンタ51におけるカードCの両面印刷動作について、図5〜図9を主に参照して説明する。この動作は、制御部A6の制御により実行される。
図5〜図9では、再転写部A2及び反転部A4について、各部材を模式化して示してある。
それぞれの図における(a)が図1に対応する幅方向中央位置での断面図、(b)が図4に対応する上面図である。
(ST1:再転写部供給工程<1回目>)
既述のようにして、カード基準ガイド4fに当接摺動するようにして幅方向の位置決めがなされたカードCは、図5に示されるように、搬送ローラ組4cの駆動により再転写部A2に供給される(矢印DRc)。
再転写部A2では、ヒートローラ2aがバックローラ2bに向け移動して(矢印DRd)、カードCと中間転写フィルムFbとを熱圧接させ、中間転写フィルムFbに転写された画像をカードCの一方の面C1に転写し、図6(b)に示される転写画像CG1を形成する。
(ST2:反転部A4の空反転工程)
カードCの一方の面C1への転写が終了したら、ヒートローラ2aが中間転写フィルムFbから離隔する(図6:矢印DRd2)。
また、モータM1(図2参照)が駆動され、ベース部4a,4bが180°回動し(図6:矢印DRe)、図6に示される姿勢とされる。回動方向は限定されず、例えば図6(a)における時計まわり方向である。
(ST2:反転部再供給工程)
ベース部4a,4bの180°の回動後、図7(a)に示されるように、中間転写フィルムFbが巻き戻される(矢印DRf)。
熱圧接により、カードCは中間転写フィルムFbに張り付いているので、カードCは、中間転写フィルムFbと共に反転部A4に向け移動する(破線矢印DRg)。
中間転写フィルムFbは、この巻き戻しにおいて、反転部A4に近い方のガイドシャフト1dから上方の供給リールFb1(図1参照)に向け移動するため、カードCから引きはがされる。
ただ、中間転写フィルムFbとカードCとの間で張り付いている部分が残っているうちに、カードCの移動先端が、反転部A4の斜向ローラ組4dに挟持されて反転部A4内に引き込まれる。
従って、カードCが搬送経路から脱落することなく反転部A4に再度供給されると共に、中間転写フィルムFbのカードCからの引きはがしがスムースに完了する。
また、斜向ローラ組4dの斜向が、カードCをカード基準ガイド4fに接近させるように引き込む方向(図7:矢印DRh)なので、この引き込みにおいても、カードCは、幅方向の位置が、カード基準ガイド4fの先端面4f1によって決められる。
(ST3:カード反転工程)
反転部A4は、カードCを引き込んだ後、図8に示されるように再び180°回動する(矢印DRj)。
これにより、カードCは、他方の面C2が上方を向く姿勢となる。
(ST4:再転写部供給工程<2回目>)
図9に示されるように、(ST2)の動作と同様に、カードCは、再転写部A2へ供給され(矢印DRj2)、他方の面C2に対して転写が行われ、転写画像CG2が形成される。
これにより、カードCの一方の面C1に転写画像CG1が形成され、他方の面C2に転写画像CG2が形成され、両面印刷が完了する。
その後、カードCは、搬出部A5へ向け搬出され(破線矢印DRj3)、外部に排出される。
カードCの一方の面C1及び他方の面C2への転写において、斜向ローラ4dの作用により、カードCは、カード基準ガイド4fの先端面4f1に当接摺動しつつ再転写部A2に供給される。これにより、転写画像CG1,CG2の幅方向の転写位置が高精度に位置出しされる。
また、転写画像CG1,CG2の搬送方向の位置は、センサ4gの検出信号SG1に基づいて決められるので、高精度に位置出しされる。
市場においては、カードの短手方向サイズが、IDカードの85.6mmに対し、約3%大きい約88mmのカードCwも流通している。
このような、IDカードに対して短手方向サイズが数%大きいカードCwは、その短手長さがベース部4a,4bの外径よりも大きいと、ベース部4a,4bを回動させたときに周囲の部材に干渉する場合がある。特に、ヒートローラ2aとベース部4a,4bとの間にあるガイドシャフト1dと干渉する虞がある。
そこで、次に説明する構造及び手順でカードCwを反転させるとよく、図10〜図13を参照して説明する。
構造としては、図10に示されるように、供給部A3において、供給ローラ3bの位置を、スタック体CTの最も反転部A4側にしておく。
供給ローラ3bと斜向ローラ組4dの幅方向中央位置との間のピッチ、及びヒートローラ2aと搬送ローラ組4cとの間のピッチであるピッチPt1は、基準となるカードCの短手長さCh1よりも小さく設定しておく。
また、反転部A4における搬送ローラ組4cと斜向ローラ組4dとの間のピッチPt2は、ピッチPt1よりも小さく設定しておく。
カードCwは、短手長さCh2がカードCの短手長さCh1よりも長く、中間転写フィルムFbとスタック体CTとの間の間隔W1よりも短いものとする。
(STA1:再転写部供給工程<1回目>)
まず、図10に示されるように、供給部A3の供給ローラ3bにより、スタック体CTから一枚のカードCwを反転部A4に供給し(矢印DRk)、さらに、既述の(ST1:再転写部供給工程)と同様に、再転写部A2に供給して(矢印DRk1)、カードCwの上方を向いている一方の面Cw1に転写を実行する。
(STA2:反転部の空反転及び再供給工程)
カードCwの一方の面Cw1への転写が終了したら、図11に示されるように、反転部A4のベース部4a,4bを180°回動する(破線矢印DRm)。
そして、再転写部A2から、カードCwを、回動した反転部A4に対して戻し供給する(破線矢印DRm1)。この状態で、カードCwは、先頭側が供給部A3側にベース部4a,4bからはみ出だし、末尾側がベース部4a,4b内に収まっている。
(STA3:反転部の半反転工程<その1>)
次に、図12に示されるように、反転部A4のベース部4a,4bを時計まわり方向に90°回動させる(矢印DRn)。これにより、カードCwは、ベース部4a,4bから下方にはみ出た起立姿勢となる。
(STA4:反転部内でのカード移動工程)
次いで、図13に示されるように、反転部A4における搬送ローラ組4c及び斜向ローラ組4dの駆動により、カードCwを上方に移動して(矢印DRp)、カードCwの下方端をベース部4a,4b内に収め、上方端をはみ出した状態とする。
(STA5:反転部半反転工程<その2>及び再転写部供給工程<2回目>)
図13に示されるように、反転部A4のベース部4a,4bを時計まわり方向にさらに90°回動させる(矢印DRq)。これにより、カードCwは、他方の面Cw2が上方を向いた姿勢となる。
そして、カードCwを再度、再転写部A2に供給して(矢印DRr)、他方の面Cw2への転写を行い、排出する(破線矢印DRs)。
(STA4)の反転部A4内でのカードCwの移動は、ベース部4a,4bの回動を停止して行わなくてもよい。ベース部4a,4bの回動中に、カードCwの一方端がベース部4a,4bからはみ出した状態から、他方端がはみ出した状態に移動させてもよい。
以上のように、反転部A4の反転途中でカードCwを、一方端がはみ出した状態から、他方端がはみ出した状態に移動させることで、ベース部4a,4bの直径よりも大きい短手長さを有するカードCwにも両面印刷が可能になる。
さらに、斜向ローラ組4dの作用によって、カードCwに対し、カード基準ガイド4fによる幅方向の位置決めがなされるので、カードCwの一方の面C1及び他方の面C2への転写位置が高精度に決められる。
上述のように、プリンタ51は、反転部A4に斜向ローラ組4dを備えている。
そのため、カードCを反転部A4から再転写部A2に向け移動させる際に幅方向の位置決めをすることができ、反転部と印刷部との間に、カードの幅方向の位置決めをするための押しつけ機構が不要となっている。
従って、プリンタ51が大型化することはなく、印刷時間が長くなって印刷効率が低下することはない。
以上詳述した実施例は、上述の構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形した変形例としてもよい。
市場に流通しているカードには、短手長さがIDカードの長手長さとほぼ同じで、長手長さがIDカードの短手長さの約2倍のもの(以下、カードCwAと称する)がある。
すなわち、カードCwAは、概ね、IDカードを短手方向に2枚並べたサイズ及び形状を有する。
そこで、プリンタ51を、次に説明する構造及び動作を適用したプリンタ51Aとすることで、大型のカードCwAの両面印刷を、各面の印刷位置を高精度に位置決めして行うことができる。これについて図15〜図19を参照して説明する。
まず、プリンタ51Aの構造を、図15及び図16を参照して説明する。
図15は、プリンタ51Aの搬送経路を説明するための模式的上面図であり、プリンタ51の図2に対応する図である。
図16は、図15に示される搬送経路を説明するための、幅方向の中央位置における模式的側面図である。
図15及び図16に示されるように、プリンタ51Aは、プリンタ51に対し、供給部A3と反転部A4との間に、中継搬送部A7を備えている点で構成上異なっている。
中継搬送部A7は、反転部A4のカードガイド4e及びカード基準ガイド4fと、幅方向に同じ間隔及び位置で配置された一対のカードガイド7e,7fを有する。
カードガイド7fの反転部A4側の一部は、カードガイド7eとの間隔を拡張するよう凹んだ幅拡張部7hとされている。
中継搬送部A7は、反転部A4が図15に示される基準状態にあるときに、斜向ローラ組4dの回転軸線CL4dと平行の回転軸線CL7dをもって配置された斜向搬送ローラ組7dを有する。
斜向搬送ローラ組7dは、モータM5により駆動される。モータM5の動作は制御部A6によって制御される。
斜向搬送ローラ組7dと、斜向ローラ組4d及び供給ローラ3bと、は、それぞれ搬送方向中央位置で既述のピッチPt1で設置されている。
すなわち、反転部A4が基準状態でカードCを搬送した場合、斜向ローラ組4dと斜向搬送ローラ組7dとで同時に、及び供給ローラ3bと斜向搬送ローラ組7dとで同時に、カードCを挟持できるようになっている。
これにより、プリンタ51Aは、カードCwのみならず、カードCについても、供給部A3と反転部A4との間のカードCの搬送が、中継搬送部A7を介して可能になっている。
中継搬送部A7は、斜向搬送ローラ組7dよりも反転部A4に近い位置に、カードC,CwAの有無を検出するセンサ7gを備えている。
センサ4gとセンサ7gとの、搬送方向DRaにおける間隔は、カードCの短手長さよりも長く、カードCwAの短手長さよりも短くなっている。
従って、カードCが搬送されている場合、センサ4g及びセンサ7gが同時にカードCの存在を検出することはない。
一方、カードCwAが搬送されている場合には、センサ4g及びセンサ7gの両方で同時にカードの存在が検出される。
これにより、制御部A6は、搬送中のカードが、カードCであるかカードCwAであるかを判定することができる。
次に、プリンタ51Aにおいて、カードCwAに両面印刷を行う手順について説明する。
(STB1:再転写部供給工程<1回目>)
図16に示されるように、既述の(ST1:再転写部供給工程)と同様に、カードCwAを、基準状態の反転部A4を経由して再転写部A2に供給し(矢印DRt)、再転写部A2にて一方の面CwA1に転写を行う(図17も参照)。
(STB2:反転部の空反転及び再供給工程)
カードCwAの一方の面CwA1への転写が終了したら、図17に示されるように、ベース部4a,4bを180°回動する(矢印DRu)。
次いで、再転写部A2からカードCwAを反転部A4に戻し、反転部A4において、カードCwAの先頭となる供給部A3側の端部がベース部4a,4bからはみ出す位置まで移送する。
ここで、中継搬送部A7のカードガイド7fには、既述のように、対向するカードガイド7eとの距離を拡張するよう凹ませた幅拡張部7hが形成されている。
これにより、カードCwAのベース部4a,4bからはみ出した部分と、カードCwAと、の間に隙間が確保されて、カードCwAとカードガイド7fとが接触しないようになっている。
(STB3:反転部の半反転工程<その1>)
図18に示されるように、反転部A4のベース部4a,4bを時計まわり方向に90°回動させる(矢印DRv)。
これにより、カードCwAは、ベース部4a,4bから下方に二点鎖線のようにはみ出た起立姿勢となる。
(STB4:反転部内でのカード移動工程)
次いで、反転部A4における搬送ローラ組4c及び斜向ローラ組4dを駆動してカードCwAを上方に移動し(矢印DRw)、カードCwAの下方端をベース部4a,4b内に収め、上方側をベース部4a,4bから上方にはみ出した状態とする。
(STB5:反転部半反転工程<その2>及び再転写部供給工程<2回目>)
図19に示されるように、反転部A4のベース部4a,4bを時計まわり方向にさらに90°回動させる(矢印DRx)。これにより、カードCwAは、他方の面CwA2が上方を向いた姿勢となる。
次いで、カードCwAを、再び再転写部A2に供給して(破線矢印DRy)、他方の面CwA2への転写を行い、排出する。
以上のように、プリンタ51Aによれば、カードCの例えば2枚分の外形を有する大きなカードCwAについても、良好に反転可能である。
すなわち、プリンタ51Aは、反転部A4におけるカードCwAの反転途中で、カードCwAを、ベース部4a,4bから一方端がはみ出した状態から、他方端がはみ出した状態に移動させるようになっている。
これにより、カードCwAを他の周辺部材と干渉させることなく反転させることができる。
また、反転前及び反転後のいずれにおいても、再転写部A2に搬送供給されるカードCwAの幅方向の位置が、斜向ローラ組4dの作用によってカード基準ガイド4fで位置決めされる。
これにより、一方の面CwA1及び他方の面CwA2への転写位置が高精度に決められる。
上述のように、プリンタ51Aは、反転部A4に斜向ローラ組4dを備えている。また、大形カード用に、反転部A4と供給部A3との間に設けた中継搬送部A7にも斜向搬送ローラ組7dを備えている。
そのため、カードC,CwAを反転部A4から再転写部A2に向け移動させる際、及び中継搬送部A7から反転部A4に向け移動させる際に、反転部A4のカード基準ガイド4fによって幅方向の位置決めをすることができ、反転部A4と再転写部A2との間に、カードC,CwAの幅方向の位置決めをするための押しつけ機構が不要となっている。
従って、押しつけ機構によってプリンタ51Aが大型化することはない。また、押しつけ機構によって印刷時間が長くなり印刷効率が低下することはない。
プリンタ51,51Aを再転写方式のプリンタとして説明したが、再転写式でなく、直接カードに転写などで印刷するプリンタであってもよい。
この場合のプリンタは、転写部A1がないものであるから、再転写部A2は、転写部を含むものであって、転写部A2と読み替えることができる。
1 筐体
1a プラテンローラ、 1b サーマルヘッド
1c,1d ガイドシャフト
2a ヒートローラ、 2b バックローラ
3a カードガイド、 3b 供給ローラ
4a,4b ベース部、 4a1,4b1 軸部
4c 搬送ローラ組
4c1 駆動ローラ、 4c2 従動ローラ、 4d 斜向ローラ組
4d1 斜向駆動ローラ、 4d2 斜向従動ローラ
4e カードガイド
4f カード基準ガイド、 4f1 先端面
4g センサ
5a 搬出ローラ組
7d 斜向搬送ローラ組、 7e,7f カードガイド、 7h 幅拡張部
7g センサ
51,51A プリンタ(カードプリンタ)
A1 転写部、 A2 再転写部、 A3 供給部
A4 反転部(カード反転装置)、 A5 搬出部、 A6 制御部
A7 中継搬送部
C,Cw,CwA カード、 Ca 短辺、 Cb 長辺
CG1,CG2 転写画像、 Ch1,Ch2 短手長さ
C1,Cw1,CwA1 一方の面
C2,Cw2,CwA2 他方の面
CL4,CL4c,CL4d,CL7d 回転軸線
CT スタック体
Da,Db 幅
Fa インクフィルム
Fa1 供給リール、 Fa2 巻き取りリール
Fb 中間転写フィルム
Fb1 供給リール、 Fb2 巻き取りリール
M3,M2,M1,M4,M5 モータ
Pt1,Pt2 ピッチ
SG1 検出信号
W1 間隔

Claims (3)

  1. 第1の回転軸線上に回動可能に対向配置された第1のベース部及び第2のベース部と、
    前記第1のベース部と前記第2のベース部との間に前記第1の回転軸線を挟んで径方向に離隔配置され、前記第1の回転軸線と交わる方向に所定サイズのカードを挟持搬送する一対のローラ組である第1のローラ組と第2のローラ組と、
    前記第1のベース部に設けられ前記第2のローラ組が挟持搬送するカードに当接して位置及び角度を矯正するカード基準ガイドと、
    を備え、
    前記第2のローラ組は、前記第1の回転軸線に対し、前記第2のベース部側が前記第1のベース部側より近くなるように傾斜延在しているカード反転装置。
  2. 所定サイズのカードに画像を印刷する転写部と、前記転写部にカードの搬送を行うカード反転部と、を備え、
    前記転写部は、
    前記カードに画像を印刷するヒートローラとバックローラとを備えると共に、
    前記ヒートローラ及び前記バックローラは、前記転写部から搬送される前記カードを挟持搬送し、
    前記カード反転部は、
    第1の回転軸線上に回動可能に対向配置された第1のベース部及び第2のベース部と、
    前記第1及び第2のベース部間に前記第1の回転軸線を挟んで径方向に離隔配置され前記第1の回転軸線と交わる方向にカードを挟持搬送する一対のローラ組である第1のローラ組と第2のローラ組と、
    前記第1のベース部に設けられ前記第2のローラ組が挟持搬送するカードに当接して位置及び角度を矯正するカード基準ガイドと、
    を備えると共に、
    前記第1のローラ組は、前記第1の回転軸線と平行に延在し、
    前記第2のローラ組は、前記第1の回転軸線に対し、前記第2のベース部側が前記第1のベース部側より近くなるように傾斜延在してなり、
    前記ヒートローラ、バックローラ、前記第1のローラ組及び前記第2のローラ組は、前記ヒートローラ及びバックローラと前記第1のローラ組とが同一の前記カードを同時に挟持する場合は常に、前記第2のローラ組が前記カードを挟持しないように配置されたカードプリンタ。
  3. 所定サイズのカードに画像を印刷する転写部と、前記転写部にカードの搬送を行うカード反転部と、前記カードを前記カード反転部に向け供給する供給部と、を備え、
    前記転写部は、
    前記カードに画像を印刷するヒートローラとバックローラとを備えると共に、
    前記ヒートローラ及び前記バックローラは、前記転写部から搬送される前記カードを挟持搬送し、
    前記カード反転部は、
    第1の回転軸線上に回動可能に対向配置された第1のベース部及び第2のベース部と、
    前記第1及び第2のベース部間に前記第1の回転軸線を挟んで径方向に離隔配置され前記第1の回転軸線と交わる方向にカードを挟持搬送する一対のローラ組である第1のローラ組と第2のローラ組と、
    前記第1のベース部に設けられ前記第2のローラ組が挟持搬送するカードに当接して位置及び角度を矯正するカード基準ガイドと、
    を備えると共に、
    前記第1のローラ組は、前記第1の回転軸線と平行に延在し、
    前記第2のローラ組は、前記第1の回転軸線に対し、前記第2のベース部側が前記第1のベース部側より近くなるように傾斜延在してなり、
    前記ヒートローラ、バックローラ、前記第1のローラ組及び前記第2のローラ組は、前記ヒートローラ及びバックローラと前記第1のローラ組とが同一の前記カードを同時に挟持する場合は常に、前記第2のローラ組が前記カードを挟持しないように配置されており、
    前記カード反転部と前記供給部との間に、前記供給部から供給されたカードを挟持搬送する一対のローラ組である第3のローラ組を有して前記カード反転部に向け中継搬送する中継搬送部を備え、
    前記第3のローラ組は、前記カード反転部が、前記第1及び第2のベース部が前記転写部に対し前記第2のローラ組が前記第1のローラ組よりも遠くにある基準回動位置にあるときの、前記第2のローラ組と平行に延在すると共に、前記カードを前記第2のローラ組と同時に挟持可能な位置に配置されているカードプリンタ。
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